JPH08151886A - アースドリルのクラッチ装置 - Google Patents

アースドリルのクラッチ装置

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JPH08151886A
JPH08151886A JP6293099A JP29309994A JPH08151886A JP H08151886 A JPH08151886 A JP H08151886A JP 6293099 A JP6293099 A JP 6293099A JP 29309994 A JP29309994 A JP 29309994A JP H08151886 A JPH08151886 A JP H08151886A
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JP
Japan
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clutch
lever
restraint
earth drill
connection
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JP6293099A
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English (en)
Inventor
Shuichi Ajiro
秀一 網代
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リールテーブルの停止中にクラッチ部材が不
用意に噛み合うおそれがないクラッチ装置を提供する。 【構成】 付勢部材13によりクラッチ部材10,14
を接続位置に付勢してケリーバ1側の第1の回転部材9
とリールテーブル4側の第2の回転部材12とを接続
し、クラッチ駆動装置15によりクラッチ部材10,1
4を接続解除位置へ駆動して両回転部材9,12の接続
を解除するクラッチ装置5において、クラッチ部材1
0,14が接続解除位置まで駆動されたときクラッチ部
材14の移動経路に拘束部材24を突出させてクラッチ
部材10,14の接続位置への復帰を阻止する復帰阻止
機構24,19と、外部からの解除操作を受けて拘束部
材24を上記移動経路から退避する方向に駆動する解除
機構25,26とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸掘削と拡底の両者が
可能なアースドリルに付設されてケリーバとリールテー
ブルとの間の回転伝達の断接を行なうクラッチ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図7はアースドリルの概略を示し、50
は自走式本体、51は自走式本体50に俯仰動可能に取
付けられたブーム、52はウインチ、53はウインチ5
2から繰り出されたワイヤロープ、54は本体50の前
面に装着されたフロントフレームである。ワイヤロープ
53の先端からはケリーバ1が垂下され、フロントフレ
ーム54の上端にはケリードライブ装置2が取付けられ
ている。ケリーバ1はケリードライブ装置2に上下動自
在に挿通され、その下端に掘削バケット56が装着され
ている。ケリードライブ装置2が起動されるとケリーバ
1が軸線回りに回転駆動され、その回転が掘削バケット
56に伝達される。この状態でウインチ52からワイヤ
ロープ53が繰り出されて掘削バケット56により軸掘
削が行なわれる。軸掘削の終了後は掘削バケット56が
拡底用バケット(不図示)に交換され、拡底掘削が行な
われる。
【0003】上述した拡底用バケットは、油圧駆動式の
拡底翼やその駆動量を検出するセンサ等を備えている。
このため、拡底掘削時には、地中で回転する掘削装置に
油圧ホースや電気ケーブルを接続する必要がある。そこ
で、従来は図7に示すように相対回転可能な一対の部材
間における油圧接続や電気的接続を可能とするセンタジ
ョイント3をアースドリルの非回転側と回転側との間に
配設し、その回転側にリールテーブル4を接続し、この
リールテーブル4の上面に油圧ホースや電気ケーブルが
巻き取られたリール4a,4bを搭載し、そこから繰り
出されたホース類を地中の掘削装置に接続している。上
述したセンタジョイント3には油圧シールが内蔵されて
おり、その摩耗の進行を抑えるにはホース類の接続が不
要な掘削バケット56の装着時(軸掘削時)にリールテ
ーブル4を停止させてセンタジョイント3内の相対回転
を防ぐことが望ましい。このため、従来はリールテーブ
ル4とケリーバ1との間にクラッチ装置を設けている。
【0004】図8は、上述したクラッチ装置の一例とし
て特開平6−158974号公報に開示されたものであ
る。なお、図7との共通部分には同一符号を付してあ
る。図8において3a,3bはそれぞれセンタジョイン
ト3のアウタハウジングおよびインナハウジングであ
り、インナハウジング3bの下端に上述したリールテー
ブル4が取り付けられている。インナハウジング3bの
上端にはクラッチプレート60が取付けられ、その外周
にクラッチレバー61が図の左右方向に延びる支点軸
(不図示)を中心として回動自在に装着されている。ケ
リードライブ装置2のフレーム2aにはケリーバ1を軸
方向に案内するガイド筒62が装着され、このガイド筒
62は軸受63で支持されてケリーバ1と一体に回転可
能である。ガイド筒62の下端にクラッチプレート64
が取付けられ、その外周にクラッチレバー61の爪61
aと噛み合う切欠溝64aが形成されている。クラッチ
プレート60,64は軸受65を介して互いに回転自在
に連結されている。
【0005】クラッチレバー61は、その爪61aが切
欠溝64aに噛み合うように付勢部材(例えばばね)6
6で付勢されている。この状態ではガイド筒62の回転
がクラッチプレート64、クラッチレバー61、クラッ
チプレート60、インナハウジング3bの順に伝わって
リールテーブル4(図7参照)がケリーバ1と一体に回
転する。クラッチレバー61と対向配置された油圧シリ
ンダ67が起動されるとロッド67aが降下してクラッ
チレバー61が押圧され、爪61aが切欠溝64aから
外れるようにクラッチレバー61が回動する。これによ
りクラッチプレート60,64間の接続が絶たれてリー
ルテーブル4が静止する。
【0006】上記の装置において付勢部材66によりク
ラッチレバー61をクラッチプレート64と噛み合う方
向に付勢し、噛み合い解除を油圧シリンダ67で行なう
のは以下の理由による。すなわち、油圧シリンダ67の
推力でロッド67aを押圧してクラッチレバー61を噛
み合い位置に拘束した場合には、拡底掘削中に油圧シリ
ンダ67の推力が失われるとクラッチの噛み合いが外れ
てリールテーブル4が停止し、ホース類が巻き付く不都
合が生じるからである。このようにクラッチの噛み合い
の解除操作には慎重を要するので、上述した装置ではリ
ールテーブル4が回転方向の特定位置にあるか否かをセ
ンサ(例えば近接スイッチ)で検出し、特定位置以外の
ときには作業者がクラッチの噛み合い解除の指令スイッ
チを操作しても油圧シリンダ67が作動しないように安
全対策を講じている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したク
ラッチ装置では、油圧シリンダ67の推力でクラッチレ
バー61を押し続けてクラッチを噛み合い解除状態に保
つため、上述の安全対策に伴って次のような不都合が新
たに生じる。すなわち、クラッチの噛み合いを外してリ
ールテーブル4を静止させた状態で掘削振動の大きい地
層(礫層等)を掘削したとき、リールテーブル4が振動
で回転して上述したクラッチ解除操作を許容する特定位
置から外れる。このとき、クラッチの噛み合い解除操作
を禁止する信号がセンサから出力されるので、油圧シリ
ンダ67のロッド67aが上方へ後退してクラッチレバ
ー61が噛み合い側へ駆動されてしまう。
【0008】本発明の目的は、クラッチの噛み合い解除
を油圧シリンダ等の駆動力で行なう構成であっても、リ
ールテーブルの停止中にクラッチ部材が不用意に噛み合
うおそれがないクラッチ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1〜図
3および図6に対応付けて説明すると、請求項1の発明
は、アースドリルのケリーバ1と一体に回転するよう設
けられた第1の回転部材9と、アースドリルのリールテ
ーブル4と一体に回転するよう設けられた第2の回転部
材12と、第1の回転部材9と第2の回転部材12とを
接続する接続位置(図1の位置)と、第1の回転部材9
と第2の回転部材12との接続を解除する接続解除位置
(図3の位置)との間を移動可能なクラッチ部材10,
14と、クラッチ部材10,14を接続位置に向けて付
勢する付勢手段13と、付勢手段13に抗してクラッチ
部材10,14を接続解除位置へ駆動するクラッチ駆動
手段15とを具備するアースドリルのクラッチ装置に適
用される。そして、クラッチ部材10,14が接続解除
位置まで駆動されたときクラッチ部材14の移動経路に
拘束部材24を突出させてクラッチ部材10,14の接
続位置への復帰を阻止する復帰阻止機構24,19,1
4と、外部からの解除操作を受けて拘束部材24を上記
移動経路から退避する方向に駆動する解除機構25,2
6とを備えて上述した目的を達成する。請求項2の発明
では、拘束部材24を上記移動経路に突出させる弾性力
を発生する弾性部材19と、接続解除位置へ向って駆動
されるクラッチ部材14が拘束部材24の拘束位置に達
するまでは弾性部材19の弾性力に抗して拘束部材24
を上記移動経路から退避させる拘束部材退避手段20
a,14とを復帰阻止機構が備えている。請求項3の発
明では、拘束部材退避手段20a,14の構成要素とし
て、接続解除位置へ向って駆動されるクラッチ部材14
と当接してクラッチ部材14の運動を拘束部材24が上
記移動経路から退避する方向の運動に変換する運動変換
面20aが拘束部材24に設けられる。請求項4の発明
では、解除機構25,26の解除操作の方向が下向きに
設定されている。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、クラッチ駆動手段15に
よりクラッチ部材10,14が接続解除位置まで駆動さ
れると、クラッチ部材14の移動経路に拘束部材24が
突出してクラッチ部材10,14の接続位置への復帰が
阻止される。従って、クラッチ駆動手段15の駆動力が
失われてもクラッチ部材10,14が接続解除位置に保
持される。解除機構25,26を操作すると拘束部材2
4が上記移動経路から退避するように復帰阻止機構2
4,19が作動し、付勢手段13によりクラッチ部材1
0,14が接続位置へ戻される。請求項2の発明では、
接続解除位置へ向って駆動されるクラッチ部材14が拘
束部材24の拘束位置に達するまでは弾性部材19の弾
性力に抗して拘束部材24が上記移動経路から退避せし
められる。クラッチ部材14が拘束部材24の拘束位置
に達すると、弾性部材19の弾性力で拘束部材24が上
記移動経路に突出する。請求項3の発明では、接続解除
位置へ向って駆動されるクラッチ部材14が拘束部材2
4の運動変換面20aに当接し、クラッチ部材14の運
動が拘束部材24の上記移動経路から退避する方向の運
動に変換される。クラッチ部材14が運動変換面20a
を越えて接続解除位置側へ入り込むと、拘束部材24が
弾性部材19の弾性力で上記移動経路に突出する。請求
項4の発明では、解除機構25,26に下向きの解除操
作を与えると、復帰阻止機構24,19によるクラッチ
部材14の拘束が解除されてクラッチ部材10,14が
接続位置へ復帰する。図7に示すように、非掘削時のケ
リーバ1やリールテーブル4はブーム51等の支持部材
によって高所に吊り上げられているため、クラッチ装置
に上向きの解除操作や水平方向の解除操作を地上から与
えることは難しい。これに対して、下向きの解除操作で
あれば図5に示すロック解除棒27等を解除機構25,
26に掛止して下方へ引き寄せるだけでよく、クラッチ
装置が高所にあっても簡単に解除操作を行なうことがで
きる。
【0011】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の一実施
例を説明する。なお、実施例の図において上述した図7
および図8と共通する部分には同一符号を付している。
図6は、本実施例に係るアースドリルのクラッチ装置5
およびその周辺部分の概略を示している。ケリードライ
ブ装置2のフレーム2aの下端には一対の支持腕2bが
取付けられ、それらの内側にセンタジョイント3のアウ
タハウジング3aが固定されている。インナハウジング
3bの下端はリールテーブル4と連結され、インナハウ
ジング3bの上端側はクラッチ装置5を介してケリーバ
1側と断接される。クラッチ装置5の詳細は図1〜図3
に示されている。なお、図1は図6のI部の拡大図、図
2は図1のA矢視図、図3は図1のB矢視図である。
【0013】図1において6,8はガイド筒、7はガイ
ドローラである。これらはケリーバ1を上下方向に案内
するものである。図2に示すように、ガイド筒8の内周
には軸方向に延びる溝8aが設けられ、これらの溝8a
がケリーバ1の突条部分(不図示)と噛合してガイド筒
8とケリーバ1が一体に回転する。図1に示すように、
ガイド筒8の下端にはクラッチプレート9がボルト9a
を用いて固定され、その外周にはウエッジ10と噛み合
う切欠溝9bが設けられている。クラッチプレート9の
下面側には軸受11の内輪11aがボルト9cを用いて
固定されている。軸受11の外輪11bはクラッチプレ
ート12と嵌合する。クラッチプレート12の下面側
は、ボルト12aによりセンタジョイト3のインナハウ
ジング3bと連結されている。
【0014】図2にも示すように、クラッチプレート1
2の上面には支持板17が固定されている。支持板17
にはウエッジ10を挟み込むように一対の立壁17aが
形成され、それらの間にはクラッチレバー14が配置さ
れている。クラッチレバー14と立壁17aとの間には
ピン18が挿通され、クラッチレバー14はピン18の
軸線回りに回動可能に支持されている。クラッチレバー
14の出力端14aはピン14bを介してウエッジ10
と回動自在に連結されている。クラッチレバー14の回
動によりウエッジ10が切欠溝9bに対して進退する。
クラッチレバー14の入力端14cは、支持板17と一
体のハウジング32に上下動自在に収容された受けばね
13と当接する(図3参照)。この受けばね13の弾発
力により、クラッチレバー14はウエッジ10が切欠溝
9bに入る方向(図1のピン18を中心とした時計方
向)に常時回転付勢されている。
【0015】ケリードライブ装置2のフレーム2aには
単動型の油圧シリンダ15が取付けられている。油圧シ
リンダ15の油室に駆動圧が作用すると、ロッド16が
下方へ伸びてクラッチレバー14の入力端14c側が下
方へ押込まれる。なお、15aはロッド16を上方へ復
帰させるコイルばねである。図3に示すように、レバー
入力端14cの最下端位置は支持板17に取付けられた
ストッパボルト17bにより規定される。上述したハウ
ジング32の両側にはピン31を介して拘束レバー24
が回転自在に連結されている。なお、拘束レバー24は
左右対称なため、図2〜図5では対称部分の一方に参照
符号を付し、他方の参照符号を省略している。
【0016】拘束レバー24の上端側には、クラッチレ
バー14の入力端14bの上面側と係合可能な爪部20
が形成され、それらの上部にはクラッチレバー14の幅
方向中心に向って下り勾配となる傾斜面20aが形成さ
れている。拘束レバー24と一体のブラケット21には
フック22が取付けられ、フック22の間には引張りば
ね19が張設されている。この引張りばね19の力によ
り左右の爪部20aが接近するように拘束レバー24が
回動する。拘束レバー24の下端にはワイヤ25が1本
ずつ掛止され、それらの下端はリンク26で連結されて
いる。
【0017】以上の構成のクラッチ装置においては、図
1に示すようにロッド16がクラッチレバー14の上方
へ退避してウエッジ10が切欠溝9bに嵌合していると
き、ケリーバ1の回転がガイド筒8、クラッチプレート
9、ウエッジ10、支持板17、クラッチプレート1
2、インナハウジング3bの順に伝わってリールテーブ
ル4(図6)がケリーバ1と一体に回転する。このと
き、クラッチレバー14が受けばね13で押されている
ので、振動等でクラッチレバー14が回動してウエッジ
10が切欠溝9bから外れるおそれはない。
【0018】図1の状態から油圧シリンダ15に油圧を
導いてロッド16を降下させると、図4に示すようにク
ラッチレバー14の入力端14cが受けばね13に抗し
て下方に押込まれ、クラッチレバー14が図1の反時計
方向に回動してウエッジ10が切欠溝9bから後退す
る。従って、クラッチプレート9,12間の回転伝達が
絶たれてリールテーブル4が静止する。このクラッチの
噛み合い解除過程では、クラッチレバー14が拘束レバ
ー24の傾斜面20aを滑りつつ下方へ移動するので、
ロッド16の押込み力で拘束レバー24が引張りばね1
9に抗して押し開かれる。そして、傾斜面20aよりも
下方へクラッチレバー14が入ったとき、図3に示すよ
うに引張りばね19の力で拘束レバー24が閉じて爪部
20がクラッチレバー14と係合する。なお、図3およ
び図4に示したように、クラッチレバー14が傾斜面2
0aを円滑に移動するようにレバー14側にも傾斜面2
3が設けられている。
【0019】図3の状態では受けばね13の力により拘
束レバー24を押し開く方向のモーメントが発生する
が、引張りばね19の力によって発生する反対方向のモ
ーメントの方が大きくなるようにばね13,19の力や
それらの作用点とピン31との距離が設定されている。
従って、油圧シリンダ15の駆動圧を抜いてロッド16
を上方へ後退させてもクラッチレバー14は拘束レバー
24と係合した状態に保持される。このため、クラッチ
の解除操作に対して上述の安全対策を施した場合におい
て、軸掘削時の振動でリールテーブル4が回転して特定
位置から外れてもウエッジ10が切欠溝9bに噛み合っ
てリールテーブル4が回転を始めるおそれはない。
【0020】拘束レバー24によるクラッチレバー14
の拘束を解除するには、図5に示すようにロック解除棒
27の上端のフック27aをリンク26に掛止し、この
後、ロック解除棒27を地上から下方に引き寄せる。こ
れにより拘束レバー24が開いて受けばね13の力でク
ラッチレバー14の入力端14c側が上方へ跳ね上げら
れ、図1に示すようにウエッジ10が切欠溝9bに入り
込んでクラッチプレート9,12が接続される。なお、
図5に示したように、拘束レバー24の移動範囲はスト
ッパ28,29にて規定される。ストッパピン30は拘
束レバー24を使用しないときに使用するものである。
【0021】本実施例では、引張りばね19の力によっ
て拘束レバー24をクラッチレバー14と係合する位置
に保持するので、油圧シリンダ等のアクチュエータによ
って拘束レバー24を図3の位置に拘束する場合と比べ
てクラッチレバー14の保持に対する信頼性が高い。し
かもクラッチレバー14の駆動力を利用して拘束レバー
24を押し開くので、拘束レバー24の駆動用のアクチ
ュエータを追加する必要がなく、機構が簡素化される。
【0022】以上の実施例では、クラッチプレート9が
第1の回転部材を、クラッチプレート12が第2の回転
部材を、ウエッジ10およびクラッチレバー14がクラ
ッチ部材を、受けばね13が付勢手段を、油圧シリンダ
15がクラッチ駆動手段を、拘束レバー24、引張りば
ね19およびクラッチ部材14が復帰阻止機構を、拘束
レバー24が拘束部材を、引張りばね19が復帰阻止機
構の弾性部材を、拘束レバー24の傾斜面20aおよび
クラッチレバー14が拘束部材退避手段を、傾斜面20
aが運動変換面を、ワイヤ25およびリンク26が解除
機構をそれぞれ構成する。また、クラッチレバー14の
図1の位置が接続位置に、図3の位置が接続解除位置に
相当する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接続解除位置に駆動されたクラッチ部材が拘束部材と係
合してその接続位置への復帰が阻止されるので、クラッ
チ駆動手段の駆動力が失われてもクラッチ部材が接続解
除位置に保持されてリールテーブル停止中のクラッチ部
材の不用意な噛み合いが確実に防がれる。特に、請求項
2の発明では、弾性部材の弾性力により拘束部材をクラ
ッチ部材の移動経路に突出させるので、油圧シリンダの
ようなアクチュエータを用いて拘束部材を保持する場合
と比較したときに拘束部材がクラッチ部材の移動経路か
ら誤って退避するおそれが少なく、復帰阻止機構の信頼
性が高い。請求項3の発明では、クラッチ部材の駆動力
を利用して拘束部材を一時的に退避させることができる
ので、拘束部材の駆動源を別に用意する必要がなく、部
品点数が少ない簡素な構成の復帰阻止機構を提供でき
る。請求項4の発明では、クラッチ装置が高所に吊り上
げられた状態でも簡単に解除操作を行なうことができる
ので、復帰阻止機構の解除操作の都度、クラッチ装置を
作業者の高さまで降ろす必要がなく、掘削装置の段取替
えの作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るクラッチ装置の構成を示
す図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】図1のB矢視図。
【図4】図3の状態からクラッチを解除するときの途中
の状態を示す図。
【図5】実施例においてクラッチを接続するため、解除
機構に解除操作を与える状態を示す図。
【図6】実施例に係るアースドリルのクラッチ装置およ
びその周辺部分の概略を示す図。
【図7】アースドリル装置の概略を示す図。
【図8】従来のクラッチ装置を示す図。
【符号の説明】
1 ケリーバ 2 ケリードライブ装置 3 センタジョイント 4 リールテーブル 5 クラッチ装置 9,12 クラッチプレート 10 ウエッジ 13 受けばね 14 クラッチレバー 15 油圧シリンダ 16 ロッド 20 爪部 20a 傾斜面 22 引張りばね 24 拘束レバー 25 ワイヤ 26 リンク 27 ロック解除棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アースドリルのケリーバと一体に回転す
    るよう設けられた第1の回転部材と、 前記アースドリルのリールテーブルと一体に回転するよ
    う設けられた第2の回転部材と、 前記第1の回転部材と前記第2の回転部材とを接続する
    接続位置と、前記第1の回転部材と前記第2の回転部材
    との接続を解除する接続解除位置との間を移動可能なク
    ラッチ部材と、 前記クラッチ部材を前記接続位置に向けて付勢する付勢
    手段と、 前記付勢手段に抗して前記クラッチ部材を前記接続解除
    位置へ駆動するクラッチ駆動手段とを具備するアースド
    リルのクラッチ装置において、 前記クラッチ部材が前記接続解除位置まで駆動されたと
    き、当該クラッチ部材の移動経路に拘束部材を突出させ
    て前記クラッチ部材の前記接続位置への復帰を阻止する
    復帰阻止機構と、 外部からの解除操作を受けて前記拘束部材を前記移動経
    路から退避する方向に駆動する解除機構と、を備えたこ
    とを特徴とするアースドリルのクラッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記復帰阻止機構は、前記拘束部材を前
    記移動経路に突出させる弾性力を発生する弾性部材と、
    前記接続解除位置へ向って駆動される前記クラッチ部材
    が前記拘束部材の拘束位置に達するまでは前記弾性部材
    の弾性力に抗して前記拘束部材を前記拘束部材を前記移
    動経路から退避させる拘束部材退避手段と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のアースドリルのクラッチ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記拘束部材退避手段の構成要素とし
    て、前記接続解除位置へ向って駆動される前記クラッチ
    部材と当接して該クラッチ部材の運動を前記拘束部材が
    前記移動経路から退避する方向の運動に変換する運動変
    換面が前記拘束部材に設けられたことを特徴とする請求
    項2記載のアースドリルのクラッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記解除機構の解除操作の方向が下向き
    に設定されていることを特徴とする請求項1記載のアー
    スドリルのクラッチ装置。
JP6293099A 1994-11-28 1994-11-28 アースドリルのクラッチ装置 Pending JPH08151886A (ja)

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