JPH08150899A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JPH08150899A
JPH08150899A JP6297086A JP29708694A JPH08150899A JP H08150899 A JPH08150899 A JP H08150899A JP 6297086 A JP6297086 A JP 6297086A JP 29708694 A JP29708694 A JP 29708694A JP H08150899 A JPH08150899 A JP H08150899A
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JP
Japan
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code
unit
immobilizer
registered
egi
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Application number
JP6297086A
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English (en)
Inventor
Takashi Ishida
隆司 石田
Tetsuo Sawamoto
哲夫 沢本
Shiro Nagasawa
四郎 長沢
Satoshi Wachi
敏 和知
Toshio Ishii
俊夫 石井
Yuji Ikeda
勇次 池田
Atel Rainer
レイナー・アーテル
Hartung Norbert
ノバート・ハートウイング
Shogo Kimura
省吾 木村
Ruprecht Thomas
トーマス・ループレヒト
Atsushi Okamitsu
淳 岡光
Yutaka Tagawa
裕 田川
Satoru Kawazoe
覚 河添
Yoshimasa Kitaki
義正 北木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Conti Temic Microelectronic GmbH
Mazda Motor Corp
Hitachi Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Denso Corp
Original Assignee
Temic Telefunken Microelectronic GmbH
Mazda Motor Corp
Hitachi Ltd
Mitsubishi Electric Corp
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Temic Telefunken Microelectronic GmbH, Mazda Motor Corp, Hitachi Ltd, Mitsubishi Electric Corp, NipponDenso Co Ltd filed Critical Temic Telefunken Microelectronic GmbH
Priority to JP6297086A priority Critical patent/JPH08150899A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】正規の運転者がキーを紛失し、IDコードの再
登録を行う場合、再登録モードを実行するためのキーの
IDコード以外の紛失キーを含めたIDコードが全て消
去され、正規の運転者が所持しているキーのIDコード
のみが新規に登録されて、より防犯性を向上した車両用
盗難防止装置を提供する。 【構成】トランスポンダー1からの固有のIDコードと
イモビユニット4のIDコードとを照合し、一致すると
コードワードをEGIユニット9に対して出力するイモ
ビユニット4と、コードワードとEGIユニット9に記
憶したコードワードとを照合し、一致するとエンジン始
動を許可されるEGIユニット9とを有し、イモビユニ
ット4に登録されているコードワードは書き換え不可能
とされていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用盗難防止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、諸外国において、車両の盗難が頻
繁に発生するようになった。このため、従来より、この
盗難を防止するための盗難防止装置が数多く提案され、
車両に搭載されている。このような盗難防止装置に類す
るシステムとしては、例えば、特開平2−279429
号公報に開示されているように、符号化された重要な機
能イネーブル信号をエンジン制御コントローラへ送信す
るために許可されたユーザーにより操作可能であるが、
許可されないユーザによる機能イネーブル信号の送信を
不可能とする信号装置を具備するセキュリティシステム
が提案されている。このシステムは、例えば、強盗が車
両の室内に侵入し、イグニッションスイッチをオンして
も、エンジン始動できないようにする装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成される従来例において、例えば、特開平2−
279429号公報に開示されている技術では、一般的
な盗難防止装置を開示しているので複製されたキーやス
ターターモータ等の電気系統の直結による車両の盗難は
防止できるが、例えば、正規の運転者がキーを紛失した
場合には運転者自身もエンジン始動が不可能となり、そ
の他のマスターキーを予備に携帯することが必要であっ
た。特に、予備のキーを携帯していない場合や予備キー
を全て紛失或いは破壊してしまった場合、近く販売店等
に連絡してエンジンを始動してもらわないと車両を移動
できなかったり、遠出の旅行中や深夜の場合には車両を
一晩放置しなければならない事態に陥る危険性があっ
た。また、別のキー等をを用いて予備キーの再登録を行
っても良いが、この場合、車両の盗難防止効果の向上の
ためには、紛失したキーを用いた盗難を防止する対策を
講ずる必要がある。
【0004】従って、本発明の車両用盗難防止装置は、
上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、正規の運転者がキーを紛失し、IDコード
の再登録を行う場合、再登録モードを実行するためのキ
ーのIDコード以外の紛失キーを含めたIDコードが全
て消去され、正規の運転者が所持しているキーのIDコ
ードのみが新規に登録されるので、より防犯性を向上し
た車両用盗難防止装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の車両用盗難防止装置は以
下の構成を備える。即ち、送信機側から受信した固有の
第1のコードと受信機側に記憶したコードとを照合し、
一致した場合に第2のコードをエンジン制御部に対して
出力するコード判定部と、前記第2のコードとエンジン
制御部に記憶したコードとを照合し、一致した場合にエ
ンジン始動を許可されるエンジン制御部とを備える車両
用盗難防止装置であって、前記コード判定部に登録され
ている前記第2のコードは書き換え不可能とされている
ことを特徴とする。
【0006】また、好ましくは、前記第1のコードは、
前記判定部とエンジン制御部とに夫々登録されているこ
とを特徴とする。また、好ましくは、前記第2のコード
は、書き換え不可能にEEPROMに格納されているこ
とを特徴とする。また、好ましくは、前記第2のコード
は、PROMに格納されていることを特徴とする。
【0007】また、好ましくは、前記送信機は、エンジ
ンキーと一体に形成され、前記第1のコードは、該エン
ジンキーから送信されることを特徴とする。また、好ま
しくは、前記コード判定部は、前記第1のコードと該判
定部に登録されたコードとが一致し、前記判定部に登録
されたコードを変更するためのコード変更モードに入る
所定の操作を確認すると、該コード変更モードに入る際
のコードの照合に用いられた第1のコードと第2のコー
ドを除いて全て消去することを特徴とする。
【0008】また、好ましくは、前記コード判定部は、
前記第1のコードと該判定部に登録されたコードとが一
致し、前記判定部に登録されたコードを変更するための
コード変更モードに入る所定の操作を確認すると、該コ
ード変更モードに入る際のコードの照合に用いられた第
1のコードと第2のコードの書き換えを禁止することを
特徴とする。
【0009】また、好ましくは、前記判定部は、前記コ
ード変更モードに入る所定の操作を確認した後、前記送
信機から送信される複数の新たな固有のコードを連続的
に登録することを特徴とする。
【0010】
【作用】以上のように、この発明に係わる車両用盗難防
止装置は構成されているので、正規の運転者がキーを紛
失し、IDコードの再登録を行う場合、再登録モードを
実行するためのキーのIDコード以外の紛失キーを含め
たIDコードが全て消去され、正規の運転者が所持して
いるキーのIDコードのみが新規に登録されるので、よ
り防犯性を向上できる。
【0011】更に、再登録モードに入るためのキーのI
Dコードは消去しないので、再登録動作が途中で中断さ
れてもエンジン始動不能とはならない。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例につき、添付の図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明に基づく実施
例の車両用盗難防止装置のシステムブロック図である。
図1を参照して、本実施例の車両用盗難防止装置の構成
を説明する。図1に示すように、本実施例に用いる車両
用盗難防止装置は、トランスポンダー1と、トランスポ
ンダー1からの信号を受信するアンテナ2と、アンテナ
2により取り込まれた信号を増幅するアンプ3と、アン
プからの信号により制御されるイモビユニット4と、エ
ンジン制御を行うEGIユニット9とを備えるシステム
である。具体的に説明すると、トランスポンダー1は、
自動車のイグニッションスイッチのオン、オフを運転者
側において行うキーである。また、アンテナ2とは、イ
グニッションスイッチのオン、オフに連動して作動する
イグニッションコイルアンテナである。アンプ3では、
このコイルが作動し、電圧が付与されるときに、高電圧
を得るために電圧を一定値に増幅させる。
【0013】イモビユニット4は、イモビライザーユニ
ット(immobiliser unit)と呼ばれ、最近ヨーロッパで
盗難防止用に開発されているEGIによるエンジン始動
を禁止するコントローラであり、車両降車時にイグニッ
ションスイッチをオフすることで自動的にセットされ
る。イモビユニット4は、バッテリー電源(+B)14
及びスイッチ電源(IG1)15に基づいてイグニッシ
ョンスイッチのオン、オフ情報を与えられると共に、ア
ンプ部3で増幅される電圧値に基づいて、トランスポン
ダー1からIDデータが与えられ、所定の制御信号をE
GIユニットに送信する。更に、イモビユニット4は、
バッテリー電源14に接続されているので、例えば、エ
ンジンを停止して、イグニッションスイッチをオフして
も電源は供給され、スタンバイ状態を保持している。ま
た、車室内に設けられたインジケータ16に接続され、
トランスポンダーから送信されるIDデータにより点
滅、消灯を制御する。
【0014】EGIユニットは、エンジンの回転数や燃
料噴射量等を制御するコントローラである。また、EG
Iユニット9は、イモビユニットの構成と同様に、予め
データを格納しているEEPROM10、前述したイモ
ビユニット4とのデータの授受において一時的にデータ
を格納するRAM11、これらメモリに格納されている
データの授受のタイミングをデータとして送るタイマ1
2、タイマ12からのタイミング情報に基づいてイモビ
ユニット4とのデータの授受を制御するCPU13とか
ら構成される。また、EGIユニット9は、イモビユニ
ット4から所定の制御信号を受信し、その信号に基づい
て、スタータや燃料噴射量等を制御する。また、EGI
ユニット9は、イモビユニット4の場合とは異なり、イ
グニッションッスイッチのオン、オフに連動しながらス
イッチ電源15として動作するので、例えば、エンジン
を停止して、イグニッションスイッチをオフすると電源
は切れることになる。
【0015】次に、図2を参照して、トランスポンダー
1、イモビユニット4、EGIユニット9との間でのデ
ータの送受信手順について説明する。図2は、ある固有
のIDデータを有するトランスポンダー1のIDデータ
の判定手順を説明する図である。尚、以下の説明では、
トランスポンダー1からイモビユニット4へはキーの固
有のコードを表すIDコードの送信を行い、イモビユニ
ット4からEGIユニット9へはコードワード(以下、
CWと略称する)と呼ばれるパスワードの送信を行う。
また、コードワードはイモビユニット4とEGIユニッ
ト9とに各1個ずつ登録されるコードであり、各ユニッ
トに同一のコードワードが登録されている。
【0016】<IDコードの判定及び登録>図2におい
て、トランスポンダー1をキー穴に差し込み、イグニッ
ションスイッチを回転させてエンジンを作動させると、
EGIユニット9はイモビユニット4に対してCW要求
を出し、それを受けてイモビユニット4は、トランスポ
ンダー1に対してID要求を出し、トランスポンダー1
からイモビユニットのトリガ信号となるID信号をイモ
ビユニット4に送信する。イモビユニット4では、送信
されたトランスポンダー1のIDコードをユニット内の
RAM6に一時的に格納する。この後、イモビユニット
内のEEPROM5に登録されているIDコードとトラ
ンスポンダー1から送信されたIDコードとをCPU8
において照合する。イモビユニット4は、IDコードの
照合結果が一致していればEGIユニット9にエンジン
作動許可信号(イモビ機能解除コマンド)と、CWを送
信する。不一致の場合は、エンジン作動停止信号(イモ
ビ機能設定コマンド)を送信し、EGIユニット9はそ
の信号を受けてエンジンを停止させる。EGIユニット
9は、イモビユニット4からのCWをRAM11内に格
納し、イモビユニット4からのCWとEGIユニット9
内のEEPROM10に登録されたCWとを照合し、一
致していればエンジンを継続して運転し、一致していな
ければエンジンを停止させる。
【0017】図3〜図5は、イモビユニット側でのID
コードの判定手順を示すフローチャートである。図3、
図4に示すように、処理が開始され、トランスポンダー
内蔵のキーによってイグニッションスイッチがオン位置
まで回転されると、イモビ機能解除判定待ち状態とな
り、エンジン始動を一時的に許可するモードになる。そ
の後、ステップS2でトランスポンダー内蔵のキーによ
ってイグニッションスイッチがスタータ位置まで回転さ
れ、エンジンスタートしたか否かを判定する。エンジン
がスタートした場合(ステップS2での判断がYE
S)、ステップS4に進み、スタートしていないと判断
された場合(ステップS2での判断がNO)、プログラ
ムの開始時点にリターンする。ステップS4では、所定
条件(エンジン回転数500rpm、電圧10V以上で安定した
状態)を満足しているか否かを判断する。ステップS4
で、所定条件を満足している場合(ステップS4での判
断がYES)、ステップS6に進む。一方、ステップS
4で所定条件を満足していない場合(ステップS4での
判断がNO)、ステップS4の開始時点にリターンす
る。ステップS6では、EGIユニット側からCW要求
が出されたか否かを判断する。ステップS6でCW要求
が出されていると判断された場合(ステップS6での判
断がYES)、ステップS8に進む。また、ステップS
6でCW要求が出されていないと判断された場合(ステ
ップS6での判断がNO)、ステップS6の開始時点に
リターンする。その後、ステップS8では、ステップS
6でのCW要求に従って、トランスポンダーにID要求
を出す。その後に、ステップS10に進む。ステップS
10では、ID要求を出したトランスポンダーからのI
D返答を受信したか否かを判断し、返答を受信した場合
(ステップS10での判断がYES)、ステップS12
に進み、返答を受信しなかった場合(ステップS10で
判断がNO)、後述するステップS40へ進む。
【0018】ステップS12では、イモビユニットに内
蔵されたEEPROMにIDコードが登録されているか
否かを判断する。ステップS12でイモビユニットのE
EPROMにIDコードが登録されてない場合(ステッ
プS12で判断NO)、ステップS30に進む。ステッ
プS30では、IDコードをイモビユニットのRAMに
一時格納し、その後、ステップS32でID未登録コマ
ンド(IEコマンド)と共に、IDコードとCWをEG
Iユニットに送信する。その後、ステップS34に進
み、EGIユニットからIDコード、CWの送信に対す
る返答があるか否かを判定する。ステップS34でEG
IユニットからIDコード、CWの送信に対する返答が
あった場合(ステップS34で判断YES)、ステップ
S36に進む。ステップS36では、EGIユニットか
らの返答がOK(即ち、トランスポンダーのIDとEG
Iユニットに登録されているIDが一致)ならイモビユ
ニットのRAMに格納しておいたIDをEEPROMに
登録し、その後、ステップS38に進んでインジケータ
を消灯する。また、上述のステップS34での判断がN
Oの場合、ステップS34の開始時点にリターンする。
【0019】また、上述のステップS12でイモビユニ
ットのEEPROMにIDコードが登録されていた場合
(ステップS12で判断YES)、図4に示すステップ
S14に進む。ステップS14では、トランスポンダー
から送信されてきたIDと、イモビユニットに登録され
ているIDとを照合する。そして、ステップS16にお
いて、これらのIDが一致したか否かを判断し、一致し
た場合(ステップS16で判断YES)、ステップS1
8に進み、一致しなかった場合(ステップS16で判断
NO)、ステップS20に進む。ステップS18では、
イモビ機能解除コマンドとCWをEGIユニットへ送信
し、本プログラムを終了する。
【0020】また、上述のステップS16での判断がN
Oとなり、ステップS20へ進んだ場合、ステップS2
0でイモビ機能設定コマンドをEGIユニットへ送信
し、その後、ステップS22において、上述のステップ
S6〜ステップS14での処理を再度繰り返す。そし
て、ステップS24において、再度、トランスポンダー
から送信されてきたIDとイモビユニットに登録されて
いるIDとが一致するか否かを判断する。その結果、一
致した場合(ステップS24で判断がYES)、ステッ
プS18へ進み、一致しなかった場合(ステップS24
で判断がNO)、ステップS26へ進み、再度イモビ機
能設定コマンドをEGIユニットへ送信し、後述するス
テップS40へ進む。尚、イモビ機能はイグニッション
スイッチをオフすることにより自動的に設定されるた
め、イモビ機能が解除されていなければ、イモビ機能が
設定された状態、或いは前述のイモビ機能解除判定待ち
状態となる。即ち、ステップS26と後述するステップ
S52でのイモビ機能設定コマンドとは正確にはイモビ
機能設定維持コマンドを意味する。
【0021】<IDコード送信不能時のイモビユニット
側でのID判定手順>次に、トランスポンダー故障によ
るイモビユニットへのIDコード送信不能時のIDコー
ド判定手順を説明する。このようにトランスポンダー1
が故障し、IDコードが送信できない場合には、先ずイ
モビユニット4側では、トランスポンダー1からのID
信号が受信不能又はID信号が読み込めないことを、操
作者(運転者)に対してワーニングランプ等を点滅させ
ることにより警告する。この警告を受けて操作者(運転
者)はトランスポンダー1の異常を認識する。また、受
信不能又はID信号が読み込めないとは、コードが送信
されないか又は送信されたIDコードを表す信号波形が
鈍っている状態を意味する。
【0022】図5は、送信不能時のイモビユニット側で
のIDコードの判定手順を示すフローチャートである。
図3に示すステップS10において、トランスポンダー
からのID返答を受信しなかった場合(ステップS10
で判断がNO)、図5に示すステップS40に進む。ス
テップS40では、IDコード送信不能状態と判断し、
ワーニングランプを点滅して運転者にトランスポンダー
の故障又は、通信ライン(アンテナ〜イモビユニット
間)の断線等の異常を報知する。その後、ステップS4
2に進み、運転者のイグニッションスイッチのよる所定
操作によりCW入力があったか否かを判定する。ステッ
プS42において、運転者のイグニッションスイッチの
オン、オフ操作によるCW入力があった場合(ステップ
S42で判断がYES)、ステップS44に進み、イモ
ビユニット内のEEPROMに登録されているCWと上
述の所定操作により入力されたCWとを照合する。そし
て、ステップS46でCWが一致するか否かを判定し、
一致すると判断された場合(ステップS46で判断がY
ES)、ステップS48へ進み、イモビ機能解除コマン
ドとCWをEGIユニットへ送信する。一方、ステップ
S46にてCWが一致しないと判断された場合(ステッ
プS46で判断がNO)、ステップS52に進み、イモ
ビ機能設定コマンドをEGIユニットへ送信した後、図
3のステップS2へリターンする。また、上述のステッ
プS42で所定操作によるCW入力がないと判断される
と(ステップS42で判断がNO)、ステップS52へ
進み、イモビ機能設定コマンドをEGIユニットへ送信
する。
【0023】尚、上述のステップS48でイモビ機能解
除コマンドとCWを送信した後、ステップS50にて、
ワーニングランプを消灯する。 <EGIユニットでのCW判定手順>次に、EGIユニ
ット側でのCWの判定手順を説明する。図6、図7は、
EGIユニット側でのCWの判定手順を示すフローチャ
ートである。図6、図7において、処理が開始される
と、ステップS60で、イモビ機能の解除判定待ち、且
つイモビユニットへのCW要求回数がゼロの状態で、タ
イマによりイグニッションオンから500ミリ秒間のカウ
ントを開始する。ステップS62では、追加書き込みコ
マンドを受信したか否かを判断する。ステップS62
で、追加書き込みコマンドを受信していない場合(ステ
ップS62での判断がNO)、ステップS64に進み、
追加書き込みコマンドを受信している場合(ステップS
62での判断がYES)、後述のステップS152に進
む。
【0024】ステップS64では、所定条件として、エ
ンジン回転数が500rpm以上、且つ電圧が10V以上である
か否かを判断する。ステップS64で所定条件を満たす
場合(ステップS64での判断がYES)、ステップS
66に進み、所定条件を満たさない場合(ステップS6
4での判断がNO)、ステップS64の開始時点にリタ
ーンする。ステップS66では、ステップS60で開始
した500ミリ秒のカウントが終了したか否かを判断す
る。ステップS66で500ミリ秒のカウントが終了した
場合(ステップS66での判断がYES)、ステップS
68に進み、ステップS66で500ミリ秒のカウントが
終了していない場合(ステップS66での判断がN
O)、ステップS66の開始時点にリターンする。ステ
ップS68では、EGIユニットからイモビユニットへ
CW要求を出す。その後、ステップS70に進み、イモ
ビユニットからEGIユニットへイモビ機能解除コマン
ドとCWの返答があるか否かを判定する。ステップS7
0でイモビユニットからイモビ機能解除コマンドとCW
の返答があると判断された場合(ステップS70での判
断がYES)、ステップS72に進み、EGI側のRA
M11にCWを一時的に格納する。その後、図7にその
続きを示すステップS78に進む。ステップS78で
は、EGIユニットに内蔵されたEEPROMにCWが
登録されているか否かを判定する。ステップS78で、
EGIユニットのEEPROMにCWが登録済みの場合
(ステップS78での判断がYES)、ステップS82
に進み、RAMに格納されたCWがEGIユニットのE
EPROMに登録されたCWに一致しているか否かを判
定する。ステップS82でRAMに格納されたCWがE
GIユニットのEEPROMに登録されたCWに一致し
ていると判断された場合(ステップS82での判断がY
ES)、ステップS84に進み、イモビ機能を解除して
通常のEGI制御を実行する。また、ステップS82に
おいて、RAMに格納されたCWがEGIユニットのE
EPROMに登録されたCWに一致していない場合(ス
テップS82での判断がNO)、ステップS74にリタ
ーンする。
【0025】また、上述のステップS70において、イ
モビユニットからイモビ解除コマンドとCWの返答がな
いと判断された場合(ステップS70で判断がNO)、
ステップS74へ進む。ステップS74では、イモビユ
ニットに対して既にCW要求を5回行っているか否かを
判断する。ステップS74でCW要求を5回行っている
と判断された場合(ステップS74で判断YES)、ス
テップS76に進み、故障又は盗難されかけていると判
断して、イモビ機能を設定しエンジンを停止させる。一
方、ステップS74で5回行っていないと判断された場
合(ステップS74で判断NO)、ステップS68にリ
ターンし、再度、イモビユニットに対してCW要求を行
う。
【0026】図8は、前述したIDコード判定手順にお
けるトランスポンダー、イグニッションスイッチ、イモ
ビユニット、EGIユニットの各動作を示すタイミング
チャートである。 <追加書き込み手順>次に、登録されたIDコードの書
き換え手順について説明する。これは、例えば、異なる
IDコードを有するトランスポンダー1、2、3、4
(具体的には、ID1、ID2、ID3、ID4を夫々
有するキー1、2、3、4)のなかで、キー2、3、4
を盗難又は紛失し、第3者に、これらの紛失したキーを
利用して、自動車を盗まれないようにするために、新た
なキー5、6、7を用意して、イモビユニット及びEG
Iユニットに登録されているIDコードを変更する場合
に利用する機能である。図9は、すでに登録されたID
コードを書き換えるときの手順を説明する図である。図
9を参照して、仮にIDコードとしてID1、ID2、
ID3、ID4が登録されていたものをID1、ID
5、ID6、ID7に変更する場合を説明する。図9に
おいて、キー1は、コード変更前に登録されていたID
コードが有効であるので、最初にキー1を用いる。先
ず、キー1をキー穴に差し込んでイグニッションスイッ
チを5回オン、オフさせる。尚、この追加書き込みモー
ドに入るときはエンジンは始動させない。従って、この
モードではイモビ機能は解除されていない状態である。
この操作によって、イモビユニットは追加書き込みモー
ドに切り換わり、イモビユニットに内蔵されたEEPR
OMに登録されたコードID1〜ID4のなかでキー1
以外のIDコードをクリアする。その後、キー1を抜
き、所定時間以内(4秒程度)にID5のキー5を挿入
すると、イモビユニットからトランスポンダー5、EG
Iユニットからイモビユニットに夫々ID要求が出され
ているので、トランスポンダー5は、それ自身のID5
をイモビユニットに送信する。イモビユニットでは、I
D5のコードを受信して、内蔵されたEEPROMに登
録する。その後、イモビユニットは、EGIユニットか
らのID、CW要求にしたがって、ID5、CWとをE
GIユニット側に送信する。EGIユニットでは、ID
5、CWを受信して、内蔵されたEEPROMに登録す
る。その後、イモビユニットにID、CW返答し、再び
ID、CW要求を出す。この時点では、イモビユニット
及びEGIユニットに登録されているIDコードは、I
D1とID5の2つである。
【0027】以下、同様の手順によって、ID5のキー
5を抜いた後、所定時間以内にID6のキー6を挿入す
ると、イモビユニットからトランスポンダー6、EGI
ユニットからイモビユニットに夫々ID、CW要求が出
されているので、トランスポンダー6は、それ自身のI
D6をイモビユニットに送信する。EGIユニットから
ID、CW要求がイモビユニット側に出されているの
で、新たなID6をイモビユニット側に送信する。イモ
ビユニットでは、ID6のコードを受信して、内蔵され
たEEPROMに登録する。その後、イモビユニット
は、EGIユニットからのID、CW要求にしたがっ
て、ID6とCWをEGIユニット側に送信する。EG
Iユニットでは、ID6とCWを受信して、内蔵された
EEPROMに登録する。その後、イモビユニットにI
D返答し、再びID要求を行う。この時点では、EGI
ユニットに登録されているIDコードは、ID1とID
5とID6の3つである。
【0028】同様に、ID6のキー6を抜いた後、所定
時間以内にID7のキー7を挿入すると、イモビユニッ
トからトランスポンダー7、EGIユニットからイモビ
ユニットに夫々ID、CW要求が出されているので、ト
ランスポンダー7は、それ自身のID7をイモビユニッ
トに送信する。また、EGIユニットからID、CW要
求がイモビユニット側に出されているので、新たなID
7をイモビユニット側に送信する。イモビユニットで
は、ID7のコードを受信して、内蔵されたEEPRO
Mに登録する。その後、イモビユニットは、EGIユニ
ットからのID、CW要求にしたがって、ID7とCW
をEGIユニット側に送信する。EGIユニットでは、
ID7とCWを受信して、内蔵されたEEPROMに登
録する。その後、イモビユニットにIDCW返答する。
この時点で、EGIユニットに登録されているIDコー
ドは、ID1とID5とID6とID7の4つとなりI
Dコードの変更がすべて終了したことになる。この後、
所定時間以内に新たなキーの挿入を行わなければ追加書
き込みモードは終了する。
【0029】<イモビユニットでの追加書き込み手順>
次に、イモビユニットでの具体的な追加書き込み手順に
ついて説明する。図10、図11はイモビユニット側で
の追加書き込み手順を示すフローチャートである。図1
0、図11において、処理が開始されると、ステップS
100でキーによってイグニッションスイッチがオンさ
れたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオン
された場合(ステップS100での判断がYES)、ス
テップS102に進み、オンされていないと判断された
場合(ステップS100での判断がNO)、スタート時
点にリターンする。ステップS102では、所定条件
(イグニッションスイッチを5回オン/オフさせる操
作)を満足しているか否かを判断する。ステップS10
2で、所定条件を満足している場合(ステップS102
での判断がYES)、ステップS104に進む。一方、
ステップS102で所定条件を満足していない場合(ス
テップS102での判断がNO)、ステップS102の
開始時点にリターンする。
【0030】ステップS104では、イモビユニットか
らトランスポンダーへID要求信号を送信する。その
後、ステップS106でトランスポンダーからのID返
答の有無を判断し、ID返答があると判断されると(ス
テップS106で判断がYES)、ステップS108へ
進み、ID返答がないと判断されると(ステップS10
6で判断がNO)、本プログラムを終了する。ステップ
S108では、トランスポンダーのIDとイモビユニッ
トに登録されているIDとを照合する。ステップS11
0でトランスポンダーのIDとイモビユニットに登録さ
れているIDとが一致していると判断された場合(ステ
ップS110で判断がYES)、ステップS112へ進
み、IDが一致していないと判断された場合(ステップ
S110で判断がNO)、本プログラムを終了する。
【0031】ステップS112では、追加書き込むモー
ドに入るために、追加書き込みコマンドと、トランスポ
ンダーのID、及びCWをEGIユニットに送信する。
その後、ステップS114で、現在使用されているトラ
ンスポンダーのID以外のIDを全て消去する。ここま
での処理により、追加書き込みモードに入るための準備
が完了したことになる。この後、ステップS116で
は、所定時間(例えば、4秒程度)以内に5回オン、オ
フさせたキーが抜かれ、別のIDを有するキーが挿入さ
れ、エンジンがスタートしたか否かを判定する。ステッ
プS116で、エンジンがスタートした場合(ステップ
S116での判断がYES)、ステップS118に進
み、エンジンがスタートしない場合(ステップS116
での判断がNO)、IDの追加書き込み処理は行われ
ず、追加書き込みモードは終了する。
【0032】ステップS118では、イモビユニットに
内蔵されたタイマをリセットすると共に、ステップS1
20で、タイマをスタートする。しかる後に、ステップ
S122に進む。ステップS122では、EGIユニッ
トからID、CW要求を受信したか否かを判断する。ス
テップS122で、EGIユニットからID、CW要求
を受信している場合(ステップS122での判断がYE
S)、ステップS124に進む。一方、ステップS12
2で、EGIユニットからID、CW要求を受信してい
ない場合(ステップS122での判断がNO)、ステッ
プS122の開始時にリターンする。
【0033】ステップS124では、インジケータを点
灯させた後、ステップS126では、EGIユニットか
らのID、CW要求によってトランスポンダーにID要
求を送信する。その後、ステップS128では、ステッ
プS126でのID要求に対するトランスポンダーから
の返答を受信したか否かを判断する。ステップS128
において、トランスポンダーからの返答を受信した場合
(ステップS128での判断がYES)、ステップS1
30に進む。一方、ステップS128において、トラン
スポンダーからの返答を受信していない場合(ステップ
S128での判断がNO)、ステップS128の開始時
点にリターンする。その後、ステップS130に進む。
ステップS130では、トランスポンダー(別のキー)
から送信されたIDコードをイモビユニットのRAMに
格納する。
【0034】その後、図11のステップS132におい
て、追加書き込みコマンドと新規に登録するID、及び
CWをEGIユニットに送信する。そして、EGIユニ
ットから再度、ID、CW要求が送信されてきたか否か
を判断する(ステップS134)。その後、ステップS
134で、ID、CW要求が送信されてきたと判断され
た場合(ステップS134で判断がYES)、ステップ
S136に進み、再度、追加書き込みコマンドと新規に
登録するID、及びCWをEGIユニットに送信する。
その後、ステップS138で、EGIユニットから追加
書き込みOKの返答が合ったか否かを判断し、返答があ
った場合(ステップS138で判断がYES)、ステッ
プS140に進み、イモビユニット内のEEPROM
に、RAMに一時格納しておいたIDを登録し、その
後、ステップS142でインジケータを消灯する。一
方、ステップS138で返答がない場合(ステップS1
38で判断がNO)、ステップS144に進み、インジ
ケータを点滅させると共に、追加書き込みモードの処理
プログラムを終了する。
【0035】<EGIユニットでの追加書き込み手順>
次に、EGIユニットでのIDコードの追加書き込み手
順について説明する。図12はEGIユニット側での追
加書き込み手順を示すフローチャートである。前述の図
6のステップS62において、EGIユニットが追加書
き込みコマンド、ID、CWを受信した場合(ステップ
S80での判断がNO)、図12に示すステップS15
2に進み、イモビユニットに対してID、CW要求を出
す。ステップS154では、ステップS152において
送信されたID、CW要求に対する返答をイモビユニッ
トから受信したか否かを判定する。ステップS154に
おいて、ID、CW返答を所定時間以内にイモビユニッ
トから受信した場合(ステップS154での判断がYE
S)、ステップS156に進む。一方、ステップS15
4で、ID、CW返答を所定時間以内にイモビユニット
から受信しない場合(ステップS154での判断がN
O)、図6で説明したステップS74の開始時点にリタ
ーンする。その後、ステップS156では、イモビユニ
ットから受信したCWとEGIに登録されたCWとが一
致し、且つ受信したIDコードがEGIユニットのEE
PROMに登録されたIDコードか否かを判定する。ス
テップS156で、同一のコードがない場合(ステップ
S156での判断がNO)、ステップS158に進み、
同一のコードがある場合(ステップS156での判断が
YES)、ステップS166に進んで追加書き込みOK
コマンドをイモビユニットに送信する。
【0036】ステップS158では、EGIユニットの
RAMに新しいIDコードを一時格納する。ステップS
158での新しいIDコードとは、ステップS156に
おいて同一のコードがないと判定されたIDコードを意
味する。その後、ステップS160に進み、上述のステ
ップS152〜ステップS158での処理を再度実行す
る。しかる後に、ステップS162でRAM内に格納さ
れた2つのID及び2つのCWを夫々照合し、ステップ
S164でIDも、CWも一致していると判断された場
合(ステップS164で判断がYES)、ステップS1
66へ進む。一方、ID又はCWの一方でも一致しなか
った場合(ステップS164で判断がNO)、追加書き
込みモードを終了する。
【0037】その後、ステップS166では、IDコー
ドの追加書き込みOKコマンドをイモビユニットに送信
し、前述のステップS152に進み、その後の処理は、
前述の手順と同様である。以上説明した手順によって、
イモビユニット、EGIユニットでのIDコードの追加
書き込みを行う。尚、図7のステップS68以降の処理
と図10のステップS122以降の処理とは、各ユニッ
ト間で同期している。
【0038】図13は、キーの追加(IDコードの変
更、追加書き込み)手順におけるトランスポンダー、イ
グニッションスイッチ、イモビユニット、EGIユニッ
トの各動作を示すタイミングチャートである。図13に
示すように、図10のステップS102でのイグニッシ
ョンスイッチのオン、オフのタイミングは、2秒程度で
あり、5回動作を行って4秒以内に追加のキーの入れ替
えを行う。
【0039】<イモビユニットの交換>次に、イモビユ
ニットが故障し、新しいユニットに交換する場合のID
コード、CWの登録手順について説明する。この処理で
は、新しく取付けたイモビユニットには、最初CWしか
登録されていないので、EGIユニットに登録されてい
るIDコードを用いてこのイモビユニットにIDコード
を登録する。具体的には、キーを用いてエンジンを始動
し、新しいイモビユニットはトランスポンダーから送信
されてたIDをイモビユニットのRAMに一時格納する
と共に、EGIユニットに対してトランスポンダーのI
DとCW、IEコマンド(ID未登録コマンド)を送信
する。EGIユニットでは、トランスポンダーから送ら
れるIDとイモビユニットから送信されたCWを一時格
納する(当然のことながら、新しいイモビユニットのC
Wと、EGIユニットに登録されたCWはこの時点では
異なっている)。その後、EGIユニットは、トランス
ポンダーのIDを2回取り込んでこれら2つのIDが一
致しているか否かを判断する。次に、2つのIDが一致
していると判断されると、EGIユニットに登録されて
いるIDと比較し、比較一致した場合、先ず、EGIユ
ニット内のCWを新しいイモビユニットのCWに書き換
える。そして、イモビユニットに対してCW書き換えO
Kを返答すると、イモビユニット側では先に一時格納し
ていたIDを新規に登録する。
【0040】図14は、イモビユニットが交換された際
のイモビユニット側でのIDコード書き込み手順を示す
フローチャートである。図14において、処理が開始さ
れると、ステップS170でキーによってイグニッショ
ンスイッチがオンされたか否かを判定する。イグニッシ
ョンスイッチがオンされた場合(ステップS170での
判断がYES)、ステップS172に進み、オンされて
いないと判断された場合(ステップS170での判断が
NO)、スタート時点にリターンする。ステップS17
2では、EGIユニットからCW要求を受信したか否か
を判定する。ステップS172で、EGIユニットから
CW要求を受信した場合(ステップS172での判断が
YES)、ステップS174に進む。一方、ステップS
172でEGIユニットからCW要求を受信していない
場合(ステップS172での判断がNO)、ステップS
170の開始時点にリターンする。次に、ステップS1
74では、イモビユニットのEEPROM内にIDコー
ドが登録されているか否かを判断する。ステップS17
4でIDコードが登録されている場合(ステップS17
4で判断がYES)、前述の図4で説明したステップS
14へ進み、通常の処理を実行する。一方、ステップS
174でIDコードが登録されていない場合(ステップ
S174で判断がNO)、ステップS176へ進み、ト
ランスポンダーから送信されたIDをイモビユニットの
RAMに一時格納する。その後、ステップS178で
は、インジケータを点灯し、ステップS180で、ID
未登録コマンド(IEコマンド)、CW、IDをEGI
ユニットに送信する。その後、EGIユニットからのC
W要求を受けて(ステップS182)、ステップS18
4においてトランスポンダーのIDをイモビユニット内
のRAMに一時格納する。ステップS186では、EG
IユニットからのCW要求に従って、ID未登録コマン
ド(IEコマンド)、CW、IDをEGIユニットに送
信する。しかる後に、ステップS188において、EG
IユニットからCW書き換えOKの返答を受信したか否
かを判断する。ステップS188で、返答があった場合
(ステップS188で判断がYES)、ステップS19
0に進み、イモビユニット内のEEPROMに、RAM
に一時格納しておいたIDを登録する。その後、ステッ
プS194でインジケータを消灯する。一方、ステップ
S188でEGIユニットから返答がない場合(ステッ
プS188で判断がNO)、ステップS196に進み、
インジケータを点滅させると共に、CW書き込みモード
の処理プログラムを終了する。
【0041】図15は、イモビユニットが交換された際
のEGIユニット側でのCW書き換え手順を示すフロー
チャートである。図15において、処理が開始される
と、図6で説明したステップS60〜ステップS68の
処理と同様の処理をステップS200〜ステップS20
8において実行し、ステップS210において、イモビ
ユニットからID未登録コマンド(IEコマンド)、C
W、IDを受信する。その後、ステップS212では、
イモビユニットから受信したCW、IDをRAMに一時
格納する。ステップS214では、ステップS208〜
ステップS212での処理を再度実行し、ステップS2
16に進む。ステップS216では、EGIユニットの
RAMに一時格納された2つのIDが一致しているか否
かを判断する。ステップS216で2つのIDが一致し
ている場合(ステップS216で判断YES)、ステッ
プS218に進み、ステップS216で2つのIDが一
致していない場合(ステップS216で判断NO)、ス
テップS224に進む。ステップS224では、イモビ
ユニットに対するCW要求回数が6回以上であるか否か
を判断する。ステップS224でCW要求回数が6回以
上である場合(ステップS224で判断がYES)、ス
テップS226に進み、イモビ機能を設定し、エンジン
を停止させる。また、ステップS224でCW要求回数
が6回以上でない場合(ステップS224で判断がN
O)、ステップS208にリターンする。
【0042】次に、ステップS218では、EGIユニ
ット内のEEPROMに登録された、IDとRAMに格
納されているIDとが一致しているか否かを判断する。
ステップS218で2つのIDが一致している場合(ス
テップS218で判断がYES)、ステップS220に
進む。ステップS220では、EGIユニットに登録さ
れていたCWをイモビユニットから受信した新しいCW
に書き換える。その後、ステップS222でイモビ機能
解除して、通常のEGI制御を実行する。一方、ステッ
プS218で2つのIDが一致していない場合(ステッ
プS218で判断がNO)、ステップS226に進み、
イモビ機能を設定し、エンジンを停止させる。
【0043】(実施例の効果)以上のように、送信機が
破壊したことによりIDコードの送信が不能となった場
合でも運転者によって所定の操作を行えば、その送信不
能なキーを用いてエンジン始動を行なうことができ、ま
た、正規の運転者がキーを紛失し、IDコードの再登録
を行う場合、再登録モードを実行するためのキーのID
コード以外の紛失キーを含めたIDコードが全て消去さ
れ、正規の運転者が所持しているキーのIDコードのみ
が新規に登録されるので、より防犯性を向上できる。
【0044】尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲
で上記実施例を修正又は変形したものに適用可能であ
る。例えば、本実施例の盗難防止装置はイモビユニット
とEGIユニットとの両方の装置で実現するものである
が、いずれか一方の装置で処理を行うようにしたシステ
ムを構築してもよい。
【0045】例えば、IDコード、コードワードの判定
や、送信機故障時においてIDコードを再設定する際の
所定操作及びタイミング時間等は任意に設定できるもの
であることは言うまでもない。また、イモビユニットに
EEPROM以外にコードワード登録専用の1度だけ書
き込み可能なPROM等を設け、コードワードを1度だ
け書き込み可能にしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明のように、本発明の車両用盗難
防止装置によれば、正規の運転者がキーを紛失し、ID
コードの再登録を行う場合、再登録モードを実行するた
めのキーのIDコード以外の紛失キーを含めたIDコー
ドが全て消去され、正規の運転者が所持しているキーの
IDコードのみが新規に登録されるので、より防犯性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施例の車両用盗難防止装置の
システムブロック図である。
【図2】ある固有のIDデータを有するトランスポンダ
ー1のIDコード及びコードワードの判定手順を説明す
る図である。
【図3】イモビユニット側でのIDコードの判定手順を
示すフローチャートである。
【図4】イモビユニット側でのIDコードの判定手順を
示すフローチャートである。
【図5】IDコード送信不能時におけるイモビユニット
側でのIDコードの判定手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】EGIユニット側でのIDコードの判定手順を
示すフローチャートである。
【図7】EGIユニット側でのIDコードの判定手順を
示すフローチャートである。
【図8】ID、CWコード判定手順におけるトランスポ
ンダー、イグニッションスイッチ、イモビユニット、E
GIユニットの各動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図9】すでに登録されたIDコードを書き換えるとき
の手順を説明する図である。
【図10】イモビユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図11】イモビユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図12】EGIユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図13】キーの追加(IDコードの変更、追加書き込
み)手順におけるトランスポンダー、イグニッションス
イッチ、イモビユニット、EGIユニットの各動作を示
すタイミングチャートである。
【図14】イモビユニットが交換された場合のイモビユ
ニット側でのIDコード書き込み手順を示すフローチャ
ートである。
【図15】イモビユニットが交換された場合のEGIユ
ニット側でのコードワード書き換え手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】 1…トランスポンダー、 2…イグニッションコイルアンテナ、 3…アンプ、 4…イモビユニット、 5…イモビユニット側EEPROM、 6…イモビ側RAM、 7…イモビ側タイマ、 8…イモビ側CPU、 9…EGIユニット、 10…EGIユニット側EEPROM、 11…EGIユニット側RAM、 12…EGIユニット側タイマ、 13…EGIユニット側CPU、 14…イモビユニット側電源、 15…EGIユニット側電源。
フロントページの続き (71)出願人 593093892 テミツク・テレフンケン・マイクロエレク トロニツク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベ シユレンクテル・ハフツング TEMIC TELEFUNKEN mi croelectronic GmbH ドイツ連邦共和国ハイルブロン・テレージ エンシユトラーセ2 (71)出願人 000003137 マツダ株式会社 広島県安芸郡府中町新地3番1号 (72)発明者 石田 隆司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 沢本 哲夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 長沢 四郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 和知 敏 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電機 株式会社姫路製作所内 (72)発明者 石井 俊夫 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 池田 勇次 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 レイナー・アーテル ドイツ連邦共和国 ハイルブロン テレー ジェンシュトラーセ 2 テミック テレ フンケン マイクロエレクトロニック ゲ ゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 ノバート・ハートウイング ドイツ連邦共和国 ハイルブロン テレー ジェンシュトラーセ 2 テミック テレ フンケン マイクロエレクトロニック ゲ ゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 木村 省吾 ドイツ連邦共和国 ハイルブロン テレー ジェンシュトラーセ 2 テミック テレ フンケン マイクロエレクトロニック ゲ ゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 トーマス・ループレヒト ドイツ連邦共和国 ハイルブロン テレー ジェンシュトラーセ 2 テミック テレ フンケン マイクロエレクトロニック ゲ ゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 岡光 淳 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 田川 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 河添 覚 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 北木 義正 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機側から受信した固有の第1のコー
    ドと受信機側に記憶したコードとを照合し、一致した場
    合に第2のコードをエンジン制御部に対して出力するコ
    ード判定部と、前記第2のコードとエンジン制御部に記
    憶したコードとを照合し、一致した場合にエンジン始動
    を許可されるエンジン制御部とを備える車両用盗難防止
    装置であって、 前記コード判定部に登録されている前記第2のコードは
    書き換え不可能とされていることを特徴とする車両用盗
    難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のコードは、前記判定部とエン
    ジン制御部とに夫々登録されていることを特徴とする請
    求項1に記載の車両用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のコードは、書き換え不可能に
    EEPROMに格納されていることを特徴とする請求項
    1に記載の車両用盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のコードは、PROMに格納さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の車両用盗難
    防止装置。
  5. 【請求項5】 前記送信機は、エンジンキーと一体に形
    成され、前記第1のコードは、該エンジンキーから送信
    されることを特徴とする請求項1に記載の車両用盗難防
    止装置。
  6. 【請求項6】 前記コード判定部は、前記第1のコード
    と該判定部に登録されたコードとが一致し、前記判定部
    に登録されたコードを変更するためのコード変更モード
    に入る所定の操作を確認すると、該コード変更モードに
    入る際のコードの照合に用いられた第1のコードと第2
    のコードを除いて全て消去することを特徴とする請求項
    1に記載の車両用盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 前記コード判定部は、前記第1のコード
    と該判定部に登録されたコードとが一致し、前記判定部
    に登録されたコードを変更するためのコード変更モード
    に入る所定の操作を確認すると、該コード変更モードに
    入る際のコードの照合に用いられた第1のコードと第2
    のコードの書き換えを禁止することを特徴とする請求項
    1に記載の車両用盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 前記判定部は、前記コード変更モードに
    入る所定の操作を確認した後、前記送信機から送信され
    る複数の新たな固有のコードを連続的に登録することを
    特徴とする請求項6又は請求項7に記載の車両用盗難防
    止装置。
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