JPH08149995A - フェニル基含有光学活性アルコールの生産方法 - Google Patents

フェニル基含有光学活性アルコールの生産方法

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JPH08149995A
JPH08149995A JP6317697A JP31769794A JPH08149995A JP H08149995 A JPH08149995 A JP H08149995A JP 6317697 A JP6317697 A JP 6317697A JP 31769794 A JP31769794 A JP 31769794A JP H08149995 A JPH08149995 A JP H08149995A
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alcohol
optically active
phenyl group
reaction
phenyl
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JP6317697A
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Junko Suzuki
順子 鈴木
Satoshi Negishi
聡 根岸
Seiichi Shirasawa
聖一 白沢
Yukie Masuda
幸恵 増田
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Nisshin Oil Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 a)フェニル基を有するラセミ体アルコール
と脂肪酸とのモノエステルおよびb)炭素数16以上の
非光学活性かつ非ラセミ体アルコールを、耐熱性リパー
ゼを用い、溶媒を使用することなく、実質的に水分を含
まない条件下で、減圧状態かつ81℃以上にてエステル
交換反応させながら生成する光学活性アルコールを減圧
蒸留して分離する。 【効果】 耐熱性リパーゼを用いることにより、無溶媒
でも高融点の原料を使用でき、高温のエステル交換反応
が可能となり、該反応時間を短縮化できる。また高融
点、高沸点の原料を使用するため、エステル交換反応物
中の各成分の物理的性状の差を利用して、該反応物から
光学活性アルコールを高純度に、収率良く、簡便な手段
により分離できる。さらにエステル交換反応と光学活性
アルコールの分離と精製とを同時に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品、農薬等の原料ま
たは中間原料、液晶等のファインケミカル分野の合成中
間体として重要な光学活性アルコールの製法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光学活性アルコールは医薬品、農薬、強
誘電性液晶等のファインケミカル製品等の原料や合成中
間体として利用されており、近年、その需要の高まりと
ともに種々の化合物が開発されている。例えばフェニル
基を有する光学活性アルコールでは、1−フェニル−1
−エタノール、1−フェニル−1−ペンタノール、1−
(p−クロロフェニル)−1−エタノール等の有用なも
のが多い。また光学活性アルコールでは、その十分な機
能発現のため、物質としての純度のみならず光学的純度
も高いものが要求される。
【0003】光学活性アルコールの物質純度を高めるた
めには溶剤抽出、分別、再結晶、単蒸留、共沸蒸留、分
子蒸留、カラムクロマトグラフィー等の公知の手段が利
用されている。一方、光学純度を高めるためにはラセミ
体アルコールからその鏡像異性体(対掌体)である光学
活性アルコールを酵素(リパーゼ、リポプロテインリパ
ーゼ、エステラーゼ、プロテアーゼ等)を用いて分割す
る方法が有効である。すなわち通常の高温をともなう化
学反応ではラセミ体アルコールから鏡像異性体を分離す
ることは困難であるが、前記酵素を用いる反応ではその
識別が可能となる。このためかかる酵素反応を利用した
光学活性アルコールの製造法が鋭意研究されている。
【0004】前記酵素を用いてラセミ体アルコールから
光学活性アルコールを分割する方法として、(i)ラセ
ミ体アルコールのエステルを加水分解する(特開平1−
137996号、特開平1−257484号各公報
等)、(ii)ラセミ体アルコールとトリグリセリドと
をエステル交換する(特開昭62−166898号、特
公平6−34752号各公報)、(iii)ラセミ体ア
ルコールのエステルとアルコールとをエステル交換する
(特開昭63−173597号公報)等が提案されてい
る。
【0005】このうち(i)の方法は、多量の水を用い
る反応であるため、例えば低級2−アルカノールのよう
な水と親和性の高いラセミ体アルコールのエステルを原
料として所望の光学活性アルコールを高純度(物質純度
および光学純度ともに高いことを意味する。以下同じ)
で得ようとすれば、目的物に対して選択的溶解性のある
溶剤を大量に使用して抽出、分別等および/または共沸
蒸留、分子蒸留あるいは分取液体クロマトグラフィー等
の、操作が煩雑かつ製造コストが高価になる精製手段を
用いなければならない。またこの方法では、水系反応で
あること、反応副産物として例えばカルボン酸が生成す
ること等により酵素が失活しやすく、粉末状酵素を用い
れば反応物から回収、再使用することは実際上困難であ
る。
【0006】(ii)および(iii)の方法では、反
応系中の水分量が微量であり、反応により酵素の失活の
原因となる物質も副生しないから、(i)のような水系
反応物から目的物を抽出、分離する操作は不要となり、
また酵素の回収、再使用も可能である。しかしながらか
かる酵素反応においてリパーゼを用いる場合、従来の反
応温度は通常20〜70℃程度、実質的には20〜50
℃であるため、原料はこの温度領域で液状となるものに
限定されるか、有機溶媒に溶解して反応させる必要があ
った。しかも反応時間は、とりわけフェニル基のような
分子サイズの大きい置換基を有するラセミ体アルコール
では、その化学構造による立体障害から反応性が小さ
く、前記のような低温反応では数日間あるいはそれ以上
の長期間を必要とするものであった。
【0007】なお(ii)および(iii)のエステル
交換反応を従来法において無溶媒系で行う場合、前述の
ように実際上使用できる原料(ラセミ体アルコール、そ
のエステル、トリグリセリド、アルコール等)は、その
融点が酵素反応温度と同等もしくはそれ以下であること
を必要とし、したがって原料の融点や沸点、溶剤に対す
る溶解性等の物理的性状が相互に近似したものを採用せ
ざるを得ない。また(iii)の反応を有機溶媒系で行
う場合(例えば特開昭63−173597号公報)で
も、原料の一方であるアルコールは炭素数が1〜10の
ものであり、原料の他方であるラセミ体アルコールのエ
ステルと融点が近似している。このように物理的性状が
ほぼ近似する原料を使用すると、通常、原料成分と反応
成分とが複雑な平衡組成になるエステル交換反応物の中
から光学活性アルコールを効率良く分離回収し、その物
質的純度ならびに光学的純度を高めるための精製手段と
しては各成分の前記物性の差を利用し難く、結局(i
i)および(iii)の方法においても前記(i)の方
法と同様に煩雑かつ高価な精製方法、手段に依存しなけ
ればならないという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況に鑑み、本
発明では、フェニル基を有する光学活性アルコールの製
法において、酵素反応を短時間で行い、なおかつ簡単な
操作で目的物を高純度に分離、精製できるような前記方
法を開発することを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を解決し、工業的に簡便かつ有利な方法でフェニル基を
有する光学活性アルコールを得るために鋭意研究を行っ
た。その結果、特定のラセミ体アルコールを脂肪酸でエ
ステル化したモノエステルと特定のアルコールとを原料
とし、これを耐熱性リパーゼを用いて減圧状態かつ高温
でエステル交換反応せしめることにより、該反応が短時
間で完了し、かつ該反応物から高純度の光学活性アルコ
ールが簡単に高収率で単離できることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明の要旨は、a)フェニル基
を有するラセミ体アルコールと脂肪酸とのモノエステル
およびb)炭素数16以上の非光学活性かつ非ラセミ体
アルコールを原料とし、耐熱性リパーゼを用い、前記原
料の溶媒を使用することなく、実質的に水分を含まない
条件下で、減圧状態かつ81℃以上にてエステル交換反
応させながら生成するフェニル基を有する光学活性アル
コールを減圧蒸留して分離することを特徴とするフェニ
ル基含有光学活性アルコールの生産方法である。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。まず本発
明では、a)フェニル基を有する(以下、フェニル基置
換という)ラセミ体アルコールと脂肪酸とのモノエステ
ルおよびb)炭素数16以上の非光学活性かつ非ラセミ
体アルコールを原料とする。a)のモノエステルはフェ
ニル基置換ラセミ体アルコールと脂肪酸とを公知の化学
的エステル合成法、例えば硫酸、塩酸、パラトルエンス
ルホン酸等の無機酸、亜鉛、スズ、ニッケル等の金属、
該金属の酸化物、塩化物等を触媒とし、フェニル基置換
ラセミ体アルコールと脂肪酸とを100〜250℃に加
熱しながら反応系から副生する水を除去してエステル化
せしめ、エステル化反応生成物を必要に応じてアルカリ
(水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等)による脱酸処
理、吸着剤(活性炭、活性白土等)による脱色処理、減
圧下に水蒸気や窒素ガス吸込みによる脱臭処理を施して
得ることができる。
【0012】ここにフェニル基置換ラセミ体アルコール
とは、少なくともフェニル基もしくは官能基が置換した
フェニル基を有する、ラセミ体である直鎖状または側鎖
状、飽和または不飽和の、ハロゲン(塩素、臭素、フッ
素)、酸素、窒素、リン、イオウ等原子で置換されてい
てもよい1級もしくは2級アルコールをいう。そして好
ましくは、下記一般式(1)
【化2】 〔式(1)においてD1 、D2 、D3 、D4 およびD5
は水素、ハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキル基また
は炭素数1〜3のアルコキシ基で表される置換基であ
り、Aは炭素数1〜3のアルキル基またはCF3 または
CN〕で表される化合物である。
【0013】かかるフェニル基置換ラセミ体アルコール
としては、例えば1−フェニル−1−エタノール、1−
フェニル−1−プロパノール、2−フェニル−1−プロ
パノール、1−フェニル−2−プロパノール、1−フェ
ニル−1−ブタノール、3−フェニル−1−ブタノー
ル、2−フェニル−2−ブタノール、3−フェニル−2
−ブタノール、4−フェニル−2−ブタノール、1−フ
ェニル−1−ペンタノール、4−フェニル−1−ペンタ
ノール、2−フェニル−2−ペンタノール、3−フェニ
ル−2−ペンタノール、4−フェニル−2−ペンタノー
ル、5−フェニル−2−ペンタノール、1位または5位
炭素がフェニル基で置換された1−ヘキサノール、2位
〜6位炭素のいずれか1つがフェニル基で置換された2
−ヘキサノール、1位または6位炭素がフェニル基で置
換された1−ヘプタノール、2位〜7位炭素のいずれか
1つがフェニル基で置換された2−ヘプタノール、1位
または7位炭素がフェニル基で置換された1−オクタノ
ール、2位〜8位炭素のいずれか1つがフェニル基で置
換された2−オクタノール、1位または8位炭素がフェ
ニル基で置換された1−ノナノール、2位〜9位の炭素
のいずれか1つがフェニル基で置換された2−ノナノー
ル、1位または9位炭素がフェニル基で置換された1−
デカノール、2位〜10位炭素のいずれか1つがフェニ
ル基で置換された2−デカノール、エチル−3−ヒドロ
キシ−3−フェニル−プロピオネート、1−フェニル−
1,3−プロパンジオール、2−フェニル−1−シクロ
ヘキサノール、1−フェニル−2,2,2−トリフルオ
ロ−1−エタノール、1−(2−クロロフェニル)−1
−エタノール、1−(4−クロロフェニル)−1−エタ
ノール、1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−エタ
ノール、1−(2−ブロモフェニル)−1−エタノー
ル、1−(4−ブロモフェニル)−1−エタノール、1
−(2,4−ジブロモフェニル)−1−エタノール、1
−(2−フルオロフェニル)−1−エタノール、1−
(4−フルオロフェニル)−1−エタノール、1−
(2,4−ジフルオロフェニル)−1−エタノール、1
−(2−メチルフェニル)−1−エタノール、1−(4
−メチルフェニル)−1−エタノール、1−(2,4−
ジメチルフェニル)−1−エタノール、1−(2−エチ
ルフェニル)−1−エタノール、1−(4−エチルフェ
ニル)−1−エタノール、1−(2,4−ジエチルフェ
ニル)−1−エタノール、1−(2−n−プロピルフェ
ニル)−1−エタノール、1−(2−メトキシフェニ
ル)−1−エタノール、1−(2−エトキシフェニル)
−1−エタノール、前記のフェニル基が置換した1−プ
ロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−
ブタノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、1
−ヘキサノール、2−ヘキサノール、1−ヘプタノー
ル、2−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタ
ノール、1−ノナノール、2−ノナノール、1−デカノ
ールおよび2−デカノールにおいてフェニル基が2−ク
ロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2,4−ジク
ロロフェニル基、2−ブロモフェニル基、4−ブロモフ
ェニル基、2,4−ジブロモフェニル基、2−フルオロ
フェニル基、4−フルオロフェニル基、2,4−ジフル
オロフェニル基、2−メチルフェニル基、4−メチルフ
ェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2−エチルフ
ェニル基、4−エチルフェニル基、2,4−ジエチルフ
ェニル基、2−n−プロピルフェニル基、4−n−プロ
ピルフェニル基、2−メトキシフェニル基、4−メトキ
シフェニル基、2−エトキシフェニル基または4−エト
キシフェニル基のいずれか1つの基に置き換えられたも
の等のラセミ体アルコールがある。このうち好ましくは
1−フェニル−1−エタノール、1−フェニル−1−プ
ロパノール、1−フェニル−1−ブタノール、1−フェ
ニル−1−ペンタノール、1−(4−クロロフェニル)
−1−エタノール、1−(2−ブロモフェニル)−1−
エタノールであり、最も好ましくは1−フェニル−1−
エタノール、1−フェニル−1−プロパノール、1−
(4−クロロフェニル)−1−エタノールである。
【0014】一方、脂肪酸としては直鎖状かつ飽和また
は不飽和のものを任意に使用でき、具体的にはn−ノナ
ン酸、カプリン酸、ラウリン酸、n−トリデカン酸、ミ
リスチン酸、n−ペンタデカン酸、パルミチン酸、n−
ヘプタデカン酸、パルミトオレイン酸、ステアリン酸、
オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、アラキジン酸
(20:0)、ベヘン酸(22:0)、エルシン酸(2
2:1)、リグノセリン酸(24:0)、セロチン酸
(26:0)、モンタン酸(28:0)、メリシン酸
(30:0)、ラクセロン酸(32:0)、ゲータ酸
(34:0)等を例示できる。なお前記( )内の数字
は各脂肪酸の総炭素数:炭素炭素間二重結合数を示す。
これらの脂肪酸は単独もしくは混合物として用いてよ
く、前記のほかには植物油脂、動物油脂、魚油、これら
の水素添加物の各加水分解脂肪酸あるいは前記油脂類の
各加水分解脂肪酸の水素添加物、モンタンワックス、カ
ルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワッ
クス、ひまわりワックス、ミツロウ、鯨ロウ、セラック
ロウ、虫白ロウ、さとうきびロウ、けしロウ、綿ロウ等
のワックス類の加水分解物から分離した高級ないし長鎖
脂肪酸等を用いてもよい。
【0015】なお本発明では、後述するようにエステル
交換反応温度が130℃を上限とするため、前記したラ
セミ体アルコールと脂肪酸とは、そのモノエステルが該
温度において液状を呈するように組み合わせることが重
要である。またエステル交換反応物から目的の光学活性
アルコールを分離する精製工程における簡便性の点か
ら、脂肪酸は前記のもののうち炭素数が16以上、好ま
しくは18〜30、より好ましくは20〜28、最も好
ましくは22〜28の直鎖状飽和脂肪酸であることが望
ましい。炭素数が16未満の脂肪酸や側鎖状脂肪酸等で
は光学活性アルコールを高純度かつ高収率で単離するた
めの精製条件に厳密さを必要とする傾向が大きくなる。
炭素数が34を超える脂肪酸は工業的原料として入手し
にくい。本発明で用いる脂肪酸モノエステルは高融点
(好ましくは60℃以上、より好ましくは70℃以上)
であることが望ましい。
【0016】本発明のもう一方の原料であるb)炭素数
16以上の非光学活性かつ非ラセミ体アルコールの具体
例としては1−ヘキサデカノール(セタノール)、1−
ヘプタデカノール、1−オクタデカノール(ステアリル
アルコール)、オレイルアルコール、1−エイコサノー
ル、1−ドコサノール(ベヘニルアルコール)、1−テ
トラコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコ
サノール、1−ノナコサノール、ミリシルアルコール
(炭素数30)、メリシルアルコール(炭素数31)、
ラッセロール(炭素数32)等をあげることができる。
このうち炭素数が好ましくは16〜30、より好ましく
は18〜28の直鎖状飽和アルコールが望ましい。炭素
数が16未満のものでは精製工程において目的の光学活
性アルコールを分離しにくく、また炭素数が34を超え
るアルコールは工業的に入手しにくい。
【0017】本発明のエステル交換反応では耐熱性リパ
ーゼを用いることを特徴とする。これにより前記a)お
よびb)の原料を高温で液状に維持でき、従来法のよう
に原料を溶解させるための溶媒を必要とせず、またエス
テル交換反応を速やかに進行させることができ、さらに
高融点のエステル類およびアルコール類を使用すること
が可能となるため光学活性アルコールの分離、精製が容
易になる。
【0018】本発明の耐熱性リパーゼとは81℃以上で
もエステル交換活性を有するものをいい、例えば特公昭
58−36953号公報に記載のアルカリゲネス エス
ピー(Alcaligenes sp. PL−266)(微工研菌寄第
3187号)が生産するリパーゼPL−266、特公昭
60−15312号公報に記載のアルカリゲネス エス
ピー(Alcaligenes sp. PL−679)(微工研菌寄第
3783号)が生産するリパーゼPL−679、特公昭
59−156282号公報に記載のリゾプスキネンシス
(Rhizopus chinensis)を起源とするリパーゼ等をあげ
ることができ、このうち前二者が好ましい。本発明の実
施にあたっては、前記アルカリゲネスエスピー由来のリ
パーゼとして、名糖産業(株)製のリパーゼQLおよび
リパーゼPL(いずれも同社商品名)を用いるのが簡便
であり、とりわけリパーゼQLが望ましい。かかる耐熱
性リパーゼは活性炭、セライト、吸着性樹脂、イオン交
換樹脂、ガラスビーズ、セラミックス等の公知の担体に
固定化して用いてもよいが、後述するように粉末状態の
ままで原料に共存させることが望ましい。
【0018】エステル交換反応は、前記a)のフェニル
基置換ラセミ体アルコールのモノエステルとb)のアル
コールとをa)を基準にして1:5以下、好ましくは
1:5〜3のモル比率で混合して原料とし、該原料を溶
解させるための有機溶媒を使用することなく、なおかつ
実質的に水分を含まない(すなわち原料中の平衡水分含
量である約0.1重量%以下、望ましくは0.05重量
%以下の)反応系に、好ましくは前記耐熱性リパーゼの
粉末を分散させ、攪拌もしくは振とうしながら反応を行
う。このとき耐熱性リパーゼ粉末の粒子の90%以上が
1〜100μm、好ましくは20〜50μmの大きさに
なるようにコントロールしてエステル交換反応を行うこ
とが望ましい。この粒子サイズをそろえる手段として
は、必要に応じて加温し溶解した原料に耐熱性リパーゼ
粉末を分散させた後、超音波処理、分散液の精密膜また
は限外ろ過膜による濾過処理、遠心沈降処理等を施せば
よいが、好ましくは反応温度以下、20〜150kHz 、
100〜250Wの条件下で1〜30分間超音波を照射
処理することが簡便である。
【0020】反応温度は81℃以上、より好ましくは9
1〜130℃、最も好ましくは101〜120℃に設定
し、減圧状態、好ましくは5〜1mmHgの減圧下で緩やか
に攪拌もしくは振とうしながら反応率を例えばガスクロ
マトグラフィーでチェックして、反応の進行にともない
生成してくるR体またはS体のいずれか一方に富む光学
活性アルコールを減圧蒸留させつつ所定の時間、望まし
くは数時間〜100時間エステル交換反応を行わせる。
反応温度が81℃を下回ると該反応の進行が遅くなり長
時間を必要とし、逆に130℃を超えると耐熱性リパー
ゼといえども失活する傾向が大きくなる。本発明におい
ては、とりわけ減圧状態でエステル交換反応させ、該反
応物中に生成、遊離してくる光学活性アルコールを減圧
蒸留させながら、前記エステル交換反応を行わせること
が重要である。この方法により該エステル交換反応が速
やかに進行する。
【0021】本発明のエステル交換反応物は、下記反応
【化3】 〔但し、(a):ラセミ体アルコールの脂肪酸モノエス
テル、(b):非光学活性かつ非ラセミ体アルコール、
(c):光学活性アルコールの脂肪酸モノエステル、
(d):非光学活性かつ非ラセミ体アルコールの脂肪酸
モノエステル、(e):光学活性アルコールである。〕
で示されるように、原料であるラセミ体アルコールのモ
ノエステルが非光学活性かつ非ラセミ体アルコールによ
っていわばアルコリシスされ、R体またはS体のいずれ
か一方の光学活性アルコールが遊離するとともに非光学
活性かつ非ラセミ体アルコールの脂肪酸モノエステルが
新たに生成し、また未反応のR体またはS体のいずれか
一方の光学活性アルコールの脂肪酸モノエステルも共存
し、さらに未反応の原料成分をも含む多種成分からなる
組成物となる。しかも従来法ではこのような反応物中の
各成分の物理的性状が近似するため、光学活性アルコー
ルを回収するには複雑な精製工程を必要としたが、本発
明では原料として炭素数16以上の非光学活性かつ非ラ
セミ体アルコールを用いることを特徴とし、この物理的
性状(融点、沸点、溶媒に対する溶解性等)が前記ラセ
ミ体アルコールとは大きく異なるため、光学活性アルコ
ールの単離が容易になる。
【0022】すなわち目的とするR体またはS体のいず
れか一方の光学活性アルコールは、前記減圧下に反応系
中の他成分とは十分に区別して容易に留去せしめて分離
でき、またこれにより反応平衡が前記反応式において右
側(生成物側)方向にずれるためエステル交換反応がさ
らに促進され、結果として高純度の光学活性アルコール
を高収率で単離することができる。なお本発明の方法で
はモノエステルのままで残存する未反応の鏡像異性体
は、反応物からカラムクロマトグラフィー等の公知方法
で分離し、酸(塩酸、硫酸等)またはアルカリ(水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等)により加水分解すれば
同様に高純度で単離できる。また反応に使用した耐熱性
リパーゼは回収後、新たな同様のエステル交換反応に使
用できる。
【0023】
【実施例】以下の実施例および比較例において得られた
化合物の物質純度はガスクロマトグラフィー((株)島
津製作所製、GC−14A)を用いて、また光学純度は
旋光度計(日本分光(株)製、DIP−370)を用い
てそれぞれ測定し、その測定値を標準試料の値と比較す
ることにより算出した。
【0024】実施例1 アルカリゲネス エスピー(Alcaligenes sp. )由来の
リパーゼQL (名糖産業(株)製)10g、(R,S)
−1 −フェニル−1−エタノールのステアリン酸モノエ
ステル150gおよびステアリルアルコール300gを
500mlセパラブルフラスコに入れ、80℃で超音波発
生装置((株)島津製作所製、SUS−103)を用い
て45kHz で1分間超音波を照射した。その後、95℃
にて5mmHgの減圧下で攪拌速度350rpm で攪拌し、1
2時間エステル交換反応を行った。反応系の水分量(カ
ールフィッシャー法):0.05重量%、リパーゼ粒子
のサイズ(コールターエレクトロニクス社製の粒度分布
測定装置:マルチサイザーによる測定)、95%以上が
30〜70μmであった。反応させながら減圧蒸留した
留出物をガスクロマトグラフィーで測定したところ、
(R, S) −1 −フェニル−1−エタノールのステアリ
ン酸モノエステルの49モル%がエステル交換されてお
り、(R) −1 −フェニル−1−エタノール(収率:9
5%、物質純度:99%以上、光学純度:99%ee)を
得た。一方、反応終了後、反応物からリパーゼをメンブ
レンフィルター0.5μm(アドバンテック社製)を用
いて濾過により取り除いた後、残存する1−フェニル−
1−エタノールのステアリン酸モノエステルをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで分離し、アルカリ加水分
解して(S) −1−フェニル−1−エタノール(収率:
93%、物質純度:99%以上、光学純度:99%ee)
を得た。
【0025】実施例2 アルカリゲネス エスピー(Alcaligenes sp. )由来の
リパーゼPL (名糖産業(株)製)10g、(R, S)
−1−(p−クロロフェニル)−1−エタノールのパル
ミチン酸モノエステル130gおよびn−ヘキサデカノ
ール320gを500mlセパラブルフラスコに入れ、実
施例1と同様に超音波処理を行った後、85℃にて2mm
Hgの減圧下で攪拌速度350rpm で攪拌し、18時間エ
ステル交換反応を行った。実施例1に記載の方法で測定
した反応系の水分量:0.02重量%、リパーゼ粒子の
サイズ:93%以上が20〜70μmであった。反応さ
せながら減圧蒸留した留出物をガスクロマトグラフィー
で測定したところ、(R,S) −1−(p−クロロフェ
ニル)−1−エタノールのパルミチン酸モノエステルの
49モル%がエステル交換されており、(R) −1 −
(p−クロロフェニル)−1−エタノール(収率:93
%、物質純度:99%以上、光学純度:99%ee以上)
を得た。一方、反応終了後、反応物からリパーゼをメン
ブレンフィルター0.5μm(実施例1と同じ)を用い
て濾過により取り除いた後、残存する1−(p−クロロ
フェニル)−1−エタノールのパルミチン酸モノエステ
ルをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離し、ア
ルカリ加水分解して(S)−1−(p−クロロフェニ
ル)−1−エタノール(収率:90%、物質純度:99
%以上、光学純度:99%ee)を得た。
【0026】実施例3 実施例1に記載のリパーゼQL15g、(R,S)−2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−オクタノール
のモンタン酸モノエステル100gおよびベヘニルアル
コール300gを500mlセパラブルフラスコに入れ、
実施例1と同様に超音波処理を行った後、110℃にて
3mmHgの減圧下で攪拌速度200rpm で攪拌し、18時
間エステル交換反応を行った。実施例1に記載の方法で
測定した反応系の水分量:0.01重量%、リパーゼ粒
子のサイズ:95%が20〜50μmであった。反応さ
せながら減圧蒸留した留出物をガスクロマトグラフィー
で測定したところ、(R,S)−2−(2,4−ジフル
オロフェニル)−2−オクタノールのモンタン酸モノエ
ステルの49モル%がエステル交換されており、R−2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−オクタノール
(収率:94%、物質純度:99%、光学純度:99%
ee以上)を得た。一方、反応終了後、反応物からリパー
ゼをメンブレンフィルター0.5μm(実施例1と同
じ)を用いて濾過により取り除いた後、残存する2−
(2,4−ジフルオロフェニル)−2−オクタノールの
モンタン酸モノエステルをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで分離し、アルカリ加水分解して(S)−2−
(2,4−ジフルオロフェニル)−2−オクタノール
(収率:97%、物質純度:100%、光学純度:10
0%ee)を得た。
【0027】実施例4 実施例1に記載のリパーゼQL10g、(R,S)−1
−フェニル−1−プロパノールのオレイン酸モノエステ
ル150gおよびステアリルアルコール300gを50
0mlセパラブルフラスコに入れ、実施例1と同様に超音
波処理を行った後、105℃にて2mmHgの減圧下で攪拌
速度300rpm で攪拌し、20時間エステル交換反応を
行った。実施例1に記載の方法で測定した反応系の水分
量:0.01重量%、リパーゼ粒子のサイズ:95%以
上が30〜50μmであった。反応させながら減圧蒸留
した留出物をガスクロマトグラフィーで測定したとこ
ろ、(R,S)−1−フェニル−1−プロパノールのオ
レイン酸モノエステルの50モル%がエステル交換され
ており、R−1−フェニル−1−プロパノール(収率:
97%、物質純度:100%、光学純度:100%ee)
を得た。一方、反応終了後、反応物からリパーゼをメン
ブレンフィルター0.5μm(実施例1と同じ)を用い
て濾過により取り除いた後、残存する1−フェニル−1
−プロパノールのオレイン酸モノエステルをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで分離し、アルカリ加水分解
して(S)−1−フェニル−1−プロパノール(収率:
95%、物質純度:100%、光学純度:99%ee以
上)を得た。
【0028】比較例1 実施例2において、n−ヘキサデカノール320gのか
わりにミリスチルアルコール300gを用いて同様の条
件で処理したところ、分離した(R) −1 −(p−クロ
ロフェニル)−1−エタノール相当成分は収率:90
%、物質純度:90%、光学純度:84%eeであり、
(S)−1−(p−クロロフェニル)−1−エタノール
相当成分は収率:78%、物質純度:91%、光学純
度、83%eeであった。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、フェニル基置換ラセミ
体アルコールのエステルから光学活性アルコールを分割
するにあたり、耐熱性リパーゼを用いることにより、原
料の溶媒を使用することなく高融点の原料を使用でき、
従来にはない高温のエステル交換反応が可能となり、該
反応時間を短縮化できる。更に高融点、高沸点の長鎖ア
ルコールを原料として使用できるため、エステル交換反
応物中の物理的性状の差を利用して、該反応物からR体
またはS体いずれか一方の光学活性アルコールを、高純
度に、収率良く、簡便な精製手段により分離できる。本
発明ではとりわけエステル交換反応と光学活性アルコー
ルの分離、精製とを同時に行うことができる。また前記
光学活性アルコールとは対掌体のR体またはS体いずれ
か一方の光学活性アルコールも容易に高純度に単離でき
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 9/20 C12R 1:05) C07M 7:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)フェニル基を有するラセミ体アルコ
    ールと脂肪酸とのモノエステルおよびb)炭素数16以
    上の非光学活性かつ非ラセミ体アルコールを原料とし、
    耐熱性リパーゼを用い、前記原料の溶媒を使用すること
    なく、実質的に水分を含まない条件下で、減圧状態かつ
    81℃以上にてエステル交換反応させながら生成するフ
    ェニル基を有する光学活性アルコールを減圧蒸留して分
    離することを特徴とするフェニル基含有光学活性アルコ
    ールの生産方法。
  2. 【請求項2】 フェニル基を有するラセミ体アルコール
    が下記一般式(1) 【化1】 〔式(1)においてD1 、D2 、D3 、D4 およびD5
    は水素、ハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキル基また
    は炭素数1〜3のアルコキシ基で表される置換基であ
    り、Aは炭素数1〜3のアルキル基またはCF3 または
    CN〕で表される化合物である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 脂肪酸が炭素数16以上の直鎖状飽和脂
    肪酸である請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 耐熱性リパーゼがアルカリゲネス属に属
    する微生物から得られるものである請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 耐熱性リパーゼが粉末状であり、その粒
    子の90%以上が1〜100μmである請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 耐熱性リパーゼを用いるエステル交換反
    応温度が101〜120℃である請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の方法。
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DE69524853T DE69524853T2 (de) 1994-11-29 1995-09-18 Verfahren zur Herstellung von optisch aktivem Phenylgruppe enthaltenden Alkohol
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