JPH08148504A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH08148504A
JPH08148504A JP28649694A JP28649694A JPH08148504A JP H08148504 A JPH08148504 A JP H08148504A JP 28649694 A JP28649694 A JP 28649694A JP 28649694 A JP28649694 A JP 28649694A JP H08148504 A JPH08148504 A JP H08148504A
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Takashi Nakajima
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コレクタ領域に生じる寄生抵抗及び寄生容量
を低減し、高周波特性に優れ、高速動作で低消費電力化
が図られた半導体装置を得る。 【構成】 支持基板30上にコレクタ埋込み絶縁層31
を形成し、このコレクタ埋込み絶縁層31上に第1の高
融点金属層32aと第1のバリアメタル層32bとから
構成されるコレクタ埋込み金属層32を形成する。この
コレクタ埋込み金属層32上にコレクタ領域33が形成
され、このコレクタ領域33を貫通してなる第2の溝3
4aに第2のバリアメタル層34bと第2の高融点金属
層34cを埋込み、コレクタ埋込み金属層32と底部で
電気的に接続されたコレクタ引出し電極34が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバイポーラトラ
ンジスタ等の半導体装置及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】バイポーラトランジスタは、高速性・高
駆動性に優れた半導体装置のひとつであることは広く知
られていることであり、バイポーラトランジスタのデバ
イス性能向上のためにデバイス構造の工夫がなされてき
た。
【0003】バイポーラトランジスタのコレクタはその
抵抗が低く、かつ反対導電型の基板との容量が小さいこ
とが、高周波動作する上で要求される。
【0004】図16は従来のバイポーラトランジスタの
構造を示す一部断面図である。この図において、1はP
型のシリコン基板からなる基板、2はこの基板1上に形
成された厚さ約3μmのN型の高濃度領域からなるコレ
クタ埋込み層、3はこのコレクタ埋込み層2上に形成さ
れた厚さ約1μmのN型のコレクタエピタキシャル層で
ある。4はこのコレクタエピタキシャル層3を貫通して
コレクタ埋込み層2に至るN型の高濃度領域からなるコ
レクタ引出し層である。
【0005】5はこのコレクタエピタキシャル層3に形
成され、基板1にまで達する素子分離領域で、コレクタ
エピタキシャル層3及びコレクタ埋込み層2を貫通し、
基板1にまで達する第1の溝5aの底部に形成されたチ
ャネルカット領域5bと、第1の溝5a内に充填された
CVD酸化膜又はポリシリコン膜等からなる充填材5c
と、この充填材の周囲に設けられたCVD酸化膜5dと
によって構成されている。
【0006】6はコレクタエピタキシャル層3上に形成
された厚み約0.5μmのフィールド酸化膜、7はこの
フィールド酸化膜6間に形成されたP型の外部ベース領
域、8はこの外部ベース領域7に挟持されたP型の真性
ベース領域、9はこの真性ベース領域7上に形成された
N型のエミッタ領域である。
【0007】10はポリシリコン膜からなる上記外部ベ
ース領域7と電気的に接続された外部ベース電極、11
はこの外部ベース電極10上に形成され、例えばCVD
酸化膜等の絶縁物からなる第1の絶縁膜、12は上記外
部ベース電極10の側壁を覆うように形成されたCVD
酸化膜等の絶縁物からなるサイドウォールスペーサ、1
3は上記エミッタ領域9上に形成され、ポリシリコン膜
等の導体物からなるエミッタ電極である。
【0008】14はこのエミッタ電極13上に形成さ
れ、CVD酸化膜等の絶縁物からなる第1の層間絶縁
膜、15はこの第1の層間絶縁膜14上に形成され、C
VD酸化膜等の絶縁物からなる第2の層間絶縁膜、16
は第1の層間絶縁膜14と第2の層間絶縁膜15とフィ
ールド酸化膜6とに形成された開口部である電極引出し
孔で、17はこの電極引出し孔16を介して各電極と電
気的に接続されるアルミニウム等の導体物からなる配線
である。
【0009】上記のように構成されたバイポーラトラン
ジスタの製造方法について、図17〜図23を用いて以
下説明する。図17〜図23は、従来のバイポーラトラ
ンジスタの製造工程を順次示した製造工程図である。
【0010】まず、図17に示されるように、基板1の
深さ約3μmにN型のアンチモン又は砒素等を3×10
20コ/cm3の高濃度に拡散させ、コレクタ埋込み層2
を形成し、次にN型の不純物である燐又は砒素等を含む
コレクタエピタキシャル層3を表面に厚み1μmとなる
ように成長させる。
【0011】次に、図18に示されるように、コレクタ
エピタキシャル層3の表面に厚さ約50nmの熱酸化膜
18を形成した後、厚さ約0.2μmの窒化膜19を堆
積し、次いで厚さ約1μmのCVD酸化膜20を堆積す
る。次に、通常の写真蝕刻技術で素子分離領域5となる
領域のみ開口部となるレジストマスクを形成し、熱酸化
膜18と窒化膜19とCVD酸化膜20とをエッチング
する。次に、CVD酸化膜20をマスクとしてコレクタ
エピタキシャル層3及びコレクタ埋込み層2をエッチン
グし、基板1まで達する第1の溝5aを開孔する。次
に、水蒸気雰囲気中にて熱処理を行うことによって、第
1の溝5aの周囲に約0.1μmの熱酸化膜(図示せ
ず)が形成される。この熱酸化は第1の溝5aのエッチ
ングダメージを除去するための犠牲酸化である。次に、
P型不純物である例えば硼素を加速電圧50KeV、注
入量1×1013/cm2でイオン注入し、チャネルカッ
ト領域5bを形成し、その後、第1の溝5aの熱酸化膜
を除去する。
【0012】次に、厚さ約0.1μmのCVD酸化膜5
dを堆積した後、ポリシリコン膜又はCVD酸化膜等の
充填材5cを例えば1.6μmと厚く堆積した後、エッ
チバック法を施し、充填材5cにて第1の溝5aを満た
す。このとき窒化膜19は、充填材5cのエッチバック
時の表面を保護する。尚、充填材5cがCVD酸化膜な
らCVD酸化膜5dを特に設ける必要はない。次に、窒
化膜19と熱酸化膜18を順に除去し、熱酸化法又はC
VD法にて厚さ約0.5μmのフィールド酸化膜6を形
成する(図19)。
【0013】次に、図20に示されるように、窒化膜2
1を堆積し、コレクタ引出し層4となる領域のみ開孔す
る。この開孔部22を通して、N型不純物である燐等を
イオン注入し、高濃度領域であるコレクタ引出し層4を
形成する。
【0014】次に図21に示されるように、この開孔部
22を熱酸化等による酸化膜でふさいだ後窒化膜21を
除去し、後にベース領域8となる領域上のフィールド酸
化膜6をエッチング除去し、その後、ポリシリコン膜を
堆積し、このポリシリコン膜にP型不純物である例えば
硼素を加速電圧10KeV注入量4×1015/cm2
てイオン注入する。その後、このポリシリコン膜上にC
VD酸化膜からなる第1の絶縁膜11を約0.2μm堆
積する。次に、ベース引出し電極10形状のレジストパ
ターンを形成した後、第1の絶縁膜11とポリシリコン
膜をエッチングし、レジストを除去し、ベース引出し電
極10を形成する。次に、後に真性ベース領域及びエミ
ッタ領域となる領域23に真性ベース用のP型不純物で
ある例えばBF2を加速電圧30KeV、注入量8×1
13/cm2にてイオン注入する。
【0015】次に、図22に示されるように、CVD法
にて厚さ約0.2μmのCVD酸化膜を全面に堆積した
後、全面エッチングすることにより、ベース引出し電極
10の側壁に幅0.15μmのサイドウォールスペーサ
12が形成される。
【0016】次に、図23に示されるように、全面にエ
ミッタ電極13となるポリシリコン膜を例えば約0.2
μm堆積し、このポリシリコン膜にN型の不純物である
砒素を加速電圧50KeV、注入量1×1016/cm2
にてイオン注入し、エミッタ電極13となるレジストマ
スクを形成後エッチングし、レジストマスクを除去する
ことにより、エミッタ電極13が形成される。次に、全
面に不純物無添加のCVD酸化膜を例えば厚さ約0.1
μm堆積した後、燐や硼素等の不純物を添加したCVD
酸化膜を例えば厚さ1.6μm堆積する。この複合CV
D酸化膜である第1の層間絶縁膜14を堆積した後、8
00〜900℃の熱処理を数十分間実施することによっ
て、第1の層間絶縁膜14を流動化させて平坦度を向上
させるとともに、外部ベース電極10及びエミッタ電極
13を形成するポリシリコンより各々の不純物を拡散さ
せ、外部ベース領域7と真性ベース領域8及びエミッタ
領域9を形成する。
【0017】次に、第2の層間絶縁膜15である不純物
無添加のCVD酸化膜を全面に堆積した後、各電極上に
電極引出し孔16を形成し、アルミニウムなどの金属膜
を堆積し、配線パターンにパターニングし、図16に示
されるバイポーラトランジスタが完成する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように構成された従来のバイポーラトランジスタにお
いては、コレクタ埋込み層2が高濃度拡散層によって形
成されているため、コレクタ抵抗値を低下させることに
は限度がある。さらに、バイポーラトランジスタを高周
波動作させるために、素子間の分離を第1の溝5a内に
絶縁体を埋め込んだトレンチ分離として、コレクタエピ
タキシャル層3と半導体基板1間の基板容量を低減して
いるにもかかわらず、コレクタ埋込み層2と半導体基板
1間の基板容量が存在する。従って、コレクタ抵抗値及
び基板容量が十分低減できず、半導体装置の低消費電力
化及び高速化を達成できないという課題が生じている。
【0019】本発明は斯かる課題を解決するためになさ
れたもので、コレクタ領域に生じる寄生抵抗及び寄生容
量の値を低くすることによって、高周波特性に優れ高速
動作で低消費電力化が図られた半導体装置を得るととも
に、その半導体装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
半導体装置においては、基板上に形成された絶縁体から
なるコレクタ埋込み絶縁層と、このコレクタ埋込み絶縁
層の表面に形成された高融点金属層又はシリサイド膜か
らなるコレクタ埋込み金属層と、このコレクタ埋込み金
属層の表面に形成されたコレクタ領域と、このコレクタ
領域を貫通して形成された溝内に高融点金属層又はシリ
サイド膜が埋め込まれ、溝の底部において上記コレクタ
埋込み金属層と電気的に接続させたコレクタ引出し電極
とを備えたことを特徴とするものである。
【0021】また、本発明の請求項2記載の半導体装置
は、請求項1記載の半導体装置において、コレクタ領域
及びコレクタ埋込み金属層を貫通してコレクタ埋込み絶
縁層に到達する溝内に、絶縁体が埋め込まれてなる素子
分離領域を備えたことを特徴とするものである。
【0022】さらに、本発明の請求項3記載の半導体装
置は、請求項1又は2記載の半導体装置において、コレ
クタ埋込み金属層とコレクタ領域との界面、又は上記コ
レクタ埋込み金属層とコレクタ埋込み絶縁層との界面、
又はコレクタ引出し電極とコレクタ領域との界面にバリ
アメタル層を備えたことを特徴とするものである。
【0023】さらに、本発明の請求項4記載の半導体装
置の製造方法は、第1の半導体基板に溝を形成し、この
溝内に高融点金属層又はシリサイド膜を埋め込む工程
と、この溝が形成された上記第1の半導体基板の表面に
高融点金属層又はシリサイド膜からなるコレクタ埋込み
金属層を堆積する工程と、このコレクタ埋込み金属層又
は第2の半導体基板上に絶縁層を堆積する工程と、この
絶縁層を介して上記第1の半導体基板上に形成した上記
コレクタ埋込み金属層と上記第2の半導体基板の一主面
が対向するように貼り合わせる工程と、上記第1の半導
体基板の背面をエッチングして溝内の高融点金属層又は
シリサイド膜が露出するまで薄膜化し、コレクタ領域を
形成する工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0024】また、本発明の請求項5記載の半導体装置
の製造方法は、第1の半導体基板に溝を形成し、この溝
内に高融点金属層又はシリサイド膜を埋め込む工程と、
この溝が形成された上記第1の半導体基板の表面に高融
点金属層又はシリサイド膜からなるコレクタ埋込み金属
層を堆積する工程と、第1の半導体基板上の素子が形成
されない外周領域の上記コレクタ埋込み金属層を除去す
る工程と、このコレクタ埋込み金属層の除去工程後の第
1の半導体基板上、又は第2の半導体基板上に絶縁層を
堆積する工程と、この絶縁層を介して上記第1の半導体
基板上に形成した上記コレクタ埋込み金属層と上記第2
の半導体基板の一主面が対向するように貼り合わせる工
程と、上記第1の半導体基板の背面をエッチングして溝
内の高融点金属層又はシリサイド膜が露出するまで薄膜
化し、コレクタ領域を形成する工程とを備えたことを特
徴とするものである。
【0025】さらに、本発明の請求項6記載の半導体装
置の製造方法は、第1の半導体基板に溝を形成し、この
溝内に高融点金属層又はシリサイド膜を埋め込む工程
と、この溝が形成された上記第1の半導体基板の表面に
高融点金属層又はシリサイド膜からなるコレクタ埋込み
金属層を堆積する工程と、上記第1の半導体基板上のコ
レクタ埋込み金属層を所望パターンにパターニングする
工程と、この所望パターンが形成された上記第1の半導
体基板の表面、又は第2の半導体基板の表面に絶縁層を
堆積する工程と、この絶縁層を介して上記第1の半導体
基板上に形成した上記コレクタ埋込み金属層と上記第2
の半導体基板の一主面が対向するように貼り合わせる工
程と、上記第1の半導体基板の背面をエッチングして溝
内の高融点金属層又はシリサイド膜が露出するまで薄膜
化し、コレクタ領域を形成する工程とを備えたことを特
徴とするものである。
【0026】
【作用】本発明の請求項1記載の半導体装置において
は、コレクタ領域の下面にコレクタ埋込み金属層と、こ
のコレクタ埋込み金属層と電気的に接続された高融点金
属層又はシリサイド膜からなるコレクタ引出し電極とが
形成されているので、コレクタ抵抗を低減することがで
きる。また、コレクタ埋込み金属層と基板間には、コレ
クタ埋込み絶縁層が形成されているため、寄生容量を低
減することができる。
【0027】さらに、本発明の請求項2記載の半導体装
置においては、コレクタ埋込み金属層を貫通してコレク
タ埋込み絶縁層に到達する溝に絶縁体が埋め込まれてな
る素子分離領域によって、素子を分離するとともにコレ
クタ埋込み金属層も同時分離されるため半導体装置の製
造工程が容易となる。
【0028】さらに、本発明の請求項3記載の半導体装
置においては、コレクタ埋込み金属層とコレクタ領域と
の界面、又はコレクタ埋込み金属層とコレクタ埋込み絶
縁層との界面、又はコレクタ引出し電極とコレクタ領域
との界面にバリアメタル層が形成されているため、上記
コレクタ埋込み金属層とコレクタ領域、又はコレクタ埋
込み金属層とコレクタ埋込み絶縁層、又はコレクタ引出
し電極とコレクタ領域との間の密着性が向上する。
【0029】また、本発明の請求項4記載の半導体装置
の製造方法においては、第1の半導体基板に溝が形成さ
れ、この溝内に高融点金属層又はシリサイド膜が埋め込
まれた後、この基板の背面より薄膜化することによりコ
レクタ領域が形成され、この薄膜化する工程の終点を、
上記溝内に埋め込まれた高融点金属層、又はシリサイド
膜が露出した状態とすることにより、薄膜化の終点を容
易に判断できるとともに、コレクタ領域の厚み、第1の
半導体基板内及び第1の半導体基板毎のばらつきを抑制
できる。
【0030】さらに、本発明の請求項5記載の半導体装
置の製造方法においては、第1の半導体基板における素
子が形成されない外周領域よりコレクタ埋込み金属層を
除去し、コレクタ埋込み金属層を絶縁層で覆うことによ
って、コレクタ埋込み金属層の密着力を向上させ、プロ
セス途中で剥離することを防ぐ。
【0031】さらに、本発明の請求項6記載の半導体装
置の製造方法においては、コレクタ埋込み金属層を小さ
いパターンとし、絶縁層で覆うことによって、密着力を
向上させ、コレクタ埋込み金属層が剥離することを防
ぐ。
【0032】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例であるバイポーラト
ランジスタを示す一部断面図であって、図において、従
来と同一のものには同一番号を符し、詳細な説明は省略
する。
【0033】この図において、30はN型のシリコン基
板からなる第2の半導体基板としての支持基板、31は
支持基板30上に形成された例えば厚さ約1μmのCV
D酸化膜等の絶縁体からなるコレクタ埋込み絶縁層、3
2はこのコレクタ埋込み絶縁層31上に形成されたコレ
クタ埋込み金属層で、第1の高融点金属層32aとこの
第1の高融点金属層32a上に形成された第1のバリア
メタル層32bとから構成され、この実施例においては
第1の高融点金属層32aに厚さ1.5μmのWが、第
1のバリアメタル層32bには厚さ0.1μmのTiN
が用いられている。
【0034】33はこのコレクタ埋込み金属層32の表
面に形成されたN型の半導体からなる第1の半導体基板
1(図2及び図3参照)からなるコレクタ領域、34は
このコレクタ領域33を貫通し、コレクタ埋込み金属層
32と電気的に接続された溝型電極であるコレクタ引出
し電極で、コレクタ領域33の表面よりコレクタ埋込み
金属層32にまで到達する第2の溝34aと、この第2
の溝34aの周壁に形成された第2のバリアメタル層3
4bと、この第2のバリアメタル層34bが形成された
第2の溝34aを埋め込む第2の高融点金属層34cか
ら構成され、またこの実施例においては、第2のバリア
メタル層34bは第1のバリアメタル層32bと、第2
の高融点金属層34cは第1の高融点金属層32aとそ
れぞれ同一の材料が用いられている。
【0035】上述したバイポーラトランジスタにおいて
は、コレクタ領域33とコレクタ埋込み絶縁層31との
間に低抵抗な第1の高融点金属層32aからなるコレク
タ埋込み金属層32が形成されているので、コレクタ電
流はこのコレクタ埋込み金属層32を介して流れるよう
になるため、従来のバイポーラトランジスタに比べてコ
レクタ領域33の寄生抵抗値が低減され、この寄生抵抗
による電圧降下が少なくなる。従って、トランジスタの
高速動作が可能となり、トランジスタの高周波数特性が
向上し、低消費電力化が達成できる。
【0036】さらに、この実施例のバイポーラトランジ
スタにおいては、コレクタ埋込み金属層32を貫通し、
コレクタ埋込み絶縁層31にまで到達する第1の溝5a
に絶縁体からなる充填材5cが埋め込まれた素子分離領
域5によって、素子分離が行われるためにコレクタ領域
33の底面全体にコレクタ埋込み金属層32を形成する
ことができる。従って、図16に示される従来のバイポ
ーラトランジスタのように拡散層にてコレクタ埋込み層
2を形成する場合には、コレクタエピタキシャル層3と
第1の基板1間は逆バイアス状態で使用するため空乏容
量が発生することとなるが、この実施例のバイポーラト
ランジスタにはこの容量が発生せず、大幅にコレクタ領
域33と支持基板30間の容量が低減でき、高周波動作
が可能となる。
【0037】つまり、例えばエミッタサイズが0.5μ
m×0.9μm、コレクタサイズが3.2μm×5.4
μmのトランジスタの場合、従来のバイポーラトランジ
スタでは、コレクタ抵抗が約100Ω、コレクタ基板間
容量は約5PFであったが、この実施例のバイポーラト
ランジスタにおいては、コレクタ抵抗は約60Ω、コレ
クタ・基板間容量は約1PFに低減することができる。
【0038】また、図16に示されるような従来のバイ
ポーラトランジスタのようにコレクタ引出し層4に拡散
層を用いる場合には不純物を少なくともコレクタエピタ
キシャル層3の厚み以上に拡散させる必要があるため基
板の表面ではコレクタエピタキシャル層3の厚みの2倍
程度、平面方向に拡散層が広がることとなるとともに、
コレクタ引出し層4と耐圧等の維持を図るためには、他
の拡散層と一定距離を確保せねばならず半導体装置を小
型化するうえで大きな障害となっていたが、この実施例
のバイポーラトランジスタにおいては、第2の溝34a
に第2のバリアメタル層34bと第2の高融点金属層が
埋め込まれた溝型電極によってコレクタ引出し電極34
を形成することによって第2の溝34aの幅は拡散層で
形成したコレクタ引出し層4の幅に比べて小さくでき、
また他の拡散層との間に一定距離を確保する必要がない
ため、素子の小型化を進めることができる。
【0039】次に、図2〜図9を用いて、この実施例に
おけるバイポーラトランジスタの製造方法について説明
する。図2〜図9はこのバイポーラトランジスタの製造
工程を順次示した製造工程断面図である。
【0040】まず、図2に示されるように、比抵抗が1
Ω・cmのN型の半導体基板1において、コレクタ引出
し電極34が形成される所定領域に、例えば深さ約1μ
mの第2の溝34aを形成し、この第2の溝34aの周
壁と半導体基板1の表面上にTiN膜からなる第2のバ
リアメタル層34bをスパッタ法又はCVD法にて堆積
する。その後、W膜等の高融点金属からなる第2の高融
点金属層34cを約1.5μm堆積することによって、
第2の溝34a内が第2の高融点金属層34cによって
埋め込まれる。
【0041】次に、第2の高融点金属層34c及び第2
のバリアメタル層34bをエッチバック処理し、第2の
溝34a内にのみに第2の高融点金属層34cと第2の
バリアメタル層34bを残した後再び半導体基板1の表
面に第1のバリアメタル層32bであるTiN膜を約
0.1μm、第1の高融点金属層32aであるW膜を約
0.5μm順次堆積し、コレクタ埋込み金属層32を形
成し、このコレクタ埋込み層32上にCVD法にて厚み
約1μmのCVD酸化膜を堆積し、コレクタ埋込み絶縁
層31を形成する。
【0042】なお、この時、第2の高融点金属層34c
の第2の溝34a上での平坦度が上記方法より劣り、後
工程でのウエハ貼り合わせの密着力は低下するものの、
第2のバリアメタル層34b及び第2の高融点金属層3
4cをエッチバックせず半導体基板1上に残存させてお
き、コレクタ埋込み金属層32として用いることも可能
である。
【0043】次に図3に示されるように、既知のSOI
(Silicon on Insulator)ウエハ作製に用いられている
貼り合わせ技術を用いて半導体基板1と支持基板30と
を貼り合わせる。つまり、半導体基板1上のコレクタ埋
込み絶縁層31の表面と支持基板30の表面とを洗浄し
た後に、室温にてこれらの基板1、30を重ねておき、
酸素雰囲気中にて1100℃で2時間のアニールを施す
ことにより、半導体基板1と支持基板30とはコレクタ
埋込み金属層32とコレクタ埋込み絶縁層31とを介し
て貼り合わせられることとなる。
【0044】次に、図4に示されるように、貼り合わせ
た基板の半導体基板1側の背面を第2の溝34aの第2
のバリアメタル層34b又は第2の高融点金属層34c
が露出するまで研削研磨又はエッチングにより薄膜化す
る。ここで例えば研磨を用いた場合には、金属に対して
摩擦係数が大となる特定の研磨布−研磨剤にて研磨され
る基板を回転させる。このとき、この回転させるモータ
ー電流は研磨される材料の摩擦係数に応じて変化するた
め基板面に金属が露出するとモーター電流が増大し、こ
のモーター電流を検知することによって研磨の終点が判
断できる。従って、半導体基板1の厚みを第2の溝の深
さ34aにまで加工することが容易となり、ウエハ毎の
半導体基板1の厚みであるコレクタ領域の厚みのばらつ
きを抑えることができる。また、半導体基板1のコレク
タ引出し電極34の金属層の露出状態より研磨を調整す
ることにより、ウエハ内のコレクタ領域の厚みのばらつ
きを抑えることができる。
【0045】次に、図5に示されるように、コレクタ領
域33となる半導体基板1上に厚さ約50nmの熱酸化
膜18を形成した後、厚さ約0.2μmの窒化膜19を
堆積し、次いで厚さ約1μmのCVD酸化膜20を堆積
する。次に、通常の写真蝕刻技術で素子分離領域5とな
る領域のみ開口部となるレジストマスクを形成し、熱酸
化膜18を窒化膜19とCVD酸化膜20とをエッチン
グする。次に、このCVD酸化膜20をマスクとして、
コレクタ領域33とコレクタ埋込み金属層32をエッチ
ングし、コレクタ埋込み絶縁層31にまで達する第1の
溝5aを開孔する。
【0046】次に、図6に示されるように水蒸気雰囲気
中にて熱処理を行うことによって、第1の溝5aの周囲
に約0.1μmの熱酸化膜(図示せず)が形成される。
この熱酸化は、第1の溝5aのエッチングダメージを除
去するための犠牲酸化である。次に、この熱酸化膜を除
去した後、厚さ約0.1μmのCVD酸化膜5dを堆積
した後、ポリシリコン膜又はCVD酸化膜等の充填材5
cを例えば1.6μmと厚く堆積した後、エッチバック
法を施し、充填材5cにて第1の溝5aを満たす。この
とき、窒化膜19は充填材5cのエッチバック時の表面
を保護する。尚、充填材5cがCVD酸化膜なら、CV
D酸化膜5dを特に設ける必要はない。次に、窒化膜1
9と熱酸化膜18を順に除去し、素子分離領域5が完成
する。この素子分離領域5は第1の溝5aの底部がコレ
クタ埋込み絶縁層31にまで到達しているためチャネル
カット領域は必要ない。
【0047】その後熱酸化法又はCVD法にて、厚さ約
0.5μmのフィールド酸化膜6を形成する。
【0048】これ以後の図7〜図9に示される工程は、
図21〜図23に示される従来のバイポーラトランジス
タの製造方法と全く同一のものであって、ここでは省略
する。
【0049】上述したバイポーラトランジスタの製造方
法においては、半導体基板1にコレクタ引出し電極34
を形成した後、支持基板30と貼り合わせ、半導体基板
1の背面よりコレクタ引出し電極34が露出するまで研
磨又はエッチングすることによって、コレクタ領域33
の厚みを精度よく制御できるとともに、研磨又はエッチ
ングの終点をコレクタ引出し電極34の露出状態を知る
ことで容易に判断できる。
【0050】また、コレクタ領域33を形成するSiと
高融点金属層32a、34cを形成するWとの密着力は
弱いが、コレクタ領域33と第1の高融点金属層32a
との界面に第1のバリアメタル層32bを、さらにコレ
クタ領域33とコレクタ引出し電極34の第2の高融点
金属層34cとの界面に第2のバリアメタル層34bで
あるTiN層を設けることによってコレクタ領域33と
高融点金属層32a、34cとの密着力を向上させ、ウ
エハプロセス中に半導体基板1と高融点金属層32aが
剥離することを防ぐとともに、後工程における熱処理時
のWとSiの反応を抑制し、デバイスの耐性劣化を防ぐ
という効果を有する。
【0051】また、この実施例においては、バリアメタ
ル層32b、34bを構成する材料として、TiNを用
いて説明したが、これに限るものではなく、TiW、遷
移金属の窒化物、炭化物、ホウ化物、及びシリサイド膜
等でもよい。
【0052】さらに、この実施例においてはコレクタ埋
込み金属層32の第1の高融点金属層32aがW膜から
なり第1のバリアメタル層32bがTiN膜からなるも
のについて説明したが、高融点金属としてはW膜に限る
ものではないことは言うまでもなく、さらにコレクタ埋
込み金属層32は、シリサイド膜等からなる単層構造で
もよい。また、上述したようにシリサイド膜を用いる場
合には、コレクタ埋込み金属層32となるシリサイド膜
とコレクタ埋込み絶縁層31との界面にTiN膜等の第
3のバリアメタル層を形成することによってさらに、シ
リサイド膜の単層の場合に比べて密着力を向上させるこ
とができる。また、この実施例1においては、コレクタ
埋込み絶縁層31は半導体基板1上のコレクタ埋込み金
属層32上に堆積した後、支持基板30と貼り合わせて
いたが、支持基板30上にコレクタ埋込み絶縁層31を
堆積した後、半導体基板1と貼り合わせてもよい。
【0053】実施例2.本発明の実施例2であるバイポ
ーラトランジスタの製造方法について図10を用いて説
明する。図10は実施例2のバイポーラトランジスタの
製造方法の一工程を示す上面図であって、コレクタ埋込
み金属層32である第1の高融点金属層32aと第1の
バリアメタル層32bとを順次堆積する工程までは実施
例1と全く同様である。
【0054】次に、図10に示されるように半導体基板
1上にレジストを全面に塗布した後、半導体基板1最外
周の素子が形成しない領域である無効領域35のみを露
光し、現像することで無効領域35のレジストを除去し
た後、このレジストをマスクとしてエッチングし、素子
が形成される有効領域36を残し無効領域35の第1の
高融点金属層32a及び第1のバリアメタル層32bを
除去した後、レジストを除去する。なお、この無効領域
35のレジストを除去する工程においては、この無効領
域35にリンス液を滴下することによっても行うことが
できる。
【0055】次に、コレクタ埋込み絶縁層31となるC
VD酸化膜を全面に堆積する。このことによって、半導
体基板1の無効領域35においてはシリコン上にCVD
酸化膜が直接堆積されることとなり、有効領域36上の
コレクタ埋込み金属層32は、全領域35、36に形成
されるコレクタ埋込み絶縁層31で覆われることとな
る。従って、半導体基板1とコレクタ埋込み金属層32
との密着力を向上させることができウエハプロセス中に
半導体基板1とコレクタ埋込み金属層32が剥がれてく
ることを防ぐことができる。
【0056】また、コレクタ埋込み絶縁層31形成以後
の工程は実施例1と全く同様である。
【0057】実施例3.本発明の実施例3である半導体
装置の製造方法においては、コレクタ埋込み金属層32
を所望パターンにパターニングし、必要とする以外の領
域37のコレクタ埋込み金属層32を除去することによ
って、コレクタ埋込み金属層32を小さなパターンと
し、この小さなパターン上にコレクタ埋込み絶縁層31
を形成し、コレクタ埋込み金属層32を覆うことによっ
て実施例2よりさらに密着力が向上する。
【0058】次に、この半導体装置の製造方法におい
て、図11〜図15を用いて以下説明する。図11〜図
13はこの実施例のバイポーラトランジスタの製造方法
を順次示す製造工程断面図である。
【0059】まず、図11に示されるように、上記実施
例1で説明したように、コレクタ埋込み金属層32を形
成した後、フォトレジストを全面に塗布し、フォトマス
クを用いて露光現像しコレクタ埋込み金属層32を必要
としない領域37、この図中では素子分離領域5が形成
される予定領域37を除去する。つまりコレクタ埋込み
金属層32を、コレクタ埋込み金属層32が必要とする
領域に形成された所望パターンにパターニングする。そ
の後、コレクタ埋込み金属層32上にCVD法にてCV
D酸化膜からなるコレクタ埋込み絶縁層31を形成す
る。従って所望パターンとなったコレクタ埋込み金属層
32はコレクタ埋込み絶縁層31で覆われることとな
り、半導体基板1とコレクタ埋込み金属層32との密着
力は向上し、プロセス中に剥離することを防ぐ。これ以
降の図12〜図15に示される工程は先の実施例にて説
明した図1〜図9までの工程と全く同一である。
【0060】また、この実施例において、素子分離領域
5が形成される予定領域におけるコレクタ埋込み金属層
32を除去する領域は、パターンずれを考慮し、素子分
離領域より少し小さく形成してある。
【0061】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の半導体装置にお
いては、コレクタ埋込み層及びコレクタ引出し電極が高
融点金属層及びシリサイド膜により形成されているた
め、コレクタ抵抗及びコレクタ基板間の寄生容量が低減
でき、高周波特性に優れ、高速動作で低消費電力化が図
られた半導体装置を得ることができるという効果を有す
る。
【0062】さらに、本発明の請求項2記載の半導体装
置においては、コレクタ埋込み金属層を素子分離領域に
よって分離するため、製造工程数が減少するという効果
を有する。
【0063】さらに、本発明の請求項3記載の半導体装
置においては、コレクタ埋込み金属層とコレクタ領域、
又はコレクタ埋込み金属層とコレクタ埋込み絶縁層、又
はコレクタ引出し電極とコレクタ領域との界面にバリア
メタル層が形成されているので、密着力が向上し上記コ
レクタ埋込み金属層とコレクタ引出し電極が剥離するこ
とを防ぎ、半導体装置の歩留まりを向上させることがで
きるという効果を有する。
【0064】また、本発明の請求項4記載の半導体装置
の製造方法においては、コレクタ領域となる第1の半導
体基板を薄膜化する工程において終点判断が容易に行え
るとともに、コレクタ領域の厚みを精度よく形成できる
という効果を有する。
【0065】さらに、本発明の請求項5記載の半導体装
置の製造方法においては、第1の半導体基板上の素子が
形成されない外周領域の金属層を除去し、このコレクタ
埋込み金属層を絶縁層で覆うことによって、コレクタ埋
込み金属層の密着力を向上させることができプロセス途
中で剥離することを防ぎ半導体装置の歩留まりを向上さ
せることができるという効果を有する。
【0066】さらに、本発明の請求項6記載の半導体装
置の製造方法においては、コレクタ埋込み金属層を小さ
な所望パターンにし、絶縁層によって覆うことによりさ
らに密着力が向上するため、コレクタ埋込み金属層が剥
離することを防ぐことができ、さらに半導体装置の歩留
まりを向上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1である半導体装置の構成を
示す断面図である。
【図2】 本発明の実施例1である半導体装置の製造方
法の一工程を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施例1である半導体装置の製造方
法の一工程を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施例1である半導体装置の製造方
法の一工程を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施例1である半導体装置の製造方
法の一工程を示す断面図である。
【図6】 本発明の実施例1である半導体装置の製造方
法の一工程を示す断面図である。
【図7】 本発明の実施例1である半導体装置の製造方
法の一工程を示す断面図である。
【図8】 本発明の実施例1である半導体装置の製造方
法の一工程を示す断面図である。
【図9】 本発明の実施例1である半導体装置の製造方
法の一工程を示す断面図である。
【図10】 本発明の実施例2である半導体装置の製造
方法の一工程を示す上面図である。
【図11】 本発明の実施例3である半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図12】 本発明の実施例3である半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図13】 本発明の実施例3である半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図14】 本発明の実施例3である半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図15】 本発明の実施例3である半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図16】 従来の半導体装置の構成を示す断面図であ
る。
【図17】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図18】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図19】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図20】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図21】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図22】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図23】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、5 素子分離領域、5c 充填材、5
d CVD酸化膜、30 支持基板、31 コレクタ埋
込み絶縁層、32 コレクタ埋込み金属層、32a 第
1の高融点金属層、32b 第1のバリアメタル層、3
3 コレクタ領域、34 コレクタ引出し電極、34a
第2の溝、34b 第2のバリアメタル層、34c
第2の高融点金属層、35 無効領域、36 有効領
域。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された絶縁体からなるコレ
    クタ埋込み絶縁層と、このコレクタ埋込み絶縁層の表面
    に形成された高融点金属層又はシリサイド膜からなるコ
    レクタ埋込み金属層と、このコレクタ埋込み金属層の表
    面に形成されたコレクタ領域と、このコレクタ領域を貫
    通して形成された溝内に高融点金属層又はシリサイド膜
    が埋め込まれ、溝の底部において上記コレクタ埋込み金
    属層と電気的に接続させたコレクタ引出し電極とを備え
    たことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 コレクタ領域及びコレクタ埋込み金属層
    を貫通してコレクタ埋込み絶縁層に到達する溝内に、絶
    縁体が埋め込まれてなる素子分離領域を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 コレクタ埋込み金属層とコレクタ領域と
    の界面、又は上記コレクタ埋込み金属層とコレクタ埋込
    み絶縁層との界面、又はコレクタ引出し電極とコレクタ
    領域との界面にバリアメタル層を備えたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 第1の半導体基板に溝を形成し、この溝
    内に高融点金属層又はシリサイド膜を埋め込む工程と、
    この溝が形成された上記第1の半導体基板の表面に高融
    点金属層又はシリサイド膜からなるコレクタ埋込み金属
    層を堆積する工程と、このコレクタ埋込み金属層又は第
    2の半導体基板上に絶縁層を堆積する工程と、この絶縁
    層を介して上記第1の半導体基板上に形成した上記コレ
    クタ埋込み金属層と上記第2の半導体基板の一主面が対
    向するように貼り合わせる工程と、上記第1の半導体基
    板の背面をエッチングして溝内の高融点金属層又はシリ
    サイド膜が露出するまで薄膜化し、コレクタ領域を形成
    する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 第1の半導体基板に溝を形成し、この溝
    内に高融点金属層又はシリサイド膜を埋め込む工程と、
    この溝が形成された上記第1の半導体基板の表面に高融
    点金属層又はシリサイド膜からなるコレクタ埋込み金属
    層を堆積する工程と、第1の半導体基板上の素子が形成
    されない外周領域の上記コレクタ埋込み金属層を除去す
    る工程と、このコレクタ埋込み金属層の除去工程後の第
    1の半導体基板上、又は第2の半導体基板上に絶縁層を
    堆積する工程と、この絶縁層を介して上記第1の半導体
    基板上に形成した上記コレクタ埋込み金属層と上記第2
    の半導体基板の一主面が対向するように貼り合わせる工
    程と、上記第1の半導体基板の背面をエッチングして溝
    内の高融点金属層又はシリサイド膜が露出するまで薄膜
    化し、コレクタ領域を形成する工程とを備えたことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1の半導体基板に溝を形成し、この溝
    内に高融点金属層又はシリサイド膜を埋め込む工程と、
    この溝が形成された上記第1の半導体基板の表面に高融
    点金属層又はシリサイド膜からなるコレクタ埋込み金属
    層を堆積する工程と、上記第1の半導体基板上のコレク
    タ埋込み金属層を所望パターンにパターニングする工程
    と、この所望パターンが形成された上記第1の半導体基
    板の表面、又は第2の半導体基板の表面に絶縁層を堆積
    する工程と、この絶縁層を介して上記第1の半導体基板
    上に形成した上記コレクタ埋込み金属層と上記第2の半
    導体基板の一主面が対向するように貼り合わせる工程
    と、上記第1の半導体基板の背面をエッチングして溝内
    の高融点金属層又はシリサイド膜が露出するまで薄膜化
    し、コレクタ領域を形成する工程とを備えたことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
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