JPH081476Y2 - 材料試験片連続体用の材料試験装置 - Google Patents
材料試験片連続体用の材料試験装置Info
- Publication number
- JPH081476Y2 JPH081476Y2 JP1993016841U JP1684193U JPH081476Y2 JP H081476 Y2 JPH081476 Y2 JP H081476Y2 JP 1993016841 U JP1993016841 U JP 1993016841U JP 1684193 U JP1684193 U JP 1684193U JP H081476 Y2 JPH081476 Y2 JP H081476Y2
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- JP
- Japan
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- test piece
- continuum
- test
- cutter
- gripping
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の試験片を連続し
て一体形成した材料試験片連続体用の材料試験装置に関
する。
て一体形成した材料試験片連続体用の材料試験装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の材料試験片は、図4に示すように
両端に把持部1,1を有し、中間部に狭窄部2を有する
小片の単体からなり、材料試験装置もこの小片の単体か
らなる材料試験片の把持部1,1を把持して引っ張り試
験するように構成されていた。
両端に把持部1,1を有し、中間部に狭窄部2を有する
小片の単体からなり、材料試験装置もこの小片の単体か
らなる材料試験片の把持部1,1を把持して引っ張り試
験するように構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従前公知の材料試験装
置は、上記したように小片単体からなる試験片を把持す
るようにしてあるので、試験装置の把持部に小片からな
る試験片を自動的に供給する供給機構が複雑となってい
たという問題点があり、小片からなる試験片を安全,確
実に供給し、且つ、確実に把持することが困難であると
いう問題点があった。
置は、上記したように小片単体からなる試験片を把持す
るようにしてあるので、試験装置の把持部に小片からな
る試験片を自動的に供給する供給機構が複雑となってい
たという問題点があり、小片からなる試験片を安全,確
実に供給し、且つ、確実に把持することが困難であると
いう問題点があった。
【0004】考案者は、この小片単体からなる試験片の
もつ問題点を解決する目的をもって、図3に示す材料試
験片連続体10を開発し、同時に提案した。この材料試
験片連続体10は、複数の単一形状試験片が並べて配置
されるように複数の抜き孔15が形成され、四周枠部1
4によって一体に形成されたシート状,フイルム状ある
いは板状の方形形状を有するものである。この複数の抜
き孔15間に形成された複数の試験片は、それぞれ把持
部11,11及びその間の狭窄部12を有する。
もつ問題点を解決する目的をもって、図3に示す材料試
験片連続体10を開発し、同時に提案した。この材料試
験片連続体10は、複数の単一形状試験片が並べて配置
されるように複数の抜き孔15が形成され、四周枠部1
4によって一体に形成されたシート状,フイルム状ある
いは板状の方形形状を有するものである。この複数の抜
き孔15間に形成された複数の試験片は、それぞれ把持
部11,11及びその間の狭窄部12を有する。
【0005】本考案は、この材料試験片連続体によって
材料試験を行う新規な材料試験装置を提供することを目
的とする。
材料試験を行う新規な材料試験装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的をもってなされ
た本考案装置は、材料試験片連続体を把持する試験片連
続体把持機構と、この試験片連続体把持機構が材料試験
片連続体を把持した状態で、試験片連続体の試験片のピ
ッチだけ試験片連続体把持機構を間歇送りするため、モ
ータにより回転される水平送りネジを有する試験片間歇
送り機構と、同じくモータにより回転される垂直送りネ
ジにより上下作動するカッター支持板に支持され、試験
片連続体の試験片間の四周枠部を切断する出入自在とし
たカッターと、カッターによって切り離された試験片の
把持部をその位置で把持し、少なくとも何ずれかを変位
させて試験片を引っ張り試験する一対のチャックとを有
してなり、材料試験片連続体を構成する夫々の試験片を
順次連続して自動的に引っ張り試験するようにしてある
ことを特徴とする。
た本考案装置は、材料試験片連続体を把持する試験片連
続体把持機構と、この試験片連続体把持機構が材料試験
片連続体を把持した状態で、試験片連続体の試験片のピ
ッチだけ試験片連続体把持機構を間歇送りするため、モ
ータにより回転される水平送りネジを有する試験片間歇
送り機構と、同じくモータにより回転される垂直送りネ
ジにより上下作動するカッター支持板に支持され、試験
片連続体の試験片間の四周枠部を切断する出入自在とし
たカッターと、カッターによって切り離された試験片の
把持部をその位置で把持し、少なくとも何ずれかを変位
させて試験片を引っ張り試験する一対のチャックとを有
してなり、材料試験片連続体を構成する夫々の試験片を
順次連続して自動的に引っ張り試験するようにしてある
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】材料試験片連続体は、試験片連続体把持機構に
よってその上部を把持され、この材料試験片連続体は、
その試験片単体のピッチ分だけ間歇送り機構によって間
歇的に送られる。この材料試験片連続体の間歇送りの移
動の停止位置で、その試験片の両端把持部が、一対のチ
ャックによって把持される。この一対のチャックによっ
て把持された試験片をこれに隣れる試験片から分離する
ため、カッターが作動し、これら相互に隣れる試験片間
の四周枠部を切断する。その後何ずれかのチャックが変
位してチャックしてある試験片を引っ張り、試験を行
う。この試験片の試験が終われば、試験片間歇送り機構
が作動し、隣れる試験片を一対のチャック位置にまで送
り、これをチャックすると共に、カッターによってこれ
と隣れる試験片間を切断し、同様に試験を行う。
よってその上部を把持され、この材料試験片連続体は、
その試験片単体のピッチ分だけ間歇送り機構によって間
歇的に送られる。この材料試験片連続体の間歇送りの移
動の停止位置で、その試験片の両端把持部が、一対のチ
ャックによって把持される。この一対のチャックによっ
て把持された試験片をこれに隣れる試験片から分離する
ため、カッターが作動し、これら相互に隣れる試験片間
の四周枠部を切断する。その後何ずれかのチャックが変
位してチャックしてある試験片を引っ張り、試験を行
う。この試験片の試験が終われば、試験片間歇送り機構
が作動し、隣れる試験片を一対のチャック位置にまで送
り、これをチャックすると共に、カッターによってこれ
と隣れる試験片間を切断し、同様に試験を行う。
【0008】
【実施例】図1及び図2に本考案装置が示してあり、図
中20及び21が架台(図示せず)上に設けられた不動
部である。この上下の不動部20及び21にそれぞれ取
り付けて公知の引っ張り試験機に使用されるものと同様
の下部チャック22及び上部チャック23からなる一対
のチャックを有し、これらの少なくとも一方又は両方を
相互に変位し、材料試験片を引っ張り試験するようにし
てある。
中20及び21が架台(図示せず)上に設けられた不動
部である。この上下の不動部20及び21にそれぞれ取
り付けて公知の引っ張り試験機に使用されるものと同様
の下部チャック22及び上部チャック23からなる一対
のチャックを有し、これらの少なくとも一方又は両方を
相互に変位し、材料試験片を引っ張り試験するようにし
てある。
【0009】図中24が試験片連続体把持機構で、試験
片連続体10上部の四周枠部14を把持する複数の把持
部25,25を有し、この把持部25はエアシリンダ2
6,26によって上記試験片連続体10を把持すること
ができるようにしてある。この試験片連続体把持機構2
4は、試験片間歇送り機構27に支持され、間歇的に送
り作動されるようにしてある。そのため、上記試験片連
続体把持機構24は、その上部に支持片28,28を有
し、試験片間歇送り機構27の水平ガイド29に支持案
内され、水平送りネジ30に螺合させてある。
片連続体10上部の四周枠部14を把持する複数の把持
部25,25を有し、この把持部25はエアシリンダ2
6,26によって上記試験片連続体10を把持すること
ができるようにしてある。この試験片連続体把持機構2
4は、試験片間歇送り機構27に支持され、間歇的に送
り作動されるようにしてある。そのため、上記試験片連
続体把持機構24は、その上部に支持片28,28を有
し、試験片間歇送り機構27の水平ガイド29に支持案
内され、水平送りネジ30に螺合させてある。
【0010】試験片間歇送り機構27は、上部の不動部
21に固定された支持部材31に支持された上記水平ガ
イド及び水平ネジ30を有し、この水平送りネジ30を
回転駆動するモータ32を有する。
21に固定された支持部材31に支持された上記水平ガ
イド及び水平ネジ30を有し、この水平送りネジ30を
回転駆動するモータ32を有する。
【0011】上記上部の不動部21に固定された支持部
材31には垂直下方に垂下した一対の垂直ガイド33
と、垂直送りネジ34を有し、垂直ガイド33の下端に
はモータ基板36を固設し、これに上記試験片連続体1
0の下方四周枠部14を案内する案内部材35を有する
と共に、上記垂直送りネジ34を回転駆動するモータ3
7を固設してある。
材31には垂直下方に垂下した一対の垂直ガイド33
と、垂直送りネジ34を有し、垂直ガイド33の下端に
はモータ基板36を固設し、これに上記試験片連続体1
0の下方四周枠部14を案内する案内部材35を有する
と共に、上記垂直送りネジ34を回転駆動するモータ3
7を固設してある。
【0012】図中38が試験片連続体10の四周枠部1
4を切断するカッターで、上記垂直ガイド33によって
案内され、垂直送りネジに螺合して上下動するカッター
支持板39に支持され、エアシリンダー40によって出
入可能としてあり、突出位置で試験片連続体10の四周
枠部14を切断するようにしてある。
4を切断するカッターで、上記垂直ガイド33によって
案内され、垂直送りネジに螺合して上下動するカッター
支持板39に支持され、エアシリンダー40によって出
入可能としてあり、突出位置で試験片連続体10の四周
枠部14を切断するようにしてある。
【0013】図1には、試験片連続体把持機構24によ
って試験片連続体10が把持され、この試験片連続体1
0の左端の試験片の把持部11が上下のチャック22,
23によってチャックされている状態が示されている。
図示した実施例では、試験片連続体10の左端の四周枠
部14が切断されているが、この状態では、特に切断さ
れていなくともよい。この左端の試験片がチャックされ
ている状態でモータ37を作動して垂直送りネジ24を
回転し、カッター支持板39及びカッター38を上下動
すると共に、エアシリンダー40を作動してカッター3
8を突出させ、上下のチャック22,23によりチャッ
クされている試験片と隣れる試験片間を切断する。その
後、上下のチャック22,23を変位し、試験片を引っ
張り試験する。かくしてこの引っ張り試験が終了する
と、チャックが試験片を放棄すると共に試験片間歇送り
機構27のモータ32を作動して水平送りネジ30を回
転し、試験片連続体把持機構24を図上次の試験片がチ
ャック22,23位置に対向するまで間歇送りし、送ら
れた位置でチャック22,23が作動し、チャックす
る。これと共に前記同様カッターが上下動し、次の試験
片との間を切断し、同様に引っ張り試験を行う。
って試験片連続体10が把持され、この試験片連続体1
0の左端の試験片の把持部11が上下のチャック22,
23によってチャックされている状態が示されている。
図示した実施例では、試験片連続体10の左端の四周枠
部14が切断されているが、この状態では、特に切断さ
れていなくともよい。この左端の試験片がチャックされ
ている状態でモータ37を作動して垂直送りネジ24を
回転し、カッター支持板39及びカッター38を上下動
すると共に、エアシリンダー40を作動してカッター3
8を突出させ、上下のチャック22,23によりチャッ
クされている試験片と隣れる試験片間を切断する。その
後、上下のチャック22,23を変位し、試験片を引っ
張り試験する。かくしてこの引っ張り試験が終了する
と、チャックが試験片を放棄すると共に試験片間歇送り
機構27のモータ32を作動して水平送りネジ30を回
転し、試験片連続体把持機構24を図上次の試験片がチ
ャック22,23位置に対向するまで間歇送りし、送ら
れた位置でチャック22,23が作動し、チャックす
る。これと共に前記同様カッターが上下動し、次の試験
片との間を切断し、同様に引っ張り試験を行う。
【0014】
【考案の効果】叙上の如く本考案材料試験装置によれ
ば、材料試験片連続体によって材料試験を行うことがで
き、材料試験片連続体を構成する夫々の材料試験片を順
次連続して自動的に試験することができ、効果的であり
その取扱いが容易となる効果を有する。
ば、材料試験片連続体によって材料試験を行うことがで
き、材料試験片連続体を構成する夫々の材料試験片を順
次連続して自動的に試験することができ、効果的であり
その取扱いが容易となる効果を有する。
【図1】本考案材料試験装置の正面図である。
【図2】同じくその側面図である。
【図3】本考案材料試験装置によって試験される材料試
験片連続体を示す図である。
験片連続体を示す図である。
【図4】従前公知の材料試験片を示す図である。
10 材料試験片連続体 22 下部チャック 23 上部チャック 24 試験片連続体把持機構 27 試験片間歇送り機構 38 カッター
Claims (1)
- 【請求項1】 材料試験片連続体を把持する試験片連続
体把持機構と、この試験片連続体把持機構が材料試験片
連続体を把持した状態で、試験片連続体の試験片のピッ
チだけ試験片連続体把持機構を間歇送りするため、モー
タにより回転される水平送りネジを有する試験片間歇送
り機構と、同じくモータにより回転される垂直送りネジ
により上下作動するカッター支持板に支持され、試験片
連続体の試験片間の四周枠部を切断する出入自在とした
カッターと、カッターによって切り離された試験片の把
持部をその位置で把持し、少なくとも何ずれかを変位さ
せて試験片を引っ張り試験する一対のチャックとを有し
てなり、材料試験片連続体を構成する夫々の試験片を順
次連続して自動的に引っ張り試験するようにしてあるこ
とを特徴とする材料試験片連続体用の材料試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993016841U JPH081476Y2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 材料試験片連続体用の材料試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993016841U JPH081476Y2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 材料試験片連続体用の材料試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669813U JPH0669813U (ja) | 1994-09-30 |
JPH081476Y2 true JPH081476Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=11927442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993016841U Expired - Lifetime JPH081476Y2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 材料試験片連続体用の材料試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081476Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI446980B (zh) * | 2010-11-26 | 2014-08-01 | Tungaloy Corp | Small diameter drill |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1140086A (en) * | 1979-11-28 | 1983-01-25 | Billy R. Osborne | Taped bag dispenser with differential drive |
JPH01158330A (ja) * | 1987-09-30 | 1989-06-21 | Shimadzu Corp | 台紙付きフィルム状試験片およびその試験方法 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP1993016841U patent/JPH081476Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0669813U (ja) | 1994-09-30 |
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