JPH08147079A - データ送受信装置 - Google Patents

データ送受信装置

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JPH08147079A
JPH08147079A JP6288181A JP28818194A JPH08147079A JP H08147079 A JPH08147079 A JP H08147079A JP 6288181 A JP6288181 A JP 6288181A JP 28818194 A JP28818194 A JP 28818194A JP H08147079 A JPH08147079 A JP H08147079A
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JP
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data
signal
power supply
supply voltage
transmission
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JP6288181A
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English (en)
Inventor
Kazuya Kawano
一也 川野
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、情報機器本体に対し外部メモリとの
間でデータの読取りや書込み処理を行なうデータ送受信
装置において、信頼性の高いデータ伝送が行なえると共
に、小型化に有利で且つ良好な電力伝達効率を得ること
を目的とする。 【構成】データ読取り・書込み装置300の電源電圧/
搬送クロック重畳回路34により、データ伝送同期用の
搬送クロック信号mを重畳した電源電圧信号o,pを電
源出力端子44a,44b及び電源入力端子45a,4
5bを接続してデータ記憶装置400に供給し、バイア
ス及び波形整形回路37を介して搬送クロック信号tと
して得ると共に、平滑回路39を介して動作電源Vcc
を得、また、メモリアクセス信号k,rやメモリ出力信
号s,wを、それぞれ対応する信号送信部31、36か
ら送受信コイル40,42、43,41を介して電磁誘
導により送受信し、信号受信部35、32にて復調する
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ等の電子情報機器に対しカード型メモリ等の外部拡張
メモリとの間でデータの読取りや書込み処理を行なうデ
ータ送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等の電子
情報機器に対しカード型メモリを外部拡張メモリとして
使用し、記憶容量の増設を図ったり、他の情報機器との
間で情報の共有を図ったりしている。
【0003】この場合、前記カード型メモリ等の携帯型
のデータ記憶装置としては、EEPROMやフラッシュ
メモリ等を用いてバックアップ電源の不要なデータ記憶
装置と、バックアップ電源を要するデータ記憶装置が存
在するが、その何れのデータ記憶装置でも、前記情報機
器本体からデータの読取りや書込みを行なう際には、そ
のデータ送受信動作のための駆動電圧は本体側から供給
される。
【0004】そして、このように送受信用の駆動電源を
内蔵しない携帯型のデータ記憶装置としては、前記デー
タの読取り・書込みを行なう情報機器本体との間で、金
属製の電極端子やコネクタを介して電源の供給を受け信
号をやり取りする接触式のものと、電磁誘導により電力
及び信号の伝送を行なう非接触式のものがある。
【0005】図4は接触式によりデータの送受信を行な
う従来の読取り・書込み装置(リーダ・ライタ)及びデ
ータ記憶装置の構成を示すブロック図である。この接触
式のデータ送受信装置では、読取り・書込み装置の制御
部1とデータ記憶装置のメモリ部3との間で、その制御
信号a、搬送クロック信号b、アドレス信号c、データ
信号dの何れをも、それぞれ対応する金属製の端子4
a,5a、4b,5b、4c,5c、4d,5dを介し
て送受信される。
【0006】また、読取り・書込み装置の電源回路2か
らの電圧信号Vccも、各対応する金属製の端子4e,
5e、4f,5fを介して供給される。このように、接
触式のデータ送受信装置では、全ての信号線a,b,
c,dと電源Vccが何れも金属の端子4a,5a、4
b,5b、4c,5c、4d,5d、4e,5e、4
f,5fを介して接続されるため、読取り・書込み装置
やデータ記憶装置における端子の実装スペースが許す限
り多数の信号を同時に伝送でき、データ信号dのような
双方向の伝送も容易に行なえるという利点がある。
【0007】しかしながら、多数の電極端子が露出して
いるため、埃や湿気等によって傷み易く、また、読取り
・書込み装置に対し着脱を繰返すうちに接点不良を起こ
し易いため、特に情報をやり取りする信号線a,b,
c,dで接点不良を起こすと、誤ったデータを書込んだ
り読出したりする恐れが高くなる欠点がある。
【0008】図5は非接触式によりデータの送受信を行
なう従来の読取り・書込み装置(リーダ・ライタ)及び
データ記憶装置の構成を示すブロック図である。読取り
・書込み装置の制御部10から出力されるメモリアクセ
ス信号fは、コマンド・アドレス・データ等の情報を含
むシリアル信号であり、搬送クロックeと共に信号送信
部11において送信用の変調がかけられ、それぞれ送信
コイル15及び14に送られる。
【0009】データ記憶装置では、前記読取り・書込み
装置側の送信コイル15及び14と対向する位置にある
受信コイル19及び18に電磁誘導により各信号f,e
が伝送され、信号受信部22において変調前と同じメモ
リアクセス信号iと搬送クロックhに復調されメモリ部
25に入力される。
【0010】また、データ記憶装置におけるメモリ読出
しデータ等の情報を含むシリアル信号であるメモリ出力
信号jも、全く同じ電磁誘導による伝送方式で、信号送
信部23から送信コイル20を介して読取り・書込み装
置の受信コイル16に送られてその信号受信部12に受
信され、メモリ出力信号gに復調されて制御部10に読
取られる。
【0011】一方、電源電圧に関しては、読取り・書込
み装置の電力送信部13で作成した交流信号で送信コイ
ル17を駆動して電磁誘導によりデータ記憶装置の受信
コイル21に交流電圧を発生させ、これを電力受信部2
4において全波整流・平滑化して該データ記憶装置の送
受信動作に必要な電源電圧をVccを得ている。
【0012】なお、電力送信用の交流信号そのもののタ
イミングで搬送クロックが代用できる場合は、前記搬送
クロック専用の送信コイル14及び受信コイル18を省
略することもできる。
【0013】このように、非接触式のデータ送受信装置
では、前記図4で示した接触式のデータ送受信装置のよ
うに、その表面に金属端子を持たないため、接点不良に
よる誤動作の恐れがなく、送受信コイルを対向させるだ
けで信頼性の高い信号伝送が行なえる利点がある。
【0014】一方、データ記憶装置は、薄型化・ローコ
スト化のため、送受信コイルをプリント基板上に銅箔に
より渦巻状にしてパターン形成する方法が採られる。こ
の際、電力送受信用のコイル21は、インダクタンスを
大きくするためにかなりの巻数が必要になるが、限られ
たスペースで十分なインダクタンスを確保するのは困難
である。
【0015】また、送信コイル17,受信コイル21間
の磁束は、空間伝送となるため漏洩磁束が多く、両者の
結合係数を大きく取ることは困難である。よって、この
非接触式のデータ送受信装置では、接点不良による誤動
作の恐れなく、信頼性の高いデータ伝送が行なえるもの
の、電力の伝達効率が悪く、電力の供給元である読取り
・書込み装置の消費電力が大きくなるため、電池駆動を
行なう場合には、実用性が低い欠点がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】したがって、前記従来
のデータ送受信装置では、データ伝送の信頼性が高く、
しかも、小型化に有利で、電力の伝達効率も良好である
という全ての条件を満足することはできない問題があっ
た。
【0017】本発明は前記のような問題に鑑みなされた
もので、信頼性の高いデータ伝送が行なえると共に、小
型化に有利で且つ良好な電力伝達効率を得ることが可能
になるデータ送受信装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1のデータ送受信装置は、データ読取り・書込み装
置とデータ記憶装置との間でデータ伝送を行なうもの
で、前記データ読取り・書込み装置は、データ伝送同期
用の搬送信号を電源電圧に重畳する重畳手段と、この重
畳手段により搬送信号の重畳された電源電圧信号を出力
する電源出力端子と、前記重畳手段にて重畳される搬送
信号に同期してデータ信号を無線にて送受信する第1の
送受信手段とを備え、前記データ記憶装置は、前記電源
出力端子に着脱自在に接続される電源入力端子と、この
電源入力端子から入力される電源電圧により駆動され該
電源電圧信号に重畳されている搬送信号に同期して前記
第1の送受信手段との間でデータ信号を無線にて送受信
する第2の送受信手段とを備えて構成したものである。
【0019】また、本発明に係わる第2のデータ送受信
装置は、そのデータ伝送同期用の搬送信号を正弦波の信
号として構成したものである。また、本発明に係わるデ
ータ読取り・書込み装置は、別体に用意されるデータ記
憶装置に対してデータの読取り及び書込みを行なうもの
で、データ伝送同期用の搬送信号を電源電圧に重畳する
重畳手段と、この重畳手段により搬送信号の重畳された
電源電圧信号を出力する電源出力端子と、前記重畳手段
にて重畳される搬送信号に同期してデータ信号を無線に
て送受信する送受信手段とを備えて構成したものであ
る。
【0020】また、本発明に係わるデータ記憶装置は、
別体に用意されるデータ読取り・書込み装置によってデ
ータの読取り及び書込みが行なわれるもので、前記デー
タ読取り・書込み装置の電源出力端子に着脱自在に接続
される電源入力端子と、この電源入力端子から入力され
る電源電圧により駆動され該電源電圧信号に重畳されて
いる搬送信号に同期して前記データ読取り・書込み装置
との間でデータ信号を無線にて送受信する送受信手段と
を備えて構成したものである。
【0021】
【作用】つまり、前記第1のデータ送受信装置では、デ
ータ読取り・書込み装置から搬送クロック信号の重畳さ
れた電源電圧信号が電源電圧出力端子及びこれに接続さ
れる電源電圧入力端子を介してデータ記憶装置に供給さ
れるので、搬送クロック専用の入出力端子あるいは送受
信コイルを必要とせず小型化が行なえ、しかも効率の良
い電力の供給が行なえると共に、データ信号が例えば電
磁誘導方式等の無線により送受信されるので、接触不良
なく信頼性の高いデータ送受信処理が行なえることにな
る。
【0022】また、前記第2のデータ送受信装置では、
そのデータ伝送同期用の搬送信号が正弦波の信号とされ
るので、この搬送信号の重畳された電源電圧信号を後段
で平滑化するためのフィルタ定数の減少が行なえ、使用
部品の小型化が行なえると共に、電源電圧に対する雑音
混入の削減が行なえることになる。
【0023】また、前記データ読取り・書込み装置で
は、搬送クロック信号の重畳された電源電圧信号が電源
電圧出力端子からデータ記憶装置に接続供給されるの
で、搬送クロック専用の出力端子あるいは送信コイルを
必要とせず小型化が行なえ、しかも効率の良い電力の供
給が行なえると共に、データ信号が例えば電磁誘導方式
等の無線により送受信されるので、接触不良なく信頼性
の高いデータ送受信処理が行なえることになる。
【0024】また、前記データ記憶装置では、データ読
取り・書込み装置から搬送クロック信号の重畳された電
源電圧信号が電源電圧入力端子を介してデータ記憶装置
に接続供給されるので、搬送クロック専用の入力端子あ
るいは受信コイルを必要とせず小型化が行なえ、しかも
効率の良い電力の受電が行なえると共に、データ信号が
例えば電磁誘導方式等の無線により送受信されるので、
接触不良なく信頼性の高いデータ送受信処理が行なえる
ことになる。
【0025】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明のデータ送受信装置を用いたデータ
読取り・書込み装置300とデータ記憶装置400の構
成を示すブロック図である。
【0026】データ読取り・書込み装置300の制御部
30から出力されるデータ伝送同期用の搬送クロック信
号mは、電源回路33から出力されるデータ記憶装置4
00用の電源電圧nに対して、電源電圧/搬送クロック
重畳回路34において重畳され、電源電圧・搬送クロッ
ク重畳信号oとして金属製の電源出力端子44a,44
bから出力される。
【0027】この場合、前記搬送クロック信号mは、電
源電圧nが振幅の中心となるようにその振幅を小さくし
て重畳される。前記データ読取り・書込み装置300の
電源出力端子44a,44bには、データ記憶装置40
0に対しデータの読取り・書込みを行なう際に、該デー
タ記憶装置400に設けられた電源入力端子45a,4
5bが接続される。
【0028】一方、前記制御部30から前記搬送クロッ
ク信号mに同期させてコマンド・アドレス・データ等の
シリアル信号として出力されるメモリアクセス信号k
は、信号送信部31において変調され、送信コイル40
から電磁誘導による送信信号xとしてデータ記憶装置4
00側へ送信される。
【0029】また、受信コイル41において、データ記
憶装置400からの電磁誘導により受信されたデータ信
号は、信号受信部32を介してメモリ出力信号wとして
復調され、前記制御部30に読取られる。
【0030】前記データ読取り・書込み装置300から
電源出力端子44a,44b及び電源入力端子45a,
45bを介してデータ記憶装置400に入力された電源
電圧・搬送クロック重畳信号pは、カップリングコンデ
ンサCuを介してその周波数成分の信号qのみ分離され
バイアス及び波形整形回路37に供給される。
【0031】また、前記電源入力端子45a,45bを
介して入力された電源電圧・搬送クロック重畳信号p
は、平滑回路39にも並行して供給される。図2は前記
データ送受信装置を用いたデータ記憶装置400におけ
るバイアス及び波形整形回路37と平滑回路39の内部
構成を示す回路図である。
【0032】前記バイアス及び波形整形回路37は、C
MOSインバータINV1 ,INV2 及びフィードバッ
ク抵抗R0 の組合せ回路からなるもので、前記電源電圧
・搬送クロック重畳信号pがカップリングコンデンサC
uを介して周波数成分の信号qのみ分離されて供給され
ると、インバータINV1 の入力がその出力を平滑化し
た値にバイアスされ、デューティ比50%の搬送クロッ
ク信号tが取出される。
【0033】また、前記平滑回路39は、ローパスフィ
ルタL.P.F.による平衡回路からなるもので、この
L.P.F.により前記電源電圧・搬送クロック重畳信
号pに重畳されているクロック信号qが除去され、電源
電圧Vccとして取出される。
【0034】一方、前記データ記憶装置400の受信コ
イル42に対し、前記読取り・書込み装置300電磁誘
導により受信された受信信号yは、信号受信部35を介
してメモリアクセス信号rとして復調されメモリ部38
に入力される。
【0035】また、前記メモリ部38から読出されたメ
モリ出力信号sは、信号送信部36を介して変調され、
送信コイル43から電磁誘導により前記データ読取り・
書込み装置300側へ送信される。
【0036】図3は前記データ送受信装置を用いたデー
タ読取り・書込み装置300とデータ記憶装置400に
おける送受信動作を示すタイミングチャートである。こ
こで、メモリアクセス信号kを送受信する場合について
説明する。
【0037】データ読取り・書込み装置300のにおい
て、搬送クロック信号mに同期したメモリアクセス信号
の送信元信号kが、制御部30から、例えば“0101
001110”と変化して出力されると、信号送信部4
0において、その送信元信号kが“1”のときのみ半ク
ロック分のパルスが出るような送信信号xに変換され送
信コイル40が駆動される。
【0038】そして、前記データ読取り・書込み装置3
00における送受信コイル40,41及びデータ記憶装
置400における送受信コイル43,42を、それぞれ
何れも装置小型化のため、プリント基板上に渦巻状のパ
ターンを形成した小規模なものとして構成すると、デー
タ記憶装置400の受信コイル42には、前記送信信号
xの立上りを微分したような受信信号yが電磁誘導によ
り発生される。
【0039】すると、信号受信部35では、前記受信信
号yの立上りで反転処理した信号が作成されると共に、
これをさらに1クロック分遅延処理した信号が作成さ
れ、この2つの信号が排他的論理和回路(EXOR)に
介して搬送クロック信号tの立上りに同期して出力され
ることにより、復調されたメモアクセス信号r“010
1001110”が得られメモリ部38に入力される。
【0040】したがって、前記構成のデータ送受信装置
を用いたデータ読取り・書込み装置300とデータ記憶
装置400によれば、データ読取り・書込み装置300
の電源電圧/搬送クロック重畳回路34により、データ
伝送同期用の搬送クロック信号mを重畳した電源電圧信
号o,pを電源出力端子44a,44b及び電源入力端
子45a,45bを接続してデータ記憶装置400に供
給し、バイアス及び波形整形回路37を介して搬送クロ
ック信号tとして得ると共に、平滑回路39を介して動
作電源Vccを得るので、電源電圧nを効率良く伝達で
き、しかも、搬送クロック専用の送受信端子やコイルを
必要とせず、小型化及びローコスト化が実現できると共
に、メモリアクセス信号k,rやメモリ出力信号s,w
を、それぞれ対応する信号送信部31、36から送受信
コイル40,42、43,41を介して電磁誘導により
送受信し、信号受信部35、32にて復調するので、接
触不良等による誤動作の恐れない、信頼性の高いデータ
伝送を実現できる。
【0041】なお、前記実施例では、送受信端子を使用
しない非接触(無線)によるデータ伝送方式として、送
受信コイルを使用した電磁誘導方式について説明した
が、送受光素子を使用した光通信方式であってもよい。
【0042】また、前記実施例では、データ伝送同期用
の搬送クロック信号m,tとして、データ1ビットに対
し1クロックの矩形波を対応させる構成としたが、この
矩形波による搬送クロック信号を正弦波として構成すれ
ば、例えば平滑回路39におけるフィルタ定数を小さく
してより小型化を図ることができると共に、平滑化によ
り得られた電源電圧Vccにおけるリップルの発生が少
なくなり、電源ノイズを抑制することができる。さら
に、前記搬送クロック信号m,tのクロック周波数を整
数倍にして構成すれば、データ伝送効率を向上すること
ができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1のデータ送
受信装置によれば、データ読取り・書込み装置から搬送
クロック信号の重畳された電源電圧信号が電源電圧出力
端子及びこれに接続される電源電圧入力端子を介してデ
ータ記憶装置に供給されるので、搬送クロック専用の入
出力端子あるいは送受信コイルを必要とせず小型化が行
なえ、しかも効率の良い電力の供給が行なえると共に、
データ信号が例えば電磁誘導方式等の無線により送受信
されるので、接触不良なく信頼性の高いデータ送受信処
理が行なえるようになる。
【0044】また、本発明の第2のデータ送受信装置に
よれば、そのデータ伝送同期用の搬送信号が正弦波の信
号とされるので、この搬送信号の重畳された電源電圧信
号を後段で平滑化するためのフィルタ定数の減少が行な
え、使用部品の小型化が行なえると共に、電源電圧に対
する雑音混入の削減が行なえるようになる。
【0045】また、本発明のデータ読取り・書込み装置
によれば、搬送クロック信号の重畳された電源電圧信号
が電源電圧出力端子からデータ記憶装置に接続供給され
るので、搬送クロック専用の出力端子あるいは送信コイ
ルを必要とせず小型化が行なえ、しかも効率の良い電力
の供給が行なえると共に、データ信号が例えば電磁誘導
方式等の無線により送受信されるので、接触不良なく信
頼性の高いデータ送受信処理が行なえるようになる。
【0046】また、本発明のデータ記憶装置によれば、
データ読取り・書込み装置から搬送クロック信号の重畳
された電源電圧信号が電源電圧入力端子を介してデータ
記憶装置に接続供給されるので、搬送クロック専用の入
力端子あるいは受信コイルを必要とせず小型化が行な
え、しかも効率の良い電力の受電が行なえると共に、デ
ータ信号が例えば電磁誘導方式等の無線により送受信さ
れるので、接触不良なく信頼性の高いデータ送受信処理
が行なえるようになる。よって、本発明のデータ送受信
装置によれば、信頼性の高いデータ伝送が行なえると共
に、小型化に有利で且つ良好な電力伝達効率を得ること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるデータ送受信装置を用
いたデータ読取り・書込み装置とデータ記憶装置の構成
を示すブロック図。
【図2】前記データ送受信装置を用いたデータ記憶装置
におけるバイアス及び波形整形回路と平滑回路の内部構
成を示す回路図。
【図3】前記データ送受信装置を用いたデータ読取り・
書込み装置とデータ記憶装置における送受信動作を示す
タイミングチャート。
【図4】接触式によりデータの送受信を行なう従来の読
取り・書込み装置(リーダ・ライタ)及びデータ記憶装
置の構成を示すブロック図。
【図5】非接触式によりデータの送受信を行なう従来の
読取り・書込み装置(リーダ・ライタ)及びデータ記憶
装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
30…制御部、31…メモリアクセス信号送信部(変調
回路)、32…メモリ出力信号受信部(復調回路)、3
3…電源回路、34…電源電圧/搬送クロック重畳回
路、35…メモリアクセス信号受信部(復調回路)、3
6…メモリ出力信号信号送信部(変調回路)、37…バ
イアス及び波形整形回路、38…メモリ部、39…平滑
回路、40…メモリアクセス信号送信コイル、41…メ
モリ出力信号受信コイル、42…メモリアクセス信号受
信コイル、43…メモリ出力信号送信コイル、44a,
44b…電源信号出力端子、45a,45b…電源信号
入力端子、Cu…カップリングコンデンサ、n,Vcc
…電源電圧、m,t…搬送クロック信号、o,p…電源
電圧・搬送クロック重畳信号、q…周波数成分クロック
信号、k,r…メモリアクセス信号、w,s…メモリ出
力信号、300…データ読取り・書込み装置、400…
データ記憶装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ読取り・書込み装置とデータ記憶
    装置との間でデータ伝送を行なうデータ送受信装置にお
    いて、 前記データ読取り・書込み装置は、 データ伝送同期用の搬送信号を電源電圧に重畳する重畳
    手段と、 この重畳手段により搬送信号の重畳された電源電圧信号
    を出力する電源出力端子と、 前記重畳手段にて重畳される搬送信号に同期してデータ
    信号を無線にて送受信する第1の送受信手段とを具備
    し、 前記データ記憶装置は、 前記電源出力端子に着脱自在に接続される電源入力端子
    と、 この電源入力端子から入力される電源電圧により駆動さ
    れ該電源電圧信号に重畳されている搬送信号に同期して
    前記第1の送受信手段との間でデータ信号を無線にて送
    受信する第2の送受信手段とを具備したことを特徴とす
    るデータ送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送信号は正弦波の信号であること
    を特徴とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  3. 【請求項3】 別体に用意されるデータ記憶装置に対し
    てデータの読取り及び書込みを行なうデータ読取り・書
    込み装置において、 データ伝送同期用の搬送信号を電源電圧に重畳する重畳
    手段と、 この重畳手段により搬送信号の重畳された電源電圧信号
    を出力する電源出力端子と、 前記重畳手段にて重畳される搬送信号に同期してデータ
    信号を無線にて送受信する送受信手段とを具備したこと
    を特徴とするデータ読取り・書込み装置。
  4. 【請求項4】別体に用意されるデータ読取り・書込み装
    置によってデータの読取り及び書込みが行なわれるデー
    タ記憶装置において、 前記データ読取り・書込み装置の電源出力端子に着脱自
    在に接続される電源入力端子と、 この電源入力端子から入力される電源電圧により駆動さ
    れ該電源電圧信号に重畳されている搬送信号に同期して
    前記データ読取り・書込み装置との間でデータ信号を無
    線にて送受信する送受信手段とを具備したことを特徴と
    するデータ記憶装置。
JP6288181A 1994-11-22 1994-11-22 データ送受信装置 Pending JPH08147079A (ja)

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