JP2631664B2 - 非接触形磁気結合送受信方式 - Google Patents

非接触形磁気結合送受信方式

Info

Publication number
JP2631664B2
JP2631664B2 JP62238212A JP23821287A JP2631664B2 JP 2631664 B2 JP2631664 B2 JP 2631664B2 JP 62238212 A JP62238212 A JP 62238212A JP 23821287 A JP23821287 A JP 23821287A JP 2631664 B2 JP2631664 B2 JP 2631664B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
circuit
reception
magnetic flux
reception device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62238212A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6481086A (en
Inventor
洋介 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP62238212A priority Critical patent/JP2631664B2/ja
Priority to EP88308709A priority patent/EP0309201B1/en
Publication of JPS6481086A publication Critical patent/JPS6481086A/ja
Priority to US07/704,841 priority patent/US5113184A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2631664B2 publication Critical patent/JP2631664B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、非接触形磁気結合送受信方式に関し、詳
しくは、非接触形ICカードの送受信方式の改良に関す
る。
[従来の技術] 非接触形のICカードと、これが挿着されるホストコン
ピュータ,ICカードリーダ・ライタ(以下単にリーダ・
ライタ)等のデータ書込み読取り装置(又は上位装置)
との間でデータ通信を行う場合には、リーダ・ライタ等
とICカード双方に発信回路と受信回路が設けられてい
て、これら発信/受信回路を介してデータの送受信が行
われる。
これらICカードと、リーダ・ライタ等との間を非接触
形磁気結合(又は電磁結合,以下磁気結合)により送受
信する場合にあっては、信号を伝達する搬送波を発生す
るために、それぞれの発信回路に搬送波発生回路が必要
となり、その回路はかなり複雑な構成を採る。そのた
め、回路の小型化、カードの薄型化が計れないという欠
点がある。
[解決しようとする問題点] この発明は、このような従来製品が持っているデータ
書込み読取り装置とICカード等の記憶媒体とを非接触形
態で磁気結合した場合に生じる双方に発信回路を持たな
ければならないという欠点を解消し、以て記憶媒体側の
回路を簡素化することができる非接触形磁気結合送受信
方式を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するための、この発明の非接触
形磁気結合送受信方式の構成は、第1の送受信装置と第
2の送受信装置とが非接触状態で磁気結合され、信号の
授受を行う送受信方式において、第1の送受信装置は、
前記磁気結合のための第1の磁束発生回路とこの磁束発
生回路に接続され、第2の送受信装置に信号を搬送する
ための搬送波を発生する搬送波発生回路とを備え、第2
の送受信装置は、磁気結合のための第2の磁束発生回路
とこの第2の磁束発生回路に接続され、送信信号に応じ
て第2の磁束発生回路の負荷インピーダンスを変化させ
る回路とを備えていて、第1の送受信装置は、第2の送
受信装置からの送信信号を搬送波の周波数の変化状態を
検出して受信するものである。
[作用] ICカードに例を採れば、この発明は、空間に形成され
た振動エネルギーの場を直流電力に変換する電源回路又
は、電池を電源とする電源回路と、リーダ・ライタの発
振回路で作り出される磁界中に挿入されるコイルと、こ
のコイルで得たエネルギーを検波整流して信号化する回
路と、このコイルの状態を断接(ON−OFF)して空間の
共振周波数を変化させる回路と、データ処理を行う処理
回路とを設けて、前記電源回路で得た電力により前記回
路をすべて駆動するようなICカードを前記の第2の送受
信装置とし、ICカードに送信する信号の搬送波を発生す
る発振回路と、この発振回路の周波数の変化を復調して
データ化する周波数比較回路を有するリーダ・ライタ又
はホストコンピュータ等とを設けたICカードリーダ・ラ
イタを前記の第1の送受信装置とするものである。
このように搬送波の発振回路と周波数比較回路とをリ
ーダ・ライタ側に持たせて、コイルから得られるエネル
ギーを検波,整流してデータ化する回路と、コイルの状
態を断接する回路とをICカード側に持たせて、リーダ・
ライタ側からICカードへデータを送信する場合には、こ
の発振回路を動作させコイルでエネルギーを受け、発振
回路の状態を断接することによりICカード側へデータを
送信する。一方、ICカード側からリーダ・ライタ側へデ
ータを送信する場合には、発振回路を動作させたままに
しておき、コイルの接続状態を送信するデータに合わせ
て断つ(例えば接地する)ことにより行い、このことで
生じるインピーダンスの変化による発振回路の発振周波
数の変化を周波数比較回路に入力して、発振周波数の変
化を受信データとして取り出すことで受信するものであ
る。
このように、第1の送受信装置側の磁束発生回路のイ
ンピーダンスを第2の送受信装置側で変化させること
で、搬送波発生回路の共振周波数を変化させ、以て、デ
ータの送信を行えば、第2の送受信装置側に発振回路を
持たない構成を採ることができる。
その結果、第2の送受信装置の送信回路の簡易化とこ
れにともなう部品点数減による信頼性の向上を図れ、特
に、ICカードに適用した場合には、その効果が大きい。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、この発明の非接触形磁気結合送受信方式を
適用した非接触形ICカードの送受信についてのブロック
図である。
第1図において、1は、非接触形ICカード2(以下単
にICカード2)が挿着されるICカードリーダ・ライタで
あって、ICカード2は、その電源となる電力をリーダ・
ライタ1の発振回路4から送信コイル12を介し、これと
非接触状態で磁気結合する受信コイル13で受ける。この
場合、発振回路は、例えば200kHz程度の信号を送信コイ
ル12に供給して、この信号を受信コイル13が磁界の形で
受けて電力が伝達される。受信コイル13で受けたこの電
力は、次に整流回路8で直流電圧の電力に変換されてIC
カード2の各回路に供給される。
なお、3は、リーダ・ライタ1に設けられた電源回路
であって、その各部の回路に電力を供給している。
一方、リーダ・ライタ1からICカード2へ送出される
データは、マイクロプロセッサ等を有するデータ処理装
置6により、これにつながっている発振回路5,送受信コ
イル14を介して送出される。ここで、発振回路5は、例
えば10MHz程度の周波数の搬送波を発生して、データ処
理装置6からの送信データによりその出力が“ON−OFF"
される。すなわち、データの送信は、いわゆるトーンバ
ースト方式により行われる。
このようにしてトーン・バースト形で送受信コイル14
を通して磁界の形で送信されたデータは、これと非接触
状態で磁気結合するICカード2の送受信コイル15で受信
され、検波整流回路9でデジタル信号に復調されて、マ
イクロプロセッサ等を有するデータ処理回路11に送られ
る。
一方、ICカード2からリーダ・ライタ1へのデータの
送信は、リーダ・ライタ1の発振回路5を発振させたま
まの状態において行われ、ICカード2の送受信コイル15
と検波整流回路9との接続点に接続されたスイッチング
回路10を動作させて、送信データに対応してこの接続点
を“ON−OFF"させて、送信データに合わせて断続制御す
ることによってなされる。
ここでのスイッチング回路10の“ON−OFF"制御として
は、スイッチング回路10が“OF"したときに、送受信コ
イル15の検波整流回路9側に接続された端子にバイアス
電圧或いは電源電圧をかけて直流電流を流し、“OFF"の
ときにこの端子を接地するものである。
これは、“ON"時に送受信コイル15に直流電流による
磁束を発生させ、“OFF"時にそれを消去する動作をさせ
るものであって、この“ON−OFF"制御により送受信コイ
ル14の磁気回路のインピーダンスを変化させることがで
き、このことで発振回路5の出力周波数を変化させるも
のである。
同様に、磁気回路のインピーダンスを変化させるもの
として、送受信コイル15の検波整流回路9側に接続され
た端子を検波整流回路9側から切り離して、“OFF"時に
送受信コイル15の両端子をオープン状態と“ON"時にこ
れら端子を直接又は抵抗を介してショート状態とするこ
とでもよい。スイッチング回路10にこのような“ON−OF
F"制御をさせる場合には、送受信コイル15は、前者の異
なり磁束を発生する回路ではなく、単に、送受信コイル
14と電磁結合して、その磁気回路のインピーダンスを変
化させる磁気結合回路として機能している。
このようなスイッチング回路10の“ON−OFF"制御によ
り、発振回路5の出力周波数が変化し、これを周波数比
較回路7で検出し、送信データを復調するものである。
すなわち、送受信コイル14が送受信コイル15と電磁カ
ップリングしていることから送受信コイル15側の負荷イ
ンピーダンスの変化が信号となり、これが送受信コイル
14を経て、発振回路5の出力信号に対して変調を加え、
その結果として、発振回路5の送受信コイル14との接続
側には周波数が変化する信号が得られる。
この周波数変化部分を周波数比較回路7において発振
回路5の変調のない基準搬送波周波数と比較して、ICカ
ード2側からの送信データを検出して、この検出データ
に基づき搬送信号を復調し、送信データを得る。なお、
ここでの基準搬送波周波数の信号は、発振回路5におけ
る発振素子又はその周辺回路、別に設けたクロック発振
器等から得る。
こうして検出された送信データは、リーダ・ライタ1
のデータ処理装置6に送られてICカード2からの送信デ
ータとして処理される。
なお、この実施例においてICカード2の電源回路は、
磁束発生回路によって作られているが、これは太陽電池
とか、超音波等のエネルギーを利用して得てもよく、
又、電池内蔵型にしてもよい。
以上説明してきたが、実施例では、比較回路を用いて
周波数の変化を検出しているが、これは、フィルタ処理
等により特定の周波数を抽出して送信データの検出を行
い、波形整形することにより送信データを復調してもよ
く、周波数の変化を検出できる回路であればどのような
ものであってもよい。
また、実施例では、ICカードを中心として説明してい
るが、これは、マイクロプロセッサ等を内蔵したその他
のメモリカードとか、メモリカートリッジ等、各種の情
報記憶媒体に適用できることはもちろんである。さら
に、非接触形で磁気結合を用いて送受信を行う一般の装
置間での非接触形磁気結合送受信方式にも適用できるも
のである。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明では、共振周波数の変
化でデータの送受信を行い、第2の送受信装置、例え
ば、ICカード側に発振回路を持たない構成を採ることが
できるので、ICカード等のデータ送信回路の簡易化とこ
れにともなう部品点数減による信頼性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の非接触形磁気結合送受信方式を適
用した非接触形ICカードの送受信についてのブロック図
である。 1……リーダ・ライタ、2……ICカード、 3……電源回路、4……発振回路、 5……発振回路、6……データ処理回路、 7……周波数比較回路、8……整流回路、 9……検波整流回路、10……スイッチング回路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の送受信装置と第2の送受信装置とが
    非接触状態で磁気結合され、信号の授受を行う送受信方
    式において、第1の送受信装置は、前記磁気結合のため
    の第1の磁束発生回路とこの磁束発生回路に接続され、
    前記第2の送受信装置に信号を搬送するための搬送波を
    発生する搬送波発生回路とを備え、第2の送受信装置
    は、前記磁気結合のための第2の磁束発生回路とこの第
    2の磁束発生回路に接続され、送信信号に応じて第2の
    磁束発生回路の負荷インピーダンスを変化させる回路と
    を備え、第1の送受信装置は、第2の送受信装置からの
    送信信号を前記搬送波の周波数の変化状態を検出して受
    信することを特徴とする非接触形磁気結合送受信方式。
  2. 【請求項2】第2の磁束発生回路は磁束を発生しない磁
    気結合回路であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の非接触形磁気結合送受信方式。
  3. 【請求項3】第1の送受信装置は、データ書込み読取り
    装置であり、第2の送受信装置はICカードであって、第
    1及び第2の磁束発生回路はそれぞれコイルで構成さ
    れ、第2の磁束発生回路の負荷インピーダンスの変化
    は、この回路の接続状態を接地又は開放することにより
    行われることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は2
    項記載の記載の非接触形磁気結合送受信方式。
  4. 【請求項4】搬送波の変化状態の検出は、搬送波発生回
    路の基準となる搬送波周波数と前記搬送波発生回路の第
    1の磁束発生回路の出力する周波数とを比較することに
    より行われることを特徴とする特許請求の範囲第2項又
    は第3項記載の非接触形磁気結合送受信方式。
JP62238212A 1987-09-22 1987-09-22 非接触形磁気結合送受信方式 Expired - Fee Related JP2631664B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62238212A JP2631664B2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22 非接触形磁気結合送受信方式
EP88308709A EP0309201B1 (en) 1987-09-22 1988-09-20 Method and system of communication for a non-contact ic card
US07/704,841 US5113184A (en) 1987-09-22 1991-05-20 Method and system of communication for a non-contact ic card

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62238212A JP2631664B2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22 非接触形磁気結合送受信方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6481086A JPS6481086A (en) 1989-03-27
JP2631664B2 true JP2631664B2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=17026813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62238212A Expired - Fee Related JP2631664B2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22 非接触形磁気結合送受信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2631664B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3392016B2 (ja) * 1996-09-13 2003-03-31 株式会社日立製作所 電力伝送システム並びに電力伝送および情報通信システム
WO2001095242A2 (en) * 2000-06-06 2001-12-13 Battelle Memorial Institute Remote communication system
JP4880146B2 (ja) * 2001-09-20 2012-02-22 アイホン株式会社 病院用情報表示板
JP2006031512A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Sony Corp メモリカード、メモリカードの通信制御方法、電子機器並びに無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6481086A (en) 1989-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3931500B2 (ja) 非接触icカードおよびそのデータ処理方法
JPH08167012A (ja) データ記憶媒体
JP3531477B2 (ja) 非接触カードの通信方法及び該通信に用いる集積回路
EP0831411B1 (en) Reader/writer for performing efficient transmission/reception with no-battery information storage medium
JP3829577B2 (ja) 電磁トランスポンダシステムの全二重伝送方法
JPH03209589A (ja) 送受信方式
EP0781013B1 (en) Data transmission and reception system
JP2631664B2 (ja) 非接触形磁気結合送受信方式
JPH06325229A (ja) 携帯可能な情報記録媒体
JPH11120306A (ja) データアクセス方法およびその装置
JP2001236474A (ja) カードリードライト装置及びその制御方法とゲートシステム
JPH1032526A (ja) 識別システム
JP2839956B2 (ja) 電磁結合を用いた近接型データキャリア
JP2680001B2 (ja) Icカード用リーダライタの受信系検波方式
JPH05143792A (ja) 非接触形情報媒体に対するデータ伝送システム
JP2842160B2 (ja) 非接触型icカードおよびicカードシステム
JPH01258191A (ja) 情報カード装置
JPH04192091A (ja) Icカード装置
JP3873350B2 (ja) 非接触icカード
JPH08181632A (ja) データキャリアシステム並びに該システムの応答器及び質問器
JP2003067689A (ja) 通信装置および方法
JPH0444188A (ja) 送受信方式
JPH08316895A (ja) 非接触型データキャリアシステム
JPH11250210A (ja) Icカード
JPH05135220A (ja) 半導体記憶媒体におけるデータの非接触転送方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees