JPH0814442A - スタッドボルト用線状体クランプ具 - Google Patents

スタッドボルト用線状体クランプ具

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JPH0814442A
JPH0814442A JP6170199A JP17019994A JPH0814442A JP H0814442 A JPH0814442 A JP H0814442A JP 6170199 A JP6170199 A JP 6170199A JP 17019994 A JP17019994 A JP 17019994A JP H0814442 A JPH0814442 A JP H0814442A
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JP
Japan
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stud bolt
pair
cylindrical body
groove
claw
Prior art date
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Pending
Application number
JP6170199A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Kawakami
正憲 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線状体の線径に応じて上蓋の下蓋に対する係
止位置を変化させ得るスタッドボルト用線状体クランプ
具を提供する。 【構成】 スタッドボルト2に挿入され、かつ基端部に
フランジを形成された円筒体12Aよりなる下蓋10
と、円筒体12Aに係合するリング状上蓋20と、これ
らの蓋に連結され、かつ線状体を抱持するバンド19と
より合成樹脂で一体に形成されると共に、円筒体12A
の基端部に、スタッドボルト2のねじ溝2aに係止され
る爪を裏面に形成され、かつ曲げ弾性を呈して互に対向
する一対の舌片13が形成されている。この一対の舌片
13の対向方向と交差方向の円筒体部分12には、互に
対向する一対の縦方向の切欠溝15を先端から形成する
と共に、上蓋20の裏面に、切欠溝15を通してねじ溝
2aに係止される一対の爪22が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタッドボルトに挿入
して係止される円筒体を備えた下蓋と、この蓋に連結さ
れ、かつ線状体を抱持するバンドの他端に連結されて、
下蓋に係合するリング状上蓋とより構成されるスタッド
ボルト用線状体クランプ具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はこの種のクランプ具を示すもの
で、スタッドボルト2に挿入される円筒体3及びその基
端部に形成されたフランジ4を備えた下蓋5と、キャッ
プ上蓋6と、これらの蓋に連結されたバンド7とより一
体に形成されている。そして、円筒体3の互に対向する
両側の基端部の周囲を切欠くことにより一対の舌片8が
形成され、その裏面にスタッドボルト2のねじ溝2aに
係止される爪8aが形成されている。上蓋6の内周面に
は、円筒体3の係止片3aに係止される爪6aが形成さ
れている。このようなクランプ具により、線状体をバン
ド7に載置させた状態で上蓋6を円筒体3に係合させ、
爪6aを係止片3aに係止させて、線状体を保持してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなクランプ具の場合、上蓋6の下蓋5に対する係止位
置が一定であり、したがってバンド7により抱持される
線状体の径が小さくなると、その周囲に隙間が生じ、保
持力が低下する問題があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、線状体
の線径に応じて上蓋の下蓋に対する係止位置を変化させ
得るスタッドボルト用線状体クランプ具を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、スタッドボルトに挿入され、かつ基端部
にフランジを形成された円筒体よりなる下蓋と、円筒体
に係合するリング状上蓋と、これらの蓋に連結され、か
つ線状体を抱持するバンドとより合成樹脂で一体に形成
されると共に、円筒体の基端部に、スタッドボルトのね
じ溝に係止される爪を裏面に形成され、かつ曲げ弾性を
呈して互に対向する一対の舌片が形成されたスタッドボ
ルト用線状体クランプ具において、一対の舌片の対向方
向と交差方向の円筒体部分に、互に対向する一対の縦方
向の切欠溝を先端から形成すると共に、上蓋の裏面に、
切欠溝を通してスタッドボルトのねじ溝に係止される一
対の爪を形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】下蓋の両側の円筒体部分へスタッドボルトを挿
通させ、舌片の可撓性に因り、その爪をねじ溝に沿って
押し込み、所定位置に係止させる。バンドに線状体を載
置すると共に、上蓋をその爪を切欠溝に通して合成樹脂
の弾性に因りねじ溝に沿って押し込み、バンドが線状体
を確実に抱持する位置で係止させる。
【0007】
【実施例】図1乃至図3を基に本発明の一実施例による
スタッドボルト用線状体クランプ具を説明する。このク
ランプ具は、図1に示すように、パネル1に固定された
スタッドボルト2に対応した内径に設定され、かつその
ねじ溝2aに係止される爪13a(図3)を有する一対
の舌片13を形成された円筒体12A及びその基端部に
形成されたフランジ11より構成された下蓋10と、こ
の下蓋に係合するリング状上蓋20と、これらの蓋に連
結されたバンド19とより合成樹脂により一体に形成さ
れている。
【0008】下蓋10の円筒体12Aは、一対の舌片1
3の対向方向と略直交位置に先端から互に対向する一対
の縦方向の切欠溝15を基端部まで形成させることによ
り、両側のほぼ円筒状の円筒体部分12より構成されて
いる。円筒体部分12の舌片13は、従来と同様に縦方
向のスリット12a及びその周囲のフランジ11に開口
部11aを切欠くことにより曲げ弾性を与えられ、裏面
に爪13aを形成されている。
【0009】リング状上蓋20の内径は、円筒体12A
の外径に対応して設定されている。上蓋20の裏面に
は、切欠溝15を通してスタッドボルト2のねじ溝2a
に係止される一対の爪22が形成されている。この爪に
対応する上蓋20の表面には、突出形状の一対のつまみ
23が形成されている。
【0010】両側の円筒体部分12の縦方向の中間位置
には、図3Aに示すように、この中間位置よりも先方寄
りの断面を先細状に形成することにより、スタッドボル
ト2に対する支点用の互に対向する一対のエッジ16が
形成されている。これにより、双方の円筒体部分12の
先端部分を摘まんでエッジ16を支点として双方の舌片
13をスタッドボルト2に対して回動離反させ、爪13
aをねじ溝2aから係脱させるようになっている。一
方、爪22が前述の先細領域を占める上蓋20の装着状
態では、切欠溝15に爪22が挿入されることにより円
筒体部分12を摘んでも舌片13は回動離反しない。
【0011】上蓋20の爪22は、図3Bに示すよう
に、ねじ溝2aの両側の溝面に対応して互に先細状に接
近する両側の傾斜した爪面22a、22bを備えるよう
に形成され、ねじ溝2aに沿った対称形状になってい
る。これにより、爪22はねじ溝2aに係合可能である
と共に、上蓋20を先端又は基端側に倒すと、いずれも
対応する側の爪面22a又は爪面22bがねじ溝2aの
傾斜した溝面側へ同方向の浅い傾斜角で倒れ、傾倒方向
へ移動させると、ねじ溝2aに逆らわずにスムーズに移
動可能になっている。
【0012】このように構成されたスタッドボルト用線
状体クランプ具の使用方法及び動作について図2を参照
して説明する。下蓋10のその両側の円筒体部分12へ
スタッドボルト2を挿通させて爪13aをねじ溝2aに
係止させる。その際、円筒体部分12の先端部分を摘む
ことにより、エッジ16を支点として両側の爪13aを
互に離反方向へ回動させてねじ溝2aから係脱させてス
ムーズに挿入させ得、手を離した時点で爪13aがねじ
溝2aに係止される。
【0013】バンド19に例えばワイヤハーネスである
線状体29を載置すると共に、上蓋20をその爪22を
切欠溝15に通してバンド19が線状体29を確実に抱
持するまで挿通させて爪22をねじ溝2aに係止させ
る。この際、つまみ23を摘まんで上蓋20を下蓋10
に対して前倒し状態、即ち基端側へ倒して押し込むこと
により、爪面22bがねじ溝2aの溝面と同じ方向へ浅
い傾斜角度で当接することにより、スムーズに前進さ
せ、手を離すと対称的に深い傾斜角度で確実に係止させ
ることができる。さらに、図2Bに示すように、線状体
29aの直径が小さい場合には、上蓋20をさらに前進
させて確実に抱持した状態で保持させる。
【0014】線状体29、29aを取り外す場合、上蓋
20を後倒し状態で引出すことにより、爪面22aを対
応するねじ溝2aの溝面に対して浅い角度で当接して容
易に外すことができる。
【0015】尚、円筒体の係合溝は、前述の実施例のよ
うに、その基端部まで形成して完全に円筒体を分離する
のでなく、場合によっては途中位置まで形成することも
考えられる。また、敢えて下蓋に支点用のエッジ或は上
蓋の爪に両側傾斜面を形成しなくても合成樹脂の弾性を
利用して、スタッドボルトのねじ溝に対して移動係止を
行わせることができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上蓋の爪をス
タッドボルトのねじ溝に係止可能とすることにより、上
蓋の下蓋に対する係止位置をスタッドボルトに沿って可
変でき、線状体の径が変化しても絶えず保持力を確保で
きる。請求項2の発明によれば、円筒体部分の縦方向の
中間位置を支点としてその基端部の爪を回動離反可能に
でき、下蓋の装着及び取り外しが容易となる。請求項3
の発明によれば、上蓋の下蓋に対する前倒し又は後倒し
により、その爪面がねじ溝の溝面に正規の係合位置より
も浅く同方向へ傾倒して当接することにより、上蓋の装
着及び取り外しが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスタッドボルト用線状
体クランプ具の斜視図である。
【図2】同クランプ具の使用状態を示す斜視図である。
【図3】同クランプ具の動作状態を示す断面図であり、
同図Aは図2AのA−A線断面図、同図BはそのB−B
線断面図である。
【図4】従来のクランプ具の斜視図である。
【符号の説明】
2 スタッドボルト 2a ねじ溝 10 下蓋 11 フランジ 12 円筒体部分 13 舌片 13a、22 爪 15 切欠溝 16 エッジ 19 バンド 20 上蓋 22a、22b 爪面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッドボルトに挿入され、かつ基端部
    にフランジを形成された円筒体よりなる下蓋と、円筒体
    に係合するリング状上蓋と、これらの蓋に連結され、か
    つ線状体を抱持するバンドとより合成樹脂で一体に形成
    されると共に、円筒体の基端部に、スタッドボルトのね
    じ溝に係止される爪を裏面に形成され、かつ曲げ弾性を
    呈して互に対向する一対の舌片が形成されたスタッドボ
    ルト用線状体クランプ具において、 一対の舌片の対向方向と交差方向の円筒体部分に、互に
    対向する一対の縦方向の切欠溝を先端から形成すると共
    に、上蓋の裏面に、前記切欠溝を通してスタッドボルト
    のねじ溝に係止される一対の爪を形成したことを特徴と
    するスタッドボルト用線状体クランプ具。
  2. 【請求項2】 切欠溝で分離された両側の円筒体部分の
    縦方向中間位置に、この中間位置よりも先方寄りの前記
    円筒体部分の断面を先細状に形成することにより、前記
    両側の前記円筒体部分の先端部分を摘まんで舌片の爪を
    スタッドボルトに対して回動離反させる支点用の一対の
    エッジを形成したことを特徴とする請求項1のスタッド
    ボルト用線状体クランプ具。
  3. 【請求項3】 上蓋の爪が、ねじ溝の両側の溝面に対応
    して互に先細状に接近する両側の傾斜した爪面を備える
    ように形成されていることを特徴とする請求項1のスタ
    ッドボルト用線状体クランプ具。
JP6170199A 1994-06-29 1994-06-29 スタッドボルト用線状体クランプ具 Pending JPH0814442A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189128A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Mirai Ind Co Ltd 連結端部用キャップ
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KR102365474B1 (ko) * 2021-06-28 2022-02-23 주식회사 에아가이아 실내외 실탄 사격장용 소음 저감 및 도비탄 방지 패널

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