JPH0814370A - 車輪組立体 - Google Patents

車輪組立体

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Publication number
JPH0814370A
JPH0814370A JP6143454A JP14345494A JPH0814370A JP H0814370 A JPH0814370 A JP H0814370A JP 6143454 A JP6143454 A JP 6143454A JP 14345494 A JP14345494 A JP 14345494A JP H0814370 A JPH0814370 A JP H0814370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
grease
screw
wheel assembly
bearing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6143454A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Yamakawa
悠 山川
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP6143454A priority Critical patent/JPH0814370A/ja
Publication of JPH0814370A publication Critical patent/JPH0814370A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定期的な給脂であっても軸受の潤滑油不足を防
止できる車輪組立体を提供する。 【構成】車輪組立体10の車軸18に給脂孔26を形成
した。また、車輪エンドカバー34の内面の中央部に、
スクリュ軸38とこのスクリュ軸38に溶接されたスク
リュ羽根40とからなるスクリュ30を面板42を介し
て取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軌条機械の車輪やクレ
ーン車輪等のように軸受(例えば、複列円錐ころ軸受)
を内蔵した車輪組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】車輪の中央部に形成された車軸孔に嵌め
込まれた軸受を介して車軸が接続された構造の車輪組立
体が従来から知られている。このような車輪組立体の軸
受への給脂方法としては、一般に、車輪に軸受を組み込
む際に手でグリス等の油を塗りつける方法や、車輪のエ
ンドカバーと軸受とで形成される空間にグリス等を充填
する方法が多用されている。また、例えば複列円錐ころ
軸受型の軸受では内面から給脂できるように、この内面
に連通するグリス溝を車軸に形成し、グリス溝を経由し
て外部から定期的にグリスガンで補充する方法が採用さ
れているが、車輪が動くので連続的な自動給脂は不可能
である。一方、軸受が一定場所に固定されていて移動し
ない場合は、一般に自動給脂装置から導管や分配弁等を
経由して軸受外部ニップルから連続的に給脂する方法が
採用されており、このため、油切等の問題は起きにく
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、車輪に
軸受を組み込む際の給脂や定期的に給脂する方法では、
軸受の内部まで十分にグリスが回らないおそれがある。
このため、軸受に焼付や破損等のトラブルが発生し、補
修コストが高くなったり、トラブル復旧に多大の手間を
要することがある。また、軸受とエンドカバーとで形成
される空間にグリスを充填しておいても軸受に接触する
部分でしかグリスが消費されず、この結果、軸受に接触
していないグリスはそのまま残留し有効に使われない状
態になる。また、外部からグリスガンで定期的に給脂す
る方法では、給脂周期が長すぎるとグリス溝でグリスが
固着して圧送できなくなり給脂不良に陥ることがある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、定期的な給脂
であっても軸受の潤滑油不足を防止できる車輪組立体を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の車輪組立体は、給脂孔を有する車軸の端部に
嵌め込まれた車輪軸受を介して該端部に車輪が嵌め込ま
れた車輪組立体において、前記端部を覆って前記車輪に
取り付けられ、前記車輪軸受に給脂される油を密封する
車輪エンドカバーと、前記給脂孔の開口に向き合って前
記車輪エンドカバーに取り付けられ、前記油を前記給脂
孔に圧送するスクリュとを備えたことを特徴とするもの
である。
【0006】ここで、車軸の開口に連通すると共にスク
リュの先端部を取り囲む筒体を車輪組立体に備えること
が好ましい。また、スクリュの先端部を開口に挿入する
ことが好ましい。さらに、車軸の給脂孔に油の逆流を防
止する逆流防止弁を取り付けることが好ましい。
【0007】さらにまた、スクリュを車軸に取り付ける
構成にしてもよい。
【0008】
【作用】本発明の車輪組立体では、車輪の回転に伴って
車輪エンドカバーが回転してスクリュが回転する。従っ
て、車輪エンドカバーでグリス等の油を密封しておけ
ば、車輪の回転に伴ってスクリュが回転して車軸の給脂
孔にグリスが圧送されるので車輪軸受に油が供給され
る。このため、自動的かつ連続的に車輪軸受に給脂で
き、潤滑不良を起こすことなく安定な機器稼働が可能と
なる。
【0009】また、車輪の回転数がグリス圧送量に比例
するため、低速のときは微量、高速のときは多量のグリ
スが供給され、車輪が停止中はグリスは供給されない。
この結果、運転状態に適合した供給量が自動的に得られ
ることになる。尚、グリスの補充は従来通り、定期的に
車輪エンドカバーの表面に設けられたグリスニップルか
ら車輪軸受と車輪エンドカバーとの間に充填する。
【0010】ここで、車軸の開口に連通すると共にスク
リュの先端部を取り囲む筒体を車輪組立体に備えた構造
や、スクリュの先端部を開口に挿入した構造にした場合
は、グリスを給脂孔に一層効率よく圧送できる。また、
車軸の給脂孔に油の逆流を防止する逆流防止弁を取り付
けた場合は、車輪が逆回転しても給脂不良を防止でき
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の車輪組立体の
実施例を説明する。図1は車輪組立体の第1実施例を示
す断面図、図2はスクリュを拡大して示す斜視図であ
る。車輪組立体10は、中央部に車輪孔12が形成され
た車輪14と、車輪孔12に嵌め込まれた複列円錐ころ
軸受型の車輪軸受16と、端部18aが車輪軸受16に
嵌め込まれた車軸18とを備えて構成されている。車輪
軸受16には給脂口20が形成されており、この給脂口
20を経由してグリスが摺動面22に供給される。ま
た、車軸18には、端部18aの端面に形成された開口
24と車輪軸受16の給脂口20とに連通する給脂孔2
6が形成されている。さらに車軸18には、車輪軸受1
6を押えるエンドプレート28がボルト28aで取り付
けられている。このエンドプレート28の中央部には、
スクリュ30の先端部を取り囲む円筒体32が開口24
に連通して形成されており、この円筒体32によりスク
リューケーシングが構成されている。一方、車輪14に
は、端部18aの端面を覆って車輪エンドカバー34が
ボルト34aで取り付けられている。この車輪エンドカ
バー34とエンドプレート28とで囲まれる空間には、
グリス36が充満され密封されている。また、車輪エン
ドカバー34の内面の中央部には、車軸18の中心軸の
延長線上に相当する位置に、スクリュ軸38とこのスク
リュ軸38に溶接されたスクリュ羽根40とからなるス
クリュ30が面板42を介して取り付けられている。
尚、車輪エンドカバー34には、グリスニップル44が
取り付けられている。
【0012】上記構成の車輪組立体10では車輪14が
回転するとスクリュ30も回転する。スクリュ30の周
囲にはグリス36が充満されているため、スクリュ30
の回転によりグリス36が給脂孔26に供給される。こ
こで、車軸14は回転しないので、車軸14の端面に取
り付けられた円筒体32(スクリューケーシング)も回
転しない。従って、グリス36がスクリュ30の回転に
よって給脂孔26に順次に効率よく押し込まれることに
なる。この結果、車輪14の回転に伴ってスクリュ30
が回転して車輪軸受16へグリス36が圧送されるの
で、車輪軸受16は潤滑不良を起こすことなく安定な機
器稼働ができる。
【0013】次に、図3に車輪エンドカバー34にスク
リュ30を取り付けた状態を拡大して示す。図3には、
面板42を車輪エンドカバー34の外面にボルト46で
取り付け、面板42の中央部に溶接でスクリュ軸38を
取り付けたものが示されている。次に、図4を参照して
本発明の第2実施例を説明する。図4は回転ローラ付の
車輪組立体を示す断面図であり、図1に示す車輪組立体
と同じ要素は同じ符号で示す。
【0014】焼結機のパレット台車等で使用されるタイ
プ、すなわち、スプロケット(図示せず)を回転ローラ
52に噛み合わせて駆動するタイプの車輪組立体におい
ては、この回転ローラ52の部分にも給脂が必要とな
る。この場合、ブッシュ54と回転ローラ52との間に
グリスが供給されるように、図1に示される給脂孔26
を延長して車軸18に形成する。これにより、ブッシュ
54と回転ローラ52の摺動面にグリスが供給されて回
転ローラ52を円滑に潤滑できる。
【0015】以上説明した車輪組立体では、グリスニッ
プル44から定期的に給脂を行うだけで、以後は連続的
に、かつ、車輪の回転数に応じてグリスを供給できる。
構造が極端に小さな車輪組立体には不向きであり、円筒
体(スクリューケーシング)32(図1参照)の内径を
φ20mm以上にできる程度の大きさの車輪組立体への
適用が望ましい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車輪組立体
によれば、車輪の回転に伴って車輪エンドカバーが回転
してスクリュが回転し、これにより車軸の給脂孔にグリ
スが圧送されるので車輪軸受に油が供給される。このた
め、自動的かつ連続的に車輪軸受に給脂でき、軸受焼付
等のトラブルを防止でき、潤滑不良を起こすことなく安
定な機器稼働が可能となる。また、車輪の回転数がその
ままグリス圧送量に比例するため、低速のときは微量、
高速のときは多量のグリスが供給され、車輪が停止中は
グリスは供給されない。この結果、運転状態に適合した
供給量が自動的に得られ、不要な給脂が無く経済的であ
る。また、グリスの補充は従来通り、定期的に車輪エン
ドカバー表面に設けられたグリスニップルから車輪軸受
と車輪エンドカバーとの間に充填するだけでよいので、
作業負荷の軽減にも寄与する。以上により、操業の安
定、保全性の向上の効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輪組立体の第1実施例を示す断面図
である。
【図2】図1に示すスクリュを拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】車輪エンドカバーにスクリュを取り付けた状態
を拡大して示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例である回転ローラ付の車輪
組立体を示す断面図である。
【符号の説明】
10 車輪組立体 12 車輪孔 14 車輪 16 車輪軸受 18 車軸 20 給脂口 24 開口 26 給脂孔 30 スクリュ 32 円筒体(筒体) 34 車輪エンドカバー 36 グリス 38 スクリュ軸 40 スクリュ羽根

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給脂孔を有する車軸の端部に嵌め込まれ
    た車輪軸受を介して該端部に車輪が嵌め込まれた車輪組
    立体において、 前記端部を覆って前記車輪に取り付けられ、前記車輪軸
    受に給脂される油を密封する車輪エンドカバーと、 前記給脂孔の開口に向き合って前記車輪エンドカバーに
    取り付けられ、前記油を前記給脂孔に圧送するスクリュ
    とを備えたことを特徴とする車輪組立体。
  2. 【請求項2】 前記車軸の前記開口に連通すると共に前
    記スクリュの先端部を取り囲む筒体を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の車輪組立体。
  3. 【請求項3】 前記スクリュの先端部を前記開口に挿入
    してなることを特徴とする請求項1記載の車輪組立体。
JP6143454A 1994-06-24 1994-06-24 車輪組立体 Withdrawn JPH0814370A (ja)

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JP6143454A JPH0814370A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 車輪組立体

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JP6143454A JPH0814370A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 車輪組立体

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JPH0814370A true JPH0814370A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15339084

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JP6143454A Withdrawn JPH0814370A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 車輪組立体

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JP (1) JPH0814370A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137665A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 日本車輌製造株式会社 運搬車両の走行装置
JP6004457B1 (ja) * 2015-09-16 2016-10-05 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 フォークリフト用駆動装置およびフォークリフト
JP2020067231A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 日本製鉄株式会社 焼結機のパレット台車の車輪軸及び焼結機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015137665A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 日本車輌製造株式会社 運搬車両の走行装置
JP6004457B1 (ja) * 2015-09-16 2016-10-05 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 フォークリフト用駆動装置およびフォークリフト
JP2020067231A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 日本製鉄株式会社 焼結機のパレット台車の車輪軸及び焼結機

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20010904