JPH0814349B2 - 地中埋設管の土木施工法 - Google Patents

地中埋設管の土木施工法

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JPH0814349B2
JPH0814349B2 JP2088295A JP8829590A JPH0814349B2 JP H0814349 B2 JPH0814349 B2 JP H0814349B2 JP 2088295 A JP2088295 A JP 2088295A JP 8829590 A JP8829590 A JP 8829590A JP H0814349 B2 JPH0814349 B2 JP H0814349B2
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pipe
block
groove
civil engineering
sand
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JP2088295A
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治 荒田
利昭 河合
桂樹 大野
文彦 岩下
紀美夫 佐藤
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日本鋼管工事株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば石油導管やガス管,水道管,通信
用ケーブルを通す管等の地中埋設管土木施工法、特に施
工能率の向上に関するものである。
[従来の技術] 石油導管やガス管,水道管等を地中に埋設するとき
は、石油導管等を保護するために地表から一定の深さ以
上の所に埋設する必要がある。
この石油導管やガス管等を埋設するときは、まず埋設
する位置の路面の舗装こわしを行ない、単位長さ分だけ
掘削して土砂を撤去してから山留めと水替えを行なう。
次に、掘削した溝内に管を配設して、先に埋設した管と
溶接、接合した後埋戻しを行なう。このように管を埋設
するときは施工開始から終了まで土木作業と配管作業が
一連の順序で行なわれる。
そして、溝を形成するときには、配管作業中に路盤等
が崩壊することを防ぐために十分な注意をして山留め及
び水替えを行なう。また管を配設してから埋戻しを行な
うときは裏込めの部分では管が偏圧を浮けないように、
埋戻しの土砂を厚さが20〜30cm程度になるように左右同
厚にまき出し、まき出した土砂の上をランマーやタンパ
などにより丁寧に締固める転圧を行なって、まき出した
土砂の水密性と強度を増大させている。この転圧を繰返
して行ない掘削した溝の埋戻しを行なっている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように管を埋設する場合には、掘削,埋戻し等
の土木作業との間に、配管,設等の鉄工作業が入り、土
木作業を行なっている作業者は鉄工作業中は遊んでしま
う。また、鉄工作業は1日のうち2〜3時間に仕事しか
なく、非常に能率が悪いという短所があった。
また、配管作業の安全を図るために堅固な山留め,水
替を行なう必要があり、その作業が容易でなかった。
さらに、溶接時の管合せを行なう場合に、管端面の直
角度が多少出ていない場合には、新しく設置した管を左
右,上下に若干傾けて溶接部のクリアランスを均一にし
ている。このため、掘削口を広く、かつ深くとる必要が
あるという短所があった。
また、埋戻しには良質な土砂を大量に必要とし、その
土砂を丁寧に締固めるため費用がかかるという短所があ
った。
また、実際に埋設管を設置し埋戻しを行なうときに、
長い埋設管のすべての範囲にわたって十分な転圧を行な
うことは困難であり、場合によっては締固めが不充分な
箇所が生じる危険性がある。このような不正確の転圧部
があると管埋設部に陥没が生じ、過大な土圧が埋設管に
作用して管本体に亀裂や折損が生じたり、あるいは継手
部が抜けるなどの損傷事故を起こす可能性があるという
短所があった。
さらに、土木作業に時間がかかると交通規制時間が長
くなり、交通の渋滞等が生じ易いという短所もあった。
この発明はかかる短所を解決するためになされたもの
であり、管の埋設を能率良く行なうことができる地中埋
設管の土木施工法を提案することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] この発明に係る地中埋設管の土木施工法は、土砂を掘
削して形成した溝の中に埋設管を設置して埋戻す土木施
工法において、土砂を掘削して形成した溝内に、土圧を
支持できる発泡樹脂からなり、埋設管の外径より大きな
高さを有するブロックを仮置きしてから直ちに埋戻しを
行い、推進工法により埋戻したブロックの側面から穴開
けを行なって配管用穴を形成し、配管用穴に管を引き込
み配管することを特徴とする。
[作用] この発明においては、土砂を掘削して形成した溝に土
圧を支持できる発泡樹脂からなるブロックを仮起きして
から、直ちに掘削した土砂で埋戻すことにより、ブロッ
クを地中に固定するから山留めを不要にする。
また、固定した発泡樹脂のブロックに形成した配管用
穴に、埋設用の管を引き込み配管することにより、埋戻
し用の新しい土砂を不要とし、施工が容易かつ迅速に行
なえる。
さらに、軽量性,自立性を有する発泡樹脂のブロック
内に管を埋設することにより、埋設管に作用する鉛直土
圧等の付加荷重を軽減することができる。
[実施例] 第1図(a)〜(f)はこの発明の一実施例の工程を
示す断面図である。地中1に管3を埋設する場合は、第
1図(a)に示すように、まず地中1を単位長さ掘削し
て土砂の土かぶりとなる深さDの溝2を形成する。次
に、第1図(b)に示すように溝2に土圧を支持でき
る、例えば発泡スチロールの成形品からなるブロック4
を設置する。このブロック4は第2図の斜視図に示すよ
うに上下面が平坦に形成され、溝2に設置するときに厚
さtが管3の外径より大きく溝2の深さDより一定距離
dだけ小さくなるように加工され、幅Wも溝2の幅に応
じて加工される。このように加工されたブロック4を溝
2内に設置することにより、山留めをすることなしに溝
2側面の土砂をブロック4で抑えることができる。
ブロック4を設置後、ブロック4のずれ止め及びブロ
ック4が浮き上がることを防ぐために、第1図(c)に
示すようにブロック4上に鉄又はコンクリート等からな
る床版5を打設してブロック4を固定する。その後、溝
2とブロック4及び床版5との間隙に掘削時の発生土等
を充填して間詰を行ない、ブロック4と床版5を溝2に
緊結する。このように溝2をブロック4と床版5で埋め
戻した後、第1図(d)に示すように床版5上にアスフ
ァルトコンクリート6を敷き、転圧して溝2を完全に埋
戻して交通に開放する。
その後、後日配管作業部に第3図に示すようによう
に、埋設する管3の径と長さに応じた大きさの配管・接
合用の溝7を掘削してから、第1図(e)に示すように
ブロック4の所定の位置に管3の外径より若干、例えば
5mm程度大きい配管用穴8を推進工法により開ける。こ
の配管用穴8は、例えば第4図に示すようにケーブルを
通したロット41の先端に固定され発熱体を有するパイプ
42からなる穴あけ治具40を使用したり、第5図に示すよ
うに、パイプ51の先端に発熱体52を固定した治具50を使
用することにより簡単に開けることができる。なお、こ
の穴開けの際、ロット41の後端にねじでロット41aを連
結することにより管3の長さに応じた深さの配管用穴8
を開けることができる。
配管用穴8を開けた後、穴8の部分の不要な発泡スチ
ロールを撤去する。そして、第1図(f)に示すように
穴8に管3を引き込み、前後の管3を溶接等により接合
し配管する。その後、管3とブロック4の空隙部にシー
ル材9を充填し、配管・接合用の溝7を埋め戻す。
このように発泡スチロールからなるブロック4内に管
3を埋設することにより、管3に作用する付加荷重を大
幅に軽減することができる。すなわち、発泡スチロール
の単位重量は0.02〜0.04(t/m3)であり、土砂の単位重
量1.6〜2.0(t/m3)と比較して1/10〜1/20の重量にな
る。このため土かぶりによる鉛直荷重この値に比例して
小さくすることができる。
なお、上記実施例においては、溝2を埋め戻してから
ブロックに配管用穴8を開けた場合を示したが、ブロッ
ク4に事前に配管用穴8を開けたり、あるいはブロック
4として半円筒状の溝がある二つ割りのブロックを使用
しても上記実施例と同様な作用を奏することができる。
また、上記実施例においてはブロック4を発泡スチロ
ールで形成した場合について説明したが、土圧を支持で
きるものであれば、他の発泡樹脂を使用しても、上記実
施例と同様な作用を奏することができる。
[発明の効果] この発明は以上説明したように、土砂を掘削して形成
した溝を埋設管の外径よりなる大きな高さを有する発泡
樹脂からなるブロックで埋戻すことにより、土砂をブロ
ックで抑えることができるから、掘削した溝の山留めを
省略することができる。土木作業能率を向上させること
ができる。
また、溝内に固定した発泡樹脂のブロックに形成した
配管用穴に埋設用の管を引き込み配管することにより、
埋戻し用の新しい土砂を不要とするから、施工費用の低
減を図ることができるとともに、施工を容易迅速に行な
うことができる。
また、溝掘削,埋戻しの土木作業と管の配管作業を分
離することができるから、管埋設作業を効率よく行なう
ことができる。
また、土木作業終了後、直ちに交通開放を行なうこと
ができ、管埋設による交通制限を最低限に抑えることが
できる。
さらに、軽量性,自立性を有する発泡樹脂のブロック
内に管を埋設することにより、埋設管に作用する鉛直土
圧等の付加荷重を軽減することができ、埋設管に損傷が
生じることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)はこの発明の実施例の工程を示す
断面図、第2図はブロックを示す斜視図、第3図は配管
用穴を示す斜視図、第4図は穴あけ治具を示す斜視図、
第5図は他の穴あけ治具を示す側面図である。 2……溝、3……管、4……ブロツク、5……床版、6
……アスファルトコンクリート、7……配管・接合用
溝、8……配管用穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 紀美夫 神奈川県藤沢市柄沢566―4 (56)参考文献 特開 昭60−181426(JP,A) 特開 昭61−40937(JP,A) 特開 平1−172691(JP,A) 特開 平1−174729(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土砂を掘削して形成した溝の中に埋設管を
    設置して埋戻す土木施工法において、土砂を掘削して形
    成した溝内に、土圧を支持できる発泡樹脂からなり、埋
    設管の外径より大きな高さを有するブロックを仮置きし
    てから直ちに埋戻しを行い、 推進工法により埋戻したブロックの側面から穴開けを行
    って配管用穴を形成し、該配管用穴に管を引き込み配管
    することを特徴とする地中埋設管の土木施工法。
JP2088295A 1990-04-04 1990-04-04 地中埋設管の土木施工法 Expired - Lifetime JPH0814349B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5311604B1 (ja) * 2012-11-05 2013-10-09 日新化成工業株式会社 樹脂製埋設管の防護構造及び樹脂製埋設管用の防護ブロック体

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