JPH08143450A - 徐放化製剤 - Google Patents
徐放化製剤Info
- Publication number
- JPH08143450A JPH08143450A JP30267594A JP30267594A JPH08143450A JP H08143450 A JPH08143450 A JP H08143450A JP 30267594 A JP30267594 A JP 30267594A JP 30267594 A JP30267594 A JP 30267594A JP H08143450 A JPH08143450 A JP H08143450A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- release preparation
- sustained
- sustained release
- fatty acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生体に吸収されやすい易溶解性薬剤を徐放化
すると同時に、吸湿性がなく、安定な持続性製剤として
利用可能な徐放性製剤を得る。 【構成】 リン酸ジソピラミド、塩酸ジルチアゼム、ペ
ントキシフィリン等の易水溶性薬剤、グリセリン脂肪酸
エステル及び不溶性ポリマー、不溶性無機物等の水不溶
性物質を含有することを特徴とする徐放化製剤。
すると同時に、吸湿性がなく、安定な持続性製剤として
利用可能な徐放性製剤を得る。 【構成】 リン酸ジソピラミド、塩酸ジルチアゼム、ペ
ントキシフィリン等の易水溶性薬剤、グリセリン脂肪酸
エステル及び不溶性ポリマー、不溶性無機物等の水不溶
性物質を含有することを特徴とする徐放化製剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除放化製剤に関し、更
に詳細には、水に溶けやすく、生体内に速やかに吸収さ
れる易水溶性薬剤の吸収を抑え、生体内に徐々に吸収さ
れるようにした徐放化製剤に関する。
に詳細には、水に溶けやすく、生体内に速やかに吸収さ
れる易水溶性薬剤の吸収を抑え、生体内に徐々に吸収さ
れるようにした徐放化製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】生体内において、薬剤を徐々に放出する
徐放化製剤は、持続性製剤として、薬剤投与回数の削
減、副作用の低減、有効血中濃度の維持等医療上多くの
利点を有している。
徐放化製剤は、持続性製剤として、薬剤投与回数の削
減、副作用の低減、有効血中濃度の維持等医療上多くの
利点を有している。
【0003】水に溶けやすく、生体内に速やかに吸収さ
れる易水溶性薬剤についても、その吸収を抑え、徐放化
する試みがなされており、例えば、易水溶性薬剤である
リン酸ジソピラミド等を、グリセリン脂肪酸エステルと
水への溶解度の高い糖類を使用して徐放化する技術(特
公平1−41606号)が知られている。
れる易水溶性薬剤についても、その吸収を抑え、徐放化
する試みがなされており、例えば、易水溶性薬剤である
リン酸ジソピラミド等を、グリセリン脂肪酸エステルと
水への溶解度の高い糖類を使用して徐放化する技術(特
公平1−41606号)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の徐放化製剤は、
徐放化という点では一応目的は達しているものの、吸湿
性のある糖類を使用しているため保存中に吸湿、変質す
る恐れがあり、これに代わるより優れた徐放化製剤の開
発が求められていた。
徐放化という点では一応目的は達しているものの、吸湿
性のある糖類を使用しているため保存中に吸湿、変質す
る恐れがあり、これに代わるより優れた徐放化製剤の開
発が求められていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、易水溶性
薬剤についての徐放化について種々検討を行った結果、
易水溶性薬剤を水不溶性物質及びグリセリン脂肪酸エス
テルと組合せ配合することにより、当該薬剤の溶出を制
御でき、徐放化が可能であることを見出し、本発明を完
成した。
薬剤についての徐放化について種々検討を行った結果、
易水溶性薬剤を水不溶性物質及びグリセリン脂肪酸エス
テルと組合せ配合することにより、当該薬剤の溶出を制
御でき、徐放化が可能であることを見出し、本発明を完
成した。
【0006】すなわち、本発明は易水溶性薬剤、グリセ
リン脂肪酸エステル及び水不溶性物質を含有する徐放化
製剤に関するものである。
リン脂肪酸エステル及び水不溶性物質を含有する徐放化
製剤に関するものである。
【0007】本発明の徐放化製剤は、常法に従い、易水
溶性薬剤、グリセリン脂肪酸エステル及び水不溶性物質
を混合し、製剤化することにより製造される。
溶性薬剤、グリセリン脂肪酸エステル及び水不溶性物質
を混合し、製剤化することにより製造される。
【0008】本発明において用いられる水不溶性物質と
しては、医薬用製剤に使用可能な種々の水不溶性物質、
例えば、メタアクリル酸コポリマー(オイドラギット
RSPO)、エチルセルロース、ポリビニルポリピロリ
ドン等の不溶性ポリマーや、タルク、リン酸水素カルシ
ウム、軽質無水ケイ酸等の不溶性無機物等があげられ
る。
しては、医薬用製剤に使用可能な種々の水不溶性物質、
例えば、メタアクリル酸コポリマー(オイドラギット
RSPO)、エチルセルロース、ポリビニルポリピロリ
ドン等の不溶性ポリマーや、タルク、リン酸水素カルシ
ウム、軽質無水ケイ酸等の不溶性無機物等があげられ
る。
【0009】また、グリセリン脂肪酸エステルとして
は、グリセリンと炭素数10〜22個の脂肪酸とのモノ
−、ジ−、もしくはトリエステルを利用することがで
き、例えば、グリセリンのモノ−、ジ−、トリステアリ
ン酸エステル、グリセリンのモノ−、ジ−、トリパルミ
チン酸エステル、グリセリンのモノ−、ジ−、トリラウ
リル酸エステル、グリセリンのモノ−、ジ− 、トリミ
リスチン酸エステルを挙げることができる。
は、グリセリンと炭素数10〜22個の脂肪酸とのモノ
−、ジ−、もしくはトリエステルを利用することがで
き、例えば、グリセリンのモノ−、ジ−、トリステアリ
ン酸エステル、グリセリンのモノ−、ジ−、トリパルミ
チン酸エステル、グリセリンのモノ−、ジ−、トリラウ
リル酸エステル、グリセリンのモノ−、ジ− 、トリミ
リスチン酸エステルを挙げることができる。
【0010】本発明の徐放化製剤中の水不溶性物質の配
合量は、1〜30重量%、好ましくは2〜10重量%で
あり、また、グリセリン脂肪酸エステルは1〜50重量
%、好ましくは10〜30重量%である。
合量は、1〜30重量%、好ましくは2〜10重量%で
あり、また、グリセリン脂肪酸エステルは1〜50重量
%、好ましくは10〜30重量%である。
【0011】本発明の徐放化製剤により徐放化すること
のできる易水溶性薬剤としては、リン酸ジソピラミド、
塩酸ジルチアゼム、ペントキシフィリン等を挙げること
ができ、これらの安定な持続性製剤を得ることができ
る。
のできる易水溶性薬剤としては、リン酸ジソピラミド、
塩酸ジルチアゼム、ペントキシフィリン等を挙げること
ができ、これらの安定な持続性製剤を得ることができ
る。
【0012】本発明製剤は種々の形態とすることがで
き、その例としては、錠剤、顆粒剤、細粒剤、カプセル
剤等を挙げることができる。
き、その例としては、錠剤、顆粒剤、細粒剤、カプセル
剤等を挙げることができる。
【0013】また、これらの製剤とするにあたって、通
常医薬の製剤化に用いられる種々の添加剤、例えば、結
晶セルロース、トウモロコシデンプン、D−マンニトー
ル、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリ
ドン、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウ
ム、カルメロース、カルボキシメチルスターチナトリウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、マクロゴール6000、酸化チタン、
タール色素等を本発明の効果を損なわない範囲内におい
て配合することができる。
常医薬の製剤化に用いられる種々の添加剤、例えば、結
晶セルロース、トウモロコシデンプン、D−マンニトー
ル、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリ
ドン、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウ
ム、カルメロース、カルボキシメチルスターチナトリウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、マクロゴール6000、酸化チタン、
タール色素等を本発明の効果を損なわない範囲内におい
て配合することができる。
【0014】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれら実施例になんら制約されるもの
ではない。
するが、本発明はこれら実施例になんら制約されるもの
ではない。
【0015】実 施 例 1 リン酸ジソピラミドの徐放性錠剤:下記の処方、製法に
よりリン酸ジソピラミドの徐放性錠剤を得た。
よりリン酸ジソピラミドの徐放性錠剤を得た。
【0016】 ( 処 方 ) 素 錠 部 分 リン酸ジソピラミド 193.5mg ステアリン酸モノジグリセイライド 54 mg メタアクリル酸コポリマー(オイドラギッドRSPO) 18 mg ポリビニルピロリドン K25 3 mg ステアリン酸マグネシウム 7.5mg 小 計 276 mg
【0017】 フ ィ ル ム 部 分 ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 7 mg マクロゴール6000 1 mg 酸化チタン 2 mg 小 計 10 mg 合 計 286 mg
【0018】( 製 法 )リン酸ジソピラミドとステア
リン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。
整粒後、メタアクリル酸コポリマーを混合し、ポリビニ
ルピロリドン K25を加えて再度造粒、乾燥後整粒し
た。 これにステアリン酸マグネシウムを加え打錠し、
素錠を製造する。 この素錠をヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース2910、マクロゴール 6000及び酸
化チタンの水懸濁液でコーティングし、乾燥させて錠剤
を得た。得られた錠剤は、従来品と比べて防湿性が優れ
ていることが確認された。
リン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。
整粒後、メタアクリル酸コポリマーを混合し、ポリビニ
ルピロリドン K25を加えて再度造粒、乾燥後整粒し
た。 これにステアリン酸マグネシウムを加え打錠し、
素錠を製造する。 この素錠をヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース2910、マクロゴール 6000及び酸
化チタンの水懸濁液でコーティングし、乾燥させて錠剤
を得た。得られた錠剤は、従来品と比べて防湿性が優れ
ていることが確認された。
【0019】実 施 例 2 リン酸ジソピラミドの徐放性錠剤: ( 処 方 ) リン酸ジソピラミド 193.5mg ステアリン酸モノジグリセライド 54 mg タ ル ク 62 mg ポリビニルピロリドンK30 3 mg ステアリン酸マグネシウム 7.5mg 合 計 320 mg
【0020】( 製 法 )リン酸ジソピラミドとスチア
リン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整
粒後、タルクを混合し、ポリビニルピロリドンK30の
水溶液を加えて、乾燥後、整粒し、ステアリン酸マグネ
シウムを加え打錠し錠剤を製造する。
リン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整
粒後、タルクを混合し、ポリビニルピロリドンK30の
水溶液を加えて、乾燥後、整粒し、ステアリン酸マグネ
シウムを加え打錠し錠剤を製造する。
【0021】実 施 例 3 塩酸ジルチアゼムの徐放性錠剤: ( 処 方 ) 素 錠 部 分 塩酸ジルチアゼム 30 mg ステアリン酸モノジグリセライド 30 mg 結晶セルロース 118.5mg メタアクリル酸コポリマー(オイドラギッドRSPO) 10 mg ステアリン酸マグネシウム 1.5mg 小 計 190 mg
【0022】 フ ィ ル ム 部 分 ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 3.5mg マクロゴール6000 0.5mg 酸化チタン 1 mg 小 計 5 mg 合 計 195 mg
【0023】( 製 法 )塩酸ジルチアゼムとスチアリ
ン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。 整
粒後、結晶セルロースとメタアクリル酸コポリマー(オ
イドラギッドRSPO)を混合し、ステアリン酸マグネ
シウムを加え打錠し素錠を製する。 ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース2910、マクロゴール6000お
よび酸化チタンの水懸濁液を用い素錠にコーティングを
施す。得られた錠剤は、従来品と比べて防湿性が優れて
いることが確認された。
ン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。 整
粒後、結晶セルロースとメタアクリル酸コポリマー(オ
イドラギッドRSPO)を混合し、ステアリン酸マグネ
シウムを加え打錠し素錠を製する。 ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース2910、マクロゴール6000お
よび酸化チタンの水懸濁液を用い素錠にコーティングを
施す。得られた錠剤は、従来品と比べて防湿性が優れて
いることが確認された。
【0024】実 施 例 4 ペントキシフィリンの徐放性錠剤: ( 処 方 ) ペントキシフィリン 300mg ステアリン酸モノジグリセライド 60mg エチルセルロース 40mg ポリビニルピロリドンK30 6mg ステアリン酸マグネシウム 4mg 合 計 410mg
【0025】( 製 法 )ペントキシフィリンとステア
リン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整
粒後、エチルセルロースとポリビニルピロリドンK30
を混合し、ステアリン酸マグネシウムを加え打錠し錠剤
を製する。得られた錠剤は、従来品と比べて防湿性が優
れていることが確認された。
リン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整
粒後、エチルセルロースとポリビニルピロリドンK30
を混合し、ステアリン酸マグネシウムを加え打錠し錠剤
を製する。得られた錠剤は、従来品と比べて防湿性が優
れていることが確認された。
【0026】試 験 例 1 溶 出 試 験 :第12改正日本薬局方に規定のパドル法
により、実施例1〜3で調製した徐放性錠剤の溶出率を
試験した(100rpm、水 900ml)。この結果
を下表に示す。
により、実施例1〜3で調製した徐放性錠剤の溶出率を
試験した(100rpm、水 900ml)。この結果
を下表に示す。
【0027】
【0028】この結果から明らかなように、本発明によ
りリン酸ジソピラミド、塩酸ジルチアゼム、ペントキシ
フィリン等の易溶解性薬剤を徐放化することが可能とな
った。
りリン酸ジソピラミド、塩酸ジルチアゼム、ペントキシ
フィリン等の易溶解性薬剤を徐放化することが可能とな
った。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、生体に吸収されやすい
易溶解性薬剤を徐放化することができ、しかも吸湿性が
ないので保存安定性も良好である。従って、本発明の徐
放性製剤は、安定な持続性製剤として有利に使用するこ
とができるものである。 以 上
易溶解性薬剤を徐放化することができ、しかも吸湿性が
ないので保存安定性も良好である。従って、本発明の徐
放性製剤は、安定な持続性製剤として有利に使用するこ
とができるものである。 以 上
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、徐放化製剤に関し、更
に詳細には、水に溶けやすく、生体内に速やかに吸収さ
れる易水溶性薬剤の吸収を抑え、生体内に徐々に吸収さ
れるようにした徐放化製剤に関する。
に詳細には、水に溶けやすく、生体内に速やかに吸収さ
れる易水溶性薬剤の吸収を抑え、生体内に徐々に吸収さ
れるようにした徐放化製剤に関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明において用いられる水不溶性物質と
しては、医薬用製剤に使用可能な種々の水不溶性物質、
例えば、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーR
S(オイドラギットRSPO)、エチルセルロース、ポ
リビニルポリピロリドン等の不溶性ポリマーや、タル
ク、リン酸水素カルシウム、軽質無水ケイ酸等の不溶性
無機物等があげられる。
しては、医薬用製剤に使用可能な種々の水不溶性物質、
例えば、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーR
S(オイドラギットRSPO)、エチルセルロース、ポ
リビニルポリピロリドン等の不溶性ポリマーや、タル
ク、リン酸水素カルシウム、軽質無水ケイ酸等の不溶性
無機物等があげられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】(製 法)リン酸ジソピラミドとステアリ
ン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整粒
後、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーRSを
混合し、ポリビニルピロリドンK25を加えて再度造
粒、乾燥後整粒した。これにステアリン酸マグネシウム
を加え打錠し、素錠を製造する。この素錠をヒドロキシ
プロピルメチルセルロース2910、マクロゴール60
00及び酸化チタンの水懸濁液でコーティングし、乾燥
させて錠剤を得た。得られた錠剤は、従来品と比べて防
湿性が優れていることが確認された。
ン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整粒
後、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーRSを
混合し、ポリビニルピロリドンK25を加えて再度造
粒、乾燥後整粒した。これにステアリン酸マグネシウム
を加え打錠し、素錠を製造する。この素錠をヒドロキシ
プロピルメチルセルロース2910、マクロゴール60
00及び酸化チタンの水懸濁液でコーティングし、乾燥
させて錠剤を得た。得られた錠剤は、従来品と比べて防
湿性が優れていることが確認された。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】(製 法)リン酸ジソピラミドとステアリ
ン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整粒
後、タルクを混合し、ポリビニルピロリドンK30の水
溶液を加えて、乾燥後、整粒し、ステアリン酸マグネシ
ウムを加え打錠し錠剤を製造する。得られた錠剤は、従
来品と比べて防湿性が優れていることが確認された。
ン酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整粒
後、タルクを混合し、ポリビニルピロリドンK30の水
溶液を加えて、乾燥後、整粒し、ステアリン酸マグネシ
ウムを加え打錠し錠剤を製造する。得られた錠剤は、従
来品と比べて防湿性が優れていることが確認された。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】実 施 例 3 塩酸ジルチアゼムの徐放性錠剤:
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】(製 法)塩酸ジルチアゼムとステアリン
酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整粒
後、結晶セルロースとアミノアルキルメタアクリレート
コポリマーRS(オイドラギッドRSPO)を混合し、
ステアリン酸マグネシウムを加え打錠し素錠を製する。
ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910、マクロ
ゴール6000および酸化チタンの水懸濁液を用い素錠
にコーティングを施す。得られた錠剤は、従来品と比べ
て防湿性が優れていることが確認された。
酸モノジグリセライドを混合し、溶融造粒する。整粒
後、結晶セルロースとアミノアルキルメタアクリレート
コポリマーRS(オイドラギッドRSPO)を混合し、
ステアリン酸マグネシウムを加え打錠し素錠を製する。
ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910、マクロ
ゴール6000および酸化チタンの水懸濁液を用い素錠
にコーティングを施す。得られた錠剤は、従来品と比べ
て防湿性が優れていることが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/55 ABR 47/02 C 47/14 C 47/32 C 47/38 C //(A61K 47/14 47:32) (A61K 47/14 47:38) (A61K 47/14 47:32 47:38 47:02)
Claims (4)
- 【請求項1】 易水溶性薬剤、グリセリン脂肪酸エステ
ル及び水不溶性物質を含有することを特徴とする徐放化
製剤。 - 【請求項2】 易水溶性薬剤がリン酸ジソピラミド、塩
酸ジルチアゼムまたはペントキシフィリンである特許請
求第1項記載の徐放化製剤。 - 【請求項3】 水不溶性物質が不溶性ポリマーまたは不
溶性無機物である請求項第1項または第2項記載の徐放
化製剤。 - 【請求項4】 グリセリン脂肪酸エステルが、グリセリ
ンと炭素数10〜22個の脂肪酸とのモノ−、ジ−もし
くはトリエステルである請求項第1項ないし第3項の何
れかの項記載の徐放化製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30267594A JPH08143450A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 徐放化製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30267594A JPH08143450A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 徐放化製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143450A true JPH08143450A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17911839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30267594A Pending JPH08143450A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 徐放化製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08143450A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002370968A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-24 | Towa Yakuhin Kk | 薬物含有徐放性顆粒およびそれを含む錠剤 |
US8703189B2 (en) | 2001-05-25 | 2014-04-22 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Medicinal composition |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56118016A (en) * | 1979-12-21 | 1981-09-16 | Roussel Uclaf | Long term functional antiarrhythmic drug whose active component is alphaa*22*bis*11 methylethyl*amino*ethyl**alphaaphenyll22 pyridineacetamide or one of salts* its manufacture and composition containi |
JPS62120316A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-06-01 | エフ・ホフマン―ラ ロシユ アーゲー | 薬剤の放出が調節された錠剤型組成物 |
JPS6327439A (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-05 | Eisai Co Ltd | 持続性薬効製剤 |
JPH01313431A (ja) * | 1988-04-27 | 1989-12-18 | Sanofi Sa | ジルチアゼム・マイクロビーズ、その製法および徐放性医薬組成物 |
JPH05194233A (ja) * | 1991-06-10 | 1993-08-03 | Hoechst Roussel Pharmaceut Inc | マイクロペレットおよびそれらの製造方法 |
JPH05201866A (ja) * | 1991-08-12 | 1993-08-10 | Euro Celtique Sa | 配合製剤 |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP30267594A patent/JPH08143450A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56118016A (en) * | 1979-12-21 | 1981-09-16 | Roussel Uclaf | Long term functional antiarrhythmic drug whose active component is alphaa*22*bis*11 methylethyl*amino*ethyl**alphaaphenyll22 pyridineacetamide or one of salts* its manufacture and composition containi |
JPS62120316A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-06-01 | エフ・ホフマン―ラ ロシユ アーゲー | 薬剤の放出が調節された錠剤型組成物 |
JPS6327439A (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-05 | Eisai Co Ltd | 持続性薬効製剤 |
JPH01313431A (ja) * | 1988-04-27 | 1989-12-18 | Sanofi Sa | ジルチアゼム・マイクロビーズ、その製法および徐放性医薬組成物 |
JPH05194233A (ja) * | 1991-06-10 | 1993-08-03 | Hoechst Roussel Pharmaceut Inc | マイクロペレットおよびそれらの製造方法 |
JPH05201866A (ja) * | 1991-08-12 | 1993-08-10 | Euro Celtique Sa | 配合製剤 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8703189B2 (en) | 2001-05-25 | 2014-04-22 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Medicinal composition |
JP2002370968A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-24 | Towa Yakuhin Kk | 薬物含有徐放性顆粒およびそれを含む錠剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DK173082B1 (da) | Præparat til forsinket frigivelse af et lægemiddel fra et Matrix-System | |
AU760006B2 (en) | Method for making granules with masked taste and instant release of the active particle | |
JP4072597B2 (ja) | 持続性製剤 | |
JPH0669965B2 (ja) | 固体持続放出医薬製剤 | |
SK285152B6 (sk) | Enterický potiahnutý farmaceutický prostriedok a spôsob jeho prípravy | |
NZ201008A (en) | Oral preparations containing dipyridamole and at least 5 molar equivalents of orally acceptable acidic excipient | |
JP2763879B2 (ja) | 徐放性カプセルもしくは錠剤製剤及びその調製方法 | |
JP2008534681A (ja) | ジピリダモール持続放出製剤及びそれを調製のための方法 | |
JP3520924B2 (ja) | バルプロ酸金属塩の徐放性錠剤 | |
JP2003528905A (ja) | スタブジン含有持続放出性ビーズ剤 | |
ES2321908T3 (es) | Preparaciones farmaceuticas de liberacion prolongada independientemente del ph. | |
JP2009519313A (ja) | 医薬組成物 | |
JP3282832B2 (ja) | 持続性錠剤 | |
EP0121901B1 (en) | Ph independent controlled releasable tablets | |
JPH08143450A (ja) | 徐放化製剤 | |
JP3122478B2 (ja) | 下部消化管放出型経口製剤 | |
JP2006507298A (ja) | 経口持続放出型錠剤、ならびにその製造法および使用法 | |
JP3007387B2 (ja) | 徐放性製剤用基剤粉末 | |
JP3592723B2 (ja) | 非崩壊・持続性カプセル製剤 | |
JP2680602B2 (ja) | 徐放性錠剤 | |
WO2007035816A2 (en) | Paroxetine compositions | |
JP4759905B2 (ja) | 糖衣錠 | |
JP2521461B2 (ja) | 持続性錠剤 | |
JP2009525953A (ja) | ジバルプロ酸及びその誘導体の徐放性製剤 | |
WO2004037226A2 (en) | Pharmaceutical compositions containing venlafaxine |