JPH08141344A - 圧力スイング法による空気分離装置 - Google Patents

圧力スイング法による空気分離装置

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JPH08141344A
JPH08141344A JP6284914A JP28491494A JPH08141344A JP H08141344 A JPH08141344 A JP H08141344A JP 6284914 A JP6284914 A JP 6284914A JP 28491494 A JP28491494 A JP 28491494A JP H08141344 A JPH08141344 A JP H08141344A
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JP
Japan
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air
gas
liquid
cooler
brine
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Withdrawn
Application number
JP6284914A
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English (en)
Inventor
Kenichi Maehara
健一 前原
Masabumi Kawashima
正文 川島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals

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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力スイング法による空気分離装置におい
て、併設されている液体O 2 設備における液体O2 の蒸
発廃冷熱を活用して所要動力を低減させると共に水分に
よる吸着剤の能力低下を防止可能とした空気分離装置を
提供する。 【構成】 原料空気送風機2で加圧された空気は吸着塔
4A,4Bに交互に送られN2 ガスが選択的に吸着され
2 ガス等が濃縮されて塔頂の切換弁8A又は8Bを通
して分離される。原料空気送風機2の上流には入口クー
ラ1が設けられ送風機2に流れる原料空気を冷却してい
る。入口クーラ1の冷却はブラインクーラ12で冷却さ
れたブラインによってなされるが、ブラインクーラ12
は別置きの液体O2 タンク13からの液体O2 の蒸発冷
熱によって冷却されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気を加圧してその中の
2 ガスを吸着剤に選択的に吸着させ、次いで減圧して
そのN2 ガスを分離回収するように構成した圧力スイン
グ吸着法による空気分離装置(以下、PSA式O2 製造
装置という)に関する。
【0002】
【従来の技術】PSA式O2 製造装置に併置されている
液体O2 設備における液体酸素の蒸発冷熱を利用し、吸
着塔内を冷却する方法は実用化されているが、その蒸発
冷熱はそれ以外に利用されていない。
【0003】一般に知られている、PSA式O2 製造装
置のフロシートを図2に示す。この従来の装置について
説明すれば、2は原料空気を供給する原料空気送風機で
あり、3は加圧昇温した原料空気を冷却するアフターク
ーラである。ここで冷却された原料空気は切換弁6A又
は6Bのいずれかを通して、接続されている吸着塔4A
又は4Bに送られる。
【0004】吸着塔4Aおよび4Bには空気中のN2
スを選択的に吸着する特性を有する、ゼオライトモレキ
ュラシーブに代表されるような吸着剤が充填されてい
る。今、吸着塔4Aが吸着工程にあると仮定すれば、吸
着塔4Bは脱着再生工程にあって、この吸着工程と脱着
再生工程は一定サイクルタイムで交互に行われる。
【0005】吸着工程にある吸着塔4Aでは、塔の下部
ノズルより供給された原料空気が吸着塔4A内の吸着剤
床を通過する際に、N2 ガス等の吸着性ガスが吸着さ
れ、O 2 やアルゴンガス等の難吸着性ガスは濃縮されて
塔頂の切換弁8Aを通って分離される。
【0006】一方、脱着再生工程にある吸着塔4Bで
は、切換弁7Bを通して、吸着塔内は真空ポンプ5で減
圧され、吸着剤に吸着されたN2 ガスや水分等の吸着性
ガスが脱着され、このようにして、吸着剤が再生され
る。この二つの吸着工程と脱着再生工程を吸着塔4A,
4Bで交互に行うことによって、O2 ガスが空気より連
続的に分離製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】PSA式O2 製造装置
を工業用に採用する場合、PSA式O2 製造装置は通常
一定の生産能力で運転される。従って、O2 使用量が時
間的に変動する場合、液体O2 設備を併設し、負荷変動
に対応する場合が多い。
【0008】液体O2 は大気や蒸気で加温して蒸発させ
一般に使用されるが、液体O2 が保有する冷熱は無駄に
放出される。本発明はこの廃冷熱をPSA式O2 製造設
備に有効に活用することを課題としている。
【0009】一方、吸着塔に供給される原料加圧空気が
飽和露点以下の温度であったり、水分ミストを含有する
場合はしばしば、吸着塔内の吸着剤に水分が蓄積傾向を
示し、吸着剤の能力が急激に低下する。本発明は吸着塔
におけるこのような水分による悪影響のない空気分離装
置を提供することもその課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気を加圧し
てN2 ガスを選択的に吸着させ、次いで減圧してそのN
2 ガスを分離することを繰り返えすことにより空気中の
2 ガスを分離濃縮するように構成したPSA式O2
造装置における前記課題を解決するため、この空気分離
装置に併置されている液体O2 設備における液体O2
蒸発冷熱により冷却される原料空気冷却器を原料空気送
風機の上流及び下流の少くともいづれか一方に配設した
構成を採用する。
【0011】原料空気冷却器を液体O2 の蒸発冷熱で冷
却するには、液体O2 を水又はブラインで加熱してO2
ガスを製造し、その冷水又は冷却ブラインを使用する構
成としてよい。また、この場合の原料空気冷却器は間接
又は直接接触型(散水型)のいずれでもよい。
【0012】
【作用】本発明によるPSA式O2 製造装置は前記した
構成を有しており、原料空気送風機の上流及び下流の少
くともいづれか一方で原料空気は、液体O2 の蒸発冷熱
を冷熱源とする原料空気冷却器で冷却されるが、送風機
の上流で冷却すれば送風機での風量が減少して所要動力
が低減されると共に、送風機には外気温の高低に拘らず
常時一定低温の空気が流れるので送風機を常に効率良く
運転することができる。
【0013】また、本発明の装置では液体O2 の蒸発冷
熱による冷却器で原料空気が冷却され、そのとき湿分の
一部が凝縮して除去されるので、原料空気送風機用アフ
タークーラの出口温度を加圧露点温度以上に制御して吸
着塔に送気するのが容易となり、それにより吸着剤が水
分のため吸着能力を低下する事態を回避できる。
【0014】この場合は該送風機の入口温度と出口圧力
を計測するのみで、アフタークーラ出口の加圧露点温度
を容易に演算出来るので、アフタークーラの冷却水量を
制御するのみでよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明によるPSA式O2 製造装置に
ついて図1に示した実施例に基づいて具体的に説明す
る。なお、以下の実施例において、図2に示した従来の
装置と同じ構成の部分には説明を簡潔にするため同じ符
号を付してある。
【0016】図1のO2 製造装置は、従来の装置に対
し、液体O2 の蒸発冷熱を冷熱源とする原料空気冷却器
が付加されて構成されている。すなわち、図1におい
て、原料空気管16に備えられた原料空送風機2の上流
に原料空気冷却器としての入口クーラ1が設けられてい
る。
【0017】これはブラインタンク10に貯蔵された冷
水又は冷水ブラインをブラインポンプ11で送り、ブラ
インクーラ12で冷却して供給できる構成としている。
ブラインクーラ12には別置された液体O2 タンク13
より液体O2 が供給されるようになっている。これとは
別に液体O2 はエバポレータ14で加熱されO2ガスと
なり、使用先へ供給される。
【0018】原料空気管16に対し、原料空気送風機2
の後流に設けられたアフタークーラ3へは、制御弁9を
介して冷却水が供給されるが、その流量は原料空気送風
機2の入口温度計(TX−1)と出口圧力計(PX−
2)でそれぞれ温度と圧力を計測し、アフタークーラ3
出口の加圧露点温度を、温度計(TX−3)で計測した
ものと比較しつつ演算し、冷却水量を制御することがで
きる。
【0019】また、入口クーラ1の後にはドレン管15
を付け、凝縮水をダストと共に排出する。これとは別
に、入口クーラ1を直接接触型(散水型)とした場合
は、ドレン管15はブラインタンク10へ接続しておく
ことで、冷水又は冷水ブラインを循環することができ
る。
【0020】本発明のための付加装置について更に詳し
く説明する。13は別置された超低温の液体O2 を貯蔵
する液体O2 タンクである。通常は液体O2 はエバポレ
ータ14で気化され、発生したガス状O2 が工場等に供
給される。
【0021】本発明では液体O2 の全部又は一部がブラ
インクーラ12に送られ、ここで水又はブラインと熱交
換し、ガス状O2 を発生し、同時にブライン(水のケー
スを含む)は冷却される。10はブラインを貯蔵するタ
ンクで11はブラインを循環するポンプである。
【0022】冷却されたブラインは原料空気管16の原
料空気送風機2の上流に設けられた入口クーラ1に送ら
れ、原料空気を冷却する。原料空気は冷却されると同時
に湿分の一部が凝縮して分離される。この際、凝縮水に
付着して、ドレン管15より空気中のダスト類も除去さ
れる。
【0023】入口クーラ1で冷却された空気は原料空気
送風機2で加圧されるが、この際、断熱圧縮により昇温
する。これをアフタークーラ3で再冷却する。このアフ
タークーラ3の出口温度は供給する冷却水量を温度調節
弁9で制御する。
【0024】この場合の温度設定値は露点より低くなら
ないように、原料空気送風機2の入口温度(TX−1計
測)および送風機2の出口圧力(PX−2計測)で自動
演算も可能であるし、手動設定のいずれでもよい。
【0025】以上、本発明を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その具体
的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもな
い。例えば、上記実施例では液体O2 の蒸発冷熱を入口
クーラ1に使用しているが、これはアフタークーラ3で
使用してもよいし、その両方に使用してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の空気分離装置によれば、これに
併設されている液体O2 設備における液体O2 の蒸発冷
熱による原料空気冷却器を配設することにより次の効果
を奏することができる。
【0027】(1)原料空気送風機の消費動力低減効果 送風機の理論動力の計算式は便覧等によく示されている
が、入口風量V(m3/min)に比例する。Vは絶対温度に
比例するので、例えば35℃の入口空気を10℃まで冷
却すれば、所要動力は(273+10)/(273+3
5)=0.92、即ち約8%の所要動力が低減出来る。
更に空気中の湿分のガス流量も減少するので、さらに効
果は拡大する。
【0028】(2)一般に原料空気ブロワは定容量式の
ロータリーブロワが使用される。この場合、冬期の低温
から夏期の高温まで使用されるので、夏期基準にて容量
を決定すれば、冬期は吸入過多によるエネルギーロスを
生じる。本発明では、一定の低温度で運転されるので常
にエネルギーのロスの少ない最適な送風機の運転が可能
である。
【0029】(3)アフタークーラで冷却する場合、凝
縮水が生じる程度に原料空気を冷却すれば、ミストの随
伴や吸着剤の温度低下によって、平衡吸着水分量が増加
したりして、吸着剤のN2 吸着能力が低下する。
【0030】パイロットブラントテスト結果では、アフ
タークーラの出口温度を加圧露点以上に保てば、吸着剤
における水分の蓄積傾向が生ぜず、O2 製造能力が低下
しないことを確認している。なお、この場合のパイロッ
トブラント運転条件は下記のとおりである。
【0031】O2 製造能力:30Nm2−O2 /H、吸着
剤:UOP社製USA−2ゼオライト、圧力条件:吸着
工程1.4ata 、脱着条件0.3ata 、切換サイクル:
60sec −60sec 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるPSA式O2 製造装置
を示す機器構成図。
【図2】従来のPSA式O2 製造装置を示す機器構成
図。
【符号の説明】
1 入口クーラ 2 原料空気送風機 3 アフタークーラ 4A,4B 吸着塔 5 真空ポンプ 6A,6B 切換弁 7A,7B 切換弁 8A,8B 切換弁 9 温度調節弁 10 ブラインタンク 11 ブラインポンプ 12 ブラインクーラ 13 液体O2 タンク 14 エバポレータ 15 ドレン管 16 原料空気管 TX 温度計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を加圧して吸着剤にN2 ガスを選択
    的に吸着させ、次いで減圧してそのN2 ガスを分離する
    ことを繰り返えすことにより空気中のO2 ガスを分離濃
    縮するように構成した圧力スイング吸着法による空気分
    離装置において、同装置に併置されている液体O2 設備
    における液体O2 の蒸発冷熱により冷却される原料空気
    冷却器を原料空気送風機の上流及び下流の少くともいづ
    れか一方に配設したことを特徴とする圧力スイング法に
    よる空気分離装置。
JP6284914A 1994-11-18 1994-11-18 圧力スイング法による空気分離装置 Withdrawn JPH08141344A (ja)

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Effective date: 20020205