JPH08140427A - 仮植装置 - Google Patents

仮植装置

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JPH08140427A
JPH08140427A JP28374694A JP28374694A JPH08140427A JP H08140427 A JPH08140427 A JP H08140427A JP 28374694 A JP28374694 A JP 28374694A JP 28374694 A JP28374694 A JP 28374694A JP H08140427 A JPH08140427 A JP H08140427A
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plug
temporary
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tray
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Takashi Onosaka
孝志 小野坂
Kenji Okuno
健治 奥野
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラグ苗トレーPに播種して3〜6枚の幼葉
を出したプラグ苗を、仮植ポットTに仮植して、販売可
能な苗とするまで、仮植ポットTで育成する為の、プラ
グ苗トレーPから仮植ポットTへの仮植を行う仮植装置
を提供する。 【構成】 プラグ苗トレーPを搬送するプラグ苗トレー
コンベア10と、仮植ポットTを複数個併置した仮植ト
レーSを搬送する仮植トレーコンベア11と、外周に苗
移載カップ9を設けた苗搬送体Cと、前記プラグ苗トレ
ーPからプラグ苗を抜き取り、前記苗移載カップ9に移
載する苗抜取部Eと、前記苗移載カップ9から苗を取り
出し、仮植ポットTに移植する植付部Bを備えるととも
に、苗搬送体Cを垂直方向の面で循環回動し苗移載カッ
プ9を苗抜取部Eから植付部Bの方向へ搬送させるべく
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、花卉や野菜の苗の如
く、プラグ苗トレーに播種し発芽後に例えば4〜6葉程
度の大きさに成長させたプラグ苗を、プラグ苗トレーか
ら仮植トレーの仮植ポットに仮植する為の、仮植装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、仮植装置に関する技術は公知
とされているのである。例えば、図17に示す仮植装置
の如くである。図17に示す仮植装置においては、搬送
台61の上に搬送機構が配置されており、この上に仮置
カップがランダムに載置され、搬送台61の水平面上に
構成した楕円コンベア63を循環移動している。該搬送
台61の下部の一側方にプラグ苗トレー51を搬送する
プラグ苗トレーコンベア50が配置されており、該プラ
グ苗トレー51から、搬送台61上に配置した苗抜取り
機構52によりプラグ苗を1列分抜取り、該苗抜取り機
構52の下方に送り込まれてくる仮置カップ53内に挿
入する。
【0003】該仮置カップ53の中には、プラグ苗トレ
ー51のプラグ苗が1カップに1ケずつ挿入されるので
あるが、実際にはプラグ苗トレー51の1列の中に欠株
部分や、矮小苗が発生しているので、これを間引く必要
があり、選別機構62で、欠株や矮小苗の分の仮置カッ
プ53を、前記コンベア63の内側に設けた別のU字状
コンベア56の欠株仮置カップ列に移動させる。該U字
状コンベア56の中途に洗浄ステーション57が配置さ
れており、内部に投入された土壌の部分が洗浄され、洗
浄後の仮置カップ列58は、仮植プラグ苗仮置カップ列
59の空仮置カップと合流し、楕円コンベア63上に整
然と並ぶ。
【0004】搬送台61の下部の他側方に、仮植ポット
55を備えた仮植トレー60を搬送する仮植トレーコン
ベア54が配置されている。選別機構62において選別
された、正常な苗が挿入されたプラグ苗トレー51の列
は、欠株仮置カップ列を間引いた後詰めて1列に整列さ
せて、仮植プラグ苗仮置カップ列59として、仮植トレ
ー60の上方に並べられる。該仮植トレー60の上方
で、植付機構により、仮植トレー60内に仮植される。
該仮植後の仮置カップ列は、土壌も共に仮植トレー60
に移動しているので、洗浄する必要はなく、欠株仮置カ
ップ列56の中で洗浄ステーション57を通過してきた
洗浄後仮置カップ列58と合流して、再度苗抜取り機構
52の下方に循環移動するのである。以上が、従来の仮
植装置の構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、次のような不具合があったのである。即
ち、搬送台61の仮置カップの搬送径路が平面的に構成
されているので、広い範囲の搬送面積が必要となる。更
に、その平面内で楕円コンベア63とU字状コンベア5
6と2本の循環移動のためのコンベアを配置する必要が
あるので、この為にも広い面積が必要となるのである。
よって、重量の大きな搬送台が必要であり、製造コスト
がアップしていた。また搬送台を所定の位置に支持する
ための部材を剛性のある強固なものにしなければならな
い。また、プラグ苗トレー51の列の間に有る欠株によ
り出来る欠株仮置カップを、選別機構62において選別
して、バイパスしてU字状コンベア56に移送した後
に、仮植プラグ苗仮置カップ列59の列を詰めた状態に
並び変える必要があり、この作業を正確に行うことが困
難となるのである。また洗浄ステーション57も、搬送
台61の上に配置されているので、この洗浄ステーショ
ン57の為の場所も必要となり、搬送台61が大きくな
り場所をとっていたのである。本発明は以上のような、
従来技術の不具合を解消するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に上記課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項1においては、プラグ苗ト
レーPを搬送するプラグ苗トレーコンベア10と、仮植
ポットTを複数個併置した仮植トレーSを搬送する仮植
トレーコンベア11と、外周に苗移載カップ9を設けた
苗搬送体Cと、前記プラグ苗トレーPからプラグ苗Gを
抜き取り前記苗移載カップ9に移載する苗抜取部Eと、
前記苗移載カップ9からプラグ苗Gを取り出し仮植ポッ
トTに移植する植付部Bを備えるとともに、苗搬送体C
を垂直方向の面で循環回動させて苗移載カップ9を苗抜
取部Eから植付部Bの方向へ搬送させるべく構成したも
のである。
【0007】請求項2においては、仮植装置において、
プラグ苗トレイコンベア10と仮植トレーコンベア11
とを平行に配置し、苗搬送体Cを前記コンベア10,1
1の上方に、その流れ方向に対してカップの搬送方向が
直角になるべく配置したものである。
【0008】請求項3においては、仮植装置において、
苗搬送体Cを、苗移載カップ9の配置間隔と等間隔で間
欠送りすべく構成したものである。
【0009】請求項4においては、仮植装置において、
プラグ苗トレーコンベア10の上方に前記苗抜取部Eを
設置して、プラグ苗トレーコンベア10と前記苗搬送体
Cとの間を往復動自在に構成すると共に、仮植トレーコ
ンベア11の上方に前記植付部Bを設置して、該仮植ト
レーコンベア11と前記苗搬送体Cとの間を往復動自在
に構成したものである。
【0010】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、苗搬
送カップを、上下で逆方向に流すことが出来る為、下部
に空カップの搬送径路を設けることが出来る。よって搬
送体の平面専有面積を小さくすることが出来る。その結
果として搬送体そのものを小さく構成することが出来、
製造コストを下げることが出来る。搬送体を両コンベア
に対して所定の位置に支持する為の部材を簡素化するこ
とが出来る。
【0011】請求項2によれば、プラグ苗トレーの苗一
列分を抜取る為に苗一列ごとにプラグ苗トレーを位置決
めする必要があるが、プラグ苗トレーコンベアを起動停
止することで苗一列分を定位置に決めることが出来る。
その結果苗抜取部は、抜取位置と苗移載位置の2点だけ
の移動で良くなり前進・後退の単純動作となり、苗抜取
移載時間が短縮出来る。また、植付部と仮植トレーコン
ベアについても上記と同様に苗抜取植付時間を短縮する
ことが出来る。よって、仮植能率を向上することが出来
る。
【0012】請求項3によれば、苗搬送体Cを、苗移載
カップ9の配置間隔と等間隔で間欠送りすべく構成した
ので、苗抜取部の苗移載位置及び植付部の苗抜取位置が
苗搬送体の間欠送り前後で変化しない為、苗抜取部及び
植付部の基準位置を固定することが出来る。よって基準
位置の微調整の制御機構が不要となる。
【0013】請求項4によれば、苗抜取部Eがプラグ苗
トレーPからプラグ苗Gを抜き取って苗移載カップ9へ
移載する往復移動の径路、並びに、植付部Bが苗移載カ
ップ9から仮植ポットTへ移植する往復移動の径路を直
線的に構成することができ、それら往復動のための機構
が極めて簡素化され、仮植装置全体をコンパクトで低コ
ストに製作できるようになった。
【0014】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の仮植
装置の全体側面図、図2は同じく仮植装置の全体平面
図、図3は同じく仮植装置の全体正面図、図4は苗抜取
部Eと苗搬送体Cとプラグ苗トレーコンベア10を示す
側面図、図5は苗抜取部Eの部分を示す後面図、図6は
植付部Bと孔開けロッド8の部分を示す側面図、図7は
植付部Bと苗移載カップ9と苗搬送体Cの関係を示す正
面図、図8は欠株センサー機構Fと苗移載カップ9との
関係位置を示す側面図である。
【0015】図9は同じく欠株センサー機構Fと苗移載
カップ9の関係位置を示す正面図、図10は各仮植チャ
ックB1,B2・・の間隔を狭めた状態の正面図、図1
1は各仮植チャックB1,B2・・の間隔を拡大した状
態の正面図、図12は欠株の無い、仮植チャックB1と
B2とB4とB5を下降させて、苗移載カップ9内のプ
ラグ苗Gを把持する状態の正面図、図13は欠株の為に
把持出来なかった仮植チャックB3の真下に、プラグ苗
Gが存在する苗移載カップ9を間欠移動させて、仮植チ
ャックB3のみにプラグ苗Gを把持している状態を示す
正面図、図14は苗移載カップ9の平面断面図と側面部
分断面図、図15は苗搬送体Cの終端部の下方に、洗浄
ステーションDを配置した構成を示す正面図、図16は
同じく苗搬送体Cの下部に洗浄ステーションDを配置し
た状態の側面図である。
【0016】種子が播種されて苗を発芽・育成させるプ
ラグ苗トレーPは、例えば14×29の406孔、又は
12×24の288孔のマトリックス状に構成されてお
り、これらの全てのプラグ孔に用土を入れ、播種されて
プラグ苗Gが出来上がる。該プラグ苗トレーPのプラグ
孔はあまりにも小さいので、市販可能な苗に成長させる
為には、これよりもやや大きい仮植ポットTに仮植しな
おす必要がある。該仮植ポットTを別々に供給すると仮
植を機械的に行うことが複雑となり、能率が悪くなるの
で、例えば4×5の20ポット、4×6の24ポット、
または5×8の40ポットのマトリックス状に構成され
た仮植トレーSに、用土の入った仮植ポットTを配置し
て、仮植ポットT内にプラグ苗Gの仮植を行うのであ
る。
【0017】図1・図2・図3において、自動仮植装置
の全体的な構成について説明する。下部にはキャスター
輪を配置したフレーム台Hが設けられている。該フレー
ム台Hの上に、前後方向にプラグ苗トレーコンベア10
と仮植トレーコンベア11が平行して左右に配置されて
いる。該プラグ苗トレーコンベア10と仮植トレーコン
ベア11は、同じ方向に間欠移動すべく構成している。
図2でみてプラグ苗トレーコンベア10は、その左側
に、プラグ苗Gを備えたプラグ苗トレーPを載置し、プ
ラグ苗トレーPの孔ピッチの間隔でプラグ苗トレーPを
順次右方向へ間欠移動させる。そして、プラグ苗トレー
コンベア10の紙面右端では、プラグ苗Gを取り出した
後の空のプラグ苗トレーPが回収される。仮植トレーコ
ンベア11は、その左側に仮植ポットTを備えた仮植ト
レーSを載置し、該仮植トレーSに嵌装した仮植ポット
Tのピッチ間隔で仮植トレーSも順次右方向へ間欠移動
させる。そして、仮植トレーコンベア11の紙面右端で
は、プラグ苗Gを移植した状態の仮植ポットTを備えた
仮植トレーSが回収される。13は仮植装置の起動・停
止等を行うためのオペレータコントロールパネルであ
る。
【0018】該仮植トレーコンベア11とプラグ苗トレ
ーコンベア10の上方で、直角方向に苗搬送体Cが配置
されている。該苗搬送体Cは、垂直方向に回動するチェ
ーンコンベアにより構成されている。該チェーンコンベ
アのチェーン20の外周に、等しい間隔を置いて、苗移
載カップ9が一列上に固定されている。該苗搬送体Cの
チェーン20は、該苗移載カップ9の間隔t(図9)と
等しいピッチで、その上部がプラグ苗トレーコンベア1
0から仮植トレーコンベア11方向にかけて間欠移動す
べく構成している。苗搬送体Cは、フレーム台Hの上に
固定して設けた一対の支持部材50,50によって浮上
した状態に支持されている。
【0019】該苗搬送体Cの上方とプラグ苗トレーPの
上方との間を往復動するように苗抜取部Eが構成され、
また、苗搬送体Cの上方と仮植トレーSの上方との間を
往復移動するように、植付部Bが構成されている。図1
に示す如く、フレーム台Hの上部に一対の門型支持枠H
1,H2で支持した苗抜き取りスライドレール15,1
5がプラグ苗トレーコンベア10に沿う方向に配置され
ており、また植付スライドレール25,25が同様に仮
植トレーコンベア11に沿う方向に配置されている。該
苗抜き取りスライドレール15,15の上を、苗抜き取
り支持体22が往復動し、植付スライドレール25,2
5の上を、植付支持体21が往復動する。
【0020】該苗抜き取り支持体22に苗抜取部Eが次
のように構成されている。即ち、図5に示すように、そ
の先端に一対の開閉自在な抜取爪5,5を備えた複数の
苗抜取体E1,E2・・・E7(実施例では7つ)を一
列状で等間隔に配置して前記苗抜き取り支持体22に支
持されている。そして、複数の苗抜取体E1,E2・・
・E7はパンタグラフ機構51によって互いに列方向に
移動自在に連結され、その一番外側の苗抜取体E7をス
ライドシリンダ52によって列方向に移動させることに
より、等間隔を保ったまま隣り合う抜取爪5,5を備え
た苗抜取体E1,E2・・E7の相対間隔を適宜変更で
きるように構成されているのである。苗抜部Eは、プラ
グ苗トレーPからプラグ苗Gを抜取りした後に上昇し、
苗移載カップ9上方に移動し、該苗抜取体E1,E2・
・・E7の間隔を苗移載カップ9の間隔に合わせるべ
く、開拡又は閉縮した後に下降し、プラグ苗Gを苗移載
カップ9の内部に投入するのである。なお、該苗移載カ
ップ9の内部にプラグ苗Gを挿入した後に、抜取爪5,
5が上昇する際に、プラグ苗Gが持ち上がることがあれ
ば、それを防止するために、側面からプラグ苗Gを苗止
めピンにより係止すべく構成すればよい。該苗抜き取り
支持体22を往復動させるのが苗抜き取りスライドシリ
ンダ16である。68は苗抜取部全体を列方向へプラグ
苗Gの1間隔分移動させるためのシリンダである。本実
施例では、プラグ苗トレーPのプラグ苗Gの列方向の個
数が14個ある場合、苗抜取部Eの2回の往復動でその
列のプラグ苗Gの全てが抜き取りされる。
【0021】植付支持体21には、植付部Bと孔開けロ
ッド8を支持してあり、植付部Bは苗移載カップ9と仮
植ポットTとの間を往復動し、かつ上下動を可能として
いる。植付部Bは複数の仮植チャックB1,B2・・・
を備えてなり、パンタグラフ機構32により、各仮植チ
ャックB1,B2・・・を、苗移載カップ9の間隔と、
仮植ポットTの間隔とに調節可能としている。仮植チャ
ックB1,B2・・・が苗移載カップ9内のプラグ苗G
を把持するために下降する際には、孔開けロッド8が同
時に下降して仮植ポットT内の用土表面に孔を穿設す
る。次にプラグ苗Gを把持した仮植チャックB1,B2
・・・が仮植ポットTの上に移動して下降し、仮植ポッ
トT内に仮植チャックB1,B2・・・が仮植動作する
際には、孔開けロッド8は孔開け作業の為の下降動作を
しない。また植付支持体21を往復動するのが、仮植ス
ライドシリンダ17である。
【0022】チェーン20の外部に固設した苗移載カッ
プ9の、プラグ苗Gを挿入する挿入孔9bは、下方が徐
々に狭まる傾斜孔に構成されている。このように、挿入
孔9bを傾斜孔とすることにより、プラグ苗Gが上方に
長い場合も、短い場合も、該傾斜に沿って挿入できるの
で、色々なプラグ苗Gを挿入できるという効果を発揮す
る。
【0023】そして、該苗移載カップ9には、苗抜取部
Eによりプラグ苗Gが挿入されるが、仮植チャックB
1,B2・・によって取り出すために、仮植チャックB
1,B2・・の先端には開閉自在な四本の把持杆6,
6,6,6が設けられている。図14に示すように苗移
載カップ9の周壁には、90度間隔で4本の縦溝9aが
切込みされている。把持杆6は、それが開いた状態の時
に苗移載カップ9の外側に位置し、閉じられた状態の時
には、前記縦溝9aを通過するようにして苗移載カップ
9の内部に入り込み、プラグ苗Gの側面の4ヵ所を把持
することができる。なお、把持杆6の開閉には空圧シリ
ンダーが用いられている。
【0024】図4において、苗抜取部Eの構成を説明す
る。各々の苗抜取体E1,E2・・・はプラグ苗トレー
Pのプラグ孔に斜め上方から挿入される2本の抜取爪
5,5と、該抜取爪5,5の先端を開閉制御する開閉カ
ム杆4を備えている。さらに抜取爪5,5と相乗作用を
して、プラグ苗Gの抜取姿勢を安定させる固定爪を設け
る場合もある。該抜取爪5,5をプラグ苗Gに向けて突
出・退避させる爪突出シリンダ30と、開閉カム杆4を
上下させる爪開閉シリンダ31を設け、これによって抜
取爪5,5がプラグ苗トレーPのプラグ苗をつかむこと
ができる。また該苗抜取部Eの全体を上下する昇降シリ
ンダ27が設けられている。
【0025】次に図6と図7において、植付部Bの構成
を説明する。前述の如く仮植チャックB1,B2・・の
夫々には、4本の把持杆6を備え、図7においては、こ
の仮植チャックB1,B2,B3,B4,B5と5本を
配置している。仮植チャックB1,B2,B3,B4,
B5はパンタグラフ32で連結されており、間隙調整シ
リンダ28により苗移載カップ9のピッチと、仮植ポッ
トTのピッチに夫々変更可能としている。そして、苗抜
取部Eの全体は、昇降シリンダ29により上下動すると
共に、各仮植チャックB1,B2,B3,B4,B5が
独立して別々に上下可能としている。
【0026】即ち、図8,図9に示す如く、搬送体C上
に設けた欠株センサー機構Fが移載カップ9内のプラグ
苗Gの苗の状態を検出しており、該光センサー3の取付
高さの位置まで苗が伸びていない場合には、欠株や矮小
苗であるとして判断するのである。このように、連続し
てプラグ苗Gが挿入された苗移載カップ9の列の、先端
から5個までの間に、欠株がある場合には、その部分の
植付部Bは下降して把持杆6により把持するという動作
をしないようにコントロール装置によって制御されるの
である。
【0027】例えば、図12の如く、先頭から3列目
の、仮植チャックB3の下方に位置する苗移載カップ9
が欠株であるとすると、仮植チャックB3は下降せず、
仮植チャックB1,B2,B4,B5だけが下降して、
苗移載カップ9内のプラグ苗Gを把持する。次に苗移載
カップ9の列の中の先端のプラグ苗Gの位置を、仮植チ
ャックB3の下まで間欠的に移動させ、この状態で仮植
チャックB3のみを下降する。この操作により、仮植チ
ャックB1,B2,B3,B4,B5の全てにプラグ苗
Gが把持されたこととなり、その後仮植ポットTの上ま
で仮植チャックB1,B2,B3,B4,B5を移動し
て、孔開けロッド8が開口した孔の中に仮植するのであ
る。
【0028】図8,図9の如く、苗移載カップ9に挿入
されたプラグ苗Gが移動する部分の前後の所定高さ位置
に、発光器と受光器とで成る光センサー3が配置されて
おり、該光センサー3の間を通過するプラグ苗Gの葉の
位置に光線を通過させている。該実施例においては、五
組の光センサー3を配置しており、検出情報の確実性を
期している。また、該欠株センサー機構Fは、植付部B
の下方に位置する苗搬送体Cの側方位置に配置されてい
るので、場所を取らないのである。
【0029】図15と図16においては、苗搬送体Cの
終端部の下方に配置した洗浄ステーションDの構成が開
示されている。洗浄ステーションDにおいて、洗浄ノズ
ル7a・7bは配管を介して図外のエアコンプレッサー
に接続されていて、洗浄ノズル7a・7bの先から圧縮
空気が放出されるようになっており、この圧縮空気は前
記縦溝9aより下向きの苗移載カップ9の内部に吹き込
まれ、内部に残った土壌を吹き飛ばして残土受皿19に
落下させる。残土受皿19は把手19aによって苗搬送
体Cの外方側へ引き出すことができ、中の残土を容易に
除くことができる。該洗浄ステーションDが効果を発揮
するのは、欠株や矮小苗の場合において、苗移載カップ
9の内部に土壌がそのまま残った場合において、残土が
ある状態で、再度、苗抜取部Eにより取ったプラグ苗G
を入れようとすると、プラグ苗Gが残土に影響されて充
分に挿入されないのでこのような不具合を解消すること
が出来るのである。該苗移載カップ9はチェーン20に
より苗搬送体Cの下部から、再度上部に現れるように循
環して苗抜取部Eの下方で、再びプラグ苗Gが挿入さ
れ、仮植作業が繰り返される。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成した
ことにより、苗移載カップを、上下で逆方向に流すこと
が出来る為、下部に空の苗移載カップの搬送径路を設け
ることが出来る。よって苗搬送体の平面専有面積を小さ
くすることが出来る。その結果として苗搬送体そのもの
を小さく構成することが出来、製造コストを下げること
が出来る。搬送体を両コンベアに対して所定の位置に支
持する為の部材を簡素化することが出来る。また、苗搬
送体が小さくなることによって仮植装置全体の小型化が
図れる利点もある。
【0031】請求項2の如く構成したことより、プラグ
苗トレーの苗一列分を抜取る為に苗一列ごとにプラグ苗
トレーを位置決めする必要があるが、プラグ苗トレーコ
ンベアを起動停止することで苗一列分を定位置に決める
ことが出来る。その結果苗抜取部は、抜取位置と苗移載
位置の2点だけの移動で良くなり前進・後退の単純動作
となり、苗抜取移載時間が短縮出来る。また、植付部と
仮植トレーコンベアについても上記と同様に苗抜取植付
時間を短縮することが出来る。よって、仮植能率を向上
することが出来る。
【0032】請求項3の如く、苗搬送体Cを、苗移載カ
ップ9の配置間隔と等間隔で間欠送りすべく構成したの
で、苗抜取部の苗移載位置及び植付部の苗抜取位置が苗
搬送体の間欠送り前後で変化しない為、苗抜取部及び植
付部の基準位置を固定することが出来る。よって基準位
置の微調整の制御機構が不要となる。
【0033】請求項4の如く構成したことにより、苗抜
取部Eがプラグ苗トレーPからプラグ苗Gを抜き取って
苗移載カップ9へ移載する往復移動の径路、並びに、植
付部Bが苗移載カップ9から仮植ポットTへ移植する往
復移動の径路を直線的に構成することができ、それら往
復動のための機構が極めて簡素化され、仮植装置全体を
コンパクトで低コストに製作できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮植装置の全体側面図。
【図2】同じく仮植装置の全体平面図。
【図3】同じく仮植装置の全体正面図。
【図4】苗抜取部Eと苗搬送体Cとプラグ苗トレーコン
ベア10を示す側面図。
【図5】苗抜取部Eの部分を示す後面図。
【図6】植付部Bと孔開けロッド8の部分を示す側面
図。
【図7】植付部Bと苗移載カップ9と苗搬送体Cの関係
を示す正面図。
【図8】欠株センサー機構Fと苗移載カップ9との関係
位置を示す側面図。
【図9】同じく欠株センサー機構Fと苗移載カップ9の
関係位置を示す正面図。
【図10】各植付部Bの間隔を狭めた状態の正面図。
【図11】各植付部Bの間隔を拡大した状態の正面図。
【図12】欠株の無い、仮植チャックB1とB2とB4
とB5を下降させて、苗移載カップ9無いのプラグ苗G
を把持する状態の正面図。
【図13】欠株の為に把持出来なかった仮植チャックB
3の真下に、プラグ苗Gが存在する苗移載カップ9を間
欠移動させて、仮植チャックB3のみにプラグ苗Gを把
持している状態を示す正面図。
【図14】苗移載カップ9の平面断面図と側面部分断面
図。
【図15】苗搬送体Cの終端部の下方に、洗浄ステーシ
ョンDを配置した構成を示す正面図。
【図16】同じく苗搬送体Cの下部に洗浄ステーション
Dを配置した状態の側面図。
【図17】従来の仮植装置の苗搬送機構の構成を示す図
面。
【符号の説明】
B 植付部 C 苗搬送体 E 苗抜取部 G プラグ苗 S 仮植トレー P プラグ苗トレー T 仮植ポット 9 苗移載カップ 10 プラグ苗トレーコンベア 11 仮植トレーコンベア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグ苗トレーPを搬送するプラグ苗ト
    レーコンベア10と、仮植ポットTを複数個併置した仮
    植トレーSを搬送する仮植トレーコンベア11と、外周
    に苗移載カップ9を設けた苗搬送体Cと、前記プラグ苗
    トレーPからプラグ苗Gを抜き取り前記苗移載カップ9
    に移載する苗抜取部Eと、前記苗移載カップ9からプラ
    グ苗Gを取り出し仮植ポットTに移植する植付部Bを備
    えるとともに、苗搬送体Cを垂直方向の面で循環回動さ
    せて苗移載カップ9を苗抜取部Eから植付部Bの方向へ
    搬送させるべく構成したことを特徴とする仮植装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仮植装置において、プラ
    グ苗トレイコンベア10と仮植トレーコンベア11とを
    平行に配置し、苗搬送体Cを前記コンベア10,11の
    上方に、その流れ方向に対してカップの搬送方向が直角
    になるべく配置したことを特徴とする仮植装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の仮植装置において、苗搬
    送体Cを、苗移載カップ9の配置間隔と等間隔で間欠送
    りすべく構成したことを特徴とする仮植装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の仮植装置において、プラ
    グ苗トレーコンベア10の上方に前記苗抜取部Eを設置
    して、プラグ苗トレーコンベア10と前記苗搬送体Cと
    の間を往復動自在に構成すると共に、仮植トレーコンベ
    ア11の上方に前記植付部Bを設置して、該仮植トレー
    コンベア11と前記苗搬送体Cとの間を往復動自在に構
    成したことを特徴とする仮植装置。
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