JPH08139859A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH08139859A
JPH08139859A JP6302766A JP30276694A JPH08139859A JP H08139859 A JPH08139859 A JP H08139859A JP 6302766 A JP6302766 A JP 6302766A JP 30276694 A JP30276694 A JP 30276694A JP H08139859 A JPH08139859 A JP H08139859A
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JP6302766A
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Inventor
Eiji Nakazawa
栄治 仲沢
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Canon Finetech Nisca Inc
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Nisca Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿が何れの方向から搬送されてくる場合で
も、イメージリーダにおいて原稿がジャムることの無い
ようにした画像読取装置を提供することである。 【構成】 ハウジング200と、このハウジング200
内にこれの下面から一部が突出するように収納され、画
像を読み取るためのイメージリーダ202とを具備し、
このイメージリーダ202は、内部に画像読取素子が配
設され、下面に開口が形成されたリーダ本体212と、
このリーダ本体212の開口を閉塞するように、リーダ
本体212の下面から所定量だけ突出した状態で取り付
けられ、原稿からの反射光が画像読取素子に到達するこ
とを許容するガラス板214と、リーダ本体212の、
原稿の搬送方向に沿う両側面から、夫々ガラス板214
の突出方向と同一方向に沿って立ち下がった一対のガイ
ド部材216、218とを備えることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハウジングと、この
ハウジング内に収納され、画像を読み取るためのイメー
ジリーダとを備えた画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿の画像を読み取る画像読
取装置として、例えば、イメージスキャナが知られてお
り、広く用いられている。ここで、一般的には、イメー
ジスキャナは、原稿の片面(具体的には、上面)の画像
を読み取るように構成されており、仮に、原稿が上下両
面に画像が形成された両面原稿である場合には、操作者
は、一旦、表面を上向きにした状態で、この表面の画像
を読取、この後、原稿の表裏を反転して裏面を上向きに
した状態で、今度は、この裏面の画像を読み取るように
している。
【0003】このような両面原稿の場合の画像読取動作
は面倒であり、このため、原稿の表裏を反転させること
の出来る原稿反転装置が、近年開発され実用に供されて
いる。このような原稿反転装置を用いることにより、一
旦表面の画像を読んだ原稿の表裏を反転させ、裏面を上
向きにした状態で原稿がスキャナ本体に返送されてくる
と、この原稿は、表面の画像を読み込む場合とは、反対
方向に搬送されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、画像を読み込
むイメージリーダにおいては、画像読取面及び原稿ガイ
ド面として機能するようにガラス板が設けられており、
このガラス板は、画像読取素子が内蔵されたリーダ本体
の下面に形成された開口を閉塞するように取り付けられ
ている。そして、このガラス板の下面は、ここに原稿が
密着することを許容するために、リーダ本体の下面から
僅かに下方に突出するように設定されている。
【0005】このため、イメージリーダの原稿の搬送方
向に沿う両端においては、リーダ本体の下面とガラス板
の下面との間に段部が形成されることになる。このよう
な段部が形成されているので、イメージリーダに向けて
搬送されてきた原稿の先端は、この端部に形成された段
部においてジャムる可能性がある。このジャムを防止す
るために、斜めに傾斜させたマイラーシート等で原稿の
先端をガイドし、円滑にガラス板の上に原稿の先端が導
かれるようにすることが考えられるが、原稿が逆方向に
搬送されてきた場合には、このマイラーシートが今度は
邪魔になってしまい、ジャムることになる。このよう
に、原稿が何れの方向から搬送されてくる場合において
も確実にジャムらないようにする構成が要望されてい
る。
【0006】
【発明の目的】この発明は、上述した問題点に鑑みなさ
れたもので、この発明の目的は、原稿が何れの方向から
搬送されてくる場合でも、イメージリーダにおいて原稿
がジャムることの無いようにした画像読取装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係わる画像読取装置
は、例えば請求項1の記載によれば、ハウジングと、こ
のハウジング内に収納され、画像を読み取るためのイメ
ージリーダとを具備し、前記イメージリーダは、内部に
画像読取素子が配設され、原稿読取側の一面に開口が形
成されたリーダ本体と、このリーダ本体の開口を閉塞す
るように、該リーダ本体の前記一面から所定量だけ突出
した状態で取り付けられ、前記原稿からの反射光が前記
画像読取素子に到達することを許容する透明部材と、前
記リーダ本体の、前記原稿の搬送方向に沿う両側面か
ら、夫々前記透明部材の突出方向と同一方向に沿い延出
する一対のガイド部材とを備えることを特徴としてい
る。
【0008】
【実施例】以下に、この発明に係わる画像読取装置の一
実施例の構成を、イメージスキャナに適用した場合につ
き、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0009】[全体構成の概略説明]図1に示すよう
に、この一実施例のイメージスキャナ10は、スキャナ
本体12と、このスキャナ本体12で上面(即ち、表
面)の画像を読み込まれた原稿の表裏を反転して、裏面
を上面とした状態で、再びスキャナ本体12に給紙(返
送)する自動原稿反転装置14と、このスキャナ本体1
2に原稿を自動的に給紙するための自動原稿送り装置1
6とを備えて構成されている。この一実施例において
は、自動原稿反転装置14は、スキャナ本体12に着脱
自在に取り付けられ、自動原稿送り装置16も、スキャ
ナ本体12に着脱自在に取り付けられる。また、自動原
稿送り装置16及び自動原稿反転装置14が共に装着さ
れていない状態で、スキャナ本体12は単独で原稿上を
走行することにより原稿の画像を読み込む所謂自送式
(又は、原稿固定式)のイメージスキャナ10を構成す
る。
【0010】ここで、自動原稿反転装置14がスキャナ
本体12に取り付けられた状態で、自動原稿送り装置1
6はスキャナユニット12に着脱可能に取付られるよう
になされている。そして、詳細は後述するが、自動原稿
反転装置14は、スキャナ本体12から搬送されてきた
原稿をそのまま通過させて排出するスルー機能と、スキ
ャナ本体12から搬送されてきた原稿の表裏を反転させ
てスキャナ本体12に返送する反転機能とを切り替え可
能に有し、これがスキャナ本体12に取り付けられた状
態で、この組体は、原稿を搬送することにより原稿の画
像を読み込む所謂据え置き式(又は、原稿搬送式)のイ
メージスキャナ10として機能する。
【0011】また、この一実施例の特徴の一つを成す点
であるが、自動原稿反転装置14及び自動原稿送り装置
16は、共に、内部に駆動源を備えずに、スキャナ本体
12に内蔵された駆動源からの駆動力の伝達を夫々受け
て、駆動されるように構成されている。この駆動力伝達
の具体的な構造に関しては、後に詳細に説明する。
【0012】[スキャナ本体12の構成の説明] {スキャナ本体12の概略説明}このスキャナ本体12
は、図2乃至図5に取り出して示すように、スキャナハ
ウジング200と、このスキャナハウジング200内に
収納され、スキャナハウジング200の下面から下方に
突出した画像読取面を下面に有する密着タイプのイメー
ジリーダ202と、自送式として単独で用いられる場合
に、このスキャナ本体12を原稿上を走行駆動させるた
めの、また、据え置き式として少なくとも自動原稿反転
装置14が取り付けられた状態で用いられる場合に、原
稿を搬送駆動するための駆動機構204(図5にしめ
す)と、イメージリーダ202で読み取った読取情報と
駆動機構204による原稿及びイメージリーダ202の
相対的な移動距離情報とから原稿の画像情報を生成し、
外部の図示しない画像処理装置にこの画像情報を出力す
るための情報処理回路が組み込まれた回路基板206
(図5に示す)とを主として備えている。
【0013】{イメージリーダ202の説明}このイメ
ージリーダ202は、一列状に配列された多数の画像読
取素子(例えば、CCD)を備えた所謂ラインセンサで
あり、画像読取方向(即ち、イメージスキャナ10が自
送式として用いられる場合には、このスキャナ本体12
の走行方向、また、据え置き式として用いられる場合に
は、原稿の搬送方向)に直交する方向に沿って延出する
ように、スキャナハウジング200の下面の略中央部に
画像読取面が露出した状態で配設されている。
【0014】このイメージリーダ202は、スキャナハ
ウジング200内に固定された取付ステイ208の下面
に固着されており、また、上述した回路基板206はこ
の取付ステイ208の上面にスペーサ210を介して固
着されている。そして、このイメージリーダ202と回
路基板206とは、図示しない接続ケーブルを介して互
いに電気的に接続されている。
【0015】{ガイド板216、218の説明}ここ
で、図6に拡大した状態で詳細に示すように、イメージ
リーダ202は、画像読取素子が内蔵されたリーダ本体
212と、このリーダ本体212の下面に形成された開
口を閉塞するように取り付けられ、原稿からの反射面が
画像読取素子に到達することを許容すると共に、画像読
取面及び原稿ガイド面として機能する透明部材としての
ガラス板214とを備え、このガラス板214はリーダ
本体212の下面から下方に僅かに突出している。ここ
で、スキャナ本体12には、据え置き式として用いられ
る場合に原稿が図中右方から、また、上述した自動原稿
反転装置14が取り付けられた状態で図中右方及び図中
左方からの様に、図中左右何れの方向からも原稿が搬入
されてくることになる。
【0016】このため、この一実施例においては、左右
何れの方向から原稿が搬入されてきたとしても、原稿が
ガラス板214の搬入側の端面(即ち、リーダ本体21
2とガラス板214とで規定される搬入側の段部)に引
っ掛かってジャムることを防止するために、リーダ本体
212の図中左右両側端面には、その下面から夫々下方
に所定量だけ突出するようにガイド板216、218が
取り付けられている。即ち、両ガイド板216、218
は、リーダ本体212の下面から所定量だけ垂れ下がっ
た状態で配設されている。
【0017】ここで、両ガイド板216、218はから
可撓性を有する柔軟な材質、この一実施例においては薄
手のマイラーシートから形成されている。また、上述し
た所定量は、両ガイド板216、218の下端が、夫々
が搬入されてきた原稿により曲げられた状態で、対応す
るガラス板214の端縁に僅かにオーバラップする(即
ち、乗り上げる)ことが出来るように設定されている。
【0018】(ガイド板216、218の作用の説明)
このように左右一対のガイド板216、218を設ける
ことにより、自動原稿送り装置16から(又は、手差し
で)原稿Gが図中左方に向けて搬送されてきた場合に、
図7に示すように、原稿Gの先端は、先ず、右方のガイ
ド板218に当接し、これを図中左方に曲げ込む。そし
て、この曲げ込まれた右方のガイド板218に沿ってジ
ャムることなくガラス板214の下面に案内され、後述
する原稿押え部材400とガラス板214との間に入り
込み、両者の転接部を原稿が通過する時点において原稿
の上面(表面)が画像読取される。そして、画像読取さ
れた原稿Gは、図8に示すように、左方のガイド板21
6を図中左方に曲げ込み、この後、自動原稿反転装置1
4に向けて搬出されることになる。
【0019】一方、自動原稿反転装置14から反転原稿
Gが図中右方に向けて搬送されてきた場合に、図9に示
すように、反転原稿Gの先端は、先ず、左方ガイド板2
16に当接し、これを図中右方に曲げ込む。そして、こ
の曲げ込まれた左方のガイド板216に沿ってジャムる
ことなくガラス板214の下面に案内され、原稿押え部
材400とガラス板214との間に入り込み、両者の転
接部を原稿が通過する時点において原稿の上面(裏面)
を画像読取される。そして、裏面を画像読取された原稿
Gは、図10に示すように、右方のガイド板218を図
中右方に曲げ込み、この後、スキャナハウジング200
の下面右端部と、後述する自動原稿反転装置14の載置
台408の城面右端部との間に規定される反転原稿排出
口220を介して、スキャナ本体12から外部に搬出さ
れることになる。
【0020】このように、この一実施例においては、左
右一対のガイド板216、218を設けることにより、
原稿Gの両面の画像を読み取る場合においても、この原
稿Gがジャムることなく、確実にガラス板214の下面
から規定される画像読取面に沿ってこれに摺接しながら
搬送され、確実に画像読取されることになる。このよう
にして、この一実施例のイメージスキャナ10の信頼性
が格段に向上することになる。
【0021】{駆動機構204の説明}一方、スキャナ
本体12に備えられた駆動機構204は、再び図5に示
すように、駆動源としての可逆転可能なステッピングモ
ータから構成される駆動モータ222と、イメージリー
ダ202の図中左右両側に夫々配設された走行ローラ2
24、226と、駆動モータ222の駆動力を図中右方
の走行ローラ226に伝達するための第1の駆動力伝達
機構228と、図中右方の走行ローラ226に伝達され
た駆動力を図中左方の走行ローラ224に伝達するため
の第2の駆動力伝達機構230とを備えて構成されてい
る。
【0022】(第1の駆動力伝達機構228の説明)こ
こで、上述した第1の駆動力伝達機構228は、図11
に示すように、駆動モータ222のモータ軸222Aに
同軸に固定された駆動ギヤ232と、この駆動ギヤ23
2に噛合する大径ギヤ部234A及びこれと同軸の小径
ギヤ部234Bを一体的に有する中間ギヤ234と、小
径ギヤ部234Bに噛合するアイドルギヤ236と、ア
イドルギヤ236に噛合する従動ギヤ238と、この従
動ギヤ238が同軸に固定され、スキャナハウジング2
00に回動自在に軸支された第1の従動軸240とを備
えている。
【0023】この第1の従動軸240には、上述した右
方の走行ローラ226が同軸に軸方向に沿って複数固定
されており、駆動モータ222の図中時計方向又は反時
計方向の駆動に伴い、右方の走行ローラ226は図中反
時計方向又は時計方向に回転駆動されることになる。換
言すれば、右方の走行ローラ226は、駆動モータ22
2によりこれの駆動方向とは逆方向に回転駆動されるこ
とになる。
【0024】(第2の駆動力伝達機構230の説明)ま
た、上述した第2の駆動力伝達機構230は、図12に
取り出した状態で示すように、第1の従動軸240の一
端に同軸に固定された駆動プーリ242と、左方の走行
ローラ224が同軸に軸方向に沿って複数固定され、ス
キャナハウジング200に回動自在に軸支された第2の
従動軸244と、この第2の従動軸244の一端に同軸
に固定された従動プーリ246と、駆動プーリ242及
び従動プーリ246を連結するように巻回されたエンド
レスの歯付きタイミングベルト248を備えている。こ
の様に第2の駆動力伝達機構230は構成されているの
で、左方の走行ローラ224は右方の走行ローラ226
の回転に伴い、これと同方向に同期した状態で回転駆動
されることになる。
【0025】(駆動機構204の動作の説明)このよう
にして、この一実施例においては、駆動モータ222の
駆動に伴い、左右一対の走行ローラ224、226は、
第1及び第2の駆動力伝達機構228、230を介し
て、図中時計方向又は反時計方向に共に回転駆動される
ことになる。尚、この駆動モータ222のモータ軸22
2Aには、図示していないが、これの回転量を検出する
ためのロータリエンコーダが取り付けられている。この
ロータリエンコーダは、図示しない接続ケーブルを介し
て、上述した回路基板206に電気的に接続されてい
る。この回路基板206に組み込まれた情報処理回路
は、このロータリエンコーダからの検出出力に基づき、
スキャナ本体12の走行量(即ち、原稿とイメージリー
ダ202との相対移動量)を算出し、この算出した走行
量と上述したイメージリーダ202からの読取情報とに
基づいて、原稿の画像情報を生成するように構成されて
いる。
【0026】ここで、イメージリーダ202のガラス板
214の下面は、左右一対の走行ローラ224、226
の原稿面との転接部を結ぶ線分と同じ高さ位置か、又
は、この線分よりも僅かに内方に引き込まれた高さ位置
に設定されている。これにより、この一実施例によれ
ば、このスキャナ本体12が単独で用いられる場合、換
言すれば、このスキャナ本体12のみからなるイメージ
スキャナ10が自動式として用いられる場合、原稿の上
に置かれたスキャナ本体12は、駆動機構204が起動
して左右一対の走行ローラ226、228を回転駆動す
ることにより、この原稿上を自送し、この自送している
間に原稿の画像を読取動作することになる。
【0027】一方、このスキャナ本体12が後述する自
動原稿反転装置14に装着された状態で、左右一対の走
行ローラ224、226は、左右一対の反転ローラとし
て機能することとなる。これら反転ローラ224、22
6には、自動原稿反転装置14に配設されたバックアッ
プローラ402、404(後述する)が夫々転接してお
り、原稿は図中左方の反転ローラ224とこれらに夫々
転接する図中左方のバックアップローラ402との間に
挟持されて、また、図中右方の反転ローラ226とこれ
らに夫々転接する図中右方のバックアップローラ404
との間に挟持されて、両反転ローラ224、226の回
転に伴い搬送されることになる。
【0028】[自動原稿反転装置14の構成の説明] {反転ハウジング406の説明}上述した自動原稿反転
装置14は、図13乃至図16に取り出して示すよう
に、反転ハウジング406を備え、この反転ハウジング
406の図中右側部には、上述した構成のスキャナ本体
12が載置される載置台408が凹んだ状態で形成され
ている。この載置台408の上面には、上述したバック
アップローラ402、404の夫々の上部が僅かに露出
しており、これらバックアップローラ402、404
は、スキャナ本体12が載置台408上に載置された状
態で、スキャナ本体12の反転ローラ224、226に
夫々下方から転接するように位置決めされている。
【0029】(載置台408の説明)また、この載置台
408上面には、これに載置されたスキャナ本体12の
イメージリーダ202に上述した原稿押え部材400が
弾性的に当接することを許容するための開口(図示せ
ず)が形成されている。ここで、この原稿押え部材40
0は、ばね部材から形成されており、載置台408上に
スキャナ本体12が載置された状態で、イメージリーダ
202のガラス板214の下面に下方から弾性的に当接
し、イメージリーダ202まで搬送されてきた原稿を、
これのガラス板214の下面に密着させることが出来る
ように構成されている。
【0030】詳細には、この原稿押え部材400は、円
弧状の押え本体400Aと、この押え本体400Aの両
側に一体的に連接された取付平坦部400B、400C
とを備えた状態で、ばね材から一体的に形成されてい
る。そして、この円弧状の押え本体400Aは、その丸
みを帯びた略中央部において、ガラス板214の下面に
弾性的に当接するようになされている。尚、この原稿押
え部材400は、その両端部の取付平坦部400B、4
00Cにおいて、反転ハウジング406の図示しない取
付部に取り付けられている。
【0031】(反転ユニット収容部410の説明)ま
た、反転ハウジング406の図中左側部は、上述した載
置台408よりも高く形成されて反転ユニット収容部4
10が規定されている。この反転ユニット収容部410
内には、詳細は後述するが、スキャナ本体12からここ
にもたらされた原稿を反転してスキャナ本体12に返送
するための反転ユニット412と、この反転ユニット4
12に上述した駆動モータ222の駆動力を正逆反転可
能に伝達するための第3の駆動力伝達機構414とが収
容されている。
【0032】この反転ユニット収容部410の図中右側
面の下端、即ち、載置台408の上面に連接する部分に
は、原稿取込口416が形成され、図中左側面の中間
部、即ち、原稿取込口416と同一高さ部分には、反転
しない原稿を排出するための原稿排出口418が形成さ
れている。そして、この原稿取込口418と原稿排出口
418とを結ぶ平面により、原稿反転搬送路が規定され
ている。
【0033】一方、図16に示すように、反転ユニット
収容部410の上側部には、この内部で原稿がジャムし
た場合に、このジャムした原稿を取り除くためのジャム
原稿除去用の扉410Aが形成されている。この扉41
0Aは、載置台408上にスキャナユニット12が載置
されている状態では、このスキャナ本体12に邪魔され
て開放不能に閉ざされている。この結果、この一実施例
においていは、原稿が反転ユニット収容部410内でジ
ャムした場合、先ず、スキャナ本体12を載置台408
上から取り外し、その上で、扉410Aを開けることに
より、ジャムした原稿を引き出すことが可能となる。即
ち、このジャムした原稿の引き出し時点では、自動原稿
反転装置14への駆動力は強制的に断たれた状態となさ
れている。この結果、ジャムした原稿を引き出す際に、
この原稿に無用な保持力が作用して原稿が破れる虞が、
効果的に解消されることになる。
【0034】(自動原稿反転装置14の動作の概略的な
説明)この自動原稿反転装置14は、スキャナ本体12
から搬入されてきた原稿の先端(図中左端)を、反転ユ
ニット412に備えられた一対の反転ローラ420、4
22で挟持し、両反転ローラ420、422を夫々の中
心軸回りに回転駆動(自転)させて、原稿の終端部(図
中右端)を挟持するまで図中左方に向けて搬送し、次
に、両反転ローラ420、422の両者の中間点を中心
として全体的に180度だけ回転駆動(公転)させて、
挟持した原稿の終端部を図中左方にもたらし、更に、両
反転ローラ420、422を今までと同方向に自転させ
て、反転した原稿の先端部(反転した結果、図中右端
部)を挟持するまで図中左方に向けて搬送し、最後に、
両反転ローラ420、422を今までとは反対方向に自
転させて、表裏を反転した原稿を図中右方に向けて搬送
して、これをスキャナ本体12に返送するように構成さ
れている。
【0035】以下に、先ず、上記動作を実行するための
反転ユニット412の構成及び動作を、図17乃至図2
2を参照して詳細に説明し、次に、第3の駆動力伝達機
構414の構成及び動作を、図23乃至図26を参照し
て詳細に説明し、最後に、反転ユニット412及び駆動
力伝達機構414を備えた自動原稿反転装置14におけ
る原稿の反転動作を、図27乃至図37を参照して詳細
に説明する。
【0036】{反転ユニット412の構成の説明}この
反転ユニット412は、図17に示すように、上述した
一対の反転ローラ420、422と、これら反転ローラ
420、422を回転自在に支持する前後一対の反転ブ
ラケット424(一方のみ図示)とを備え、両反転ブラ
ケット424は、図示しない連結部材を介して一体的に
連結されている。両反転ブラケット424の外面の中央
部には、支持シャフト426(一方のみ図示)が夫々外
方に突出した状態で一体的に取り付けられており、これ
ら支持シャフト426は、上述した反転ハウジング40
6に回動自在に軸支されている。即ち、一対の反転ブラ
ケット424は、支持シャフト426の中心軸線回りに
回動自在に支持されている。これら反転ブラケット42
4間には、支持シャフト426の図中上方及び下方に夫
々位置した状態で、従動シャフト428及び駆動シャフ
ト430が、夫々回転自在に軸支されている。即ち、従
動シャフト428と駆動シャフト430とは、両者の中
間位置に支持シャフト430を置いた状態で、180度
離間した状態で(換言すれば、直径方向に離間した状態
で)配設されている。
【0037】ここで、従動シャフト428の外周には、
被動ローラとしての第1の反転ローラ420が同軸に固
定されており、また、駆動シャフト430の外周には、
搬送ローラとしての第2の反転ローラ422が同軸に固
定されている。そして、第1及び第2の反転ローラ42
0、422が互いに転接するように、両反転ローラ42
0、422の直径及び両シャフト428、430の離間
距離は夫々規定されている。尚、第1の反転ローラ42
0と第2の反転ローラ422の互いの転接部は、上述し
た原稿反転搬送路内に位置するように規制されている。
即ち、スキャナ本体12から搬送されてきた原稿は、原
稿取込口416を介して反転ユニット収容部410内に
取り込まれることにより、第1及び第2の反転ローラ4
20、422との互いの転接部にもたらされることにな
る。
【0038】一方、上述した支持シャフト426の外周
には、これと同軸に従動ギヤ436が摩擦クラッチ43
8を介して取り付けられている。また、駆動シャフト4
30の外周には、これと同軸に駆動ギヤ440が固定さ
れており、これは従動ギヤ436に噛合している。この
従動ギヤ436には、後述する第3の駆動力伝達機構4
14を介して、スキャナ本体12に備えられた駆動モー
タ222の駆動力が伝達されて、これを回転駆動するよ
うに構成されている。
【0039】ここで、上述した摩擦クラッチ438は、
支持シャフト426の回転が拘束されている場合には、
従動ギヤ436が支持シャフト426回りに相対的に回
転することを許容し、支持シャフト426の回転拘束が
解除されている場合には、従動ギヤ436と支持シャフ
ト426とが一体的に回転するように両者を結合するよ
うに構成されている。
【0040】この結果、支持シャフト426の回転が拘
束されている状態で、従動ギヤ436に第3の駆動力伝
達機構414を介して駆動モータ222の駆動力が伝達
されてきた場合には、従動ギヤ436のみが回転し、こ
れにより、第2の反転ローラ422及びこれに転接する
第1の反転ローラ420が、夫々のシャフト430、4
28の中心軸線回りに回転駆動(即ち、自転)すること
になる。一方、支持シャフト426の回転拘束が解除さ
れている状態で、従動ギヤ436に第3の駆動力伝達機
構414を介して駆動モータ222の駆動力が伝達され
てきた場合には、従動ギヤ436と共に支持シャフト4
26も一体的に回転することになる。これにより、反転
ブラケット424が回転し、従って、第1及び第2の反
転ローラ420、422が支持シャフト426の中心軸
線回りに(換言すれば、両ローラ420、422中間点
を中心として)回転駆動(即ち、公転)することにな
る。
【0041】{回転制御機構442の説明}次に、支持
シャフト426の回転状態を制御するための回転制御機
構442について説明する。
【0042】この回転制御機構442は、上述した支持
シャフト426の外周に固定された回転制御ディスク4
44と、この回転制御ディスク444に係脱するように
揺動自在に配設された回転制御レバー446と、この回
転制御レバー446を揺動駆動するための揺動機構44
8とを主として備えている。
【0043】この回転制御ディスク444の外周には、
互いに直径方向に離間した状態で、一対の係止凹所45
0A、450Bが形成されている。詳細は後述するが、
これら係止凹所450A、450Bの何れか一方に回転
制御レバー446の一端(図中、上端)に形成された係
止部446Aが嵌入することにより、支持シャフト42
6の回転は拘束(即ち、禁止)され、何れの係止凹所4
50A、450Bにも係止部446Aが嵌入していない
状態において、支持シャフト426の回転拘束は解除
(即ち、回転が許容)されることになる。
【0044】ここで、上述した回転制御レバー446
は、その中間部において支軸452を介して反転ハウジ
ング406に回動自在に軸支されており、後述する第1
のコイルスプリング454の付勢力を間接的に受けて、
支軸452回りに時計方向に回動する回動付勢力を受け
ている。換言すれば、この回転制御レバー446は、そ
の係止部446Aが回転制御ディスク444の外周に係
合する方向に、常時、回動付勢されている。
【0045】{揺動機構448の説明}一方、この揺動
機構448は、上述したスキャナハウジング200内
に、駆動源としての電磁ソレノイド456を備えてい
る。この電磁ソレノイド456は、そのアクチュエータ
456Aを励磁により内方に引き込み駆動するように構
成されている。尚、この電磁ソレノイド456は、上述
した回路基板206に組み込まれた制御回路を備えた制
御ユニット(図示せず)に電気的に接続され、この制御
ユニットにより、その励磁・消磁を制御されるようにな
されている。
【0046】このアクチュエータ456Aの先端(図
中、左端)には、第1の連結レバー458の一端(図
中、上端)が連結されている。この第1の連結レバー4
58は、略L字状に形成され、その折曲部において、支
軸460を介してスキャナハウジング200に回動自在
に軸支されている。この第1の連結レバー458の他端
(図中、右端)には、第2の連結レバー462の上端が
連結されており、この第2の連結レバー462は、図中
上下方向に摺動するようにスキャナハウジング200に
取り付けられている。また、この第2の連結レバー46
2の下端は、スキャナハウジング200の下面から僅か
に下方に突出して終端している。
【0047】また、この揺動機構448は、スキャナ本
体12が載置台408上に載置された状態で、上述した
第2の連結レバー462の下端に連結する上端を有する
第3の連結レバー464を、反転ハウジング406内に
備えている。この第3の連結レバー464は、図中上下
方向に沿って摺動するように反転ハウジング406に取
り付けられている。この第3の連結レバー464の下端
は、略L字状に形成された第4の連結レバー466の一
端(図中、右端)に連結されている。この第4の連結レ
バー466は、その折曲部において支軸468を介して
反転ハウジング406に回動自在に軸支されている。そ
して、この第4の連結レバー466の他端(図中、上
端)と、上述した回転制御レバー446の他端(図中、
下端)とは、直線状の第5の連結レバー470を介して
互いに連結されている。尚、第4の連結レバー466に
は、上述した第1のコイルスプリング454が連結され
ており、この第1のコイルスプリング454により、支
軸468回りに図中反時計方向に回動するような回動付
勢力を直接受けている。
【0048】{回転制御機構442の動作の説明}この
ように回転制御機構442は構成されているので、制御
ユニットの制御動作に基づき、電磁ソレノイド456が
消磁される状態において、第1のコイルスプリング45
4の付勢力により、回転制御レバー446の一端に形成
された係止部446Aは、回転制御ディスク444の外
周に係合する方向に回動付勢されることになる。そし
て、図18に示すように、係止部446Aが一方の係止
凹所450Aに嵌入する状態において、回転制御ディス
ク444の回転(従って、支持シャフト426の回転)
が拘束(即ち、禁止)されることになる。
【0049】この状態で、後述する第3の駆動力伝達機
構414を介して、駆動モータ22の駆動力が従動ギヤ
436に伝達されることにより、従動ギヤ436に噛合
する駆動ギヤ440が回転駆動され、これにより、この
駆動ギヤ440と一体回転するように設けられた第2の
反転ローラ422は、自身の中心軸線回りに回転(即
ち、自転)することとなる。また、この第2の反転ロー
ラ422に転接する第1の反転ローラ420は、この第
2の反転ローラ422の回転に応じて連れ回りされるこ
とになる。
【0050】一方、この回転制御ディスク444の回転
拘束状態から、制御ユニットの制御動作に基づき、電磁
ソレノイド456が励磁されると、図19に示すよう
に、第1のコイルスプリング454の付勢力に抗して、
回転制御レバー446の係止部446Aは、嵌入してい
た一方の係止凹所450Aから半径方向外方に取り出さ
れることになる。この結果、支持シャフト426の回転
拘束が解除され、これの回転が許容されることになる。
【0051】この状態で、第3の駆動力伝達機構414
を介して、駆動モータ222の駆動力が従動ギヤ436
に伝達されることにより、支持シャフト426は従動ギ
ヤ436と一体的に回転することとなり、図20に示す
ように、この支持シャフト426が一体的に取り付けら
れた反転ブラケット424は、支持シャフト426の中
心軸線回りに回転(即ち、公転)することになる。
【0052】このような反転ブラケット424の公転動
作の開始の直後に、制御ユニットの制御動作に基づき、
電磁ソレノイド456が消磁されると、第1のコイルス
プリング454の付勢力により、回転制御レバー446
の一端に形成された係止部446Aは、回転制御ディス
ク444の外周に係合する方向に回動付勢されることに
なる。これにより、係止部446Aは、図21に示すよ
うに、回転制御ディスク444の外周面に弾性的に当接
する。この状態においては、係止部446Aは、何れの
係止凹所450A、450Bにも嵌入していないので、
依然として、回転制御ディスク444の回転は拘束され
ていないこととなり、支持シャフト426の回転に伴い
回転制御ディスク444は回転され続けることになる。
【0053】しかし、この回転制御ディスク444の回
転により、係止部446Aに他方の係止凹所450Bが
対向する時点で、図22に示すように、この係止部44
6Aが第1のコイルスプリング454の付勢力により係
止凹所450Bに嵌入し、これにより、回転制御ディス
ク444の回転(従って、支持シャフト426の回転)
が拘束(即ち、禁止)されることになる。このようにし
て、反転ブラケット424の公転は、両係止凹所450
A、450Bの離間角度である180度だけ回転した状
態で、停止されることになる。
【0054】{第3の駆動力伝達機構414の説明}上
述した反転ユニット412にスキャナ本体12内に配設
された駆動モータ222の駆動力を正逆反転可能に伝達
するための第3の駆動力伝達機構414の構成を、図1
7及び図23乃至図26を参照して、詳細に説明する。
【0055】この第3の駆動力伝達機構414は、再び
図17に示すように、反転ハウジング406に回転自在
に軸支された第1の連結ギヤ472を備え、この第1の
連結ギヤ472は、その上部で上述した載置台408の
上面に露出している。この第1の連結ギヤ472は、載
置台408上にスキャナ本体12が載置された状態で、
上述した第2の従動軸244に同軸に固定された第1の
駆動力取出ギヤ474と噛合するように構成されてい
る。即ち、スキャナ本体12が自動原稿反転装置14の
載置台408上に載置された状態で、駆動モータ222
の駆動力は、第1の駆動力取出ギヤ474を介して、こ
れに噛合する第1の連結ギヤ472に伝達されることに
なる。
【0056】この第1の連結ギヤ472と、上述した反
転ユニット412の従動ギヤ436との間には、この従
動ギヤ436に伝達される回転駆動力の回転方向を正逆
切り替えるための遊星ギヤユニット476が介設されて
いる。
【0057】{遊星ギヤユニット476の説明}この遊
星ギヤユニット476は、反転ハウジング406に支軸
478回りに回動自在に軸支された前後一対の揺動ブラ
ケット480(一方のみ図示)と、この支軸478に回
動自在に軸支されると共に、図示しない摩擦係合部材を
介して揺動ブラケット480に摩擦係合する太陽ギヤ4
82と、この太陽ギヤ482の図中左方に位置した状態
で揺動ブラケット480に回動自在に軸支され、この太
陽ギヤ482に噛合する第1の遊星ギヤ484と、この
太陽ギヤ482の図中上方に位置した状態で揺動ブラケ
ット480に回動自在に軸支され、この太陽ギヤ482
に噛合する中間ギヤ486と、この中間ギヤ486の図
中上方に位置した状態で揺動ブラケット480に回動自
在に軸支され、この中間ギヤ486に噛合する第2の遊
星ギヤ488とを備えて構成されている。
【0058】ここで、第1の遊星ギヤ484と第2の遊
星ギヤ488とは、揺動ブラケット480の揺動に伴
い、択一的に反転ユニット412の従動ギヤ436に噛
合することが出来るように、その軸支位置(即ち、支軸
478との離間距離)を規定されている。即ち、この揺
動ブラケット480は、第1の遊星ギヤ484が従動ギ
ヤ436に噛合する第1の揺動位置と、第2の遊星ギヤ
488が従動ギヤ436に噛合する第2の揺動位置との
間で揺動可能であると共に、第1の揺動位置よりも僅か
に図中時計方向に偏位した持ち上げ位置まで揺動自在に
なされている。即ち、第1の揺動位置よりも図中時計方
向に揺動されることにより、揺動ブラケット480は図
示しないストッパに当接し、持ち上げ位置に規制される
ように設定されている。
【0059】尚、揺動ブラケット480が第1の揺動位
置に規制された状態で、従動ギヤ436は、第1の駆動
力取出ギヤ474の回転方向と同一方向(即ち、第1の
連結ギヤ472の回転方向と反対方向)に回転駆動さ
れ、揺動ブラケット480が第2の揺動位置に規制され
た状態で、従動ギヤ436は、第1の駆動力取出ギヤ4
74の回転方向と反対方向(即ち、第1の連結ギヤ47
2の回転方向と同一方向)に回転駆動されることにな
る。
【0060】一方、この第3の駆動力伝達機構414
は、上述した揺動ブラケット480の揺動位置を制御す
るために、上述した回転制御レバー446の図中右側に
隣接した状態で配設され、図中下端で反転ハウジング4
06に回動自在に軸支されると共に、図中上端が揺動ブ
ラケット480に係脱可能になされた揺動制御レバー4
90と、この揺動制御レバー490を図中反時計回りに
回動付勢し、回転制御レバー446に弾性的に常時当接
させる第2のコイルスプリング492とを備えている。
即ち、この揺動制御レバー490は、揺動ブラケット4
80を第1の揺動位置にロックするロック位置と、揺動
ブラケット480の第1の揺動位置から第2の揺動位置
に向けての揺動を許容する退避位置との間で揺動自在に
支持されている。尚、上述した揺動ブラケット480の
下面には、揺動制御レバー490がロック位置にある状
態において、これの上端が嵌入するロック凹所494が
形成されている。
【0061】即ち、揺動制御レバー490がロック凹所
494に嵌入している状態(換言すれば、揺動制御レバ
ー490がロック位置にある状態)で、揺動ブラケット
480は第1の揺動位置にロックされる。また、このロ
ック状態から、揺動ブラケット480が上述した持ち上
げ位置にもたらされることにより、揺動ブラケット48
0の第1の揺動位置へのロック状態が解除される。ま
た、ロック状態が解除された揺動制御レバー490は、
第2のコイルスプリング492の付勢力により図中反時
計方向に揺動駆動されることになるが、上述した回転制
御レバー446に当接することにより、解除位置が規定
されることになる。
【0062】ここで、この揺動制御レバー490は、図
17に示すように、上述した電磁ソレノイド456が消
磁して回転制御レバー446が回転制御ディスク444
の何れかの係止凹所450A、450Bに嵌合する位置
に回動された状態で、これの上端は揺動ブラケット48
0から外れる解除位置に揺動され、電磁ソレノイド45
6が励磁して回転制御レバー446が回転制御ディスク
444から外れる位置に回動された状態で、これの上端
は揺動ブラケット480の下面に係合可能なロック位置
に揺動されることになる。
【0063】{第3の駆動力伝達機構414の動作の説
明}先ず、図23に示すように、電磁ソレノイド456
が励磁した状態で、且つ、揺動制御レバー490の上端
が、揺動ブラケット480のロック凹所494に嵌合す
る状態において、揺動ブラケット480は第1の揺動位
置にロックされ、第1の遊星ギヤ484が従動ギヤ43
6に噛合することになる。この結果、従動ギヤ436
は、第1の駆動力取出ギヤ474の回転方向と同一方向
に回転駆動されることになる。
【0064】この図23に示す状態から、駆動モータ2
22がモータ軸222Aを図中反時計方向に回転駆動す
ることにより、第1の駆動力取出ギヤ474が図中時計
方向に回転駆動されると、これに応じて太陽ギヤ482
も図中時計方向に回転し、この回転に連れて、遊星ギヤ
ユニット476も全体として、支軸478を中心として
図中時計方向に回動され、上述した持ち上げ位置にもた
らされることになる。これにより、図24に示すよう
に、ロック凹所494は揺動制御レバー490に対して
持ち上げられることとなり、この結果、揺動制御レバー
490の回転が許容されることになる。
【0065】この後、電磁ソレノイド456が消磁する
ことにより、回転制御レバー446は第1のコイルスプ
リング454の付勢力により、支軸452を中心として
図中時計方向に回動される。この回動に応じて、これに
弾性的に当接している揺動制御レバー490も、第2の
コイルスプリング492の付勢力により、下端を中心と
して図中反時計方向に回転することになる。これによ
り、図25に示すように、揺動制御レバー490の上端
は揺動ブラケット480の移動範囲から外れる位置に回
動し、この結果、遊星ギヤユニット476は第1の揺動
位置から第2の揺動位置に向けて揺動可能な状態とな
る。
【0066】そして、この図25に示す状態から、今度
は、駆動モータ222がモータ軸222Aを図中時計方
向に回転駆動することにより、第1の駆動力取出ギヤ4
74が図中反時計方向に回転駆動されると、これに応じ
て太陽ギヤ482も図中反時計方向に回転し、この回転
に連れて、遊星ギヤユニット476も全体として、支軸
478を中心として図中反時計方向に回動されることに
なる。これにより、図26に示すように、遊星ギヤユニ
ット476は図示しないストッパに当接して第2の揺動
位置にもたらされることになる。この結果、第2の遊星
ギヤ488が従動ギヤ436に噛合することになり、従
動ギヤ436は、第1の駆動力取出ギヤ474の回転方
向と反対方向に回転駆動されることになる。
【0067】また、図26に示すように遊星ギヤユニッ
ト476が第2の揺動位置にある状態から、上述した動
作手順とは逆の手順で動作することにより、即ち、図2
6→図25→図24→図23と示すように順次動作させ
ることにより、図23に示す第1の揺動位置に復帰され
ることになる。
【0068】このように第3の駆動力伝達機構414は
構成されているので、自動原稿反転装置14自身は駆動
源を備えていないものの、この自動原稿反転装置16は
スキャナ本体12に取り付けられることにより、第1の
連結ギヤ472が、スキャナ本体12側に配設された第
1の駆動力取出ギヤ474と噛合することとなる。この
両者の噛合を介して、駆動ギヤ614は、スキャナ本体
12に内蔵された駆動源としての駆動モータ222から
の駆動力を第1及び第4の駆動力伝達機構228、60
6を順次経て受けることが可能となり、これにより、こ
の従動ギヤ436が回転駆動されることになる。
【0069】{自動原稿反転装置14の動作の詳細説
明}以下に、図17及び図27乃至図37及び表1を参
照して、自動原稿反転装置14における原稿の反転動作
について、詳細に説明する。
【0070】
【表1】 **イニシャライズ動作の説明** 先ず、図17及び図27乃至図29を参照して、自動原
稿反転装置14のイニシャライズ、即ち、反転ユニット
412及び遊星ギヤユニット476の初期化動作を説明
する。即ち、この自動原稿反転装置14が起動される時
点で、反転ユニット412においては、搬送ローラとし
ての反転ローラ422が上方に位置してるのか下方に位
置しているのか不明であり、また、第3の駆動力伝達機
構414においては、遊星ギヤユニット476が第1の
揺動位置にあるのか第2の揺動位置にあるのか不明であ
るので、自動原稿反転装置14が起動されると、先ず、
反転ユニット412及び遊星ギヤユニット476の初期
化動作が開始される。
【0071】即ち、自動原稿反転装置14が起動される
と、図17に示すように、制御ユニットは電磁ソレノイ
ド456を消磁させたままの状態で、駆動モータ222
を図中反時計方向に例えば16ステップだけ回転駆動す
る。これにより、遊星ギヤユニット476は図中時計方
向に回動する。この結果、揺動ブラケット480は第1
又は第2の揺動位置から図中時計方向に僅かに持ち上げ
られて、上述した持ち上げ位置まで回動し、これの下方
に揺動制御レバー490が入り込むことが可能な状態に
もたらされる(シーケンス1)。このようにして、初期
化動作開始の時点で、揺動ブラケット480が第1の揺
動位置にあろうと、第2の揺動位置にあろうと、このシ
ーケンス1を実行することにより、揺動ブラケット48
0は確実に持ち上げ位置にもたらされることになる。
【0072】そして、制御ユニットは、この16ステッ
プの回転駆動の間に、電磁ソレノイド456を励磁させ
る。これにより、図27に示すように、回転制御レバー
446は第1のコイルスプリング454の付勢力に抗し
て図中反時計方向に回動し、係止部446Aが係止凹所
450A、450Bから抜け出ると共に、揺動制御レバ
ー490は回転制御レバー446に押されて、第2のコ
イルスプリング492の付勢力に抗して図中時計方向に
回動する。この結果、揺動制御レバー490の上端は、
ロック凹所494に嵌合可能な状態にもたらされる(シ
ーケンス2)。
【0073】この後、制御ユニットは、電磁ソレノイド
456を励磁させたままの状態で、駆動モータ222を
図中時計方向に例えば454ステップだけ回転駆動す
る。これにより、図28に示すように、揺動ブラケット
480は図中反時計方向に揺動し、これのロック凹所4
94に揺動制御レバー490の上端が嵌入し、第1の揺
動位置にロックされることになると共に、反転ブラケッ
ト424が公転する(シーケンス3)。
【0074】そして、制御ユニットはこの454ステッ
プの回転駆動の間に、電磁ソレノイド456を消磁させ
る。これにより、回転制御レバー446の係止部446
Aは回転制御ディスク444の外周面に弾性的に当接
し、反転ブラケット424の公転に伴い、図29に示す
ように、2つの係止凹所450A、450Bの何れか一
方に嵌入することになる(シーケンス4)。そして、こ
の嵌入動作に同期して、上述した454ステップの駆動
モータ22の駆動が終了し、反転ブラケット424の公
転動作が停止する。
【0075】この公転動作が停止した時点で、制御ユニ
ットは図示しない反転センサをチェックする。ここで、
この反転センサは、搬送ローラとしての反転ローラ42
2が下方に位置した状態でオンし、これ以外の位置では
オフするように構成されている。この結果、制御ユニッ
トはこの反転センサがオンしている場合には、反転ユニ
ット412は所定の位置にセット(即ち、反転ローラ4
22が下方に位置している)されたと判断されるので、
一連の初期化動作を終了する。一方、制御ユニットはこ
の反転センサがオフしている場合には、反転ローラ42
2が上方に位置している状態であるので、上述したシー
ケンス3に戻り、これを再び実行する。このシーケンス
3を再実行することにより、反転ローラ422は確実に
下方位置にもたらされることになる。
【0076】これ様にして、この初期化動作を実行する
ことにより、反転ユニット412において反転ローラ4
22が、当初、上方位置にあろうと下方位置にあろう
と、確実に下方位置にもたらされることとなり、また、
遊星ギヤユニット476が、当初、第1の揺動位置にあ
ろうと第2の揺動位置にあろうと、確実に第1の揺動位
置にもたらされることになる。
【0077】**原稿の正読み動作の説明** 次に、図30を参照して、原稿の表面の画像を読み取る
「正読み動作」について説明する。
【0078】上述したように図29に示す状態が達成さ
れることにより、電磁ソレノイド456が消磁し、回転
制御レバー446の係止部446Aが一方の係止凹所4
50A(又は、450B)に嵌入して、反転ブラケット
424の回転(即ち、公転)が禁止されており、且つ、
遊星ギヤユニット476が第1の揺動位置に規制され
て、駆動モータ222の駆動方向方向と逆方向に回転駆
動される第1の駆動力取出ギヤ474と同一の回転方向
に、従動ギヤ436が回転駆動される状態が設定され
る。これにより、この従動ギヤ436に噛合する駆動ギ
ヤ440と一体的に回転駆動される搬送ローラとしての
反転ローラ422は、駆動モータ222の回転駆動方向
と同一方向に沿って回転駆動されることになる。
【0079】このような状態において、制御ユニット
は、画像読取動作に際して、駆動モータ222を図中反
時計方向に回転駆動する。これにより、駆動機構204
の両搬送ローラ224、226は共に図中時計方向に回
転駆動されることとなり、従って、両搬送ローラ22
4、226と夫々に転接するバックアップローラ40
2、404とに挟持されて、原稿は図中左方に搬送され
ることになる。そして、制御ユニットは、この搬送途中
で、図示しないインセンサがオンしてから原稿上面(即
ち、表面)の画像の読取動作をイメージリーダ202を
介して実行する。
【0080】一方、この駆動モータ222の図中反時計
方向の回転駆動により、太陽ギヤ482は図中反時計方
向に回転駆動され、これにより揺動ブラケット480は
図中時計方向に揺動されて、図30に示すように、持ち
上げ位置にもたらされることになる。また、揺動ブラケ
ット480が持ち上げ位置に規制された状態で、搬送ロ
ーラとしての反転ローラ422は、これと同一方向に沿
って回転駆動されることになる(シーケンス5)。
【0081】尚、揺動ブラケット480が持ち上げ位置
に揺動されることにより、揺動制御レバー490をロッ
ク位置に拘束しているロック凹所494との嵌合が解除
されることになるので、この揺動制御レバー490は、
第2のコイルスプリング492の付勢力により図中反時
計方向に回動し、図31に示すように、回転制御レバー
446に当接する位置で停止することになる。。
【0082】また、上述したインセンサのオンと同時
に、制御ユニットは例えば2883ステップのカウント
動作を開始し、このカウント数だけ駆動モータ222を
回転駆動する。従って、イメージリーダ202で表面を
画像読取された原稿の先端は、原稿取込口416を介し
て自動原稿反転装置14の反転ハウジング406内に取
り込まれ、両反転ローラ420、422の互いの転接部
にもたらされることになる。そして、両反転ローラ42
0、422の互いの転接部に挟持されることにより、反
転ローラ422の回転に応じて、更に、図中左方に搬送
されることになる。尚、駆動モータ222が上述した2
883ステップだけ回転駆動することにより、原稿の後
端(即ち、図中右端)が、両反転ローラ420、422
に挟持された状態にもたらされることになる。
【0083】ここで、制御ユニットは、自動原稿反転装
置14がスルー機能を発揮するスルーモードに設定され
ている場合には、そのまま、駆動モータ222の図中反
時計方向の回転駆動を継続し、原稿を図中左方に更に搬
送し、原稿排出口418を介して反転ハウジング406
から外方に排出する。一方、自動原稿反転装置14が反
転機能を発揮する反転モードに設定されている場合に
は、以下に詳述する反転動作を実行する。
【0084】**反転動作の説明** 次に、図32乃至図36を参照して、原稿の反転動作を
詳細に説明する。
【0085】上述したように、この自動原稿反転装置1
4が反転モードに設定されている場合には、上述した2
883ステップの駆動モータ222の回転駆動が終了し
て、図32に示すように、原稿Gの終端(図中、○印で
示す端部。尚、原稿の始端は×印で示される。)が両反
転ローラ420、422で挟持された時点で、制御ユニ
ットは電磁ソレノイド456を励磁させると共に、駆動
モータ222を今度は図中時計方向に例えば8ステップ
だけ回転駆動する。
【0086】この電磁ソレノイド456の励磁により、
回転制御レバー446は第1のコイルスプリング454
の付勢力に抗して図中反時計方向に回動され、これによ
り、図32に示すように回転制御レバー446の係止部
446Aは、一方の係止凹所450A(450B)との
嵌合を解除されることになる。また、揺動制御レバー4
90は回転制御レバー446の回動に応じて、第2のコ
イルスプリング492の付勢力に抗して図中時計方向に
回動され、これの上端が揺動ブラケット480の直下方
位置にもたらされることになる。
【0087】また、駆動モータ222の図中時計方向の
回転駆動により、揺動ブラケット480は図中反時計方
向に揺動し、図33に示すように、ロック凹所494に
揺動制御レバー490の上端が嵌入して、揺動ブラケッ
ト480は第1の揺動位置にロックされることになる。
また、この駆動モータ222の図中時計方向の回転駆動
により、反転ブラケット424は図中反時計方向に沿っ
て公転動作を開始する(シーケンス6)。
【0088】そして、駆動モータ222が8ステップだ
け駆動した時点で、制御ユニットは電磁ソレノイド45
6を消磁させ、また、この時点から、駆動モータ222
を図中時計方向に更に例えば454ステップだけ回転駆
動する。この電磁ソレノイド456の消磁により、上述
した{回転制御機構442の動作の説明}で既に詳述し
たように、回転制御レバー446の係止部446Aは、
回転制御ディスク444の外周に弾性的に当接すること
になる。一方、駆動モータ222の454ステップの回
転により、回転制御レバー446の係止部446Aが、
他方の係止凹所450B(450A)に嵌入した時点
で、その駆動を停止し、従って、反転ブラケット424
の公転動作が停止する。尚、この公転動作の停止した時
点で、図34に示すように、反転ブラケット424は1
80度だけ公転すること、即ち、反転動作を終了するこ
とになる(シーケンス7)。
【0089】この後、制御ユニットは、駆動モータ22
2を図中時計方向に更に例えば2178ステップだけ回
転駆動する。これにより、図中上側に位置する反転ロー
ラ442は図中時計方向に回転駆動され、従って、原稿
Gは図中左方に向けて搬送されることになる。このよう
にして、図35に示すように、原稿Gの始端が両搬送ロ
ーラ440、442に挟持される状態となる(ステップ
8)。
【0090】そして、制御ユニットは、駆動モータ22
2を今度は図中反時計方向に16ステップだけ回転駆動
する。これにより、遊星ギヤユニット476は図中時計
方向に揺動駆動され、持ち上げ位置にもたらされること
になる。この結果、揺動制御レバー490は第2のコイ
ルスプリング492の付勢力により図中反時計方向に回
動し、図36に示すように回動制御レバー446に当接
して、揺動ブラケット480の下方から外れることにな
る(シーケンス9)。
【0091】**原稿の逆読み動作の説明** 次に、図37を参照して、原稿の裏面の画像を読み取る
「逆読み動作」について説明する。
【0092】上述したように図36に示す状態が達成さ
れると、制御ユニットは、駆動モータ222を図中時計
方向に例えば2883ステップだけ回転駆動する。これ
により、太陽ギヤ482は図中反時計方向に回転駆動さ
れ、従って、遊星ギヤユニット476も図中反時計方向
に回転し、図37に示すように第2の揺動位置にもたら
されることになる。この結果、従動ギヤ436には第1
の遊星ギヤ484に替わって第2の遊星ギヤ488が噛
合することとなり、これにより、従動ギヤ436は駆動
モータ222の回転方向と同一方向に回転駆動されるこ
とになる。
【0093】即ち、上述したように駆動モータ222は
図中時計方向に回転駆動されているので、従動ギヤ43
6も図中時計方向に回転駆動され、従って、この従動ギ
ヤ436が噛合する駆動ギヤ440と一体的に回転する
反転ローラ442は、図中反時計方向に回転駆動される
ことになる。このようにして、植え側に位置する反転ロ
ーラ442が図中反時計方向に回転駆動されるので、原
稿Gは、図中右方に向けて、即ち、スキャナ本体12に
向けて搬送されることになる。
【0094】そして、駆動モータ222が上述した28
83ステップだけ回転駆動する間に、表裏を反転された
原稿Gは、イメージリーダ202の下方を図中右方に向
けて搬送され、このイメージリーダ202により原稿上
面(即ち、原稿の裏面)の画像を読取走査されることに
なる。そして、スキャナ本体12と自動原稿反転装置1
4との間に規定された反転原稿排出口220を介して、
裏面の原稿を読み取られた反転原稿は、イメージスキャ
ナ10から外方に取り出されることになる。
【0095】このようにして、制御ユニットは原稿裏面
の画像読取動作の一連の制御手順を終了する。
【0096】**反転ユニット412の初期化動作の説
明** このように反転原稿の裏面の画像読取動作が終了する
と、制御ユニットは、反転ユニット412及び遊星ギヤ
ユニット476を初期位置に復帰させる初期化動作を実
行する。この初期化動作は、表1におけるシーケンス1
1乃至シーケンス14として示されるものであるが、上
述した図17及び図27乃至図29を参照しての自動原
稿反転装置14のイニシャライズ、即ち、反転ユニット
412及び遊星ギヤユニット476の初期化動作と実質
的に同一であるので、その説明を省略する。要は、この
初期化動作を実行することにより、図29に示す画像読
取動作開始の為の初期状態が再び規定されることにな
る。
【0097】[自動原稿送り装置16の説明}次に、図
38及び図39を参照して、スキャナ本体12に複数の
原稿を1枚づつ自動的に送り込むための自動原稿送り装
置16の構成及び動作を、詳細に説明する。尚、この一
実施例においては、この自動原稿送り装置16は、自動
原稿反転装置14に取り付けられたスキャナ本体12に
取り付けられるように構成されているが、これに限定さ
れる事無く、この自動原稿送り装置16はスキャナ本体
12のみに取り付けられるようにしても良いものであ
る。この場合、上述した自動原稿反転装置14に備えら
れた原稿押え部材400と左右一対のバックアップロー
ラ402、404とは、この自動原稿送り装置16内に
配設されることになる。
【0098】{自動原稿送り装置16の概略構成の説
明}この自動原稿送り装置16は、図38に示すよう
に、上述したスキャナ本体12のスキャナハウジング2
00の図中右側面に着脱自在に取り付けられるADFハ
ウジング600と、このADFハウジング600の図中
右側面に着脱自在に取り付けられ、原稿が載置される原
稿トレイ602と、この原稿トレイ602上に載置され
た原稿を1枚づつスキャナ本体12に向けて取出搬送す
るための搬送ローラ604と、この搬送ローラ604
に、上述した駆動モータ222の駆動力を伝達して回転
駆動させるための第4の駆動力伝達機構606とを主と
して備えている。
【0099】ここで、搬送ローラ604は、搬送シャフ
ト608に同軸に軸方向に沿って複数固定されており、
この搬送シャフト608は、上述したADFハウジング
600に回転自在に軸支されている。
【0100】{第4の駆動力伝達機構606の説明}こ
の第4の駆動力伝達機構606は、図39に示すよう
に、上述したスキャナ本体12に備えられた第1の従動
軸240に同軸に固定された第2の駆動力取出ギヤ61
0と、左側部がADFハウジング600の左側面から突
出し、ADFハウジング600のスキャナハウジング2
00への取り付けに伴い、上述した第2の駆動力取出ギ
ヤ610に噛合する大径ギヤ部612A及びこの大径ギ
ヤ部612Aと同軸の小径ギヤ部612Bとを一体的に
備えた第2の連結ギヤ612と、上述した搬送シャフト
608に同軸に固定され、第2の連結ギヤ612の小径
ギヤ部612Bに噛合する従動ギヤ614とを備えて構
成されている。
【0101】このように第4の駆動力伝達機構606は
構成されているので、自動原稿送り装置16自身は駆動
源を備えていないものの、この自動原稿送り装置16は
スキャナ本体12に取り付けられることにより、第2の
連結ギヤ612の大径ギヤ部612Aが、スキャナ本体
12側に配設された第2の駆動力取出ギヤ610と噛合
することとなる。この両者の噛合を介して、従動ギヤ6
14は、スキャナ本体12に内蔵された駆動源としての
駆動モータ222からの駆動力を第1及び第4の駆動力
伝達機構228、606を順次経て受けることが可能と
なり、これにより、この従動ギヤ614と一体的に回転
するように取り付けられた搬送ローラ604が回転駆動
されることになる。
【0102】即ち、駆動モータ222が図中反時計方向
に回転することにより、従動ギヤ238(従って、これ
と一体的に回転する第1の従動軸204)は図中時計方
向に回転駆動され、この第1の従動軸240に一体的に
回転するように取り付けられた第2の駆動力取出ギヤ6
10に噛合する大猪野連結ギヤ612を介して、従動ギ
ヤ614(従って、これと一体的に回転する搬送ローラ
604)は、図中時計方向に回転駆動されることにな
る。この搬送ローラ604が図中時計方向に回転される
ことに伴い、原稿トレイ602上に載置された少なくと
も1枚の原稿は、1枚ずづスキャナ本体12に向けて搬
送される(即ち、送り出される)ことになる。
【0103】{スタンド616の説明}ここで、上述し
たADFハウジング600の下面には、この自動原稿送
り装置16がスキャナ本体12に取り付けられた際に、
図38に示すように、このスキャナ本体12が搭載され
た自動原稿反転装置14が載置される図示しない載置テ
ーブルの載置面との間に、大きなギャップが形成される
こと、即ち、自動原稿送り装置16の下面は、載置テー
ブルの載置面の上方に位置することになる。ここで、ス
キャナ本体12に取り付けられた自動原稿送り装置16
の取付状態を安定的に保持するために、ADFハウジン
グ600の下面には、折畳み式のスタンド616が取り
付けられている。
【0104】のスタンド616は、起立状態に繰り出さ
れることにより、自動原稿送り装置16はスキャナ本体
12に取り付けられた状態で、載置テーブルの載置面上
に安定的に支持されることになる。また、このスタンド
616は、折畳まれることにより、自動原稿送り装置1
6の非使用時(例えば収納時)の外形形状をコンパクト
に収めることが出来ることになる。
【0105】
【変形例の説明】この発明は、上述した一実施例の構成
に限定される事無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能であることは言うまでもない。
【0106】例えば、上述した一実施例においては、こ
の発明に係わる画像読取装置はイメージスキャナに適用
されるように説明したが、この発明は、このような適用
に限定される事無く、例えば複写機能を有する複写装置
にも適用することが出来ることは言うまでもないし、ま
た、電送機能を有するファクシミリ装置にも適用するこ
とが出来ることも言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係わる
画像読取装置は、請求項1の記載によれば、ハウジング
と、このハウジング内に収納され、画像を読み取るため
のイメージリーダとを具備し、前記イメージリーダは、
内部に画像読取素子が配設され、原稿読取側の一面に開
口が形成されたリーダ本体と、このリーダ本体の開口を
閉塞するように、該リーダ本体の前記一面から所定量だ
け突出した状態で取り付けられ、前記原稿からの反射光
が前記画像読取素子に到達することを許容する透明部材
と、前記リーダ本体の、前記原稿の搬送方向に沿う両側
面から、夫々前記透明部材の突出方向と同一方向に沿い
延出する一対のガイド部材とを備えることを特徴として
いる。
【0108】また、この発明に係わる画像読取装置は、
請求項2の記載によれば、前記各ガイド部材は、前記透
明部材のリーダ本体の前記一面からの突出量よりも大き
な突出量で、前記リーダ本体の前記一面から突出するよ
うに延出していることを特徴としている。
【0109】また、この発明に係わる画像読取装置は、
請求項3の記載によれば、前記各ガイド部材は、可撓性
を有する柔軟な材質で形成されていることを特徴として
いる。
【0110】また、この発明に係わる画像読取装置は、
請求項4の記載によれば、前記各ガイド部材は、薄手の
マイラーシートから形成されていることを特徴としてい
る。
【0111】また、この発明に係わる画像読取装置は、
請求項5の記載によれば、前記各ガイド部材の前記リー
ダ本体の前記一面からの突出量は、各々の先端が搬入さ
れてきた原稿により曲げられた状態で、透明部材の対応
する端縁にオーバラップするように設定されていること
を特徴としている。
【0112】また、この発明に係わる画像読取装置は、
請求項6の記載によれば、前記各ガイド部材の前記リー
ダ本体の前記一面からの突出量は、各々の先端が搬入さ
れてきた原稿により曲げられた状態で、透明部材の対応
する端縁に乗り上げるように設定されていることを特徴
としている。
【0113】また、この発明に係わる画像読取装置は、
請求項7の記載によれば、前記ハウジング内には、原稿
を一方向又はこれとは反対の他方向に沿って可逆転可能
に搬送する搬送手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0114】また、この発明に係わる画像読取装置は、
請求項8の記載によれば、ハウジングと、このハウジン
グ内にこれの下面から一部が突出するように収納され、
画像を読み取るためのイメージリーダとを具備し、前記
イメージリーダは、内部に画像読取素子が配設され、下
面に開口が形成されたリーダ本体と、このリーダ本体の
開口を閉塞するように、該リーダ本体の下面から所定量
だけ突出した状態で取り付けられ、前記原稿からの反射
光が前記画像読取素子に到達することを許容する透明部
材と、前記リーダ本体の、前記原稿の搬送方向に沿う両
側面から、夫々前記透明部材の突出方向と同一方向に沿
って立ち下がった一対のガイド部材とを備えることを特
徴としている。
【0115】従って、この発明によれば、原稿が何れの
方向から搬送されてくる場合でも、イメージリーダにお
いて原稿がジャムることの無いようにした画像読取装置
が提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる画像読取装置の一実施例の構
成を、イメージスキャナに適用した状態で概略的に示す
正面図である。
【図2】図1に示すイメージスキャナからスキャナ本体
を取り外した状態で単独に示す右側面図である。
【図3】図2に示すスキャナ本体の底面形状を示す底面
図である。
【図4】図2に示すスキャナ本体の正面形状を示す正面
図である。
【図5】図2に示すスキャナ本体の内部構造を示す正面
断面図である。
【図6】イメージリーダの要部の構成を取り出して示す
正面図である
【図7】図6に示す状態で、原稿が右方から搬送された
状態を示す正面図である。
【図8】図7に示す状態から、原稿が更に左方に搬送さ
れた状態を示す正面図である。
【図9】図6に示す状態で、原稿が左方から搬送された
状態を示す正面図である。
【図10】図9に示す状態から、原稿が更に右方に搬送
された状態を示す正面図である。
【図11】スキャナ本体に内蔵される駆動機構における
第1の駆動力伝達機構の構成を取り出して示す正面図で
ある。
【図12】スキャナ本体に内蔵される駆動機構における
第2の駆動力伝達機構の構成を取り出して示す正面図で
ある。
【図13】図1に示すイメージスキャナから自動原稿反
転装置を取り外した状態で単独に示す上面図である。
【図14】図13に示す自動原稿反転装置の左側面形状
を示す左側面図である。
【図15】図13に示す自動原稿反転装置の正面形状を
示す正面図である。
【図16】図13に示す自動原稿反転装置の内部構造を
示す正面断面図である。
【図17】自動原稿反転装置内の反転機構及び第3の駆
動力伝達機構の構成を、シーケンス1の状態で示す正面
図である。
【図18】図17に示す自動原稿反転装置から反転機構
を取り出して、反転ブラケットの回転が阻止された状態
で示す正面図である。
【図19】図18に示す状態から、反転機構を反転ブラ
ケットの回転が許容された状態で示す正面図である。
【図20】図19に示す状態から、反転機構を反転ブラ
ケットが回転されている状態で示す正面図である。
【図21】図20に示す状態から、反転機構を反転ブラ
ケットの回転途中で係止部が回転制御ディスクの外周面
に弾性的に当接した状態で示す正面図である。
【図22】図21に示す状態から、反転機構を反転ブラ
ケットが図18及び図19に示す状態から180度反転
した状態で示す正面図である。
【図23】図17に示す自動原稿反転装置から第3の駆
動力伝達機構を取り出した状態で、遊星ブラケットが第
1の揺動位置にロックされ、電磁ソレノイドが励磁され
た状態で示す正面図である。
【図24】図23に示す状態から、遊星ブラケットが持
ち上げ位置まで揺動駆動された状態で示す正面図であ
る。
【図25】図24に示す状態から、電磁ソレノイドが消
磁した状態で示す正面図である。
【図26】図25に示す状態から、遊星ブラケットが第
2の揺動位置まで揺動駆動された状態で示す正面図であ
る。
【図27】図17に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成をシーケンス2の状態、即ち、揺
動ブラケットが持ち上げ位置まで揺動駆動された状態で
示す正面図である。
【図28】図28に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成をシーケンス3の状態、即ち、揺
動ブラケットが第1の揺動位置にロックされた状態で示
す正面図である。
【図29】図28に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成をシーケンス4の状態、即ち、反
転ブラケットの回転が拘束された状態で示す正面図であ
る。
【図30】図29に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成をシーケンス5の状態、即ち、原
稿の正読み状態で示す正面図である。
【図31】図30に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成を、揺動制御レバーが回転制御レ
バーに当接するまで回動された状態で示す正面図であ
る。
【図32】図31に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成をシーケンス6の状態、即ち、原
稿の正読みが終了して反転ブラケットの回転拘束が解除
された状態で示す正面図である。
【図33】図32に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成を、反転ブラケットの反転動作の
開始に伴い、揺動ブラケットが第1の位置にロックされ
た状態で示す正面図である。
【図34】図33に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成をシーケンス7の状態、即ち、反
転ブラケットが180度自転した状態で示す正面図であ
る。
【図35】図34に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成をシーケンス8の状態、即ち、表
裏反転された原稿が左方に搬送されて、これの先端が両
反転ローラに挟持された状態で示す正面図である。
【図36】図35に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成をシーケンス9の状態、即ち、揺
動ブラケットが持ち上げ位置まで揺動駆動されて、揺動
ブラケットのロックが解除された状態で示す正面図であ
る。
【図37】図35に示す状態から、反転機構及び第3の
駆動力伝達機構の構成をシーケンス10の状態、即ち、
揺動ブラケットが第2の揺動位置まで揺動駆動された状
態で示す正面図である。
【図38】自動原稿送り装置の内部構造を拡大した状態
で示す正面断面図である。
【図39】自動原稿送り装置に内蔵される第4の駆動力
伝達機構の構成を取り出して示す正面図である。
【符号の説明】
10 イメージスキャナ 12 スキャナ本体 14 自動原稿反転装置 16 自動原稿送り装置 200 スキャナハウジング 202 イメージリーダ 204 駆動機構 206 回路基板 208 取付ステイ 210 スペーサ 212 リーダ本体 214 ガラス板 216 左方のガイド板 218 右方のガイド板 220 反転原稿排出口 222 駆動モータ 222A モータ軸 224 左方の走行ローラ(搬送ローラ) 226 右方の走行ローラ(搬送ローラ) 228 第1の駆動力伝達機構 230 第2の駆動力伝達機構 232 駆動ギヤ 234 中間ギヤ 234A 大径ギヤ部 234B 小径ギヤ部 236 アイドルギヤ 238 従動ギヤ 240 第1の従動軸 242 駆動プーリ 244 第2の従動軸 246 従動プーリ 248 タイミングベルト 400 原稿押え部材 400A 押え本体 400B 取付平坦部 400C 取付平坦部 402 左方のバックアップローラ 404 右方のバックアップローラ 406 反転ハウジング 408 載置台 410 反転ユニット収容部 412 反転ユニット 414 第3の駆動力伝達機構 416 原稿取込口 418 原稿排出口 420 第1の反転ローラ(被動ローラ) 422 反転ローラ(搬送ローラ) 424 反転ブラケット 426 支持シャフト 428 従動シャフト 430 駆動シャフト 436 従動ギヤ 438 摩擦クラッチ 440 駆動ギヤ 442 回転制御機構 444 回転制御ディスク 446 回転制御レバー 446A 係止部 448 揺動機構 450A、450B 係止凹所 452 支軸 454 第1のコイルスプリング 456 電磁ソレノイド 456A アクチュエータ 458 第1の連結レバー 460 支軸 462 第2の連結レバー 464 第3の連結レバー 466 第4の連結レバー 468 支軸 470 第6の連結レバー 472 第1の連結ギヤ 474 第1の駆動力取出ギヤ 476 遊星ギヤユニット 478 支軸 480 揺動ブラケット 482 太陽ギヤ 484 第1の遊星ギヤ 486 中間ギヤ 488 第2の遊星ギヤ 490 揺動制御レバー 492 第2のコイルスプリング 494 ロック凹所 600 ADFハウジング 602 原稿トレイ 604 搬送ローラ 606 第4の駆動力伝達機構 608 搬送シャフト 610 第2の駆動力取出ギヤ 612 第2の連結ギヤ 612A 大径ギヤ部 612B 小径ギヤ部 614 従動ギヤ 616 スタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 Q

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、 このハウジング内に収納され、画像を読み取るためのイ
    メージリーダとを具備し、 前記イメージリーダは、 内部に画像読取素子が配設され、原稿読取側の一面に開
    口が形成されたリーダ本体と、 このリーダ本体の開口を閉塞するように、該リーダ本体
    の前記一面から所定量だけ突出した状態で取り付けら
    れ、前記原稿からの反射光が前記画像読取素子に到達す
    ることを許容する透明部材と、 前記リーダ本体の、前記原稿の搬送方向に沿う両側面か
    ら、夫々前記透明部材の突出方向と同一方向に沿い延出
    する一対のガイド部材とを備えることを特徴とする画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】前記各ガイド部材は、前記透明部材のリー
    ダ本体の前記一面からの突出量よりも大きな突出量で、
    前記リーダ本体の前記一面から突出するように延出して
    いることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記各ガイド部材は、可撓性を有する柔軟
    な材質で形成されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記各ガイド部材は、薄手のマイラーシー
    トから形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記各ガイド部材の前記リーダ本体の前記
    一面からの突出量は、各々の先端が搬入されてきた原稿
    により曲げられた状態で、透明部材の対応する端縁にオ
    ーバラップするように設定されていることを特徴とする
    請求項2に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記各ガイド部材の前記リーダ本体の前記
    一面からの突出量は、各々の先端が搬入されてきた原稿
    により曲げられた状態で、透明部材の対応する端縁に乗
    り上げるように設定されていることを特徴とする請求項
    2に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】前記ハウジング内には、原稿を一方向又は
    これとは反対の他方向に沿って可逆転可能に搬送する搬
    送手段を備えていることを特徴とする請求項前記何れか
    1項に記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】ハウジングと、このハウジング内にこれの
    下面から一部が突出するように収納され、画像を読み取
    るためのイメージリーダとを具備し、 前記イメージリーダは、 内部に画像読取素子が配設され、下面に開口が形成され
    たリーダ本体と、 このリーダ本体の開口を閉塞するように、該リーダ本体
    の下面から所定量だけ突出した状態で取り付けられ、前
    記原稿からの反射光が前記画像読取素子に到達すること
    を許容する透明部材と、 前記リーダ本体の、前記原稿の搬送方向に沿う両側面か
    ら、夫々前記透明部材の突出方向と同一方向に沿って立
    ち下がった一対のガイド部材とを備えることを特徴とす
    る画像読取装置。
JP6302766A 1994-11-11 1994-11-11 画像読取装置 Pending JPH08139859A (ja)

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