JPH08136731A - 偏光板 - Google Patents

偏光板

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JPH08136731A
JPH08136731A JP6279531A JP27953194A JPH08136731A JP H08136731 A JPH08136731 A JP H08136731A JP 6279531 A JP6279531 A JP 6279531A JP 27953194 A JP27953194 A JP 27953194A JP H08136731 A JPH08136731 A JP H08136731A
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polarizing plate
chip
film
liquid crystal
crystal display
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JP6279531A
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Hitoshi Kikui
仁 菊井
Akiko Shimizu
朗子 清水
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示装置を製造する際に行われる熱処理
や高温環境下での断線チェックや耐久性試験時に発生す
るフィルム周囲の色ヌケが著しく低減された偏光板を提
供する。 【構成】 液晶表示装置に貼合して用いる偏光板におい
て、その吸収軸がチップカット後の長辺に対して0±1
0°または90±10°となるようにチップカットされ
ていることを特徴とする偏光板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏光板に関する。詳しく
は色ヌケ現象のない偏光板に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】液晶
表示装置は携帯テレビやパーソナルコンピューター、パ
ーソナルワープロ等に広く用いられているが、通常、偏
光板を用い、偏光を利用して表示を行うものが多い。
【0003】これらの液晶表示装置は、その製造の際
に、60℃以上の熱処理や高温環境下での回路の断線チ
ェック等を受ける場合が多く、また実使用時においても
車載用途や屋外用途など過酷な条件下で使用されること
がある。
【0004】従来の偏光板あるいは楕円偏光板を用いた
場合には、このような高温環境下での処理や回路チェッ
ク終了後の点灯検査、あるいは80℃以上の高温耐久性
試験、および60℃−90%RHの高温高湿耐久性試験
等において、偏光板に起因する不良現象、すなわち、周
囲が中央部よりも明るくなったり、あるいは逆に暗くな
ったりするいわゆる色ヌケ現象が発生するという問題が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる問題
を解決すべく鋭意検討した結果、偏光板の吸収軸方向と
チップカット後の長辺のなす角度が特定の関係になるよ
うにチップカットされた偏光板にすることにより上記問
題点を解消できることを見いだし、本発明に到達した。
【0006】すなわち本発明は、液晶表示装置に貼合し
て用いる偏光板において、その吸収軸がチップカット後
の長辺に対して0±10°または90±10°となるよ
うにチップカットされていることを特徴とする偏光板、
および上記偏光板に位相差板を貼合してなる楕円偏光
板、および上記偏光板または上記楕円偏光板を用いてな
る液晶表示装置に関するものである。
【0007】本発明の偏光板に用いられる偏光子は特に
限定されるものではなく、例えば、ポリビニルアルコー
ル系フィルム、ポリビニルホルマールフィルム、ポリビ
ニルアセタールフィルム、ポリ(エチレン−酢酸ビニ
ル)共重合体系ケン化フィルム等の親水性高分子フィル
ムにヨウ素および/または二色性染料を吸着配向させた
偏光子に、トリアセチルセルロースフィルム等の透明性
に優れた保護フィルムが、ポリビニルアルコール系接着
剤、ウレタン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤等を用いて
接着されている偏光板が挙げられる。好ましくは、ポリ
ビニルアルコール系フィルムにヨウ素および/または二
色性染料を吸着配向させた偏光子とトリアセチルセルロ
ースフィルムの保護フィルムからなる偏光板である。偏
光子の厚みや保護フィルムの厚みは特に制限されるもの
ではなく、例えば、偏光子は15〜25μm程度、保護
フィルムは50〜400μm程度である。
【0008】通常、偏光板は所定サイズのチップにカッ
トして用いられるが、色ヌケはチップのサイズが大きく
なるにつれて顕著に現れるため、本発明は対角7cm以
上のチップカット品に対して有効である。
【0009】偏光板のチップカットは、その吸収軸がチ
ップカット後の長辺に対して0±10°または90±1
0°、好ましくは0±5°または90±5°となるよう
にする。このようにすることで、例えば、長辺に対して
45°または135°になるようにチップカットした偏
光板を用いた場合に、液晶表示装置を製造する際に行わ
れる熱処理や高温環境下での断線チェックや耐久性試験
時に発生するフィルム周囲の色ヌケの発生を著しく低減
させることができる。
【0010】本発明の偏光板に貼合される位相差板は特
に限定されるものではなく、通常、用いられているよう
な透明性に優れた熱可塑性樹脂からなる位相差板、例え
ば一軸延伸されたポリカーボネートフィルムからなる位
相差板等を使用することができる。
【0011】また本発明の偏光板と位相差板を貼り合わ
せて楕円偏光板とする方法に特に制限はなく、粘着剤を
介して貼合する等の通常の方法を用いることができる。
この場合、位相差板の光軸角度はこの楕円偏光板を用い
る液晶表示装置の表示特性が最適となるように適宜設定
される。
【0012】本発明の偏光板および楕円偏光板に用いら
れる粘着剤には特に限定はなく、アクリル系等の通常の
粘着剤を用いることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の偏光板を用いることにより、液
晶表示装置を製造する際に行われる熱処理や高温環境下
での断線チェックや耐久性試験時に発生するフィルム周
囲の色ヌケが著しく低減された液晶表示装置を得ること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0015】実施例 ポリビニルアルコール系偏光子(厚み20μm)の両面
に保護フィルムとしてトリアセチルセルロースフィルム
(厚み80μm)が貼合された偏光板(商品名スミカラ
ンSF−1822A 住友化学工業(株)製)の片面に
それぞれアクリル系粘着剤層P─1、P─2(厚み約2
5μm)を設け、2種類の粘着剤付き偏光板を得た。
【0016】これらの偏光板を、それぞれ6.6cm×
8.4cmの長方形にその吸収軸が長辺(8.4cmの
辺)に対して0°になるようにチップカットした(サン
プル1)。また、同じ偏光板をそれぞれ6.6cm×
8.4cmの長方形にその吸収軸が長辺に対して90°
になるようにチップカットした(サンプル2)。これら
の、大きさは同一だが吸収軸角度の異なる2種類のチッ
プカット品サンプル1とサンプル2を一組として、各々
の粘着剤付き偏光板について各15組のサンプルを得
た。
【0017】次に各々の粘着剤層を用いてこれらの偏光
板をSiO2 コートガラス板(日本板硝子(株)製 H
コートガラス)の両面に、それぞれガラスの表側にサン
プル1、ガラスの裏側にサンプル2を各々の吸収軸がガ
ラスを挟んで互いに直交するように貼合し、偏光板が表
裏の両面に貼合されたガラス板を得た(偏光板/粘着剤
層/ガラス板/粘着剤層/偏光板)。
【0018】このようなガラス板を各々の粘着剤付き偏
光板につき各15セット用い、各3セットずつ以下の5
種類の条件での熱処理および湿熱処理による色ヌケ発生
試験をおこなった。 A:オートクレーブ中(温度50℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をした後、恒温恒湿槽中で85℃−
ドライの雰囲気(常圧)下で48時間処理した。 B:オートクレーブ中(温度50℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をした後、恒温恒湿槽中で100℃
−ドライの雰囲気(常圧)下で48時間処理した。 C:オートクレーブ中(温度50℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をした後、恒温恒湿槽中で60℃−
95%RHの雰囲気(常圧)下で48時間処理した。 D:オートクレーブ中(温度50℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をした後、恒温恒湿槽中で65℃−
95%RHの雰囲気(常圧)下で48時間処理した。 E:オートクレーブ中(温度50℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をした後、恒温恒湿槽中で80℃−
90%RHの雰囲気(常圧)下で48時間処理した。
【0019】熱処理および湿熱処理後、偏光板を貼合し
たガラス板を目視で観察することにより、色ムラ発生の
有無を評価した。結果を表1に示した。いずれの粘着剤
を用いたサンプルにおいても、またいずれの処理条件に
おいても、色ヌケの発生はほとんど見られなかった。
【0020】比較例 ガラス板の表側および裏側の両面に貼合する偏光板とし
て、いずれも長辺(8.4cmの辺)に対して吸収軸が
45°になるようにチップカットした偏光板を用いた以
外は実施例と同様の試験をおこなった。結果を表1に示
した。いずれの粘着剤を用いたサンプルにおいても、す
べての処理条件で色ヌケが発生した。
【0021】
【表1】 ×: 色ヌケあり。 ○: 処理直後には色ヌケあるが放置中に解消。 ◎: 色ヌケなし。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示装置に貼合して用いる偏光板にお
    いて、その吸収軸がチップカット後の長辺に対して0±
    10°または90±10°となるようにチップカットさ
    れていることを特徴とする偏光板。
  2. 【請求項2】偏光板の大きさが対角7cm以上である請
    求項1記載の偏光板。
  3. 【請求項3】請求項1記載の偏光板に位相差板を貼合し
    てなる楕円偏光板。
  4. 【請求項4】請求項1記載の偏光板を用いてなる液晶表
    示装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の楕円偏光板を用いてなる液
    晶表示装置。
JP27953194A 1994-11-14 1994-11-14 偏光板 Expired - Lifetime JP3211590B2 (ja)

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