JP4522614B2 - 積層光学フィルムとその製造方法及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工特性、寸法精度に加え、液晶セルに貼着した後のリワーク(再生作業)性に優れた、液晶表示装置に用いられる光学フィルムとその製造方法及びこれを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
偏光板(偏光フィルム)や位相差フィルムに代表される光学フィルムは、液晶表示装置を構成する光学部品として重要である。バックライトを備えた液晶表示装置などでは、輝度を向上させるため、偏光板と輝度向上フィルムを貼り合せた偏光板一体型輝度向上フィルムが用いられることが多く、通常、液晶表示装置には、偏光板と輝度向上フィルムとがあらかじめ貼り合された光学フィルムが用いられている。
【0003】
従来、偏光板などの液晶表示装置用の光学フィルムは、液晶表示装置の表示画面よりも一回り大きいサイズになるように加工し、光学フィルムに入ったバックライトからの光の一部が、フィルムの端部から抜ける(迷光)現象を防止するため、光学フィルムを液晶セルの表示可能範囲を覆うように液晶セルに貼り合せている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数のフィルムを貼り合せた積層体からなる光学フィルムを、図3のようにサイズが異なる構成にしようとしても、従来の製造方法では寸法精度を出すことが出来ず、生産性も上げることが出来ないため、単体のフィルムは勿論のこと、2枚以上のフィルムを貼り合わせた光学フィルムも、すべて同じサイズに加工しているのが現状である。
【0005】
また、携帯電話などの小型の表示機器用途においては、光学フィルムを貼り合わせた液晶セルとバックライトなどの筐体とを固定するために、周辺部を両面テープなどで接着し固定させることが頻繁に行われている。この場合、バックライト側の光学フィルムの部分に直接両面テープを貼り付けるが、各フィルムを貼り合わせている密着力の弱い粘着剤層や他の密着力の弱い層があると、一度接着した両面テープを剥がす工程(モジュールリワーク工程)で、先の部分で剥がれてしまう問題がある。特に、輝度向上フィルムは多層の積層体である場合が多いため密着力が弱く、このような問題が生じ易い。
【0006】
そこで、本発明は、前記課題を解決するため、所定の幅になるように短冊状に加工された光学フィルムを、これとは幅の異なる異種の光学フィルムに積層し、光学フィルム積層体を製品サイズに裁断することにより、加工特性、寸法精度に加え、液晶セルに貼着した後のリワーク(再生作業)性に優れた、液晶表示装置に用いられる積層光学フィルムとその製造方法及びこれを用いた液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の積層光学フィルムの製造方法は、短冊状の光学フィルム(A)に、該光学フィルム(A)よりも幅の狭い短冊状の光学フィルム(B)を、その長手方向が光学フィルム(A)の長手方向と平行になるように、かつ、前記短冊状の光学フィルム(A)が幅方向両端にはみ出し部を有するように積層して短冊状の光学フィルム積層体を得、
得られた短冊状の光学フィルム積層体をその長手方向と直角に裁断して、矩形の光学フィルム積層体を得ることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の製造方法においては、光学フィルム(A)が偏光板であり、光学フィルム(B)が輝度向上フィルムであることが好ましい。
【0009】
また、本発明の製造方法においては、光学フィルム(A)が、光学フィルム(B)と貼合する反対面に少なくとも1枚以上の位相差フィルム又は視角補償フィルムが積層されている光学フィルムであることが好ましい。
【0010】
また、本発明の製造方法においては、光学フィルム(B)が、コレステリック液晶とλ/4板との組み合わせからなる光学フィルムであることが好ましい。
【0011】
また、本発明の製造方法においては、光学フィルム(B)が、多層界面の反射を利用した直線偏光分離機能を有する光学フィルムであることが好ましい。
【0012】
また、本発明の製造方法においては、光学フィルム(A)と光学フィルム(B)を、粘着剤を介して積層することが好ましい。
【0013】
次に、本発明の積層光学フィルムは、面積の異なる複数の光学フィルム積層体からなる積層光学フィルムであって、
該積層体を構成する少なくとも1層の光学フィルムから形成されるはみ出し部を有し、かつ、同一切断面を少なくとも一辺に有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の積層光学フィルムは、前記いずれかに記載の方法によって製造される積層光学フィルムであって、光学フィルム(A)から形成されるはみ出し部を有し、同一切断面を少なくとも一辺に有することを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明の液晶表示装置は、前述した積層光学フィルムを、液晶セルの少なくとも片側に配置したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明における積層光学フィルムの製造方法および積層光学フィルムに関し、その実施の一形態を図1から図4に基づいて説明する。
【0017】
本発明の製造方法で得られる積層光学フィルムは、その構造を図3に示すように、面積の異なる複数の光学フィルム積層体からなり、該積層体を構成する少なくとも1層の光学フィルムから形成されるはみ出し部を有し、かつ、同一切断面を少なくとも一辺に有する構造を基本構造とする。すなわち、光学フィルム(A)の面積が光学フィルムの面積(B)よりも大きく、光学フィルム(A)11が幅方向両端にはみ出し部を有し、同一切断面を少なくとも一辺に有する構造を基本構造とする。
【0018】
積層光学フィルムの長さLは、用途によって異なり、特に限定されるものではないが、通常、10〜150mm、好ましくは25〜60mmである。また、積層光学フィルムの幅Dも、用途によって異なり、特に限定されるものではないが、通常、10〜150mm、好ましくは20〜70mmである。光学フィルム(A)に積層する光学フィルム(B)の幅d1は、光学フィルム(A)が幅方向両端に1〜4mmのはみ出し部d2を有するように設定される。光学フィルム(A)におけるはみ出し部d2 の幅が1mm未満の場合は、両面テープを貼り合わせることができず、結果面光源と固定させることができない。一方、4mmを越える場合は、LCD画面の表示範囲にかかってしまい、表示品位を低下させることになる。なお、積層光学フィルムは、前記光学フィルム(A)及び(B)以外の他の適宜な光学層の1層又は2層以上を積層したものであってもよい。
【0019】
一方、本発明の製造で得られる積層光学フィルムは、図4に示すように、短冊状の光学フィルム(A)14と光学フィルム(B)15とを積層した短冊状の光学フィルム積層体16を、その長手方向と直角に、製品サイズに裁断して得られる、矩形の光学フィルム積層体である。裁断された積層光学フィルムは、裁断されたサイズのまま液晶表示素子として使用することができ、幅方向両端部に光学フィルム(B)が積層されていない光学フィルム(A)のみからなるはみ出し部を有するので、このはみ出し部を両面テープなどの接着手段を用いて液晶セルに貼合することができる。
【0020】
本発明において、光学フィルム積層体を構成する光学フィルム(A)及び光学フィルム(B)は、液晶表示装置等に用いることのできるものであれば、特に限定されることなく適宜使用することができるが、本発明の目的を達成するためには、両面テープの密着力を高め、リワーク性を向上させるの点から、光学フィルム(A)として偏光板を使用し、光学フィルム(B)として輝度向上フィルムを各々使用することが好ましい。また、使用するLCDに合わせて、光学フィルム(A)として、偏光板と少なくとも1枚以上の位相差フィルム又は視角補償フィルムを、粘着剤を介して積層したものを用いるのがよい。
【0021】
本発明の製造方法において、短冊状の光学フィルム(A)として偏光板を使用する場合、光学フィルム(A)は、図1にその一例を示すように、ポリビニルアルコール等の合成樹脂フィルムにヨウ素や2色性染料を吸着、配向させた偏光子4の両側に、トリアセチルセルロースフィルム(TAC)等の保護フィルム3a、3bを貼り合せた構造である。そして、短冊状の偏光板は、一方のTACフィルムの外面に液晶セルと貼合する粘着層2aが設けられ、その上に離型フィルム1が貼着されている。
【0022】
上記の粘着層の厚みは、通常10〜35μm程度、離型フィルムの厚みは通常15〜100μm程度である。
【0023】
ここで、本発明で用いる偏光板の詳細を説明する。偏光板の基本的な構成は、合成樹脂フィルムを染色、架橋、延伸、乾燥して形成した、二色性物質含有のポリビニルアルコール系偏光フィルム等からなる偏光子の片側又は両側に、適宜の接着層、例えばビニルアルコール系ポリマー等からなる接着層を介して、保護層となる透明保護フィルムを接着したものからなる。
【0024】
偏光子(偏光フィルム)としては、例えばポリビニルアルコールや部分ホルマール化ポリビニルアルコールなどの適宜なビニルアルコール系ポリマーよりなるフィルムに、ヨウ素や二色性染料等よりなる二色性物質による染色処理や、延伸処理、架橋処理等の適宜な処理を適宜な順序や方式で施してなり、自然光を入射させると直線偏光を透過する適宜なものを用いることができ、特に、光透過率や偏光度に優れるものが好ましい。偏光子の厚さは、特に限定されるものではないが、1〜80μmが一般的であり、特に2〜40μmが好ましい。
【0025】
偏光子(偏光フィルム)の片側又は両側に設ける透明保護層となる保護フィルム素材としては、適宜な透明フィルムを用いることができる。中でも、透明性や機械的強度、熱安定性や水分遮蔽性等に優れるポリマーからなるフィルム等が好ましく用いられる。そのポリマーの例としては、トリアセチルセルロースの如きアセテート系樹脂やポリエステル系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリノルボルネン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂等があげられるが、これに限定されるものではない。透明保護フィルムの厚さは、任意であるが一般には偏光板の薄型化などを目的に500μm以下、好ましくは5〜300μmとされる。なお、偏光フィルムの両側に透明保護フィルムを設ける場合、その表裏で異なるポリマー等からなる透明保護フィルムを用いてもよい。
【0026】
保護層に用いられる透明保護フィルムは、本発明の目的を損なわない限り、ハードコート処理や反射防止処理、スティッキングの防止や拡散ないしアンチグレア等を目的とした処理などを施したものであってもよい。ハードコート処理は、偏光板表面の傷付き防止などを目的に施されるものであり、例えばシリコーン系などの適宜な紫外線硬化型樹脂による硬度や滑り性等に優れる硬化被膜を透明保護フィルムの表面に付加する方式などにて形成することができる。
【0027】
一方、反射防止処理は偏光板表面での外光の反射防止を目的に施されるものであり、従来に準じた反射防止膜などの形成により達成することができる。また、スティッキング防止は隣接層との密着防止を目的に、アンチグレア処理は偏光板の表面で外光が反射して偏光板透過光の視認を阻害することの防止などを目的に施されるものであり、例えばサンドブラスト方式やエンボス加工方式等による粗面化方式や透明微粒子の配合方式などの適宜な方式にて透明保護フィルムの表面に微細凹凸構造を付与することにより形成することができる。
【0028】
前記の透明微粒子には、例えば平均粒径が0.5〜20μmのシリカやアルミナ、チタニアやジルコニア、酸化錫や酸化インジウム、酸化カドミウムや酸化アンチモン等が挙げられ、導電性を有する無機系微粒子を用いてもよく、また、架橋又は未架橋のポリマー粒状物等からなる有機系微粒子などを用いることができる。透明微粒子の使用量は、透明樹脂100質量部あたり2〜70質量部、特に5〜50質量部が一般的である。
【0029】
透明微粒子配合のアンチグレア層は、透明保護層そのものとして、或いは透明保護層表面への塗工層などとして設けることができる。アンチグレア層は、偏光板透過光を拡散して視角を拡大するための拡散層(視角補償機能など)を兼ねるものであってもよい。なお、上記した反射防止層やスティッキング防止層、拡散層やアンチグレア層等は、それらの層を設けたシートなどからなる光学層として透明保護層とは別体のものとして設けることもできる。
【0030】
前記偏光子(偏光フィルム)と保護層である透明保護フィルムとの接着処理は、特に限定されるものではないが、例えば、ビニルアルコール系ポリマーからなる接着剤、或いは、ホウ酸やホウ砂、グルタルアルデヒドやメラミン、シュウ酸などのビニルアルコール系ポリマーの水溶性架橋剤から少なくともなる接着剤などを介して行なうことができる。かかる接着層は、水溶液の塗布乾燥層などとして形成しうるが、その水溶液の調製に際しては必要に応じて、他の添加剤や、酸等の触媒も配合することができる。
【0031】
また、本発明の製造方法において、短冊状の光学フィルム(A)として偏光板と位相差フィルム又は視角補償フィルムとの積層フィルムを使用する場合、光学フィルム(A)は、図2にその一例を示すように、ポリカーボネート等を延伸成形した樹脂フィルムからなる位相差フィルム7又は視角補償フィルムと偏光板5とを粘着剤6bを介して貼り合せた構造である。そして、短冊状の積層フィルムは、位相差板又は視角補償フィルムの外面に液晶セルと貼合する粘着層6aが設けられ、その上に必要に応じて離型フィルムが貼合されている。
【0032】
さらに、光学フィルム(A)と光学フィルム(B)との積層体は、図2にその一例を示すように、コレステリック液晶層10とλ/4板9とを粘着層8bを介して貼り合せた構造であり、そして、偏光板5とλ/4板9とが粘着層8aを介して積層されている。
【0033】
上記の位相差フィルムの厚みは、通常5〜150μm程度、視角補償フィルムの厚みは、通常5〜250μm程度である。
【0034】
上記のコレステリック液晶層とλ/4板の組み合わせ等からなる輝度向上フィルムの厚みは、通常30〜300μm程度である。
【0035】
また、上記の粘着層の厚みは通常10〜35μm程度、離型フィルムの厚みは通常15〜100μm程度である。
【0036】
本発明において用いる位相差板(位相差フィルム)の具体例としては、ポリカーボネートやポリビニルアルコール、ポリスチレンやポリメチルメタクリレート、ポリプロピレンやその他のポリオレフィン、ポリアリレートやポリアミドの如き適宜なポリマーからなるフィルムを延伸処理してなる複屈折性フィルムや液晶ポリマーの配向フィルム、液晶ポリマーの配向層をフィルムにて支持したものなどが挙げられる。また、傾斜配向フィルムとしては、例えばポリマーフィルムに熱収縮性フィルムを接着して加熱によるその収縮力の作用下に、ポリマーフィルムを延伸処理又は/及び収縮処理したものや、液晶ポリマーを斜め配向させたものなどが挙げられる。
【0037】
位相差板は、直線偏光を楕円偏光又は円偏光に変えたり、楕円偏光又は円偏光を直線偏光に変えたり、或いは直線偏光の偏光方向を変える場合に用いられる。特に、直線偏光を楕円偏光又は円偏光に変えたり、楕円偏光又は円偏光を直線偏光に変える位相差板としては、いわゆる1/4波長板(λ/4板とも言う)が用いられる。1/2波長板(λ/2板とも言う)は、通常、直線偏光の偏光方向を変える場合に用いられる。
【0038】
また、本発明で用いる視角補償フィルムとしては、トリアセチルセルロースフィルムなどにディスコティック液晶を塗工したものや、位相差板が用いられる。通常の位相差板には、その面方向に一軸に延伸された複屈折を有するポリマーフィルムが用いられるのに対し、視角補償フィルムとして用いられる位相差板には、面方向に二軸に延伸された複屈折を有するポリマーフィルムや、面方向に一軸に延伸され厚さ方向にも延伸された厚さ方向の屈折率を制御した傾斜配向ポリマーフィルムのような2方向延伸フィルムなどが用いられる。傾斜配向フィルムとしては、前述したように、例えばポリマーフィルムに熱収縮性フィルムを接着して、加熱によるその収縮力の作用下にポリマーフィルムを延伸処理又は/及び収縮処理したものや、液晶ポリマーを斜め配向させたものなどが挙げられる。位相差板の素材原料ポリマーは、先の位相差板で説明したポリマーと同様のものが用いられる。
【0039】
視角補償フィルムは、液晶表示装置の画面を、画面に垂直でなくやや斜めの方向から見た場合でも、画像が比較的鮮明に見えるように視角を広げるためのフィルムである。
【0040】
本発明において用いる輝度向上フィルムとしては、例えば誘電体の多層薄膜や屈折率異方性が相違する薄膜フィルムの多層積層体の如き、所定偏光軸の直線偏光を透過して他の光は反射する特性を示すもの、コレステリック液晶層、特にコレステリック液晶ポリマーの配向フィルムやその配向液晶層をフィルム基材上に支持したものの如き、左回り又は右回りのいずれか一方の円偏光を反射して他の光は透過する特性を示すものなどの適宜なものを用いることができる。
【0041】
好ましく用いられる輝度向上向上フィルムとしては、コレステリック液晶層とλ/4板からなる輝度向上フィルムであって、前記λ/4板が液晶層から形成され、その液晶層に液晶の配向状態が不均一で光が屈折する界面が存在するものである。または、多層界面の反射を利用した直線偏光分離機能を有するものが好ましい。
【0042】
従って、前記した所定偏光軸の直線偏光を透過するタイプの輝度向上フィルムでは、その透過光をそのまま偏光板に偏光軸を揃えて入射させることにより、偏光板による吸収ロスを抑制しつつ効率よく透過させることができる。一方、コレステリック液晶層の如く円偏光を透過するタイプの輝度向上フィルムでは、そのまま偏光子に入射させることもできるが、吸収ロスを抑制する点よりその透過円偏光を位相差板を介し直線偏光化して偏光板に入射させることが好ましい。なお、その位相差板として1/4波長板を用いることにより、円偏光を直線偏光に変換することができる。
【0043】
可視光域等の広い波長範囲で1/4波長板として機能する位相差板は、例えば波長550nmの光等の単色光に対して1/4波長板として機能する位相差層と他の位相差特性を示す位相差層、例えば1/2波長板として機能する位相差層とを重畳する方式などにより得ることができる。従って、偏光板と輝度向上フィルムの間に配置する位相差板は、1層又は2層以上の位相差層からなるものであってよい。
【0044】
なお、コレステリック液晶層についても、反射波長が相違するものの組合せにして2層又は3層以上重畳した配置構造とすることにより、可視光域等の広い波長範囲で円偏光を反射するものを得ることができ、それに基づいて広い波長範囲の透過円偏光を得ることができる。
【0045】
上記の短冊状光学フィルム(A)は、通常は0.3〜1.5m幅のロール状に巻き取られた光学フィルムロール(原反)を、短冊状に加工して供給される。光学フィルム(A)として、偏光板と位相差フィルム又は視角補償フィルムとの積層フィルムを用いる場合は、原反の状態で貼り合せた後、短冊状に加工する。短冊の大きさは、光学フィルムの用途に応じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、通常、幅が10〜150mm、長さが100〜350mmである。
【0046】
また、上記の短冊状光学フィルム(B)は、通常は0.3〜1.5m幅のロール状に巻き取られた光学フィルムロール(原反)を、短冊状に加工して供給されるものである。短冊の大きさは、光学フィルムの用途に応じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、通常、幅が6〜150mm、長さが100〜350mmである。これにより、光学フィルム(A)に光学フィルム(B)を積層した場合、光学フィルム(A)に液晶セルと貼り合せるためのはみ出し部を設けることができるので、多層積層体である輝度向上フィルムを液晶セルに貼り合せた場合に比べて、モジュールリワーク工程における密着力の弱い層の剥がれを防止することができる。
【0047】
つぎに、本実施の形態における積層光学フィルムの製造方法について、図4に基づいて説明する。
【0048】
短冊状の光学フィルムの加工(定尺カット)工程では、例えば、光学フィルムの原反ロールから、フィルムを一定の送り長(ピッチ)の長さで送り出し、これをカッター等の裁断手段を用いて、所定の大きさの短冊状光学フィルム(A)、短冊状光学フィルム(B)を切り出す。
【0049】
次に、図4に示すように、定尺の短冊状の光学フィルム(A)14(例えば偏光板、又は偏光フィルムと位相差フィルムないし視角補償フィルムとの積層フィルム)と、定尺の短冊状の光学フィルム(B)15(例えば輝度向上フィルム)を貼り合せる。この工程では、光学フィルム(A)の上に粘着層を介して光学フィルム(B)を重ね合わせて押圧することにより、光学フィルム(A)と光学フィルム(B)との短冊状積層体16を形成する。その際、寸法精度を向上させるため、長手方向(図4の矢印方向)から順次貼り合わせていく方法が好ましく、各短冊の長手方向に基準バーを設けておき、各基準バーがd2の長さ分ずれるように設定する。
【0050】
その後、図4に示すように、短冊状の光学フィルム積層体16を、製品サイズに合わせて、長手方向と直角に所定のサイズに裁断することにより、矩形に形成された光学フィルム積層体を切り出す。
【0051】
本発明の製造方法において、偏光板などの光学フィルム(A)と輝度向上フィルムなどの光学フィルム(B)を積層する場合や、偏光板と位相差フィルム又は視角補償フィルムを積層する場合には、適宜な接着手段を用いて積層することができるが、貼合時応力、フィルム寸法変化による応力などを緩和するため、粘着剤を介して積層することが好ましい。
【0052】
粘着層は、アクリル系等の従来に準じた適宜な粘着剤にて形成することができる。特に、吸湿による発泡現象や剥がれ現象の防止、熱膨張差等による光学特性の低下や液晶セルの反り防止、ひいては高品質で耐久性に優れる液晶表示装置の形成性などの点より、吸湿率が低くて耐熱性に優れる粘着層であることが好ましい。また、微粒子を含有して光拡散性を示す粘着層などとすることもできる。粘着層は必要に応じて必要な面に設ければよい。
【0053】
偏光板や光学部材に設けた粘着層が表面に露出する場合には、その粘着層を実用に供するまでの間、汚染防止等を目的にセパレータにて仮着カバーすることが好ましい。セパレータは、上記の透明保護フィルム等に準じた適宜な薄葉体に、必要に応じシリコーン系や長鎖アルキル系、フッ素系や硫化モリブデン等の適宜な剥離剤による剥離コートを設ける方式などにより形成することができる。
【0054】
なお、上記の偏光板や光学部材を形成する偏光フィルムや透明保護フィルム、光学層や粘着層などの各層は、例えばサリチル酸エステル系化合物やベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物やシアノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系化合物等の紫外線吸収剤で処理する方式などの適宜な方式により紫外線吸収能を持たせたものなどであってもよい。
【0055】
本発明の積層光学フィルムは、液晶表示装置等の各種装置の形成などに好ましく用いることができ、本発明による積層光学フィルムを液晶セルの片側に配置してなる透過型や半透過型の液晶表示装置に好ましく用いることができる。液晶表示装置を形成する液晶セルは任意であり、例えば薄膜トランジスタ型に代表されるアクティブマトリクス駆動型のもの、ツイストネマチック型やスーパーツイストネマチック型に代表される単純マトリクス駆動型のものなどの適宜なタイプの液晶セルを用いたものであってよい。
【0056】
また、液晶セルの両側に偏光板や光学部材を設ける場合、それらは同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。更に、液晶表示装置の形成に際しては、例えばプリズムアレイシートやレンズアレイシート、光拡散板やバックライトなどの適宜な部品を適宜な位置に1層又は2層以上配置することができる。
【0057】
【実施例】
以下、実施例を用いて本発明を更に具体的に説明する。
【0058】
(実施例1)
厚さ75μmのポリビニルアルコールフィルムを、ヨウ素とヨウ化カリウムを配合した染色浴(30℃)に浸漬し、染色処理と3倍の延伸処理を施した後、ホウ酸とヨウ化カリウムを添加した酸性浴(60℃)中でトータル5倍となる延伸、架橋処理を施し、50℃で5分間乾燥させて偏光フィルムを得た。偏光フィルムの両側に、厚さ50μmのポリカーボネートフィルムを接着剤で接着し、乾燥処理をして偏光板を作製した。
【0059】
また、光学補償層として、保護層で用いたものと同様の厚さ50μmのポリカーボネートフィルムを150℃で2.5%延伸処理し、位相差フィルムを作製した。両側にアクリル系粘着剤を25μmの厚さに形成し、粘着剤を介して、上記偏光板の吸収軸と位相差板の遅相軸が45度になるように貼り合わせ位相差フィルム付き偏光板を作製した。
【0060】
上記とは別に、厚さ80μmのTACフィルム上に厚さ0.1μmのPVAの配向膜を形成し、この配向膜の表面を一定方向に擦るラビング処理をした後、液晶温度範囲90〜210℃のネマティック液晶ポリマーを厚さ約0.5μm、正面位相差130nmでグラビアコーターを用いて塗布し、150℃で1分間配向させてλ/4板を作製した。別の厚さ50μmのTACフィルム上に厚さ0.1μmのPVAの配向膜を形成し、ラビング処理後、コレステリック液晶ポリマーを選択反射中心波長が400nm、550nm、700nmの3層を順次、配向膜上に形成配向させた。各層の厚みは全て3μmであった。次に、このコレステリック液晶層の上に厚さ25μmのアクリル系粘着剤でポリカーボネートλ/4板(正面位相差130nm)を貼り合わせて、輝度向上フィルムとした。
【0061】
次に、上記の方法で作製された位相差フィルム付き偏光板から、偏光板吸収軸を長手方向に170mm×40mmのサイズとなるように短冊状に切り出した。同様に、輝度向上フィルムから170mm×35mmのサイズとなるように短冊状に切り出した。短冊状に切り出した偏光板の上に、短冊状に切り出した輝度向上フィルムを、アクリル系粘着剤を介して、貼り合わせ機を用いて横の隙間を各2.5mmづつあけるようにしながら長手方向から貼り合わせ、短冊状の光学フィルム積層体を作製した。なお、軸角度を偏光板吸収軸と90度となるように設定し、輝度向上フィルムの光軸をそれに合わせるように貼り合せた。得られた短冊をギロチン状のカッターにて50mm毎に切断し、3枚の光学フィルム積層体(No.1〜3)を得た。製品サイズ(フィルム(A):縦50mm×横40mm、フィルム(B):縦50mm×横35mm、はみ出し部各2.5mm)。
【0062】
得られた3枚の光学フィルム積層体について、それぞれのサイズをデジタルノギスで測定し、幅平均と長さ平均、分散度(σ)を求めた。その結果を表1に示す。また、外観上の不具合を目視で確認評価したが、異常は認められなかった。
【0063】
【表1】
【0064】
表1から明らかなように、本発明の製造方法で作製された光学フィルム積層体は、寸法精度に優れていることがわかる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように、本発明の積層光学フィルムの製造方法によれば、まず、原反ロールから短冊状の光学フィルム(A)、短冊状の光学フィルム(B)を切り出し、これらのフィルムを積層して短冊状の光学フィルム積層体を形成し、次に、この短冊状の光学フィルム積層体を寸法通りに裁断し、矩形の光学フィルム積層体を切り出す。これにより、従来行っていた工程、すなわち、寸法通りに裁断した光学フィルムを貼り合せる工程を採らずに、製品サイズへの加工と同時に所定形状の光学フィルム積層体を形成することができるので、生産性に優れる。しかも、最終的な工程で製品を切り出すので、無駄なく切り出すことができ、積層光学フィルムの寸法精度も優れている。
【0066】
また、本発明の製造方法によれば、所定の幅サイズになるように短冊状に加工した光学フィルム(A)に、幅サイズの異なる短冊状に加工した光学フィルム(B)を貼り合わせて積層体を形成し、この積層体を製品サイズに裁断する。そのため、本発明の積層光学フィルムは、光学フィルムがはみ出し部を有しているので、当該部分に接着剤層を設ける(例えば両面テープで貼り合せる)ことにより、液晶セルに精度良く貼り合わせることができ、液晶表示装置の光漏れを抑えることができるとともに、モジュールリワーク工程での剥がれを防止できる。さらに、本発明の積層光学フィルムを液晶表示装置に用いることにより、液晶表示装置の薄型軽量化に貢献できる。よって、その工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学フィルム(A)として、偏光板を用いた構成を示す断面図である。
【図2】光学フィルム(A)として、位相差フィルム付き偏光板を用いた構成を示す断面図である。
【図3】本発明の積層光学フィルムの(a)正面図と(b)断面図である。
【図4】光学フィルム(A)と光学フィルム(B)の積層体の製造工程の構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1 離型フィルム
2a 粘着剤
3a、3b 保護フィルム
4 偏光子
5 偏光板
6a、6b 粘着剤
7 位相差フィルム
8a、8b 粘着剤
9 λ/4板
10 コレステリック液晶層
11 光学フィルム(A)
12 光学フィルム(B)
13 積層光学フィルム
14 短冊状の光学フィルム(A)
15 短冊状の光学フィルム(B)
16 短冊状光学フィルム積層体
17 短冊状光学フィルム積層体から光学フィルム積層体を切り出す際の切り出し線
Claims (6)
- 短冊状の光学フィルム(A)に、該光学フィルム(A)よりも幅の狭い短冊状の光学フィルム(B)を、その長手方向が光学フィルム(A)の長手方向と平行になるように、かつ、前記短冊状の光学フィルム(A)が幅方向両端にはみ出し部を有するように積層して短冊状の光学フィルム積層体を得、
得られた短冊状の光学フィルム積層体をその長手方向と直角に裁断して、矩形の光学フィルム積層体を得ることを特徴とする積層光学フィルムの製造方法。 - 光学フィルム(A)が偏光板であり、光学フィルム(B)が輝度向上フィルムである請求項1に記載の積層光学フィルムの製造方法。
- 光学フィルム(A)が、光学フィルム(B)と貼合する反対面に少なくとも1枚以上の位相差フィルム又は視角補償フィルムが積層された光学フィルムである請求項1または2に記載の積層光学フィルムの製造方法。
- 光学フィルム(B)が、コレステリック液晶とλ/4板との組み合わせからなる光学フィルムである請求項1〜3のいずれかに記載の積層光学フィルムの製造方法。
- 光学フィルム(B)が、多層界面の反射を利用した直線偏光分離機能を有する光学フィルムである請求項1〜4のいずれかに記載の積層光学フィルムの製造方法。
- 光学フィルム(A)と光学フィルム(B)を、粘着剤を介して積層する請求項1〜5のいずれかに記載の積層光学フィルムの製造方法。
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