JPH08134979A - フロート弁装置 - Google Patents

フロート弁装置

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JPH08134979A
JPH08134979A JP27113494A JP27113494A JPH08134979A JP H08134979 A JPH08134979 A JP H08134979A JP 27113494 A JP27113494 A JP 27113494A JP 27113494 A JP27113494 A JP 27113494A JP H08134979 A JPH08134979 A JP H08134979A
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JP
Japan
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float valve
valve
float
water
tank
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JP27113494A
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Daiji Matsumoto
大司 松本
Mikiya Asai
幹也 浅井
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Inax Corp
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 弁座部材12の弁シート部26にフロート弁
14が着座し、該フロート弁14にカラム42が装着さ
れている。カラム42の上端に空気弁18が設けられて
いる。カラム42と一体のアウタシェル46に第1チェ
ーン54が接続され、空気弁18に第2チェーン56が
接続されている。大用洗浄操作されたときにはフロート
弁14のみが引き上げられる。小用洗浄操作されるとフ
ロート弁14が引き上げられると共に空気弁18が開弁
され、フロート弁14内に水が流入する。 【効果】 小用洗浄操作すると、フロート弁14内に水
が流入し、フロート弁の浮力が小さくなる。ハンドルを
小用洗浄方向に回転させてから手を離しても、ロータン
ク内から小用洗浄に必要な量の水が流出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタンクに装着されるフロ
ート弁装置に係り、特に洋風便器又は和風便器に洗浄水
を供給するロータンクに好適に用いられるフロート弁装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】洋風便器又は和風便器に洗浄水を供給す
るためのロータンクには、一般にフロート弁と、該フロ
ート弁を操作するためのハンドルとが設けられている。
このハンドルとして、ハンドルを大用洗浄方向と小用洗
浄方向の双方に回転させるようにしたものがある。
【0003】ハンドルを大用洗浄方向(例えば右側)に
回すと、フロート弁装置のフロートが十分に高く引き上
げられ、ロータンク内の水の大部分が流出する。
【0004】ハンドルを小用洗浄方向(例えば左側)に
回すと、ハンドルをはね上げ姿勢に保持している間だけ
フロート弁が引き上げられ、ロータンクから水が流出す
る。ハンドルから手を離すと、フロート弁がフロート弁
装置の弁シート部に着座し、水の流出が停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のフロート弁装置
においては、ハンドルを小用洗浄方向に回す場合、ハン
ドルから手を離すとすぐにフロート弁が着座し、水の流
出が停止する。このため、小用の使用後に便器を洗浄す
る場合には、しばらくの間ハンドルを手で押えておく必
要があり、不便であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のフロート弁装
置は、タンクの底面の流出孔に装着される略筒状の弁座
部材と、該弁座部材の上端部に設けられた環状の弁シー
ト部と、中空であり、該弁シート部に着座したときに該
弁シート部よりも内側となる部分が下方に向って開放し
ているフロート弁と、該フロート弁に連結されており、
タンク小用洗浄操作又はタンク大用洗浄操作されたとき
に該フロート弁を引き上げるフロート弁引上装置と、を
備えてなるフロート弁装置において、該フロート弁に、
上方に引き上げられることにより開弁され、該フロート
弁内の一部の空気を排出する空気弁を設け、前記フロー
ト弁引上装置がタンク小用洗浄操作されたときに該空気
弁を開弁させるように該空気弁とフロート弁引上装置と
を連結したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2のフロート弁装置は、請求項1に
おいて、前記引上装置はロータンクに設けられた手動ハ
ンドルであり、該ハンドルは、シャフトと、該シャフト
と一体の第1のアームと、該シャフトが小用洗浄方向に
回転するときには該シャフトと共回りし大用洗浄方向に
回転するときには停止するように該シャフトに嵌合され
た第2のアームとを備えており、該第1のアームと前記
フロート弁の上部とが第1の索状体で連結され、該第2
のアームと前記空気弁とが第2の索状体で連結されてい
ることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1のフロート弁装置において、引上装置
を大用洗浄操作した場合のフロート弁の作動は従来のも
のと同一であり、タンク内の水の大部分が流出する。
【0009】引上装置を小用洗浄操作した場合、フロー
ト弁が引き上げられてタンク内の水が流出すると共に、
空気弁も開弁され、フロート弁内の一部の空気が空気弁
を通って流出し且つフロート弁内に水が入り込む。フロ
ート弁内にこのように所要量の水が入り込むことによ
り、フロート弁の浮力が小さくなる。フロート弁の浮力
により、引上装置の引上力が解除された後も、なおしば
らくは、フロート弁は離座しており、タンク内の水が流
出し続ける。
【0010】タンク内の水位が低下してくると、フロー
ト弁が弁シート部に着座し、水の流出が停止する。この
流出停止時の水位は、大用洗浄操作後の流出停止時の水
位よりも高い。即ち、フロート弁内に水が入り込んだ結
果、このフロート弁の浮力は大用洗浄時(フロート弁内
に水が入っていない。)よりも小さくなっており、大用
洗浄後の水位よりも水位が高いうちにフロート弁が弁シ
ート部に着座する。
【0011】請求項2のフロート弁装置においては、大
用洗浄方向にハンドルを回すと、第1のアームのみが回
転し、フロート弁が引き上げられる。空気弁は閉弁した
ままである。このときのフロート弁の作動は従来のもの
と同一であり、ロータンク内の大部分の水が便器に流出
する。
【0012】小用洗浄方向にハンドルを回すと、第1及
び第2のアームの双方が回転し、フロート弁が引き上げ
られると共に空気弁が開弁する。この後のフロート弁の
作動は上記請求項1の場合と同一であり、ハンドルから
手を離してもしばらくはフロート弁は離座しており、ロ
ータンク内の水位が低下してくるとフロート弁が弁シー
ト部に着座する。このときの水位は、大用洗浄後の水位
よりも高い。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は第1実施例に係るフロート弁装置の縦断面
図、第2,3図はその作動説明図、第4図はハンドルの
構成図である。
【0014】このフロート弁装置10は、弁座部材12
と、フロート弁14と、エアボックス16と、空気弁1
8とから主として構成されている。弁座部材12は、ロ
ータンク20の底部の流出孔22に挿通された取付筒2
4と、該取付筒24の上部に環状に周設された上向きテ
ーパ状の弁シート部26と、オーバーフロー管28の取
付部30と、取付筒24内に配置されたボス部32及び
該ボス部32を支えるスポーク34とを備えている。
【0015】取付筒24の外周に雄ネジが刻設されてお
り、三角パッキン36を介してナット38を締め込むこ
とによりフロート弁装置10がロータンク20に固定さ
れる。
【0016】フロート弁14は、略球殻形状のものであ
り、下端部には下向きに開放する開口40が設けられて
いる。フロート弁14の上部にはエアボックス16のカ
ラム42の取付孔44が設けられている。
【0017】エアボックス16は釣鐘状のアウタシェル
46と、該アウタシェル46と一体であり、該アウタシ
ェル46の軸心部を上下方向に延在する前記カラム42
と、該カラム42の下端から張り出された爪部48と、
該カラム42の下端から垂設されたガイドロッド50及
び該ガイドロッド50から分岐した回り止めロッド52
とを備えている。
【0018】このカラム42の下端をフロート弁14の
取付孔44に挿入し、爪部48を取付孔44の周縁部に
係止させることによりエアボックス16がフロート弁1
4に固定され、両者が一体化されている。
【0019】なお、取付筒24内のボス部32には上下
方向に貫通する孔が設けられており、ガイドロッド50
が上下動自在に挿通されている。スポーク34は、3
本、周方向に120°間隔にて配設され、スポーク3
4,34間に回り止めロッド52が挿通されている。こ
れにより、エアボックス16及びフロート弁14の軸心
(ガイドロッド50)回りの周回回転が阻止され、第
1,第2チェーン54,56の絡み合いが防止されてい
る。
【0020】第1チェーン54は、エアボックス16の
上端のチェーン連結部58に結び付けられ、第2チェー
ン56は空気弁18の先端側に結び付けられている。
【0021】空気弁18は板状のものであり、基端側に
設けられた枢軸部60がアウタシェル46の上端の軸支
部62に枢支されている。図示はしないが、この枢軸部
60にバネが巻装されており、空気弁18を閉弁方向に
付勢している。
【0022】空気弁18には枢軸部60よりも後方に延
出したストッパ部64が設けられている。このストッパ
部64は、空気弁18が開放方向に回動した際にアウタ
シェル46の上面に当接し、空気弁18のそれ以上の回
動を阻止する。
【0023】前記オーバーフロー管28には、フロート
弁14の浮き上り防止用のストッパ66が取り付けられ
ている。
【0024】第4図はこのフロート弁装置を備えたロー
タンク20の上部に設置される手動ハンドル70の構成
図である。
【0025】この手動ハンドル70は、外周面に雄ネジ
が刻設された筒部72を有したハンドルブロック74
と、この筒部72に挿通されたシャフト76と、該シャ
フト76の先端からL字形に折曲されて下方に延在する
第1アーム78と、該シャフト76に対し上部が回転可
能に装着されている第2アーム80と、該シャフト76
の後端に固着されたハンドルレバー82とを備えてい
る。
【0026】このハンドルブロック74の筒部72をロ
ータンク20の上部のハンドル取付孔(図示略)に挿入
し、該筒部72にナット(図示略)を締め込むことによ
り、ハンドルブロック74がロータンク20に固定され
る。なお、ハンドルブロック74には四角形状の凸部7
4aが設けられ、四角形状の取付孔に該凸部74aが挿
入されることにより、ハンドルレバー82の回転操作時
におけるハンドルブロック74の共回りが防止されてい
る。
【0027】第1アーム78に対し前記第1チェーン5
4が接続され、第2アーム80に対し第2チェーン56
が接続される。
【0028】第4図(b)に示すように、第2アーム8
0の上部にはシャフト76の挿通孔83が設けられてお
り、この挿通孔83の内周面には円弧状の凹部84が設
けられている。シャフト76の外周面からは突起86が
突設されており、該突起86が凹部84の一方の端面8
4aに当接している。
【0029】シャフト76が第4図(b)において時計
回り方向にハンドルレバー82によって回転される場
合、突起86が凹部84の端部84aを押すことによ
り、第2アーム80がシャフト76と共回りする。この
時計回り方向が小用洗浄方向となっている。
【0030】シャフト76が第4図(b)の反時計回り
方向に回転される場合、突起86は凹部84内を移動
し、第2アーム80は停止している。この反時計回り方
向が大用洗浄方向となっている。
【0031】なお、前記第1アーム78はシャフト76
と一体のものであるから、シャフト76が回転するとき
には第1アーム78は必ず回転する。第1アーム78、
第2アーム80の回転により、第1チェーン54、第2
チェーン56がそれぞれ引き上げられる。
【0032】このように構成されたフロート弁装置10
の作動について次に説明する。第1図はフロート弁14
が弁シート部26に着座し、ロータンク20内にほぼ満
水状態となるまで水が貯えられた状態を示している。こ
の状態においては、フロート弁14内の水は全て開口4
0を通して流出しており、フロート弁14内は空となっ
ている。
【0033】ハンドルレバー82を大用洗浄方向に回転
させると、シャフト76及び第1アーム78が回転し、
第1チェーン54が引き上げられ、第2図の如くフロー
ト弁14が引き上げられる。フロート弁14は、弁シー
ト部26から離反され、その浮力によりストッパ66に
当接するまで浮上する。フロート弁14が弁シート部2
6から離座することにより、ロータンク20内の水が取
付筒24を介して便器に向って流出する。ロータンク2
0内の水位が低下してくると、やがてフロート弁14が
弁シート部26に着座し、水の流出が停止する。
【0034】ところで、この大用洗浄操作した場合、第
2アーム80は回転しないため、空気弁18は引き上げ
られず、フロート弁14内に水が流入しない。このた
め、フロート弁14は大きな浮力を有しており、ロータ
ンク20内の水位が第1,2図の大用洗浄時停止水位に
なるまでロータンク20内の水が流出する。
【0035】このように、大用洗浄操作を行なった場
合、ロータンク20内の水の大部分が便器に向って流出
する。
【0036】ハンドルレバー82を小用洗浄方向に回転
させると、第1アーム78及び第2アーム80の双方が
回転する。この手動ハンドル70は、小用洗浄方向への
回動範囲が大用洗浄方向への回動範囲とほぼ等しくなっ
ている。このため、この小用洗浄方向への回転により、
第1アーム78によってフロート弁14が引き上げら
れ、該フロート弁14はストッパ66に当接するまで浮
上する。また、第2アーム80によって空気弁18が引
き上げられて開弁することにより、カラム42を通って
フロート弁14内に水が流入する。この水は、フロート
弁14内の水位がカラム42の下端に達するまで流入す
る。
【0037】このようにフロート弁14内に水が流入す
ると、フロート弁14の浮力が小さなものとなる。この
ため、ロータンク20内の水位が第1,3図の小用洗浄
時停止水位にまで達した段階でフロート弁14が弁シー
ト部26に着座し、ロータンク20からの水の流出が停
止する。フロート弁14が弁シート部26に着座する
と、フロート弁14内に入り込んでいた水は開口40を
介して取付筒24内に流出し、フロート弁14内が再び
空となる。
【0038】このように、本実施例では、ハンドルレバ
ー82を小用洗浄方向に回転させた後に手を離しても、
フロート弁14は浮上しており、ロータンク20からの
水の流出が継続する。
【0039】なお、使用者がハンドルレバー82から手
を離すと、空気弁18はカラム42の上端に被さった閉
弁状態をとる。そのため、フロート弁14が弁シート部
26に着座した状態にあっては、カラム42内への水の
流入はなく、フロート弁14内が空になる。
【0040】ハンドルレバー82として、寒冷地仕様の
もの(ハンドルレバー82を開弁方向に回した状態でロ
ックする機構を有するもの)を用い、フロート弁14を
弁シート部26に着座させたままで空気弁18のみを開
放させ得るようにチェーン54,56の長さを調節して
おくことにより、カラム42を介してロータンク20内
の水を少量ずつ連続して便器に流出させることが可能で
ある。このように、少量の水を連続的に便器に流すこと
により、水の凍結を防止することができる。
【0041】本実施例においては、第2,3図に示す如
く、フロート弁14がストッパ66に当接するまで浮上
した場合においても、回り止めロッド52がスポーク3
4,34間に入り込んでいる。従って、フロート弁14
のガイドロッド50回りの回転が常に阻止されており、
チェーン54,56同志の絡まりが防止される。
【0042】第5図は本発明の第2実施例に係るフロー
ト弁装置10Aの構成を示す縦断面図である。本実施例
では、カラム42の下端に雄ネジが刻設され、このカラ
ム42下端にナット88が締め込まれている。前記ガイ
ドロッド50及び回り止めロッド52は該ナット88に
固着されている。その他の構成は第1実施例と同一であ
る。
【0043】本実施例にあっては、ナット88のカラム
42への締め込み深さを調節することにより、エアボッ
クス16の上下位置を調節することができる。
【0044】第6図は本発明の第3実施例に係るフロー
ト弁装置90の縦断面図、第7図及び第8図はその作動
説明図である。
【0045】本実施例では、フロート弁14に空気弁9
2が設けられている。この空気弁92は、フロート弁1
4に対し上方から差し込まれた弁筒94と、該弁筒94
の上端に着座する上下動可能な弁体96と、該弁体96
から垂設され、弁筒94内を通り抜けているピン98
と、該ピン98の下端に固着されたプレート100と、
該プレート100と弁筒94の下端との間に介在された
圧縮コイルバネ102とを備えている。
【0046】前記ガイドロッド50はフロート弁14内
の上面部分に螺着されている。このガイドロッド50か
ら回り止めロッド52が分岐している。
【0047】本実施例では、エアボックス16が省略さ
れ、第1チェーン54がフロート弁14に直接に接続さ
れ、第2チェーン56が弁体96に接続されている。第
1チェーン54は手動ハンドル70(第6図では図示
略)の第1アーム78に接続され、第2チェーン56は
第2アーム80に接続されている。その他の構成は前記
第1実施例と同様であり、同一符号は同一部分を示して
いる。
【0048】このように構成されたフロート弁装置90
において、ハンドルレバー82を大用洗浄方向に回転さ
せると、第7図に示すように、第1チェーン54のみが
引き上げられ、フロート弁14がストッパ66に当接す
るまで浮上する。この場合、弁体96は弁筒94の上端
に着座しており、フロート弁14内に水は流入しない。
このため、フロート弁14の浮力が十分に大きく、ロー
タンク20内の水位が大用洗浄時停止水位に低下するま
でロータンク20から水の流出が継続する。
【0049】ロータンク20内の水位がこの大用洗浄時
停止水位にまで達すると、フロート弁14は弁シート部
26に着座し、第6図に示す状態に復帰する。
【0050】ハンドルレバー82を小用洗浄方向に回転
させると、第8図に示す如く、フロート弁14がストッ
パ66に当接するまで浮上すると共に、弁体96が第2
チェーン56によって引き上げられ、弁筒94の上端か
ら離反する。これにより、弁筒94を介してフロート弁
14内に水が流入する。この水は、フロート弁14内の
水位が弁筒94の下端に達するまで流入する。
【0051】このようにフロート弁14内に水が流入す
ることにより、フロート弁14の浮力が小さくなる。従
って、ロータンク20内の水位が小用洗浄時停止水位に
まで達すると、フロート弁14が弁シート部26に着座
し、ロータンク20からの水の流出が停止する。なお、
ハンドルレバー82を小用洗浄方向に回転操作した後、
手を離すと、弁体96はバネ102の付勢力により弁筒
94の上端に着座する。
【0052】本実施例においても、ハンドルレバー82
を小用洗浄方向に回転操作した後該ハンドルレバー82
から手を離しても、ロータンク20からは小用洗浄時停
止水位になるまで水が便器に供給されることになる。こ
の小用洗浄時停止水位は、大用洗浄時停止水位よりも高
いから、小用洗浄時の流出水量は大用洗浄時の流出水量
よりも少ない。
【0053】なお、本実施例においても、手動ハンドル
として寒冷地仕様のものを用い、フロート弁14を弁シ
ート部26に着座させたままで弁体96を引き上げ、ロ
ータンク20内の水を少量ずつ連続的に便器に流出さ
せ、水の凍結を防止することが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上の通り、本発明のフロート弁装置に
よると、小用洗浄操作する場合でもハンドルを連続して
手で押えておくことが不要であり、きわめて便利であ
る。なお、小用洗浄操作時にはフロート弁内に水が流入
してフロート弁の浮力が小さくなるため、大用洗浄操作
時に比べ早期にフロート弁が弁座部材に着座するように
なり、小用洗浄時の流出水量は大用洗浄時に比べ少ない
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るフロート弁装置の縦断面図で
ある。
【図2】第1実施例の作動説明図である。
【図3】第1実施例の作動説明図である。
【図4】手動ハンドルの構成図であり、(a)図は斜視
図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図であ
る。
【図5】第2実施例に係るフロート弁装置の断面図であ
る。
【図6】第3実施例に係るフロート弁装置の断面図であ
る。
【図7】第3実施例の作動説明図である。
【図8】第3実施例の作動説明図である。
【符号の説明】
10,10A,90 フロート弁装置 12 弁座部材 14 フロート弁 16 エアボックス 18 空気弁 20 ロータンク 26 弁シート部 54 第1チェーン 56 第2チェーン 70 手動ハンドル 76 シャフト 78 第1アーム 80 第2アーム 92 空気弁 94 弁筒 96 弁体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクの底面の流出孔に装着される略筒
    状の弁座部材と、 該弁座部材の上端部に設けられた環状の弁シート部と、 中空であり、該弁シート部に着座したときに該弁シート
    部よりも内側となる部分が下方に向って開放しているフ
    ロート弁と、 該フロート弁に連結されており、タンク小用洗浄操作又
    はタンク大用洗浄操作されたときに該フロート弁を引き
    上げるフロート弁引上装置と、を備えてなるフロート弁
    装置において、 該フロート弁に、上方に引き上げられることにより開弁
    され、該フロート弁内の一部の空気を排出する空気弁を
    設け、 前記フロート弁引上装置がタンク小用洗浄操作されたと
    きに該空気弁を開弁させるように該空気弁とフロート弁
    引上装置とを連結したことを特徴とするフロート弁装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記引上装置はロー
    タンクに設けられた手動ハンドルであり、 該ハンドルは、シャフトと、該シャフトと一体の第1の
    アームと、該シャフトが小用洗浄方向に回転するときに
    は該シャフトと共回りし大用洗浄方向に回転するときに
    は停止するように該シャフトに嵌合された第2のアーム
    とを備えており、 該第1のアームと前記フロート弁の上部とが第1の索状
    体で連結され、 該第2のアームと前記空気弁とが第2の索状体で連結さ
    れていることを特徴とするフロート弁装置。
JP27113494A 1994-11-04 1994-11-04 フロート弁装置 Pending JPH08134979A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023110607A (ja) * 2022-01-28 2023-08-09 Toto株式会社 排水弁装置、洗浄水タンク装置、及び、水洗大便器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023110607A (ja) * 2022-01-28 2023-08-09 Toto株式会社 排水弁装置、洗浄水タンク装置、及び、水洗大便器

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