JPH0813482B2 - 閉栓部材及びその射出成形法 - Google Patents
閉栓部材及びその射出成形法Info
- Publication number
- JPH0813482B2 JPH0813482B2 JP63080969A JP8096988A JPH0813482B2 JP H0813482 B2 JPH0813482 B2 JP H0813482B2 JP 63080969 A JP63080969 A JP 63080969A JP 8096988 A JP8096988 A JP 8096988A JP H0813482 B2 JPH0813482 B2 JP H0813482B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle mouth
- injection molding
- foaming
- top surface
- mold
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- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、閉栓部材とその射出成形法に関し、特に、
閉栓部材の一部分のみを発泡成形したものに関する。
閉栓部材の一部分のみを発泡成形したものに関する。
（ロ）従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 揮発性若しくは分解性発泡剤を添加して、或はガスを
添加して発泡した発泡樹脂は、断熱、弾性等の諸性質を
利用するために広く用いられている。
添加して発泡した発泡樹脂は、断熱、弾性等の諸性質を
利用するために広く用いられている。
しかし、これらの発泡樹脂は、例えば、カップヌード
ルの容器、押出し成形シート、梱包用パッキング等にみ
られるように、その全体が発泡されて剛性を欠き、剛性
を必要とする製品には使用できない。
ルの容器、押出し成形シート、梱包用パッキング等にみ
られるように、その全体が発泡されて剛性を欠き、剛性
を必要とする製品には使用できない。
従って、例えば、剛性を必要とする瓶口の閉栓部材の
場合は、未発泡樹脂で閉栓部材本体を形成し、シール部
に別体のゴム製パッキングや発泡パッキングを装着して
使用しなければならない。しかしながら、閉栓部材にパ
ッキングを装着することは工程の追加となり、閉栓部材
本体にパッキング機能を具備させることが望ましい。
場合は、未発泡樹脂で閉栓部材本体を形成し、シール部
に別体のゴム製パッキングや発泡パッキングを装着して
使用しなければならない。しかしながら、閉栓部材にパ
ッキングを装着することは工程の追加となり、閉栓部材
本体にパッキング機能を具備させることが望ましい。
本発明者は、前記のような問題点を解消するために、
本発明を開発したものである。
本発明を開発したものである。
（ハ）問題点を解決するための手段 本発明は、瓶口の閉栓部材であり、この閉栓部材は射
出成形により形成され、射出成形時に閉栓部材本体と一
体的に発泡部が形成され、前記発泡部が閉栓部材の瓶口
とのシール部に設けられている閉栓部材に関する。
出成形により形成され、射出成形時に閉栓部材本体と一
体的に発泡部が形成され、前記発泡部が閉栓部材の瓶口
とのシール部に設けられている閉栓部材に関する。
本発明の瓶口の閉栓部材は、分解性発泡剤が混入され
た溶融樹脂を金型のキャビティに高圧で射出し、熱分解
発泡温度に冷却する過程で発泡を必要とする箇所の金型
パーツ部分を作動して機械的減圧空間を形成し、前記減
圧空間内で樹脂を発泡させる、瓶口とのシール部を発泡
した瓶口の閉栓部材の射出成形法であり、機械的減圧空
間を形成する金型パーツ部分の冷却を緩め或は加熱し、
前記金型パーツ部分以外の金型を冷却する射出成形法に
より成形される。
た溶融樹脂を金型のキャビティに高圧で射出し、熱分解
発泡温度に冷却する過程で発泡を必要とする箇所の金型
パーツ部分を作動して機械的減圧空間を形成し、前記減
圧空間内で樹脂を発泡させる、瓶口とのシール部を発泡
した瓶口の閉栓部材の射出成形法であり、機械的減圧空
間を形成する金型パーツ部分の冷却を緩め或は加熱し、
前記金型パーツ部分以外の金型を冷却する射出成形法に
より成形される。
本発明では、発泡の程度は減圧空間の形成の程度、温
度条件、発泡剤の含有量等の調整によって適宜変えるこ
とができる。又、減圧空間を形成する箇所の選定又は調
整によって発泡箇所を適宜設定することができる。
度条件、発泡剤の含有量等の調整によって適宜変えるこ
とができる。又、減圧空間を形成する箇所の選定又は調
整によって発泡箇所を適宜設定することができる。
本発明の成形品の樹脂として、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン等射出成形の可能な樹脂が使用
できる。
ロピレン、ポリスチレン等射出成形の可能な樹脂が使用
できる。
上記のような閉栓部材は、発泡樹脂の特性を閉栓部材
のシール部に適用できるものであり、例えば以下のもの
が例示される。
のシール部に適用できるものであり、例えば以下のもの
が例示される。
閉栓部材が瓶口の外蓋であり、発泡部が瓶口頂面との
シール部を含む外蓋の天面部の裏側の大部分を占める閉
栓部材。
シール部を含む外蓋の天面部の裏側の大部分を占める閉
栓部材。
閉栓部材が瓶口の外蓋であり、発泡部が外蓋の天面部
の裏側の瓶口頂面とのシール部に環状に設けられている
閉栓部材。
の裏側の瓶口頂面とのシール部に環状に設けられている
閉栓部材。
閉栓部材が瓶口の中栓であり、この中栓は瓶口の内周
面を圧接シールする筒状中足を有しており、発泡部がこ
の筒状中足に設けられている閉栓部材。
面を圧接シールする筒状中足を有しており、発泡部がこ
の筒状中足に設けられている閉栓部材。
（ニ）作用及び効果 本発明による閉栓部材は、部分的に発泡されており、
又、その発泡の程度も適宜調整されるので、未発泡部分
は剛性を具備して保形性に秀れ、且つ発泡樹脂の諸特性
も利用できる。
又、その発泡の程度も適宜調整されるので、未発泡部分
は剛性を具備して保形性に秀れ、且つ発泡樹脂の諸特性
も利用できる。
即ち、シール部が射出成形時に発泡された瓶口の閉栓
部材であるので、その外表面や瓶口との装着部等は剛性
を有し閉栓部材としての機能を充分に果し、且つ別体の
パッキングを使用しなくてもシール性も付与できる。
部材であるので、その外表面や瓶口との装着部等は剛性
を有し閉栓部材としての機能を充分に果し、且つ別体の
パッキングを使用しなくてもシール性も付与できる。
（ホ）実施例 第１図は、本発明の第１実施例の瓶口の閉栓部材を示
し、第２図及び第３図はこれの射出成形法を示す。
し、第２図及び第３図はこれの射出成形法を示す。
第１図に示されるように、第１実施例の閉栓部材は、
瓶口の閉栓部材であり、この閉栓部材は射出成形により
形成され、射出成形時に閉栓部材本体と一体的に発泡部
が形成され、前記発泡部が閉栓部材の瓶口とのシール部
に設けられている。即ち、この閉栓部材は瓶口の外蓋１
であり、天面部２の裏側の大部分が発泡されている。こ
の発泡部３は、分解性発泡剤が混入された溶融樹脂をゲ
ート４から金型５のキャビティ６に高圧で射出し、これ
を熱分解発泡温度に冷却する過程で、天面部２の裏側の
発泡を必要とする箇所を形成する中コア７を、油圧、空
圧等の流体圧シリンダを作動させて引いて（第３図）、
機械的減圧空間を形成し、樹脂を前記減圧空間内を満た
すように発泡させて、当該部分を発泡部３にする。キャ
ビティ６内への注入時に、樹脂の種類によって変るが例
えば約200℃であった溶融樹脂は、冷却の過程で、冷却
を緩めた或は図のようにヒータ９で加熱した中コア７に
より、発泡剤の発泡可能温度である例えば100〜180℃に
機械的減圧空間を満たすまで保たれ、一方その他のキャ
ビティ６の構成部分であるキャビティプレート10や外コ
ア11は冷却されており、これと接触する樹脂が速やかに
発泡温度を経過して未発泡状態のまま固化できるように
冷却する。12は、ストリッパーリングである。
瓶口の閉栓部材であり、この閉栓部材は射出成形により
形成され、射出成形時に閉栓部材本体と一体的に発泡部
が形成され、前記発泡部が閉栓部材の瓶口とのシール部
に設けられている。即ち、この閉栓部材は瓶口の外蓋１
であり、天面部２の裏側の大部分が発泡されている。こ
の発泡部３は、分解性発泡剤が混入された溶融樹脂をゲ
ート４から金型５のキャビティ６に高圧で射出し、これ
を熱分解発泡温度に冷却する過程で、天面部２の裏側の
発泡を必要とする箇所を形成する中コア７を、油圧、空
圧等の流体圧シリンダを作動させて引いて（第３図）、
機械的減圧空間を形成し、樹脂を前記減圧空間内を満た
すように発泡させて、当該部分を発泡部３にする。キャ
ビティ６内への注入時に、樹脂の種類によって変るが例
えば約200℃であった溶融樹脂は、冷却の過程で、冷却
を緩めた或は図のようにヒータ９で加熱した中コア７に
より、発泡剤の発泡可能温度である例えば100〜180℃に
機械的減圧空間を満たすまで保たれ、一方その他のキャ
ビティ６の構成部分であるキャビティプレート10や外コ
ア11は冷却されており、これと接触する樹脂が速やかに
発泡温度を経過して未発泡状態のまま固化できるように
冷却する。12は、ストリッパーリングである。
このようにして成形された第１実施例の閉栓部材は、
未発泡部分である外表面等は閉栓部材として必要な剛性
を具備し、発泡部３は瓶口の頂面が圧接するとこれをシ
ールする。
未発泡部分である外表面等は閉栓部材として必要な剛性
を具備し、発泡部３は瓶口の頂面が圧接するとこれをシ
ールする。
第４図及び第５図は、本発明の第２実施例と第３実施
例をそれぞれ示す。
例をそれぞれ示す。
第２実施例の閉栓部材は、瓶口の外蓋21で、その天面
部の裏側の瓶口の頂面の当接シール部のみが発泡され、
環状の発泡部23が形成されている。
部の裏側の瓶口の頂面の当接シール部のみが発泡され、
環状の発泡部23が形成されている。
第３実施例の閉栓部材は、容器の中栓31で、瓶口34の
内周面を圧接シールする筒状中足33のみが発泡されてい
る。第５図中、35はスコア、36はスコアの引きちぎり用
リング、37は瓶口の外表面の嵌合部である。
内周面を圧接シールする筒状中足33のみが発泡されてい
る。第５図中、35はスコア、36はスコアの引きちぎり用
リング、37は瓶口の外表面の嵌合部である。
第１図は本発明の第１実施例の閉栓部材の断面図、第２
図及び第３図は第１実施例の閉栓部材を射出成形する工
程を示す断面図、第４図は第２実施例の閉栓部材の断面
図、第５図は第３実施例の閉栓部材の断面図である。 1,21,31……閉栓部材、２……天面、3,23,33,……発泡
部、６……キャビティ。
図及び第３図は第１実施例の閉栓部材を射出成形する工
程を示す断面図、第４図は第２実施例の閉栓部材の断面
図、第５図は第３実施例の閉栓部材の断面図である。 1,21,31……閉栓部材、２……天面、3,23,33,……発泡
部、６……キャビティ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 105:04 Ｂ２９Ｌ 9:00 31:56
Claims (5)
- 【請求項１】瓶口の閉栓部材であり、この閉栓部材は射
出成形により形成され、射出成形時に閉栓部材本体と一
体的に発泡部が形成され、前記発泡部が閉栓部材の瓶口
とのシール部に設けられている閉栓部材。 - 【請求項２】閉栓部材が瓶口の外蓋であり、発泡部が瓶
口頂面とのシール部を含む外蓋の天面部の裏側の大部分
を占める請求項１に記載の閉栓部材。 - 【請求項３】閉栓部材が瓶口の外蓋であり、発泡部が外
蓋の天面部の裏側の瓶口頂面とのシール部に環状に設け
られている請求項１に記載の閉栓部材。 - 【請求項４】閉栓部材が瓶口の中栓であり、この中栓は
瓶口の内周面を圧接シールする筒状中足を有しており、
発泡部がこの筒状中足に設けられている請求項１に記載
の閉栓部材。 - 【請求項５】分解性発泡剤が混入された溶融樹脂を金型
のキャビティに高圧で射出し、熱分解発泡温度に冷却す
る過程で発泡を必要とする箇所の金型パーツ部分を作動
して機械的減圧空間を形成し、前記減圧空間内で樹脂を
発泡させる、瓶口とのシール部を発泡した瓶口の閉栓部
材の射出成形法であり、機械的減圧空間を形成する金型
パーツ部分の冷却を緩め或は加熱し、前記金型パーツ部
分以外の金型を冷却する射出成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63080969A JPH0813482B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 閉栓部材及びその射出成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63080969A JPH0813482B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 閉栓部材及びその射出成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01253432A JPH01253432A (ja) | 1989-10-09 |
| JPH0813482B2 true JPH0813482B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=13733343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63080969A Expired - Lifetime JPH0813482B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 閉栓部材及びその射出成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0813482B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5233216B2 (ja) * | 2007-09-14 | 2013-07-10 | マツダ株式会社 | 発泡樹脂成形品の成形方法及び成形装置 |
| KR101311245B1 (ko) * | 2012-02-14 | 2013-09-25 | 문승자 | 속지 일체형 화장품 용기뚜껑의 성형방법 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50117864A (ja) * | 1974-03-01 | 1975-09-16 | ||
| US3987216A (en) * | 1975-12-31 | 1976-10-19 | International Business Machines Corporation | Method of forming schottky barrier junctions having improved barrier height |
| JPS582376A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-07 | Nitsusen Kagaku Kogyo Kk | シ−ル部材及びその製法 |
| JPS61244514A (ja) * | 1985-04-23 | 1986-10-30 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 発泡成形品の製造方法 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP63080969A patent/JPH0813482B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01253432A (ja) | 1989-10-09 |
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Legal Events
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