JPH01253432A

JPH01253432A - 閉栓部材及びその射出成形法

Info

Publication number: JPH01253432A
Application number: JP63080969A
Authority: JP
Inventors: Tadayoshi Takashima; 忠義高島
Original assignee: Yamamura Glass KK
Current assignee: Yamamura Glass KK
Priority date: 1988-03-31
Filing date: 1988-03-31
Publication date: 1989-10-09
Anticipated expiration: 2011-02-14
Also published as: JPH0813482B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、射出成形品とその製造法に関し、特に、射出
成形品の一部分のみを発泡成形した射出成形品に関する
。

（ロ）従来の技術及び発明が解決しようとする問題点揮発性若しくは分解性発泡剤を添加して、或はガスを添
加して発泡した発泡樹脂は、断熱、弾性等の諸性質を利
用するために広く用いられている。

しかし、これらの発泡樹脂は、例えば、カップヌードル
の容器、押出し成形シート、梱包用パッキング等にみら
れるように、その全体が発泡されて則１生を欠き、剛性
を必要とする製品には使用できない。

従って、例えば、剛１生を必要とする包装用容器の益の
場合は、未発泡樹脂で蓋本体を形成し、シール部に別体
のゴム製パッキングや発泡パッキングを装着して使用し
な（プればならない。しかしながら、益にパッキングを
装着することは工稈の追加となり、蓋本体にパッキング
洩能を具漏させる口とか望ましい。

又、カップヌードルの容器や梱包用パッキングのような
全体発泡のものに於いても、前者は熱湯を入れた後の保
形性に難があり、後者も衝撃による破１１防止のために
ダンボール箱等の中詰としてしか使用できない。

このように、発泡成形品が、従来例のように全体発泡成
形品の場合、用途が限定される或は使い勝手が悪い等の
問題があった。

本発明者は、前記のような問題点を解消するために、本
発明を開発したものである。

（ハ）問題点を解決するための手段本発明は、所望箇所のみを発泡した射出成形品に関し、
分解性発泡剤が混入された溶融樹脂を金型のキャビティ
に高圧で射出し、熱分解発泡温度に冷却する過程で発泡
を必要とする箇所の金型パーツ部分を作動し・て機械的
減圧空間を形成し、前記減圧空間内で樹脂を発泡させて
成形する。この時、機械的減圧空間を形成する金型パー
ツ部分の冷却を緩め或は加熱して減圧空間を満たすまで
発泡剤混入樹脂を発泡可能温度に保ち、前記金型パーツ
部分以外の金型を冷却して樹脂を未発泡のまま固化し成
形品に剛性を付与する。本発明では、発泡の程度は減圧
空間の形成の程度、温度条件、発泡剤の含有材等の調整
によって適宜変えることができる。又、減圧空間を形成
する箇所の選定又は調整によって発泡箇所を適宜設定す
ることかできる。

本発明の成形品の樹脂として、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン等射出成形の可能な樹脂が使用で
きる。

上記のような射出成形品は、発泡樹脂の特性である断熱
、弾性等の諸性質を利用したい製品の全てに適用できる
ものでおり、例えば以下のものが例示される。

（ａ）天面部の裏側のみを発泡した包装用容器の蓋。

（ｂ）天面部の裏側の容器口の頂面との当接位置のみを
環状に発泡した包装用容器の蓋。

（Ｃ）容器口の内表面を圧接する筒状中足のみを発泡し
た包装用容器の中栓。

（ｄ）内側のみを発泡したカップ等の包装用容器。

（ｅ）梱包物の当接位置又は内側のみを発泡した梱包用
パッキング。

（ニ）作用及び効果本発明による射出成形品は、部分的に発泡されており、
又、その発泡の程度も適宜調整されるので、未発泡部分
は剛性を具漏して保形Ｖ土に秀れ、且つ発泡樹脂の諸特
性も利用できるので、多様な用途に使用可能でおり、又
、本発明方法によればそのような成形品を成形できる。

即ち、シール部のみを発泡した包装用容器の蓋は、その
外表面や容器口部との装着部等は剛性を有し蓋としての
機能を充分に果し、且つ別体のパッキングを使用しなく
てもシール性も付与できる。

内側のみが発泡されたカップ等の包装用容器は、断熱性
を有すると共に、剛性を有する未発泡の外表面は保形性
に秀れ、熱湯等を注いでも形が崩れない。

梱包物の接触部又は内側のみが発泡している梱包用パッ
キングでは、梱包物を保護するクツション性を有すると
共に、剛性を有する未発泡の外表面は保形性に秀れ、例
えば、箱状にすればダンボ−ル箱等が不要になる。

（ホ）実施例第１図は、本発明の第１実施例の成形品を示し、第２図
及び第３図はこれの製造法を示す。

第１図に示されるように、第１実施例の射出成形品は、
包装用容器のＮ１てあり、天面部２の裏側のみが発泡さ
れた発泡成形品である。この発泡部３は、分解［１発泡
剤が混入された溶融樹脂をゲート４から金型５のキャビ
ティ６に高圧で射出し、これを熱分解発泡温度に冷却す
る過程で、天面部２の裏ｆｆ１ｌ＋の発泡を必要とする
箇所を形成する中コア７を、油圧、空圧等の流体圧シリ
ンダを作動させて引いて（第３図）、機械的減圧空間を
形成し、樹脂を前記減圧空間内を満たすように発泡させ
て、当該部分を発泡部３にする。キャビティ６内への注
入時に、樹脂の種類によって変るが例えば約２ｏｏ’ｃ
で必った溶融樹脂は、冷却の過程で、冷却を緩めた或は
図のようにヒータ９で加熱した中コア７により、発泡剤
の発泡可能温度である例えば１００〜１８０’Ｃに機械
的減圧空間を満たすまで保たれ、一方その他のキャビテ
ィ６の構成部分であるキャビティプレート１０や外コア
１１は冷却されており、これと接触する樹脂が速やかに
発泡温度を経過して未発泡状態のまま同化できるように
冷却する。１２は、ストリッパーリングである。

このようにして成形された第１実施例の蓋は、未発泡部
分である外表面等は蓋として必要な剛：生を具備し、発
泡部３は容器口部の頂面が圧接するとこれをシールする
。

第４図及び第５図は、本発明の第２実施例と第３実施例
をそれぞれ示す。第２実施例は、若２１で、容器口部の
頂面の当接位置のみか発泡され、環状の発泡部２３が形
成されている。第３実施例は、容器の中栓３１で、容器
口部３４の内周面を圧接する筒状中足３３のみが発泡さ
れている。第５図中、３５はスコア、３６はスコアの引
きちぎり用リング、３７は容器口部の外表面の嵌合部で
ある。

第６図は、本発明の第４実施例のカップヌードル等のカ
ップ４１の製造法を示し、この第４実施例では、ゲート
４２より分解性発泡剤が混入された溶融樹脂をキャビテ
ィ４６に圧入した後、単体のコア４４を引いて機械的減
圧空間を形成し、カップの内側全体を発泡して発泡部４
３を形成する。

その伯については第１実施例の製造法と同じであり、図
中、４５は二つ割りのストッパリングであり、カップの
口縁を形成し、カップ取出時には、後方に退避する。こ
の第４実施例のカップ４１は、内側のみが発泡して断熱
性を有し、且つ外面は未発泡で剛性を有するので保形性
も秀れる。

第７図は本発明の第５実施例を示す。この第５実施例は
、箱状に成形された梱包用パッキング５１であり、梱包
物（図示せず）を収納し梱包物と接触する内側のみに発
泡部５３を有し、外面は未発泡のまま固化されたもので
、クツション性と保形性に秀れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の蓋の断面図、第２図及び
第３図は第１実施例の蓋を製造する工程を示す断面図、
第４図は第２実施例の蓋の断面図、第５図は第３実施例
の中栓の断面図、第６図は第４実施例のカップの製造法
を示す断面図、第７図は第５実施例の梱包用パッキング
を示す斜視図である。１．２１．３１・・・・・・・・・蓋、２・・・・・・
・・・天面、３゜２３．３３，４３．５３・・・・・・
・・・発泡部、６，４６・・・・・・・・・キャビティ
。

Claims

【特許請求の範囲】（１）所望箇所のみを発泡した射出成形品。（２）天面部の裏側のみを発泡した包装用容器の蓋。（３）天面部の裏側の容器口の頂面との当接位置のみを
環状に発泡した包装用容器の蓋。（４）容器口の内表面
を圧接する筒状中足のみを発泡した包装用容器の中栓。（５）内側のみを発泡したカップ等の包装用容器。（６）梱包物の当接位置又は内側のみを発泡した梱包用
パッキング。（７）分解性発泡剤が混入された溶融樹脂を金型のキャ
ビティに高圧で射出し、熱分解発泡温度に冷却する過程
で発泡を必要とする箇所の金型パーツ部分を作動して機
械的減圧空間を形成し、前記減圧空間内で樹脂を発泡さ
せる、所望箇所のみを発泡した射出成形品の製造法。（８）機械的減圧空間を形成する金型パーツ部分の冷却
を緩め或は加熱し、前記金型パーツ部分以外の金型を冷
却する請求の範囲第（７）項に記載の製造法。