JPH08133155A - 二輪車用バンク角検出装置 - Google Patents

二輪車用バンク角検出装置

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JPH08133155A
JPH08133155A JP6304264A JP30426494A JPH08133155A JP H08133155 A JPH08133155 A JP H08133155A JP 6304264 A JP6304264 A JP 6304264A JP 30426494 A JP30426494 A JP 30426494A JP H08133155 A JPH08133155 A JP H08133155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transducer
bank angle
transducers
road surface
ultrasonic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6304264A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Mishima
正樹 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH08133155A publication Critical patent/JPH08133155A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J45/00Electrical equipment arrangements specially adapted for use as accessories on cycles, not otherwise provided for
    • B62J45/40Sensor arrangements; Mounting thereof
    • B62J45/41Sensor arrangements; Mounting thereof characterised by the type of sensor
    • B62J45/415Inclination sensors
    • B62J45/4151Inclination sensors for sensing lateral inclination of the cycle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で精度良くバンク角を検出するこ
と。 【構成】 路面へ超音波を送信すると共に当該路面から
の反射波をそれぞれ受信する複数のトランスデューサT
1〜Tnと、これらトランスデューサT1〜Tnを当該超音
波の送受信時間に対応した間隔で走査する走査手段1
と、複数のトランスデューサT1〜Tnがそれぞれ受信し
た反射波の強度を計測するコンパレータ2と、複数のト
ランスデューサT1〜Tnのそれぞれの反射波の強度差に
基づいてバンク角を検出するバンク角演算部3とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二輪車用バンク角検出
装置に係り、特に、コーナリング中の車体の傾き(バン
ク角)を検出する二輪車用バンク角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トランスデューサを傾き方向に揺動しな
がら超音波を発射し、反射波が一番大きいところを検出
することでバンク角を検出する。このような構成は、例
えば、特開平1−297386号公報に記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例では、超音波トランスデューサを揺動させるための
設備が必要であり、しかも高精度で揺動させなくてはな
らないため装置が複雑で且つ高価なものなる、という不
都合があった。
【0004】また、1回の検出を行うためには、超音波
トランスデューサを1往復揺動させる時間が必要である
が、あまり速くすると反射波とトランスデューサの角度
が大きくなり検出が困難となる、という不都合があっ
た。
【0005】また、反射波の大きさを比較する回路の他
に、超音波トランスデューサの傾きを検出する回路が必
要になる、という不都合があった。
【0006】従って、簡易な構成で精度良くバンク角を
検出することができない、という不都合があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、簡易な構成で精度良くバンク角を検出す
ることのできる二輪車用バンク角検出装置を提供するこ
とを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決する手段】そこで、本発明では、路面へ超
音波を送信すると共に当該路面からの反射波をそれぞれ
受信する複数のトランスデューサと、これらトランスデ
ューサを当該超音波の送受信時間に対応した間隔で走査
する走査手段と、複数のトランスデューサがそれぞれ受
信した反射波の音圧を計測するコンパレータと、複数の
トランスデューサのそれぞれの当該音圧に基づいてバン
ク角を検出するバンク角演算部とを備えている。
【0009】しかも、超音波トランスデューサが、計測
しようとする最大のバンク角及び超音波トランスデュー
サの指向特性とに基づいた一定角度分の間隔を隔てて二
輪車下部の凸型曲面に設置された、という構成を採って
いる。これによって前述した目的を達成しようとするも
のである。
【0010】ここで、走査手段は、スイッチを用いたリ
ニアスキャンまたは電子的セクタスキャンを行うもので
ある。また、トランスデューサを複数備えていることか
ら、単一のトランスデューサを揺動することよって走査
するセクタスキャン方式のものはここでは除かれる。
【0011】
【作用】二輪車用バンク角検出装置では、複数のトラン
スデューサT1〜Tnは、路面へ超音波を送信すると共に
当該路面からの反射波をそれぞれ受信する。このとき、
超音波トランスデューサT1〜Tnは、計測しようとする
最大のバンク角及び超音波トランスデューサT1〜Tn
指向特性とに基づいた一定角度分の間隔を隔てて二輪車
下部の凸型曲面に設置されているため、バンク角0
[度]で二輪車が走行している場合には、最下部に設置
されたトランスデューサTxによって受信される反射波
が最大となる。
【0012】二輪車用バンク角検出装置の動作中、走査
手段は、トランスデューサT1〜Tnを当該超音波パルス
の送受信時間に対応した間隔で走査し、コンパレータ
は、このように走査された複数のトランスデューサT1
〜Tnがそれぞれ受信した反射波の強度を計測する。コ
ンパレータからの出力はバンク角演算部に入力され、バ
ンク角演算部では、当該複数のトランスデューサT1
nのそれぞれが受信した反射波の強度の差に基づいて
バンク角を検出する。
【0013】二輪車がその走行中にバンクすると、トラ
ンスデューサT1〜Tnは一定角度分の間隔を隔てて二輪
車下部の凸型曲面に沿って設置されているため、路面に
対して最下部となるトランスデューサはトランスデュー
サTxからトランスデューサTyへと変化する。バンク角
演算部では、これによって生じる反射波の強度の変化
と、予め与えられているトランスデューサT1〜Tn毎の
角度とからバンク角を検出する。
【0014】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は、本発明による二輪車用バンク角検
出装置の構成を示すブロック図である。二輪車用バンク
角検出装置は、路面へ超音波パルスを送信すると共に当
該路面からの反射波をそれぞれ受信する複数のトランス
デューサT1〜Tnと、これらトランスデューサT1〜Tn
を当該超音波の送受信時間に対応した間隔で走査する走
査手段1と、複数のトランスデューサT1〜Tnがそれぞ
れ受信した反射波の強度を計測するコンパレータ2と、
複数のトランスデューサT1〜Tnのそれぞれの反射波の
強度差に基づいてバンク角を検出するバンク角演算部3
とで構成されている。
【0016】図2は複数のトランスデューサT1〜Tn
らなるセンサ部10の構成を示す正面図であり、超音波
トランスデューサT1〜Tnは、計測しようとする最大の
バンク角及び超音波トランスデューサT1〜Tnの指向特
性とに基づいた一定角度分の間隔を隔てて二輪車下部の
凸型曲面に沿うように設置されている。
【0017】本実施例では、計測しようとする最大のバ
ンク角を左右50[度]づつとしている。また、超音波
の指向特性については、10[度]までを直線とみなす
こととした。従って、図2に示すように、左右100
[度]内に10[度]づつ11個のトランスデューサを
設置している。また、本実施例では、凸型曲面としては
正円の円周上に設置している。
【0018】このように、本実施例では、二輪車21の
車体下部のアンダーカウルに扇状に超音波トランスデュ
ーサを11個設置している。また、反射波が一番大きい
場所と二番目に大きい場所を検知して車体のバンク角を
検出している。これを詳細に説明する。
【0019】図3は本実施例によるバンク角検出装置が
設置された二輪車21の側面図である。図4はセンサ部
10の拡大図、図5は前方からみた拡大図である。
【0020】図6センサ部の形状を示す図であり、図6
(a)はその正面図で、図6(b)はその斜視図であ
る。トランスデューサは、φ11の円筒形のものを11
個扇状に配置する。扇の角度は二輪車の最大バンク角が
50[度]程度なので左右併せて110[度]としてい
る。扇の弧の長さは、トランスデューサ1個当たり15
[mm]として11個で165[mm]となる。従っ
て、扇の半径rは次式よりr=86[mm]とする。
【0021】2πr×(110/360)=165
【0022】図7はバンク角演算部3によるバンク角の
算出処理を説明するための図である。反射波の振幅が一
番大きいトランスデューサの番号をD1とし、二番目に
大きいトランスデューサの番号をD2とすると、バンク
角θは、トランスデューサTD 1とトランスデューサTD2
が設置された角度の間の大きさであることがわかる。即
ち、トランスデューサの設置角度は予め与えられている
ため、本実施例では、反射波の振幅が大きい二つのトラ
ンスデューサTD1,TD2を選び出し、トランスデューサ
D1またはTD2までの角度φを求める。次いで、このト
ランスデューサTD1,TD2が受信した反射波の強度の差
(比率d1:d2)を求め、当該比率によってトランスデ
ューサTD1からTD2までの角度の内、どの角度がバンク
角θなのかを算出している。
【0023】バンク角がトランスデューサTD1,TD2
間のどの角度であるかを決定するには、それぞれのトラ
ンスデューサTD1,TD2の反射波の大きさ(電圧)
1,V2の比から求める。但し、トランスデューサの指
向特性は0[度]から10[度]の間ではほぼ直線であ
るとみなす。
【0024】ここでは、二輪車の搭乗者からみて一番左
のトランスデューサT1(左に50[度])を基準とし
ている。そのため、一番右のトランスデューサTn(右に
50[度])は、11番目のトランスデューサでありT
11となる。
【0025】図7に示すように、トランスデューサの番
号が、D1>D2のとき、トランスデューサT1からみた
路面の角度は次式となる。
【0026】(D1−1[トランスデューサの数])×
10[度]−(V2/(V1+V2))×10[度]
【0027】D1は反射波の強度が一番大きいトランス
デューサの番号なので、図7に示した例ではD1=4,
2=3であるからD1−1=4−1=3となる。そのた
め、T1からTD1までの角度φは、φ=(D1−1)×1
0=30となる。さらに、TD1からTD2までの角度につ
いては電圧比で求めている。これを、基準を路面とする
ために50[度]を引くと、路面に対するバンクの角度
が算出される。従って、D1>D2のときのバンク角θは
次式で表される。
【0028】θ=(D1−1)×10−(V2/(V1
2))×10−50
【0029】但し、図7に示すように左側に傾いている
場合には角度に−(マイナス)の符号がつく。
【0030】また、D1<D2の場合は次式の通りとなる
(図8)。
【0031】θ=(D1−1)×10+(V2/(V1
2))×10−50
【0032】図9は本実施例によるバンク角検出装置の
詳細構成を示すブロック図である。ここでは、送信系と
して、超音波を送信して戻ってくるまでの時間(約0.
5[sec])ずらして順に切り換える走査手段として
のスイッチ1と、センサ部10を構成する11個のトラ
ンスデューサT1〜T11と、このトランスデューサT1
11に送る信号(バースト波)を生成するドライバ4
と、ドライバ4に併設され信号を送信するトランスデュ
ーサの番号をカウントするカウンタ5と、カウンタ5に
よって用いられるクロック6とを備えている。
【0033】さらに、受信系として、トランスデューサ
1〜T11が受信した反射波の音圧の圧電変換により生
じる受信信号の増幅を行うアンプ7と、当該アンプが固
定された増幅率で増幅した受信信号の受信信号の振幅の
大きさ(電圧)を計測するコンパレータ2と、このコン
パレータ2が出力した計測値からバンク角を算出するバ
ンク角算出部3とを備えている。ここでは、トランスデ
ューサの番号毎の基準位置からの設置角度は、バンク角
演算部8に併設されている記憶部8に格納されている。
【0034】また、本実施例では、算出したバンク角を
表示する表示部9と、バンク角を記憶しておく記憶部8
とを備えている。記憶部8は、当該バンク角を記憶する
部分のみを独立させ通常のレコーダとして構成しても良
い。また、表示部9は、バンク角検出装置が装着される
二輪車に設けても良いし、送受信手段を介してピット等
で表示するようにしても良い。
【0035】図10は送信処理工程を示すフローチャー
トである。
【0036】まず、カウンタ5をリセットし(ステップ
S1)、カウント値をクリアする。次に、クロック信号
を発生させる(ステップS2)。ここでは、トランスデ
ューサは11個であるので、カウンタ5の値が「11」
であれば(ステップS3)、ステップS1に戻りカウン
タの値を初期化する。
【0037】カウンタの値を「1」増加させ(ステップ
S4)、ドライバ4はバースト波を発信するよう制御す
る(ステップS5)。次いで、ドライバ4は、ステップ
S4で指定されたカウント値に基づいて(ステップS
6,S7)、トランスデューサTx(ここでは、xはカ
ウント値である)がバースト波を送信するようスイッチ
xをオンとする(ステップS9,S10)。このトラン
スデューサへのバースト波の送信は、カウント値が11
となるまで行われ、トランスデューサT11へのバースト
波送信が終了した後(ステップS11)、カウンタをリ
セットして(ステップS8)処理を戻す。
【0038】図10は受信処理工程を示すフローチャー
トである。
【0039】まず、カウンタをリセットする(ステップ
S20)。このカウンタは、バンク角演算部3がその内
部に備えているものである。また、バンク角算出のため
の変数であるD1,D2,V1,V2を初期化する。これら
各変数の定義は上述した通りである。
【0040】トランスデューサが反射波を受信すると
(ステップS23)、アンプ7は当該受信信号を一定の
増幅率で増幅する(ステップS24)。次いで、コンパ
レータ2は、受信信号の電圧をデジタル値に変換して
(ステップS25)、バンク角演算部3に出力する。バ
ンク角演算部3では、カウンタが「1」であれば、D1
に「1」を代入して(ステップS27)、当該電圧をV
1に代入する(ステップS28)。即ち、トランスデュ
ーサT1が受信した反射波のレベルをV1に代入する。次
いで、カウント値を「1」増加して(ステップS2
2)、次のトランスデューサでの受信へ処理を移行する
(ステップS23)。ここまでで、トランスデューサT
1の受信処理が終了した。
【0041】カウンタが「1」ではない場合で(ステッ
プS26)、当該電圧がV1よりも小さいときにカウン
タが「2」であれば(ステップS30)、D2にカウン
タ値を代入して(ステップS34)、V2に電圧値を代
入する(ステップS35)。即ち、トランスデューサT
2が受信した反射波のレベルがトランスデューサT2が受
信した反射波のレベルよりも小さい場合にはトランスデ
ューサT2が受信した反射波のレベルをV2に代入する。
カウント値が「2」ではない場合には(ステップS3
0)、カウント値が「11」であるかを確認して(ステ
ップS36)、カウント値をインクリメントして次のト
ランスデューサの受信に処理を移行する(ステップS2
3)。ここまでで、トランスデューサT2の受信した反
射波がトランスデューサT1の受信した反射波よりも小
さい場合の処理が終了し、変数D1,D2,V1,D2には
値が代入された。
【0042】次いで、現在の最大値よりも大きい値を別
のトランスデューサが受信した場合の処理となる。カウ
ント値が1ではなく(ステップS26)、処理中のトラ
ンスデューサによる電圧がトランスデューサTD1のもの
よりも大きい場合(ステップS29)、トランスデュー
サTD1の電圧V1は2番目のものとなり、処理中のトラ
ンスデューサの電圧が最大値となるため、TD2にTD1
代入すると共に、V2にV1を代入することで(ステップ
S31)、反射波のレベルが二番目のトランスデューサ
D2を確定する。即ち、現在まで最大値であったトラン
スデューサTD1を二番目のトランスデューサTD2とする
ものである。
【0043】次いで、当該処理中のトランスデューサを
D1とし(ステップS32)、V1に電圧値を代入する
ことで(ステップS33)、反射波のレベルが最大であ
るトランスデューサTD2を確定する。さらに、カウント
値が「11」でなければカウンタをインクリメントして
次のトランスデューサによる受信処理に移行する(ステ
ップS23)この処理をトランスデューサT11まで繰り
返すことで(ステップS11)、1走査における反射波
の最大値及び二番目の値をもつトランスデューサTD1
D2を検出する。
【0044】バンク角演算部3は、このように検出した
各値から前述した手法でバンク角を算出する(ステップ
S37)。算出したバンク角は、表示又は記録される
(ステップS37)。
【0045】上述したように本実施例によると、複数の
トランスデューサを用いた簡易な構成で正確なバンク角
を計測することができる。また、このように算出したバ
ンク角をレコーダに記録しておくため、テストコースの
二輪車走行での種々の計測を行うことができる。また、
バンク角検出装置の構成が簡易でコンパクトなものであ
るため、二輪車走行の計測作業を容易なものとすること
ができる。
【0046】本実施例ではトランスデューサを一定間隔
で等しく設置したが、検出したいバンク角の範囲によっ
ては、間隔に粗密を付けるようにしても良い。また、本
実施例では、トランスデューサを正円の円周上に設置し
ているが、トランスデューサを毎の増幅率を調整するこ
とにより、二輪車の車体に沿った形に設置するようにし
ても良い。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、バンク角検出部は、トランスデュ
ーサT1〜Tnが二輪車下部の凸型曲面に沿って配設され
ていることによる反射波の強度の変化を利用してバンク
角を検出するため、単一のトランスデューサに揺動手段
を付して用いる場合と比較して、構成を飛躍的に簡易化
することができ、従って、精度を下げることなく安価で
且つコンパクトなものにすることができる。また、走査
手段が、トランスデューサT1〜Tnを当該超音波パルス
の送受信時間に対応した間隔で走査し、コンパレータ
が、このように走査された複数のトランスデューサT1
〜Tnがそれぞれ受信した反射波の強度を計測するた
め、距離を測る必要がなく時間計測が不要となる。この
ため、動作回路を飛躍的に簡易化することができる。ま
た、電気的に切り換えることから、トランスデューサを
正確に且つ素早く切り換えることができ、従って精度を
良くバンク角を検出することができる。このように、簡
易な構成で精度良くバンク角を検出することのできる従
来にない優れた二輪車用バンク角検出装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示した構成におけるトランスデューサの
設置例を示す説明図である。
【図3】図1に示したバンク角検出装置を二輪車に設置
した例を示す側面図である。
【図4】図3に示したバンク角検出装置の設置例の側面
の拡大図である。
【図5】図4に示したバンク角検出装置の設置例の正面
図である。
【図6】図2に示したセンサ部具体的な構成を示す図
で、図6(a)は正面図で図6(b)はその斜視図であ
る。
【図7】バンク角演算部の処理を説明するための図で、
トランスデューサの番号がD1>D2の場合の一例を示す
説明図である。
【図8】バンク角演算部の処理を説明するための図で、
トランスデューサの番号がD2>D1の場合の一例を示す
説明図である。
【図9】図1に示したバンク角検出装置の詳細な構成を
示すブロック図である。
【図10】図9に示した構成による送信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図9に示した構成による送信処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1〜Tn トランスデューサ 1 走査手段(スイッチ) 2 コンパレータ 3 バンク角演算部 4 ドライバ 5 カウンタ 6 クロック 7 アンプ 8 記憶部 9 表示部 10 センサ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面へ超音波を送信すると共に当該路面
    からの反射波をそれぞれ受信する複数のトランスデュー
    サT1〜Tnと、これらトランスデューサT1〜Tnを当該
    超音波の送受信時間に対応した間隔で走査する走査手段
    と、前記複数のトランスデューサT1〜Tnがそれぞれ受
    信した反射波の強度を計測するコンパレータと、前記複
    数のトランスデューサT1〜Tnのそれぞれの反射波の強
    度差に基づいてバンク角を検出するバンク角演算部とを
    備えると共に、 前記トランスデューサT1〜Tnが、計測しようとする最
    大のバンク角及び超音波トランスデューサT1〜Tnの指
    向特性とに基づいた一定角度分の間隔を隔てて二輪車下
    部の凸型曲面に沿うように設置されたことを特徴とする
    二輪車用バンク角検出装置。
JP6304264A 1994-11-14 1994-11-14 二輪車用バンク角検出装置 Withdrawn JPH08133155A (ja)

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JP6304264A JPH08133155A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 二輪車用バンク角検出装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003337028A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Denso Corp 二輪車及び二輪車用運転技術データ収集システム
WO2005038744A1 (ja) * 2003-10-21 2005-04-28 Nippon Seiki Co., Ltd. 車両用表示装置
US7389592B2 (en) 2005-03-31 2008-06-24 Honda Motor Co., Ltd. Lean detector of vehicle
JP2011201539A (ja) * 2003-10-20 2011-10-13 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車用の走行情報表示方法および走行情報表示システム

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