JPH08132902A - 油圧駆動車輌 - Google Patents

油圧駆動車輌

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JPH08132902A
JPH08132902A JP27468294A JP27468294A JPH08132902A JP H08132902 A JPH08132902 A JP H08132902A JP 27468294 A JP27468294 A JP 27468294A JP 27468294 A JP27468294 A JP 27468294A JP H08132902 A JPH08132902 A JP H08132902A
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JP
Japan
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oil passage
wheels
hydraulic
wheel
rear wheels
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Withdrawn
Application number
JP27468294A
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English (en)
Inventor
Isamu Harada
勇 原田
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IHI Shibaura Machinery Corp
Original Assignee
IHI Shibaura Machinery Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行車輌の前輪と後輪の各駆動輪を走行状態
に応じて、選択して駆動できるようにする。 【構成】 駆動輪を、操舵輪となる前輪20と、後輪2
1・21の三輪から構成し、各駆動輪にそれぞれ油圧モ
ータ28・29・29を配置して駆動するようにし、該
油圧モータ28・29・29を油圧ポンプPに対して並
列接続し、該各油圧モータへの供給油路に、後輪21・
21のみ駆動する流路と前後輪20・21・21の両者
を駆動する流路に切り換える切換弁Cを設け、この前後
輪の両者を駆動する流路に、前後の油圧モータ28・2
9・29に分配する分流弁3と、前輪の駆動と空転を切
り換える切換弁D、切換弁Eとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧モーターにて駆動
する走行車輌の前輪及び後輪の各駆動輪を、走行状況に
応じて駆動輪を選択可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から油圧無段変速装置を備えた油圧
走行車輌において、2WD(前輪または後輪駆動)と4
WD(全輪駆動)を切換可能とした構成は公知となって
いる。この2WDの場合は操舵輪である前輪は空転させ
て、後輪のみ駆動させて高速走行を行えるようにし、4
WDの場合には、低速走行して確実にグリップできるよ
うにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、芝上を走行す
る車両の場合、4WDの状態のまま最小回転半径で旋回
すると、前輪と後輪には同じ油圧力で油圧モータに送油
されるので、同じ回転数で旋回するが、旋回中心からの
距離が異なるために、中心から遠い車輪の回転数が追随
できず、芝を剥ぐ走行状態になっていた。そのため、4
WDでの旋回時には大回りをして芝を剥ぐことを避け
て、効率悪い作業をしなければならなかった。特に操舵
輪を一輪とした三輪走行車両の場合には、その特性であ
る小回り性能が生かしきれない状態となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、各駆動輪にそれぞれ油圧モータを配置して駆動する
走行車両であって、各油圧モータを油圧ポンプに対して
並列接続し、該各油圧モータへの供給油路に、後輪のみ
駆動する流路と前後輪の両者を駆動する流路に切り換え
る弁を設け、この前後輪の両者を駆動する流路に、前後
の油圧モータに分配する分流弁と、前輪の駆動と空転を
切り換える弁とを設け、前記駆動輪を、操舵輪となる前
一輪と、後二輪の三輪から構成した。
【0005】
【作用】上記のような手段を用いることによって本発明
は、後輪のみ駆動するように弁を切り換えることで、高
速二輪駆動とすることができ、前後輪の両者を駆動する
ように切り換えて、分流弁で均等に駆動することで、低
速三輪駆動とすることができ、この状態で、前輪を空転
させるように切り換えることで、低速二輪駆動となっ
て、小廻りの効く三輪車となる。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は本発明を採用した集芝装置の側面図、図
2は本発明の油圧回路図である。
【0007】集芝装置Tの全体構成について図1より説
明する。該集芝装置Tは三輪駆動の油圧駆動車輌であ
り、メインフレーム30の前下方には操舵輪となる前輪
20、後下方には後輪21・21が配され、前輪20に
は油圧モータ28、後輪21・21には油圧モータ29
・29が付設されて駆動できるようにしている。また、
該メインフレーム30の前部上にフロントコラム32を
立設し、該フロントコラム32上にはハンドル33が配
されている。また、該フロントコラム32の後方には運
転座席31が設置され、該運転座席31の側部にエンジ
ン44を配置し、運転座席31両側端に前記メインフレ
ーム30より支持フレーム34・34を立設している。
【0008】また、該運転座席31の後方には集草タン
ク35が配され、該集草タンク35の後部は開閉蓋36
が形設され、該開閉蓋36は上部を中心に回動自在に枢
支されている。該集草タンク35の後下部の両側にはリ
ンク固定板37・37が固着され、前記支持フレーム3
4・34の上部とリンク固定板37・37との間に、上
リンク38と下リンク39を枢支して略平行のリンクを
形成している。該下リンク39の途中部と前記メインフ
レーム30の間にはダンプシリンダー40・40を枢結
している。更に、該集草タンク35の後部上と開閉蓋3
6の上部との間には開閉シリンダ41が設けられ、前記
ダンプシリンダー40・40を伸長すると、集草タンク
35の後部が下方へ傾斜するように上昇されて、開閉シ
リンダ41を伸長することによって開閉蓋36を開け
て、内部の収拾物を放出できるように構成している。
【0009】また、集草タンク35の前部下方には、接
地作業機87が配される。該接地作業機87は前輪20
と後輪21・21の間に、左右方向に回動軸23を横架
し、該回動軸23の一端には油圧モーター43を配置し
て回転駆動できるようにし、該回動軸23上にはブラシ
22が形設され、該ブラシ22はシューター24を被装
されて、上端を前記集草タンク35の前内部に挿入して
いる。そして、ブラシ22を回転させることにより刈芝
や落葉等を集草タンク35内に掻上げるように構成して
いる。
【0010】前記シューター24の前面と前記支持フレ
ーム34・34の途中部との間には作業機昇降シリンダ
ー42・42が介装され、接地作業機87を作業機昇降
シリンダー42・42によって昇降可能としている。ま
た、前記シューター24の後面にはダンパー25が連結
され、該ダンパー25の後部はメインフレーム30の枢
結部26に枢支されて上下回動自在とするとともに、前
記ダンパー25によって左右スイング自在としている。
また、該シューター24の両側面には接地輪27・27
が設置されて、設置高さを調節できるようにしている。
【0011】そして、前記運転座席31の側方に配置し
たエンジン44の出力によりポンプユニットN内の、油
圧ポンプP並びに補助ポンプP’が駆動される。該油圧
ポンプPは可変ピストンポンプからなり、その圧油は後
記する本発明の油圧回路Kを介して各油圧モーター28
・29・29に送油される。また、前記シリンダー40
・41・42及びブラシ駆動モーター43には前記補助
ポンプP’からの圧油を油圧回路Lを介して送油され
る。
【0012】この油圧回路K並びに油圧回路Lを図2を
用いて説明する。油圧回路Lは補助ポンプP’からの圧
油が油路50を介して作業機用油圧ユニットMに送油さ
れ、該作業機用油圧制御ユニットM内では、油路51よ
り切換弁Fを介してブラシ駆動モーター43を駆動可能
とし、油路52より切換弁Gを介してダンプシリンダー
40・40を伸縮可能とし、油路53より切換弁Hを介
して作業機昇降シリンダー42・42を伸縮可能とし、
油路54より切換弁Iを介してホッパ開閉シリンダー4
1を伸縮可能としている。73はリリーフバルブであ
る。65は戻り油路である。
【0013】そして、本発明の油圧回路Kについて説明
する。油圧ポンプPには油路1及び油路15が接続さ
れ、それぞれの油路1・15には切換弁や分流弁を介し
て油圧モータ28・29・29と接続されて閉回路を構
成して、HST式変速装置を形成している。該閉回路に
は前記戻り油路65よりチェックバルブ78・79を介
して圧油を補給できるようにしている。また、リリーフ
バルブ70・71によって閉回内の油圧を調整してい
る。そして、前記油路1に送油すると油圧モーター28
・29・29を正転駆動させて前輪20・後輪21・2
1を前進駆動でき、逆に前記油路15に送油されると逆
転されて後進する方向に回転される。
【0014】前記油路1には切換弁Cを介して低速用油
路2と高速用油路7に接続され、該低速用油路2には分
流弁3が接続され、一方は前輪側油路4、他方は後輪側
油路5と接続され、該前輪側油路4は切換弁Dと切換弁
Eに連結しており、該切換弁Eの二次側には油路11・
12を介して油圧モータ28と接続され、該切換弁Eの
もう一つの一次側には油路13と接続されて、該油路1
3は前記油路15と接続されている。前記切換弁Dの二
次側油路14は前記油路13に接続されている。また、
前記高速用油路7は前記後輪側油路5と接続され、該後
輪側油路5は油路8・8を介して油圧モータ29・29
と接続され、該油圧モータ29・29の他方の出力側は
前記油路15と接続されている。また、前記油圧モータ
20の油路11・12にはチェックバルブ16・16’
を介してタンク6と接続されている。
【0015】そして、前記切換弁Cは電磁パイロット型
の4ポート2位置切換弁からなり、一次側の一方は油路
1に接続され他方はブロックされ、二次側は低速用油路
2と高速用油路7に接続されている。切換弁Dは4ポー
ト2位置切換の電磁弁からなり、一次側の一方は前輪側
油路4に、他方はブロックされ、二次側の一方は油路1
4に接続され、他方はブロックされている。切換弁Eは
電磁パイロット型の4ポート2位置切換弁からなり、一
次側は前輪側油路4と油路13に接続され、二次側は油
路11と油路12に接続されている。
【0016】このような構成において、低速で後輪21
・21の二輪駆動走行における送油する回路を説明する
と、まず、切換弁C・D・EはOFFの状態としてお
く。油圧ポンプPからの圧油は油路1、切換弁C、低速
用油路2を介して分流弁3に送油される。該分流弁3で
は前輪側油路4と後輪側油路5へ1:2に分流送油され
て、前輪側油路4からの圧油は、切換弁Eはブロックさ
れているので、前輪20は駆動されることなく、切換弁
Dは連通状態となって油路15へ戻され、後輪側油路5
からの圧油によって油圧モータ29・29のみが駆動さ
れて、低速二輪駆動となる。
【0017】なお、低速二輪走行の状態において、切換
弁Eはブロックされて、二次側の油路11・12が連通
状態となっているので、前輪20は空転するようになる
が、油圧モータ28は前輪20の駆動軸より回転されて
油圧ポンプの働きをする。このために、作動油は油路1
1と油路12の間で循環するようになり、その閉回路内
で作動油の不足が生じるとチェック弁16・16’から
不足した作動油をタンク6から吸入できる構造としてい
る。
【0018】そして、低速三輪駆動のときには、切換弁
CはOFF、切換弁D及び切換弁EはONに操作され
る。油圧ポンプPからの圧油は油路1、切換弁C、低速
用油路2を介して分流弁3に送油される。該分流弁3で
は前輪側油路4と後輪側油路5へ1:2に分流送油され
て、前輪側油路4からの圧油は、切換弁Dはブロックさ
れて、切換弁Eは切り換えられ油路12と連通するの
で、油圧モータ28が駆動されて前輪20が回転駆動さ
れる。一方、後輪側油路5からの圧油によって油圧モー
タ29・29が駆動されて、低速の三輪駆動となる。
【0019】そして、高速二輪駆動の状態においては、
切換弁Cと切換弁DがON、切換弁EをOFFとする。
よって、油圧ポンプPからの圧油は油路1より切換弁C
を介して高速用油路7に送油され、後輪側油路5に流入
し、分流弁3から前輪側油路4へ流れるが、切換弁Dが
ON、切換弁EがOFFなので両者はブロックされて、
油圧モータ29・29へのみ全量の圧油が送油されて、
後輪21・21は高速で駆動させることになる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。即ち、後輪のみ駆動するよう
に弁を切り換えることで、高速二輪駆動とすることがで
き、高速走行が可能となる。また、前後輪の両者を駆動
するように切り換えて、分流弁で均等に駆動すること
で、低速三輪駆動とすることができ、滑りやすい路面を
安定して走行できる。そしてこの状態で、前輪を空転さ
せるように切り換えることで、低速二輪駆動となって、
低速で急旋回が可能となり、このとき芝や圃場上の走行
であれば、回転数の違いにより路面を傷めることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した集芝装置の側面図である。
【図2】本発明の油圧回路図である。
【符号の説明】
P 油圧ポンプ K・L 油圧回路 3 分流弁 20 前輪 21 後輪 28・29 油圧モータ C・D・E 切換弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各駆動輪にそれぞれ油圧モータを配置し
    て駆動する走行車両であって、各油圧モータを油圧ポン
    プに対して並列接続し、該各油圧モータへの供給油路
    に、後輪のみ駆動する流路と前後輪の両者を駆動する流
    路に切り換える弁を設け、この前後輪の両者を駆動する
    流路に、前後の油圧モータに分配する分流弁と、前輪の
    駆動と空転を切り換える弁とを設けたことを特徴とする
    油圧駆動車輌。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の駆動輪を、操舵輪となる
    前一輪と、後二輪の三輪からなることを特徴とする油圧
    駆動車輌。
JP27468294A 1994-11-09 1994-11-09 油圧駆動車輌 Withdrawn JPH08132902A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998004428A1 (fr) * 1996-07-31 1998-02-05 Komatsu Ltd. Materiel de deplacement pour vehicule a quatre roues motrices
CN104154226A (zh) * 2013-05-15 2014-11-19 林德液压两合公司 全轮驱动的工作机的静液压式行驶驱动装置

Cited By (3)

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WO1998004428A1 (fr) * 1996-07-31 1998-02-05 Komatsu Ltd. Materiel de deplacement pour vehicule a quatre roues motrices
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Effective date: 20020115