JPH08130560A - ネットワーク間接続装置及び方法 - Google Patents

ネットワーク間接続装置及び方法

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JPH08130560A
JPH08130560A JP6288593A JP28859394A JPH08130560A JP H08130560 A JPH08130560 A JP H08130560A JP 6288593 A JP6288593 A JP 6288593A JP 28859394 A JP28859394 A JP 28859394A JP H08130560 A JPH08130560 A JP H08130560A
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JP
Japan
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queue
port
buffer
link access
transmission
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Application number
JP6288593A
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Inventor
Takashi Mori
孝志 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】速度の速い受信キューに対しバッファを多く割
当てデータ受信を容易にし遅い送信キューのしきい値を
多くして送信データの幅輳発生を防止すること。 【構成】受信キュー及び送信キューを含みリンクアクセ
ス速度可変の複数のポート(1、2、3、4)と、ポー
トの受信キューから送信キューにデータを転送するデー
タ中継手段35と、速度の変更時に共通バッファプール
37に記録のバッファをポートの各受信キューに自動的
に割当てる受信バッファ割当手段12と、速度の変更時
に送信キュー毎にそのしきい値を自動的に決定する送信
キューしきい値決定手段13と、送信キューに対する送
信データのしきい値超過を検出し、超過送信データを廃
棄する幅輳検出・回避手段38と、各ポートの速度変更
を検出して受信バッファ割当手段及び前記送信キューし
きい値決定手段に通知するリンクアクセス速度変更検出
手段11とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LAN、セルリレー、
フレームリレー、公衆データネットワーク等に利用する
ネットワーク間接続装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LAN、セルリレー、フレームリ
レー、公衆データネットワーク等に利用するネットワー
ク間接続装置としては、図3及び図4に示すようなもの
があった。図3は従来のネットワーク間接続装置の構成
を示す構成図であり、図4は図3に示す従来のネットワ
ーク間接続装置におけるバッファ割当機能の詳細を示す
その構成図である。
【0003】まず、図3において、30は本願発明の適
用対象であるネットワーク間接続装置、31、32、3
3、34は各ポートの送受信キューを表し、外部に対す
る矢印は外部との間のデータフレーム又はデータ(以
下、データという)の送受信を示す。35は、通常、一
方のポート(データネットワーク)から他方のポート
(データネットワーク)へデータを接続するために中継
するデータ中継手段であって、データ中継手段35と各
ポートの送受信キュー31、32、33、34との間の
矢印もデータの送受信を示す。
【0004】また、37は各ポートの受信キューに分配
するバッファを保持する共通バッファプール、36は共
通バッファプール37に保持されている受信バッファを
各ポートの受信キューに割り当て、及び送信キューにキ
ューイングする送信データを保持するバッファのバッフ
ァ量、すなわち、しきい値を計算し決定する受信バッフ
ァ割当手段及び送信キューしきい値決定手段であり、共
通バッファプール37との間の矢印は受信バッファの獲
得と解放を示し、受信バッファ割当手段及び送信キュー
しきい値決定手段36から各ポートの送受信キュー3
1、32、33、34に対する矢印は受信バッファの割
当及び送信キューしきい値の決定を示すものである。
【0005】更に、38は、各ポートにおいて、それぞ
れ送信キューに対する送信データ量がしきい値を越えた
ことを検出して、超過した送信データを廃棄する幅輳検
出・回避手段であって、各ポートの送受信キュー31、
32、33、34との間の矢印は送信キューにおける送
信データの幅輳の検出及びデータの廃棄を示す。
【0006】図4は従来のネットワーク間接続装置にお
けるバッファ割当機能の要部の詳細を示す構成図であっ
て、同図は以下で行う従来のネットワーク間接続装置の
動作の説明において使用する。
【0007】以下、図3及び図4に基づき、上記従来の
ネットワーク間接続装置の動作について説明する。ま
ず、ネットワーク間接続装置に電源を入れてその立ち上
げのときに、受信バッファ割当手段及び送信キューしき
い値決定手段36により各ポートに対する受信バッファ
の割当量と送信キューのしきい値とが、ネットワーク間
接続装置全体のバッファ量に従い、リンクアクセス速度
と無関係に均等に決定される。故に、リンクアクセス速
度が変更された場合でも、各ポートに対する受信バッフ
ァの割当量及び送信キューのしきい値の変更は行われな
い。
【0008】データの受信が多数発生して受信キューに
対するバッファ割当量以上にデータを受信しようとして
も、バッファ割当量以上にデータは受信バッファに保持
できないので、それ以上のデータの受信は不可能とな
り、バッファ割当量を越えて受信しようとしたデータは
廃棄される。
【0009】又、受信したデータがデータ中継手段を介
して送信キューにキューイングされた結果、送信キュー
に指定したしきい値以上の送信バッファに送信データが
溜まろうとし又は受信すると、幅輳検出・回避手段38
により送信キューの受信超過または幅輳状態が検出され
て、しきい値を越えて送信バッファに溜まろうとした送
信データは廃棄される。
【0010】このように、上記従来のネットワーク間接
続装置においても、受信バッファの割当と送信キューし
きい値の決定とが行われ、ネットワーク間接続装置にお
ける受信バッファの割当量以上のデータ受信の回避と、
送信キューのしきい値以上の送信データの幅輳状態の検
出及びそのデータの廃棄が可能である。尚、以上説明し
た受信バッファ割当量及び送信キューしきい値の計算式
は下記表1にまとめて示すものでよい。
【0011】表 1 〔リンクアクセス速度比〕 ポート1:ポート2:ポート3:ポート4=x0:x
1:x2:x3 〔バッファ総量〕 Bx 〔バッファプールの最低バッファ確保量〕 Ba 〔受信バッファ割当量〕 〔ポート1に対し〕 (Bx−Ba)÷8 〔ポート2に対し〕 (Bx−Ba)÷8 〔ポート3に対し〕 (Bx−Ba)÷8 〔ポート4に対し〕 (Bx−Ba)÷8 〔送信キューのしきい値〕 〔ポート1に対し〕 (Bx−Ba)÷8 〔ポート2に対し〕 (Bx−Ba)÷8 〔ポート3に対し〕 (Bx−Ba)÷8 〔ポート4に対し〕 (Bx−Ba)÷8
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
3及び図4に示すような従来のネットワーク間接続装置
においては、各ポートのリンクアクセス速度の相違に拘
らず、受信バッファの割当量と送信キューのしきい値と
が固定した値に決定されるため、受信においては、リン
クアクセス速度の遅いポートよりリンクアクセス速度の
速いポートの方がデータの到着率が高いので、受信デー
タの受信不能が発生し易く、送信においては、リンクア
クセス速度の速いポートからリンクアクセス速度が遅い
ポートに対する中継のときに、リンクアクセス速度が遅
いポートのリンクアクセス速度以上に中継が続けて行わ
れた場合、リンクアクセス速度が遅いポート側で幅輳が
発生し易いという問題があった。
【0013】上記のように、受信不能が発生し易いポー
トの受信キューに対しては、バッファ割当量が必要量に
満たない場合があり、その反面、他のポートの受信キュ
ーに対しては、必要以上に無駄なバッファ割当てが行わ
れるとか、使用しないバッファに対するバッファ割当て
が行われるような場合があったりして、共通バッファを
有効に利用することができないという問題があった。
【0014】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するためになされたもので、リンクアクセス速度が変更
する度毎に受信バッファの割当量と送信キューのしきい
値とを再計算し、受信ポートにおいては、リンクアクセ
ス速度の速いポートに対し受信バッファ割当量を多く割
当てて、共通バッファを無駄なく利用できるようにし、
送信ポートにおいては、リンクアクセス速度が遅いポー
トに対し使用しうる送信バッファの割当量を多く割当て
る、すなわち、送信キューのしきい値を多くすることに
より、送信データの幅輳状態の発生を防止して、効率よ
いネットワーク間接続装置を提供することを目的とする
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるネットワー
ク間接続装置は、上記の目的を達成するため、受信キュ
ー及び送信キューを含みリンクアクセス速度が可変の複
数のポートと、各ポートの受信キューから送信キューへ
とデータを転送するデータ中継手段と、リンクアクセス
速度の変更のとき、共通バッファプールに保持されてい
る受信バッファをポートの各受信キューに対し自動的に
割り当てる受信バッファ割当手段と、リンクアクセス速
度の変更のとき、各ポートの送信キュー毎に送信キュー
のしきい値を自動的に決定する送信キューしきい値決定
手段と、送信キューの各々において、送信データによる
送信バッファの使用量がしきい値を越えたことを検出し
て、しきい値を超過した送信データを廃棄するようにし
た幅輳検出・回避手段と、ポートの各々におけるリンク
アクセス速度の変更を検出して受信バッファ割当手段及
び前記送信キューしきい値決定手段に通知し、ポートの
各々に対する受信バッファの割当て及び送信キューしき
い値の決定を変更せしめるようにしたリンクアクセス速
度変更検出手段とからなることを特徴とするものであ
る。
【0016】また、本発明によるネットワーク間接続装
置は、上記の目的を達成するため、受信バッファ割当手
段によりポートの各々に対する受信バッファの割当量を
ポート毎のリンクアクセス速度の比に基づき決定するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0017】また、本発明によるネットワーク間接続装
置は、上記の目的を達成するため、送信キューしきい値
決定手段により各ポートにおける送信キューのしきい値
をリンクアクセス速度が最低のポートにおける送信キュ
ーのしきい値に対する逆比に基づき決定するようにした
ことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明によるネットワーク間接続方
法は、上記の目的を達成するため、リンクアクセス速度
が可変の複数のポートの受信キュー及び送信キューを介
してデータを送受信し、データ中継手段を介してポート
の受信キューから送信キューへとデータを転送するネッ
トワーク間接続方法において、ポートの各々におけるリ
ンクアクセス速度の変更を検出し、リンクアクセス速度
の変更の検出に応答して、共通バッファプールに保持さ
れている受信バッファを各ポートの受信キューに対する
割り当てを自動的に変更し、リンクアクセス速度の変更
の検出に応答して、各ポートの受信キュー毎に送信バッ
ファのしきい値の決定を自動的に変更し、ポートの各々
において、送信キューの各々に対する送信データによる
送信バッファの使用量がしきい値を越えたことを検出し
て、しきい値を超過した送信データを廃棄する各工程を
含むことを特徴とするものである。
【0019】また、本発明によるネットワーク間接続方
法は、上記の目的を達成するため、受信バッファの割り
当てを自動的に変更する工程により受信バッファの割当
量を各ポート毎のリンクアクセス速度の比に基づき決定
するようにしたことを特徴とするものである。
【0020】また、本発明によるネットワーク間接続方
法は、上記の目的を達成するため、送信バッファのキュ
ーのしきい値の決定を自動的に変更する工程により各ポ
ートにおける送信キューのしきい値をリンクアクセス速
度が最低のポートに対する逆比に基づき決定するように
したことを特徴とするものである。
【0021】要するに、本発明によるネットワーク間接
続装置及び方法は、上記の目的を達成するため、ポート
のリンクアクセス速度の変更を検出し、それに応答し
て、受信バッファ割当量と送信キューしきい値とを再計
算し更新させるようにしたリンクアクセス速度変更検出
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0022】要するに、本発明によるネットワーク間接
続装置及び方法は、上記の目的を達成するため、各ポー
トの受信キューにおける受信バッファ割当量について
は、従来の受信バッファ割当手段の機能を拡張し、リン
クアクセス速度が変更する度毎に、各ポートのリンクア
クセス速度の比に基づき受信バッファの割当量を再計算
して、各該当するポートに割当るようにしたことを特徴
とするものである。
【0023】要するに、本発明によるネットワーク間接
続装置及び方法は、上記の目的を達成するため、各ポー
トの送信キューのしきい値については、従来の送信キュ
ーしきい値決定手段の機能を拡張し、リンクアクセス速
度が変更する度毎に、まずリンクアクセス速度が最小の
ポートの送信キューのしきい値をバッファ総量と各ポー
トのリンクアクセス速度とから決定し、そのリンクアク
セス速度最小のしきい値と、最小のリンクアクセス速度
と各ポートのリンクアクセス速度との逆比とに基づき決
定することを特徴とするものである。
【0024】
【作用】本発明によるネットワーク間接続装置及び方法
は、上記のように構成して、リンクアクセス速度の変更
毎に、各ポートにおける現実のリンクアクセス速度に対
応して受信バッファの割当量及び送信キューのしきい値
の変更決定が行われるようにしたことにより、使用しな
いポートに対する無駄な資源割当てが行われず、無駄な
くバッファを利用することができると共に、送信データ
の幅輳状態の発生を防止することができる。
【0025】また、 本発明によるネットワーク間接続
装置及び方法は、上記のように構成して、各ポートの受
信キューにおいては、リンクアクセス速度の速いポート
の方がリンクアクセス速度の遅いポートよりデータの到
着率が高く、データの受信不能が発生し易いため、リン
クアクセス速度の比によってバッファを割当てることに
より、リンクアクセス速度の速いポートの方により多く
のバッファを割当てるようにすることができ、固定割当
てより現実のリンクアクセス速度に適したバッファ量の
割当てが行われ、共通バッファを効率良く使用すること
ができる。
【0026】また、 本発明によるネットワーク間接続
装置及び方法は、上記のように構成して、送信ポート又
は送信キューにおいては、物理的にリンクアクセス速度
が速いポートから遅いポートに対してデータが送信され
る場合は、バッファが溢れて送信データの幅輳が発生し
易いため、リンクアクセス速度の逆比によりしきい値を
決定してリンクアクセス速度が遅いポートに対するしき
い値を大きくし、リンクアクセス速度の遅いポートのバ
ッファ量を多くするようにしたことにより、固定しきい
値よりリンクアクセス速度に対応したしきい値の決定が
行われ、送信データを廃棄する送信データの幅輳の発生
を防止して、バランスよく送受信を行うことができる。
【0027】
【実施例】以下、添付図面、図1及び図2に基づき、本
発明の一実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実
施例におけるネットワーク間接続装置の構成を示す概略
ブロック図、図2は図1のネットワーク間接続装置にお
けるバッファ割当機能の詳細を示すその構成図である。
まず、図1を参照して、本発明の一実施例におけるネッ
トワーク間接続装置の構成を説明する。尚、図1及び図
2において、図3及び図4に用いた符号と同一の符号は
同一機能を示すため、以下の説明においては詳細な説明
を省略する。
【0028】図1において、10は本実施例を適用する
ネットワーク間接続装置、11はネットワーク間接続装
置10で使用する各ポート(1、2、3、4)におい
て、又は図示しない他の手段(例えば、制御装置)から
各ポート(1、2、3、4)のリンクアクセス速度を検
出するリンクアクセス速度変更検出手段であり、リンク
アクセス速度変更検出手段11に対する点線の矢印はリ
ンクアクセス速度の検出を示し、リンクアクセス速度変
更検出手段11からの矢印は検出したリンクアクセス速
度の変更を通知することを示す。
【0029】また、12及び13は上記従来の受信バッ
ファ割当手段及び送信キューしきい値決定手段36に対
応するものであり、12は各ポート(1、2、3、4)
においてリンクアクセス速度の変更を検出したとき、各
ポート(1、2、3、4)に対する受信バッファの割当
量をポート毎のリンクアクセス速度の比に基づき決定し
て、それぞれのポート(1、2、3、4)に対し共通バ
ッファプールに保持されている受信バッファをポートの
各受信キューに対し自動的に割り当てる受信バッファ割
当手段、13はリンクアクセス速度の変更を検出したと
き、各ポート(1、2、3、4)における送信キューの
しきい値をリンクアクセス速度が最低のポートにおける
送信キューのしきい値に対する逆比に基づき計算して、
各ポート毎に送信バッファのキューのしきい値を自動的
に決定する送信キューしきい値決定手段である。
【0030】次に、同じく図1を参照して、本実施例に
よるネットワーク間接続装置の動作について説明する。
まず、システムの立ち上げ時において、各ポート(1、
2、3、4)に対する受信バッファ割当量と送信キュー
しきい値とを計算し、各ポート(1、2、3、4)それ
ぞれに対しそこに適切な受信バッファ割当量及び送信キ
ューしきい値を割り当てる。そして、ネットワーク間接
続装置10が稼働中、リンクアクセス速度が変更する
と、リンクアクセス速度変更検出手段11がそれを検出
して受信バッファ割当手段12及び送信キューしきい値
決定手段13に対して通知する。
【0031】通知を受けた受信バッファ割当手段12及
び送信キューしきい値決定手段13は受信バッファ割当
量及び送信キューしきい値を再計算して、共通バッファ
プール37から各ポートの受信キューの受信バッファに
対し受信バッファの割当と供給が行われると共に、送信
キューしきい値決定手段13から各ポート(1、2、
3、4)に対し送信キューの受信バッファに対するしき
い値が供給される。尚、本願発明による受信バッファ割
当量及び送信キューしきい値の再計算方法は図2に基づ
き後述する。又、本実施例を使用した場合においても、
受信データの溢れによる受信不能または送信データの過
多による幅輳が発生したような場合においては、従来同
様、受信不能なデータは受信されず、しきい値以上の送
信データは幅輳検出・回避手段38により検出されて廃
棄されることになるが、本発明により、それはほとんど
無いか、非常に少ないものと思われる。
【0032】このように、本実施例によれば、リンクア
クセス速度が変更する毎に受信バッファ割当量及び送信
キューしきい値の再計算が行われるので、バッファ総量
から各ポート毎にそのポートに適したバッファ量を割り
当てることができるし、また送信キューのしきい値によ
りリンクアクセス速度に適した送信キューのしきい値を
決定することができると共に、リンクアクセス速度が検
出されないポートを判定することができるため、使用し
ないポートに対して資源を割り当てず、バッファを無駄
なく利用することができる。
【0033】次に、図2を参照して、受信バッファ割当
量及び送信キューしきい値の計算方法を説明する。図2
は図1のネットワーク間接続装置におけるバッファ割当
機能の詳細を示すその構成図である。尚、図2に示す各
機能は図1のものと同一であるから再度その説明は要し
ない。そこで行われる受信バッファの割当て及び送信キ
ューしきい値の決定を求める計算は受信バッファ割当手
段12及び送信キューしきい値決定手段13により以下
に示すようにして行われる。
【0034】この計算において、ネットワーク間接続装
置10に割り当てられるポート数を4ポートとし、バッ
ファ割当て前に共通バッファプール37には、総量Bx
個のバッファが格納されており、各ポート(1、2、
3、4)のリンクアクセス速度は各ポートに対しそれぞ
れx0:x1:x2:x3の割合で割り当てられるもの
とする。
【0035】まず、共通バッファプール37の残量は最
低でも“Ba”(Bx>Ba)個確保することとし、
“Bu=Bx−Ba”個のバッファを各送受信ポート用
に使用することとする。また、各ポートの最低割当量は
標準バッファ量として“Bs”個確保するものとする。
残りのバッファ量を可変バッファ量として、“Bv=B
u−Bs×(ポート数)×2”個を各リンクアクセス速
度に応じて分配する。受信においては、“Br=Bv÷
2”個、送信においては、“Bt=Bv÷2”個を使用
することとする。
【0036】受信キューにおいては、各ポート(1、
2、3、4)に対する速度の比がx0:x1:x2:x
3であるから、可変バッファ量“Br”個をこの比に応
じて分配し、標準バッファ量“Bs”個を加えて割当量
を決定する。例えば、ポート1においては、次式により
計算し決定する。 (ポート1の受信バッファ量)=Br×x0÷(x0+
x1+x2+x3)+Bs
【0037】また、ポート2、ポート3、ポート4も同
様に下式により計算し決定する。 (ポート2の受信バッファ量)=Br×x1÷(x0+
x1+x2+x3)+Bs (ポート3の受信バッファ量)=Br×x2÷(x0+
x1+x2+x3)+Bs (ポート4の受信バッファ量)=Br×x3÷(x0+
x1+x2+x3)+Bs
【0038】一方、送信キューのしきい値については、
全ポート(1、2、3、4)のリンクアクセス速度の最
小値“xmin”(例えば、xmin=x0とする)を
さがし、そのポートの送信キューのしきい値を算出し
て、その値を“Bmin”とする。その他のポートのし
きい値は、最小ポートのリンクアクセス速度と各ポート
のリンクアクセス速度との逆比によって算出決定され、
各ポートのその値に対し標準バッファ量の“Bs”個を
加えて決定される。それ故、ポート1の送信キューのし
きい値は次の式で算出される。 (ポート1の送信キューのしきい値)=Bmin×xm
in÷x0+Bs
【0039】また、ポート2、ポート3、ポート4のし
きい値も同様に次式により与えられる。 (ポート2の送信キューのしきい値)=Bmin×xm
in÷x1+Bs (ポート3の送信キューのしきい値)=Bmin×xm
in÷x2+Bs (ポート4の送信キューのしきい値)=Bmin×xm
in÷x3+Bs ここで、 Bt=Bmin×xmin(1÷x0+1÷x1+1÷
x2+1÷x3) が成立するので、この式を用いて“Bmin”が決定さ
れる。
【0040】以上説明したように、本実施例によれば、
リンクアクセス速度が決定されれば、リンクアクセス速
度に応じて受信ポートの受信キューに対するバッファ割
当てが決まり、送信ポートの送信キューに対するしきい
値が決定されるため、受信キューに対しては、リンクア
クセス速度が遅いポートよりリンクアクセス速度が速い
ポートに対してより多くバッファ割当量を増やしてデー
タの受信を増加することができ、送信キューに対して
は、リンクアクセス速度が遅いポートの送信キューに対
ししきい値を大きくとることによって送信廃棄量を減ら
すことができるようにしたことにより、送受信バッファ
を効率良く使用することができる。
【0041】また、本実施例によれば、リンクアクセス
速度は可変であるから、リンクアクセス速度が変更する
度にバッファ量の割当て及びしきい値の決定を行うこと
ができる上、リンクアクセス速度が与えられていないボ
ートに対してはバッファの供給を行わず、バッファを効
率良く使用することができるということがわかる。
【0042】尚、以上説明した本実施例では、4つのポ
ートを使用しているが、ポート数はいくつであってもよ
い。この場合、ポート数をnとし、リンクアクセス速度
の比をx0:x1:x2:・・・・・・:xnとし、k
=0,1,2,・・・・,nとすれば、受信バッファ量
は次式で決定することができる。 (ポートkの受信バッファ量)=Br×xk÷(x0+
x1+・・・+xn)+Bs
【0043】また、送信キューのしきい値は次式で決定
することができる。 (ポートkの送信キューのしきい値)=Bmin×xm
in÷xk+Bs 以上説明した受信バッファ割当量及び送信キューしきい
値の計算方法を見やすくするため、下記表2にそれをま
とめ表記した。
【0044】 表 2 〔リンクアクセス速度比〕 ポート1:ポート2:ポート3:ポート4=x0:x1:x2:x3 〔バッファ総量〕 Bx 〔バッファプールの最低バッファ確保量〕 Ba 〔各ポートの標準バッファ量〕 Bs 〔受信用可変バッファ量〕 Br=((Bx−Ba)−Bs×4×2)÷2 〔送信用可変バッファ量〕 Bt=((Bx−Ba)−Bs×4×2)÷2 〔受信バッファ割当量〕 〔ポート1に対し〕 Br×x0÷(x0+x1+x2+x3)+Bs 〔ポート2に対し〕 Br×x1÷(x0+x1+x2+x3)+Bs 〔ポート3に対し〕 Br×x2÷(x0+x1+x2+x3)+Bs 〔ポート4に対し〕 Br×x3÷(x0+x1+x2+x3)+Bs 〔送信キューのしきい値〕 〔最小リンクアクセス速度〕 xmin 〔最小リンクアクセス速度ポートの送信キューしきい値〕 Bmin Bt=Bmin×xmin(1÷x0+1÷x1+1 ÷x2+1÷x3) から計算される。 〔ポート1に対し〕 Bmin×xmin÷x0+Bs 〔ポート2に対し〕 Bmin×xmin÷x1+Bs 〔ポート3に対し〕 Bmin×xmin÷x2+Bs 〔ポート4に対し〕 Bmin×xmin÷x3+Bs
【0045】
【発明の効果】本発明によるネットワーク間接続装置及
び方法は、リンクアクセス速度の変更毎に、各ポートに
おける現実のリンクアクセス速度に対応して受信バッフ
ァの割当量及び送信キューのしきい値を再計算して変更
決定が行われるようにしたことにより、受信データの受
信不能を防止し、送信データの幅輳状態の発生を防止す
ると共に、使用しないポートに対する無駄な資源割当て
が行われず、無駄なくバッファを利用することができ
る。
【0046】また、本発明によるネットワーク間接続装
置及び方法は、受信バッファの割当量をリンクアクセス
速度の比に基づき決定するようにしたことにより、リン
クアクセス速度の速いポートの方により多くのバッファ
を割当てるようにすることができ、固定割当てより現実
のリンクアクセス速度に適したバッファ量の割当てが行
われ、共通バッファを効率良く使用することができる。
【0047】また、本発明によるネットワーク間接続装
置及び方法は、送信ポート又は送信キューにおいては、
リンクアクセス速度の逆比によりしきい値を決定してリ
ンクアクセス速度が遅いポートに対するしきい値を大き
くし、リンクアクセス速度の遅いポートのバッファ量を
多くするようにしたことにより、固定しきい値よりリン
クアクセス速度に対応したしきい値の決定が行われ、送
信データを廃棄するシステムの幅輳の発生を防止して、
バランスよく送受信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるネットワーク間接続
装置の構成を示す概略ブロック図、
【図2】図1のネットワーク間接続装置におけるバッフ
ァ割当機能の詳細を示すその構成図
【図3】従来のネットワーク間接続装置の構成を示す構
成図
【図4】図3に示す従来のネットワーク間接続装置にお
けるバッファ割当機能の詳細を示す構成図
【符号の説明】
10 ネットワーク間接続装置 11 リンクアクセス速度変更検出手段 12 受信バッファ割当手段 13 送信キューしきい値決定手段 30 ネットワーク間接続装置 31 ポート1送受信キュー 32 ポート2送受信キュー 33 ポート3送受信キュー 34 ポート4送受信キュー 35 データ中継手段 36 受信バッファ割当手段及び送信キューしきい値決
定手段 37 共通バッファプール 38 幅輳検出・回避手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信キュー及び送信キューを含みリンクア
    クセス速度が可変の複数のポートと、 前記ポートの受信キューから送信キューへとデータを転
    送するデータ中継手段と、 前記リンクアクセス速度の変更のとき、共通バッファプ
    ールに保持されている受信バッファを前記ポートの各受
    信キューに対し自動的に割り当てる受信バッファ割当手
    段と、 前記リンクアクセス速度の変更のとき、前記ポートの送
    信キュー毎に送信キューのしきい値を自動的に決定する
    送信キューしきい値決定手段と、 前記送信キューの各々において、送信データによる送信
    バッファの使用量がしきい値を越えたことを検出して、
    前記しきい値を超過した送信データを廃棄するようにし
    た幅輳検出・回避手段と、 前記ポートの各々におけるリンクアクセス速度の変更を
    検出して前記受信バッファ割当手段及び前記送信キュー
    しきい値決定手段に通知し、前記ポートの各々に対する
    受信バッファの割当て及び送信キューしきい値の決定を
    変更せしめるようにしたリンクアクセス速度変更検出手
    段とからなることを特徴とするネットワーク間接続装
    置。
  2. 【請求項2】前記受信バッファ割当手段は、前記ポート
    の各々に対する受信バッファの割当量を前記ポート毎の
    リンクアクセス速度の比に基づき決定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のネットワーク間接続装
    置。
  3. 【請求項3】前記送信キューしきい値決定手段は、各ポ
    ートにおける送信キューのしきい値をリンクアクセス速
    度が最低のポートにおける送信キューのしきい値に対す
    る逆比に基づき決定するようにしたことを特徴とする請
    求項1又は2記載のネットワーク間接続装置。
  4. 【請求項4】リンクアクセス速度が可変の複数のポート
    の受信キュー及び送信キューを介してデータを送受信
    し、データ中継手段を介して前記ポートの受信キューか
    ら送信キューへとデータを転送するネットワーク間接続
    方法において、 前記ポートの各々におけるリンクアクセス速度の変更を
    検出し、 前記リンクアクセス速度の変更の検出に応答して、共通
    バッファプールに保持されている受信バッファを各前記
    ポートの受信キューに対する割り当てを自動的に変更
    し、 前記リンクアクセス速度の変更の検出に応答して、各前
    記ポートの受信キュー毎に送信バッファのしきい値の決
    定を自動的に変更し、 前記ポートの各々において、前記送信キューの各々に対
    する送信データによる送信バッファの使用量がしきい値
    を越えたことを検出して、前記しきい値を超過した送信
    データを廃棄する各工程を含むことを特徴とするネット
    ワーク間接続方法。
  5. 【請求項5】前記受信バッファの割り当てを自動的に変
    更する工程は前記受信バッファの割当量を各ポート毎の
    リンクアクセス速度の比に基づき決定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項4記載のネットワーク間接続方
    法。
  6. 【請求項6】前記送信バッファのキューのしきい値の決
    定を自動的に変更する工程は各ポートにおける送信キュ
    ーのしきい値をリンクアクセス速度が最低のポートに対
    する逆比に基づき決定するようにしたことを特徴とする
    請求項4又は5記載のネットワーク間接続方法。
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