JP2009253570A - パケット通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の入出力ポートを有するパケット通信装置に関し、伝送するパケットのランダム廃棄を低減する。
【解決手段】ポート14に到着したパケットを送信先に対応したポート15に転送制御するパケット制御部11と、ポート14及びポート15対応のパケットのバッファリングを行う外部メモリ13等によるバッファ手段と、このバッファ手段に堆積したパケットをカウントするカウンタと、このカウンタによるパケット堆積数と閾値とを比較し、パケット堆積数が閾値を超えた時に、パケット制御部11に対してパケット廃棄指示の制御を行うプロセッサ12とを含むパケット通信装置10であって、プロセッサ12は、パケット制御部11により転送制御するパケットの伝送速度等の伝送形態を監視し、この伝送形態に対応して、パケットのランダム廃棄を最小限とする方向に閾値を変更設定する機能を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、パケットの中継伝送に於けるパケット廃棄を最小限に抑制可能としたパケット通信装置に関する。
各種の情報をパケット化して送受信するパケット通信装置は、既に各種の構成が知られており、例えば、ネットワークを介して接続されたパケット端末装置間では、ネットワーク側の中継伝送制御を行うパケット通信装置を介してパケットを伝送する構成が一般的である。このパケットの中継伝送制御を行うパケット通信装置は、単一又は複数の入力ポートと単一又は複数の出力ポートとレイヤ2スイッチ等のパケット制御部とを含み、入力ポートに到着したパケットのヘッダに付加された送信先アドレスを基に出力ポートを選択して送出する構成を有するものである。
このようなパケット中継伝送を行うパケット通信装置の入力ポートと、その入力ポート対応の入力バッファとを有する構成の場合、複数の出力ポートに対して、入力バッファに堆積されているパケットの送信先アドレスに従ってそれぞれ振り分けて転送することになるが、入力バッファに堆積された先頭のパケットの送信先アドレスに対応する出力ポートが、それに接続される伝送路等の輻輳により、送信待ちの状態となった場合、入力バッファからその出力ポートへパケットを転送できないので、入力バッファに堆積された先頭のパケットを含む他のパケットについても転送できない状態となる。このように、或る出力ポートの輻輳により、他の出力ポートへのパケット転送が影響するHOLブロッキング(Head of Line Blocking)が発生する。それによって、入力バッファがオーバフロー状態となるから、入力されたパケットを廃棄することになる。
そこで、このHOLブロッキングを防止する為に、入力ポートと出力ポートとに対応したパケットのバッファリング手段を設けた構成が一般的となっている。例えば、図5に概要を示すように、入力ポートXと出力ポートYとに対応したバッファメモリ102を有するパケット制御部(L2スイッチ)101と、バッファメモリ102と共にパケットのバッファリングを行う外部メモリ103とを含む構成に於いて、カウンタにより、PortX入力パケット堆積数と、PortY宛出力パケット堆積数として示すように、パケットの堆積数をカウントし、それぞれのカウンタに対して閾値を設定し、カウンタによる現在の出力パケット堆積数が閾値に達すると、送信先アドレスに従って入力ポートXから出力ポートYへ転送するパケットを廃棄するように、出力ポートY側から入力ポートX側へ通知する。又入力ポートX対応のパケット堆積数が閾値に達すると、そのパケットの送信元へポーズ(Pause)パケットを送出して、パケットの入力抑制を行い、パケットの廃棄を回避する為のバックプレッシャ機能が知られている。なお、バッファメモリ102と外部メモリ3とをバッファ手段としてパケットを一時的に堆積し、入力ポート対応のカウンタにより入力ポートX対応のパケット堆積数をカウントし、出力ポートY対応のカウンタにより、出力ポート対応のパケット堆積数をカウントする構成とすることができる。
前述のバックプレッシャ機能と、HOLブロッキングの回避を行う為の機能とを備えた構成が、ATMセルの転送制御を行うATMスイッチとして提案されている。このATM(Asynchronous Transfer Mode)セルは、5バイトのヘッダと48バイトのペイロードとからなる53バイトの固定長のパケットに相当するもので、入力バッファと宛先対応の出力バッファとに堆積されたATMセル数をカウントし、そのカウント値が閾値を超えた出力バッファ側から、入力バッファ側へ通知することにより、その出力バッファ宛対応の入力バッファに先に到着して保留されているATMセルを廃棄し、他の出力バッファ宛のパケットを順次転送可能とした手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−223173号公報
高速伝送路からのパケットをバッファリングし、複数の低速伝送路へパケットを宛先対応に分配し、それぞれ出力バッファを介して転送制御する場合、例えば、図6に示すように、高速伝送路の上位側の入力ポートから送信先アドレスに従って、下位側の複数の出力ポート対応の伝送路へパケットを選択して転送するパケット通信装置に於いて、上位側の例えば1Gbpsの高速伝送路を接続した入力ポート(Port1)対応の入力バッファ112から、パケット制御部(L2スイッチ)111により、パケットのヘッダの送信先アドレスに従って、下位側の例えば100Mbps,90Mbps,80Mbps等の低速伝送路の出力ポート(Port2〜Portn)対応の出力バッファ113とのそれぞれパケットの堆積量を前述のようにカウントし、このカウント堆積数が閾値を超えた場合に、パケットの廃棄処理等を行うことになる。この閾値は、出力ポート(Port2〜Portn)対応に同一の値とする場合が一般的である。
又前述の場合と反対に、図7に示すように、下位側の例えば100Mbps,90Mbps,80Mbps等の同一又は異なる低速伝送路対応の入力ポート(Port2〜Portn)にそれぞれ対応する入力バッファ123と、パケットの転送制御を行うパケット制御部(L2スイッチ)121と、上位側の例えば1Gbpsの高速伝送路対応の出力ポート(Port1)の出力バッファ122とを備え、入力バッファ123と出力バッファ122とのそれぞれパケットの堆積量をカウントし、そのカウント値と比較する閾値を設定し、閾値を超えるカウント値となった入力バッファ123又は出力バッファ122に於いてパケット廃棄処理を行うことになる。
入力バッファ及び出力バッファのそれぞれのパケット堆積量に対する閾値は、システム対応に選択した値を設定して運用する場合が一般的である。しかし、システム対応に閾値を最適値に設定することは容易ではない。例えば、或る出力ポートY宛のパケットについての閾値を最大値として設定すると、入力ポートの入力バッファには、その最大値の閾値分の出力ポートY宛のパケットを堆積可能となるから、その堆積状態では、他の出力ポート宛のパケットの転送制御ができなくなる問題がある。又反対に閾値を低く設定すると、バーストトラフィック時に、HOLブロッキングが発生する機会が多くなり、パケットのランダム廃棄が発生する問題がある。又下位側のポートに接続されるユーザは、各種の使用形態を有するものであるから、それぞれ使用状況が異なり、固定の閾値を設定した場合、柔軟な対応ができない場合が多くなる。従って、従来は、平均的な使用状況を想定して閾値を設定するものであった。
又前述の図6及び図7に示すように、下位側の複数のポートのスループットの合計が上位側のポートのスループットの合計より多くなることがある。例えば、上位側のポートが1Gbps、下位側が16ポートで、1ポート当たり100Mbpsの場合、下位側のポートが総て100Mbpsで上位側にパケット送信を行う場合、合計で1,600Mbpsとなって上位側のスループット以上となるから、何れかのポート対応のパケット堆積量が閾値を超える状態となって、パケット廃棄が発生する問題がある。又ユーザ側の例えばDSL(Digital Subscriber Line)については、通常は、それぞれのスループットが相違するものであり、従って、バッファ使用効率は、ポート対応に相違することになる。その為に、固定の閾値を設定した場合、バッファの有効利用ができなくなり、パケットのランダム廃棄発生の可能性が大きくなる問題があった。又VoIP等のリアルタイム・アプリケーションのように、伝送遅延の大きさが問題となる場合、バッファの閾値を大きくして、パケットの廃棄を回避すると、バッファによる遅延が大きくなり、例えば、音声品質の低下や、動画の再生画像劣化の問題が発生する
本発明は、前述の従来の問題点を解決することを目的とし、パケットの伝送形態に対応して、バッファの閾値を動的に変更設定可能とし、パケット廃棄の可能性を低下させて、パケット伝送の信頼性を向上するものである。
本発明のパケット通信装置は、入力ポートに到着したパケットを送信先に対応した出力ポートに転送制御するパケット制御部と、入力ポート及び出力ポート対応のパケットのバッファリングを行うバッファ手段と、このバッファ手段に堆積したパケット数をカウントするカウンタと、このカウンタによるパケット堆積数と閾値とを比較し、パケット堆積数が閾値を超えた時に、パケット廃棄処理指示をパケット制御部に対して行うプロセッサとを含むパケット通信装置であって、プロセッサは、パケット制御部により入力ポートと出力ポートとの間でパケットを転送制御するパケットの伝送速度、優先制御、バースト転送等の伝送形態を監視し、この伝送形態に対応して、パケットのランダム廃棄を最小限とする方向に閾値を変更設定する制御機能を備えている。
又前記プロセッサは、音声パケット等の優先制御パケットを識別して、この優先制御パケットに対する閾値を、他のパケットに対する閾値に比較して高くするように変更設定する機能を備えることができる。又前記プロセッサは、パケットの伝送速度を監視し、伝送速度に対応して閾値を高速伝送時は高く、低速伝送時は低くなるように変更設定する制御機能を備えることができる。
パケットのバッファリングを行うバッファ手段に堆積されるパケット堆積数をカウンタによりカウントし、そのパケット堆積数と閾値とを比較して、閾値を超えた場合のパケット廃棄を行う場合の閾値を、パケットの伝送形態に応じて動的に設定変更することにより、各種の伝送形態が混在する場合のパケット伝送に於いて、パケットのランダム廃棄を最小限に抑制し、バッファ手段の有効利用を図ることができる。
本発明のパケット伝送制御システムは、図2を参照して説明すると、入力ポート14に到着したパケットを送信先に対応した出力ポート15に転送制御するパケット制御部11と、入力ポート14及び出力ポート15対応のパケットのバッファリングを行う外部メモリ13等によるバッファ手段と、このバッファ手段に堆積したパケット数をカウントするカウンタと、このカウンタによるパケット堆積数と閾値とを比較し、パケット堆積数が閾値を超えた時に、パケット廃棄処理の制御を行うプロセッサ12とを含むパケット通信装置10であって、プロセッサ12は、パケット制御部11により転送制御するパケットの伝送速度等の伝送形態を監視し、この伝送形態に対応して、パケットのランダム廃棄を最小限とする方向に閾値を変更設定する制御機能を備えている。
図1は、本発明の原理説明図であり、1はパケット制御部(L2スイッチ)、2はバッファメモリ、3は外部メモリ、4,5はカウンタを示す。なお、パケットのバッファリングを行うバッファ手段を、バッファメモリ2と、外部メモリ3との何れか一方又は両方によって構成することができる。又カウンタ4は、PortX入力パケット堆積数として示すバッファリングされている入力ポート対応のパケットをカウントし、又カウンタ5は、PortY宛出力パケット堆積数として示すバッファリングされている出力ポート対応のパケットをカウントする。又それぞれのカウンタ4,5によりカウントしたパケット堆積数(パケット堆積量と同意義)を示すカウント値と、設定された閾値とを比較し、そのカウント値が閾値を超えた場合に、パケット制御部1に対してパケット廃棄指示を行う制御手段は、図示を省略したプロセッサにより実現することができる。又閾値は、パケットの伝送速度、連続的かバースト的か、優先制御の有無等のパケットの伝送形態に応じて動的に変更設定する。
このように、パケット堆積数に対する閾値を動的に変更設定する為に、例えば、パケットの単位時間当たりの流量の計測、パケット堆積数の推移、入出力ポート対応の予め設定されたパケット伝送速度、パケット伝送が連続的かバースト的か、音声パケット等の場合のQoS(Quality of Service)による優先制御か否か等を識別し、(動的に変化)として示すように、閾値を動的に変更設定する。このような閾値の動的変更設定機能を含む制御機能を、前述のように、図示を省略したプロセッサにより実現することができる。例えば、連続的なパケット伝送形態の場合、その伝送速度も考慮して、比較的低速伝送の場合は、その伝送速度に対応して比較的低い値の閾値を設定することができる。又伝送速度が可変のシステムで、伝送速度を上昇させた伝送形態に移行した場合には、閾値を前よりも高い値に変更設定する。又音声情報や動画情報等の伝送遅延を低い値とすることを希望するQoS設定のパケット伝送形態の場合は、パケット廃棄が発生しないように且つ伝送遅延が増加しないように、他のパケット伝送との対応関係に従って閾値を設定する。このようなパケットの伝送形態は、パケットのヘッダに設定されたパケット長、送信先、QoS情報の有無、同一送信先への単位時間当たりのパケット数等を基に識別可能であるから、その伝送形態に対応してパケットのランダム廃棄を最小限とする方向に閾値を設定する。
図2は、本発明の実施例1の説明図であり、10はパケット通信装置、11はパケット制御部(L2スイッチ)、12はプロセッサ(CPU)、13は外部メモリ、14,15はポート(Port1〜PortN)、30はバッファ管理部、31は内部バッファメモリ、32はパケット種別判定部、33は優先制御処理部、34はカウンタ部、35は各種設定監視部、36は各種設定変更部、37は閾値変更部、38は各種設定制御部、39はパケット流量計算部を示す。なお、ポート14に比較してポート15の個数が多い場合を示し、ポート14側を高速伝送側、ポート15側を低速伝送側とすることができる。この場合、高速伝送側を1ポートとしているが、複数ポートとすることも可能であり、又両側のポートとして、それぞれ異なる伝送速度とすることも可能である。又パケットのバッファリングを、大容量の内部メモリ31を設けることが可能の場合は、その内部メモリ31のみにより行う構成とすることも可能である。又外部メモリ13のみによりパケットのバッファリングを行う構成とすることも可能である。
又パケット制御部11は、バッファ管理部30と、内部バッファメモリ31と、パケット種別判定部32と、優先制御処理部33と、カウンタ部34との手段を含むものであり、内部バッファメモリ31は、前述のように、外部メモリ13と共に、入力ポート対応及び出力ポート対応にパケットのバッファリングを行うバッファ手段を構成している。又カウンタ部34は、ポート14,15対応にバッファリングされたパケット堆積量をカウントするものである。又バッファ管理部30は、送受信パケットのバッファリングを行う内部バッファメモリ31及び外部メモリ13に対する各ポート14,15対応の管理を行うものであり、プロセッサ12による設定制御に従って閾値設定等を行う機能を備えている。又パケット種別判定部32は、ポート14,15により受信したパケットの種別を判定する機能を備え、又優先制御処理部33は、QoS設定パケット等について優先処理を行うように制御する機能を備えている。
又プロセッサ12は、各種設定監視部35と、各種設定変更部36と、閾値変更部37と、各種設定制御部38と、パケット流量計算部39とを含む機能を有し、これらの機能は、それぞれのソフトウェアの実行により実現することができる。又ポート14,15との間及びパケット制御部11との間で、二重線矢印で示す概要の経路で制御情報等を転送し、パケット転送に必要な各種の設定及びその変更等を制御する機能を含むと共に、パケット通信装置10内の各部の監視及び制御の機能を含み、パケット制御部11に対して、各種設定制御部38によりパケット転送制御に必要な各種の制御情報を設定し、各種設定監視部35によりその設定状態が適当か否か等を監視し、各種設定変更部36により、設定状態が適当でない場合や新たな条件が発生した場合等に於いて設定を変更する制御を行うものである。又閾値変更部37は、パケット制御部11に於けるバッファリング制御の為のパケット堆積量に対する閾値を変更する制御を行うものである。又パケット流量計算部39は、各ポート14,15からのパケットの送受信情報により、ポート対応にパケットの流量を算出するものである。
又ポート15に接続された伝送路は、同一又は異なる伝送速度の例えば、DSL(Digital Subscriber Line)とすることができる。このようなDSL等の伝送路は、誤り率の増大等により伝送速度を低下させる制御を行うものであり、従って、運用中に伝送速度の変更が発生する。パケット流量計算部39は、このようなポート14,15対応の伝送速度が変更になった場合も、継続してパケットの流量を算出し、各部へ伝送形態としての伝送速度変更を通知する。又パケットの伝送速度は、パケット伝送開始時に設定しても、各種の伝送条件により伝送速度が変更される場合があり、このようなパケット伝送条件の変化について、パケット流量計算部39の機能等により前述のように識別して、閾値変更部37に通知し、パケット堆積量に対する閾値変更処理を行うことができる。例えば、伝送速度を低下させたポート15対応のバッファ堆積量に対する閾値を低い値に変更設定し、反対に低速伝送速度の伝送形態から高速伝送速度の伝送形態に変更した場合は、バッファ堆積量に対する閾値を高く設定変更する。その場合の伝送速度は、複数段階に変更される場合、閾値は、それぞれの伝送速度に従って閾値を変更設定するか、又は予め想定される伝送速度を複数段階に区切り、それぞれの速度段階に対応した閾値を変更設定する制御手段を適用することも可能である。それにより、パケット伝送形態の変更に対して動的に閾値を変更設定し、HOLブロッキング発生の低減及びランダム廃棄の発生の低減を図ることができる。
図3は、本発明の実施例2の説明図であり、20はパケット通信装置、21はパケット制御部(L2スイッチ)、22はプロセッサ(CPU)、23は外部メモリ、24,25はポート(Port1〜PortN)、26はVoIP端末を示し、ポート25のPort2に、このVoIP端末26を接続した場合を示す。又パケット制御部21は、図2に示す実施例1のパケット制御部11と同一符号は同一名称並びに同一機能を有する場合を示す。又プロセッサ22は、図2に示す実施例1のプロセッサ12と同一の機能と、ポート14,15対応にVoIP端末26の接続の有無を設定するVoIP有無設定部40の機能とを含むものである。この実施例2に於いては、図2に示す実施例1の構成と類似した部分を含み、それらの類似した構成についての重複した説明は一部省略する。
VoIP端末26は、パケット通信装置20に端末種別として登録するもので、プロセッサ22のVoIP有無設定部40のポート25のPort2対応領域に有りを設定登録する。それにより、VoIP端末26との間は、音声パケットが送受信されることを予め認識することができる。又この音声パケットにQoS設定を行う場合が一般的であるが、必ずしもQoS設定を行うものではないから、音声パケットのヘッダのQoS設定の有無を、パケット制御部21の優先制御処理部33の処理機能により識別して、音声パケットの優先転送処理の有無に従った処理を実行することができる。
図4は、前述の本発明の実施例1,2のパケット通信装置によるパケット転送処理について、ステップ(A1)〜(A13)によるフローチャートを示すものであり、先ず、ポート対応にVDSL等のリンク速度を確認する(A1)。例えば、図2及び図3に於けるポートについて、Port1は1Gbps、Port2は100Mbps、Port3は50Mbpsとすると、このリンク速度を考慮して閾値を変更する(A2)。例えば、ディフォルト値として出力側は1000とし、変換式の一例として、閾値(変更後)=閾値(ディフォルト値)×(現在の接続速度)/(最大の接続速度)とすると、Port2の閾値は、1000→1000、Port3の閾値は、1000→500となる。そして、閾値と現在の出力側パケット堆積量差yを計測する(A3)。この場合、例えば、堆積量/閾値は、Port2は、950/1000、Port3は、450/500とすると、Port2は、y=1000−950=50、Port3は、y=500−450=50となる。この場合、同一値となったが、異なる場合が一般的である。
次に、y≦Aか否かを判定する(A4)。この場合のAは、任意の正の値であり、例えば、A=100とすると、Port2対応のy=50、Port3対応のy=50であるから、何れもこの場合の条件y≦Aを満足する。なお、この比較条件を満足しない場合は、所定の時間後にステップ(A1)に移行する。ステップ(A4)に於ける判定条件を満足した場合には、入力側パケット堆積量と出力側パケット堆積量との比較を行う(A5)。例えば、或るポートP宛のパケットの最大閾値を大きくした場合、入力ポートでは、閾値相当の数のパケットを堆積する可能性があり、この状態となると、入力ポートからポートP以外の他のポートへのパケット転送ができない状態となる。反対に、小さい値に閾値を設定すると、バーストトラフィック時に、HOLブロッキングが発生し、ランダム廃棄が発生する可能性が大きくなる。従って、入力側と出力側とのポート対応にパケット堆積量を同時に監視して、閾値を決定することが必要である。
次に、QoS等の優先制御されたパケットデータを転送しているか否かを判定する(A6)。例えば、ポート対応のパケットのVLANタグを識別し、QoS設定の有無を判定することができる。この場合、Port2についてのパケットにはQoSが設定され、Port3についてのパケットにはQoSが設定されていないとすると、Port2については、QoSによる優先制御設定であるから、閾値をy≧Aになるように増加させる(A7)。その場合、Port2対応の閾値を例えば1000→1100のように増加させる。この閾値の増加量は、例えば、100と設定しておくことができる。又Port3については、優先制御設定ではないから、VoIP等のリアルタイムアプリケーションに影響が出ないように、閾値をy≧Aになるように増加させる(A8)。この場合、Port3は、VoIP使用としてパケット制御部に設定する。又2000以上のパケット堆積量でリアルタイムアプリケーションに影響を与える場合、閾値は2000以下であればよいから、Port3の閾値を、前述の500から増加量100を加算して600に増加させることができる。
次に、閾値と現在の入力側パケット堆積量差xを計測する(A9)。前述のように、出力側閾値を増加したことにより、入力側でもパケット堆積量が増加し、例えば、7900から7950に増加したとすると、その場合の閾値を8000とした時、堆積量/閾値=7950/8000、x=8000−7950=50となる。そして、x≦Aか否かを判定する(A10)。このAは、前述のステップ(A4)についての説明で100とした例を示しているから、同様に、100とすると、50≦100であり、次に、バースト性パケットが流れているか否かを判定する(A11)。なお、ステップ(A10)の条件を満足しない場合は、ステップ(A3)へ移行する。又ステップ(A11)に於いて、バースト性パケットが転送されている場合、HOLブロッキングが発生しない程度に、閾値を、x≧Aの関係となるように減少させて、ステップ(A3)へ移行する。例えば、閾値が200以下の場合には、バーストパケットによってHOLブロッキングが発生しやすいと仮定すると、閾値を減少させる場合に、HOLブロッキングが発生しないように、200以上に選定する(A12)。又ステップ(A11)に於いて、バースト性パケットが流れていない場合は、閾値をx≧Aとなるように減少させて、ステップ(A3)へ移行する(A13)。
前述のステップ(A12)に於いて、ステップ(A7)〜(A10)を繰り返して処理している過程で、例えば、堆積量が7950に上昇したとすると、閾値を、HOLブロッキング発生確率が低い200以上である7850に低下させる。又堆積量/閾値が、例えば、Port2は、4000/4200、Port3は、3950/4100とし、入力側は、7900/8000とすると、この場合、他のポートのパケット堆積によって、入力側が溢れる状態となる。そこで、Port2がQoS優先、Port3がQoS無しの場合、Port2を、4000/4100、Port3の閾値を低下させて、3800/3800とするように処理を行うことによって、入力側は、7800/8000に減少する。それによって、入力側が溢れる状態を回避することができる。即ち、パケットのランダム廃棄等を回避することができる。
本発明の原理説明図である。 本発明の実施例1の要部説明図である。 本発明の実施例2の要部説明図である。 本発明の実施例のフローチャートである。 従来例の概要説明図である。 従来例の動作説明図である。 従来例の動作説明図である。
符号の説明
1 パケット制御部(L2スイッチ)
2 バッファメモリ
3 外部メモリ
4,5 カウンタ
10,20 パケット通信装置
11,21 パケット制御部(L2スイッチ)
12,22 プロセッサ(CPU)
13,23 外部メモリ
14,15,24,25 ポート
26 VoIP端末

Claims (3)

  1. 入力ポートに到着したパケットを送信先に対応した出力ポートに転送制御するパケット制御部と、前記入力ポート及び前記出力ポート対応にパケットのバッファリングを行うバッファ手段と、該バッファ手段に堆積したパケット数をカウントするカウンタと、該カウンタによるパケット堆積量と閾値とを比較し、前記パケット堆積量が前記閾値を超えた時に前記パケット廃棄処理指示を前記パケット制御部に対して行うプロセッサとを含むパケット通信装置に於いて、
    前記プロセッサは、前記パケット制御部により前記入力ポートと前記出力ポートとの間でパケットを転送制御する該パケットの伝送速度、優先制御、バースト転送等の伝送形態を監視し、該伝送形態に対応して前記パケットのランダム廃棄を最小限とする方向に前記閾値を変更設定する制御機能を備えた
    ことを特徴とするパケット通信装置。
  2. 前記プロセッサは、音声パケット等の優先制御パケットを識別して、該優先制御パケットに対する前記閾値を、他のパケットに対する前記閾値に比較して高くするように変更設定する制御機能を備えたことを特徴とする請求項1記載のパケット通信装置。
  3. 前記プロセッサは、前記パケットの伝送速度を監視し、該伝送速度に対応して前記閾値を高速伝送時は高く、低速伝送時は低くなるように変更設定する制御機能を備えたことを特徴とする請求項1記載のパケット通信装置。
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