JPH08129505A - Eeprom制御装置 - Google Patents

Eeprom制御装置

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JPH08129505A
JPH08129505A JP26592894A JP26592894A JPH08129505A JP H08129505 A JPH08129505 A JP H08129505A JP 26592894 A JP26592894 A JP 26592894A JP 26592894 A JP26592894 A JP 26592894A JP H08129505 A JPH08129505 A JP H08129505A
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eeprom
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JP26592894A
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Hiromi Yamada
裕美 山田
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EEPROMに対する無駄な書換えや無駄な
処理を行うことなく、EEPROMの書込み待ち時間の
短縮、EEPROMの書込み競合の防止、EEPROM
の書込み漏れの防止、EEPROMの書込み回数の減少
を図る。 【構成】 タスク4a〜4dは通常動作時におけるEE
PROM3へのアクセスをRAM2の疑似メモリ2aへ
のアクセスに置き換えて実行する。EEPROM処理ル
ーチン1は一定間隔でRAM2の書込み要求フラグ2b
をチェックし、書込み要求があれば疑似メモリ2aのデ
ータをEEPROM3に書込む。EEPROM処理ルー
チン1は書込み要求がなければEEPROM3に対して
1ページずつデータチェック処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はEEPROM制御装置に
関し、特に電気的に書込み及び消去自在な不揮発性メモ
リ[以下、EEPROM(Electrically
Erasable & Programable Re
ad Only Memory)とする]の制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】EEPROMを有するマイクロプロセッ
サシステムにおいて、そのEEPROMに対するデータ
書込み及び読出しにはいくつかの制約がある。すなわ
ち、EEPROMのメモリはページ単位に分割されてい
るので、CPUが連続して書込めるのは同一ページ内の
データに対してだけである。その場合、別ページにデー
タを書込むには現ページへの書込み動作(以下、ライト
サイクルとする)の終了を待たなくてはならず、このラ
イトサイクルは10ms程度である。
【0003】また、同一ページ内でのデータ書込み時に
一定時間以内(100μs程度)に次のアドレスとデー
タとを入力しないと、ライトサイクルに入ってしまう。
このライトサイクル中に書込みを行うと、その書込みデ
ータは保証されない。さらに、EEPROMへの書込み
回数には寿命があるため、EEPROMへの無駄な書込
みを避ける必要がある。
【0004】したがって、EEPROMへの書込みに
は、図5〜図7に示すような制御が必要となる。まず、
簡単な方法としては、データを書込んだ後に(図5ステ
ップS11)、ライトサイクル時間(約7〜10ms)
が経過するのを待ち(図5ステップS12,13)、次
のステップに進む方法がある。
【0005】この方法よりもライトサイクルの待ち時間
を減らすためには、EEPROMにページ単位に連続し
てデータを書込める機能や、最後に書込んだデータを読
出すことによってライトサイクル終了を知ることが可能
な機能がついているEEPROMを使用し、書込みプロ
グラムを以下のようにすることで実現することができ
る。
【0006】バイト単位の場合には、データを1バイト
書込んだ後に(図6ステップS21)、書込みデータの
比較をデータが一致するまで続け(図6ステップS2
2,23)、一致すると他のページへの書込みかを判断
する(図6ステップS24)。この場合、次のデータは
ライトサイクル終了後に書込み可能となる。
【0007】また、大量にデータを書込む場合には、ま
ず1ページ分のデータを編集し(図7ステップS3
1)、編集した1ページ分のデータを書込む(図7ステ
ップS32)。その後に、最後に書込んだデータをEE
PROMの読出しデータと比較し(図7ステップS3
3)、この比較を一致するまで続ける(図7ステップS
33,34)。その比較が一致すれば、ライトサイクル
終了として他のページへの書込みチェック(図7ステッ
プS35)が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のEEP
ROMに対する制御を、割込みやマルチタスクを利用し
たシステムに使用する場合、CPUを有効に活用するた
めに、EEPROMのライトサイクルの待ち時間を他の
タスクや割込みに解放する方法がある。
【0009】この方法の場合、その期間中はEEPRO
Mへのアクセスが不可能であるため、EEPROMへの
データ書込み及び読出しの競合を避けるための制御が必
要となり、複雑なソフトウェアとなる。
【0010】また、EEPROMのデータを確実に利用
するためには書込み時のライトサイクルを十分にとり、
データチェックを行わなければならないが、そのための
時間をとればとるほど他の処理への妨げとなってしま
う。
【0011】さらに、EEPROM上における同じペー
ジ内のデータでもプログラム上で別の場所からアクセス
される場合には夫々のライトサイクル間隔を確保するこ
とになるので、無駄な待ち時間や無駄な書込みが起きる
原因となる。
【0012】これらの問題点を解決するために、特開平
2−81398号公報ではEEPROMと同じ記憶容量
のRAMを用い、通常動作状態ではRAMに対してアク
セスを行い、必要に応じて選択的にRAMとEEPRO
Mとの間で相互にデータを転送させる方法が提案されて
いる。
【0013】この方法では電源遮断時にRAMのデータ
をEEPROMに転送し、電源投入時にEEPROMの
データをRAMに転送したり、RAM及びEEPROM
各々の同一アドレスのデータを読出し、それらが不一致
ならばEEPROMのデータをRAMのデータにしたが
って書換えたりしてEEPROMに対する書換え回数を
低減させている。尚、EEPROMとRAMとの間のデ
ータ転送をラッチ回路を介してワード線単位で行うこと
で、データ書換えの高速動作化を図っている。
【0014】しかしながら、電源遮断時にRAMのデー
タをEEPROMに転送し、電源投入時にEEPROM
のデータをRAMに転送する方法では書換えなくともよ
いデータの書換えも行われるため、EEPROMに対す
る無駄な書換えが生じてしまう。
【0015】また、RAM及びEEPROM各々の同一
アドレスのデータを読出し、それらが不一致ならばEE
PROMのデータをRAMのデータにしたがって書換え
る方法では、RAM及びEEPROM各々からすべての
データを読出さなければ、どの部分で書換えず行われた
かを知ることができず、RAM及びEEPROM各々の
全アドレスからのデータの読出しとそれらの比較とを行
わなければならず、EEPROMの書換え工数が多大に
なるととともに、EEPROMの書換えの処理時間も長
くなってしまう。
【0016】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、EEPROMに対する無駄な書換えや無駄な処理
を行うことなく、EEPROMの書込み待ち時間の短
縮、EEPROMの書込み競合の防止、EEPROMの
書込み漏れの防止、EEPROMの書込み回数の減少を
図ることができるEEPROM制御装置を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるEEPRO
M制御装置は、電気的に書込み及び消去自在な不揮発性
メモリと、前記不揮発性メモリの内容を全て記憶する記
憶領域を含む読出し書込み自在な記憶装置とを有する情
報処理装置のEEPROM制御装置であって、通常動作
時に前記不揮発性メモリへのアクセスを前記記憶領域へ
のアクセスに置き換える手段と、前記記憶領域への書込
みの有無を示す書込み要求を保持する保持手段と、予め
設定された所定周期で動作しかつ前記保持手段に前記書
込み要求が保持されているときに前記書込み要求に対応
する前記記憶領域の内容を前記不揮発性メモリに書込む
手段とを備えている。
【0018】本発明による他のEEPROM制御装置
は、上記の構成のほかに、前記情報処理装置とは非同期
に動作しかつ前記情報処理装置に対して前記所定周期毎
に割込みを発生する手段を具備している。
【0019】本発明による別のEEPROM制御装置
は、上記の構成のほかに、前記所定周期で動作しかつ前
記保持手段に前記書込み要求が保持されていないときに
前記不揮発性メモリのデータチェックを行う手段を具備
している。
【0020】
【作用】通常動作時にEEPROMへのアクセスを疑似
メモリへのアクセスに置き換えて実行するとともに、疑
似メモリへの書込みの有無を示す書込み要求を書込み要
求フラグに保持しておく。
【0021】一定間隔で定時間割込みを起動するEEP
ROM処理ルーチンが起動されたときに書込み要求が書
込み要求フラグに保持されていれば、その書込み要求に
対応する疑似メモリのデータでEEPROMの対応する
データを更新する。
【0022】これによって、EEPROMをアクセスす
るタスクや割込みルーチン等の通常処理ルーチンにとっ
ては普通のRAMをアクセスするだけなので、EEPR
OM特有の手続きを踏まなくともEEPROMに対する
データの読み書きが可能となり、ソフトウェアによる時
間管理やメモリ管理の負担が軽減される。
【0023】また、EEPROMへのデータ書込み終了
待ちを行う必要がなくなるので、その分CPU占有時間
のロスが無くなる。さらに、EEPROMにアクセスす
るプログラムの場所が、書込み要求フラグ内の書込み要
求の有無、あるいはベリファイカウンタの値によって限
定されるので、書込み回数のチェック等EEPROM管
理プログラムの作成が容易となる。
【0024】さらにまた、EEPROM処理ルーチンは
ライトサイクル間隔を避けて動作するので、メモリ重複
アクセスを生ずる心配がない。この場合、EEPROM
の1ページあたりへのアクセス間隔内にデータ書換えが
何回起きても、EEPROM処理ルーチンによるそのペ
ージに対するEEPROMへのアクセスが1回だけなの
で、その分EEPROMに対する書込み回数が減少す
る。
【0025】よって、EEPROMに対する無駄な書換
えや無駄な処理を行うことなく、EEPROMの書込み
待ち時間の短縮、EEPROMの書込み競合の防止、E
EPROMの書込み漏れの防止、EEPROMの書込み
回数の減少が図れる。
【0026】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0027】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、EEPROM処理ルーチン
1はタスク4a〜4dとは非同期で動作し、一定間隔で
タスク4a〜4dの処理に割込みをかけて動作する。
【0028】EEPROM処理ルーチン1はこの割込み
によって動作を開始すると、RAM2に予め設けた書込
み要求フラグ2bをチェックし、書込み要求フラグ2b
が立っていれば、RAM2に予め設けた疑似メモリ2a
内のフラグに対応するページのデータをEEPROM3
の対応するページに書込む。
【0029】また、EEPROM処理ルーチン1は書込
み要求フラグ2bが立っていなければ、EEPROM3
に対して1ページずつデータチェック処理(ベリファイ
チェック)を行う。
【0030】ここで、RAM2の疑似メモリ2aはEE
PROM3と同じ大きさの領域が確保されたものであ
る。また、書込み要求フラグ2bはEEPROM3のペ
ージ単位毎に書込み要求、つまり疑似メモリ2aへの書
込みが行われたか否かを示す情報の有無を示すものであ
る。さらに、割込みを発生する一定間隔には使用するE
EPROM3のライトサイクルよりも少し長い程度の時
間が設定される。
【0031】図2は本発明の一実施例によるEEPRO
M制御方法を用いたマイクロプロセッサシステムを示す
ブロック図である。図において、このマイクロプロセッ
サシステムではCPU4にRAM2と、EEPROM3
と、ROM5とが夫々接続されている。
【0032】ここで、CPU4はROM5に格納されて
いるプログラムによって動作し、上記のEEPROM処
理ルーチン1とタスク4a〜4dとを夫々実行する。C
PU4はタスク4a〜4dを実行する通常ルーチンでE
EPROM3のデータをアクセスする場合、それらのア
クセスを全てRAM2内の疑似メモリ2aへのアクセス
に置き換えて実行する。
【0033】図3は図1のEEPROM処理ルーチン1
の処理動作を示すフローチャートである。これら図1〜
図3を用いてEEPROM処理ルーチン1の処理動作に
ついて説明する。
【0034】EEPROM処理ルーチン1は起動される
と、まず定時間割込みを発生し(図3ステップS1)、
その後にRAM2の書込み要求フラグ2bを参照して書
込み要求の有無をチェックする(図3ステップS2)。
【0035】EEPROM処理ルーチン1は書込み要求
があれば、その書込み要求に対応するRAM2の疑似メ
モリ2aのデータでEEPROM3の対応するページの
データを更新する(図3ステップS3)。EEPROM
処理ルーチン1はEEPROM3に対するデータの更新
が終了すると、書込み要求フラグ2bの書込み要求を1
ページ分削除してから(図3ステップS4)、処理を終
了して次の割込み起動待ちとなる。
【0036】一方、EEPROM処理ルーチン1は書込
み要求がなければ、ベリファイカウンタ(図示せず)に
よって処理するページを選択し、選択したページに対応
する疑似メモリ2aのデータとEEPROM3のデータ
とのベリファイチェックを行う(図3ステップS5,
6)。
【0037】このベリファイチェックで一致しないデー
タがあれば、EEPROM処理ルーチン1は選択したペ
ージに対応する疑似メモリ2aのデータでEEPROM
3のデータを更新し(図3ステップS7)、ベリファイ
カウンタを更新してから(図3ステップS8)、処理を
終了して次の割込み起動待ちとなる。
【0038】また、このベリファイチェックで全てのデ
ータが一致すれば、EEPROM処理ルーチン1はベリ
ファイカウンタを更新してから(図3ステップS8)、
処理を終了して次の割込み起動待ちとなる。
【0039】図4は図2のCPU4における処理の流れ
を示すタイミング図である。図において、処理の優先順
位はEEPROM処理ルーチン1、タスク4d、タスク
4c、タスク4b、タスク4aの順番になっている。
【0040】上記のマイクロプロセッサシステムに対し
て電源が投入されてからタスク4a〜4dが処理されて
いないときに起動されると、EEPROM処理ルーチン
1はまず定時間割込みを発生し、その後にRAM2の書
込み要求フラグ2bを参照して書込み要求の有無をチェ
ックする。
【0041】この場合、EEPROM処理ルーチン1は
書込み要求がないので、ベリファイカウンタによって処
理するページとして1ページ目を選択し、疑似メモリ2
aの1ページ目のデータとEEPROM3の1ページ目
のデータとのベリファイチェックを行う。
【0042】このベリファイチェックで一致しないデー
タがあれば、EEPROM処理ルーチン1は疑似メモリ
2aの1ページ目のデータでEEPROM3の1ページ
目のデータを更新するための書込みコマンドを発行し、
ベリファイカウンタを更新してから処理を終了して次の
割込み起動待ちとなる。
【0043】また、このベリファイチェックで全てのデ
ータが一致すれば、EEPROM処理ルーチン1はベリ
ファイカウンタを更新してから処理を終了して次の割込
み起動待ちとなる。
【0044】次に、タスク4aの処理中にEEPROM
処理ルーチン1が起動されると、EEPROM処理ルー
チン1は定時間割込みを発生し、その後にRAM2の書
込み要求フラグ2bを参照して書込み要求の有無をチェ
ックする。
【0045】この場合、EEPROM処理ルーチン1は
書込み要求がないので、ベリファイカウンタによって処
理するページとして2ページ目を選択し、疑似メモリ2
aの2ページ目のデータとEEPROM3の2ページ目
のデータとのベリファイチェックを行う。
【0046】このベリファイチェックで一致しないデー
タがあれば、EEPROM処理ルーチン1は疑似メモリ
2aの2ページ目のデータでEEPROM3の2ページ
目のデータを更新するための書込みコマンドを発行し、
ベリファイカウンタを更新してから処理を終了して次の
割込み起動待ちとなる。
【0047】また、このベリファイチェックで全てのデ
ータが一致すれば、EEPROM処理ルーチン1はベリ
ファイカウンタを更新してから処理を終了して次の割込
み起動待ちとなる。
【0048】この間、タスク4aの処理は中断され、E
EPROM処理ルーチン1の処理が終了すると、制御が
戻されて再開される。再開後に、タスク4aの処理にタ
スク4bの処理が割込むと、タスク4aの処理が中断さ
れ、タスク4bの処理が開始される。この間、EEPR
OM3ではEEPROM処理ルーチン1におけるデータ
更新によって書込みコマンドが発行されると、その書込
みコマンドによるライトサイクルに入り、タスク4a,
4bの処理と並行してライトサイクルの処理が行われ
る。
【0049】タスク4bの処理中にEEPROM処理ル
ーチン1が起動されると、EEPROM処理ルーチン1
は定時間割込みを発生し、その後にRAM2の書込み要
求フラグ2bを参照して書込み要求の有無をチェックす
る。
【0050】この場合、EEPROM処理ルーチン1は
書込み要求がないので、ベリファイカウンタによって処
理するページとして3ページ目を選択し、疑似メモリ2
aの3ページ目のデータとEEPROM3の3ページ目
のデータとのベリファイチェックを行う。
【0051】このベリファイチェックで一致しないデー
タがあれば、EEPROM処理ルーチン1は疑似メモリ
2aの3ページ目のデータでEEPROM3の3ページ
目のデータを更新するための書込みコマンドを発行し、
ベリファイカウンタを更新してから処理を終了して次の
割込み起動待ちとなる。
【0052】また、このベリファイチェックで全てのデ
ータが一致すれば、EEPROM処理ルーチン1はベリ
ファイカウンタを更新してから処理を終了して次の割込
み起動待ちとなる。
【0053】EEPROM処理ルーチン1の処理によっ
て中断されたタスク4bの処理は、EEPROM処理ル
ーチン1の処理が終了すると再開される。このタスク4
bの処理が終了すると、タスク4aの処理が再開され
る。タスク4aの処理の再開後に、タスク4aの処理に
タスク4cの処理が割込むと、タスク4aの処理が中断
され、タスク4cの処理が開始される。この間、EEP
ROM3ではEEPROM処理ルーチン1におけるデー
タ更新によって書込みコマンドが発行されると、その書
込みコマンドによるライトサイクルに入り、タスク4
b,4a,4cの処理と並行してライトサイクルの処理
が行われる。
【0054】タスク4cの処理中にEEPROM処理ル
ーチン1が起動されると、EEPROM処理ルーチン1
は定時間割込みを発生し、その後にRAM2の書込み要
求フラグ2bを参照して書込み要求の有無をチェックす
る。
【0055】この場合、EEPROM処理ルーチン1は
書込み要求がないので、ベリファイカウンタによって処
理するページとして4ページ目を選択し、疑似メモリ2
aの4ページ目のデータとEEPROM3の4ページ目
のデータとのベリファイチェックを行う。
【0056】このベリファイチェックで一致しないデー
タがあれば、EEPROM処理ルーチン1は疑似メモリ
2aの4ページ目のデータでEEPROM3の4ページ
目のデータを更新するための書込みコマンドを発行し、
ベリファイカウンタを更新してから処理を終了して次の
割込み起動待ちとなる。
【0057】また、このベリファイチェックで全てのデ
ータが一致すれば、EEPROM処理ルーチン1はベリ
ファイカウンタを更新してから処理を終了して次の割込
み起動待ちとなる。
【0058】EEPROM処理ルーチン1の処理によっ
て中断されたタスク4cの処理は、EEPROM処理ル
ーチン1の処理が終了すると再開される。このタスク4
cの処理中に疑似メモリ2aの1ページにデータの書込
みが行われると、書込み要求フラグ2bの1ページに対
応する位置にフラグが立つ。この間、EEPROM3で
はEEPROM処理ルーチン1におけるデータ更新によ
って書込みコマンドが発行されると、その書込みコマン
ドによるライトサイクルに入り、タスク4cの処理と並
行してライトサイクルの処理が行われる。
【0059】疑似メモリ2aの1ページに対するデータ
の書込みが行われた後のタスク4cの処理中にEEPR
OM処理ルーチン1が起動されると、EEPROM処理
ルーチン1は定時間割込みを発生し、その後にRAM2
の書込み要求フラグ2bを参照して書込み要求の有無を
チェックする。
【0060】このとき、EEPROM処理ルーチン1は
書込み要求があるので、その書込み要求に対応する疑似
メモリ2aの1ページ目のデータでEEPROM3の対
応する1ページ目のデータを更新する。EEPROM処
理ルーチン1はEEPROM3に対するデータの更新の
ための書込みコマンドの発行が終了すると、書込み要求
フラグ2bの書込み要求を1ページ分削除してから、処
理を終了して次の割込み起動待ちとなる。
【0061】EEPROM処理ルーチン1の処理によっ
て中断されたタスク4cの処理は、EEPROM処理ル
ーチン1の処理が終了すると再開される。このタスク4
cの処理にタスク4dの処理が割込むと、タスク4cの
処理が中断され、タスク4dの処理が開始される。
【0062】タスク4cの処理は、タスク4dの処理が
終了すると再開される。このタスク4dの処理が終了す
ると、タスク4cの処理が再開される。この間、EEP
ROM3ではEEPROM処理ルーチン1における1ペ
ージ目のデータ更新によって書込みコマンドが発行され
ると、その書込みコマンドのライトサイクルに入り、タ
スク4c,4dの処理と並行してライトサイクルの処理
が行われる。
【0063】タスク4cの処理中にEEPROM処理ル
ーチン1が起動されると、EEPROM処理ルーチン1
は定時間割込みを発生し、その後にRAM2の書込み要
求フラグ2bを参照して書込み要求の有無をチェックす
る。
【0064】この場合、EEPROM処理ルーチン1は
書込み要求がないので、ベリファイカウンタによって処
理するページとして5ページ目を選択し、疑似メモリ2
aの5ページ目のデータとEEPROM3の5ページ目
のデータとのベリファイチェックを行う。
【0065】このベリファイチェックで一致しないデー
タがあれば、EEPROM処理ルーチン1は疑似メモリ
2aの5ページ目のデータでEEPROM3の5ページ
目のデータを更新するための書込みコマンドが発行し、
ベリファイカウンタを更新してから処理を終了して次の
割込み起動待ちとなる。
【0066】また、このベリファイチェックで全てのデ
ータが一致すれば、EEPROM処理ルーチン1はベリ
ファイカウンタを更新してから処理を終了して次の割込
み起動待ちとなる。
【0067】EEPROM処理ルーチン1の処理によっ
て中断されたタスク4cの処理は、EEPROM処理ル
ーチン1の処理が終了すると再開される。このタスク4
cの処理が終了すると、タスク4aの処理が再開され
る。この間、EEPROM3ではEEPROM処理ルー
チン1におけるデータ更新によって書込みコマンドが発
行されると、その書込みコマンドのライトサイクルに入
り、タスク4c,4aの処理と並行してライトサイクル
の処理が行われる。
【0068】タスク4aの処理の再開後、タスク4aの
処理中にEEPROM処理ルーチン1が起動されると、
EEPROM処理ルーチン1は定時間割込みを発生し、
その後にRAM2の書込み要求フラグ2bを参照して書
込み要求の有無をチェックする。
【0069】この場合、EEPROM処理ルーチン1は
書込み要求がないので、ベリファイカウンタによって処
理するページとして6ページ目を選択し、疑似メモリ2
aの4ページ目のデータとEEPROM3の6ページ目
のデータとのベリファイチェックを行う。
【0070】このベリファイチェックで一致しないデー
タがあれば、EEPROM処理ルーチン1は疑似メモリ
2aの4ページ目のデータでEEPROM3の6ページ
目のデータを更新するための書込みコマンドを発行し、
ベリファイカウンタを更新してから処理を終了して次の
割込み起動待ちとなる。
【0071】また、このベリファイチェックで全てのデ
ータが一致すれば、EEPROM処理ルーチン1はベリ
ファイカウンタを更新してから処理を終了して次の割込
み起動待ちとなる。
【0072】このように、通常動作時にEEPROM3
へのアクセスを疑似メモリ2aへのアクセスに置き換え
て実行するとともに、疑似メモリ2aへの書込みの有無
を示す書込み要求を書込み要求フラグ2bに保持してお
き、予め設定された所定周期毎に定時間割込みを起動す
るEEPROM処理ルーチン1が起動されたときに書込
み要求が書込み要求フラグ2bに保持されていれば、そ
の書込み要求に対応する疑似メモリ2aのデータでEE
PROM3の対応するデータを更新することによって、
EEPROM3をアクセスするタスク4a〜4dや割込
みルーチン等の通常処理ルーチンにとっては普通のRA
M2をアクセスするだけなので、EEPROM3特有の
手続きを踏まなくともEEPROM3に対するデータの
読み書きが可能となり、ソフトウェアによる時間管理や
メモリ管理の負担が軽減される。
【0073】また、EEPROM3へのデータ書込み終
了待ちを行う必要がなくなるので、その分CPU占有時
間のロスが無くなる。さらに、EEPROM3にアクセ
スするプログラムの場所が、書込み要求フラグ2b内の
書込み要求の有無、あるいはベリファイカウンタの値に
よって限定されるので、書込み回数のチェック等EEP
ROM管理プログラムの作成が容易となる。
【0074】さらにまた、EEPROM処理ルーチン1
はライトサイクル間隔を避けて動作するので、メモリ重
複アクセスを生ずる心配がない。この場合、EEPRO
M3の1ページあたりへのアクセス間隔内にデータ書換
えが何回起きても、EEPROM処理ルーチン1による
そのページに対するEEPROM3へのアクセスが1回
だけなので、その分EEPROM3に対する書込み回数
を減少させることができる。
【0075】よって、EEPROM3に対する無駄な書
換えや無駄な処理を行うことなく、EEPROM3の書
込み待ち時間の短縮、EEPROM3の書込み競合の防
止、EEPROM3の書込み漏れの防止、EEPROM
3の書込み回数の減少を図ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常動作時に電気的に書込み及び消去自在な不揮発性メモ
リへのアクセスを、その不揮発性メモリの内容を全て記
憶する記憶領域へのアクセスに置き換えるとともに、こ
の記憶領域への書込みの有無を示す書込み要求を保持し
ておき、予め設定された所定周期で書込み要求の有無を
チェックしたときに書込み要求が保持されていれば、そ
の書込み要求に対応する記憶領域の内容を不揮発性メモ
リに書込むことによって、EEPROMに対する無駄な
書換えや無駄な処理を行うことなく、EEPROMの書
込み待ち時間の短縮、EEPROMの書込み競合の防
止、EEPROMの書込み漏れの防止、EEPROMの
書込み回数の減少を図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例によるEEPROM制御方法
を用いたマイクロプロセッサシステムを示すブロック図
である。
【図3】図1のEEPROM処理ルーチンの処理動作を
示すフローチャートである。
【図4】図2のCPUにおける処理の流れを示すタイミ
ング図である。
【図5】従来例によるEEPROMの制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】従来例によるEEPROMの制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】従来例によるEEPROMの制御動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 EEPROM処理ルーチン 2 RAM 2a 疑似メモリ 2b 書込み要求フラグ 3 EEPROM 4a〜4d タスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に書込み及び消去自在な不揮発性
    メモリと、前記不揮発性メモリの内容を全て記憶する記
    憶領域を含む読出し書込み自在な記憶装置とを有する情
    報処理装置のEEPROM制御装置であって、通常動作
    時に前記不揮発性メモリへのアクセスを前記記憶領域へ
    のアクセスに置き換える手段と、前記記憶領域への書込
    みの有無を示す書込み要求を保持する保持手段と、予め
    設定された所定周期で動作しかつ前記保持手段に前記書
    込み要求が保持されているときに前記書込み要求に対応
    する前記記憶領域の内容を前記不揮発性メモリに書込む
    手段とを有することを特徴とするEEPROM制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記情報処理装置とは非同期に動作しか
    つ前記情報処理装置に対して前記所定周期毎に割込みを
    発生する手段を含むことを特徴とする請求項1記載のE
    EPROM制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定周期で動作しかつ前記保持手段
    に前記書込み要求が保持されていないときに前記不揮発
    性メモリのデータチェックを行う手段を含むことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のEEPROM制御
    装置。
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