JPH08128693A - 給気形パイプ用ファン - Google Patents

給気形パイプ用ファン

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JPH08128693A
JPH08128693A JP26717894A JP26717894A JPH08128693A JP H08128693 A JPH08128693 A JP H08128693A JP 26717894 A JP26717894 A JP 26717894A JP 26717894 A JP26717894 A JP 26717894A JP H08128693 A JPH08128693 A JP H08128693A
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air supply
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Mitsusachi Koyama
光幸 小山
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体筒部に電動機と羽根の取付けの容易な給
気形パイプ用ファンを提供することを目的とする。 【構成】 内部に電動機2が収納される長さの筒状で室
内側開口4の外周には外方に延設したフランジ部7を設
けた第1の筒部8と、電動機2に取付けられる羽根1を
覆う筒状で第1の筒部8に結合される第2の筒部23に
分割し本体部分を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室壁または天井に埋め
込まれた通風パイプに挿着して使用される給気形パイプ
用ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パイプ用ファンは取付けが簡単で
あるため、トイレ・浴室・居間の換気用に使用するケー
スが増えており、さらに高気密型の住宅の普及にともな
い給気形のものが求められている。
【0003】従来この種の給気形のパイプ用ファンは、
図8に示すように、内部に電動機101とこの電動機1
01により駆動される羽根102とを有する筒部103
の外周部に、室壁104に埋め込まれたパイプ105の
内周面を押圧し本体を固定する取付けばね106を有し
ていた。また、前記筒部103の室内側開口107の外
周には、前記室壁104あるいは天井に沿い前記パイプ
105の外形より外側まで延設したフランジ部108が
形成されていた。さらに、フランジ部108の外周に
は、室内側開口107を室内側から覆うルーバ109が
嵌着されていた。
【0004】そして電動機101は、前記筒部103の
内周面に一体形成された電動機固定脚110にねじ止め
固定され、同じく筒部103の室内側開口107側側面
に設けられた孔111に通されたリード線112によ
り、前記フランジ部108に設けられた電源端子部11
3に接続されており、電動機101の筒部103の屋外
側開口114側には羽根102が取付けられていた。
【0005】上記構成において、電源端子部113に電
源が供給されパイプ用ファンが運転されると、電動機1
01により羽根102が回転を始め、屋外115の空気
はこの羽根102に吸引され筒部103およびルーバ1
09を通り、室内116に給気される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の給気
形パイプ用ファンの構成では、製品の組み立て時、電動
機101は筒部103の屋外側開口115から筒部10
3内に設置され電動機固定脚110にねじ止めされ、そ
の後羽根102が挿入固定されていたが、どちらも筒部
103の内部奥での作業であり、ねじ締めがしにくく、
羽根102の挿入位置決めもしにくく、組立て作業性が
悪いという問題があった。
【0007】また、部品点数低減のために筒部103と
フランジ部108および電動機固定脚110を一体に形
成すると、前記筒部103の屋外側開口114端部の形
状は、金型の抜き勾配の関係で屋外115方向に対し末
広がりか、良くてもストレートにしか形成できず、結果
として特性面で、静圧の高い商品を得ることができない
という問題と、逆に低静圧で大風量を流した場合には騒
音値が高くなるという問題があった。
【0008】また、電動機101と電源端子部113と
の接続は、筒部103の室内側開口107側側面に設け
られた孔111に通したリード線112で行われるが、
リード線112を通す作業がやりにくく、作業性を上げ
るために孔111の孔径を大きくすると筒部103の気
密性が低下し、給気した空気が筒部103の外周部を通
って屋外115に漏れてしまうという問題があった。
【0009】また、筒部103とパイプ105との間に
は、パイプ105の内周面を押圧し本体を固定する取付
けばね106を設置しているが、パイプ105は施工業
者が手配するため内径がまちまちで、結果として筒部1
03とパイプ105との隙間が一定ではなく、隙間が小
さい場合には取付けばね106の押圧力が強くなりすぎ
て筒部103を変形させてしまうという問題があった。
【0010】また、屋外115の空気を給気する際に、
塵埃や小形の虫、杉花粉などの人体にアレルギーを起こ
す各種微粒子等が空気に混入してくるという問題があっ
たが、従来のこの種の給気形のパイプ用ファンにはこれ
らを除去する手段を講じたものはなかった。
【0011】また、冬期や夏期などに室内に対して温湿
度条件の差の大きい空気を給気する際、給気された空気
流が直接室内116側の在室者に達すると不快感を与え
るという問題があった。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、本体
筒部に電動機と羽根が取付けやすい給気形パイプ用ファ
ンを提供することを第1の目的とする。
【0013】第2の目的は、静圧を高く取れ、または大
風量でも騒音値を低く押さえることのできるといった性
能面の改善にある。
【0014】第3の目的は、電動機と電源端子部を接続
するリード線を通す作業を簡単にし、しかも筒部の気密
性を高めることにある。
【0015】第4の目的は、取付けばねの押圧力による
筒部の変形を低減することにある。第5の目的は、給気
中の塵埃や小形の虫、杉花粉などの人体にアレルギーを
起こす各種微粒子等を除去することにある。
【0016】第6の目的は、冬期や夏期などに室内に対
して温湿度条件の差の大きい空気を給気する際、給気さ
れた空気流によって室内の在室者に不快感を与えること
なく、給気のできるようにすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の給気形パイプ用
ファンは上記第1および第2の目的を達成するために、
第1の手段は内部に電動機が収納される長さの筒状で室
内側開口の外周には外方に延設したフランジ部を設けた
第1の筒部と、この第1の筒部の外周部に室壁あるいは
天井に設けられたパイプの内周面に押圧するように配設
された取付けばねと、前記電動機に取付けられる羽根を
覆う筒状で前記第1の筒部に着脱自在に結合される第2
の筒部と、前記フランジ部に取付けられて前記第1の筒
部の室内側開口を室内側から覆うルーバとを備え、前記
電動機および羽根を覆う本体部分を前記第1の筒部と第
2の筒部に分割した構成とする。
【0018】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段は第2の筒部の室内側端部が、羽根の反吸い込み
側端部の近傍に位置する構成とする。
【0019】また、第2の目的を達成するために、第3
の手段は第2の筒部の羽根吸い込み側端部を、外周方向
に拡がるベルマウス形状としプロペラ形の羽根を設けた
構成とする。
【0020】また、第2の目的を達成するために、第4
の手段は第2の筒部の内径を、第1の筒部の内径より小
さく形成した構成とする。
【0021】また、第3の目的を達成するために、第5
の手段は第1の筒部の室外側開口の端部に、電動機と電
源端子部を接続するリード線を通すスリット形状の開口
溝を室内側方向に設け、第2の筒部の室内側端部に設け
た閉鎖片でリード線挿通後の前記開口溝を閉鎖する構成
とする。
【0022】また、第4の目的を達成するために、第6
の手段は取付けばねの一端をフランジ部に固定した構成
とする。
【0023】また、第5の目的を達成するために、第7
の手段はフィルターをフランジ部に着脱自在に設けた構
成とする。
【0024】また、第6の目的を達成するために、第8
の手段はルーバの通気開口部に、斜め上方に吹き出し方
向が開放する複数のシャッタを設けた構成とする。
【0025】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、第
1の筒部の長さが短くなり、電動機のねじ締めが容易に
なり、羽根の取付けも第1の筒部の外で行うことができ
ることとなるとともに、第2の筒部の羽根吸い込み側端
部を羽根吸い込み口を覆うオリフィス形状とすることが
容易にでき、性能の改善を行うことができることとな
る。
【0026】また、第2の手段の構成により、空気の通
風路の形状を、吸い込み口近傍である羽根周囲の内径を
小さく、羽根周囲を過ぎてからは内径を大きく取れるの
で、性能の改善を行うことができることとなる。
【0027】また、第3の手段の構成により、羽根をプ
ロペラ形に交換することにより大風量時の騒音値を低減
できることとなる。
【0028】また、第4の手段の構成により、羽根径を
小さくすることにより静圧の高い商品を得ることができ
ることとなる。
【0029】また、第5の手段の構成により、電動機と
電源端子部を接続するリード線の取付け作業が容易にな
り、しかも第1の筒部の気密性を高めることができるこ
ととなる。
【0030】また、第6の手段の構成により、取付けば
ねの押圧力による第1の筒部の変形を低減できることと
なる。
【0031】また、第7の手段の構成により、給気中の
塵埃や小形の虫、各種微粒子等を除去することができる
こととなる。
【0032】また、第8の手段の構成により、冬期や夏
期なども室内の在室者に不快感を与えることなく、給気
ができることとなる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1〜図
3を参照しながら説明する。
【0034】図に示すように、ターボ形の羽根1を駆動
する電動機2を取付ける電動機固定脚3を内周面に複数
個有し、ほぼ電動機2が収納される長さで室内側開口4
の外周には室壁5に埋込まれたパイプ6の外形より外側
まで延設したフランジ部7を形成した第1の筒部8を設
け、第1の筒部8の外周には室壁5に埋込まれたパイプ
6の内周面に押圧して第1の筒部8を保持する取付けば
ね9の一端をフランジ部7に設けたボス部10に取付け
配設している。
【0035】また、第1の筒部8のフランジ部7には電
源端子部11を設け、第1の筒部8の屋外側開口12に
は電動機2と電源端子部11を接続するリード線13を
通すスリット形状の開口溝14を室内15側に向け形成
し、第1の筒部8の内周面には引っ掛け用リブ16を室
外側開口12側近傍に設けている。
【0036】そして、羽根1を覆う形状で室外17側の
端部には羽根1の吸い込み部18に対応するオリフィス
部19を有し、第1の筒部8の室外側開口12に嵌合す
る筒状で、室内側端部20には回動することにより第1
の筒部8に設けた引っ掛け用リブ16に係合する引っ掛
け用爪21および、第1の筒部8に設けたスリット形状
の開口溝14にリード線13が挿通されたあとに存在す
る開口溝14の開口部分を閉鎖する形状の閉鎖片22を
突出し設け第2の筒部23を形成している。
【0037】また、フランジ部7の外周には室内側開口
4を室内15側から覆うルーバ24が装着されている。
【0038】上記構成において、電動機2はリード線1
3により電源端子部11に予め接続されており、第1の
筒部8への取付けは室外側開口12側から、まずリード
線13を開口溝14に挿入し、次に第1の筒部8の内周
面に一体形成された電動機固定脚3にねじ止め固定し、
室外側開口12側から電源端子部11をフランジ部7に
取付け、その後羽根1を電動機2に固定する。
【0039】そして、第1の筒部8の室外側開口12に
第2の筒部23の室内側端部20を嵌合したのち回動し
て第1の筒部8に設けられた引っ掛け用リブ16に第2
の筒部23に設けた引っ掛け用爪21を係合し、第1の
筒部8に第2の筒部23を結合するとともに、第2の筒
部23に設けた閉鎖片22により、リード線13が挿通
されたあとに開口溝14に存在する開口部分を閉鎖し、
フランジ部7にルーバ24を装着して組立てられる。
【0040】また、室壁5に埋設されたパイプ6内に取
付けばね9の弾性に抗して挿入することによりパイプ用
ファンは室壁5に取付けられる。
【0041】そして、電源端子部11に電源が供給され
パイプ用ファンが運転されると、電動機2によりターボ
形の羽根1が駆動し、室外17の空気はこの羽根1に吸
引され、オリフィス部19、第2の筒部23、第1の筒
部8およびルーバ24を通り室内15に給気される。
【0042】このように本発明の第1実施例の給気形パ
イプ用ファンによれば、電動機2および羽根1を覆う形
状の本体部分を第1の筒部8と第2の筒部23により形
成しているので、第1の筒部8の長さを短く形成するこ
とができ、電動機2の第1の筒部8内への取付けおよび
電動機固定脚3へのねじ締めが容易となり、羽根1の取
付けも第1の筒部8の外側で容易に行うことができ、ま
た、第2の筒部23の取付けも第1の筒部8の内周面に
設けられた引っ掛け用リブ16に第2の筒部23に設け
られた引っ掛け用爪21を係合するだけで取付けられる
ので組立て作業性が良くなる。
【0043】また、第2の筒部23の室外17側端部に
ターボ形の羽根1の吸い込み部18に対応するオリフィ
ス部19を形成しているので、静圧がかかった場合の空
気の逆流を防止し確実に給気することができ、性能の改
善を行うことができることとなる。
【0044】また、第2の筒部23の室内側端部20を
羽根1の反吸い込み側端部25の近傍に位置させ、第2
の筒部23の内径φAを第1の筒部8の内径φBより小
径に形成し、羽根1と第2の筒部23との隙間を小さく
設定しているので、静圧がかかった場合の空気の逆流を
防止し、高い機器静圧を得ることができるとともに、羽
根1の周囲を過ぎてからは、第1の筒部8の内径φBは
第2の筒部23の内径φAより大きく羽根1の周囲を通
りすぎた空気はより広い通風路を抵抗少なく流れるの
で、風量の増加、発生騒音の低減を図ることができる。
【0045】また、電源端子部11と電動機2を接続す
るリード線13は電動機2を第1の筒部8の室外側開口
12側より組み込むときに、第1の筒部8の室外側開口
12より室内15側に向かって形成したスリット状の開
口溝14に挿入し、リード線13が挿入されたあとの開
口溝14部分は第2の筒部23に設けた閉鎖片22によ
り閉鎖されるので、一連の組立て作業は全て室外側開口
12側より行うことができ、リード線13の取付けも予
め電源端子部11に取付けた状態で開口溝14に挿入す
るだけで良くリード線13の取付け作業が容易になると
ともに、開口溝14は閉鎖片22により閉鎖されるので
気密性も確保することができる。
【0046】また、室壁5に埋込まれるパイプ6は施工
業者が手配するのが通例で、その内径はまちまちのため
内径が小さすぎる場合には取付けばね9の押圧力が大き
くなりすぎ、結果として押圧力の反力で第1の筒部8を
変形させる危険性があるものであるが、取付けばね9の
一端をフランジ部7に固定すると、取付けばね9の両端
とも筒部とパイプの間に位置させていた従来例に比較
し、パイプ6の内周面への押圧力が同じで、その反力の
ほぼ1/2は第1の筒部8の外周面にかかり、残りのほ
ぼ1/2の反力はフランジ部7にかかることとなり、第
1の筒部8の変形が緩和されることとなる。
【0047】なお、第1実施例においては室壁に取付け
る場合について説明したが、天井に取付ける場合も同様
の作用効果をもたらすことはいうまでもない。
【0048】以下、本発明の第2実施例について、図4
を参照しながら説明する。なお上記第1実施例の構成要
素と同じ構成要素については、同一符号を付し、詳細な
説明は省略する。
【0049】図に示すように、第2実施例は上記第1実
施例に対し、第2の筒部30の羽根吸い込み側端部を、
筒部の外周方向に拡がるベルマウス形状31とし、羽根
32をプロペラ形としたものである。
【0050】上記構成において、羽根32をプロペラ形
とすることにより、機器静圧は低下するものの給気風量
は大幅に増加し、第2の筒部30の羽根吸い込み側端部
を筒部の外周方向に拡がるベルマウス形状31とするこ
とにより、吸い込み部の気流の乱れが減少するので、大
風量でも騒音値は低く押さえることができる。
【0051】このように本発明の第2実施例によれば、
他の本体部分はそのままで羽根32と第2の筒部30と
を変更するだけで、大風量で騒音値の低い商品を得るこ
とができる。
【0052】以下、本発明の第3実施例について、図5
を参照しながら説明する。なお上記第2実施例の構成要
素と同じ構成要素については、同一符号を付し、詳細な
説明は省略する。
【0053】図に示すように、第3実施例は上記第1実
施例に対し、第2の筒部40の内径φCを第1の筒部8
の内径φBより小さくて、上記第1実施例の第2の筒部
23の内径φAよりもさらに小さく設定し、羽根41の
外径φDもそれに比例して小さくしたものである。
【0054】上記構成において、第2の筒部40の内径
φCをさらに小さく設定し、第2の筒部40の内周面と
羽根41との隙間はそのままで、羽根41の外径φDを
小さくすることにより、羽根41の負荷は軽くなり回転
数を高く設定できるので、給気風量は低下するものの機
器静圧は大幅に増加させることができる。
【0055】このように本発明の第3実施例によれば、
他の本体部分はそのままで羽根41と第2の筒部40と
を変更するだけで、低風量で機器静圧の高い商品を得る
ことができる。
【0056】以下、本発明の第4実施例について、図6
および図7を参照しながら説明する。
【0057】なお上記第1実施例の構成要素と同じ構成
要素については、同一符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0058】図に示すように、第1の筒部8の室内側開
口4に位置するようにフランジ部7Aにフィルター収納
部50を設け、このフィルター収納部50に収納された
フィルター51はフィルター押えばね52で押えフィル
ター51を着脱自在に設け、ルーバ53の通気開口部5
4には斜め上方に吹き出し方向を開放する複数のシャッ
ター55の両端を支持したシャッター枠56を設けたシ
ャッター組57を着脱自在に設け、ルーバ53の前方に
は通気路が形成される間隔を形成して化粧板58を設け
る。
【0059】上記構成において、パイプ用ファンを運転
して室外17から空気を給気する場合は、空気に混入し
てくる可能性のある塵埃や小形の虫、杉花粉などの人体
にアレルギーを起こす各種微粒子等はフィルター51で
除去され、浄化された空気流はシャッター55によって
室内15側の斜め上方に向かって吹き出されることとな
る。
【0060】このように本発明の第4実施例の給気形パ
イプファンによれば、フィルター51により室外17側
からの給気空気中に含まれる塵埃や、小形の虫、各種微
粒子等が除去されるとともに、フィルター51が汚れた
際の交換もフィルター押えばね52をたわませてフィル
ター51を着脱することにより簡単に行うことができ
る。
【0061】また、給気された空気は室内の上方に向け
吹き出されるので特に冬期や夏期などにおいて、室内1
5側に対して温湿度条件の差の大きい室外17側の空気
を給気する際、給気された空気流が直接室内15側の在
室者に達し難くなって、在室者に不快感を与えることが
防止できることとなる。
【0062】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば内部に電動機が収納される長さの筒状で室内
側開口の外周には外方に延設したフランジ部を設けた第
1の筒部と、電動機に取付けられる羽根を覆う筒状で前
記第1の筒部に結合される第2の筒部に分割して本体部
分を構成しているので、第1の筒部の長さが短くなり、
電動機および羽根の取付けが容易となる給気形パイプ用
ファンを提供できる。
【0063】また、第2の筒部の、室内側端部を羽根の
反吸い込み側端部の近傍に位置させ、室外側の端部の形
状をオリフィス形状、ベルマウス形状、径小などに変え
ることにより、静圧を高く取れ、または大風量でも騒音
値を低く押さえることのできるといった性能面の改善を
図ることができる。
【0064】また、第1の筒部の屋外側開口の端部に、
電動機と電源端子部を接続するリード線を通すスリット
形状の開口溝を設け、第2の筒部の室内側端部に設けた
閉鎖片で、リード線挿通後の前記開口溝を閉鎖する構成
とすることで、電動機と電源端子部を接続するリード線
を通す作業を簡単にし、しかも第1の筒部の気密性を高
めることができる。
【0065】また、取付けばねの一端をフランジ部に固
定することにより、取付けばねの押圧力による筒部の変
形を低減することができる。
【0066】また、フィルターをフランジ部に着脱自在
に設けることで、給気中の塵埃や小形の虫、杉花粉など
の人体にアレルギーを起こす各種微粒子等を除去するこ
とができる。
【0067】また、ルーバの通気開口部に、斜め上方に
向かい吹き出し方向が開放する複数のシャッターを設け
ることで、冬期や夏期などにおいて給気された空気流に
よって室内の在室者に不快感を与えることなく給気がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の給気形パイプ用ファンの
設置状態を示す断面図
【図2】同第1実施例の第1の筒部と第2の筒部の結合
前の状態を示す側面図
【図3】同第1実施例の取付けばね部分の拡大断面図
【図4】同第2実施例の給気形パイプ用ファンの設置状
態を示す断面図
【図5】同第3実施例の給気形パイプ用ファンの設置状
態を示す断面図
【図6】同第4実施例の給気形パイプ用ファンの設置状
態を示す断面図
【図7】同第4実施例のルーバを取外した状態を示す斜
視図
【図8】従来の給気形パイプ用ファンの設置状態を示す
断面図
【符号の説明】
1 羽根 2 電動機 4 室内側開口 5 室壁 6 パイプ 7 フランジ部 7A フランジ部 8 第1の筒部 9 取付けばね 11 電源端子部 12 屋外側開口 13 リード線 14 開口溝 15 室内 20 室内側端部 22 閉鎖片 23 第2の筒部 24 ルーバ 30 第2の筒部 31 ベルマウス形状 32 羽根 40 第2の筒部 41 羽根 51 フィルター 53 ルーバ 54 通気開口部 55 シャッター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電動機が収納される長さの筒状で
    室内側開口の外周には外方に延設したフランジ部を設け
    た第1の筒部と、この第1の筒部の外周部に室壁あるい
    は天井に設けられたパイプの内周面に押圧するように配
    設された取付けばねと、前記電動機に取付けられる羽根
    を覆う筒状で前記第1の筒部に着脱自在に結合される第
    2の筒部と、前記フランジ部に取付けられて前記第1の
    筒部の室内側開口を室内側から覆うルーバとを備え、前
    記電動機および羽根を覆う本体部分を前記第1の筒部と
    第2の筒部に分割して構成した給気形パイプ用ファン。
  2. 【請求項2】 第2の筒部の室内側端部が、羽根の反吸
    い込み側端部の近傍に位置する請求項1記載の給気形パ
    イプ用ファン。
  3. 【請求項3】 第2の筒部の羽根吸い込み側端部を、外
    周方向に拡がるベルマウス形状としプロペラ形の羽根を
    設けた請求項1または2記載の給気形パイプ用ファン。
  4. 【請求項4】 第2の筒部の内径を、第1の筒部の内径
    より小さく形成した請求項1または2記載の給気形パイ
    プ用ファン。
  5. 【請求項5】 第1の筒部の室外側開口部の端部に、電
    動機と電源端子部を接続するリード線を通すスリット形
    状の開口溝を室内側方向に設け、第2の筒部の室内側端
    部に設けた閉鎖片でリード線挿通後の前記開口溝を閉鎖
    する構成とした請求項1、2、3または4記載の給気形
    パイプ用ファン。
  6. 【請求項6】 取付けばねの一端をフランジ部に固定し
    た請求項1、2、3、4または5記載の給気形パイプ用
    ファン。
  7. 【請求項7】 フィルターをフランジ部に着脱自在に設
    けた請求項1、2、3、4、5または6記載の給気形パ
    イプ用ファン。
  8. 【請求項8】 ルーバの通気開口部に、斜め上方に吹き
    出し方向が開放する複数のシャッターを設けた請求項
    1、2、3、4、5、6または7記載の給気形パイプ用
    ファン。
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