JPH08126033A - 立体動画像符号化方法 - Google Patents

立体動画像符号化方法

Info

Publication number
JPH08126033A
JPH08126033A JP25842294A JP25842294A JPH08126033A JP H08126033 A JPH08126033 A JP H08126033A JP 25842294 A JP25842294 A JP 25842294A JP 25842294 A JP25842294 A JP 25842294A JP H08126033 A JPH08126033 A JP H08126033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
moving image
channel
coding
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25842294A
Other languages
English (en)
Inventor
Ten Urano
天 浦野
Takeshi Mogi
健 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP25842294A priority Critical patent/JPH08126033A/ja
Publication of JPH08126033A publication Critical patent/JPH08126033A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/004Predictors, e.g. intraframe, interframe coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体動画像の画面を符号化する場合、同じチ
ャンネルの時間的に前後の画面から予測技術を用いて、
圧縮符号化している。また、他のチャンネルの同時間の
画面から予測技術を用いて、圧縮符号化している。本発
明は、圧縮効率の更なる向上を目的とする。 【構成】 本発明では、画面を符号化する場合に、他チ
ャンネルの時間的に後の画面からも、予測技術を用い
て、圧縮符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予測符号化技術を用い
て、左右動画像等の立体動画像を符号化する立体動画像
符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像を符号化する場合、予測符号化技
術が用いられる。この予測符号化技術とは、周知の如
く、画面の相関性を利用して、ある画面の(符号化画面)
の符号量を減らす技術である。周知の如く、予測符号化
とは、ある画面を符号化する場合に、この画面のデータ
を全て送るのではなく、例えば、この画面と、相関のあ
る前の画面との間で、差を取り、この差分情報(差分画
面)のデータを送るものである。
【0003】つまり、符号化画面と相関のある画面(参
照画面)との差分を求め、この差分画面の情報を、この
符号化画面の情報とするものである。そして、周知の如
く、立体画像の場合、同じチャンネルの画面を参照画面
として予測符号化する場合は、動きベクトルを検出し
て、動き補償予測符号化を行うのが一般的である。ま
た、他のチャンネルの画面を参照画面として予測符号化
する場合は、視差ベクトルを検出して、視差補償予測符
号化を行うのが一般的である。
【0004】このように予測符号化技術は、動き補償予
測符号化・視差補償予測符号化を用いることにより、更
に圧縮率が向上する。ところで、ここで、通常の画像の
符号化について、説明する。動画像をデジタル記録する
場合に、情報量を圧縮して記録することが考えられてい
る。このための方式として、周知の如く、MPEG方式があ
る。
【0005】尚、MPEG方式等の画像符号化方式について
は、以下の文献にも示され極めて周知である。又、MPEG
は、元々、蓄積用動画符号化方式を検討する委員会の名
前であるが、現在では、一般技術用語として、用いられ
ている。 (A) 日経BP社、1993年10月1日発行の雑誌、「日経エ
レクトロニクス・ブックス、データ圧縮とディジタル変
調」。
【0006】(B) 丸善株式会社、平成3年6月30日発
行、安田浩編著「マルチメディア符号化の国際標準」。 (C) 国際標準規格「ISO標準11172」。 (D) CQ出版社、平成3年12月1日発行の雑誌、「イン
ターフェース1991年12月号」の132頁〜231頁「特集:画
像データ圧縮の理解と応用」。
【0007】(E) CQ出版社、平成4年8月1日発行の雑
誌、「インターフェース1992年8月号(特集:データ圧縮
アルゴリズムとその実現)。特に、124頁〜146頁の「M
PEGの概要と標準化動向」。 (F) 国際標準規格「ISO標準13818」。 (G) 日経BP社発行の雑誌日経エレクトロニクス1994.
3.14(no.603)のの77頁〜116頁「画像圧縮方式MPEG
2次世代インフラの要に」。
【0008】(H) 株式会社アスキ−、平成6年8月1日
発行、「ポイント図解式 最新MPEG教科書」。この
MPEGでは、動き補償フレーム間予測符号化を使用し
て、データ圧縮を行っている。周知の如く、MPEGの
動き補償フレーム間予測符号化処理は、画面全体ではな
く、8×8画素からなるブロックが4個(2×2)集ま
った領域(マクロブロック)を単位として行われる。
尚、これは、輝度信号のみであり、正確には、このマク
ロブロックには、色信号用の8×8画素からなる2個の
ブロックも存在する。
【0009】また、動き補償フレーム間予測技術では、
通常、前の画面からの予測を行うが、MPEGでは、前
(過去)の画面だけではなく、後(未来)の画面からも行っ
ている。そして、このように、前の画面からの予測画面
を利用して圧縮処理する画面をPピクチャ、前後の画面
からの予測画面を利用して圧縮処理する画面をBピクチ
ャ、予測画面を利用した圧縮処理をしない独立した画面
をIピクチャと呼んでいる。
【0010】尚、Bピクチャは、前後の画面からの予測
画面を利用しているが、これは、必ず、Bピクチャは、
前と後の両画面を必ず使用して予測画面を作成しなけれ
ばならないものではない。つまり、Bピクチャであって
も、前の画面との相関性が低くければ、後の画面のみか
ら予測画面を作成してもよい。後の画面との相関性が低
くければ、前の画面のみから予測画面を作成してもよ
い。また、Bピクチャであっても、前の画面とも後の画
面とも全く相関性が無ければ、予測画面を使用せずにI
ピクチャと同様な処理としてもよい。尚、この処理は、
マクロブロック単位で行われる。
【0011】図1にMPEGの各ピクチャを示した。こ
のように、Bピクチャでは、前後の画面からの予測画面
を利用している。当然、このためには、Bピクチャを処
理する段階で、すでに、後の画面の情報が取り込まれて
いなければならない。そこで、MPEGでは、図2に示
すように、動画像の各画面の並び替え処理を、行ってい
る。つまり、各フレームを並び替えて、Bピクチャの後
のPピクチャ・Iピクチャを、このBピクチャより、優
先して出力する。
【0012】ここで、立体動画像を符号化の説明に戻
る。図3に示されるような、2チャンネル(左右)の立体
動画像を符号化する場合、左右のチャンネルを独立にM
PEG方式で圧縮符号化することが、考えられている。
また、図4、図5に示されるように、左右のチャンネル
の一方(例えば左)を主とし、他のチャンネル(例えば右)
を予測符号化技術を用いて、圧縮符号化することも考え
られている。
【0013】このような技術は、例えば、特開平6-1532
39号公報(H04N13/00)等に示されている。ところで、圧
縮効率を上げるためには、符号化する画面と参照画面
が、同一であればよい。そこで、立体画像符号化方式に
おいて、ある画面の符号化時に、自他のチャンネルのう
ち、一番圧縮効率のよい画面(一番似ている画面)を選択
して、これを参照画面とすることが、知られている。
【0014】このような技術は、例えば、特開平6-9831
2号公報(H04N7/137)等に示されている。しかし、このよ
うにすると、立体画像を復号する場合には、必ず全ての
チャンネルを復号しなくてはならない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】立体画像を予測符号化
する場合、当然、圧縮効率を上げるために、参照画面と
しては、符号化画面と相関性の高い画面がよい。圧縮効
率を上げるには、相関性の高い画面を全ての画面から検
出して、この画面を参照画面とすればよい。しかし、こ
のためには、無数の画像メモリが必要となる。
【0016】そこで、通常は、参照画面は、有限の中か
ら、選択される。立体画像の場合、この参照画面とし
て、同じチャンネルの前後の画面、他のチャンネルの同
時刻の画面若しくは、他のチャンネルの前の画面のいず
れかであった。しかし、図6の右目の画面(R2)の如く、
もっとも近似した画像が、左目の未来(後)の画面画面(L
3)であることも、発生する。
【0017】本発明は、図6の立体画像の符号化に好適
な立体動画像符号化方法を提供するものである。また、
本発明は、参照画面を自他のチャンネルを問わずに選択
できる立体動画像符号化方法において、好適な立体動画
像符号化方法を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、他チャンネル
の過去の画面を参照画面とする立体画像符号化方法であ
る。本発明は、参照画面を自他のチャンネルを問わずに
選択できる立体動画像符号化方法において、少なくても
1つのチャンネルは、参照画面を自身のチャンネルのみ
に限定されている。
【0019】
【作用】本発明では、他チャンネルの過去の画面を参照
画面とする。本発明では、参照画面を自他のチャンネル
を問わずに選択できる立体動画像符号化方法において、
参照画面を自身のチャンネルのみに限定されているチャ
ンネルが、少なくても1つある。
【0020】
【実施例】図7〜図9を参照しつつ、本発明の第1実施
例を説明する。図7は、左右動画像符号化装置である。
(2)は、予測符号化処理部であり、予測符号化技術によ
り、動画像を圧縮する。この予測符号化処理部(2)は、
参照画面を代えて符号化した場合の符号化データを出力
する。
【0021】(4)は、複数画面を記憶するフレームメモ
リ群である。(6)は、参照画面を代えて符号化した場合
の符号化データのうち、もっと圧縮率の高いデータを選
択する選択出力回路である。また、この選択出力回路
(6)は、この参照画面を表すデータを出力する。この装
置の特徴である右目チャンネル(R)の符号化について、
説明する。
【0022】尚、左目チャンネル(L)の符号化の実施・
不実施、及び実施した場合の符号化方法については、省
略した。図7に示すような左目チャンネル(L)と右目チ
ャンネル(R)の立体動画像信号が、予測符号化回路(2)に
入力される。この予測符号化回路(2)で右目チャンネル
(R)のある画面を符号化する場合、この画面と時間的に
前後する左目チャンネル(L)の3画面をフレームメモリ
群(14)に記憶している。
【0023】例えば、図8の如く、予測符号化回路(2)
で右目チャンネル(R)の画面(R2)を符号化する場合、こ
の画面(R2)と時間的に前後する左目チャンネル(L)の3
画面(L3)(L2)(L1)をフレームメモリ群(4)に記憶してい
る。予測符号化回路(2)は、画面(L1)を参照画面とし
て、この画面(R2)との差分(L1-R2)をとって、選択回路
(6)に出力する。
【0024】また、予測符号化回路(2)は、画面(L2)を
参照画面として、この画面(R2)との差分(L2-R2)をとっ
た符号化データを、選択回路(16)に出力する。また、予
測符号化回路(2)は、画面(L3)を参照画面として、この
画面(R2)との差分(L3-R2)をとった符号化データを、選
択回路(16)に出力する。選択回路(16)は、ブロック4個
単位で、この3種類の符号化データのデータ量を比較す
る。
【0025】そして、選択回路(16)は、最もデータ量の
少ない符号化データを出力する。また、このピクチャ選
択データを出力する。このピクチャ選択データとは、参
照画面となった画面を表すデータである。つまり、差分
(L1-R2)の符号化のデータが選択出力された場合はL1で
あり、差分(L2-R2)の符号化のデータが選択出力された
場合はL2であり、差分(L3-R2)の符号化のデータが選択
出力された場合はL3である。
【0026】予測符号化回路(2)で右目チャンネル(R)の
画面(R3)を符号化する場合、この画面(R2)と時間的に前
後する左目チャンネル(L)の3画面(L4)(L3)(L2)をフレ
ームメモリ群(4)に記憶している。そして、予測符号化
回路(2)と右選択回路(6)は、この画面画面(L4)(L3)(L2)
の内、画面(R3)と似た画面を参照画面として、予測符号
化を行う。
【0027】このようにして、右目チャンネルの画像
が、圧縮符号化される。尚、この第1実施例では、左目
チャンネルの画像の圧縮符号化については、種々の方式
の内から選択すれば良いので、記述は省略した。また、
右目チャンネルの画像を圧縮符号化するための参照画面
は左目チャンネルの画像に限っている。しかし、本願
は、右目チャンネルの画像を圧縮符号化するための参照
画面は左目チャンネルの画像に限られるものでは無い。
また、参照画面となる左目チャンネルの画像も予測処理
により圧縮符号化してもよい。
【0028】図9〜図10を参照しつつ、本発明の第2
実施例を説明する。図9は、左右動画像符号化装置であ
る。(10)は、画像並び替え処理回路である。この画像並
び替え処理回路(10)は、図9に示される2チャンネルの
立体動画像が入力されると、これの左目動画像を例え
ば、MPEGと同様に、I・P・Bピクチャとして、図
10の如く、並び替える。同様に右目動画像も並び替え
る。
【0029】(12)は、予測符号化処理部であり、予測符
号化技術により、動画像を圧縮する。この予測符号化処
理部(12)は、参照画面を代えて符号化した場合の符号化
データを出力する。(14)は、フレームメモリ群である。
(16)は、参照画面を代えて符号化した場合の符号化デー
タのうち、もっと圧縮率の高いデータを選択する選択出
力回路である。また、この選択出力回路(16)は、この参
照画面を表すデータを出力する。
【0030】この装置の動作を説明する。図10に示す
ような左目チャンネル(L)と右目チャンネル(R)の立体動
画像信号が、画像並び替え処理回路(10)に入力される。
画像並び替え処理回路(10)は、左動画像について、図1
0の如く、I・P・Bピクチャを決定する。そして、図
11の如く、画面の並び替えを行う。
【0031】予測符号化回路(12)は、予測符号化技術を
用いて、立体動画像の符号化を行う。この予測符号化回
路(12)の処理を順に説明する。左目動画像の画面(L1)
は、Iピクチャなので、フレーム内符号化を行う。そし
て、この符号化された符号化データが選択回路(16)を介
して出力される。また、この画面(L1)は、フレームメモ
リ群(14)に記憶される。
【0032】次に、右目動画像の画面(R1)が処理される
が、右目動画像の処理は、まとめて後述する。次に、左
目動画像の画面(L3)が処理される。左目動画像の画面(L
3)は、Pピクチャなので、フレームメモリ群(14)に記憶
された画面(L1)を参照画面として、差分をとって、フレ
ーム間符号化を行う。この符号化データが、選択回路(1
6)に出力される。
【0033】また、この画面(L3)は、予測符号化回路(1
2)でフレーム内符号化が行われる。この符号化された符
号化データは、選択回路(16)に出力される。選択回路(1
6)は、ブロック4個単位で、フレーム間符号化が行われ
たデータ量と、フレーム内符号化が行われたデータ量を
比較する。そして、選択回路(16)は、データ量の少ない
ほうを選んで、出力する。
【0034】また、この選択データを出力する。この選
択データとは、参照画面となった画面を表すデータであ
る。つまり、フレーム間符号化のデータが選択出力され
た場合はL1であり、フレーム内符号化が行われた場合
は、L3である。また、この画面(L3)は、フレームメモリ
群(14)に記憶される。
【0035】次に、右目動画像の画面(R3)が処理され
る。次に、左目動画像の画面(L2)が処理される。左目動
画像の画面(L2)は、Bピクチャなので、フレームメモリ
群(14)に記憶された画面(L1)と画面(L3)の両方を参照画
面とする。つまり、この画面(L2)は、Bピクチャなの
で、画面(L1)を参照画面として、差分をとって、前方向
フレーム間符号化を行う。この符号化データを、選択回
路(16)に出力する。
【0036】また、画面(L2)を参照画面として、差分を
とって、後方向フレーム間符号化を行う。この符号化デ
ータを、選択回路(16)に出力する。また、画面(L1)と画
面(L3)の平均の画面を参照画面として、差分をとって、
前後方向フレーム間符号化を行う。この符号化データ
を、選択回路(16)に出力する。
【0037】また、この画面(L2)は、予測符号化回路(1
2)でフレーム内符号化が行われる。この符号化された符
号化データは、選択回路(16)に出力される。選択回路(1
6)は、ブロック4個単位で、3種類のフレーム間符号化
が行われたデータ量と、フレーム内符号化が行われたデ
ータ量を比較する。そして、選択回路(16)は、最もデー
タ量の少ないほうを選んで、出力する。また、この選択
データを出力する。
【0038】この選択データとは、参照画面となった画
面を表すデータである。つまり、前方向フレーム間符号
化のデータが選択出力された場合はL1であり、後方向フ
レーム間符号化のデータが選択出力された場合はL3であ
り、前後方向フレーム間符号化のデータが選択出力され
た場合はL1+L3であり、フレーム内符号化が行われた場
合は、L2である。
【0039】このようにして、左目チャンネルの動画像
は従来のMPEG方式と同様に圧縮符号化される。次
に、右目動画像の圧縮に関して、説明する。右目動画像
の画面(R1)は、図12の如く、予測符号化回路(12)で、
画面(L1)を参照画面として、差分をとって、空間的なフ
レーム間符号化を行う。この符号化データが、選択回路
(16)に出力される。
【0040】また、この画面(R1)は、予測符号化回路(1
2)でフレーム内符号化が行われる。この符号化された符
号化データは、選択回路(16)に出力される。選択回路(1
6)は、ブロック4個単位で、フレーム間符号化が行われ
たデータ量と、フレーム内符号化が行われたデータ量を
比較する。そして、選択回路(16)は、データ量の少ない
ほうを選んで、出力する。
【0041】また、この選択データを出力する。この選
択データとは、参照画面となった画面を表すデータであ
る。つまり、フレーム間符号化のデータが選択出力され
た場合はL1であり、フレーム内符号化が行われた場合
は、R1である。また、この画面(R1)は、フレームメモリ
群(14)に記憶される。
【0042】右目動画像の画面(R3)の処理を説明する。
右目動画像の画面(R3)は、図13の如く、画面(L3)とフ
レームメモリ群(14)に記憶された画面(L1)と画面(R1)と
を参照画面とする。つまり、この画面(R3)は、画面(L1)
を参照画面として、差分をとって、他チャンネル前方向
フレーム間符号化を行う。この第1の符号化データを、
選択回路(16)に出力する。
【0043】また、画面(R3)は、画面(R1)を参照画面と
して、差分をとって、前方向フレーム間符号化を行う。
この第2の符号化データを、選択回路(16)に出力する。
また、画面(R3)は、画面(L3)を参照画面として、差分を
とって、他チャンネル間フレ−ム間符号化を行う。この
第3の符号化データを、選択回路(16)に出力する。
【0044】また、画面(L1)と画面(L3)の平均の画面(L
1/2+L3/2)を参照画面として、差分をとって、フレーム
間符号化を行う。この第4の符号化データを、選択回路
(16)に出力する。また、画面(L1)と画面(R1)の平均の画
面(L1/2+R1/2)を参照画面として、差分をとって、フレ
ーム間符号化を行う。この第5の符号化データを、選択
回路(16)に出力する。
【0045】また、画面(R1)と画面(L3)の平均の画面(R
1/2+L3/2)を参照画面として、差分をとって、フレーム
間符号化を行う。この第6の符号化データを、選択回路
(16)に出力する。また、画面(R1)と画面(L1)と画面(L3)
の平均の画面(R1/3+L1/3+L3/3)を参照画面として、差分
をとって、フレーム間符号化を行う。この第7の符号化
データを、選択回路(16)に出力する。
【0046】また、この画面(R3)は、予測符号化回路(1
2)でフレーム内符号化が行われる。この符号化された符
号化データは、選択回路(16)に出力される。選択回路(1
6)は、ブロック単位で、7種類のフレーム間符号化が行
われたデータ量と、フレーム内符号化が行われたデータ
量を比較する。そして、選択回路(16)は、最もデータ量
の少ないほうを選んで、出力する。また、このピクチャ
選択データを出力する。
【0047】このピクチャ選択データとは、参照画面と
なった画面を表すデータである。つまり、第1のフレー
ム間符号化の場合はL1であり、第2のフレーム間符号化
の場合はR1であり、第3のフレーム間符号化の場合はL3
であり、第4のフレーム間符号化の場合はL1+L3であ
り、第5のフレーム間符号化の場合はL1+R1であり、第
6のフレーム間符号化の場合はR1+L3であり、第7のフ
レーム間符号化の場合はR1+L1+L3であり、フレーム内
符号化が選択された場合は、R3である。
【0048】この画面(R3)は、フレームメモリ群(14)に
記憶される。右目動画像の画面(R2)の処理を説明する。
右目動画像の画面(R2)は、図14の如く、画面(L2)とフ
レームメモリ群(14)に記憶された画面(L1)(L3)(R1)(R3)
を参照画面とする。つまり、この画面(R2)は、画面(L1)
を参照画面として、差分をとって、他チャンネル前方向
フレーム間符号化を行う。この第1の符号化データを、
選択回路(16)に出力する。
【0049】また、画面(R2)は、画面(L3)を参照画面と
して、差分をとって、他チャンネル後方向フレーム間符
号化を行う。この第2の符号化データを、選択回路(16)
に出力する。また、画面(R2)は、画面(L2)を参照画面と
して、差分をとって、他チャンネル間フレ−ム間符号化
を行う。この第3の符号化データを、選択回路(16)に出
力する。
【0050】また、画面(R2)は、画面(R1)を参照画面と
して、差分をとって、前方向フレ−ム間符号化を行う。
この第4の符号化データを、選択回路(16)に出力する。
また、画面(R2)は、画面(R3)を参照画面として、差分を
とって、前後方向フレ−ム間符号化を行う。この第5の
符号化データを、選択回路(16)に出力する。尚、この実
施例では、複数画面の平均との差分をも出力する構成と
すると回路規模が大きくなり過ぎるので、実施しなかっ
た。
【0051】しかし、複数画面の平均との差分をも出力
する構成とすると、復号時の画質は向上するので、この
構成の採用の要否は、回路規模の拡大による費用増大を
避ける要求と、高品質の画質を求める要求とのバランス
で決まる。また、この画面(R2)は、予測符号化回路(12)
でフレーム内符号化が行われる。この符号化された符号
化データは、選択回路(16)に出力される。
【0052】選択回路(16)は、ブロック単位で、5種類
のフレーム間符号化が行われたデータ量と、フレーム内
符号化が行われたデータ量を比較する。そして、選択回
路(16)は、最もデータ量の少ないほうを選んで、出力す
る。また、この選択データを出力する。この選択データ
とは、参照画面となった画面を表すデータである。
【0053】つまり、第1のフレーム間符号化の場合は
L1であり、第2のフレーム間符号化の場合はL3であり、
第3のフレーム間符号化の場合はL2であり、第4のフレ
ーム間符号化の場合はR1であり、第5のフレーム間符号
化の場合はR3であり、フレーム内符号化が選択された場
合は、R2である。この右目画面の予測符号化について、
もう一度、簡単に説明する。
【0054】対応する同時刻の左目画面(L1)がIピクチ
ャである右目画面(R1)は、この左目画面(L1)のみを参照
画面とする。そして、対応する同時刻の左目画面(L3)が
Pピクチャである右目画面(R3)は、以下の画面を参照画
面とする。つまり、この左目画面(L3)・この左目画面(L
3)の参照画面であるI又はPピクチャである左目画面(L
1)・この左目画面(L1)に対応する同時刻の右目画面(R
1)、または、この組み合わせ(L1+L3,R1+L1,R1+L3,R1+L1
+L3)から、参照画面を選択する。
【0055】そして、対応する同時刻の左目画面(L2)が
Bピクチャである右目画面(R2)は、この左目画面(L2)・
この左目画面(L2)の参照画面であるI又はPピクチャで
ある左目画面(L1)(L3)・この左目画面(L1)(L3)に対応す
る同時刻の右目画面(R1)(R3)から、参照画面を選択す
る。このように、本実施例では、自チャンネルだけでな
く、他チャンネルの画像をも参照画面とできる立体動画
像符号化方法において、左動画像は自チャンネルである
左動画像のみを参照画面としている。このため、復号時
に右動画像を複合しなくても、左動画像を復号すること
が可能となる。
【0056】また、本実施例では、他チャンネルの過去
の画面を参照画面とできるので、従来に比べて、圧縮効
率を上げることができる。尚、本実施例では、立体動画
像として左右2チャンネル型を説明したが、本願はこれ
に限定されるわけではない。又、本実施例では、説明を
簡単にするために画像並び替え処理回路(10)と、予測符
号化処理部(12)とを、別としたが、これは、一体とし
て、メモリを兼用するようにしてもよい。
【0057】又、本実施例では、予測符号化による圧縮
符号化を説明したが、当然、本願は他の圧縮符号化技術
(DCT、量子化、可変長符号化)等と組み合わせて実
施してもよい。又、本実施例では、説明を簡単にするた
めに予測符号化時の動き補償・視差補償等の補償につい
て記述していないが、当然、補償ベクトルを検出して補
償動作を行った方が、圧縮率は、向上する。また、補償
動作を行わなくても、効果はある。
【0058】
【発明の効果】本発明の請求項1,2,4〜7,9によ
れば、他チャンネルの過去の画面を参照画面とすること
ができ、圧縮効率を向上させることが可能である。本発
明の請求項3,8,9によれば、参照画面を自他のチャ
ンネルから選択できる立体動画像符号化方法において、
参照画面を自身のチャンネルのみに限定されているチャ
ンネルが、少なくても1つあるので、このチャンネルの
復号時には他のチャンネルの復号は必須では無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の動画像符号化方法であるMPEG方式を
説明するための図である。
【図2】このMPEG方式を説明するための図である。
【図3】2チャンネルの立体動画像を表す図である。
【図4】従来の立体動画像符号化方法を説明するための
図である。
【図5】従来の立体動画像符号化方法を説明するための
図である。
【図6】立体動画像の動画像内容の一例を表す図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例を表す図である。
【図8】この第1実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例を表す図である。
【図10】この第2実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図11】この第2実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図12】この第2実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図13】この第2実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図14】この第2実施例の動作を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
(2) 予測符号化処理部、 (4) フレームメモリ群、 (6) 選択出力回路、 (10) 画像並び替え処理回路、 (12) 予測符号化処理部、 (14) フレームメモリ群、 (16) 選択出力回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある画面(R2)を符号化する場合に、他チ
    ャンネル(L)の時間的に後の画面(L3)を参照画面とし
    て、符号化することを特徴とする立体動画像符号化方
    法。
  2. 【請求項2】 多チャンネル(L,R)の動画像からなる立
    体動画像を符号化する立体動画像符号化方法において、 ある画面(R2)を符号化する場合に、他チャンネル(L)の
    時間的に後の画面(L3)を参照画面として、符号化するこ
    とを特徴とする立体動画像符号化方法。
  3. 【請求項3】 多チャンネル(L,R)の動画像からなる立
    体動画像を符号化する立体動画像符号化方法において、 少なくても、1つのチャンネル(L)の画面の符号化に
    は、このチャンネル(L)の画面のみを参照画面として利
    用するとともに、 少なくても、他の1つのチャンネル(R)の画面の符号化
    には、複数チャンネル(L,R)の画面を参照画面として利
    用することを特徴とする立体動画像符号化方法。
  4. 【請求項4】 立体動画像のある画面を符号化する場
    合、この符号化画面と立体動画像の他の画面との差分を
    求め、この差分画面を利用することにより符号量を圧縮
    する動画像符号化方法において、 この符号化画面(R2)の参照画面として、他チャンネル
    (L)の時間的に後の画面(L3)を参照画面とすることを特
    徴とする立体動画像符号化方法。
  5. 【請求項5】 立体動画像のある画面を符号化する場
    合、この符号化画面と立体動画像の他の画面との差分を
    求め、この差分画面を利用することにより符号量を圧縮
    する立体動画像符号化方法において、 この符号化画面(R2)の参照画面として、他チャンネル
    (L)の時間的に前後する画面(L1,L3)から選択することを
    特徴とする立体動画像符号化方法。
  6. 【請求項6】 立体動画像のある画面を符号化する場
    合、この符号化画面と立体動画像の他の画面との差分を
    求め、この差分画面を利用することにより符号量を圧縮
    する体動画像符号化方法において、 この符号化画面(R2)の参照画面として、他チャンネル
    (L)の時間的に前後する画面(L1,L3)から圧縮率が有利と
    なる画面を選択することを特徴とする立体動画像符号化
    方法。
  7. 【請求項7】 立体動画像のある画面を符号化する場
    合、この符号化画面と立体動画像の他の画面との差分を
    求め、この差分画面を利用することにより符号量を圧縮
    する立体動画像符号化方法において、 この符号化画面(R2)と同じチャンネル(R)又は他のチャ
    ンネル(L)の画面(L1,L2L3,R1,R3)から、圧縮率が有利と
    なる画面を選択して、参照画面とすることを特徴とする
    立体動画像符号化方法。
  8. 【請求項8】 立体動画像のある画面を符号化する場
    合、この符号化画面と立体動画像の他の画面との差分を
    求め、この差分画面を利用することにより符号量を圧縮
    する立体動画像符号化方法において、 少なくても、1つのチャンネル(L)の画面の符号化時
    は、このチャンネル自身の画面のみを参照画面とすると
    ともに、 少なくても、他の1つのチャンネル(R)の画面の符号化
    時は、複数のチャンネル(L,R)の画面から、圧縮率が有
    利となる画面を選択して、参照画面とすることを特徴と
    する立体動画像符号化方法。
  9. 【請求項9】 前記圧縮率が有利となる画面とは、圧縮
    率が最大となる画面であることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれか1項に記載の立体動画像符号化方法。
  10. 【請求項10】 前記参照画面の選択は、ブロック単
    位、マルチブロック単位、画面単位のいずれかで行われ
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載
    の立体動画像符号化方法。
JP25842294A 1994-10-24 1994-10-24 立体動画像符号化方法 Pending JPH08126033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25842294A JPH08126033A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 立体動画像符号化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25842294A JPH08126033A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 立体動画像符号化方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08126033A true JPH08126033A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17320005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25842294A Pending JPH08126033A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 立体動画像符号化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08126033A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR980011300A (ko) * 1996-07-03 1998-04-30 로버트 에이. 스코트 입체 디지털 비디오 인코딩을 위한 속도제어
JP2005303773A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像符号化方法、映像符号化装置、映像符号化プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに、映像復号方法、映像復号装置、映像復号プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
WO2010125857A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 シャープ株式会社 データ伝送装置、データ伝送方法
JP2013135464A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Fujitsu Ltd 符号化装置、復号装置、動画像処理システム、符号化方法、復号方法、符号化プログラム、および復号プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR980011300A (ko) * 1996-07-03 1998-04-30 로버트 에이. 스코트 입체 디지털 비디오 인코딩을 위한 속도제어
JP2005303773A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像符号化方法、映像符号化装置、映像符号化プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに、映像復号方法、映像復号装置、映像復号プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
WO2010125857A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 シャープ株式会社 データ伝送装置、データ伝送方法
JP2013135464A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Fujitsu Ltd 符号化装置、復号装置、動画像処理システム、符号化方法、復号方法、符号化プログラム、および復号プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5633682A (en) Stereoscopic coding system
US5796438A (en) Methods and apparatus for interpolating picture information
US5400076A (en) Compressed motion picture signal expander with error concealment
US6081551A (en) Image coding and decoding apparatus and methods thereof
JP3365771B2 (ja) ビデオ信号圧縮装置
US6574274B2 (en) Picture signal processing system, decoder, picture signal processing method, and decoding method
US5841475A (en) Image decoding with dedicated bidirectional picture storage and reduced memory requirements
JP3992533B2 (ja) 立体視を可能とする立体動画像用のデータ復号装置
US6415055B1 (en) Moving image encoding method and apparatus, and moving image decoding method and apparatus
US20090190662A1 (en) Method and apparatus for encoding and decoding multiview video
JP2007525907A (ja) 立体3dビデオイメージディジタルデコーディングのシステムおよび方法
JP3332575B2 (ja) 立体動画像再生装置
EP1280356A2 (en) Apparatus and method for compressing multiplexed video signals
US6256349B1 (en) Picture signal encoding method and apparatus, picture signal transmitting method, picture signal decoding method and apparatus and recording medium
US5991445A (en) Image processing apparatus
JP3980659B2 (ja) 動画像符号化方法及び装置、動画像復号化方法及び装置。
JP3426668B2 (ja) 動画像符号化方法
JPH10243419A (ja) 立体視画像符号化・復号化方法及び装置
JPH07327242A (ja) 立体動画像圧縮符号化装置及び立体動画像復号再生装置
JPH08126033A (ja) 立体動画像符号化方法
JPH11155129A (ja) Mpeg画像再生装置およびmpeg画像再生方法
JPH0795536A (ja) 動画像逆再生装置及び方法
JPH08307902A (ja) 画像信号記録方法および装置、画像信号再生方法および装置、ならびに画像信号記録媒体
JP3157366B2 (ja) 立体動画記録装置、立体動画再生装置、及び立体動画送出装置
JP3480980B2 (ja) 画像信号伝送方法及び装置、並びに画像信号復号化方法及び装置