JPH08125868A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

Info

Publication number
JPH08125868A
JPH08125868A JP6253475A JP25347594A JPH08125868A JP H08125868 A JPH08125868 A JP H08125868A JP 6253475 A JP6253475 A JP 6253475A JP 25347594 A JP25347594 A JP 25347594A JP H08125868 A JPH08125868 A JP H08125868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
binary
encoding
pseudo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6253475A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hirabayashi
康二 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6253475A priority Critical patent/JPH08125868A/ja
Priority to DE69526555T priority patent/DE69526555D1/de
Priority to US08/544,194 priority patent/US5963342A/en
Priority to EP95307377A priority patent/EP0708552B1/en
Publication of JPH08125868A publication Critical patent/JPH08125868A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/41Bandwidth or redundancy reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 擬似表現された中間調画像を含む二値画像
を、効率よくデータ圧縮することを目的とする。 【構成】 入力された二値画像データのうち擬似表現さ
れた中間調画像部分とそれ以外の部分とに領域分割する
領域分割手段と、前記擬似表現された中間調画像部分の
二値画像データを多値化し、得られた多値画像データを
符号化する第1の符号化手段と、前記擬似表現された中
間調画像部分以外の部分のうち、少なくとも一部の二値
画像データを符号化する第2の符号化手段とを有するこ
とを特徴とする画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された二値画像の
符号化、又は復号化を行う画像処理装置及び方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来様々な画像符号化方式が提案されて
いる。多くはこの分野における基礎的なものであり、ま
た幾つかの方式は、前記基礎的な技術を組み合わせた複
雑で高度なものであり、現在国際標準方式となっている
MMR,JBIG,JPEG,MPEG等がこれらに該
当する。
【0003】以下JBIGとJPEGについて簡単な説
明を加える。JBIGは二値画像の階層的符号化の方式
を規定するものである。符号化はLossless(無損失)で
行われ、再生画像は原本と同じものになる。この点では
ファクシミリで用いられるMH,MR,MMR方式と同
様である。JBIG方式のファクシミリ方式に対する利
点は、ファクシミリ方式ではラン統計に基づくランレン
グス符号化を用いるため、統計分布の異なる疑似表現さ
れた中間調画像の圧縮効率が非常に悪いのに対し、JB
IG方式では算術符号化を採用していることにより、前
記中間調画像をも圧縮することが可能なことである。
【0004】JPEG方式は、多値階調画像の圧縮方式
であり、非可逆符号化である。パラメータの設定により
圧縮率を変化させることが出来、それについて再生画像
の画質も変わる。JPEG方式はその原理上、無損失の
符号化を行うことは出来ないが、再生画像を目視で評価
する限りは劣化を検知出来ない程度の画質を達成するこ
とが可能である。
【0005】次にJBIG,JPEG方式、及びランレ
ングス符号化方式の応用分野について簡単に述べる。最
も実用の歴史の古いランレングス符号化は、二値データ
の可逆符号化であるため、基本的には如何なるデジタル
データでも扱うことは可能である。しかし、意味のあ
る、また最も効率の良い圧縮を行うためには、やはりフ
ァクシミリ等で扱う二値画像データが対象となる。やや
効率には問題があるが、ランレングス符号化方式を多値
画像データに用いることも可能である。実際の用途とし
ては、例えばファクシミリ用のCODECしか手元にな
く、それを用いて多値階調画像データを無損失で伝送し
たいといった場合である。この際には、多値データをビ
ットプレーンに分解し、各々を符号化することになる。
多値画像をビットプレーンに分解すると、最上位ビット
以外では空間的な相関が弱まってしまうためこの手法を
用いる時には、通常グレーコードを用いた階調表現への
変換が施される。このようにして多値データの無損失符
号化が達成されるが、たとえ前記の様にグレーコードを
用いたとしても、下位ビットに関しては非常にエントロ
ピーの高い状態になるため、圧縮効率を得がたい。
【0006】JBIG方式はランレングス符号化と同じ
く、二値データの無損失符号化であり、ランレングス符
号化の実装される如何なる応用形態にも用いることが可
能であるのみならず、階層的符号化を採用している為に
いわゆるソフトコピー通信(ディスプレイ端末間での画
像のやり取りであり、画像を含むデータベースへのアク
セス時に現れる。)に対し、大きな適合性を持つことが
特徴である。
【0007】また、先にも述べた様に、JBIG方式の
圧縮は二値データの統計分布に依存しない為、如何なる
ソースデータをも圧縮することが可能であり、最悪の場
合の圧縮効率は1である。従って、画像程に大きな相関
/冗長を含まないデータがソースであっても、必ず圧縮
の効果が得られることが特徴である。これは他に有効な
可逆圧縮手段がなく、膨大な量のデータが存在した時に
もJBIG方式を安心して用いることが出来ることを意
味する。
【0008】JPEG方式は前記2方式とは根本的に思
想が異なる。それは非可逆であるという点である。従っ
て使用用途も非可逆であっても構わない場合に限られ
る。JPEG方式は多値階調画像の冗長を最大限に利用
して符号化を行う為、そのまま二値画像の符号化に応用
することは出来ない。
【0009】非常に多くのファクシミリ装置が普及して
いる現在、二値画像の符号化技術は重要である。この分
野で現在用いられている符号化方式はランレングス符号
化であり、またこれから用いられようとしている符号化
方式はJBIG方式である。
【0010】いずれの方式を用いたとしても、従来より
最も多く扱われて来た文書画像を符号化するのには、概
ね同程度の、大きな符号圧縮率が得られる。その圧縮率
はだいたい数十分の一である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年読み取り装置(ス
キャナ)、記録装置(プリンタ)の解像度が飛躍的に向
上したことに伴い、擬似階調画像を伝送する機会が多く
なって来ている。当初はディザ法によるエントロピーの
比較的低い画像が用いられていたが、更に高画質が求め
られる為に、近年ではED( 誤差拡散 )法やMD( 平均
誤差最小法 )法により生成されるランダムドットによる
擬似階調画像が多く用いられるようになっている。これ
らランダムドットのエントロピーは非常に高く、これを
ランレングス符号化した場合には、その符号長が最悪で
原画の数倍になってしまうことさえ有り得る。JBIG
方式によってランダムドット画像を符号化した場合に
は、前述した如く、確かにデータ圧縮が可能であるが、
この場合でも圧縮率は2を越えない。殆どは0.1から
0.9程度にしかならない。すなわち、通常の文書画像中
に小さな擬似階調部分を含むだけで、画像全体の圧縮率
が著しく低下してしまうのである。何故ならば、画面の
大半を占める文書データが数十分の一に圧縮されるのに
対して、画面の一割程度しか占めない様な擬似階調画像
が例えば0.6倍程度にしか圧縮されない為、符号状態で
の比較では擬似階調画像に起因する符号が支配的になる
からである。
【0012】JBIGでは擬似階調画像も少しはデータ
圧縮されるが、ランレングス符号化を用いた場合では、
擬似階調画像部分のデータが逆に増大することが多い
為、擬似階調画像データの支配は更に強まることにな
る。
【0013】そこで本発明は、擬似表現された中間調画
像を含む二値画像を、効率良くデータ圧縮することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】このような目的
を達成するため、請求項1の発明は、入力された二値画
像データのうち疑似表現された中間調画像部分とそれ以
外の部分とに領域分割する領域分割手段と、前記疑似表
現された中間調画像部分の二値画像データを多値化し、
得られた多値画像データを符号化する第1の符号化手段
と、前記疑似表現された中間調画像部分以外の部分のう
ち、少なくとも一部の二値画像データを符号化する第2
の符号化手段とを有することを特徴とする。
【0015】また、請求項5の発明は、多値符号化され
た多値画像データと二値符号化された二値画像データを
受信する手段と、前記符号化された多値画像データを復
号化し、擬似表現された中間調画像に二値化する手段
と、前記符号化された二値画像データを復号化する手段
と、前記二値化された擬似表現された中間調画像データ
と前記復号化された二値画像データを所定の領域情報に
従って重畳する重畳手段とを有することを特徴とする。
【0016】また、請求項8の発明は、入力された二値
画像データのうち疑似表現された中間調画像部分とそれ
以外の部分とに領域分割する領域分割手段と、前記疑似
表現された中間調画像部分の二値画像データを多値化
し、得られた多値画像データを符号化する第1の符号化
手段と、前記疑似表現された中間調画像部分以外の部分
のうち、少なくとも一部の二値画像データを符号化する
第2の符号化手段と、前記多値符号化された多値画像デ
ータと前記二値符号化された二値画像データを受信する
手段と、前記符号化された多値画像データを復号化し、
擬似表現された中間調画像に二値化する手段と、前記符
号化された二値画像データを復号化する手段と、前記二
値化された擬似表現された中間調画像データと前記復号
化された二値画像データを所定の領域情報に従って重畳
する手段とを有することを特徴とする。
【0017】
【実施例】 (第1の実施例)以下に説明する本発明の実施例では、
擬似表現された中間調画像を含む二値画像を、前記中間
調画像部分と、その他の部分に領域分割し、前記中間調
画像部分に関しては多値化した後、非可逆の多値符号化
を行い、その他の部分に関しては二値符号化を行い、こ
れら各々によって得られる符号と共に、領域分割情報を
発生させることにより、結果として前記中間調画像部分
に非可逆符号化を行うことで全体の圧縮効率を向上せし
めるものである。復号時には、多値符号化されたデータ
を復号の後再二値化し、復号時には、多値符号化された
データを復号の後再二値化し、これを領域分割情報に従
って、通常の二値復号画像に重畳して最終的な出力とす
る。
【0018】以下、図面を用いて、実施例を具体的に説
明する。
【0019】図1は本実施例の二値画像符号化/復号化
装置の全体ブロック図である。
【0020】図1において、1は二値画像データを取り
込むための二値画像入力部、2は入力された二値画像を
領域別に処理するために領域分割する領域分割器、3は
二値画像データから多値画像データを生成する多値化装
置、4は多値画像データを符号化する多値符号器、5は
二値画像データを符号化する二値符号器、6は領域分割
した際に発生した領域分割情報を符号化する領域分割情
報符号器(以下RAEと略す)、7は複数入力データを
予め設定する順序に並べ出力するマルチプレクサ、8は
入力データをそれぞれのデータの目的の装置へ分割し出
力するデマルチプレクサ、9は多値符号器4に対応する
多値復号器、10は多値画像データを二値画像データに変
換する二値化器、11は二値符号器5に対応する二値復号
器、12はRAE6に対応する領域分割情報復号器(以下
RADと略す)、13は二値画像の重畳器、14は二値画像
データを出力する二値画像出力部である。
【0021】二値画像入力部1から入力された二値画像
データ101 は領域分割器2において擬似表現された中間
調画像部分と、それ以外の部分とに分けられる。領域分
割器の一例は後述する。この時、前記中間調画像部分と
して判別された画像は矩形で切り出されるものとし、そ
れと同時に図2に示される様な切り出した矩形領域の画
面中でのコーナーオフセット値(各々切り出された矩形
部分の四隅のうち、あらかじめ任意に定められるコーナ
ーの一点の座標)及び、矩形サイズや切り出した矩形の
個数などの領域分割情報データ104 が発生する。矩形を
切り出された二値画像データ103 は、空いた部分を0
(画像無し)で埋める。切り出した矩形領域データ102
は、多値化装置3へ送られる。
【0022】多値化装置3は矩形領域データ102 を多値
化し、多値符号器4に出力する。多値化の方法について
は後述する。多値符号器4は直交変換を用いたブロック
単位の非可逆圧縮であるJPEG符号化を行い、多値符
号データ106 を出力する。JPEG符号化は公知である
ので、ここでは説明を省く。二値符号器5は矩形領域デ
ータ102 が除かれた画像をJBIG符号化によって高能
率に符号化し、二値符号データ107 を出力する。RAE
6は矩形領域の数、コーナーオフセット値、矩形サイズ
を符号化し、符号データ108 を出力する。
【0023】マルチプレクサ7は、不図示の符号バッフ
ァを内部に持ち、符号データ106 〜108 を保持する。全
画面の符号化終了と同時に、これらの符号を適当な順序
に並べた符号データ109 を伝送路に出力する。またこの
際にデータサイズなどを含むヘッダデータや三種の符号
データの区切りを示すマーカー等もマルチプレクサ7は
付加する。ここで符号出力109 の出力方法の一例を図6
に示す。
【0024】図6においてデータの先頭であるヘッダデ
ータには一画像分のデータのサイズ情報などが含まれ
る。次に、多値符号データ106 と二値符号データ108 を
復号化側で二値画像として重畳するのに必要である領域
分割情報データを出力する。次に画像の大きさに対して
のデータ量が少ないと思われる二値符号データを出力す
る。この二値符号データを先に出力することにより、符
号データ受信側にある二値画像出力部14がモニターなど
である場合、一画像の概略が早く認識出来るという利点
がある。次に画像の大きさに対してデータ量の多い多値
符号データを出力する。また、図6ではそれぞれのデー
タ間にデータの区切りを示す符号であるマーカーを挿入
する。ここでは一画像分を一単位として図の様な順番で
データを出力するが、ブロック単位で出力しても、図6
と異なる順番で出力しても、他にデータを含ませても良
い。
【0025】次に図1下段の復号器の動作について説明
する。伝送路から符号データ110 がデマルチプレクサ8
に入力される。デマルチプレクサ8はマルチプレクサ7
によって付加されたヘッダ情報等に従ってデータストリ
ームを分割する。このうち多値符号データ111 は多値復
号器9へ、二値符号データ112 は二値復号器11へ、領域
分割情報符号データ113 はRAD12へ各々入力される。
【0026】多値復号器9は、多値符号データ111 にJ
PEG復号を行い、多値画像データ114 を出力する。二
値化器10は多値画像データ114 を擬似中間調処理によっ
て再二値化(ED法などを用いる)し、画像情報115 を
出力する。二値復号器11は二値符号データ112 にJBI
G復号を行い、二値画像データ116 を出力する。RAD
12は、切り出した矩形領域を貼り付けるべき座標、領域
の寸法、矩形の個数などを復号し、領域分割情報117 を
出力する。重畳器13は、領域分割情報117 に従い、擬似
表現された中間調画像データ115 を二値画像データ116
に重畳し、一枚の二値画像118 を合成し、これを二値画
像出力部14へ出力する。二値画像出力部14は電子写真方
式や、エネルギーによる膜沸騰を起こして液滴を吐出す
るタイプのヘッド及びこれを用いる記録方式(いわゆる
バブルジェット方式)、またはその他の方式のプリンタ
及びモニタなどの画像出力装置でも良い。
【0027】次に領域分割器2の一例を図3に示す。二
値画像入力部1から入力された二値画像データ101 はブ
ロック分割回路15でn×n画素のブロック単位に分割さ
れ、ブロック遅延回路16、カウンタ17、カウンタ18にブ
ロック単位で出力される。
【0028】カウンタ17はブロック内の黒画素数を出力
するカウンタであり、カウンタ18はブロック内の縦横各
々ラインごとに、隣接画素間での白画素と黒画素の反転
回数をカウントし、その合計値を出力するカウンタであ
る。ここで二つのカウンタについてカウンタの数やパラ
メータの組み合わせは、上述の例に限らず擬似中間調画
像部分とそれ以外の部分とを判別できるものであれば良
い。
【0029】ルックアップテーブル(以下LUTと略
す)19はカウンタ17,18 の値により、図4の様に分類さ
れた擬似中間調画像部分とそれ以外の部分を分離する。
セレクタ20はLUT19の出力に応じて、ブロック遅延回
路16から出力されたブロック単位の情報の出力先を前記
中間調画像処理部の時はA側、文字処理の時にはB側に
切り替える。ブロック情報作成回路21は、この時の切り
替えた情報などにより、領域分割情報データ104 を作成
し、出力する。
【0030】次に多値化装置2の動作について図5を用
いて説明する。矩形領域として切り出された擬似表現さ
れた中間調画像部分は、左上隅から右下にかけて順次画
素毎に注目する。注目画素を中心とした5画素×5画素
を切り出し、これをP(j,i)とする。これと、図5に示
すマトリクスM(j,i) とを用いて注目画素に対する多値
の値vを下式の様に定義する。
【0031】
【外1】
【0032】この様にして入力された矩形領域内の二値
画像データは多値化される。以上をもって第1の実施例
とする。本実施例によれば、矩形に切り出した二値画像
は同一サイズのまま多値化される。従って単純にはデー
タが8倍されることになる。
【0033】元のデータ、1ビット/画素のものはJB
IG方式で符号化されると約 0.6ビット/画素程度にな
るであろうことを考慮に入れると、JPEGの圧縮時に
は少なくとも1/20以上の圧縮率が要求される。この圧縮
率は、JPEG圧縮における量子化パラメータ等の設定
で容易に実現できるものである。つまり本第1実施例に
よれば擬似表現された中間調画像を含む二値画像を従来
の方式よりも効率良くしかも容易に圧縮することが可能
である。
【0034】(第2の実施例)本発明の第2の実施例の
全体ブロックの構成及び説明は、第1の実施例と同一で
ある。異なる点は、図1における多値符号器4及び多値
復号器9の内部動作である。第1実施例では、多値化装
置3で多値化した画像を、多値符号器4で直接符号化し
ている。本実施例では、多値データ化した画像を、縦横
各々1/4 の解像度にサブサンプリングした後に、これを
DPCM符号化するものとする。
【0035】多値画像の画像度が2〜4倍程度違うもの
をED法によって二値化した時に、出力二値画像の画質
にはあまり大きな差が出ないことが知られている。( た
だし二値化前に単純拡大により同一解像度にするもので
ある。)本実施例はこのことを利用したものである。多
値画像データにしたことで8ビット/画素のデータ量に
増えてしまったデータは、縦横1/4 のサブサンプリング
によりデータ量が1/16倍される。これをLosslessのDP
CM符号化することにより、さらに1/2 倍程度の圧縮率
が見込めるので、最終的には0.25ビット/画素程度まで
の圧縮となる。
【0036】これはもちろん従来のJBIG、MR方式
等と比べて高い効率の圧縮となる。
【0037】また、本第2実施例においては図1の多値
復号器9はDPCMのデコーダであり、二値化器10は二
値化に先立って、サブサンプルされたデータを補間する
ために、DPCM復号された画素を縦横とも4回づつ繰
り返し発生する。
【0038】(第3の実施例)第3の実施例も第2の実
施例と同様、多値符号器4及び多値復号器9の内部動作
が第1の実施例と異なる。本実施例では多値符号器4に
再びJPEG符号化を用いるものとするが、JPEG符
号化に先立ち、多値画像を縦横とも1/2 にサブサンプリ
ングする点で異なる。これにより1ビット/画素から8
ビット/画素に増大していたデータが2ビット/画素ま
で圧縮されることになる。
【0039】これに対して、JPEG符号化の圧縮率を
わずか1/4 程度にするだけで従来の方式による圧縮効率
を上回ることが出来る。その際には多値復号器9におい
てJPEG復号化された多値画像データはかなり高画質
になることが期待出来る。
【0040】また、JPEG符号化に先立ち、縦横とも
1/4 のサブサンプリングを行い、JPEG符号化による
圧縮率を1/10程度にすることにより、通常の文書画像並
みの圧縮率が得られる。
【0041】なお、本発明第1〜第3の実施例におい
て、多値符号器4における多値符号化はJPEG符号化
に限らず、ベクトル量子化、直交変換符号化など他の多
値符号化を用いても良い。また、二値符号器5における
二値符号化としては、JBIG符号化に限らず、MH、
MR、MMR、など他の二値符号化を用いても良い。
【0042】また、本発明第1〜第3の実施例において
は、領域分割器2において領域分割された擬似表現され
た中間調部分以外の全ての部分を二値符号器5で二値符
号化していたが、これに限らず、擬似表現された中間調
画像部分以外の一部を二値符号器5で二値符号化し、そ
れ以外の二値画像部分についてはその他の符号化(文字
認識によってコード化を行うなど)を用いることも考え
られる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来高
圧縮を得ることが困難であった擬似表現された中間調画
像を含む二値画像を、効率よくデータ圧縮することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3の実施例に共通の二値画像
の符号器及び復号器の全体ブロック図
【図2】入力された二値画像から擬似表現された中間調
画像を矩形領域として切り出す様子を示す図
【図3】領域分割器2の一例を示すブロック図
【図4】図3におけるLUT19の動作を説明するための
【図5】二値画像を多値化する際に用いる係数マトリク
スの図
【図6】マルチプレクサ7から伝送路に符号データを出
力する際のデータの様子を示す図
【符号の説明】
1 二値画像入力部 2 領域分割器 3 多値化装置 4 多値符号器 5 二値符号器 6 領域分割情報符号器 7 マルチプレクサ 8 デマルチプレクサ 9 多値復号器 10 二値化器 11 二値復号器 12 領域分割情報復号器 13 二値画像重畳器 14 二値画像出力部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された二値画像データのうち疑似表
    現された中間調画像部分とそれ以外の部分とに領域分割
    する領域分割手段と、 前記疑似表現された中間調画像部分の二値画像データを
    多値化し、得られた多値画像データを符号化する第1の
    符号化手段と、 前記疑似表現された中間調画像部分以外の部分のうち、
    少なくとも一部の二値画像データを符号化する第2の符
    号化手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記領域分割手段は、n×n画素のブロ
    ック単位で領域分割することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の符号化手段は非可逆符号化を
    行い、前記第2の符号化手段は可逆符号化を行うことを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の符号化手段は画像をブロック
    単位で非可逆符号化を行い、前記第2の符号化手段は画
    像をライン単位で可逆符号化を行うことを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 多値符号化された多値画像データと二値
    符号化された二値画像データを受信する手段と、 前記符号化された多値画像データを復号化し、擬似表現
    された中間調画像に二値化する手段と、 前記符号化された二値画像データを復号化する手段と、 前記二値化された擬似表現された中間調画像データと前
    記復号化された二値画像データを所定の領域情報に従っ
    て重畳する重畳手段とを有することを特徴とする画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記重畳手段によって重畳された
    二値画像を出力する出力手段を有することを特徴とする
    請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は熱エネルギーによる膜沸
    騰を起こして液滴を吐出するタイプのヘッド及びこれを
    用いる記録方法を用いるプリンタであることを特徴とす
    る請求項第6項記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 入力された二値画像データのうち疑似表
    現された中間調画像部分とそれ以外の部分とに領域分割
    する領域分割手段と、 前記疑似表現された中間調画像部分の二値画像データを
    多値化し、得られた多値画像データを符号化する第1の
    符号化手段と、 前記疑似表現された中間調画像部分以外の部分のうち、
    少なくとも一部の二値画像データを符号化する第2の符
    号化手段と、 前記多値符号化された多値画像データと前記二値符号化
    された二値画像データを受信する手段と、 前記符号化された多値画像データを復号化し、擬似表現
    された中間調画像に二値化する手段と、 前記符号化された二値画像データを復号化する手段と、 前記二値化された擬似表現された中間調画像データと前
    記復号化された二値画像データを所定の領域情報に従っ
    て重畳する手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記領域分割手段は、n×n画素のブロ
    ック単位で領域分割することを特徴とする請求項8記載
    の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の符号化手段は非可逆符号化
    を行い、前記第2の符号化手段は可逆符号化を行うこと
    を特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 更に、前記重畳手段によって重畳され
    た二値画像を出力する出力手段を有することを特徴とす
    る請求項8記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記出力手段は熱エネルギーによる膜
    沸騰を起こして液滴を吐出するタイプのヘッド及びこれ
    を用いる記録方法を用いるプリンタであることを特徴と
    する請求項11記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の符号化手段は画像をブロッ
    ク単位で非可逆符号化を行い、前記第2の符号化手段は
    画像をライン単位で可逆符号化を行うことを特徴とする
    請求項8記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 入力された二値画像データのうち疑似
    表現された中間調画像部分とそれ以外の部分とに領域分
    割し、 前記疑似表現された中間調画像部分の二値画像データを
    多値化し、得られた多値画像データを符号化し、 前記疑似表現された中間調画像部分以外の部分のうち、
    少なくとも一部の二値画像データを符号化することを特
    徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 多値符号化された多値画像データと、
    二値符号化された二値画像データを受信し、 前記符号化された多値画像データを復号化し、擬似表現
    された中間調画像に二値化し、 前記符号化された二値画像データを復号化し、 前記二値化された擬似表現された中間調画像データと前
    記復号化された二値画像データを所定の領域情報に従っ
    て重畳することを特徴とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】 入力された二値画像データのうち疑似
    表現された中間調画像部分とそれ以外の部分とに領域分
    割し、 前記疑似表現された中間調画像部分の二値画像データを
    多値化し、得られた多値画像データを符号化し、 前記疑似表現された中間調画像部分以外の部分のうち、
    少なくとも一部の二値画像データを符号化し、 前記多値符号化された多値画像データと二値符号化され
    た二値画像データを受信し、 前記符号化された多値画像データを復号化し、擬似表現
    された中間調画像に二値化し、 前記符号化された二値画像データを復号化し、 前記二値化された擬似表現された中間調画像データと前
    記復号化された二値画像データを所定の領域情報に従っ
    て重畳することを特徴とする画像処理方法。
JP6253475A 1994-10-19 1994-10-19 画像処理装置及び方法 Withdrawn JPH08125868A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6253475A JPH08125868A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 画像処理装置及び方法
DE69526555T DE69526555D1 (de) 1994-10-19 1995-10-17 Bildverarbeitungsgerät und -verfahren
US08/544,194 US5963342A (en) 1994-10-19 1995-10-17 Image processing apparatus and method thereof
EP95307377A EP0708552B1 (en) 1994-10-19 1995-10-17 Image processing apparatus and method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6253475A JPH08125868A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 画像処理装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08125868A true JPH08125868A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17251906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6253475A Withdrawn JPH08125868A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 画像処理装置及び方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5963342A (ja)
EP (1) EP0708552B1 (ja)
JP (1) JPH08125868A (ja)
DE (1) DE69526555D1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003534734A (ja) * 2000-05-25 2003-11-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ビットプレーンに依存する信号圧縮方法
JP2005318593A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Xerox Corp より小さく圧縮された画像データ・サイズを生成するための画像データの再フォーマッティング
US7016420B1 (en) 1999-09-21 2006-03-21 Sharp Kabushiki Kaisha Image encoding device

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE511186C2 (sv) * 1997-04-11 1999-08-16 Ericsson Telefon Ab L M Förfarande och anordning för att koda datasekvenser
JP3585703B2 (ja) * 1997-06-27 2004-11-04 シャープ株式会社 画像処理装置
US6298173B1 (en) * 1997-10-03 2001-10-02 Matsushita Electric Corporation Of America Storage management system for document image database
US6185328B1 (en) * 1998-01-21 2001-02-06 Xerox Corporation Method and system for classifying and processing of pixels of image data
US6324305B1 (en) 1998-12-22 2001-11-27 Xerox Corporation Method and apparatus for segmenting a composite image into mixed raster content planes
EP1006715B1 (en) * 1998-12-02 2008-12-03 Xerox Corporation Processing digital image data
US8416847B2 (en) * 1998-12-21 2013-04-09 Zin Stai Pte. In, Llc Separate plane compression using plurality of compression methods including ZLN and ZLD methods
US20030031371A1 (en) * 2001-08-02 2003-02-13 Shinichi Kato Image encoding apparatus and image decoding apparatus
JP2003169333A (ja) * 2001-09-21 2003-06-13 Ricoh Co Ltd 符号列作成装置、画像伸長システム、画像伸長装置、画像提供システム、符号列作成方法、プログラム及び記録媒体
JP4378395B2 (ja) * 2007-06-06 2009-12-02 シャープ株式会社 画像処理装置、印刷装置、制御プログラム、記録媒体
JP5709404B2 (ja) 2010-05-10 2015-04-30 キヤノン株式会社 固体撮像装置およびその駆動方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2516332A1 (de) * 1975-04-15 1976-10-28 Siemens Ag Verfahren zur codierung von elektrischen signalen, die bei der abtastung eines graphischen musters mit aus text und bild gemischtem inhalt gewonnen werden
DE3024322A1 (de) * 1980-06-27 1982-01-21 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Verfahren zur codierung von elektrischen signalen, die bei der abtastung eines grafischen musters mit aus text und bildern gemischtem inhalt gewonnen werden
JPH0614685B2 (ja) * 1984-03-29 1994-02-23 株式会社東芝 画像信号処理装置
US4694352A (en) * 1984-09-21 1987-09-15 Canon Kabushiki Kaisha Image information processing system
US4668995A (en) * 1985-04-12 1987-05-26 International Business Machines Corporation System for reproducing mixed images
JPH02177766A (ja) * 1988-12-28 1990-07-10 Canon Inc 2値画像の階層的符号化方式
DE69118939T2 (de) * 1990-02-06 1996-11-14 Canon Kk Bildverarbeitungsgerät
JPH03248674A (ja) * 1990-02-27 1991-11-06 Casio Comput Co Ltd 中間調画像処理装置
JP2720926B2 (ja) * 1993-10-26 1998-03-04 富士ゼロックス株式会社 画像符号化装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7016420B1 (en) 1999-09-21 2006-03-21 Sharp Kabushiki Kaisha Image encoding device
US7830966B2 (en) 1999-09-21 2010-11-09 Sharp Kabushiki Kaisha Image encoding device
JP2003534734A (ja) * 2000-05-25 2003-11-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ビットプレーンに依存する信号圧縮方法
JP2005318593A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Xerox Corp より小さく圧縮された画像データ・サイズを生成するための画像データの再フォーマッティング

Also Published As

Publication number Publication date
EP0708552A2 (en) 1996-04-24
US5963342A (en) 1999-10-05
EP0708552B1 (en) 2002-05-02
EP0708552A3 (en) 1996-07-17
DE69526555D1 (de) 2002-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3005007B2 (ja) 画像符号化装置
EP0680016B1 (en) System and method for compressing images
US6947600B1 (en) Information processing method, apparatus and storage medium for receiving and decoding a code sequence obtained by encoding an image
CA2013232C (en) Image reduction system
JP3843581B2 (ja) 画像符号化装置、画像復号化装置および画像処理装置、並びに画像符号化方法、画像復号化方法および画像処理方法
US5271072A (en) Image reduction of binary images using filtering processing
JPH08125868A (ja) 画像処理装置及び方法
de Queiroz Compression of compound documents
US7061638B2 (en) Image encoding apparatus
EP0902398B1 (en) Method and system for compressing and decompressing binary representations of dithered images
JPH11187401A (ja) 映像信号符号化装置
JP3231800B2 (ja) 画像符号化装置及び画像符号化方法
US6996269B2 (en) Image encoding apparatus and image decoding apparatus
JPH05176180A (ja) 2値画像混在静止自然画像の符号化方法
JPH06178122A (ja) カラー画像の適応符号化装置
JPS63182973A (ja) フアクシミリ装置の擬似中間調画像伝送方法
JPH11205614A (ja) マスクを用いた予測映像発生装置及びその装置を用いた2進映像の圧縮、伝送及び復元装置
JP3363698B2 (ja) 多階調画像の符号化装置
JP3459723B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP3361201B2 (ja) 画像符号化装置および画像符号化復号化装置および画像符号化復号化方法
JP2925043B2 (ja) データ伸長装置
JPH08298589A (ja) 写真・文書混在画像の画像処理装置
JPH0746410A (ja) カラー画像処理装置
JP3309892B2 (ja) 画像情報符号化装置および復号化装置
JP3295507B2 (ja) 二値画像符号化復号化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115