JPH0812572A - 皮膚真菌症治療剤 - Google Patents

皮膚真菌症治療剤

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JPH0812572A
JPH0812572A JP17159494A JP17159494A JPH0812572A JP H0812572 A JPH0812572 A JP H0812572A JP 17159494 A JP17159494 A JP 17159494A JP 17159494 A JP17159494 A JP 17159494A JP H0812572 A JPH0812572 A JP H0812572A
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JP
Japan
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surfactant
therapeutic agent
dermatomycosis
nonionic surfactant
salt
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JP17159494A
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Shigeru Kosakai
茂 小堺
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KOSAKAI KK
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KOSAKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 陽イオン性界面活性剤と両性イオン界面活性
剤と非イオン性界面活性剤とからなる皮膚真菌症治療
剤。 【効果】 水虫治療薬として白癬菌に冒された患部例え
ば足を当該液剤の水虫治療薬に浸し足浴させることによ
り、従来の治療法では考えられない程、短期間で、か
つ、非常に優れた効果的な方法で、患部を清浄な状態に
回復させる治療を行うことができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚真菌症治療剤に関
し、特に、水虫治療薬として白癬菌に冒された患部例え
ば足を当該液剤の水虫治療薬に浸し足浴させることによ
り、従来の治療法では考えられない程、短期間で、か
つ、非常に優れた効果的な方法で、患部を清浄な状態に
回復させる治療を行うことができる皮膚真菌症治療剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】白癬症、ガンジダ症等の皮膚真菌症は、
長期間に渡る治療を行ってもなかなか良くならず、その
為に困っている人が多くいるのが現状である。
【0003】皮膚真菌症治療剤として、各種のものが提
案されており、硝酸オコモナゾール、2−ヘキシルオキ
シベンズアミド、デヒドロ酢酸、クロトリマゾール、ト
ルナフテート、パクチオン等を有効成分とした外用もし
くは内服薬が提案されている(例えば、特開平4−32
1626号公報、特公昭53−7487号公報、特開昭
57−58625号公報、特開平2−292219号公
報)。
【0004】当該皮膚真菌症治療剤には、界面活性剤と
当該有効成分とを組合わせた形態で皮膚真菌症治療剤を
構成したものも各種提案されており、例えば、特開昭5
7−58625号公報には、デヒドロ酢酸とトリメチル
型またはベンジル型界面活性剤とからなる皮膚真菌症治
療剤が、また、特開昭63−258413号公報には、
トルナフテートと陰イオン性(アニオン性)界面活性剤
等とよりなる真菌症治療剤等が提案されている。
【0005】一方、界面活性剤が水虫治療薬として有用
であることも以前から知られており、例えば、特開昭5
8−213715号公報には、特定のアルファオレフイ
ン系陰イオン性界面活性剤を含有した水虫治療薬が提案
されており、また、特開昭63−230640号公報に
は、陰イオン性(アニオン性)界面活性剤と分子内に窒
素原子を有しない非イオン性界面活性剤とを有効成分と
した水虫治療効果を奏する皮膚外用製剤が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来技術に鑑み、皮膚真菌症治療剤として有用で、特
に、白癬菌などの真菌に冒された患部を足浴させること
により、従来の治療法では考えられない程、短期間で、
かつ、非常に優れた効果的な方法で、患部を清浄な状態
に回復させる治療を行うことができる皮膚真菌症治療剤
を提供することを目的としたものである。本発明の前記
ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記
述からあきらかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)陽イオ
ン性界面活性剤と(B)両性イオン界面活性剤と(C)
非イオン性界面活性剤とからなることを特徴とする皮膚
真菌症治療剤に係るもので、好ましい実施態様として、
前記(A)陽イオン性界面活性剤が第四級アンモニウム
塩特に塩化ベンザルコニウムよりなる陽イオン性界面活
性剤で、(B)両性イオン界面活性剤がアミノカルボン
酸またはその塩特に長鎖アルキルジ(アミノエチル)グ
リシンまたはその塩よりなる両性イオン界面活性剤で、
また、(C)非イオン性界面活性剤がエーテル型非イオ
ン性界面活性剤特にポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル就中ポリオキシエチレンラウリルエーテルよりなる非
イオン性界面活性剤であることを特徴とする皮膚真菌症
治療剤に係るものである。
【0008】本発明において使用される(A)陽イオン
性界面活性剤とは、水溶液において解離し界面活性を示
す部分がカチオンとなる界面活性剤をいう。当該(A)
陽イオン性界面活性剤の例には、例えば、次の物質より
なる陽イオン性界面活性剤を挙げることができる。第四
級アンモニウム塩例えば、 (1)一般式[RN(CH32CH265+-(但
し、式中のRはアルキル基、Xはハロゲン原子)で表さ
れる塩化ベンザルコニウム (2)一般式RN+(CH33・X-(但し、式中のRは
アルキル基、Xはハロゲン原子)で表されるアルキルト
リメチルアンモニウム塩 (3)一般式[RN(CH32CH2CH2OH]+OH-
(但し、式中のRはアルキル基)で表されるアルキルア
ミノエタノール
【0009】上記(1)の一般式中のアルキル基Rの例
としては、炭素数が8〜20のアルキル基例えばオクチ
ル、ノニル、デシル、ウンデシル、ラウリル、トリデシ
ル、ミリスチル、ペンタデシル、セチル、ヘプタデシ
ル、ステアリルが挙げられ、また、ハロゲン原子Xの例
としては、塩素原子、臭素原子が挙げられる。当該一般
式で表される塩化ベンザルコニウムの例としては、テト
ラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、オ
クタデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、
その他椰子アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロ
ライド等が挙げられる。
【0010】上記(2)の一般式中のアルキル基Rの例
としては、前記と同様の炭素数が8〜20のアルキル基
が挙げられ、また、ハロゲン原子Xの例としては、塩素
原子、臭素原子が挙げられる。当該アルキルトリメチル
アンモニウム塩の例としては、ドデシルトリメチルアン
モニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、オクタデシルトリメチルアンモニウム
クロライド、その他椰子アルキルトリメチルアンモニウ
ムクロライド等が挙げられる。
【0011】上記(3)の一般式で表されるアルキルア
ミノエタノールの例としては、トリメチルアミノエタノ
ール等が挙げられる。
【0012】本発明においては、上記(A)陽イオン性
界面活性剤として水溶液において解離し界面活性を示す
部分がカチオンとなる各種の陽イオン性界面活性剤を使
用することができるが、皮膚真菌症に対する治療効果に
優れ、また、当該(A)陽イオン性界面活性剤と(B)
両性イオン性界面活性剤と(C)非イオン性界面活性剤
との組合わせから、第四級アンモニウム塩として、特
に、前記(1)一般式[RN(CH32CH265+
-(但し、式中のRは前記に同じ、Xは、前記に同
じ)で表される塩化ベンザルコニウムを使用することが
好ましい。
【0013】本発明において使用される(B)両性イオ
ン界面活性剤とは、水溶液において解離し界面活性を示
す部分が例えばアニオン活性とカチオン活性というよう
に2種ある界面活性剤をいい、カルボン酸型、硫酸エス
テル型、スルホン酸型、リン酸エステル型等各種の両性
界面活性剤を使用することができる。当該(B)両性イ
オン界面活性剤の例には、例えば、次の物質よりなる両
性界面活性剤を挙げることができる。
【0014】
【式1】 を有するアミノカルボン酸またはその塩
【0015】
【式2】 を有するカルボキシベタインもしくはスルホベタイン
【0016】
【式3】 を有するイミダゾリン誘導体
【0017】上記式1のアミノカルボン酸またはその塩
型両性イオン界面活性剤の例としては、一般式 R−N
H−(CH2nCOOM(但し、Rはアルキル基、nは
整数、Mは金属または水素原子)で示されるアミノカル
ボン酸またはその金属塩を主成分とするもの等が挙げら
れ、当該アルキル基の例としては、炭素数12〜18の
アルキル基例えばラウリル、トリデシル、ミリスチル、
ペンタデシル、セチル、ヘプタデシル、ステアリルが挙
げられ、また、nは、通常、1〜2の整数である。上記
アミノカルボン酸またはその塩の具体例としては、長鎖
アルキルジ(アミノエチル)グリシンまたはそのナトリ
ウム塩等が挙げられる。当該アミノカルボン酸またはそ
の塩型(グリシン型)の両性界面活性剤として、日本油
脂社製の商品名アノンLG等を使用することができる。
【0018】上記式2のカルボキシベタインもしくはス
ルホベタイン型両性イオン界面活性剤の例としては、一
般式 (R)3−N−(CH2nCOOH(但し、Rは
同一もしくは相異なるアルキル基、nは整数)で示され
る基本骨格を有するカルボキシベタイン型界面活性剤が
挙げられ、当該アルキル基の例としては、メチル基等の
低級アルキル基、前記と同様の炭素数12〜18のアル
キル基が例示され、また、nは、通常、1〜2の整数で
ある。上記カルボキシベタインベタイン型両性イオン界
面活性剤としては、Goldschmidit社のTE
GO−Betaine等を使用することができる。
【0019】上記式3のイミダゾリン誘導体の例として
は、2−アルキルーN−カルボキシメチルーNーヒドロ
キシエチルイニダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
【0020】本発明においては、(B)両性イオン界面
活性剤として前記したような各種の両性イオン界面活性
剤を使用することができるが、皮膚真菌症に対する治療
効果に優れ、皮膚に対する刺激が特に強くなく、また、
当該(B)両性イオン界面活性剤と(A)陽イオン性界
面活性剤と(C)非イオン性界面活性剤との組合わせか
ら、アミノカルボン酸またはその塩、特に、長鎖アルキ
ルジ(アミノエチル)グリシンナトリウム塩、就中、ラ
ウリルジ(アミノエチル)グリシンナトリウムを使用す
ることが好ましい。
【0021】本発明において使用される(C)非イオン
性界面活性剤とは、水溶液においてイオンに解離しない
界面活性剤をいう。当該(C)非イオン性界面活性剤の
例には、例えば、次の物質を挙げることができる。 (C−1)エーテル型非イオン性界面活性剤 当該エーテル型非イオン性界面活性剤の例には、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフ
ェニルエーテルがある。 (C−2)エーテルエステル型非イオン性界面活性剤 当該エーテルエステル型非イオン性界面活性剤の例に
は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタングリセリル脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンプロピレングリコールグリセリ
ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂
肪酸エステル、天然油脂およびロウ類のポリオキシエチ
レン誘導体がある。
【0022】上記(C−1)エーテル型非イオン性界面
活性剤および(C−2)エーテルエステル型非イオン性
界面活性剤におけるアルキル基の例としては、オクチ
ル、ノニル、デシル、ウンデシル、ラウリル、トリデシ
ル、ミリスチル、ペンタデシル、セチル、ヘプタデシ
ル、ステアリルが挙げられる。
【0023】本発明においては、(C)非イオン性界面
活性剤として前記したような各種の非イオン性界面活性
剤を使用することができるが、皮膚真菌症に対する治療
効果に優れ、また、当該(C)非イオン性界面活性剤と
(A)陽イオン性界面活性剤と(B)両性イオン界面活
性剤との組合わせから、(C−1)エーテル型非イオン
性界面活性剤、特に、次の一般式で表されるポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、特に、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテルを使用することが好ましい。 一般式 RO(C24nH (但し、Rはアルキル基、nは整数) 当該アルキル基の例としては、炭素数8〜18のアルキ
ル基が例示され、nは6以下の整数であることが好まし
い。アルキル基の具体例は、オクチル、ノニル、デシ
ル、ウンデシル、ラウリル、トリデシル、ミリスチル、
ペンタデシル、セチル、ヘプタデシル、ステアリルが挙
げられる。
【0024】本発明においては、(A)陽イオン性界面
活性剤と(B)両性イオン界面活性剤と(C)非イオン
性界面活性剤はいずれも必須であり、これら界面活性剤
の混合物により皮膚真菌症治療剤が構成される。前記の
ように、好ましくは、当該(A)陽イオン性界面活性剤
として第四級アンモニウム塩特に前記式で表わされる塩
化ベンザルコニウムを使用し、(B)両性イオン界面活
性剤として前記式で表わされるアミノカルボン酸または
その塩特に、長鎖アルキルジ(アミノエチル)グリシン
またはその金属塩特にラウリルジ(アミノエチル)グリ
シンナトリウムを使用し、さらに、これら界面活性剤に
加えて、(C)非イオン性界面活性剤として前記式で表
わされるポリオキシエチレンアルキルエーテル就中ポリ
オキシエチレンラウリルエーテルを使用して皮膚真菌症
治療剤を構成する。
【0025】本発明の治療剤における(A)陽イオン性
界面活性剤と(B)両性イオン界面活性剤と(C)非イ
オン性界面活性剤との混合比率は、任意に選択可能であ
るが、(A)陽イオン性界面活性剤を1とすれば、
(B)両性イオン界面活性剤は0.5〜1.5であり、
また、(C)非イオン性界面活性剤は2〜6である。す
なわち、その好ましい混合比率は、(A)陽イオン性界
面活性剤:(B)両性イオン界面活性剤:(C)非イオ
ン性界面活性剤=1:0.5〜1.5:2〜6である。 (B)両性イオン界面活性剤の混合比率が、(A)陽イ
オン性界面活性剤1に対して0.5未満では、皮膚に対
する浸透性が弱くなり、真菌に対する殺菌力も弱くな
り、本発明所望の真菌症治療効果が不充分となる。一
方、1.5を超えて配合しても、効果が飽和するし、当
該(B)両性イオン界面活性剤と(A)陽イオン界面活
性剤と(C)非イオン性界面活性剤との間のバランスが
とれず、本発明所望の真菌症治療効果が不充分となる。 (C)非イオン性界面活性剤の混合比率が、(A)陽イ
オン性界面活性剤1に対して2未満では、皮膚に付着す
る真菌に対する洗浄殺菌作用が弱くなり、本発明所望の
真菌症治療効果が不充分となる。一方、6を超えて配合
しても、効果が飽和するし、当該(C)非イオン性界面
活性剤と(A)陽イオン界面活性剤と(B)両性イオン
性界面活性剤との間のバランスがとれず、本発明所望の
真菌症治療効果が不充分となる。
【0026】本発明の治療剤には、香料、キレート剤等
の各種添加助剤等を適宜必要に応じて配合することがで
きる。
【0027】本発明の治療剤を皮膚真菌症の患部に適用
する際には、例えば、水またはお湯にて希釈し、患部を
浸せばよい。塗布等の手段によってもよい。
【0028】陽イオン性界面活性剤と両性イオン界面活
性剤と非イオン性界面活性剤との混合物は、外用殺菌消
毒剤として使用されており、その急性毒性には問題がな
いことが確認されている。因みに、当該外用殺菌消毒剤
の毒性に関するデータを次に示す。尚、当該試験に供し
た外用殺菌消毒剤は、その主成分が、塩化ベンザルコニ
ウム(陽イオン性界面活性剤)4.0%、日本油脂社製
の商品名アノンLG(両性イオン界面活性剤)10.0
%及びポリオキシエチレンラウリルエーテル(非イオン
性界面活性剤)16.0%よりなっている。 毒性 検体 致死量 外用殺菌消毒剤 1.2ml/kg10W/V%塩化ベンザルコニウム液 0.16g/kg dd系のマウス(雄)を用い腹腔内注射によって致死量
を求めた。上記から、毒性は、水虫治療薬として用いら
れることがある毒性の低い塩化ベンザルコニウム液の約
8分の1であることが判る。
【0029】本発明の真菌症治療剤は、亜鉛華、吉草酸
ベタメタゾリン、吉草酸酢酸プレドニゾンベタメタゾリ
ン等を有効成分とする皮膚疾患治療剤を併用することが
できる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。 実施例1 塩化ベンザルコニウム 0.02wt% ラウリルジ(アミノエチル)グリシンナトリウム 0.015wt% ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.08wt% よりなる希釈濃度の水溶液を用い、表存性水虫趾間型の
患部を有する患者に適用し、その足を1日当り15分間
毎日足浴させたところ、約1週間で皮膚が元の状態に戻
った。上記溶液を用い、同様の症状の患者に適用したと
ころ、他7例の臨床結果においても、同様に約1週間で
皮膚が元の状態に戻り、患者によっては、約3日間で皮
膚が元の状態に戻り完治した。また、上記溶液を深存性
水虫患者に適用し、1日当り15分間毎日足浴させたと
ころ、約1カ月で皮膚が元の状態に戻った。
【0031】実施例2 塩化ベンザルコニウム 0.02wt% ラウリルジ(アミノエチル)グリシンナトリウム 0.015wt% ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.08wt% よりなる希釈濃度の水溶液を用い、表存性水虫角化型の
患部を有する患者に適用した。この患者は、表存性水虫
角化型の患者で皮膚が長期にわたって水虫に冒されてお
り、こじれた皮膚の状態にあった。1日当り30分間毎
日足浴させた後、亜鉛華軟膏を塗布させたところ、痒が
すぐにとれた。この治療法を10日間継続させたとこ
ろ、皮膚は清浄な状態に回復し、完治した。
【0032】
【発明の効果】以上本発明によれば、皮膚真菌症治療剤
として有用で、特に、白癬菌などの真菌に冒された患部
を足浴させることにより、従来の治療法では考えられな
い程、短期間で、かつ、非常に優れた効果的な方法で、
患部を清浄な状態に回復させる治療を行うことができる
皮膚真菌症治療剤を提供することができた。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)陽イオン性界面活性剤と(B)両
    性イオン界面活性剤と(C)非イオン性界面活性剤とか
    らなることを特徴とする皮膚真菌症治療剤。
  2. 【請求項2】 (A)陽イオン性界面活性剤が、第四級
    アンモニウム塩よりなる陽イオン性界面活性剤であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の皮膚真菌症治療剤。
  3. 【請求項3】 第四級アンモニウム塩が、塩化ベンザル
    コニウムであることを特徴とする、請求項1または2に
    記載の皮膚真菌症治療剤。
  4. 【請求項4】 (B)両性イオン界面活性剤が、アミノ
    カルボン酸またはその塩よりなる両性イオン界面活性剤
    であることを特徴とする、請求項1〜3いずれか一項に
    記載の皮膚真菌症治療剤。
  5. 【請求項5】 アミノカルボン酸またはその塩が、長鎖
    アルキルジ(アミノエチル)グリシンまたはその塩であ
    ることを特徴とする、請求項1〜4いずれか一項に記載
    の皮膚真菌症治療剤。
  6. 【請求項6】 (C)非イオン性界面活性剤が、エーテ
    ル型非イオン性界面活性剤であることを特徴とする、請
    求項1〜5いずれか一項に記載の皮膚真菌症治療剤。
  7. 【請求項7】 エーテル型非イオン性界面活性剤が、ポ
    リオキシエチレンアルキルエーテルよりなる界面活性剤
    であることを特徴とする、請求項1〜6いずれか一項に
    記載の皮膚真菌症治療剤。
  8. 【請求項8】 皮膚真菌症治療剤が、液剤であることを
    特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の皮膚
    真菌症治療剤。
JP17159494A 1994-07-01 1994-07-01 皮膚真菌症治療剤 Pending JPH0812572A (ja)

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