JPH08124Y2 - 工具研削盤 - Google Patents
工具研削盤Info
- Publication number
- JPH08124Y2 JPH08124Y2 JP10883690U JP10883690U JPH08124Y2 JP H08124 Y2 JPH08124 Y2 JP H08124Y2 JP 10883690 U JP10883690 U JP 10883690U JP 10883690 U JP10883690 U JP 10883690U JP H08124 Y2 JPH08124 Y2 JP H08124Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- turning
- swivel plate
- substrate
- auxiliary swivel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は工具研削盤に関し、特にバイトのノーズ角を
研削する工具研削盤の構造改良に関する。
研削する工具研削盤の構造改良に関する。
［従来の技術］ バイトの刃先は良好な切削をなすためにその角度形状
が厳密に決められており、使用により摩耗した刃先は研
削盤の回転砥石により再度整形する。
が厳密に決められており、使用により摩耗した刃先は研
削盤の回転砥石により再度整形する。
この場合、刃先のノーズ角を成形するために、回転砥
石の研削点を中心にバイト刃先を左右に振る機構を設け
る場合があり、これは例えばモータにより旋回テーブル
を上記研削点を通る軸回りに旋回せしめるものである。
石の研削点を中心にバイト刃先を左右に振る機構を設け
る場合があり、これは例えばモータにより旋回テーブル
を上記研削点を通る軸回りに旋回せしめるものである。
［考案が解決しようとする課題］ ところで、第５図に示す如く、バイトＴの先端が大き
く左右に曲がった、いわゆる左勝手あるいは右勝手バイ
トのノーズ角を成形する場合、旋回テーブル１を研削点
Ａ回りに必要量旋回せしめると、旋回テーブル１の後端
が砥石台との間に設けたクーラント飛散防止カバーＣと
干渉することがあり、これは剛性向上のために砥石台か
らの回転砥石Ｇのオーバハング量を短くした場合に甚だ
しくなって、必要なバイト旋回量を確保できないという
問題がある。
く左右に曲がった、いわゆる左勝手あるいは右勝手バイ
トのノーズ角を成形する場合、旋回テーブル１を研削点
Ａ回りに必要量旋回せしめると、旋回テーブル１の後端
が砥石台との間に設けたクーラント飛散防止カバーＣと
干渉することがあり、これは剛性向上のために砥石台か
らの回転砥石Ｇのオーバハング量を短くした場合に甚だ
しくなって、必要なバイト旋回量を確保できないという
問題がある。
本考案はかかる課題を解決するもので、工具台全体の
旋回量は一定限度内に規制しつつ、工具のみを必要量旋
回せしめることを可能とした工具研削盤を提供すること
を目的とする。
旋回量は一定限度内に規制しつつ、工具のみを必要量旋
回せしめることを可能とした工具研削盤を提供すること
を目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本考案の構成を説明すると、工具Ｔ（第１図）の先端が
回転砥石Ｇに当接する研削点Ａを中心に旋回駆動される
旋回テーブル１と、該旋回テーブル１上に設けた基板２
と、旋回テーブル１の旋回軸Ｓに一致せしめて上記基板
２に立設したピン部材３回りに、旋回自在に設けた補助
旋回板４と、該補助旋回板４を任意の旋回位置で位置決
めする手段51,52と、補助旋回板４上に設けられて工具
Ｔを保持する工具保持台６とを具備している。
回転砥石Ｇに当接する研削点Ａを中心に旋回駆動される
旋回テーブル１と、該旋回テーブル１上に設けた基板２
と、旋回テーブル１の旋回軸Ｓに一致せしめて上記基板
２に立設したピン部材３回りに、旋回自在に設けた補助
旋回板４と、該補助旋回板４を任意の旋回位置で位置決
めする手段51,52と、補助旋回板４上に設けられて工具
Ｔを保持する工具保持台６とを具備している。
［作用］ 上記構成において、旋回テーブル１を旋回せしめた時
にクーラント飛散防止カバーＣとの干渉が問題となる方
向へ、予め補助旋回板４を基板２上で所定量旋回せしめ
て位置決めしておけば、旋回テーブル１の旋回量を上記
所定量だけ小さくしても工具Ｔは研削点を中心に所望の
旋回位置へ至り、かつ旋回量を小さくしたことにより旋
回テーブル１がクーラント飛散防止カバーＣと干渉する
という問題が生じない。
にクーラント飛散防止カバーＣとの干渉が問題となる方
向へ、予め補助旋回板４を基板２上で所定量旋回せしめ
て位置決めしておけば、旋回テーブル１の旋回量を上記
所定量だけ小さくしても工具Ｔは研削点を中心に所望の
旋回位置へ至り、かつ旋回量を小さくしたことにより旋
回テーブル１がクーラント飛散防止カバーＣと干渉する
という問題が生じない。
［実施例］ 第１図において、１は旋回テーブルであり、図略の旋
回駆動モータにより旋回軸Ｓを中心に正逆旋回せしめら
れる。この旋回軸Ｓは、バイトＴの先端が回転砥石Ｇに
接触する研削点Ａを通っている。上記回転砥石Ｇは図略
の砥石軸頭内を挿通せしめた回転軸G1の先端に固定さ
れ、砥石台に設けた回転駆動モータにより回転せしめら
れる。
回駆動モータにより旋回軸Ｓを中心に正逆旋回せしめら
れる。この旋回軸Ｓは、バイトＴの先端が回転砥石Ｇに
接触する研削点Ａを通っている。上記回転砥石Ｇは図略
の砥石軸頭内を挿通せしめた回転軸G1の先端に固定さ
れ、砥石台に設けた回転駆動モータにより回転せしめら
れる。
旋回テーブル１の突出部頂面上には基板２が載置して
あり、該基板２は図の左右方向へ移動調整可能である。
基板２は後端を円弧面とした略扇状をなし（第２図）、
その上面には略長方形の補助旋回板３が摺動自在に設け
てある。補助旋回板３の前端部中央にはピン部材３の頭
部が埋設固定してあり、該ピン部材３の足は上記基板２
の通孔内に回転自在に嵌装してある。このピン部材３の
中心は上記旋回軸Ｓと一致している。
あり、該基板２は図の左右方向へ移動調整可能である。
基板２は後端を円弧面とした略扇状をなし（第２図）、
その上面には略長方形の補助旋回板３が摺動自在に設け
てある。補助旋回板３の前端部中央にはピン部材３の頭
部が埋設固定してあり、該ピン部材３の足は上記基板２
の通孔内に回転自在に嵌装してある。このピン部材３の
中心は上記旋回軸Ｓと一致している。
上記基板２には前端部と後端部に上記ピン部材３を中
心として幅方向へ延びる円弧状の案内溝21、22が形成し
てあり、これら案内溝21、22は逆Ｔ字断面をなし、溝内
にはこれに沿って摺動移動自在にナット51が設けてあ
る。そして、これらナット51には補助旋回板３を貫通し
たボルト52がそれぞれ螺合せしめてある。しかして、上
記ボルト52を緩めることにより補助旋回板３は上記ピン
部材３回りに案内溝21、22の両端で規制されるまで旋回
でき、所望の旋回位置にて上記ボルト52を締めることに
より位置決め固定される。この時の旋回位置は、第３図
に示す如く、基板２の後端面に記した角度目盛りにより
知ることができる。
心として幅方向へ延びる円弧状の案内溝21、22が形成し
てあり、これら案内溝21、22は逆Ｔ字断面をなし、溝内
にはこれに沿って摺動移動自在にナット51が設けてあ
る。そして、これらナット51には補助旋回板３を貫通し
たボルト52がそれぞれ螺合せしめてある。しかして、上
記ボルト52を緩めることにより補助旋回板３は上記ピン
部材３回りに案内溝21、22の両端で規制されるまで旋回
でき、所望の旋回位置にて上記ボルト52を締めることに
より位置決め固定される。この時の旋回位置は、第３図
に示す如く、基板２の後端面に記した角度目盛りにより
知ることができる。
上記基板２上には工具保持台６が設けてあり、該工具
保持台６は支柱部61とこれに支持されてバイトＴを保持
する保持部62より構成されている。この保持部62には上
面中央に矩形断面の保持溝63が形成されて、該保持溝63
内にバイトＴの基端部が挿入固定され、この状態でバイ
ト先端が回転砥石Ｇの上記研削点Ａに位置している。
保持台６は支柱部61とこれに支持されてバイトＴを保持
する保持部62より構成されている。この保持部62には上
面中央に矩形断面の保持溝63が形成されて、該保持溝63
内にバイトＴの基端部が挿入固定され、この状態でバイ
ト先端が回転砥石Ｇの上記研削点Ａに位置している。
上記構造の工具研削盤において、例えば左勝手バイト
のノーズ角を成形する場合には、ボルト52を緩めて補助
旋回板３を第４図に示す如く予め所定角度θだけ右方向
へ旋回せしめておく。これにより、旋回テーブル１の旋
回量を上記角度θだけ小さくしても、バイトＴは研削点
Ａを中心とした所望の旋回位置へ至り、必要なノーズ角
の成形が可能となる。そして、旋回量を小さくしたこと
により旋回テーブル１の後端がクーラント飛散防止カバ
ーＣと干渉することはない。
のノーズ角を成形する場合には、ボルト52を緩めて補助
旋回板３を第４図に示す如く予め所定角度θだけ右方向
へ旋回せしめておく。これにより、旋回テーブル１の旋
回量を上記角度θだけ小さくしても、バイトＴは研削点
Ａを中心とした所望の旋回位置へ至り、必要なノーズ角
の成形が可能となる。そして、旋回量を小さくしたこと
により旋回テーブル１の後端がクーラント飛散防止カバ
ーＣと干渉することはない。
［考案の効果］ 以上の如く、本考案の工具研削盤によれば、特に左右
勝手バイトのノーズ角成形において、クーラント飛散防
止カバーに干渉する方向での旋回テーブルの旋回量を小
さくして上記カバーとの干渉を防止しつつ、必要なノー
ズ角の成形が可能である。
勝手バイトのノーズ角成形において、クーラント飛散防
止カバーに干渉する方向での旋回テーブルの旋回量を小
さくして上記カバーとの干渉を防止しつつ、必要なノー
ズ角の成形が可能である。
第１図ないし第４図は本考案の一実施例を示し、第１図
は工具研削盤の工具保持部の部分断面側面図、第２図は
その平面図、第３図はその背面図、第４図は工具保持部
の作動を示す平面図、第５図は従来の工具研削盤の工具
保持部の平面図である。 １……旋回テーブル ２……基板 21、22……案内溝 ３……ピン部材 ４……補助旋回板 51……摺動ナット（位置決め手段） 52……ボルト（位置決め手段） ６……工具保持台 61……保持溝 Ａ……研削点 Ｃ……クーラント飛散防止カバー Ｔ……バイト（工具） Ｇ……回転砥石
は工具研削盤の工具保持部の部分断面側面図、第２図は
その平面図、第３図はその背面図、第４図は工具保持部
の作動を示す平面図、第５図は従来の工具研削盤の工具
保持部の平面図である。 １……旋回テーブル ２……基板 21、22……案内溝 ３……ピン部材 ４……補助旋回板 51……摺動ナット（位置決め手段） 52……ボルト（位置決め手段） ６……工具保持台 61……保持溝 Ａ……研削点 Ｃ……クーラント飛散防止カバー Ｔ……バイト（工具） Ｇ……回転砥石
Claims (1)
- 【請求項１】工具先端が研削砥石に当接する研削点を中
心に旋回駆動される旋回テーブルと、該旋回テーブル上
に設けた基板と、旋回テーブルの旋回軸に一致せしめて
上記基板に立設したピン部材回りに、旋回自在に設けた
補助旋回板と、該補助旋回板を所定旋回位置で固定する
固定手段と、補助旋回板上に設けられて工具を保持する
工具保持台とを具備する工具研削盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10883690U JPH08124Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 工具研削盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10883690U JPH08124Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 工具研削盤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0467954U JPH0467954U (ja) | 1992-06-16 |
| JPH08124Y2 true JPH08124Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31855977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10883690U Expired - Lifetime JPH08124Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 工具研削盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08124Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP10883690U patent/JPH08124Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0467954U (ja) | 1992-06-16 |
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