JPH08122635A - 光走査光学系 - Google Patents

光走査光学系

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JPH08122635A
JPH08122635A JP6286130A JP28613094A JPH08122635A JP H08122635 A JPH08122635 A JP H08122635A JP 6286130 A JP6286130 A JP 6286130A JP 28613094 A JP28613094 A JP 28613094A JP H08122635 A JPH08122635 A JP H08122635A
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curvature
radius
scanning direction
optical
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JP6286130A
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Shinichiro Saito
真一郎 斉藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザー光源からの光を偏向する回転多面鏡
と被走査面との間に配置され、偏向光を被走査面上に結
像させる結像光学系を含む光走査光学系において、回転
多面鏡の非対称性移動による副走査方向の結像位置移動
を良好に補正した光走査光学系を得る。 【構成】 結像光学系8は、2枚以下のレンズのみで構
成され、半導体レーザーからの光を偏向走査する回転多
面鏡4は、その回転中心が結像光学系の光軸9から+側
にずれて配設され、回転多面鏡4と被走査面10との間
に配置される結像光学系は副走査方向断面の曲率半径が
結像光学系の光軸に対して主走査方向に非対称な値を持
つと共に、副走査方向の曲率半径の極値が主走査方向で
結像光学系の光軸外にある面を含み、この変形面は曲率
半径の極値に対しても非対称な曲率半径を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光源の光を回
転多面鏡で偏向し、偏向光を被走査面上に結像させる光
走査光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザープリンター等の光走査光学系の
偏向手段としては、回転多面鏡が広く用いられている。
回転多面鏡の回転により偏向された光は、結像光学系に
より被走査面上に結像する。この結像光学系には被走査
面上で結像点が等速で走査するような歪曲収差を持たせ
ている。回転多面鏡を用いる場合、面倒れ公差を軽減す
る目的で、副走査方向において結像光学系を回転多面鏡
反射面と被走査面とを幾何光学的にほぼ共役としてい
る。また、結像光学系は主走査方向と副走査方向とでパ
ワーの異なるアナモフィックな光学系とするのが一般的
である。
【0003】しかし、回転多面鏡の回転に伴い回転多面
鏡反射面の位置は移動してしまい、その結果、上記共役
関係が崩れ、副走査方向での結像点は被走査面からのず
れを生じ、副走査方向の像面湾曲が発生する。またレー
ザー光源からの光は図1に示すように、主走査方向の展
開面内で、結像光学系の光軸に対してある角度をなして
横方向から入射するため、回転多面鏡の配置もその回転
中心が結像光学系の光軸上にはなく、前記回転多面鏡反
射面移動は結像光学系の光軸に対して対称とはならな
い。具体例を示すと、図14は本発明の実施例1の光走
査光学系の主走査方向展開面内における、回転多面鏡の
回転に伴いレーザー光源の光軸と回転多面鏡反射面との
交点である反射点の移動の様子を表している。ここで結
像光学系の光軸に対して回転多面鏡の回転中心がある側
を+側、回転中心がない側を−側と定義する。すると−
像高側(被走査面で結像光学系の光軸に対して回転多面
鏡の回転中心がない側)を走査している時は、反射点は
−側にあり、回転多面鏡の回転に伴い反射点Aから反射
点Bへと単調に移動する。ところが+像高側を走査する
場合は、反射点が+側へ一旦移動した後、再び−側へ移
動する。これらから解るように、+像高側と−像高側と
では反射点は結像光学系の光軸に対しては対称とならな
い。そのため、副走査方向断面内の曲率半径が結像光学
系の光軸に対して対称な結像光学系を用いた場合、結像
光学系の光軸に対して対称ではない反射点移動を考慮に
いれて、画像形成領域全領域内で副走査方向の像面湾曲
を良好に補正することは困難であった。
【0004】反射点の結像光学系の光軸に対する非対称
性移動を考慮にいれて副走査方向の像面湾曲を補正した
光走査光学系として、例えば特開平2−23313号公
報や特開平6−186492号公報に開示された光走査
光学系がある。特開平2−23313号公報の光走査光
学系では、結像光学系中に、結像光学系の光軸に対して
副走査方向断面の曲率半径が結像光学系の光軸に対して
非対称な値を持つ面を存在させることで、副走査方向の
像面湾曲を補正している。この光走査光学系では結像光
学系の光軸からレンズの周辺に行くにつれて副走査方向
断面の曲率半径を単調に増加させているが、次のような
不具合がある。図14に示したように、入射角を80度
に設定した場合、像高0mm(偏向光が被走査面に結像す
る際に、偏向光の主光線が被走査面に垂直となる位置)
近傍では反射点は−側から+側へと単調に移動してい
る。これを副走査方向から示したのが図15である。つ
まり、像高0mm時での回転多面鏡反射面と被走査面とが
副走査方向で幾何光学的に共役な関係を満たすが、−像
高側の微小像高時において、回転多面鏡反射面の位置は
像高0mmの位置よりも結像光学系に近づき、光路長は像
高0mm時よりも短くなる。この状態で被走査面上に結像
させるには、結像光学系のパワーを像高0mm時よりも強
くしなければならない。しかし特開平2−23313号
公報に開示された光走査光学系では光軸外に行くほど曲
率半径が増加、すなわち像高0mm時よりも結像光学系の
パワーが弱くなっているので、像面湾曲はオーバーとな
って表れてしまう。
【0005】また特開平6−186492号公報の光学
系では、2枚のガラスレンズと副走査方向断面の曲率半
径を変化させたシリンドリカルミラーとから構成されて
いる。シリンドリカルミラーの曲率半径は結像光学系の
光軸から、片側が周辺に行くにつれて単調に減少、もう
片側が周辺に行くにつれて単調に増加させて副走査方向
の像面湾曲を補正しているが、次のような不具合があ
る。この走査光学系では、シリンドリカルミラーは主走
査方向ではノンパワーであり、副走査方向では曲率半径
の変化分が非常に少ない(|r|min/|r|max≒1)。言
うなれば、シリンドリカルミラーの前側に配置されてい
る2枚のガラスレンズである程度像面湾曲が補正されて
おり、シリンドリカルミラーは結像光学系と言うより
も、結像光学系の像面湾曲の補正素子に近い。また、シ
リンドリカルミラーをプラスチックで成形しているが、
成形後にコーティング工程が必要であったり、結像光学
系が2枚ともガラス素材であるため、コスト的には3枚
のレンズ構成と同等以上となる。
【0006】このシリンドリカルミラーを光走査光学系
から取り除いた場合を検討する。まず副走査方向で像高
0mm時の像面湾曲を0にするために、第3面(第2レン
ズの回転多面鏡側の面)の副走査方向断面の曲率半径を
r=+26.280、およびこの面をシリンドリカル面
(|r|min/|r|max=1.00)と変更する。この場合
の副走査方向の像面湾曲は図16の実線となる。さら
に、特開平6−186492号公報に示されているシリ
ンドリカルミラーの副走査方向断面の曲率半径変化分が
少ない(|r|min/|r|max=0.99)場合を、上記第
3面に適用した(|r|min/|r|max=0.99)ときの
副走査方向の像面湾曲は図16の点線となる。いずれの
場合も副走査方向の像面湾曲の補正は不十分である。こ
れからもわかるように、アナモフィックレンズ系の曲率
半径に変形を与えて像面湾曲を補正する場合は、副走査
方向において曲率半径の変化分が少ないと、副走査方向
の像面湾曲を補正しきれないことが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、レーザー光
源からの光を偏向する回転多面鏡と被走査面との間に配
置され、偏向光を被走査面上に結像させる結像光学系を
含む光走査光学系において、回転多面鏡反射面位置の変
動及び結像光学系の光軸に対して反射点の非対称性移動
による副走査方向の結像位置移動、すなわち被走査面の
画像形成領域における副走査方向の像面湾曲を良好に補
正した光走査光学系を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光走査光学系
は、主走査方向の展開図を表す図1に示すように、入射
する半導体レーザーからの光を偏向走査する回転多面鏡
は、その回転中心が結像光学系の光軸から+側(図1の
結像光学系の光軸に対して回転多面鏡の回転中心がある
側を+側、結像光学系の光軸に対して回転多面鏡の回転
中心がない側を−側とする)にずれて配設され、回転多
面鏡と被走査面との間に配置され、偏向光を被走査面上
に結像させる結像光学系を含み、結像光学系内に、変形
面を含むことを特徴とする。なお、特許請求の範囲を含
め、本明細書でいう変形面とは、副走査方向断面の曲率
半径が結像光学系の光軸に対して主走査方向に非対称な
値を持つと共に、副走査方向断面の曲率半径の極値が主
走査方向で結像光学系の光軸外にある面をいう。また、
ここでいう変形面の副走査方向断面の曲率半径の極値と
は、結像光学系の光軸からの距離hの位置で副走査方向
断面の曲率半径rがdr/dh=0となる場所での曲率
半径rのことであり、図3ではグラフの接線傾きが0と
なる場所での曲率半径rである。
【0009】上記結像光学系は、2枚以下のレンズのみ
で構成されていることが好ましい。入射角が90度未満
である場合には、変形面の副走査方向断面の曲率半径の
極値が結像光学系の光軸に対して−側にずれていること
が好ましく、入射角が90度を越える場合には、変形面
の副走査方向断面の曲率半径の極値が結像光学系の光軸
に対して+側にずれていることが好ましい。また、変形
面の副走査方向断面の曲率半径を絶対値で表した場合
に、極値は極小値であることが好ましい。さらに、変形
面は副走査方向断面の曲率半径の極値を持つ場所に対し
ても非対称な形状とすることがより好ましい。
【0010】変形面の有効半径をY、変形面の副走査方
向断面の曲率半径の極値を持つ場所の結像光学系の光軸
からの距離をhmin とすると、 0<|hmin|/Y<0.2 とすることがさらに好ましい。変形面の有効範囲内の副
走査方向断面の曲率半径の絶対値の最小値を|r|min、
有効範囲内の曲率半径の絶対値の最大値を|r|max とす
ると、 0.60<|r|min/|r|max<0.98 であることがさらに好ましい。
【0011】
【作用】本発明の光走査光学系においては、結像光学系
内に、副走査方向断面の曲率半径が、結像光学系の光軸
から主走査方向に+−の距離hに対して非対称な形状と
し、かつ曲率半径の極値が結像光学系の光軸外にある変
形面を持たせることにより、回転多面鏡の回転に伴う反
射点移動により生じる光路長の変化を副走査方向断面の
曲率半径の変化で相殺して、副走査方向の像面湾曲を補
正することができた。この場合、結像光学系は2枚以
内、言い替えれば、4面ないし2面のうち1面に変形面
を導入するだけで、特に補正のための光学素子を導入す
ることなく、副走査方向の像面湾曲が補正できた。入射
角が90度未満の場合には、変形面の副走査方向断面の
曲率半径の極値を結像光学系の光軸に対して−側にずれ
ていること、又、入射角が90度を越える場合には、変
形面の副走査方向断面の曲率半径の極値を結像光学系の
光軸に対して+側にずれていることで、特に像高0mm近
辺の像面湾曲を補正することができる。また、変形面の
副走査方向断面の曲率半径の極値を持つ場所での副走査
方向断面のパワーが、他の場所のパワーに比べて強くす
ること、及び、変形面の副走査方向断面の曲率半径の極
値を持つ場所に対してパワー分布を非対称とすることで
画像形成領域全域にわたって副走査方向の像面湾曲を良
好に補正することができる。
【0012】さらに、変形面の有効半径をY、変形面の
副走査方向断面の曲率半径の極値を持つ場所の結像光学
系の光軸からの距離をhmin とすると、 0<|hmin| /Y<0.2 とすることが望ましい。下限値を下回ると像高0mm近辺
の副走査方向の像面湾曲が悪化する。上限値を上回ると
画像形成領域全域にわたって副走査方向の像面湾曲を良
好に補正することが難しくなる。また、400(ドット
/インチ)程度の解像力が要求される光走査光学系で
は、|hmin|/ Yを0.05以上とすればよく、60
0(ドット/インチ)程度の解像力が要求される光走査
光学系では、さらに|hmin|/ Yを0.10以下とす
ればよい。
【0013】変形面の有効範囲内の曲率半径の絶対値の
最小値を|r|min 、有効範囲内の曲率半径の絶対値の最
大値を|r|max とすると、 0.60<|r|min/|r|max<0.98 であることが望ましい。下限値を下回っても、上限値を
上回っても、副走査方向の像面湾曲を画像形成領域全域
に渡って補正することが難しくなる。また、|r|min/|
r|maxを0.85以下とすると像高0mm近辺の副走査方
向の像面湾曲が良く補正され、さらに、400(ドット
/インチ)程度の解像力が要求される光走査光学系で
は、|r|min/|r|maxを0.65以上とすればよく、さ
らにまた、600(ドット/インチ)程度の解像力が要
求される光走査光学系では、|r|min/|r|maxを0.7
5以上とすればよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の光走査光学系の実施例を示
す。図1は光走査光学系の構成を説明する図であり、本
発明の各実施例も結像光学系のレンズ構成枚数を除きこ
の図に準ずる。1はレーザー光源として代表的に使われ
る半導体レーザーである。2は半導体レーザーから発せ
られた光を平行光とするコリメータレンズ、3は副走査
方向にのみ正のパワーを持ち、偏向点(像高0mm時の反
射点)付近に光を線状に結像させるシリンドリカルレン
ズである。偏向手段としての回転多面鏡4はその回転中
心5が結像光学系8の光軸9(尚、ここでいう光軸と
は、偏向点から像高0mm結像点に至る主光線の光線経路
を指す。)に対して+側に配置される。結像光学系8は
回転多面鏡4と被走査面10との間に配置され、副走査
方向において偏向点6と被走査面10とを幾何光学的に
ほぼ共役な関係としている。
【0015】実施例1では、結像光学系は2枚構成であ
り、回転多面鏡を第1面とした時、第4面を図3に示す
変形面としている。図4は主走査方向及び副走査方向の
像面湾曲であり、特に副走査方向の像面湾曲補正がなさ
れていることが解る。実施例2は結像光学系が1枚構成
で、第2面を変形面とした例、実施例3、4は、結像光
学系は2枚構成であり、第2面、第4面をそれぞれ変形
面とした例である。以下の表中、Rは主走査方向曲率半
径(mm)、rは副走査方向曲率半径で結像光学系の光軸上
での値(mm)、dは面間隔(mm)、nは波長780nm光にお
ける屈折率を示す。また、非球面は次の数式1で表現で
きる。
【数1】 φ2=Y2+Z2 、 C=基準回転2次曲線の曲
率 κ : 円錐定数
【0016】 実施例1 面番号 R r d n 1 ∞ 28.0 2 −79.794 10.0 1.51922 3 −37.324 42.0 4(*) −170.000 +25.948 4.0 1.51922 5 −434.909 ∞ 非球面係数 第3面 κ=−2.1816 A1=−0.36892×10-5 P1= 4 A2=+0.85739×10-9 P2= 6 A3=−0.70532×10-12 P3= 8 A4=+0.19815×10-15 P4=10 第5面(主走査方向のみ回転対称非球面、副走査方向はノンパワー) κ=−0.57168 A1=−0.80148×10-6 P1= 4 A2=+0.12100×10-9 P2= 6 A3=−0.21666×10-13 P3= 8 A4=+0.14155×10-17 P4=10 回転多面鏡 : 回転多面鏡面数=6面 内接半径=20mm 入射角=80deg 画像形成領域 : 像高±110mm (*)第4面 主走査方向:球面 副走査方向:光軸からの距離hにおける曲率半径が図3に示す 値を持つ変形面 Y=51.1mm hmin =−7.60mm |hmin|/ Y=0.15 |r|min/|r|max=0.92
【0017】 実施例2 面番号 R r d n 1 ∞ 58.57 2(*) 73.581 +25.677 4.0 1.51922 3(**) +129.294 ∞ 非球面係数 第2面 変形面(主走査方向のみ回転対称非球面) κ=+1.5767 A1=−0.91596×10-5 P1= 4 A2=+0.17326×10-7 P2= 6 A3=−0.22804×10-10 P3= 8 A4=+0.15456×10-13 P4=10 A5=−0.20008×10-17 P5=12 第3面(主走査方向のみ回転対称非球面、副走査方向はノンパワー) κ=+14.669 A1=−0.86071×10-5 P1= 4 A2=+0.15166×10-7 P2= 6 A3=−0.18736×10-10 P3= 8 A4=+0.10584×10-13 P4=10 A5=−0.27628×10-18 P5=12 回転多面鏡 : 回転多面鏡面数=8面 内接半径=20mm 入射角=85deg 画像形成領域 : 像高±110mm (*)第2面 主走査方向:非球面 副走査方向:光軸からの距離hにおける曲率半径が図6に示す 値を持つ変形面 (**)第3面 主走査方向:非球面 副走査方向:平面 Y=22.6mm hmin =−0.57mm |hmin|/ Y=0.03 |r|min/|r|max=0.80
【0018】 実施例3 面番号 R r d n 1 ∞ 33.3 2(*) −555.812 +14.582 5.0 1.48616 3(**) +298.995 ∞ 20.0 4(***) +378.340 ∞ 13.0 1.48616 5(****)−101.545 ∞ 非球面係数 第3面(主走査方向のみ回転対称非球面、副走査方向はノンパワー) κ=+47.270 A1=+0.59229×10-6 P1= 4 A2=−0.83276×10-9 P2= 6 A3=−0.19671×10-12 P3= 8 A4=+0.48549×10-15 P4=10 第5面(主走査方向のみ回転対称非球面、副走査方向はノンパワー) κ=+0.41566 A1=−0.13299×10-6 P1= 4 A2=+0.14557×10-10 P2= 6 A3=+0.30369×10-13 P3= 8 A4=−0.64413×10-17 P4=10 回転多面鏡 : 回転多面鏡面数=8面 内接半径=35mm 入射角=60deg 画像形成領域 : 像高±110mm (*) 第2面 主走査方向:球面 副走査方向:光軸からの距離hにおける曲率半径が図9に示す 値を持つ変形面 (**) 第3面 主走査方向:非球面 副走査方向:平面 (***)第4面 主走査方向:球面 副走査方向:平面 (****)第5面 主走査方向:非球面 副走査方向:平面 Y=15.9mm hmin =−1.04mm |hmin|/ Y=0.07 |r|min/|r|max=0.89
【0019】 実施例4 面番号 R r d n 1 ∞ 27.0 2 −122.640 12.0 1.48616 3 −43.842 65.0 4(*) −279.249 +23.596 4.0 1.48616 5 −1872.038 非球面係数 第3面 κ=−0.36122 A1=+0.28181×10-6 P1= 4 A2=−0.16868×10-9 P2= 6 A3=−0.12506×10-12 P3= 8 A4=+0.91509×10-16 P4=10 第5面 κ=+18.664 A1=−0.40851×10-6 P1= 4 A2=+0.43047×10-10 P2= 6 A3=−0.41401×10-14 P3= 8 A4=+0.12897×10-18 P4=10 回転多面鏡 : 回転多面鏡面数=6面 内接半径=30mm 入射角=100deg 画像形成領域 : 像高±110mm (*)第4面 主走査方向:球面 副走査方向:光軸からの距離hにおける曲率半径が図12に示 す値を持つ変形面 Y=65.0mm hmin =+1.93mm |hmin|/ Y=0.03 |r|min/|r|max=0.75
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の光走査光学系においては、結
像光学系内に変形面を持たせるだけで、特に補正のため
の他の光学素子を用いることなく、副走査方向の像面湾
曲を補正することができた。変形面はわずかに4面ない
し2面から構成される結像光学系内の、ある1面に導入
するだけで副走査方向の像面湾曲を補正することができ
る。入射角が90度未満の場合には、変形面の副走査方
向の曲率半径の極値を結像光学系の光軸に対して−側に
ずらし、あるいは、入射角が90度を越える場合には、
変形面の副走査方向の曲率半径の極値を結像光学系の光
軸に対して+側にずらすことで、特に像高0mm近辺の像
面湾曲を補正することができる。また、変形面の副走査
方向断面の曲率半径の極値を持つ場所での副走査方向の
パワーが、他の場所のパワーに比べて強くしたこと、及
び、変形面の副走査方向断面の曲率半径の極値を持つ場
所に対して曲率半径を非対称とすることで、回転多面鏡
の回転に伴う共役関係の変化や反射点移動の光軸に対す
る非対称性をカバーし、画像形成領域全域にわたって副
走査方向の像面湾曲を良好に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光走査光学系を含む光走査装置の1例
の光学配置を示す構成図である。
【図2】本発明の光走査光学系の実施例1の構成を示す
主走査方向断面図である。
【図3】実施例1の第4面の副走査方向方向断面の曲率
半径と結像光学系の光軸からの距離hとの関係を示す線
図である。
【図4】実施例1の主走査、副走査方向の像面湾曲を示
す線図である。
【図5】本発明の光走査光学系の実施例2の構成を示す
主走査方向断面図である。
【図6】実施例2の第2面の副走査方向方向断面の曲率
半径と結像光学系の光軸からの距離hとの関係を示す線
図である。
【図7】実施例2の主走査、副走査方向の像面湾曲を示
す線図である。
【図8】本発明の光走査光学系の実施例3の構成を示す
主走査方向断面図である。
【図9】実施例3の第2面の副走査方向方向断面の曲率
半径と結像光学系の光軸からの距離hとの関係を示す線
図である。
【図10】実施例3の主走査、副走査方向の像面湾曲を
示す線図である。
【図11】本発明の光走査光学系の実施例4の構成を示
す主走査方向断面図である。
【図12】実施例4の第4面の副走査方向方向断面の曲
率半径と結像光学系の光軸からの距離hとの関係を示す
線図である。
【図13】実施例4の主走査、副走査方向の像面湾曲を
示す線図である。
【図14】本発明の光走査光学系の主走査における回転
多面鏡の回転による反射点の移動の説明図である。
【図15】回転多面鏡の回転による反射点と結像点の移
動の説明図である。
【図16】先行技術において、シリンドリカル面の副走
査方向方向曲率半径を変化させたときの像面湾曲の補正
状況を示す線図である。
【符号の説明】
1 レーザー光源 2 コリメータレンズ 3 シ
リンドリカルレンズ 4 回転多面鏡 5 回転中心 6 偏
向点 7 入射角 8 結像光学系 9 光
軸 10 被走査面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/113

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光源からの光を偏向走査する回
    転多面鏡は、その回転中心が結像光学系の光軸から+側
    にずれて配設され、偏向光を被走査面上に結像させる結
    像光学系が回転多面鏡と被走査面との間に配置されてい
    る光走査光学系において、 その結像光学系は副走査方向断面の曲率半径が、結像光
    学系の光軸に対して主走査方向に非対称な形状であり、
    曲率半径の極値が結像光学系の光軸外にある面(以下こ
    の面を変形面と呼ぶ)を含むことを特徴とする光走査光
    学系。
  2. 【請求項2】 上記結像光学系は、2枚以下のレンズか
    ら構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光
    走査光学系。
  3. 【請求項3】 レーザー光源の結像光学系の光軸への入
    射角が90度未満であり、上記変形面の曲率半径の極値
    は、結像光学系の光軸から−側にずれた場所にあること
    を特徴とする請求項1あるいは2に記載の光走査光学
    系。
  4. 【請求項4】 レーザー光源の結像光学系の光軸への入
    射角が90度より大であり、上記変形面の曲率半径の極
    値は、結像光学系の光軸から+側にずれた場所にあるこ
    とを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載の光
    走査光学系。
  5. 【請求項5】 上記変形面の曲率半径の絶対値をとった
    場合、上記極値は極小値であることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の光走査光学系。
  6. 【請求項6】 上記変形面は、曲率半径の極値に対して
    も非対称な形状を持つことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の光走査光学系。
  7. 【請求項7】 上記変形面の有効半径をY、上記曲率半
    径の極値を持つ場所の結像光学系の光軸からの距離をh
    min とすると、 0<|hmin |/Y<0.2 であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の光走査光学系。
  8. 【請求項8】 上記変形面は、有効範囲内の曲率半径の
    最小値を|r|min 、有効範囲内の曲率半径の最大値を|
    r|max とすると、 0.60<|r|min/|r|max<0.98 であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の光走査光学系。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6208450B1 (en) 1998-06-23 2001-03-27 Canon Kabushiki Kaisha Scanning optical device
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US6359717B2 (en) 1998-08-31 2002-03-19 Ricoh Company, Ltd. Optical scanning apparatus and scanning image forming lens
US6954296B2 (en) 2002-01-18 2005-10-11 Pentax Corporation Scanning optical system
JP2007240590A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置

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