JPH081220Y2 - 粉末状切粉回収装置 - Google Patents

粉末状切粉回収装置

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JPH081220Y2
JPH081220Y2 JP784090U JP784090U JPH081220Y2 JP H081220 Y2 JPH081220 Y2 JP H081220Y2 JP 784090 U JP784090 U JP 784090U JP 784090 U JP784090 U JP 784090U JP H081220 Y2 JPH081220 Y2 JP H081220Y2
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JP
Japan
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powdery
chip
chips
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dust collecting
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JP784090U
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JPH03100221U (ja
Inventor
竜哉 田畑
Original Assignee
日立精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、グラファイト等を乾式加工(切削液を使用
しない加工)する際発生する粉末の切粉を回収する工作
機械の粉末状切粉回収装置に関する。
〔従来の技術〕
グラファイト等の加工は乾式加工が一般的である。グ
ラファイト等を加工すると、切粉が粉末状になるため、
乾式加工では被加工物近傍に集塵機の吸入口を取付けて
加工と同時に切粉を吸入し切粉処理をしている。しか
し、切粉の一部は吸入しきれずにベッド上に落下してい
るのが現状である。
ベッド上に落下した粉末状切粉の回収方法として従来
は次の3つの方法が用いられていた。
第1の方法は、ベッド上に設けた断面形状が半円の溝
内を螺旋状の搬出部材(スクリュー)が回転して粉末状
切粉を回収するスクリューコンベアによる方法である。
この方法は、マシニングセンタ等の工作機械に一般的に
用いられている。
第2の方法は、実開平1-60845号のように粉末状切粉
がすべり落ちるようにベッドを漏斗形に形成し、集塵機
の吸入口に粉末状切粉を滑落させるとともに吸入し、粉
末状切粉を回収する方法である。
第3の方法はベッド上の切粉を大量の切削液で、洗い
流して粉末状切粉を回収する方法である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の前記3つの方法にはそれぞれ次
の欠点があった。
第1の方法では、スクリューと溝との間に間隙がある
ため粉末状の切粉は完全に排出することができないとい
う問題点があった。
第2の方法では、ベッドを特殊な形状のものにしなけ
ればならず、通常のマシニングセンタ等に後から付加す
ることが困難であり、汎用性が無く経済的ではないとい
う問題点があった。
第3の方法では、乾式加工を行う場合でも集塵機だけ
でなく切削液供給装置及びろ過装置等が必要であり、装
置が大型化し、構造が複雑になり経済的ではないという
問題点があった。
本考案は上記問題点に着目して成されたものであり、
次の課題を達成する。
本考案の目的は、ベッド上に落下した粉末の切粉を完
全に回収することができる粉末状切粉回収装置を提供す
ることにある。
本考案の他の目的は、構成が簡単で従来のスクリュー
コンベアに後付け可能で経済的な粉末状切粉回収装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この考案は次のような手
段をとった。即ち、 工作機械の加工で発生する粉末状切粉の落下部に断面
形状が半円の溝とこの溝に粉末状切粉を導く壁とを有す
る切粉回収樋と、この切粉回収樋の前記溝の内周に沿っ
て回転自在に設けられ外周面に粉末状切粉を吸入する複
数の吸入口を有する集塵パイプと、この集塵パイプを回
転駆動する駆動手段と、前記集塵パイプの一端に連通し
前記集塵パイプの吸入口を介して粉末状切粉を吸入する
集塵機とからなる粉末状切粉回収装置とした。
前記集塵パイプの吸入口を回転軸線に沿って千鳥形に
複数ケ所設けると効果的である。
又、前記集塵パイプの外周の前記吸入口間に複数の切
粉掻出し部材を設けると更に効果的である。
〔作用〕
粉末状切粉はベッド上に設けた切粉回収樋の壁により
切粉回収樋の溝近傍に導かれる。この切粉回収樋内に設
置した集塵パイプは駆動手段により回転されているの
で、前記溝内に落ちた粉末状切粉を切粉掻出し部材によ
って掻出すとともに吸入口から集塵機へ吸入してベッド
上に落下した粉末状切粉を完全に回収する。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の粉末状切粉回収装置を示す平面図で
ある。第2図は第1図のII-II断面図である。第3図は
後述する集塵パイプ2の展開図である。
第1図および第2図に基づいて本考案の構成について
説明する。
工作機械のベッド4には切粉回収樋1が設けられてい
る。この切粉回収樋1は断面形状が半円の溝1aと、この
溝1aに粉末状切粉がすべり落ちるように傾けた壁1b,1c
とから成っている。前記溝1a内には、この溝1aの内周面
に沿って回転自在な集塵パイプ2が設けられている。こ
の集塵パイプ2の一端は周知の集塵機7の吸入口に連通
し他端は開口している。この他端には駆動手段であるモ
ータ3の出力軸が連結されて、このモータ3により集塵
パイプ2は回転駆動される。
次に、第3図に基づいて前記集塵パイプ2について更
に詳しく説明する。
この集塵パイプ2の外周には90°毎に軸線方向に位置
をずらして粉末状切粉を吸入する吸入口2b,2b′が設け
られている。
また、この吸入口2b,2b′の間を仕切るように90°毎
に粉末状切粉を溝1aから掻出す切粉掻出し部材2aが設け
られている。
第2図に示したように、切粉掻出し部材2aと溝1aとに
より90°毎に吸入口2b,2b′は仕切られている。従っ
て、切粉掻出し部材2aと溝1aとによって密閉状態になっ
ている密閉空間内にある吸入口2b′は粉末状切粉を吸入
することができない。
一方、開放状態になっている吸入口2bからは粉末状切
粉が吸入される。
次に本考案の作用について説明する。
パレット5上に固定されたグラファイト等の被加工物
Wは主軸ベッド6との相対移動により加工される。この
加工により発生した粉末状切粉の大半は前記集塵パイプ
2の吸入口2b,2b′とは別に被加工物近傍に設けられた
図示しない吸入口から集塵機7に吸入される。加工によ
り発生した粉末状切粉の一部はカバー8内に舞い上がっ
てしまうため被加工物近傍の吸入口から吸入しきれず、
ベッド4に設けた切粉回収樋1上に落下する。この切粉
回収樋1は溝1aとこの溝1aに粉末状切粉を導く傾いた壁
1b,1cとにより構成されているので粉末状切粉は溝1aの
近傍位置に滑落する。
一方、集塵パイプ2はモータ3により回転駆動されて
いるので、集塵パイプ2の外周に設けた切粉掻出し部材
2aは溝1a内に落下した粉末状切粉を前記壁1b又は1c上に
掻出す。よって粉末状切粉は壁1b,1c上の溝1a近傍位置
にたまる。
集塵パイプ2の回転により吸入口2bが壁1b側に近づく
と壁1b上の粉末状切粉は吸入され、壁1c側に近づくと壁
1c上の粉末状切粉は吸入され、集塵機7内に回収され
る。
またこの吸入動作は、切粉掻出し部材2aと溝1aとによ
り吸入口2b′を密閉して吸入不可能な状態にし、吸入可
能な吸入口2bの数を制限するとともに集塵パイプ2を回
転させて吸入可能な吸入口2bの位置を常に変えるように
してある。従って、吸入可能な吸入口2bからはその周囲
に落下した切粉をまんべんなく常に強力に吸入すること
ができる。
また、他の実施例として、前記実施例では切粉掻出し
部材2aは直線状に設けたが、螺旋状にして集塵パイプ2
の回転により粉末状切粉を吸入口2b,2b′に導くように
構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、 簡単な構成で粉末状の切粉を完全に回収することが可
能である。また、マシニングセンタに普通に使用されて
いるスクリューコンベアの代わりに簡単に取付けること
が可能であり、汎用性があり経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である粉末状切粉回収装置の
平面図、第2図は第1図のII-II断面図、第3図は集塵
機パイプの展開図である。 図において、 1……切粉回収樋、1a……溝 1b,1c……壁、2……集塵パイプ 2a……切粉掻出し部材、2b,2b′……吸入口 3……モータ、7……集塵機

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の加工で発生する粉末状切粉の落
    下部に断面形状が半円の溝とこの溝に粉末状切粉を導く
    壁とを有する切粉回収樋と、この切粉回収樋の前記溝の
    内周に沿って回転自在に設けられ外周面に粉末状切粉を
    吸入する複数の吸入口を有する集塵パイプと、この集塵
    パイプを回転駆動する駆動手段と、前記集塵パイプの一
    端に連通し、前記集塵パイプの吸入口を介して粉末状切
    粉を吸入する集塵機とからなることを特徴とする粉末状
    切粉回収装置。
  2. 【請求項2】前記集塵パイプの吸入口は回転軸線に沿っ
    て千鳥形に複数ケ所設けられる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の粉末状切粉回収装置。
  3. 【請求項3】前記集塵パイプの外周の前記吸入口間に複
    数の切粉掻出し部材を設けた実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の粉末状切粉回収装置。
JP784090U 1990-01-30 1990-01-30 粉末状切粉回収装置 Expired - Lifetime JPH081220Y2 (ja)

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JP784090U JPH081220Y2 (ja) 1990-01-30 1990-01-30 粉末状切粉回収装置

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JP784090U JPH081220Y2 (ja) 1990-01-30 1990-01-30 粉末状切粉回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03100221U JPH03100221U (ja) 1991-10-21
JPH081220Y2 true JPH081220Y2 (ja) 1996-01-17

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ID=31511493

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JP784090U Expired - Lifetime JPH081220Y2 (ja) 1990-01-30 1990-01-30 粉末状切粉回収装置

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JP (1) JPH081220Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001038042A1 (fr) * 1999-11-19 2001-05-31 Makino Milling Machine Co., Ltd. Machine-outil a commande numerique
WO2001094070A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Makino Milling Machine Co., Ltd. Dispositif de machine-outil et procede de remplacement de la palette dudit dispositif

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001038042A1 (fr) * 1999-11-19 2001-05-31 Makino Milling Machine Co., Ltd. Machine-outil a commande numerique
WO2001094070A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Makino Milling Machine Co., Ltd. Dispositif de machine-outil et procede de remplacement de la palette dudit dispositif
WO2001094071A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Makino Milling Machine Co., Ltd. Dispositif de machine-outil et procede de remplacement de la palette dudit dispositif

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Publication number Publication date
JPH03100221U (ja) 1991-10-21

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