JPH08121385A - 水切りつば - Google Patents
水切りつばInfo
- Publication number
- JPH08121385A JPH08121385A JP25655994A JP25655994A JPH08121385A JP H08121385 A JPH08121385 A JP H08121385A JP 25655994 A JP25655994 A JP 25655994A JP 25655994 A JP25655994 A JP 25655994A JP H08121385 A JPH08121385 A JP H08121385A
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- JP
- Japan
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- insertion hole
- shaft
- shaft insertion
- collar
- plate
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転軸へ容易に、かつ、軸受箱等に近接して
安定して装着できる水切りつばを提供する。 【構成】 軸挿通孔３を有する板状つば本体１の前記軸
挿通孔周囲から円筒部を一側方に突出させ、この円筒部
に切欠き５を設けて短筒部７と先端部が軸挿通孔より小
径に傾斜した複数の舌片６を形成した水切りつば。
安定して装着できる水切りつばを提供する。 【構成】 軸挿通孔３を有する板状つば本体１の前記軸
挿通孔周囲から円筒部を一側方に突出させ、この円筒部
に切欠き５を設けて短筒部７と先端部が軸挿通孔より小
径に傾斜した複数の舌片６を形成した水切りつば。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、ポンプ等の
軸受を有する回転機械において、軸受への異物の侵入を
防止するために回転軸に取り付けられる水切りつばに関
するものである。
軸受を有する回転機械において、軸受への異物の侵入を
防止するために回転軸に取り付けられる水切りつばに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】回転軸を
機体に回転自在に軸支する場合、機体に設けた軸受箱に
収納した軸受により回転軸を軸支する。この場合、回転
軸と軸受箱との間には回転軸と軸受箱とが接触しないよ
うに十分な隙間を必要とする。しかしながら、この隙間
から異物が軸受内に侵入する虞れがあり、これを防止す
るため、従来から回転軸に種々の水切りつばを軸受箱に
できるだけ近接して設けることにより対処している。
機体に回転自在に軸支する場合、機体に設けた軸受箱に
収納した軸受により回転軸を軸支する。この場合、回転
軸と軸受箱との間には回転軸と軸受箱とが接触しないよ
うに十分な隙間を必要とする。しかしながら、この隙間
から異物が軸受内に侵入する虞れがあり、これを防止す
るため、従来から回転軸に種々の水切りつばを軸受箱に
できるだけ近接して設けることにより対処している。
【０００３】この水切りつばとしては、適当な肉厚をも
った円形のゴム板に軸径に合わせて軸挿通孔を設けたも
のが広く使用されている。しかしながら、このゴム板か
らなるものは、回転軸への装着が摩擦力により面倒であ
り、軸挿通孔が小さすぎるとゴム板本体が変形し、軸受
箱と接触するため、あまり軸受箱に近接して設けること
ができない。また、侵入物の材質、雰囲気により防食性
が十分でないという課題を有する。
った円形のゴム板に軸径に合わせて軸挿通孔を設けたも
のが広く使用されている。しかしながら、このゴム板か
らなるものは、回転軸への装着が摩擦力により面倒であ
り、軸挿通孔が小さすぎるとゴム板本体が変形し、軸受
箱と接触するため、あまり軸受箱に近接して設けること
ができない。また、侵入物の材質、雰囲気により防食性
が十分でないという課題を有する。
【０００４】そこで、図３，図４に示すように、防食性
のある、たとえば円形のステンレス板１０に軸挿通孔１
１とスリット１３を設けたもの、あるいはこの軸挿通孔
１１の周りから筒部１２を設け、この筒部１２から本体
の一部にわたってスリット１３を設けたものが提案され
ている。しかしながら、軸への装着にあたって、ステン
レス板である水切りつば本体１０そのものに無理な力を
加えて歪ませる構造であり、装着に安定性がないととも
に装着作業に大きな力を必要とし、場合によっては特別
な治具を必要とする等作業性が悪いという課題を有す
る。したがって、本発明は、軸への装着が容易であり、
かつ、安定性がよい水切りつばを提供することを目的と
する。
のある、たとえば円形のステンレス板１０に軸挿通孔１
１とスリット１３を設けたもの、あるいはこの軸挿通孔
１１の周りから筒部１２を設け、この筒部１２から本体
の一部にわたってスリット１３を設けたものが提案され
ている。しかしながら、軸への装着にあたって、ステン
レス板である水切りつば本体１０そのものに無理な力を
加えて歪ませる構造であり、装着に安定性がないととも
に装着作業に大きな力を必要とし、場合によっては特別
な治具を必要とする等作業性が悪いという課題を有す
る。したがって、本発明は、軸への装着が容易であり、
かつ、安定性がよい水切りつばを提供することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項１では、水切りつばを、軸挿通孔を
有する板状つば本体の前記軸挿通孔周囲から円筒部を一
側方に突出させ、この円筒部に切欠きを設けて先端部が
軸挿通孔より小径に傾斜した複数の舌片を形成した。ま
た、請求項２では、切欠きにより前記複数の舌片間に短
筒部を設けた構成とした。
するために、請求項１では、水切りつばを、軸挿通孔を
有する板状つば本体の前記軸挿通孔周囲から円筒部を一
側方に突出させ、この円筒部に切欠きを設けて先端部が
軸挿通孔より小径に傾斜した複数の舌片を形成した。ま
た、請求項２では、切欠きにより前記複数の舌片間に短
筒部を設けた構成とした。
【０００６】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図１，図２にした
がって説明する。図において、１は本発明にかかる水切
りつばで、たとえば、ステンレス板を円形に打ち抜いて
板状つば本体２とし、その中心部に、装着する回転軸Ｓ
にゆるく嵌合する軸挿通孔３を設けると同時に、つば本
体２の一側に円筒部４を形成し、この円筒部４に切欠き
５を設けることにより、円筒部４に複数の舌片６と短筒
部７とを交互に設け、前記舌片６の先端部を内側に若干
傾斜させたものである。
がって説明する。図において、１は本発明にかかる水切
りつばで、たとえば、ステンレス板を円形に打ち抜いて
板状つば本体２とし、その中心部に、装着する回転軸Ｓ
にゆるく嵌合する軸挿通孔３を設けると同時に、つば本
体２の一側に円筒部４を形成し、この円筒部４に切欠き
５を設けることにより、円筒部４に複数の舌片６と短筒
部７とを交互に設け、前記舌片６の先端部を内側に若干
傾斜させたものである。
【０００７】したがって、前記水切りつば１をポンプの
回転軸Ｓに装着するには、図２に示すように、舌片６を
軸受箱８の反対側に位置するようにして軸挿通孔３を回
転軸Ｓに嵌合し、所定位置に移動すればよい。すなわ
ち、前記水切りつば１の回転軸Ｓへの装着は、前記舌片
６の基部および短筒部７の内径は回転軸Ｓの径より若干
大であり、舌片６の先端側を回転軸Ｓに弾性変形させて
取り付けるため、極めて容易に装着することができる。
回転軸Ｓに装着するには、図２に示すように、舌片６を
軸受箱８の反対側に位置するようにして軸挿通孔３を回
転軸Ｓに嵌合し、所定位置に移動すればよい。すなわ
ち、前記水切りつば１の回転軸Ｓへの装着は、前記舌片
６の基部および短筒部７の内径は回転軸Ｓの径より若干
大であり、舌片６の先端側を回転軸Ｓに弾性変形させて
取り付けるため、極めて容易に装着することができる。
【０００８】なお、舌片６の数については、回転軸Ｓの
径により、その数を適宜変更することができるととも
に、その回転軸Ｓへの装着方向も舌片６を軸受箱８側に
向けてもよい。また、必ずしも短筒部７は必要でなく、
除去してもよいが、短筒部７が存在すると、回転軸Ｓと
の間のシール性がより向上する。９は軸受である。
径により、その数を適宜変更することができるととも
に、その回転軸Ｓへの装着方向も舌片６を軸受箱８側に
向けてもよい。また、必ずしも短筒部７は必要でなく、
除去してもよいが、短筒部７が存在すると、回転軸Ｓと
の間のシール性がより向上する。９は軸受である。
【０００９】前記実施例では、水切りつばをポンプの回
転軸に装着する場合について説明したが、ポンプにおい
て、軸封部からの漏洩液がスタッフィングボックス底部
外表面をつたって、非防食部に流れるのを防止し、漏洩
液をドリップパンに案内するように、ケーシングカバの
スタッフィングボックス外面円筒部に装着するエプロン
にも適用することができる。
転軸に装着する場合について説明したが、ポンプにおい
て、軸封部からの漏洩液がスタッフィングボックス底部
外表面をつたって、非防食部に流れるのを防止し、漏洩
液をドリップパンに案内するように、ケーシングカバの
スタッフィングボックス外面円筒部に装着するエプロン
にも適用することができる。
【００１０】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項１
に記載の発明によれば、軸挿通孔を有する板状つば本体
の前記軸挿通孔周囲から円筒部を一側方に突出させ、こ
の円筒部に切欠きを設けて先端部が軸挿通孔より小径に
傾斜した複数の舌片を形成したもので、軸への装着は舌
片を弾性変形させて行なうものであり、板状つば本体は
変形することなく、しかも舌片の長さはつば本体の厚み
より長く、圧接面積が大きいため、容易に、かつ安定し
て軸に取り付けることができる。また、つば本体は変形
しないため、軸との隙間も変化せず、この隙間からの異
物の侵入は極めて少ない。さらに、つば本体には何ら力
が作用しないため、薄板が使用でき、そのため、プレス
加工等で容易に、安価に製作することができる。
に記載の発明によれば、軸挿通孔を有する板状つば本体
の前記軸挿通孔周囲から円筒部を一側方に突出させ、こ
の円筒部に切欠きを設けて先端部が軸挿通孔より小径に
傾斜した複数の舌片を形成したもので、軸への装着は舌
片を弾性変形させて行なうものであり、板状つば本体は
変形することなく、しかも舌片の長さはつば本体の厚み
より長く、圧接面積が大きいため、容易に、かつ安定し
て軸に取り付けることができる。また、つば本体は変形
しないため、軸との隙間も変化せず、この隙間からの異
物の侵入は極めて少ない。さらに、つば本体には何ら力
が作用しないため、薄板が使用でき、そのため、プレス
加工等で容易に、安価に製作することができる。
【００１１】請求項２に記載の発明によれば、舌片間に
短筒部が介在しており、この部分は軸を、つば本体の厚
みに加えて短筒部の長さだけ被覆する状態となり、この
部分における隙間からの異物侵入をもほぼ確実に防止す
ることができる。
短筒部が介在しており、この部分は軸を、つば本体の厚
みに加えて短筒部の長さだけ被覆する状態となり、この
部分における隙間からの異物侵入をもほぼ確実に防止す
ることができる。
【図１】 本発明にかかる水切りつばの斜視図。
【図２】 図１の水切りつばを回転軸に装着した場合の
断面図。
断面図。
【図３】 従来の水切りつばの斜視図。
【図４】 従来の水切りつばの斜視図。
１…水切りつば、２…つば本体、３…軸挿通孔、４…切
欠き、５…切欠き、６…舌片、７…短筒部、８…軸受
箱、Ｓ…回転軸。
欠き、５…切欠き、６…舌片、７…短筒部、８…軸受
箱、Ｓ…回転軸。
Claims (2)
- 【請求項１】 軸挿通孔を有する板状つば本体の前記軸
挿通孔周囲から円筒部を一側方に突出させ、この円筒部
に切欠きを設けて先端部が軸挿通孔より小径に傾斜した
複数の舌片を形成したことを特徴とする水切りつば。 - 【請求項２】 前記切欠きにより複数の舌片間に短筒部
を設けたことを特徴とする前記請求項１に記載の水切り
つば。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25655994A JP3504741B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 水切りつば |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25655994A JP3504741B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 水切りつば |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08121385A true JPH08121385A (ja) | 1996-05-14 |
| JP3504741B2 JP3504741B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=17294328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25655994A Expired - Lifetime JP3504741B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 水切りつば |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3504741B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002371984A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-26 | Saginomiya Seisakusho Inc | 空気調和機用排水ポンプ |
| JP2019113001A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | 株式会社荏原製作所 | 液切リング及びこれを備えるポンプ |
| JP2020125739A (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-20 | 株式会社酉島製作所 | 水切り板 |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP25655994A patent/JP3504741B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002371984A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-26 | Saginomiya Seisakusho Inc | 空気調和機用排水ポンプ |
| JP4737701B2 (ja) * | 2001-06-18 | 2011-08-03 | 株式会社鷺宮製作所 | 空気調和機用排水ポンプ |
| JP2019113001A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | 株式会社荏原製作所 | 液切リング及びこれを備えるポンプ |
| JP2020125739A (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-20 | 株式会社酉島製作所 | 水切り板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3504741B2 (ja) | 2004-03-08 |
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