JPH08117098A - 米飯保温方法および米飯保温器 - Google Patents

米飯保温方法および米飯保温器

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JPH08117098A
JPH08117098A JP25812794A JP25812794A JPH08117098A JP H08117098 A JPH08117098 A JP H08117098A JP 25812794 A JP25812794 A JP 25812794A JP 25812794 A JP25812794 A JP 25812794A JP H08117098 A JPH08117098 A JP H08117098A
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Masako Tamaki
昌子 玉木
Hajime Oyabu
一 大藪
Machiko Miyai
真千子 宮井
Akiko Onishi
晶子 大西
Yoshiko Yasunobu
淑子 安信
Kiyoshi Horiuchi
清 堀内
Masaaki Shibata
雅章 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 米飯量に拘らず、米飯の腐敗を防止し、保温
による米飯の食味劣化を低減するようにした米飯保温方
法を提供することを目的とする。 【構成】 米飯温度を高温で保温する高温保温温度と、
前記高温保温温度より低い温度で保温する低温保温温度
を有し、前記低温保温温度と前記高温保温温度を繰り返
すとともに、この保温工程における高温保温は、収容さ
れた米飯の合数に応じて実行するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジャー炊飯器等における
米飯保温方法および米飯保温器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ジャー炊飯器等の米飯の保温温度
はJIS規格により71±6℃に規格化されており、こ
れらの保温装置は、通常、米飯を収容する容器の底部に
温度検知手段を設置し、この出力を得て機器本体に装備
されている制御部により保温ヒータへの通電を制御する
ことにより米飯の温度を前記温度範囲内に維持するよう
にしたものである。しかしながら、71±6℃の温度領
域で米飯を長時間保温すると米飯が黄変したり、異臭が
発生する等の食味劣化が見られる。
【0003】これを解決する手段として、米飯温度を高
温で保温する高温保温温度と、前記高温温度より低い温
度で保温する低温保温温度を有し、前記高温保温温度と
低温保温温度を一定時間毎に繰り返すようにした米飯保
温器が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この提
案では米飯量に拘らず、前記高温保温温度の保温工程に
おいて同一の加熱を行うため、米飯量が少量の場合には
過加熱となり米飯の食味の劣化が著しいという課題が、
また米飯量が多量の場合には腐敗菌が混入した場合は米
飯が腐敗する可能性があるという課題があった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、米飯量に拘らず、米飯の腐敗を防止し、保温による
米飯の食味劣化を低減するようにした米飯保温方法およ
び米飯保温器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の第1の手段は、米飯温度を高温で保温する高
温保温温度と、前記高温保温温度より低い温度で保温す
る低温保温温度を有し、前記低温保温温度と前記高温保
温温度を繰り返すとともに、この保温工程における高温
保温は、収容された米飯の合数に応じて実行するように
した米飯保温方法とするものである。
【0007】また、第2の手段は、米飯温度を高温で保
温する高温保温温度、前記高温保温温度より低い温度で
保温する低温保温温度、および前記高温保温温度と前記
低温保温温度の間の通常保温温度を有し、前記低温保温
温度と前記高温保温温度が一定時間の間、一定時間毎に
繰り返し、一定時間経過後、通常保温温度に設定すると
ともに、この保温工程において収容された米飯の合数を
判定し合数に応じた高温保温を実行するようにした米飯
保温方法とするものである。
【0008】また、第3の手段は、低温保温温度、高温
保温温度および通常保温温度に設定する第1保温工程と
は別に、常に通常保温温度に設定する第2保温工程を有
する米飯保温方法とするものである。
【0009】また、第4の手段は、第1保温工程と第2
保温工程を選択可能とした米飯保温方法とするものであ
る。
【0010】また、第5の手段は、米飯温度を高温で保
温する高温保温温度、前記高温保温温度より低い温度で
保温する低温保温温度、および前記高温保温温度と前記
低温保温温度の間の通常保温温度を有し、前記低温保温
温度と前記高温保温温度が一定時間の間、一定時間毎に
繰り返し、一定時間経過後、通常保温温度に設定する第
1保温工程と、この第1保温工程とは別に常に通常保温
温度に設定する第2保温工程と、第1保温工程において
収容された米飯の合数を判定し合数に応じた高温保温を
実行するよう出力する合数判定工程とを有する米飯保温
方法とするものである。
【0011】また、第6の手段は、予め設定された一定
時間内に第1保温工程と第2保温工程を任意に選択する
ようにした米飯保温方法とするものである。
【0012】また、第7の手段は、合数判定工程の出力
により、第1保温工程と第2保温工程を任意に選択する
保温工程選択工程を有する米飯保温方法とするものであ
る。
【0013】また、第8の手段は、第1保温工程におい
て低温保温温度と高温保温温度を一定時間の間、一定時
間毎に繰り返し、一定時間経過した後、通常保温温度に
設定する直前に高温保温温度で保温する米飯保温方法と
するものである。
【0014】また、第9の手段は、第1保温工程におい
て低温保温温度に到達した後、一定時間経過した後に高
温保温温度保温に移行する米飯保温方法とするものであ
る。
【0015】また、第10の手段は、開閉可能な蓋と、
米飯を収容する容器と、前記容器を加熱する加熱手段
と、前記容器内の温度を検知する温度検知手段と、前記
温度検知手段からの出力により前記加熱手段を制御して
米飯を保温制御する制御手段と、前記制御手段による保
温工程を任意に選択するための選択手段とを有し、前記
制御手段は高温保温温度と低温保温温度とそれらの間の
通常保温温度を有する第1保温工程と、この第1保温工
程とは別に常に通常保温温度に設定する第2保温工程と
を有する米飯保温器とするものである。
【0016】また、第11の手段は、第1保温工程にお
いて収容された米飯の合数を判定し合数に応じた高温保
温を実行するよう出力する合数判定工程を有する米飯保
温器とするものである。
【0017】さらに、第12の手段は、第1保温工程あ
るいは第2保温工程中に第1保温工程あるいは第2保温
工程の状態であることを表示する保温工程表示手段を有
する米飯保温器とするものである。
【0018】
【作用】第1の手段によれば、米飯の合数に応じた高温
保温を実行するため、米飯量に拘らず、米飯の腐敗を防
止し、保温による米飯の食味劣化を低減することができ
る。
【0019】第2の手段によれば、第1の手段の作用に
加え、高温保温温度、低温保温温度、および通常保温温
度が実行できるものである。
【0020】第3の手段によれば、第1保温工程とは別
に、常に通常保温温度に設定する第2保温工程を有する
ために、最適な保温が実行できる。
【0021】第4の手段によれば、第1保温工程と第2
保温工程を自由に選択でき、より最適な保温が実行でき
る。
【0022】第5の手段によれば、低温保温温度と前記
高温保温温度が一定時間の間、一定時間毎に繰り返し、
一定時間経過後、通常保温温度に設定するとともに、第
1保温工程と第2保温工程のうち、第1保温工程におい
ては、収容された米飯の合数を判定し、前記測定された
米飯の合数に応じた高温保温を実行する。これにより低
温保温温度が低いため米飯の保温劣化を軽減することが
でき、かつ米飯の合数に応じた高温保温を実行すること
により、米飯量に拘らず、過加熱による米飯の食味劣化
を抑え、かつ米飯中に腐敗菌が存在した場合にもその栄
養細胞は殺菌することができ、腐敗菌の増殖を防止する
ことができる。
【0023】第6の手段によれば、予め設定された一定
時間内に第1、第2保温工程を任意に選択することがで
き、効果的な保温ができる。
【0024】第7の手段によれば、収容されている米飯
量に応じて、自動的に第1保温工程か第2保温工程かを
選択し、設定することができる。
【0025】第8の手段によれば、米飯腐敗菌が増殖し
にくい通常保温温度に移行する直前に殺菌を行うため、
腐敗しない保温時間を最大限に設定することができる。
【0026】第9の手段によれば、低温保温温度を米飯
が腐敗しない限界まで設定できるため、保温劣化を最大
限抑制することができる。
【0027】第10の手段によれば、米飯の保温劣化を
軽減することができるとともに、米飯量に拘らず、過加
熱による米飯の食味劣化を抑え、かつ米飯中に腐敗菌が
存在した場合にもその栄養細胞は殺菌することができ、
腐敗菌の増殖を防止することができる米飯保温器となる
ものである。
【0028】第11の手段によれば、米飯の合数に応じ
た的確な高温保温を実行することができる米飯保温器と
なるものである。
【0029】さらに、第12の手段によれば、保温工程
表示手段により保温工程を表示し確認することができる
米飯保温器となるものである。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、1は米飯を収容する
容器、2は後記する温度検知手段からの出力により加熱
手段を制御して米飯を保温制御する制御手段で、米飯温
度を高温で保温する高温保温温度、前記高温温度より低
い温度で保温する低温保温温度および高温保温温度と前
記低温保温温度の間の通常保温温度を有し、前記低温保
温温度と前記高温保温温度が一定時間の間、一定時間毎
に繰り返し、一定時間経過後、通常保温温度に設定する
第1保温工程と、この第1保温工程とは別に常に通常保
温温度に設定する第2保温工程と、第1保温工程におい
て収容された米飯の合数を判定し合数に応じた高温保温
を実行するよう出力する合数判定工程とを有する。
【0031】前記合数判定工程は、一定時間における温
度勾配をみる方法、あるいは一定温度に達するまでの時
間をみる方法、あるいは途中で通電をストップしてのち
温度がストップした値に戻るまでの時間をみる方法等、
種々の方法が考えられるがいかなる方法であってもよい
ものである。
【0032】3は前記容器1を加熱する加熱手段で、シ
ーズヒータ等であってもよいが、この実施例では誘導加
熱コイルよりなっている。4は蓋ヒータ、5は容器1の
上部外周に設けた保温ヒータ、6は前記容器1の底に接
して内部の米飯の温度を検知する温度検知手段、7は蓋
の温度を検知する温度検知手段、8は開閉可能な蓋、9
は機器への操作入力部で、機器のスタートスイッチ等を
備えており、また制御手段2における第1保温工程と第
2保温工程とを任意に選択するための選択手段11を有
しているものである。10は第1保温工程あるいは第2
保温工程中に第1保温工程あるいは第2保温工程の状態
であることを表示する保温工程表示手段である。
【0033】そして、前記制御手段2は、収容された米
飯の合数を判定するようにし、その結果に基づいて前記
第1保温工程か第2保温工程かを選択するものであり、
また、前記第1保温工程から前記第2保温工程への保温
動作を自動的に切り替える保温工程切り替えタイマーを
有し、さらに、低温保温温度および高温保温温度の保温
動作を自動的に切り替える保温温度切り替えタイマーを
有し、さらにまた、低温保温温度に達した時を検知して
動作を始める保温始動タイマーを設け、前記保温始動タ
イマーの作動と同時に低温保温温度と高温保温温度の繰
り返し加熱を行うように制御するものである。
【0034】また、低温保温温度は55℃〜70℃、高
温保温温度は75℃〜95℃、通常保温温度は71±6
℃となるように制御するものであるが、図5に実施例に
おけるそれぞれの具体的な設定温度を例示している。。
【0035】次に、図2に示すように、制御手段2は、
温度検知手段6から米飯を収容する容器1の温度を、温
度検知手段7から蓋8の温度を入力する。そして、この
入力データを判定し、加熱手段3、蓋ヒータ4、保温ヒ
ータ5に通電、非通電の命令を出力する。また、保温工
程表示手段10に前記第1保温工程あるいは第2保温工
程かの保温状態を出力し表示する。
【0036】以下、本発明の一実施例のジャー炊飯器に
おける保温動作について図3、図5を参照しながら説明
する。
【0037】まず、炊飯が終了すると、保温が開始し、
炊飯終了後の経過時間を制御手段2で測定し、12時間
が経過するまで第1保温工程が選択されたか否かを制御
手段2で判断し(ステップ101、102)、12時間
経過した場合あるいは第1保温工程が選択されていない
場合には、通常保温温度の第2保温工程に移行する。第
2保温工程では温度検知手段6で容器1の温度を検出し
(ステップ103)、制御手段2にフィードバックしな
がら、温度検知手段6による容器1の温度が72℃以下
の場合には、加熱手段3、蓋ヒータ4、保温ヒータ5に
通電し(ステップ104)、温度検知手段6による容器
1の温度を72℃に維持する。この状態の時には制御手
段2より保温工程表示手段10に第2保温工程であるこ
とが出力され表示される。
【0038】ステップ102において、第1保温工程が
選択されている場合には、制御手段2により容器1内の
米飯合数を判定する(ステップ105)。この例では、
図5に示すように2度合数判定を行っている。ここで、
米飯量が5合以上の場合は上記の第2保温工程に進み、
5合以下の場合には、第1保温工程に進む。第1保温工
程は、まず、低温保温温度における保温が開始される。
低温保温の時間は5時間30分であり、この時間が経過
するまで(ステップ106)、容器1の温度を温度検知
手段6で検知し(ステップ107)、制御手段2にフィ
ードバックしながら、温度検知手段6による容器1の温
度が60℃以下の場合には、加熱手段3,蓋ヒータ4,
保温ヒータ5に通電し(ステップ108)、温度検知手
段6による容器1の温度を60℃に維持する。
【0039】次に低温保温時間が経過すると、高温温度
保温が開始される。前記ステップ105において判定し
た米飯の合数に応じて予め設定されている加熱時間が経
過するまで(ステップ110)、予め設定されている加
熱電力を制御手段2から加熱手段3,蓋ヒータ4,保温
ヒータ5に出力し通電する(ステップ111)。高温温
度保温時間が経過すると、第1保温工程の設定時間であ
る炊飯後12時間が経過するまで再び、前記ステップ1
05の合数判定、前記ステップ106、ステップ10
7、ステップ108を繰り返す。炊飯後11時間が経過
した時点(ステップ109)で前記合数判定に応じた高
温保温を実行した(ステップ112、113)後、前記
通常保温である第2保温工程に移行する。第1保温工程
の時には制御手段2より保温工程表示手段10に第1保
温工程であることが出力され、表示される。
【0040】なお、第2保温工程の途中において、選択
手段11により第1保温工程が選択されると(図5のA
矢印)、図5に点線で示すように選択時から第1保温工
程が実行されるものである。また、図3における保温プ
ログラムは一例であり、時間、保温温度、パターン等は
種々の変形例が考えられるものである。
【0041】次に他の実施例のジャー炊飯器の保温動作
について図4、図5を参照しながら説明する。
【0042】まず、炊飯が終了すると、保温が開始し、
炊飯終了後の経過時間を制御部12で測定し、12時間
が経過するまで第1保温工程が選択されたか否かを制御
手段2で判断し(ステップ201、202)、12時間
経過した場合あるいは第1保温工程が選択されていない
場合には、第2保温工程に移行する。第2保温工程では
温度検知手段6で容器1の温度を検出し(ステップ20
3)、制御手段2にフィードバックしながら、温度検知
手段6による容器1の温度が72℃以下の場合には、加
熱手段3、蓋ヒータ4、保温ヒータ5に通電し(ステッ
プ204)、温度検知手段6による容器1の温度を72
℃に維持する。この状態の時には制御手段2より保温工
程表示手段10に第2保温工程であることが出力され表
示される。
【0043】第1保温工程が選択されている場合には、
制御手段2により容器1内の米飯合数を判定する(ステ
ップ205)。米飯量が5合以上の場合は上記の第2保
温工程に進み、5合以下の場合には、第1保温工程に進
む。第1保温工程は低温保温温度における保温から開始
される。低温保温の時間は米飯腐敗菌が増殖可能な温度
である60℃から72℃までの積算時間で5時間30分
であり、まず、温度検知手段6で容器1の温度を検知す
る(ステップ206)。72℃以下になってからの積算
時間を計測し、5時間30分を経過するまで(ステップ
207)温度検知手段6で容器1の温度を検知し、60
℃以下であれば(ステップ208)加熱手段3、蓋ヒー
タ4,保温ヒータ5に通電し(ステップ209)、温度
検知手段6で容器1の温度を60℃に維持する。
【0044】次に低温保温時間が経過すると、高温温度
保温が開始される。前記ステップ205において判定し
た米飯の合数に応じて予め設定されている加熱時間が経
過するまで(ステップ210)、予め設定されている加
熱電力を制御手段2から加熱手段3,蓋ヒータ4,保温
ヒータ5に出力し通電する(ステップ211)。高温温
度保温時間が経過すると、第1保温工程の設定時間であ
る炊飯後12時間が経過するまで再び、前記ステップ2
05の合数判定、前記ステップ206、ステップ20
7、ステップ208を繰り返す。炊飯後11時間が経過
した時点(ステップ212)で前記高温温度保温を経過
した(ステップ213、214)後、前記第2保温工程
に移行する。第1保温工程の時には制御手段2より保温
工程表示手段10に第1保温工程であることが出力され
表示される。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、高温保温温度と
低温保温温度を有し、収容された米飯の合数に応じて高
温保温温度による保温を実行する。この動作により低温
保温温度が低いため米飯の保温劣化を軽減することがで
き、かつ米飯の合数に応じた高温保温温度を設けること
により、米飯量に拘らず、過加熱による米飯の食味劣化
を抑え、かつ米飯中に腐敗菌が存在した場合にもその栄
養細胞は殺菌することができ、腐敗菌の増殖を防止する
ことができる。
【0046】また、保温工程として、第1保温工程と第
2保温工程を有するため、最適な保温が実行できるもの
である。
【0047】また、第1、第2保温工程は任意に選択す
ることができるため、より効果的な保温が実行できる。
【0048】また、収容されている米飯量に応じて、自
動的に第1保温工程か第2保温工程かを選択し、設定す
ることができ、使い勝手がよい。
【0049】また、米飯腐敗菌が増殖しにくい通常保温
温度に移行する直前に殺菌を行うため、腐敗しない保温
時間を最大限に設定することができる。
【0050】また、低温保温温度を米飯が腐敗しない限
界まで設定できるため、保温劣化を最大限抑制すること
ができる。
【0051】また、米飯の保温劣化を軽減することがで
きるとともに、米飯量に拘らず、過加熱による米飯の食
味劣化を抑え、かつ米飯中に腐敗菌が存在した場合にも
その栄養細胞は殺菌することができ、腐敗菌の増殖を防
止することができる米飯保温器となるものである。
【0052】また、米飯の合数に応じた的確な高温保温
を実行することができる米飯保温器となるものである。
【0053】さらに、保温工程表示手段により保温工程
を表示し確認することができる米飯保温器となるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の米飯保温方法を備えた米飯保温器の縦
断面図
【図2】同米飯保温器の制御手段関連の構成を示すブロ
ック図
【図3】同制御手段のフローチャート
【図4】同制御手段の他の例を示すフローチャート
【図5】同米飯保温方法および米飯保温器における保温
プログラムを示す図
【符号の説明】
1 容器 2 制御手段 3 加熱手段 4 蓋ヒータ 5 保温ヒータ 6、7 温度検知手段 8 蓋 9 操作入力部 10 保温工程表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 晶子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安信 淑子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 堀内 清 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 柴田 雅章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米飯温度を高温で保温する高温保温温度
    と、前記高温保温温度より低い温度で保温する低温保温
    温度を有し、前記低温保温温度と前記高温保温温度を繰
    り返すとともに、この保温工程における高温保温は、収
    容された米飯の合数に応じて実行するようにした米飯保
    温方法。
  2. 【請求項2】 米飯温度を高温で保温する高温保温温
    度、前記高温保温温度より低い温度で保温する低温保温
    温度、および前記高温保温温度と前記低温保温温度の間
    の通常保温温度を有し、前記低温保温温度と前記高温保
    温温度が一定時間の間、一定時間毎に繰り返し、一定時
    間経過後、通常保温温度に設定するとともに、この保温
    工程において収容された米飯の合数を判定し合数に応じ
    た高温保温を実行するようにした米飯保温方法。
  3. 【請求項3】 低温保温温度、高温保温温度および通常
    保温温度に設定する第1保温工程とは別に、常に通常保
    温温度に設定する第2保温工程を有する請求項2記載の
    米飯保温方法。
  4. 【請求項4】 第1保温工程と第2保温工程を選択可能
    とした請求項3記載の米飯保温方法。
  5. 【請求項5】 米飯温度を高温で保温する高温保温温
    度、前記高温保温温度より低い温度で保温する低温保温
    温度、および前記高温保温温度と前記低温保温温度の間
    の通常保温温度を有し、前記低温保温温度と前記高温保
    温温度が一定時間の間、一定時間毎に繰り返し、一定時
    間経過後、通常保温温度に設定する第1保温工程と、こ
    の第1保温工程とは別に常に通常保温温度に設定する第
    2保温工程と、第1保温工程において収容された米飯の
    合数を判定し合数に応じた高温保温を実行するよう出力
    する合数判定工程とを有する米飯保温方法。
  6. 【請求項6】 予め設定された一定時間内に第1保温工
    程と第2保温工程を任意に選択するようにした請求項
    3、4または5のいずれか記載の米飯保温方法。
  7. 【請求項7】 合数判定工程の出力により、第1保温工
    程と第2保温工程を任意に選択する保温工程選択工程を
    有する請求項3、4または5のいずれか記載の米飯保温
    方法。
  8. 【請求項8】 第1保温工程において低温保温温度と高
    温保温温度を一定時間の間、一定時間毎に繰り返し、一
    定時間経過した後、通常保温温度に設定する直前に高温
    保温温度で保温する請求項3、4または5のいずれか記
    載の米飯保温方法。
  9. 【請求項9】 第1保温工程において低温保温温度に到
    達した後、一定時間経過した後に高温保温温度保温に移
    行する請求項3、4または5のいずれか記載の米飯保温
    方法。
  10. 【請求項10】 開閉可能な蓋と、米飯を収容する容器
    と、前記容器を加熱する加熱手段と、前記容器内の温度
    を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段からの出
    力により前記加熱手段を制御して米飯を保温制御する制
    御手段と、前記制御手段による保温工程を任意に選択す
    るための選択手段とを有し、前記制御手段は高温保温温
    度と低温保温温度とそれらの間の通常保温温度を有する
    第1保温工程と、この第1保温工程とは別に常に通常保
    温温度に設定する第2保温工程とを有する米飯保温器。
  11. 【請求項11】 第1保温工程において収容された米飯
    の合数を判定し合数に応じた高温保温を実行するよう出
    力する合数判定工程を有する請求項10記載の米飯保温
    器。
  12. 【請求項12】 第1保温工程あるいは第2保温工程中
    に第1保温工程あるいは第2保温工程の状態であること
    を表示する保温工程表示手段を有する請求項10記載の
    米飯保温器。
JP6258127A 1994-10-24 1994-10-24 米飯保温方法及びそれを応用した米飯保温器 Expired - Lifetime JP2891118B2 (ja)

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