JPH08116430A - 画像処理システムおよび画像処理装置とその方法 - Google Patents

画像処理システムおよび画像処理装置とその方法

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JPH08116430A
JPH08116430A JP6252113A JP25211394A JPH08116430A JP H08116430 A JPH08116430 A JP H08116430A JP 6252113 A JP6252113 A JP 6252113A JP 25211394 A JP25211394 A JP 25211394A JP H08116430 A JPH08116430 A JP H08116430A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字や線画などを符号化効率よく画質劣化も
少なく符号化し、ジャギーを生じることなく解像度変換
することができる画像処理システムおよび画像処理装置
とその方法を提供する。 【構成】 送信側の装置において、平滑化手段102は入
力された多階調の画像を平滑化し、圧縮手段103は平滑
化された画像を符号化し圧縮する。圧縮された画像は伝
送路を介して受信側の装置へ送られる。受信側の装置に
おいて、伸長手段104は圧縮された画像を復号し伸長
し、補間手段105は伸長された画像の解像度を装置自身
の解像度に変換し、補正手段106は解像度変換された画
像に対して送信側において施された平滑化処理を補正す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理システムおよび
画像処理装置とその方法に関し、例えば、解像度の異な
る機器間で通信を行う画像処理装置や、拡大縮小および
入力解像度とは異なる解像度で画像を出力するプリンタ
や複写機などの画像処理システムおよび画像処理装置と
その方法に関する。
【0002】
【従来の技術】機器間における画像情報通信には圧縮技
術が用いられている。これは、画像情報のもつ情報量の
大きさを考えれば当然のことであり、現在では、圧縮な
しの画像情報通信はまったく考えられない。
【0003】昨今、静止画像情報の符号化としてJPEG(J
oint Photographic Experts Group)やJBIG(Joint Bi-le
vel Image Experts Group)の標準化がなされている。詳
細な説明は省略するが、JPEGは、DCT(離散コサイン変
換)による直交変換と、その変換係数を量子化した後の
係数のエントロピ符号化によりなり立っている。また、
JBIGでは、解像度の異なる機器間通信を考慮した縮小方
式や、算術符号を用いたエントロピ符号化を取入れるな
ど、優れた方式にまとまっている。
【0004】また、古くから解像度変換技術が研究され
ている。これは、解像度の異なる機器間で通信する際
に、画像の大きさを送受信ともに一致させる場合や、ま
た、同じ解像度であっても画像を拡大,縮小する際など
に必要になる技術である。この解像度変換技術として様
々な方法が提案され、それらの方法においては、対象に
なる画像の種類(例えば、画素ごとに階調情報をもつ多
値画像、疑似中間調に二値化された二値画像、固定閾値
により単純二値化された二値画像、文字画像など)によ
って、その変換処理方法が異なる。
【0005】画像を拡大する場合は、低解像度の画素と
画素の間に新たな解像度の画素を挿入する必要がある
が、これには図1に示すような内挿点に最も近い同じ画
素値を配列する最近接内挿方法(零次補間)や、図2に
示すように、内挿点を囲む四点(四点の画素値をそれぞ
れA,B,C,Dとする)の距離により、以下の演算を行って
画素値Eを決定する共一次内挿法(線形補間)などが一
般的に用いられる。 E = (1 - i)(1 - j)A + i(1 - j)B + (1 - i)jC + ijD ただし、画素間距離を1とする場合、画素Eの位置はAか
ら横方向にi、縦方向にjの距離にある(i < 1, j < 1)
【0006】また、内挿関数(SINC関数)を利用した標
本化理論に基づく方法は、ハードウェア化が複雑なこと
から、あまり用いられていないのが現状である。
【0007】ここで解像度の異なる機器間の通信を図3
に基いて説明する。前述したように、機器間での画像情
報を伝送する場合、送信側は画像情報を圧縮し符号化し
て画像の冗長性を削減(符号1001)した画像情報を伝送
する。受信側は受信した符号を復号し伸長(符号1002)
した後、受信側の解像度に変換(符号1003)して画像を
得る。前述したJBIGのような二値画像を対象とした圧縮
や伝送を別にすれば、多階調画像の伝送は図3の形態が
一般的である。また、ホストコンピュータ上で画像情報
を作成し、プリンタに出力する場合は、図4に示すよう
に、ホストコンピュータでプリンタの解像度に適合させ
た画像を作成(符号1004)し、圧縮(符号1005)した後
に伝送し、これを受信したプリンタは伸長(符号1006)
して出力する形態が考えられる。
【0008】一枚の画像の中に多階調の自然画像と二階
調の文字や線画が混在している画像を圧縮する場合、最
も簡単な方法は、JPEGのベースラインシステムにあるよ
うに、直交変換後に予め定められた量子化テーブルで直
交変換係数を量子化する方式である。また、画質を優先
させるのであれば、量子化条件を局所的性質により適応
的に切換える方法がある。例えば、文字や線画部分につ
いては、その空間周波数成分に高周波成分が多いことか
ら、高周波領域に粗い量子化を施さない量子化条件にす
るなどの制御を行うものである。
【0009】また、図5に示すような方式も提案されて
いる。すなわち、送信側は、まずプレフィルタ1010で画
像中の高周波成分を軽減し、直交変換(符号1011)し、
量子化(符号1012)して伝送する。受信側は、逆量子化
(符号1013)し、逆直交変換(符号1014)した後に、ポ
ストフィルタ1015によるエッジ強調処理などを施して画
像を復元するものである。さらに、画像から自然画部分
と文字線画部分を分離し、自然画は直交変換および量子
化を利用して非可逆圧縮し、文字線画はランレングスや
MMRなどにより可逆圧縮するハイブリッド方式が提案さ
れている。これらの方法を用いて解像度の異なる機器間
で画像情報を通信する場合は、受信側側もしくは送信側
で画像情報を零次補間もしくは線形補間することによ
り、受信側の解像度に適合させた画像を得ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、次のような問題点があった。
【0011】前述したJPEGのベースラインシステムで
は、画像の特性に関係なく同じ条件で量子化すると、文
字や線画部分における高周波域の量子化誤差が大きくな
り、視覚的にはモスキートノイズといわれるリンギング
状のノイズが発生する欠点がある。
【0012】また、量子化条件を切換える方式では、文
字や線画部分の圧縮効率が非常に悪く、また、文字や線
画の比率によっては符号量の総和が大きく変動する欠点
がある。
【0013】また、プレフィルタとポストフィルタを用
いる方法と、図3に示した解像度変換とを組合わせる
と、ポストフィルタ後に解像度変換を行うため、ノイズ
が増幅されて視覚的にも劣化が検知され易くなる欠点が
ある。一方、同フィルタと図4に示した解像度変換の形
態とを組合わせると、例えばプリンタの解像度が高いと
きは圧縮前の情報量が多くなることや、フィルタの効果
が及ぶ範囲が相対的に小さくなってしまう欠点がある。
【0014】また、ハイブリッド方式は、自然画部分と
文字線画部分に異なる圧縮方式を用いなければならず、
コストおよびハードウェア規模が増大する欠点がある。
【0015】さらに、前述した解像度変換自体にも次の
問題がある。すなわち、図1に示した方法は、構成が簡
単であるという利点はあるが、自然画に用いた場合は拡
大するブロック毎に画素値が決定されるため、そのブロ
ックが目立ってしまう。また、文字,線画やCG(コンピ
ュータグラフィックス)などに用いた場合は拡大するブ
ロック毎に同一画素値が連続するため、とくに斜線など
はジャギーといわれるギザギザの目立つ画像になってし
まう。他方、図2の方法は自然画の拡大に一般的によく
用いられる方法であり、画像は平均化されてスムージン
グされた画質になるが、文字や線画におけるジャギーの
発生は免れず、画像のエッジはぼやけてしまう。
【0016】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、文字や線画などを符号化効率がよく画質劣化
も少なく符号化し、ジャギーを生じることなく解像度変
換することができる画像処理システムおよび画像処理装
置とその方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】および
【作用】本発明は、前記の目的を達成する一手段とし
て、以下の構成を備える。
【0018】本発明にかかる画像処理システムは、互い
に解像度の異なる第一の装置と第二の装置を備えた画像
処理システムであって、前記第一の装置は、入力された
多階調の画像を平滑化する平滑化手段と、前記平滑化手
段によって平滑化された画像を符号化する符号化手段と
を備え、前記第二の装置は、前記第一の装置によって符
号化された画像を復号する復号手段と、前記復号手段に
よって復号された画像の解像度を装置自身の解像度に変
換する変換手段と、前記変換手段によって解像度が変換
された画像に対して前記平滑化手段による処理を補正す
る補正手段とを備えることを特徴とする。
【0019】また、互いに解像度の異なる第一の装置と
第二の装置を備えた画像処理システムであって、前記第
一の装置は、入力された多階調の画像を平滑化する平滑
化手段と、前記平滑化手段によって平滑化された画像を
N×N画素のブロックで直交変換する直交変換手段とを備
え、前記第二の装置は、前記第一の装置から入力された
直交変換情報を基にM×M(M≠N)画素のブロック情報を形
成するブロックサイズ変更手段と、前記ブロックサイズ
変更手段によって形成されたM×M画素ブロックを逆直交
変換する逆直交変換手段と、前記逆直交変換手段によっ
て逆直交変換された画像に対して前記平滑化手段による
処理を補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
【0020】本発明にかかる画像処理装置は、入力され
た画像の解像度と異なる解像度でその画像を出力する画
像処理装置であって、入力された多階調の画像を平滑化
する平滑化手段と、前記平滑化手段によって平滑化され
た画像を符号化して格納した後、格納した符号を復号す
る格納手段と、前記格納手段から出力された画像の解像
度を出力用に変換する変換手段と、前記変換手段によっ
て解像度が変換された画像に対して前記平滑化手段によ
る処理を補正する補正手段とを有することを特徴とす
る。
【0021】本発明にかかる画像処理方法は、互いに解
像度の異なる第一の装置と第二の装置を備えた画像処理
システムの画像処理方法であって、入力された多階調の
画像を平滑化する平滑化ステップと、前記平滑化ステッ
プで平滑化した画像を符号化する符号化ステップと、前
記符号化ステップで得た符号を前記第一の装置から前記
第二の装置へ伝送する伝送ステップと、前記第一の装置
から伝送されてきた符号化された画像を復号する復号ス
テップと、前記復号ステップで復号した画像の解像度を
前記第二の装置自身の解像度に変換する変換ステップ
と、前記変換ステップで解像度が変換された画像に対し
て前記平滑化ステップによる処理を補正する補正ステッ
プとを備えることを特徴とする。
【0022】また、互いに解像度の異なる第一の装置と
第二の装置を備えた画像処理システムの画像処理方法で
あって、入力された多階調の画像を平滑化する平滑化ス
テップと、前記平滑化ステップで平滑化した画像をN×N
画素のブロックで直交変換する直交変換ステップと、前
記直交変換ステップで得た直交変換情報を前記第一の装
置から前記第二の装置へ伝送する伝送ステップと、前記
第一の装置から伝送されてきた直交変換情報を基にM×M
(M≠N)画素のブロック情報を形成するブロックサイズ変
更ステップと、前記ブロックサイズ変更ステップで形成
したM×M画素ブロックを逆直交変換する逆直交変換ステ
ップと、前記逆直交変換ステップで逆直交変換した画像
に対して前記平滑化ステップによる処理を補正する補正
ステップとを備えることを特徴とする。
【0023】また、入力された画像の解像度と異なる解
像度でその画像を出力する画像処理方法であって、入力
された多階調の画像を平滑化する平滑化ステップと、前
記平滑化ステップで平滑化した画像を符号化して格納手
段に格納した後、格納した符号を復号する符号化復号ス
テップと、前記符号化復号ステップで得た画像の解像度
を出力用に変換する変換ステップと、前記変換ステップ
で解像度を変換した画像に対して前記平滑化ステップに
よる処理を補正する補正ステップとを有することを特徴
とする。
【0024】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例の画像処理装
置を図面を参照して詳細に説明する。
【0025】本実施例は、ファクシミリ装置への応用
や、ホストコンピュータを中心としたネットワークによ
りプリンタ,イメージスキャナ,ビデオ装置,電子撮像
カメラなど様々な入出力デバイスが接続されている環境
へ、本発明を応用することを想定したものである。それ
らのデバイスは、そのデバイス独自の解像度に依存し、
各デバイス間で画像信号をやり取りする場合は、画像を
送信する側のデバイスの出力解像度に依存する場合が多
いが、本実施例は、各デバイス間の画像信号、とくに文
字や線画の情報を、自然画と同様に解像度に依存しな
い、所謂、解像度フリーの状態で通信を実現するもので
ある。なお、以下では、説明を簡単にするために、ホス
トコンピュータ上で作成した画像情報をプリンタに送信
することを想定して説明するが、本発明は、これに限定
されるものではない。
【0026】通常、ホストコンピュータ上で、出力する
プリンタの解像度に合せた画像情報を作成することは容
易である。例えば、ホストコンピュータに、読取解像度
が200dpiのイメージスキャナと、出力解像度が300dpiの
プリンタが接続されていると仮定する。この構成で300d
piの画像情報を作成するには、入力された200dpiの画像
情報を、線形補間などにより、300dpi相当の画像情報に
変換すればよい。また、最近では、ホストコンピュータ
上で画像を作成する場合に、イメージスキャナなどから
入力した自然画に、PDL(ページ記述言語)で作成した
文字や線画などを、合成したりその目的に合わせて配置
したりすることが、DTP(デスクトップパブリッシン
グ)ソフトにより容易になったが、このような場合は、
ベクトル情報として格納されているフォント情報を300d
piに展開して合成すればよい。
【0027】さらに、最近のネットワークの進歩によ
り、ホストコンピュータとプリンタは一対一に接続され
るだけでなく、複数のホストコンピュータが複数のプリ
ンタを共有することが容易になった。このため、解像度
の異なる複数のプリンタの何れかを用いて画像を出力す
る場合が考えられ、本実施例では、これを考慮して、先
の手順で作成した300dpiの画像情報を、さらに異なる解
像度、例えば600dpiのプリンタで出力することを想定す
る。
【0028】図6は本発明にかかる一実施例の画像処理
システムの基本構成の一例を示すブロック図で、同図を
用いて300dpiの画像情報を600dpiのプリンタへ送信する
手順を説明する。なお、説明を簡単にするために、画像
中の二値情報(文字や線画部)に対する処理を中心に説
明する。
【0029】図6において、入力端子101にはホストコン
ピュータ上で作成した300dpiの画像情報が入力される。
この画像情報は前述したように、一頁の画像中におい
て、多値の自然画領域と二値の文字や線画領域が空間的
に分離されている。102は平滑化手段で、端子101から入
力された画像情報に空間フィルタ処理を施す。103は圧
縮手段で、平滑後の画像情報の冗長性を低減し符号化し
て送信情報量を少なくするものである。圧縮部103から
出力された符号は伝送路へ送信される。
【0030】受信側のプリンタはI/O(不図示)により
符号を受信する。104は伸長手段で、入力された符号を
復号し伸長して画像情報を復元する。105は補間手段
で、伸長された画像情報をプリンタに合った解像度に補
間処理する。これは、線形的な補間でもよいし、より高
次の補間であってもよいが、零次補間は不可である。10
6は補正手段で、補間後の画像情報に、送信側で施され
た平滑処理に応じた補正を施す。
【0031】図7は本実施例の詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【0032】図7において、入力端子101から入力された
二値の文字や線画領域は、平滑化手段102へ入力され
て、予め格納されている平滑化フィルタ203を用いる平
滑化部202により、画像情報の積和演算が行われる。図8
は平滑化フィルタの一例を示す図である。
【0033】平滑化された画像情報は、圧縮手段103へ
入力されて、まずブロック化部204により、数ライン遅
延された上、N×N画素毎にブロック化される。ブロック
化された画像情報は、直交変換部205により、直交変換
が施される。なお、直交変換には、JPEGによって標準化
されているDCT(離散コサイン変換)を用いてもよい
し、他の直交変換であってもよい。直交変換により得ら
れた変換係数は、量子化部206により、スカラ量子化さ
れる。なお、各周波数成分に対応する量子化係数は、量
子化テーブル207に予め格納されている。
【0034】本来、自然画は隣接する画素間の相関性が
高いため、直交変換を施すと、その変換係数は低周波域
に集中する。この性質を利用して、量子化ステップは低
周波域で細かくなるように設定する。逆に、高周波域に
はあまり変換係数が発生しないことや、高周波域の量子
化誤差が視覚的に目立たないことから、高周波域の量子
化ステップは粗く設定し、さらに強制的に「0」に量子
化することもある。図9は自然画用の量子化テーブルの
一例を示す図で、同図に示す値は各周波数成分の量子化
ステップに相当する。
【0035】一方、文字や線画などの人工的に作成した
画像は、自然画とは異なりエッジが多く、高周波域に多
くの変換係数が発生する。このため、自然画と同じ量子
化テーブルを使用すると、高周波域における粗い量子化
によりリンギング、所謂、モスキートノイズが発生し、
逆に、高周波域まで量子化ステップを細かくすると符号
化効率が劣化してしまう。
【0036】本実施例では、前述したように、文字や線
画に対して平滑化処理を行うため、高周波域の変換係数
はあまり発生しないので、自然画と同じ量子化テーブル
を使用して高周波域を粗く量子化してもモスキートノイ
ズは発生し難く、符号化効率も良好である。
【0037】208は符号化部で、量子化係数を符号化す
る。これは、量子化係数をそのまま符号化してもよい
し、JPEG方式のように、量子化係数を「0」とそれ以外
の有意係数とに分けて「0」のランレングスと有意係数
のグループ番号とを併せてエントロピ符号化をする方法
も効率的である。そして、平滑化され符号化された300d
piの文字や線画情報は、伝送路を介してプリンタ側に送
信される。
【0038】209は復号部で、伝送路から受信した符号
を復号する。210は逆量子化部で、復号部209の出力を逆
量子化する。なお、この逆量子化は、量子化時と同じ量
子化テーブル207に基いて実行する。従って、この量子
化テーブルは、プリンタとホスト間で予め定めておいて
もよいし、画像情報とともに送信することもできる。21
1は逆直交変換部で、逆量子化された情報に逆直交変換
を施す。212はラスタ化部で、逆直交変換によって得ら
れたブロック化された画像情報をラスタする。
【0039】213は補間部で、ラスタ化部212から出力さ
れた、例えば、300dpiの画像に補間を施して600dpiの画
像に変換する。この補間方法には、処理の容易さや画質
からみて線形補間が好ましいが、これに限らず、より高
次の補間でもよい。214は補正部で、補間後の例えば600
dpi相当の画像にエッジを強調するための処理を施す。
これは、送信側で施された平滑化によってぼやけた画像
のエッジを強調する処理である。その補正方法として例
えば画像を二値化する方法がある。つまり、二つの値、
例えばAとB(A>B)の平均値(A+B)/2を閾値として、補間さ
れた画像の閾値以上の画素はAに置換し、閾値未満の画
素はBに置換する方法である。この二つの値は、ホスト
コンピュータから送信する画像情報のヘッダに含めるこ
ともできるし、ある画像の単位ごとに付加情報として符
号化し送信することもできる。また、プリンタ側でブロ
ック単位もしくはそれ以上の単位で、画像データから二
つの値を推測してもよい。ただし、二値で画像を形成す
るプリンタの場合は、この二つの値を送信するまでもな
い。
【0040】このようにして、得られた画像情報は出力
端子215を介してプリンタエンジンなどに出力される
が、これらの処理によって、どのように画像情報が変化
するかを次に説明する。
【0041】図10は文字や線画の同一エッジ部が処理に
よって変化する様子を示す図で、同図の一升は一画素に
相当し、升の濃度は画素値に対応する。
【0042】同図(a)は平滑化部202の入力例を、同図
(b)はブロック化部204の出力例、つまり平滑化されブロ
ック化された後を(ここでは説明を簡単にするために4
×4画素で直交変換を行うことにする)、それぞれ示し
ている。図に示すように、平滑化によってエッジ部は鈍
り、エッジはぼやける。同図(c)は逆直交変換部211の出
力例を示し、受信側の逆直交変換後の同じブロックの画
像情報を示している。前述したように、直交変換する前
に平滑化によって図5(b)の状態にするため、符号化効率
がよく量子化誤差も少なく、当然、モスキートノイズも
発生しない。同図(d)は補間部213の出力例を示し、線形
補間により解像度を二倍にしたエッジ部である。画素数
は縦横それぞれ二倍になり、4×4画素の情報が8×8画素
の情報になっている。同図(e)は補正部214の出力例を示
し、同図(d)の画像を二値化した結果を示している。こ
のように、文字や線画のエッジ部にジャギーを生じるこ
ともない上、符号化効率もよく、良好な解像度変換を実
現することができる。
【0043】文字や線画の圧縮,符号化においては如何
に可逆(ロスレス)に近付けるか、また、可逆で如何に
効率よく圧縮するかという観点で検討がなされている。
例えば、文字や線画が混在する画像の圧縮においては、
前述したように、文字や線画部と自然画部とを分離して
それぞれ圧縮するハイブリッド方式が提案されている。
この方式においては、自然画については、画像の相関性
が利用でき、その画質劣化は視覚的に認識し難いことか
ら非可逆の圧縮を用い、文字や線画については、その情
報の重要性からMMRなどの可逆の圧縮を用いることが多
い。
【0044】しかし、解像度の異なる機器間における圧
縮には、最終結果においてジャギーの目立たない文字や
線画が得られればよい。すなわち、送信側のオリジナル
画像は、送信側の解像度に依存した画像であって、その
解像度に依存している文字や線画のエッジを可逆圧縮し
て送信する必要はないし、例え可逆圧縮して送信して
も、受信側では自身の解像度に合せるために受信した画
像の解像度を変更する、つまり情報を変更することにな
り、可逆圧縮する意味がない。もし、情報に変更を加え
ないなら、零次補間をすることになりジャギーの目立つ
画像になってしまう。言い換えると、文字や線画におい
ては、すべての情報が重要というわけではなく、重要な
部分さえ通信できけば、その後の加工はいくらでも可能
であり、文字や線画の場合においても非可逆圧縮するこ
とができる。
【0045】すなわち、本実施例は、上記の解像度の異
なる機器間において画像を伝送する場合の特性を考慮し
て、送信側では文字や線画のエッジを鈍らせることによ
り原解像度に依存する周波数成分(高周波成分)を削除
してから解像度を変換し、受信側では新たな解像度に合
ったエッジ(高周波成分)を形成するものである。その
ためには、伝送路上の文字や線画情報は解像度に依存し
ない状態が好ましく、符号化効率を改善することができ
る。さらに、このようにして文字や線画を圧縮すれば、
自然画の圧縮回路とほぼ同じ回路を共有化することもで
きる。
【0046】
【第2実施例】以下、本発明にかかる第2実施例の画像処
理装置を説明する。なお、第2実施例において、第1実施
例と略同様の構成については、同一符号を付して、その
詳細説明を省略する。
【0047】図11は本発明にかかる第2実施例の送信側
の構成例を示すブロック図である。
【0048】同図において、301はフィルタ選択部で、
入力画像の局所的性質からそれに適応する平滑化フィル
タをフィルタ群302の中から選択して、平滑部202へセッ
トするものである。これは、例えば、複数のエッジが込
み入った部分を、図8に示した平滑化フィルタで処理す
るとエッジがひとまとまりになったり、細線部分では線
が途切れて消滅するという問題点が発生する。そこで、
入力画像をフィルタ処理する際のL×M画素のウィンドウ
(図3においては3×3画素)のパターンに応じてフィル
タを切換えることで、このような問題の発生を防ぐもの
である。
【0049】フィルタ選択部301は、例えばルックアッ
プテーブル(以下「LUT」という)によって選択を実行
する。例えば、AとBの二つの値からなる文字や線画領域
があったとし、3×3画素のウィンドウにおいて、AとBの
値の画素にそれぞれ‘0’と‘1’と対応付ければ、9ビ
ットのウィンドウパターン情報が得られる。そして、予
め、平滑化によって弊害を生じ易いパターンを実験的に
求めて、そのパターンを検出した場合はその弊害がおき
ないフィルタを選択するようなデータをLUTに登録して
おく。
【0050】図12は図3に示したフィルタで弊害を生じ
易い代表的なパターンを示す図である。同図(a)および
(b)は細線のパターン例であり、平滑化により細線が切
れてしまう可能性がある。同図(c)および(d)は図形の角
に当たるパターンで、平滑化により角が丸くなる可能性
がある。フィルタ選択部301は、図12に示すようなパタ
ーンを検出した場合、例えば図13に一例を示すような、
注目画素に重付けしたフィルタを選択したり、あるいは
フィルタ処理が施されないように平滑化部202を設定す
る。
【0051】このように、本実施例によれば、様々なパ
ターンをファイル選択部301のLUTに設定し、対応するフ
ィルタをフィルタ群302に登録しておくことで、適応的
にフィルタを選択して前述した弊害を防ぎ、ジャギーの
生じる可能性のある部分を適切に処理することが可能に
なる。
【0052】なお、本実施例においては、フィルタの切
換えに関して、どの部分にどのフィルタを使用したかを
考慮する必要はなく、AとBの二つの値からなる文字や線
画領域であることさえ識別できれば、受信側の補正手段
は例えば(A+B)/2を閾値にして二値化することによりジ
ャギーのない新たな解像度の文字や線画を形成すること
ができるので、送信側からフィルタ情報を送信する必要
はない。
【0053】また、ウィンドウ内の二値パターンにより
フィルタの切換えるのに限らず、例えば、注目画素周辺
のエッジの複雑さを評価関数にして、演算によりフィル
タを切換えることも可能である。
【0054】また、文字や線画などの二値領域について
のみフィルタの選択を行うだけでなく、画像全体に適応
処理を施して、画像の局所的性質(例えば、周辺画素の
階調数や、エッジか否かの識別など)から、自然画領域
と文字や線画領域とを分離するとともに、文字や線画領
域にどのフィルタを施すかを選択する構成にしてもよ
い。
【0055】
【第3実施例】以下、本発明にかかる第3実施例の画像処
理装置を説明する。なお、第3実施例において、第1実施
例と略同様の構成については、同一符号を付して、その
詳細説明を省略する。
【0056】図14は本発明にかかる第3実施例の受信側
の構成例を示すブロック図である。本実施例は、解像度
の異なる機種間の通信において、圧縮情報を伸長すると
ともに、その解像度を変換するもので、具体的には、逆
量子化後のブロック化された情報に解像度変換を施すも
のである。
【0057】DCTと解像度変換とを組合わせた方法とし
て、DCT後に、拡大の際は高周波成分に零を代入し、縮
小の際は高周波成分を落としてブロックサイズを変更
し、その後、IDCTする方法がある。(例えば、村山:
「文書画像の高解像度化変換技術」,画像電子学会誌,
第22巻,第2号 pp129-132,1993や、特開平4-229382,特
開平4-333989)N×N画素の二次元DCTの変換係数は次式
で求められる。 F(u,v) = (2/N)C(u)C(v) ×ΣΣf(m,n)cos{(2m+1)uπ/2N}cos{(2n+1)vπ/2N} …(1) ただし、一つ目のΣ演算はm=0からm=N-1まで 二つ目のΣ演算はn=0からn=N-1まで 関数C(p)は p=0 のとき 1/√2,p≠1 のとき 1
【0058】また、IDCTは次式で求められる。 f(m,n) = (2/N) ×ΣΣC(u)C(v)F(u,v)cos{(2m+1)uπ/2N}cos{(2n+1)vπ/2N} …(2)
【0059】N×N個のF(u,v)の行列[F(u,v)]と、高周波
成分に零を代入した拡張行列を[[F(u,v)]]との関係は次
式のようになる(直流成分を左上にとる)。
【0060】この方法により、伸長と同時に画質のよい
解像度変換が可能になる。
【0061】ここで、例えば300dpiの文字や線画を600d
piの解像度に変換する場合、4×4画素のブロックで直交
変換を施し、8×8画素のブロック(高周波域には零を代
入)で逆直交変換する場合を説明する。人工的に作成さ
れた文字や線画を直交変換すると、その4×4画素ブロッ
クの高周波域には大きな電力が存在する。圧縮側でこの
高周波域をいくら細かく量子化しても、8×8画素に拡大
し高周波域に零を代入して逆直交変換すると、4×4画素
と8×8画素の各シーケンス番号の基底ベクトルに誤差が
生じ、また、高周波域における零の代入により8×8画素
ブロックにおいて高周波域カットと同様にリンギング状
のモスキートノイズが発生してしまう。言い換えると、
前述した方法を使用するためには、文字や線画のエッジ
を崩して、元の4×4画素ブロックにおいて高周波域に大
きな電力が発生しないようにしなければならない。本実
施例の送信側は、前述した実施例と同様に、文字や線画
に平滑化フィルタを施して直交変換する構成である。そ
のため、文字や線画のエッジが崩れ、4×4画素ブロック
の高周波域に発生する電力は小さくなる。
【0062】さて、図14において、401はブロックサイ
ズ変更部で、式(3)に示した演算を行うものである。つ
まり、逆量子化された4×4画素ブロックの情報を低周波
域に配置し、残る高周波域には零を代入して8×8画素の
ブロックを作成する。402は逆直交変換部で、N'×N'(例
えばN'=8)の逆直交変換を実行する。
【0063】4×4画素ブロックの時点で、高周波域の電
力が小さい画像に処理しているため、モスキートノイズ
は発生していないが、8×8画素で逆直交変換された画像
もエッジの崩れた、ぼやけた画像になっているので、8
×8画素ブロックの画像をラスタ化部212でラスタ化した
後、補正部214によって文字や線画のエッジを形成し
て、新たな解像度の最終画像を得る。
【0064】このように、本実施例によれば、補間処理
を伴わずに、良好かつ効率的な解像度変換が実現でき
る。
【0065】
【第4実施例】以下、本発明にかかる第4実施例の画像処
理装置を説明する。なお、第4実施例において、第1実施
例と略同様の構成については、同一符号を付して、その
詳細説明を省略する。
【0066】以下では、例えば、プリンタなどの画像出
力装置において、ホストコンピュータから送られてきた
300dpiの画像情報を、プリンタエンジンの解像度である
600dpiの画像情報に変換して出力する例を説明する。
【0067】図15は本発明にかかる第4実施例の構成例
を示すブロック図で、送信側と受信側とが一つの機器に
含まれている例である。
【0068】同図において、501はメモリで、コストを
抑えるために、プリンタエンジン502の最大出力面積に
要する情報量よりも小さな容量で構成されている。従っ
て、圧縮手段103は、図示しないホストコンピュータか
ら入力された300dpiの画像情報をメモリ501に収まるよ
うに圧縮するためのものである。
【0069】前述した実施例と同様に、平滑化手段102
で平滑化された解像度300dpiの画像情報は、圧縮手段に
より効率よく符号化されて、メモリ501に格納される。
そして、プリンタエンジン502のプロセススピードに合
せて、伸長手段104で伸長され、補間手段105で600dpiの
解像度に補間された後、補正手段106で前述した平滑化
に対する補正が施されて、解像度600dpiの文字や線画の
エッジが良好な画像がプリンタエンジン502へ出力され
る。
【0070】このように、前述した各実施例において異
なる解像度の機器間を結ぶ伝送路をメモリに置換えれ
ば、メモリを節約したプリンタなどの画像出力装置内部
の解像度変換にも、本発明を有効に応用できる。
【0071】
【第5実施例】以下、本発明にかかる第5実施例の画像処
理装置を説明する。なお、第5実施例において、第1実施
例と略同様の構成については、同一符号を付して、その
詳細説明を省略する。
【0072】上述した各実施例は、すべて二値(二階
調)の文字や線画像を対象にしたものであったが、本実
施例は、これを自然画に適応させるためのものである。
【0073】図16は本発明にかかる第5実施例の受信側
の構成例を示すブロック図である。
【0074】送信側において、適応的な平滑化フィルタ
処理を施され、その高周波成分が削減され符号化された
自然画は、復号部209で復号され、逆量子化部210で逆量
子化され、逆直交変換部211で逆直交変換され、ラスタ
化部212でラスタ化された後、受信側の解像度に適合す
るように補間部213で例えば線形補間される。なお、自
然画のフィルタ処理は、文字や線画のときよりも注目画
素の重付けを増やしてもよい。
【0075】601はポストフィルタで、送信側による平
滑化処理を補正するためのフィルタである。これには様
々なフィルタ、例えば二次微分のエッジ強調フィルタな
どを使用することができる。
【0076】このようにすれば、前述した実施例と同様
に、符号化効率よく、かつ解像度に依存しない形態での
通信が可能になる。
【0077】ここで、入力画像情報の種類による解像度
依存性を考えると、ホストコンピュータなどで作成した
文字や線画などは、低解像時で生じているエッジはその
解像度に依存するため、解像度を変換するには邪魔な周
波数成分を含んでいる。そのため、新たな解像度に合っ
たエッジ(新しい高周波成分の情報)を作成する必要が
ある。これに対して自然画などの中間調画像の場合は、
ホストコンピュータなどで作成された文字や線画などと
異なり、画像作成時に何らかのLPF(ローパスフィル
タ)処理が施されていると考えられるため、低解像時に
おいても解像度フリーの状態に近い。すなわち、入力さ
れた状態で既にエッジか崩された状態にあると考えられ
るため、邪魔な周波数成分が少なく、解像度を増加した
状態で新たなエッジを形成してやればよい。
【0078】しかし、エッジ部に関しては、自然画とい
えども原解像度に依存する部分であるため、通常の線形
補間による解像度変換ではジャギーの発生は免れない。
そこで、本実施例のように、原解像度での平滑化および
新解像度での補正により、再び急峻なエッジを新解像度
で形成することができる。
【0079】また、本実施例と図7に示した実施例とを
合成して、適応的に送信側のフィルタと受信側の補正手
段とを切換えるのも効果的である。もし、送信側と受信
側でフィルタと補正手段を適合させるのであれば、送信
側で使用したフィルタの内容、あるいはフィルタの内容
を示す番号などを符号化して送信する構成にしてもよ
い。平滑化フィルタおよび補正手段を連動させて切換え
ることにより、より効果的な使い方が可能である。
【0080】
【変形例】以上、圧縮と解像度変換とを組合わせて処理
することにより、符号化効率がよく、かつ、良好な画質
が得られる画像処理方法を説明したが、補正手段は二値
化処理やポストフィルタに限らず、文字や線画がn値(n
階調,n>2)の場合はn値化処理であってもよい。n値化
する場合は、必要であればn値の情報や閾値などの情報
を符号化して送信することも考えられるし、受信側でそ
れらの情報を推測する構成にすることもできる。
【0081】また、平滑化フィルタは、図3に示したも
のに限らず、他のフィルタであってもよい。また、上述
した実施例において、受信側はラスタ化後に補間や補正
を行う例を説明したが、ブロック状態で補間や補正を施
してもよいし、その補間も線形補間に限ぎられるもので
はない。
【0082】また、前述した実施例においては、受信側
の解像度が高い場合について説明したが、逆に、受信側
の解像度が低い場合は、補間する代わりに間引き処理を
実行することにより同等の効果を得ることができる。こ
の間引き処理には、平均値間引きを用いるのが好ましい
が、これに限定されるものではない。なお、補間や間引
き処理は、縦横の倍率が異なる場合においても同様に実
現できる。
【0083】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0084】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字や線画などを符号化効率がよく画質劣化も少なく符
号化し、ジャギーを生じることなく解像度変換する画像
処理システムおよび画像処理装置とその方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最近接内挿方法(零次補間)を説明する図、
【図2】共一次内挿法(線形補間)を説明する図、
【図3】解像度の異なる機器間の通信を説明する図、
【図4】解像度の異なる機器間の通信を説明する図、
【図5】解像度の異なる機器間の通信を説明する図、
【図6】本発明にかかる一実施例の画像処理システムの
基本構成の一例を示す図、
【図7】本実施例の詳細な構成例を示すブロック図、
【図8】平滑化フィルタの一例を示す図、
【図9】自然画用の量子化テーブルの一例を示す図、
【図10】文字や線画の同一エッジ部が処理によって変
化する様子を示す図、
【図11】本発明にかかる第2実施例の送信側の構成例
を示すブロック図、
【図12】図3に示すフィルタで弊害を生じ易い代表的
なパターンを示す図、
【図13】図12に示すようなパターンを検出した場合に
選択されるフィルタの一例を示す図、
【図14】本発明にかかる第3実施例の受信側の構成例
を示すブロック図、
【図15】本発明にかかる第4実施例の構成例を示すブ
ロック図、
【図16】本発明にかかる第5実施例の受信側の構成例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
102 平滑化手段 103 圧縮手段 104 伸長手段 105 補間手段 106 補正手段 202 平滑化部 203 平滑化フィルタ 204 ブロック化部 205 直交変換部 206 量子化部 207 量子化テーブル 208 符号化部 209 復号部 210 逆量子化部 211 逆直交変換部 212 ラスタ化部 213 補間部 214 補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/00 520 V 9377−5H H 9377−5H 555 A 9377−5H 5/36 520 C 9377−5H E 9377−5H H03M 7/30 A 9382−5K 7/36 9382−5K

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに解像度の異なる第一の装置と第二
    の装置を備えた画像処理システムであって、 前記第一の装置は、入力された多階調の画像を平滑化す
    る平滑化手段と、前記平滑化手段によって平滑化された
    画像を符号化する符号化手段とを備え、 前記第二の装置は、前記第一の装置によって符号化され
    た画像を復号する復号手段と、前記復号手段によって復
    号された画像の解像度を装置自身の解像度に変換する変
    換手段と、前記変換手段によって解像度が変換された画
    像に対して前記平滑化手段による処理を補正する補正手
    段とを備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 互いに解像度の異なる第一の装置と第二
    の装置を備えた画像処理システムであって、 前記第一の装置は、入力された多階調の画像を平滑化す
    る平滑化手段と、前記平滑化手段によって平滑化された
    画像をN×N画素のブロックで直交変換する直交変換手段
    とを備え、 前記第二の装置は、前記第一の装置から入力された直交
    変換情報を基にM×M(M≠N)画素のブロック情報を形成す
    るブロックサイズ変更手段と、前記ブロックサイズ変更
    手段によって形成されたM×M画素ブロックを逆直交変換
    する逆直交変換手段と、前記逆直交変換手段によって逆
    直交変換された画像に対して前記平滑化手段による処理
    を補正する補正手段とを備えることを特徴とする画像処
    理システム。
  3. 【請求項3】 前記平滑化手段はローパスフィルタであ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された
    画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記平滑化手段は、画像の局所的性質に
    より、平滑化方法を適応的に切換えることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載された画像処理システム。
  5. 【請求項5】 前記平滑化手段の平滑化方法の切換えに
    応じて前記補正手段の補正方法を切換えることを特徴と
    する請求項4に記載された画像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記符号化手段は直交変換によって画像
    を符号化することを特徴とする請求項1に記載された画
    像処理システム。
  7. 【請求項7】 前記変換手段は線形補間処理または平均
    値間引き処理によって解像度を変換することを特徴とす
    る請求項1に記載された画像処理システム。
  8. 【請求項8】 前記補正手段は画像を所定の閾値でn値
    化(n≧2)することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載された画像処理システム。
  9. 【請求項9】 入力された画像の解像度と異なる解像度
    でその画像を出力する画像処理装置であって、 入力された多階調の画像を平滑化する平滑化手段と、 前記平滑化手段によって平滑化された画像を符号化して
    格納した後、格納した符号を復号する格納手段と、 前記格納手段から出力された画像の解像度を出力用に変
    換する変換手段と、 前記変換手段によって解像度が変換された画像に対して
    前記平滑化手段による処理を補正する補正手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記平滑化手段はローパスフィルタで
    あることを特徴とする請求項9に記載された画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記平滑化手段は、画像の局所的性質
    により、平滑化方法を適応的に切換えることを特徴とす
    る請求項9に記載された画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記平滑化手段の平滑化方法の切換え
    に応じて前記補正手段の補正方法を切換えることを特徴
    とする請求項11に記載された画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記符号化手段は直交変換によって画
    像を符号化することを特徴とする請求項9に記載された
    画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記変換手段は線形補間処理または平
    均値間引き処理によって解像度を変換することを特徴と
    する請求項9に記載された画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記補正手段は画像を所定の閾値でn
    値化(n≧2)することを特徴とする請求項9に記載された
    画像処理装置。
  16. 【請求項16】 互いに解像度の異なる第一の装置と第
    二の装置を備えた画像処理システムの画像処理方法であ
    って、 入力された多階調の画像を平滑化する平滑化ステップ
    と、 前記平滑化ステップで平滑化した画像を符号化する符号
    化ステップと、 前記符号化ステップで得た符号を前記第一の装置から前
    記第二の装置へ伝送する伝送ステップと、 前記第一の装置から伝送されてきた符号化された画像を
    復号する復号ステップと、 前記復号ステップで復号した画像の解像度を前記第二の
    装置自身の解像度に変換する変換ステップと、 前記変換ステップで解像度が変換された画像に対して前
    記平滑化ステップによる処理を補正する補正ステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  17. 【請求項17】 互いに解像度の異なる第一の装置と第
    二の装置を備えた画像処理システムの画像処理方法であ
    って、 入力された多階調の画像を平滑化する平滑化ステップ
    と、 前記平滑化ステップで平滑化した画像をN×N画素のブロ
    ックで直交変換する直交変換ステップと、 前記直交変換ステップで得た直交変換情報を前記第一の
    装置から前記第二の装置へ伝送する伝送ステップと、 前記第一の装置から伝送されてきた直交変換情報を基に
    M×M(M≠N)画素のブロック情報を形成するブロックサイ
    ズ変更ステップと、前記ブロックサイズ変更ステップで
    形成したM×M画素ブロックを逆直交変換する逆直交変換
    ステップと、 前記逆直交変換ステップで逆直交変換した画像に対して
    前記平滑化ステップによる処理を補正する補正ステップ
    とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  18. 【請求項18】 入力された画像の解像度と異なる解像
    度でその画像を出力する画像処理方法であって、 入力された多階調の画像を平滑化する平滑化ステップ
    と、 前記平滑化ステップで平滑化した画像を符号化して格納
    手段に格納した後、格納した符号を復号する符号化復号
    ステップと、 前記符号化復号ステップで得た画像の解像度を出力用に
    変換する変換ステップと、 前記変換ステップで解像度を変換した画像に対して前記
    平滑化ステップによる処理を補正する補正ステップとを
    有することを特徴とする画像処理方法。
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