JPH08115586A - 画像情報表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放映予定のテレビ番組の内容を映像で知るこ
とができるようにする。 【構成】 テレビジョン装置に情報再生装置が内蔵され
ており、これによって読み出される情報記録媒体の情報
から放映予定のテレビ番組の紹介映像が動画として表示
される。テレビ番組はＴＶ映画、ドラマなどジャンルＳ
１３〜Ｓ１７別に区分され、夫々の紹介映像が１〜２分
程度の動画として情報記録媒体に記録されている。情報
記録媒体の再生を行なうと、まず、メインメニュー画面
Ｓ２が表示され、「その他」を指定すると、情報メニュ
ーＳ５が表示され、その「ジャンル別ガイド」を指定す
ると、ジャンル別ガイドが表示されて上記の所望ジャン
ルの番組の紹介映像を指定表示させることができる。か
かる紹介映像にはＧコードなどの予約情報も付加されて
おり、表示中の紹介映像に対して予約を指定すると、こ
の予約情報を用いて、録画あるいは受信の予約が行なわ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、放映予定番組に関する
画像情報を表示する画像情報表示方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】通常のテレビジョン受像機は、地上波放
送や衛星放送、ケーブルテレビジョン（以下、ＣＡＴＶ
という）放送などのテレビジョン放送番組を受信し、ま
た、ビデオテープレコーダ（以下、ＶＴＲという）やレ
ーザディスクプレーヤ（以下、ＬＤプレーヤという）な
どの映像信号記録再生装置からの再生映像信号が供給さ
れることにより、テレビジョン画像を表示するものであ
った。

【０００３】一方、ディジタルオーディオ用の情報記録
媒体として開発されたコンパクトディスク（以下、ＣＤ
という）は、記憶容量が大きいため、パーソナルコンピ
ュータなどの外部記録媒体として利用されており、これ
らはＣＤ−ＲＯＭと呼ばれている。ＣＤ−ＲＯＭは大容
量であるが故に、従来からのデータベースとしての利用
に加え、動画や静止画などの画像データ、音楽や効果音
などの音声データ、さらには、かかる画像データや音声
データを再生する際の手順などを記述した再生制御デー
タなどを一括して記録しておき、かかる画像データや音
声データをこの再生制御データやユーザの指示に従って
再生する、いわゆるマルチメディアソフトウェアの記録
媒体としての利用が、近年、特に注目されてきている。
また、動画像データ圧縮技術の進歩により、家庭用ＡＶ
機器の１つであるＬＤに代わる記録媒体として、ＣＤに
最大７４分間の動画や静止画の画像データ、音声データ
とこれらの再生制御データを一括記録可能なビデオＣＤ
と呼ばれるものも注目されてきている。

【０００４】これらＣＤ−ＲＯＭやビデオＣＤなどの光
ディスクと光ディスク再生装置は、データベースとして
の利用に加え、光ディスク上に記録された再生制御デー
タやユーザと対話的に画像データや音声データを再生す
ることが可能であり、単に記録媒体に記録された映像信
号を連続的に記録再生し、テレビジョン受像機に表示す
る従来の家庭用ＡＶ機器（ＶＴＲ，ＬＤプレーヤなど）
と大きく異なる特徴を有している。

【０００５】このような状況の中、上記通常のテレビジ
ョン受像機の概念を超える装置としては、通常のテレビ
ジョン受像機と外部記憶媒体を有するコンピュータとを
接続した特開平４−２２７３８１号公報に記載のような
ピクチャーインピクチャー・システムが公知である。こ
のシステムは、テレビジョン受像機内のビデオＲＡＭに
格納された画像データをコンピュータ・インタフェース
を介して外部記憶媒体を有するコンピュータに転送し、
両者間で画像データを共通利用することを可能にするも
のであった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、通常のテレビ
ジョン装置は、あくまでも地上波放送や衛星放送、ＣＡ
ＴＶ放送などによるテレビジョン放送番組の受信・表示
や、ＶＴＲやＬＤプレーヤなどの映像信号記録再生装置
からの再生映像信号の画像表示など、テレビジョン受像
機に供給される映像信号による受動的な画像表示をする
ことに専ら限定されていた。

【０００７】また、通常のテレビジョン装置の概念を超
えるピクチャーインピクチャー・システムも、単にテレ
ビジョン受像機とコンピュータとの間で画像データの転
送を可能にし、これを共通利用しようとするものであっ
た。

【０００８】このように、従来では、例えば、光ディス
クと光ディスク再生装置をテレビジョン装置のデータベ
ース、或いはマルチメディアソフトウェアの記録媒体と
その再生装置として利用し、テレビジョン装置を家庭に
おける情報端末の１つとして活用する方法については、
全く考慮されていなかった。

【０００９】本発明の目的は、情報記録媒体をデータベ
ースあるいはマルチメディアソフトウェアの記録媒体と
して利用し、該情報記録媒体に記録されている放映予定
の番組の紹介映像などの画像情報を適宜選択して表示で
きるようにした画像情報表示方法を提供することにあ
る。

【００１０】本発明の他の目的は、かかる情報記録媒体
の紹介映像などの画像情報を有効に活用し、所望番組の
表示予約や録画予約を容易に行なうことができるように
した画像情報表示方法を提供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、情報記録媒体に、所定期間に放映が予定
されている番組の内容を紹介する番組紹介情報が番組の
種類別に検索可能に記録されており、該情報記録媒体の
記録されている紹介番組の種類名を表示し、表示された
種類名から１つを選定すると、選定内容に対する番組紹
介情報を上記情報記録媒体から検索して表示する。

【００１２】また、上記他の目的を達成するために、本
発明は、情報記録媒体に、さらに、紹介番組毎に予約情
報が検索可能に記録されており、上記のようにして紹介
番組が表示されているときに、表示予約あるいは録画予
約の指示をすると、該予約情報に基づいて表示予約ある
いは録画予約がなされる。

【００１３】

【作用】情報記録媒体には、番組の種類名から検索可能
に、所定期間に放映可能な番組の紹介情報が記録されて
おり、まず、この番組の種類名が情報記録媒体から読み
出されて表示される。ユーザはこの表示されて種類名か
ら所望のものを選択して指示すると、この指示された種
類名で情報記録媒体での紹介情報の検索が行なわれ、検
索された紹介情報が読み出されて表示される。

【００１４】また、このように紹介情報が表示された状
態で、リモコンなどによって予約操作を行なうと、情報
記録媒体に記録されている予約情報に基づいて予約動作
が行なわれ、ＶＴＲなどでこの表示されている紹介情報
に対する放映予定の番組の録画予約が、あるいは、受像
機でこの番組の表示予約がなされる。

【００１５】このように、所定期間に放映されるテレビ
ジョン番組のユーザへの紹介やユーザによる予約に使用
できるものであるから、本発明は、家庭における情報端
末の１つとしてテレビジョン装置を活用することを可能
とする。

【００１６】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図１は本発明による画像情報表示方法の一実施例を
用いる情報再生装置を内蔵したテレビジョン装置の一具
体例を示すブロック図であって、１０１はテレビジョン
装置、１０２はテレビジョン受信・表示部、１０３はシ
ステム制御部、１０４は時計装置、１０５は情報再生装
置としての光ディスク再生装置、１０６は光ディスクメ
ディア、１０７は光ディスクドライブ、１０８は制御
部、１０９は光ディスク／テレビジョンインタフェース
手段、１１０は選択決定入力手段、１１１は外部インタ
フェース手段である。

【００１７】同図において、テレビジョン装置１０１は
従来のワイドテレビジョン受信機と同様の構成をなす表
示画面が１６：９のアスペクト比のテレビジョン受信・
表示部１０２を有し、これによってテレビジョン放送の
受信映像信号やＶＴＲなどの記録再生装置から供給され
る再生映像信号の表示を行なうが、さらに、この表示画
面全体に親画面を、この親画面の一部に縮小した子画面
を表示するＰinＰ機能や、１つの画面を４対３のアスペ
クト比で表示画面の左右どちらかに寄せて表示し、この
表示画面の余った部分に他の画面を縮小して表示するＰ
outＰ機能を有する。

【００１８】また、このテレビジョン装置１０１は年月
日・時間を刻んでこれを時間情報として出力する時計装
置１０４や光ディスク再生装置１０５が内蔵されてお
り、光ディスク装置１０５は光ディスク／テレビジョン
インタフェース手段１０９を介してテレビジョン受信・
表示部１０２に接続されている。また、テレビジョン受
信・表示部１０２にはシステム制御部１０３が設けら
れ、ユーザが選択入力操作するリモコンなどの選択決定
入力手段１１０からの制御指令に応じてテレビジョン装
置１０１全体を制御する。

【００１９】外部インタフェース手段１１１は、例えば
ＶＴＲなどの外部機器との接点になる部分であり、これ
を介して制御部１０８から外部機器に制御情報が送られ
る。勿論、外部インタフェース手段１１１の代わりに他
の手段、例えば、赤外線発光部を設け、これによって制
御情報で変調された赤外線を送ることにより、外部機器
を制御できるようにすることも可能である。

【００２０】光ディスク再生装置１０５は制御部１０８
と光ディスクドライブ１０７とからなり、制御部１０８
はシステム制御部１０３からの制御指令に基づいて光デ
ィスクドライブ１０７を制御し、光ディスクメディア１
０６の再生動作を行わせる。光ディスクメディア１０６
から読み出された番組情報は光ディスク／テレビジョン
インタフェース手段１０９によってテレビジョン受信・
表示部１０２で表示可能な映像信号と音声信号とに変換
され、テレビジョン受信・表示部１０２に供給される。

【００２１】光ディスクメディア１０６は、例えば、市
販されるテレビ番組のガイド雑誌に付録として付いてく
るもので、１週間または２週間先のテレビ放映予定番組
の中からいくつかの紹介映像や劇場で公開される映画の
紹介映像，芸能人のインタビューの紹介映像などの動画
像が、また、放映されるテレビ番組に関連した内容の画
像データ（以下、放映番組連携用データという）などが
記録されている。

【００２２】図２は光ディスクメディア１０６に記録さ
れたかかる情報の関連構造の一具体例を示す図である。

【００２３】かかる情報Ｓ１〜Ｓ２２は、選択決定入力
手段１１０からの制御指令に基づいて、システム制御部
１０３が制御部１０８を制御することにより、光ディス
クメディア１０６から再生されるものであり、再生され
た情報が光ディスク／テレビジョンインタフェース手段
１０９を介してテレビジョン受信・表示手段１０２に供
給され、動画像として表示される。ここで、情報Ｓ３〜
Ｓ１８は選択決定入力手段１１０によるユーザの選択指
示によって選択できるものであって、選択された情報は
動画の紹介映像としてテレビジョン受信・表示部１０２
の表示画面に表示される。

【００２４】以下、この実施例の動作を説明する。図１
において、光ディスク再生装置１０５に光ディスクメデ
ィア１０６を装着し、選択決定入力手段１１０から再生
指令を入力すると、光ディスクメディア１０６から図２
でのオープニング画面Ｓ１の情報が再生され、テレビジ
ョン受信・表示部１０２の表示画面全体に、図３に示す
ように、オープニング画面Ｓ１が静止画として表示され
る。なお、このオープニング画面Ｓ１は一例にすぎず、
タイトル名／背景など必要に応じて他の画像情報を表示
するようにしてもよい。

【００２５】このオープニング画面Ｓ１が所定時間表示
されると、光ディスクメディア１０６では、制御部１０
８によって図２でのメインメニュー画面Ｓ２の情報の再
生に移り、図４に示すように、表示画面での表示がメイ
ンメニュー画面Ｓ２に移る。このメインメニュー画面Ｓ
２では、“特集”、“おすすめ”、“その他”及び“パ
ラパラ”の４項目が表示される。これらメニューの項目
は選択決定入力手段１１０（図１）によって選択するこ
とができる。

【００２６】なお、ここでは、メインメニュー画面Ｓ２
は４項目からなるものとしたが、これに限るものではな
く、必要に応じて任意の個数とすることができるし、そ
の項目も図４に示すものに限らず、必要に応じて任意の
内容の項目とすることができる。また、項目全部を１画
面に表示することができないときは、複数の画面で表示
するようにしてもよい。この場合には、図４において、
情報メニューＳ２に「次画面選択」の項目を設け、これ
を選択決定入力手段１１０によって選択することによ
り、メインメニューＳ２での次の項目を表示する画面に
移るようにすることができる。勿論、メインメニューＳ
２の各項目を縮小して表示するようにし、全ての項目を
１画面に表示させるようにすることもできる。この場合
には、光ディスクメディア１０６において、同一画面に
表示する情報はその旨が指示されるが、表示する項目の
個数に拘らず、記録した項目の全てを１画面に表示する
旨を指示しておけば、再生されたこれら項目のデータ
は、光ディスク／テレビジョンインタフェース手段１０
９により、１画面分の映像信号としてテレビジョン受信
・表示部１０２に供給される。従って、メインメニュー
Ｓ２をどのように表示するかは、光ディスクメディア１
０６での項目情報の記録の仕方によって随時決めること
ができる。

【００２７】メインメニューＭ１“特集”は図２での情
報Ｓ３を選択するためのものであって、かかる情報Ｓ３
としては、例えば「ワールドカップサッカー」，「ドラ
マ結末特集」，「新番組特集」などの特集記事が１〜２
分間の動画の紹介映像として収められたものである。メ
インメニューＭ２“おすすめ”は図２での情報Ｓ４を選
択するものであって、かかる情報Ｓ４は光ディスクメデ
ィア１０６が付録となっている号のガイド雑誌での収録
番組範囲の中で、ジャンルを問わず、特におすすめの番
組を数本動画の紹介映像として収録されたものである。
これらメインメニューＭ１，Ｍ２を選択すると、情報Ｓ
３，Ｓ４が全てその収録順に再生されて表示画面に順に
動画像として表示される。そのメニューの全ての紹介映
像が表示されると、あるいは、その表示中に選択決定入
力手段１１０によってキャンセル操作が行なわれると、
図４のメインメニュー画面Ｓ２に表示が戻る。

【００２８】図４でメインメニューＭ３“その他”が選
択されると、表示画面に図５に示す情報メニューＳ５が
表示される。ここでは、Ｊ１〜Ｊ８の８項目が選択でき
るように表示される。

【００２９】なお、これは一例を示すものであって、他
の項目でもよいし、また、この８項目のうちのいずれか
を変更したり、この８項目にさらに項目を追加したりす
ることができる。また、項目全部を１画面に表示するこ
とができないときは、複数の画面で表示するようにして
もよい。この場合には、図５において、情報メニューＳ
５に「次画面選択」の項目を設け、これを選択決定入力
手段１１０によって選択することにより、メインメニュ
ーＭ３での次の項目を表示する画面に移るようにするこ
とができる。勿論、先のメインメニューＳ２と同様にし
て、情報メニューＳ５の各項目を縮小して表示するよう
にし、全ての項目を１画面に表示するようにすることも
できる。

【００３０】なお、情報メニューＳ５の表示中に選択決
定入力手段１１０でキャンセル操作を行なうと、表示画
面は図４のメインメニュー画面Ｓ２に戻る。

【００３１】図４に示すメインメニューＳ２でメインメ
ニューＭ４“パラパラモード”を選択すると、図２での
情報Ｓ８〜Ｓ１７が光ディスクメディア１０６から順次
再生され、表示画面に表示される。これら情報Ｓ８〜Ｓ
１７は、放映予定のテレビ番組の紹介映像情報をジャン
ル別に区分したものである。かかる情報が全て再生表示
されると、あるいはまた、かかる再生の途中で選択決定
入力手段１１０でキャンセル操作が行なわれると、表示
画面では図４のメインメニューＳ２に表示が戻る。

【００３２】また、選択決定入力手段１１０では、スキ
ップボタン（後に説明する図１２でのリモコンにおい
て、光ディスク操作部２０２での「ＮＥＸＴ」ボタンに
このスキップ機能を持たせる）が設けられており、かか
るメインメニューＭ４“パラパラモード”の表示中にス
キップボタンを操作すると、現在再生して表示中の項目
の映像情報を１つ飛ばして次の項目の映像情報の再生表
示に移る。

【００３３】上記のように、図４に示したメインメニュ
ーＳ２の項目Ｍ３“その他”を選択すると、図５に示す
情報メニューＳ５が表示画面上に表示されるのである
が、この情報メニューＳ５において、項目Ｊ１“ジャン
ル別ガイド”を選択すると、図２でのジャンル別ガイド
の情報Ｓ７が選択され、表示画面に図６に示すジャンル
別ガイドＳ７が表示される。ここでは、ジャンル別ガイ
ドＳ７はＧ１〜Ｇ８の８個の選択項目からなっている。

【００３４】なお、このジャンル別ガイドＳ７は一例を
示すものであり、他の項目でもよいし、また、この８項
目のうちのいずれかを変更したり、この８項目にさらに
項目を追加したりしてもよい。また、ジャンル別ガイド
Ｓ７の項目全部を１画面に表示することができないとき
は、複数の画面で表示するようにしてもよい。この場合
には、図６において、ジャンル別ガイドＳ７に次画面選
択の項目を設け、これを選択決定入力手段１１０によっ
て選択することにより、ジャンル別ガイドＳ７の次の項
目を表示する画面に移るようにすることができる。勿
論、この場合も、上記メニューＳ２，Ｓ５と同様にし
て、ジャンル別ガイドＳ７の各項目を縮小して表示する
ようにし、全ての項目を１画面に表示するようにするこ
ともできる。

【００３５】また、ジャンル別ガイドＳ７の表示中に選
択決定入力手段１１０でキャンセル操作を行なうと、表
示画面は図５の情報メニュー画面Ｓ５に戻る。

【００３６】図５に示す情報メニューＳ５での項目Ｊ２
〜Ｊ８はテレビ放映番組とは直接関係のない付加的な情
報、即ち、項目Ｊ２は図２での“芸能人インタビュー”
の情報Ｓ８に、項目Ｊ３は“ニュース”の情報Ｓ９に、
項目Ｊ４は“劇場公開映画情報”Ｓ１０に、項目Ｊ６は
“新発売”の情報Ｓ１１に、項目Ｊ７は“ＣＭ情報”Ｓ
１２に夫々関するものである。項目Ｊ５，Ｊ８に対する
情報は、図２では、省略している。従って、項目Ｊ２〜
Ｊ８のいずれかが選択されると、これに対する情報が光
ディスクメディア１０６から再生され、表示画面にその
内容が動画像で表示される。その表示が終わると、ある
いは、その表示中選択決定入力手段１１０によってキャ
ンセル操作が行なわれると、表示画面では図５に示す情
報メニュー画面Ｓ５の表示に戻る。

【００３７】上記のようにして表示される図６のジャン
ル別ガイドＳ７は、各ジャンル毎の全てのもしくはおす
すめの番組を選択するためのものである。項目Ｇ１は図
２の“ＴＶ映画番組”の情報Ｓ１３を選択するためのも
のであり、項目Ｇ２は“ドラマ番組”の情報Ｓ１４を、
項目Ｇ３は“音楽番組”の情報Ｓ１５を、項目Ｇ４は
“スポーツ番組”の情報Ｓ１６を、項目Ｇ５は“アニメ
番組”の情報Ｓ１７を、項目Ｇ６は“スペシャル番組”
の情報を、項目Ｇ７は“再放送の番組”の情報を夫々選
択するためのものである。これら情報は夫々、おすすめ
の番組を数本ずつ収録したものである。

【００３８】これら項目Ｇ１〜Ｇ７のいずれかが選択さ
れると、これに対する情報が光ディスクメディア１０６
から再生され、全てのもしくはおすすめの番組の紹介映
像が順次表示画面に動画で表示される。そして、かかる
表示が終わると、あるいは、その表示中選択決定入力手
段１１０でキャンセル操作が行なわれると、表示画面で
はジャンル別ガイド画面Ｓ７の表示に戻る。

【００３９】このジャンル別ガイドＳ７での項目Ｇ８
“パラパラモード”を選択すると、ジャンル別ガイドＳ
７での項目Ｇ１〜Ｇ５の情報Ｓ１３〜Ｓ１７が光ディス
クメディア１０６から順番に再生され、その全ての紹介
映像が表示画面に順に表示される。この表示が終わる
と、あるいは、その表示中選択決定入力手段１１０でキ
ャンセル操作が行なわれると、表示画面ではジャンル別
ガイド画面Ｓ７の表示に戻る。また、かかる表示中、選
択決定入力手段１１０での上記のスキップボタンを操作
すると、現在表示中の映像が１つ飛ばされて次の情報の
映像が表示されることになる。

【００４０】なお、図６に示すジャンル別ガイドＳ７の
表示中に選択決定入力手段１１０でキャンセル操作を行
なうと、表示画面では図５に示した情報メニューＳ５の
表示に移り、また、この情報メニューＳ５の表示中に選
択決定入力手段１１０でキャンセル操作を行なうと、表
示画面では図４に示したメインメニューＳ２の表示に移
る。また、メインメニューＳ２の表示中に選択決定入力
手段１１０でキャンセル操作を行なうと、光ディスク再
生装置１０５からテレビジョン受信・表示部１０２に情
報が送られない状態となり、表示画面では、例えばテレ
ビジョン受信・表示部１０２で受信されるテレビ番組の
映像の表示状態となる。

【００４１】以上のように、この実施例では、テレビ番
組の内容を紹介する映像などが記録された光ディスクメ
ディア１０６を再生し、この映像を表示してユーザに番
組内容などを知らせるものであるから、テレビジョン装
置を家庭内で光ディスクメディアをデータベースあるい
はマルチメディアソフトとする情報端末機として活用す
ることができ、また、テレビ番組の紹介映像が動画であ
るから、ガイド雑誌で簡単な文章で書かれた内容記事に
比べ、より簡単にかつより正確に楽しみながらテレビ番
組の内容を理解させることができる。

【００４２】ところで、光ディスクメディア１０６にお
いては、図２での情報Ｓ３，Ｓ４，Ｓ６，Ｓ１３〜Ｓ１
８の各放映番組の紹介映像毎に、その紹介する番組のタ
イトルや放映日時，放送局，予約コードなどの番組に関
する簡単な付帯情報が記録されている。かかる付帯情報
は、いわゆるビデオＣＤと称する光ディスクメディアに
は通常記録されており、あるいは、映像情報が記録され
ている領域の先頭などに記録されておくようにしてもよ
い。上記のようにして選択された情報が光ディスクメデ
ィア１０６から再生されると、これに対する付帯情報も
再生され、制御部１０８に設けられているメモリ手段
（図示せず）に記憶されて読み出され、光ディスク／テ
レビジョンインタフェース手段１０９に供給される。光
ディスク／テレビジョンインタフェース手段１０９で
は、再生された情報の紹介映像信号とこの付帯情報とが
合成されてテレビジョン受信・表示装置１０２に供給さ
れる。これにより、表示画面では、図７に示すように、
表示されている紹介映像の下辺部など適当な場所にタイ
トルや放映日時，放送局，予約コードなどの付帯情報が
ＯＳＤ（オン・スクリーン・ディスプレイ）表示され
る。

【００４３】なお、かかる付帯情報は通常表示されず、
選択決定入力手段１１０の指示操作によって表示するよ
うにしてもよいし、また、通常表示され、選択決定入力
手段１１０の指示操作によって表示されないようにして
もよい。付帯情報を表示させない場合には、選択決定入
力手段１１０の指示操作により、システム制御部１０３
が光ディスク再生装置１０５の制御部１０８を制御し、
光ディスクドライブ１０７から光ディスク／テレビジョ
ンインタフェース手段１０９に付帯情報が送られないよ
うにする。

【００４４】ユーザは図７に示すように表示された画面
が必要な画面とする場合、これに表示される予約コード
を選択決定入力手段１１０を操作して入力することによ
り、「テレビタイマー予約」（後述の「見る予約」）あ
るいはＶＴＲへの「録画予約」（後述の「録る予約」）
をすることができる。従って、紹介映像を楽しみながら
予約ができるし、この予約も、ガイド雑誌でこのテレビ
番組の内容記事を探しながら予約コードを見つけ出し、
これを入力するといった手間が省けるし、画面を見なが
ら予約コードの入力ができるため、正確で素早く入力で
きる。

【００４５】また、上記のように、光ディスク再生装置
１０５の制御部１０８での上記のメモリ手段に表示中の
紹介映像に対する付帯情報が記憶されているので、選択
決定入力手段１１０に予約機能を有する予約ボタンを設
け、表示画面に表示される紹介映像の予約録画が必要な
場合には、この紹介映像の表示中にこの予約ボタンを操
作することにより、この紹介映像に対する放映番組の録
画予約をすることができる。即ち、この予約ボタンが操
作されると、システム制御部１０３は光ディスク再生装
置１０５の制御部１０８を制御し、メモリ手段から対応
する付帯情報の予約コードを読み出し、外部インタフェ
ース手段１１１を介して図示しないＶＴＲに送る。これ
により、このＶＴＲで録画予約がなされる。勿論、かか
る予約コードをテレビジョン受信・表示部１０２に送る
ことができるようにすることにより、このテレビジョン
受信・表示部１０２でのテレビタイマー予約を可能にす
ることもできる。

【００４６】これにより、予約コードの入力操作が不要
となり、その分手間がかからなくなるし、また、入力ミ
スが完全に回避できて正確な予約が可能となる。

【００４７】また、システム制御部１０３では、予約完
了のメッセージ情報が記憶されており、上記の予約がな
されると、制御部１０８が予約完了を示す情報をシステ
ム制御部１０３に送る。システム制御部１０３は、この
情報により、予約完了のメッセージ信号を出力し、この
メッセージ信号は紹介映像信号と合成される。これによ
り、表示画面では、図８に示すように、表示される紹介
映像に重畳されて予約完了のメッセージ、例えば「予約
しました」というメッセージが所定期間ＯＳＤ表示され
る。なお、このメッセージの表示位置は、必要に応じて
任意に設定できる。これにより、予約が行なわれたか否
かの確認が容易となる。

【００４８】光ディスクメディア１０６に記録されてい
る図２の放映番組連携用画像データ情報Ｓ１９〜Ｓ２２
は、放映される番組の出演者や出場者のプロフィールな
どを表わすものであり、その番組が放映されているとき
に選択決定入力手段１１０を指示操作すると、光ディス
クメディア１０６から再生されて表示画面に表示され
る。かかる放映番組連携用画像データ情報Ｓ１９〜Ｓ２
２はスポーツやドラマ，映画などの番組に使用される
が、例えば、料理番組の材料メニューなどにも用いるこ
とができる。従って、図２では、「マラソン」や「サッ
カー」など４つの項目しか示していないが、必要に応じ
て項目を変更したり、追加したりすることができる。

【００４９】放映番組連携用画像データ情報は、プロフ
ィールなどを表わす画像情報に、対応する番組の放映
日，放映開始・終了時刻，チャンネル番号，光ディスク
メディア１０６での記録位置などの情報が検索情報とし
て付加されている。

【００５０】放映されている番組に放映番組連携用画像
データ情報がある場合には、図９に示すように、表示画
面の適当な位置に、例えば三角形のマークＫがＯＳＤ表
示される。このマークＫは常に表示されるようにしても
よいし、選択決定入力手段１１０が所定の操作がなされ
たときのみ、所定時間表示されるようにしてもよい。こ
のために、光ディスクメディア１０６が光ディスク再生
装置１０５に装着されたとき、全ての放映番組連携用画
像データ情報のメニューが、まず、光ディスクメディア
１０６から再生されて制御部１０８のメモリ手段に格納
される。そして、システム制御部１０３は受信番組毎に
時計装置１０４の時刻情報とチャンネル番号の情報とを
制御部１０８に送り、制御部１０８はかかる情報から受
信中の番組に放映番組連携用画像データ情報があるか否
かを判別し、その判別結果をシステム制御部１０３に送
る。この判別結果により、システム制御部１０３は、放
映番組連携用画像データ情報があれば、マーク情報を発
生して、図９に示したように、マークＫを表示させる。
この場合、選択決定入力手段１１０から表示指示があっ
たときのみ、表示するようにしてもよい。

【００５１】図９に示したようにマークＫが表示されて
いる番組で、ユーザが選択決定入力手段１１０を所定操
作して放映番組連携用画像データ情報の表示を指示する
と、これに応じてシステム制御部１０３は制御部１０８
を制御する。これにより、制御部１０８は、先のメニュ
ーに基づいてこの番組に対する放映番組連携用画像デー
タ情報の光ディスクメディア１０６での記録位置を検索
し、これを再生する。再生された放映番組連携用画像デ
ータ情報は制御部１０８のメモリ手段に記憶され、繰り
返し再生されて静止画像データとされる。

【００５２】この静止画データは、光ディスクドライブ
１０７，光ディスク／テレビジョンインタフェース手段
１０９を介して、テレビジョン受信・表示部１０２に供
給され、システム制御部１０３の制御のもとに、受信番
組の映像信号と合成されて表示画面に表示される。この
とき、この受信番組の映像信号はアスペクト比が１６：
９であるが、４：３のアスペクト比に変換され、これに
よって生じた余白部分に上記の静止画信号が挿入され
る。従って、図１０に示すように、４：３のアスペクト
比の受信番組の画面が表示画面の例えば右側に寄せられ
て表示され、その分左側に生じた余白部分に縮小して放
映番組連携用画像データ情報の静止画が表示される。

【００５３】このように、受信される番組の映像を親画
面とし、連携用画像データ情報の静止画を子画面として
ＰoutＰによって表示することができるが、また、図１
１に示すように、連携用画像データ情報の静止画を親画
面とし、受信される番組の映像を子画面として表示する
ようにしてもよい。いずれの場合も、音声は受信番組の
ものである。なお、連携用画像データ情報は動画情報で
ある場合もあり、この場合には、動画像として親画面ま
たは子画面に表示される。

【００５４】このようにして、必要に応じて、例えば、
ドラマのテレビ番組において、ドラマを見ながら、その
出演者や登場人物などについての情報を同時に得ること
ができ、ユーザにより多くの情報を提供してテレビ番組
をより楽しませることができる。

【００５５】次に、以上説明した動作をさらに具体的に
説明するが、その前に、以上の動作を行なわせるための
選択決定入力手段１１０としてのリモコンの一具体例を
図１２により説明する。

【００５６】同図において、リモコン２００には、チャ
ンネル操作部２０１や光ディスク操作部２０２などの通
常の操作キーのほかに、「見る予約」ボタン２０３や
「録る予約」ボタン２０４，「予約確認」ボタン２０
５，「リンク」ボタン２０６，「画面切替」ボタン２０
７，「ＯＳＤ対話操作」ボタン２０８なども設けられて
いる。

【００５７】「見る予約」ボタン２０３は、上記のテレ
ビタイマー予約を行なうためのものであって、「録る予
約」ボタン２０４は上記の録画予約を行なうためのもの
である。また、「予約確認」ボタン２０５は、このよう
に予約された番組を表示させて確認するためのものであ
る。「リンク」ボタン２０６は、上記のように、受信番
組の映像と連携用画像データ情報とを親子画面で表示さ
せるためのものであり、「画面切替」ボタン２０７は、
上記のように、親画面と子画面との内容を逆転させるた
めのものである。「ＯＳＤ（オン・スクリーン・ディス
プレイ）対話操作」ボタン２０８は画面上でカーソルを
移動させたり、カーソル位置を確定させたりするもので
ある。

【００５８】次に、この実施例の上記の放映番組連携用
画像データ情報の表示動作の一具体例を図１３を用いて
詳細に説明する。

【００５９】画面全体に放映番組の画像が表示されてい
る状態では（図１３のステップ１３００）、システム制
御部１０３は時計装置１０４から現在の時刻を順次取り
込むとともに、図示しないチューナ部から放映番組のチ
ャンネル番号を取り込んで保持している（図１３のステ
ップ１３０１）。

【００６０】そこで、光ディスク再生装置１０５に光デ
ィスクメディア１０６を装着し、図１２に示したリモコ
ン２００での光ディスク操作部２０２の再生操作キーを
操作すると、光ディスクメディア１０６から、放映番組
連携画像データ毎に付加され、かつチャンネル番号や放
映時刻などからなる番組インデックスが再生され、シス
テム制御部１０３に取り込まれる（図１３のステップ１
３０２）。そして、システム制御部１０３は画像を表示
中の番組に該当する番組インデックスがあるか否かを判
定し（図１３のステップ１３０３）、なければ、放映番
組の画像だけを表示した状態を続ける。この番組に対す
る番組インデックスがあれば、図９に示したように、表
示中の番組に放映番組連携用画像データ情報があること
を示すマークＫを画面中に表示する（図１３のステップ
１３０４）。

【００６１】このマークＫはそのまま表示されるが、こ
の表示中の番組に対して放映番組連携用画像データ情報
を見たい場合には（図１３のステップ１３０５）、図１
２のリモコン２００の「リンク」ボタン２０６を操作す
る（図１３のステップ１３０６）。これにより、システ
ム制御部１０３は光ディスク再生装置１０５の制御部１
０８にこの番組インデックスに対する放映番組連携用画
像データ情報の再生を指令する。この指令に基づいて、
制御部１０８は光ディスクメディア１０６からこの放映
番組連携用画像データ情報を検索して再生させる（図１
３のステップ１３０７）。再生された放映番組連携用画
像データ情報は光ディスク／テレビジョンインターフェ
ース手段１０９を介してテレビジョン受信表示部１０２
に送られ、画面上に、図１０に示したように、放映番組
の画像の親画面に対し、子画面として表示される（図１
３のステップ１３０８）。

【００６２】このように放映番組連携用画像データ情報
を子画面として見た後、もう見る必要でなければ（図１
３のステップ１３０９）、図１２のリモコン２００の
「リンク」ボタン２０６を操作することにより（図１３
のステップ１３１５）、もとの放映番組の画像だけが表
示された状態に戻る（図１３のステップ１３１６）。

【００６３】また、放映番組連携用画像データ情報を子
画面として見た後、これを親画面として拡大して見たい
場合には（図１３のステップ１３０９）、図１２のリモ
コン２００の「画面切替」ボタン２０７を操作する（図
１３のステップ１３１０）。これにより、図１１に示し
たように、放映番組連携用画像データ情報が親画面で、
放映番組の画像は子画面で夫々表示される（図１３のス
テップ１３１１）。

【００６４】ここで、親画面に表示される放映番組連携
用画像データ情報がメニュー画像である場合、即ち、例
えば、図１１に示すように、放映番組連携用画像データ
情報がチームＡの選手のリストを表わす画像である場
合、図１２に示すリモコン２００のチャンネル操作部２
０１の例えば「１」の数字キーを操作すると（図１３の
ステップ１３１２）、システム制御部１０３の制御によ
り、光ディスクメディア１０６から××選手に関するプ
ロフィールなどの放映番組連携用画像データ情報が読み
出され、図１１に示す親画面がリストに代わって表示さ
れる（図１３のステップ１３１３）。

【００６５】次の選手のプロフィールなどの放映番組連
携用画像データ情報を見たい場合には（図１３のステッ
プ１３１４）、光ディスク操作部２０２の特定のボタン
（例えば、停止ボタン）を操作する。これにより、図１
１のメニュー画面に移り、再びステップ１３１２の操作
を行なえばよい。また、「画面切替」ボタン２０７を操
作することにより、放映番組連携用画像データ情報を子
画面に、放映番組の画像を親画面に切り換えることがで
きる。

【００６６】放映番組連携用画像データ情報の表示が不
要になったら（図１３のステップ１３１４）、図１２に
示したリモコン２００の「リンク」ボタン２０６を操作
する（図１３のステップ１３１５）ことにより、もとの
放映番組の画像だけが表示される状態に戻る（図１３の
ステップ１３１６）。

【００６７】なお、上記のように、図１２に示すリモコ
ン２００のチャンネル操作部２０１の数字キーは、ここ
では、親画面に対して作用するものであり、表示される
放映番組を切り換える場合には、この番組の画像を親画
面として表示させるか、この画像だけを表示させる状態
にすればよい。但し、番組の画像を親画面で、放映番組
連携用画像データ情報を子画面で夫々表示していると
き、この番組を他の番組に切り換えた場合には、親子画
面の表示ではなく、新たな放映番組の画が画面全体に表
示された状態となり、これに該当する放映番組連携用画
像データ情報があれば、ステップ１３０４の状態にな
る。

【００６８】以上のようにして、放映番組に対する放映
番組連携用画像データ情報を放映番組と同時に表示させ
ることができ、番組の鑑賞をより楽しいもの、有意義な
ものとすることができる。

【００６９】図１４はこの実施例の上記の放映番組連携
用画像データ情報の表示動作の他の具体例を示すフロー
チャートである。

【００７０】同図において、この具体例では、光ディス
ク再生装置１０５に光ディスクメディア１０６を装着し
ても、画面には放映番組の画像だけが表示されている
（図１４のステップ１４００）。この状態で図１２に示
したリモコン２００の「リンク」ボタン２０６を操作す
ると（図１４のステップ１４０１）、システム制御部１
０３は時計装置１０４から現在の時刻を順次取り込むと
ともに、図示しないチューナ部から放映番組のチャンネ
ル番号を取り込んで保持し（図１４のステップ１４０
２）、また、光ディスクメディア１０６から上記の番組
インデックスが再生され、システム制御部１０３に取り
込まれる（図１４のステップ１４０３）。そして、シス
テム制御部１０３は画像表示中の番組に該当する番組イ
ンデックスがあるか否かを判定し（図１４のステップ１
４０４）、なければ、例えば、図９に示すように、放映
番組の画像の一部に所定のマークＫを一定時間表示して
（図１４のステップ１４０５）、もとの放映番組の画像
だけを表示した状態となる。

【００７１】この番組に該当する番組インデックスがあ
る場合には、システム制御部１０３は光ディスク再生装
置１０５の制御部１０８にこの番組インデックスに対す
る放映番組連携用画像データ情報の再生を指令する。こ
の指令に基づいて、制御部１０８は光ディスクメディア
１０６からこの放映番組連携用画像データ情報を検索し
て再生させる（図１４のステップ１３０７）。再生され
た放映番組連携用画像データ情報は光ディスク／テレビ
ジョンインターフェース手段１０９を介してテレビジョ
ン受信表示部１０２に送られ、画面上に、図１０に示し
たように、放映番組の画像の親画面に対し、子画面とし
て表示される（図１４のステップ１３０８）。

【００７２】これ以降の操作や動作は図１３に示した具
体例と同様であり、図１３に示した具体例が、放映番組
連携用画像データ情報があれば、予め画面上にマークＫ
が表示されるのに対し、図１４に示した具体例が、「リ
ンク」ボタン２０６の操作により、放映番組連携用画像
データ情報があれば、それが表示されるようにした点で
図１３に示した具体例と異なっている。このため、図１
３に示した具体例では、ユーザに常時放映番組連携用画
像データ情報があることを知らせることができ、また、
図１４に示した具体例では、目障りとなるかもしれない
マークＫが、「リンク」ボタン２０６の操作に伴って、
場合により、一時的に表示されるだけである。

【００７３】なお、ここでは、親画面を表示画面の右側
に寄せて表示するようにしたが、左側に寄せて表示する
ようにしてもよいし、また、子画面を左下または右下に
表示するようにしてもよい。

【００７４】また、上記説明では、放映番組連携画像デ
ータ情報の画像を、放送番組の画像とともに、子画面ま
たは親画面として表示するようにしたが、放映番組連携
画像データ情報の画像のみを表示画面全体に表示するよ
うにすることもできる。

【００７５】また、アスペクト比を１６：９から４：３
に変換する方法としては、画面を水平方向に圧縮する方
法、画面の左端もしくは右端を除くなどの方法がある。
前者の場合は、画面が若干歪んだものとなるが、画面全
体を見ることができ、後者の場合には、逆に、画面の端
部が欠落するが、画面が歪むことがない。

【００７６】次に、図１５により、録画予約，見る（表
示）予約について説明する。

【００７７】図１２に示したリモコン２００の光ディス
ク操作部２０２の再生ボタンを操作すると（図１５のス
テップ１５００）、図３に示したオープニング画面Ｓ１
が所定時間表示された後、図４に示したメインメニュー
画面Ｓ２が表示され、図１２に示したリモコン２００の
チャンネル操作部２０１の数字キーを操作して、例え
ば、メインメニューＭ３“その他”を指示することによ
り、図５に示す情報メニューＳ５を表示させ、同様にし
て、この情報メニューでの項目Ｊ１を指示して図６に示
すジャンル別ガイドＳ７を表示させ、さらに、このガイ
ドＳ７の項目Ｇ１を指示することにより（図１５のステ
ップ１５０１）、「ＴＶ映画」の番組のダイジェストが
動画として再生表示される（図１５のステップ１５０
２）。

【００７８】この表示されるダイジェストを見て録画予
約したい場合には（図１５のステップ１５０３）、図１
２に示したリモコン２００の「録る予約」ボタン２０４
を操作することにより（図１５のステップ１５０８）、
システム制御部１０３はこのダイジエストで表わされる
ＴＶ映画番組に対する付帯情報を光ディスクメディア１
０６から再生させ、その放映日時，放送局（チャンネル
名），予約コードを取り込んで登録するとともに、外部
インターフェース１１１からＶＴＲにも送る。これによ
り、ＶＴＲでは、これらが登録されてこの番組の予約が
なされる（図１５のステップ１５０９）。しかる後、シ
ステム制御部１０３は、図８に示したように、表示され
ているダイジェストに重ねて録画予約をした旨の画像を
所定時間表示する（図１５のステップ１５１０）。

【００７９】また、表示されるダイジェストを見て表示
予約したい場合には（図１５のステップ１５０５）、図
１２に示したリモコン２００の「見る予約」ボタン２０
３を操作することにより（図１５のステップ１５０
５）、システム制御部１０３はこのダイジエストで表わ
されるＴＶ映画番組に対する付帯情報を光ディスクメデ
ィア１０６から再生させ、その放映日時，放送局（チャ
ンネル名），予約コードを取り込んで登録する（図１５
のステップ１５０６）。しかる後、システム制御部１０
３は、図８に示したのと同様にして、表示されているダ
イジェストに重ねて表示予約をした旨の画像を所定時間
表示する（図１５のステップ１５０７）。

【００８０】「見る予約」のステップ１５０７または
「録る予約」のステップ１５１０の動作が終わって（図
１５のステップ１５１１）、さらに、図１２に示したリ
モコン２００の「録る予約」ボタン２０４または「見る
予約」ボタン２０３を操作することにより、１つの番組
について録画予約と表示予約とをすることもできる。

【００８１】１つのダイジェストの予約が終わって図１
２に示したリモコン２００をキャンセル操作すると（こ
こでは、図１２における光ディスク操作部２０２での
「ＲＥＴＵＲＮ」ボタンにキャンセル機能を持たせてい
る。）、図６に示したジャンル別ガイドが表示され（図
１５のステップ１５１２）、次に他の番組のダイジェス
トを見たい場合には、項目Ｇ１〜Ｇ８のいずれかを指示
してステップ１５０２から再び実行すればよい。

【００８２】なお、かかる予約は、付帯情報が付加され
ている図２の情報Ｓ３，Ｓ４，Ｓ６，Ｓ１３〜Ｓ１８の
全てについて、行なうことがてきる。

【００８３】このようにして、放映予定の所望番組の予
約を、そのダイジェストを見ながら１つのボタン２０３
または２０４を１回操作するだけで行なうことができ、
好みの番組を確実に、かつ簡単な操作で行なうことがで
きる。

【００８４】次に、この実施例の予約の確認，取消，修
正のための操作について、図１６により説明する。

【００８５】システム制御部１０３には、上記のよう
に、表示予約と録画予約の全ての情報が登録されてお
り、図１２に示したリモコン２００の「予約確認」ボタ
ン２０５を操作することにより（図１６のステップ１６
００）、画面上に、図１７に示すように、表示，録画予
約された番組の一覧が、表示予約か録画予約かの区分も
含めて、表示される（図１６のステップ１６０１）。予
約内容を確認するだけであるならば（図１６のステップ
１６０２）、「予約確認」ボタン２０５を再度操作する
ことにより（図１６のステップ１６０３）、画面はもと
の表示状態に戻る（図１６のステップ１６０４）。

【００８６】図１７に示した一覧の表示状態で予約の修
正もしくは取消をする場合には（図１６のステップ１６
０２）、「ＯＳＤ対話操作」ボタン２０８を操作するこ
とにより、図１７において、図示しないカーソルを修正
もしくは取消しようとする番組の表示位置まで移動させ
（図１６のステップ１６０５）、「ＯＳＤ対話操作」ボ
タン２０８の中央部を押すことにより、この番組を確定
する。この操作により、この番組が白黒反転して表示さ
れる（図１６のステップ１６０６）。次いで、「ＯＳＤ
対話操作」ボタン２０８を操作してカーソルを図１７の
画面での「取消」または「修正」表示位置まで移動させ
（図１６のステップ１６０７）、「ＯＳＤ対話操作」ボ
タン２０８の中央部を押すことにより、その指定された
番組の取消、または修正がなされる（図１６のステップ
１６０８）。

【００８７】なお、ここでいう修正とは、見る予約から
録る予約への変更、あるいはその逆の変更である。勿
論、リモコンの操作による予約も可能であり、図１６の
ステップ１６０７まで進んでから、この操作により、同
じ番組の予約の日時や時間を変更させるようにすること
も可能である。これにより、一旦予約したものを次の週
のものに変更したり、番組の放送時間の変更があった場
合に、これに合わせて予約時間を変更することができ
る。

【００８８】１つの番組について、取消または修正が終
わると（図１６のステップ１６０９）、ステップ１６０
５に戻り、再びカーソルを移動させて別の番組の予約を
取消もしくは修正することができる。必要な全ての番組
についてかかる処理が終わると、「予約確認」ボタン２
０５を再度操作することにより（図１６のステップ１６
０３）、画面はもとの表示状態に戻る（図１６のステッ
プ１６０４）。

【００８９】以上のようにして予約情報の確認や取消，
修正ができる。

【００９０】なお、以上の予約番組の修正，取消では、
「ＯＳＤ対話操作」ボタン２０８の操作によるカーソル
の移動によって行なったが、カーソルの移動によって修
正，取消を行なう予約番組を指定し、かつ、図１７で
「取消」，「修正」を指定する個所に夫々例えば１，２
の番号を付しておき、図１２に示したリモコン２００の
チャンネル操作部２０１での数字キーでもってこれらの
いずれかを指定するようにしてもよい。

【００９１】また、番組の予約情報は、一覧で予約順に
配列されるようにしてもよいし、放送日時順に配列され
るようにしてもよいし、さらには、チャンネル順に配列
されるようにしてもよい。これらいずれも、システム制
御部１０３の処理でもって容易に行なうことができる。

【００９２】さらに、予約された番組で放映時間が一部
でも重複する場合、これら番組を一覧で点滅表示、ある
いは色を異ならせて表示するなど、他の番組とは異なる
方法で表示することにより、ユーザが一目で簡単にこの
放映時間の重複を知ることができるようにすることもで
きる。このようなことも、システム制御部１０３の処理
でもって容易に行なうことができる。

【００９３】ところで、図１７に示すように、予約情報
の一覧には、各予約番組毎に、放送日時やチャンネル番
号，番組名，予約の種類といった文字情報のほかに、番
組の内容を示す静止画像も表示される。

【００９４】図１８はかかる一覧の作成動作を示すフロ
ーチャートであって、以下、この動作を説明する。

【００９５】図１８のステップ１８００は図１５でのス
テップ１５００〜１５０２の動作であり、この動作に伴
って、システム制御部１０３は、表示しているダイジェ
ストの、例えば、第１フレームの画像を内蔵のメモリに
記憶する（図１８のステップ１８０１）。予約しない場
合には（図１８のステップ１８０２）、この画像はキャ
ンセルされる。

【００９６】ダイジェストが表示されている状態で図１
２に示したリモコン２００の「見る予約」ボタン２０３
または「録る予約」ボタン２０４を操作すると（図１８
のステップ１８０３：これは図１５のステップ１５０
５，１５０８と同様）、予約されたことが画面上にＯＳ
Ｄ確認表示される（図１８のステップ１８０４：これは
図１５のステップ１５０７，１５１０と同様）ととも
に、予約情報がテキスト化されて一覧の画面内に合成さ
れるように登録される（図１８のステップ１８０５）。
そして、この一覧の中に、先にメモリに記憶された第１
フレームの画像が縮小されてこの一覧に嵌め込まれ（図
１８のステップ１８０６）、図１７に示したような一覧
の画像の情報が形成される（図１８のステップ１８０
７）。

【００９７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報記録媒体に記録された情報をもとに、放映予定番組
の内容が紹介できるものであるから、かかる情報記録媒
体を家庭でのデータベースあるいはマルチメディアソフ
トウェアとして利用することができる。従って、テレビ
ジョン装置を家庭における情報端末機として活用できる
し、かつ、放映予定番組の内容が動画で表示されるた
め、文章で紹介されるよりも、非常に理解し易いものと
なる。

【００９８】また、本発明によると、情報記録媒体に予
約情報が記録されているので、かかる予約情報を用い、
放映予定の所望番組の録画や受信の予約を簡単かつ正確
に行なうことができ、テレビジョン装置の活用範囲がさ
らに拡大する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による画像情報表示方法の一実施例を用
いたテレビジョン装置の一具体例を示すブロック図であ
る。

【図２】図１における光ディスクメディアに記録されて
いる情報の関連構造の一具体例を示す図である。

【図３】図１における光ディスクメディアからの情報再
生の開始を示す画面である。

【図４】図１における光ディスクメディアから再生され
るメインメニューの一具体例を示す図である。

【図５】図１における光ディスクメディアから再生され
る情報メニューの一具体例を示す図である。

【図６】図１における光ディスクメディアから再生され
るジャンル別ガイドの一具体例を示す図である。

【図７】図１における光ディスクメディアから再生され
る紹介映像の表示例を示す図である。

【図８】図１における光ディスクメディアから再生され
る紹介映像の他の表示例を示す図である。

【図９】受信番組で図１における光ディスクメディアに
対応する放映番組連携用画像データがあることを示す情
報が表示される例を示す図である。

【図１０】受信番組の画面と放映番組連携用画像データ
の画面とを表示した表示画面の一例を示す図である。

【図１１】受信番組の画面と放映番組連携用画像データ
の画面とを表示した表示画面の他の例を示す図である。

【図１２】図１における選択決定入力手段の一具体例の
操作部を示す図である。

【図１３】図１に示した実施例の放映番組連携用画像デ
ータ情報の表示手順の一具体例を示すフローチャートで
ある。

【図１４】図１に示した実施例の放映番組連携用画像デ
ータ情報の表示手順の他の具体例を示すフローチャート
である。

【図１５】図１に示した実施例の放映予定番組の予約手
順の一具体例を示すフローチャートである。

【図１６】図１に示した実施例の予約情報の確認，取
消，修正手順の一具体例を示すフローチャートである。

【図１７】図１に示した実施例での予約情報一覧の表示
画像の一具体例を示すフローチャートである。

【図１８】図１に示した実施例の予約情報一覧の作成動
作の一具体例を示すフローチャートである。

【符号の説明】 １０１ テレビジョン装置 １０２ テレビジョン受信・表示部 １０３ システム制御部 １０４ 時計部 １０５ 光ディスク再生装置 １０６ 光ディスクメディア １０７ 光ディスクドライブ １０８ 制御部 １０９ 光ディスク／テレビジョンインタフェース手段 １１０ 選択決定入力手段 １１１ 外部インタフェース手段 ２００ リモコン ２０１ チャンネル操作部 ２０２ 光ディスク操作部 ２０３ 「見る予約」ボタン ２０４ 「録る予約」ボタン ２０５ 「予約確認」ボタン ２０６ 「リンク」ぼたん ２０７ 「画面切替」ボタン ２０８ 「ＯＳＤ対話操作」ボタン

フロントページの続き (72)発明者 石川 奉矛 東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 河▲崎▼ 宜史 東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報記録媒体に、所定期間に放映予定の
   番組内容を紹介する番組紹介情報が番組の種類別に検索
   可能に記録されており、 上記情報記録媒体の記録に基づき、上記番組の種類名を
   表示し、 上記表示された番組の種類名から１つが選定され、その
   選定内容に基づき上記情報記録媒体から特定の上記番組
   紹介情報が検索され、該紹介情報が表示されることを特
   徴とする画像情報表示方法。
2. 【請求項２】 情報記録媒体に、所定期間に放映予定の
   番組内容を紹介する番組紹介情報とともに、上記番組を
   録画する予約情報が検索可能に記録されており、 上記情報記録媒体を検索して特定の上記番組紹介情報を
   表示し、番組の録画の指示を行ない、該指示に基づき上
   記特定の番組紹介情報の予約情報が録画装置に記録され
   るとともに、録画予約がなされたことを示す表示を行な
   い、 上記録画装置は、上記記録された予約情報に基づき放映
   番組を受信し、これを録画することを特徴とする画像情
   報表示方法。
3. 【請求項３】 受信すべき放映番組に関する情報を受信
   予約情報として記録し、上記記録された予約情報に基づ
   き受信すべき放映番組を受信して画面に表示する方法に
   おいて、 情報記録媒体に、所定期間に放映予定の番組内容を紹介
   する番組紹介情報とともに、上記番組を受信し画面に表
   示する予約情報が検索可能に記録されており、 上記情報記録媒体を検索して特定の上記番組紹介情報を
   表示し、番組を受信し画面に表示する指示を行ない、該
   指示に基づき上記特定の番組紹介情報の予約情報が受信
   装置に記録されるとともに、受信し画面に表示する予約
   がなされたことを示す表示を行なうことを特徴とする画
   像情報表示方法。
4. 【請求項４】 受信すべき放映番組に関する情報を受信
   予約情報として記録し、上記記録された受信予約情報に
   基づき受信すべき放映番組を受信して画面に表示する方
   法において、 情報記録媒体に、所定期間に放映予定の番組内容を紹介
   する番組紹介情報とともに、上記番組の予約情報が検索
   可能に記録されており、 上記情報記録媒体を検索して特定の上記番組紹介情報を
   表示し、番組を受信し画面に表示する予約を行ない、 該予約に基づき、上記特定の番組紹介情報の予約を基に
   上記受信予約情報が受信装置に記録され、 更に、予約状況の表示の指示が行なわれると、上記表示
   の指示に基づき予約画面が表示され、該予約画面には、
   予約されている各放映番組の情報が所定の順序で表示さ
   れることを特徴とする画像情報表示方法。
5. 【請求項５】 受信すべき放映番組に関する情報を受信
   予約情報として記録し、上記記録された受信予約情報に
   基づき受信すべき放映番組を受信して画面に表示する方
   法において、 情報記録媒体に、所定期間に放映予定の番組内容を紹介
   する番組紹介情報とともに、上記番組の予約情報が検索
   可能に記録されており、 上記情報記録媒体を検索して特定の上記番組紹介情報を
   表示し、番組を受信し画面に表示する予約を行ない、 該予約に基づき、上記特定の番組紹介情報の予約を基に
   上記受信予約情報が受信装置に記録され、 更に、予約状況の表示の指示が行なわれると、上記表示
   の指示に基づき予約画面が表示され、該予約画面には、
   予約されている各放映番組の情報として、番組名が所定
   の順で示されることを特徴とする画像情報表示方法。
6. 【請求項６】 受信すべき放映番組に関する情報を受信
   予約情報として記録し、上記記録された受信予約情報に
   基づき受信すべき放映番組を受信して画面に表示する方
   法において、 情報記録媒体に、所定期間に放映予定の番組内容を紹介
   する番組紹介情報とともに、上記番組の予約情報が検索
   可能に記録されており、 上記情報記録媒体を検索して特定の上記番組紹介情報を
   表示し、番組を受信し画面に表示する予約を行ない、 該予約に基づき、上記特定の番組紹介情報の予約を基に
   上記受信予約情報が受信装置に記録され、 更に、予約状況の表示の指示が行なわれると、上記表示
   の指示に基づき予約画面が表示され、該予約画面には、
   予約されている各放映番組の情報として、番組に関連し
   た絵が所定の順で表示されることを特徴とする画像情報
   表示方法。
7. 【請求項７】 請求項４，５または６において、 前記放映された番組を受信して画面に表示する操作をリ
   モコンの操作キーを操作することで可能にし、 さらに、前記予約状況の表示を指示するキーを上記リモ
   コンに設け、該キーを操作することにより、前記予約画
   面を表示することを特徴とする画像情報表示方法。
8. 【請求項８】 情報記録媒体に、所定期間に放映予定の
   番組内容を紹介する番組紹介情報とともに、番組の特集
   あるいは推薦内容を紹介する特集あるいは推薦情報が検
   索可能に記録されており、 上記情報記録媒体の記録に基づき上記特集あるいは推薦
   情報の示唆を含む選択内容が表示され、 上記表示された内容から、上記特集あるいは推薦情報を
   示唆する内容が選択されると、この選択内容に基づき上
   記情報記録媒体から上記特集あるいは推薦情報が検索さ
   れ該特集情報が表示されることを特徴とする画像情報表
   示方法。
9. 【請求項９】 情報記録媒体に、放映番組の関連情報が
   検索可能に記録されており、 放映番組を受信し画面に表示している状態あるいは紹介
   情報を表示している状態で、上記関連情報の検索要求が
   なされると、 上記受信している放映番組について上記情報記録媒体に
   対し検索が行なわれ、 上記検索において関連情報が上記情報記録媒体に記録さ
   れていないことにより、上記画面に関連情報が無いこと
   を示す表示を行なうことを特徴とする画像情報表示方
   法。
10. 【請求項１０】 請求項９において、 画面に関連情報が無いことを示す前記表示は、所定の時
    間経過後、画面の表示を消すようにしたことを特徴とす
    る画像情報表示方法。