JPH08113828A - 防虫性芯鞘型複合繊維 - Google Patents

防虫性芯鞘型複合繊維

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JPH08113828A
JPH08113828A JP6273091A JP27309194A JPH08113828A JP H08113828 A JPH08113828 A JP H08113828A JP 6273091 A JP6273091 A JP 6273091A JP 27309194 A JP27309194 A JP 27309194A JP H08113828 A JPH08113828 A JP H08113828A
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JP
Japan
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insect repellent
core
fiber
polyester
sheath
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JP6273091A
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Noboru Watanabe
昇 綿奈部
Tamotsu Ishida
保 石田
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Nippon Ester Co Ltd
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防虫効果を長期間持続し得ると共に、安価な
芯鞘型複合繊維を提供する。 【構成】 鞘部及び芯部から成る複合繊維において、芯
部が防虫剤を含むポリオレフィンであり、かつ鞘部がポ
リエステルであることを特徴とする繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芯鞘型複合繊維に関し、
更に詳しくは、防虫性を持つ芯鞘型複合繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維に防虫性を付与する方法とし
ては、N,N‐ジエチルトルアミド(DEET)やチオ
シアノ酢酸イソボルニル等の防虫剤により後加工処理す
る方法、あるいは予め紡糸前のポリマー中に芳香族カル
ボン酸エステル等の防虫剤を練り込む方法等が知られて
いる。
【0003】しかし、前者の方法では、繊維表面への防
虫剤の付着が弱く、防虫効果を長期間持続することがで
きないと共に、耐洗濯性が低いという欠点があった。後
者の方法としては、例えば特開平5‐279920号公
報に、低粘性の防虫剤を脂肪族系ポリエステルと混合し
てギアポンプによって送液可能な粘性になった混合液を
調製し、この混合液をポリエステルポリマーの紡糸直前
において、ポリエステルポリマー中に急速混練した後、
これを紡糸することを特徴とする防虫性ポリエステル繊
維の製造方法が記載されている。しかし、該方法では、
溶融温度が280〜300℃と高いポリエステル繊維の
場合には、防虫剤を高温で添加しなければならない。従
って、防虫剤が劣化を受け、防虫効果を長期間持続する
ことができないという問題があった。更には、添加の
際、防虫剤の揮発が多くなり、防虫剤を効率良く繊維中
に練り込むことができず、コスト的に不利であり、かつ
作業環境上も好ましくないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、防虫効果を
長期間持続し得ると共に、安価な芯鞘型複合繊維を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、鞘部及び芯部
から成る複合繊維において、芯部が防虫剤を含むポリオ
レフィンであり、かつ鞘部がポリエステルであることを
特徴とする繊維である。
【0006】本発明の複合繊維は、芯部に防虫剤を含
む。従って、鞘部を形成するポリエステルポリマーが障
壁となって防虫剤の急激な揮散が防止される。芯部がポ
リオレフィンで形成されているために、防虫剤添加を比
較的低温で実施でき、防虫剤の揮発及び劣化が少ない。
従って、防虫効果を長期間に亘って持続できる。また、
防虫剤添加の際、その揮発が少ないため、コスト的に
も、また作業環境的にも優れている。
【0007】本発明の複合繊維の芯部を構成するポリオ
レフィンは、溶融紡糸可能で繊維形成性を有する重合体
であり、かつその溶融温度が好ましくは130〜180
℃、特に好ましくは130〜150℃である。溶融温度
が上記範囲を超えては、防虫剤添加の際に、防虫剤の劣
化及び揮発が激しく好ましくない。溶融温度が上範囲未
満では、紡糸性不良が生じ好ましくない。例えば、低密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン、低密度線形ポリエチレン等のポリエチレン、アイ
ソタクチックポリプロピレン、ポリ‐1‐メチルペンテ
ン、ポリエチレンプロピレン共重合体、ポリエチレンア
クリレート共重合体、及びその他の共重合ポリオレフィ
ン系重合体等が挙げられる。
【0008】複合繊維の鞘部を形成するポリマーは、ポ
リエステルであり、例えばポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンイソフタレート、ポリテトラメチレン
テレフタレート、ポリエチレンオキシベンゾエート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフ
タレート、ポリ1,4‐ジメチルシクロヘキサンテレフ
タレート、ポリピバロラクトン及びこれらを成分とする
コポリエステル等が挙げられる。本発明に使用されるポ
リエステルポリマーは、いわゆるファイバーグレードの
もので通常18,000〜22,000の数平均分子量
を持つものが好ましい。
【0009】本発明において、芯部に含められる防虫剤
は、上記ポリオレフィンと良く相溶し、ポリオレフィン
と混合する際の温度において安定性を有し、更に防虫効
果が高くかつ安全な化合物を選択することが好ましい。
例えば、オルトジアルキルフタレート、イソジアルキル
フタレート、テレジアルキルフタレート等の芳香族カル
ボン酸エステル類、ジアルキルアジペート、ジアルキル
フマレートあるいはマレイン酸エステル類等が挙げられ
る。上記化合物中、アルキル基の炭素数は好ましくは1
〜8である。芳香族カルボン酸エステル類がより好まし
く使用される。該防虫剤は、複合繊維中に好ましくは
0.1〜10重量%、特に好ましくは0.5〜2重量%
含まれる。上記範囲未満では、防虫効果を十分に発揮す
ることができず、上記範囲を超えても、顕著な効果の増
加は認められず、コストの増加につながるため好ましく
ない。
【0010】本発明の複合繊維は、更に芯部に、平均粒
径D50が好ましくは0.001〜0.010μm、特に
好ましくは0.002〜0.005μmである二酸化チ
タン及び/又は二酸化ケイ素(以下では徐放化剤という
ことがある)を含むことができる。これにより、芯部に
含められた防虫剤を更に効率良く、長期間に亘って徐々
に揮散させることができるため好ましい。平均粒径が上
記範囲未満では分散不良が生じ、上記範囲を超えては上
記効果を有効に発揮することができず好ましくない。該
徐放化剤は、防虫剤100重量部に対して好ましくは1
0〜100重量部、特に好ましくは25〜45重量部含
まれる。上記範囲未満では、上記効果を十分に発揮する
ことができず、上記範囲を超えても、顕著な効果の増加
は認められず、また、繊維物性が変わるので好ましくな
い。
【0011】本発明の芯鞘型複合繊維において、芯部対
鞘部の体積比は、好ましくは20/80〜80/20、
特に好ましくは30/70〜40/60である。芯部体
積が上記下限値未満では、防虫剤を十分添加することが
できず防虫効果が低い。芯部体積が上記上限値を超えて
は、製品の強度、硬度等が低下するため好ましくない。
【0012】上記防虫剤及び所望により徐放化剤を芯部
に添加する方法は、好ましくは下記の通りである。
【0013】防虫剤及び所望により徐放化剤を液状分散
媒体と混合する。液状分散媒体は、防虫剤、徐放化剤及
び液状分散媒体の合計量に対して、好ましくは30〜7
0重量%、特に好ましくは40〜50重量%となるよう
に含められる。上記範囲を超えては、紡糸性が低下し、
均質な繊維が得難く、上記範囲未満では、防虫剤及び徐
放化剤をポリオレフィン中に均一に分散することが困難
となり好ましくない。上記混合物の調製は、まず上記配
合比で各成分を、例えば三本ロール、ボールミル、サン
ドミル、アトライター、ニーダー等、又はこれらの組合
わせを用いて混練することにより行うことができる。
【0014】次に、このようにして調製された混合物
は、別途溶融されたポリオレフィンに好ましくは130
〜180℃、特に好ましくは130〜150℃で均一に
混合される。上記範囲未満の温度ではポリオレフィン中
に防虫剤及び徐放化剤を均一に混練することができず、
上記範囲を超える温度では防虫剤の劣化及び発煙が激し
くなり好ましくない。上記ポリオレフィンとの混合は、
例えば、二軸押出機を用いて上記温度に溶融されたポリ
オレフィン中に、プランジャーポンプ又はギアポンプで
計量された上記混合物をサイドフィードすることにより
実施し得る。
【0015】次に、別途溶融された上記ポリエステルを
鞘部として、多成分紡糸機を使用して、紡糸され、本発
明の複合繊維を製造する。
【0016】ここで使用する液状分散媒体としては特に
制限はなく、特公平3‐47327号公報に記載された
ものを挙げることができる。例えば、ジオクチルフタレ
ート、ジイソデシルアジペート等の可塑剤、大豆油、あ
まに油、エポキシ化大豆油、エポキシ化あまに油等の植
物油及びエポキシ化植物油、流動パラフィン、液状ポリ
ブテン、ノニオン系界面活性剤、液状ポリエステル等の
公知の液状分散媒体を用いることができる。耐熱性、分
散安定性等の点から液状ポリエステルを用いることが好
ましい。液状ポリエステルとは、ポリカルボン酸とポリ
オールとを主成分として反応させて得られる液状でエス
テル結合を三個以上有するものであり、脂肪族系及び芳
香族系ポリエステルが挙げられる。脂肪族系ポリエステ
ルが特に好ましい。
【0017】脂肪族系ポリエステルとしては、例えば特
開平5‐279920号公報に記載されたものを挙げる
ことができる。即ち、脂肪族系ポリエステルとしては、
芯部を形成するポリオレフィンへの注入が困難にならな
い程度で、高い粘度を有し、加熱減量が少なく、更に上
記ポリオレフィンとの反応性が低くて、高分子状態を維
持し得るものを用いることが好ましい。このような脂肪
族系ポリエステルとしては、25℃における粘度が好ま
しくは15,000〜100,000センチポイズであ
る。粘度が上記範囲を超えては、ポリオレフィンへの注
入が困難になるため好ましくない。また、その平均分子
量は、好ましくは3,500〜20,000、特に好ま
しくは4,000〜20,000である。平均分子量が
上記範囲を超えては、上記と同じくポリオレフィンへの
注入が困難になるため好ましくない。更に、加熱減量が
2%以下、水酸基価が20mgKOH/g以下の脂肪族
系ポリエステルを用いることが好ましい。ここで、上記
加熱減量は10℃/分で60℃から310℃まで加熱し
た場合の値を示した。
【0018】上記のような脂肪族系ポリエステルとして
は、例えばアジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸又は
グルタル酸等の脂肪族ジカルボン酸と、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3‐ブタンジオー
ル、ペンチルグリコール、ヘキシルグリコール、ジエチ
レングリコール等のグリコールとあるいはポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレン
グリコール等のポリアルキレングリコールとを共重合し
たもの、又はこれらの脂肪族ジカルボン酸とグリコール
とより得られるポリエステルの少なくとも一方の末端を
プロピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアルコ
ール等の一価アルコールで封鎖したものが用いられる。
脂肪族系ポリエステルの酸成分としては、好ましくはア
ジピン酸、セバシン酸が用いられ、またグリコール成分
としては、好ましくはエチレングリコール又は1,3‐
ブタンジオールが用いられる。また、ポリエステルの末
端を封鎖する一価のアルコールとしてはプロピルアルコ
ールが好ましい。
【0019】以上のようにして製造された本発明の芯鞘
型複合繊維は、好ましくはシート、不織布等として使用
され、防虫性を長期間持続することができる。
【0020】以下、本発明を実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。
【0021】
【実施例】以下の実施例、比較例においては下記の化合
物を使用した。 <防虫剤>芳香族カルボン酸系防虫剤(マルカマイトE
D、商標、大阪化成株式会社製、25℃における粘度が
13センチポイズの液状防虫剤) <二酸化チタン> 平均粒径D50:0.002μm <液状分散媒体>セバシン酸系ポリエステル(平均分子
量8,000、25℃における粘度70,000センチ
ポイズ、加熱減量2.1重量%、水酸基価12.0mg
KOH/g)
【0022】
【実施例1】上記の防虫剤50重量部、二酸化チタン2
0重量部及び液状分散媒体30重量部を三本ロールにて
混練して混合物を調製した。次に、バレル温度140℃
に設定した二軸押出機にて溶融したポリエチレン(以下
ではPEと略すことがある)100重量部に対し、上記
混合物2重量部をサイドフィードして混練し、芯成分と
した。次に、数平均分子量21,000のポリエチレン
テレフタレート(以下ではPETと略すことがある)を
鞘成分として芯鞘型複合繊維を紡糸した。これを常法に
従って延伸して繊度6.0デニールの本発明の複合繊維
を製造した。該複合繊維は、芯部対鞘部の体積比が50
/50であった。該複合繊維中の防虫剤の含有量は0.
72重量%であった。
【0023】該複合繊維について、防虫剤の残存率及び
コナヒョウダニに対する忌避率の経時変化を調べた。ま
た、該複合繊維とポリエステル繊維(レギュラー繊維)
の夫々50重量部から成る混合繊維について、コナヒョ
ウダニに対する忌避率の経時変化を調べた。
【0024】防虫剤の含有量は、該複合繊維を溶解した
後、ガスクロマトグラフィーで分析して測定したもので
ある。残存率は、防虫剤の含有量を添加量で割った値を
百分率で表示したものである。
【0025】コナヒョウダニに対する忌避率は、大阪府
立公衆衛生研究所法式に従い、直径3cmのシャーレを
粘性シート上に置き、その周囲に6個の同一シャーレを
中央のシャーレと接するように置き、周囲の6個のシャ
ーレには、防虫性を付与した本発明の複合繊維(処理
区)と防虫性を付与していない未処理の繊維(無処理
区)を交互に入れ、各繊維上に粉末飼料0.05gを置
く一方、中央のシャーレには粉末飼料を入れずダニのみ
を入れ、湿度75%に保って、25℃の高温気中で24
時間放置し、周囲の6個のシャーレに侵入したダニの数
を数え、以下の式により忌避率を求めた。
【0026】忌避率(%)=[(無処理区の侵入ダニ数
−処理区の侵入ダニ数)/無処理区の侵入ダニ数]×1
00
【0027】
【実施例2】二酸化チタンを添加せず、防虫剤及び液状
分散媒体を夫々50重量部混練して混合物を調製した以
外は、実施例1と同一にして複合繊維を製造した。該繊
維の繊度は6.0デニールであり、芯部対鞘部の体積比
が50/50であった。該複合繊維中の防虫剤の含有量
は0.68重量%であった。
【0028】次に、実施例1と同じく、防虫剤の残存率
及びコナヒョウダニに対する忌避率の経時変化を調べ
た。
【0029】
【比較例1】上記の防虫剤50重量部及び液状分散媒体
50重量部を三本ロールにて混練して混合物を調製し
た。
【0030】次に、実施例1で使用したと同一の数平均
分子量21,000のPET100重量部に対して、上
記の混合物3重量部を添加した後、これをポリマー流路
に設けたスタティクミキサー(ケニックス社製)及びB
KMミキサー(ズルサー社製)を用いて急速混練させ、
その後常法に従って紡糸し、これを延伸して繊度7.7
8デニールの防虫性ポリエステル繊維を製造した。紡糸
した糸を延伸するにあたっては、防虫剤が蒸発するのを
抑制するため、乾燥における熱セット温度を130℃以
下にした。
【0031】次に、実施例1と同じく、防虫剤の残存率
及びコナヒョウダニに対する忌避率の経時変化を調べ
た。
【0032】以上の結果を表1に示す。
【0033】
【表1】 実施例1の繊維は、従来の練り込み方法で製造した防虫
性ポリエステル繊維である比較例1に比べて、防虫剤残
存率は生産時及び一年経過後共に著しく高い。実施例1
の繊維の忌避率は、比較例1に比べて、防虫繊維のみ及
び防虫繊維とレギュラー繊維の混合繊維のいずれの場合
にも、生産時及び一年経過後共により優れている。この
様に、実施例1の繊維は、比較例1に比べて、忌避率の
経時的低下は著しく小さく、防虫効果を長期間持続し得
ることが分かった。実施例2は、二酸化チタンを添加し
なかったものである。実施例2の繊維の防虫剤残存率
は、比較例1に比べて、生産時及び一年経過後共に著し
く高い。繊維の忌避率も、実施例2の繊維は、比較例1
に比べて、防虫繊維のみ及び防虫繊維とレギュラー繊維
の混合繊維のいずれの場合にも、生産時及び一年経過後
共により優れている。従って、上記と同様に実施例2の
繊維も、比較例1に比べて、忌避率の経時的低下は著し
く小さく、防虫効果を長期間持続し得ることが分かっ
た。
【0034】一方、実施例1及び2から、二酸化チタン
を添加することにより防虫剤を徐々に揮散せしめ、防虫
効果を更に長期間に亘って維持し得ることが分かった。
【0035】
【発明の効果】本発明は、防虫効果を長期間持続し得る
と共に、安価な芯鞘型複合繊維を提供する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鞘部及び芯部から成る複合繊維におい
    て、芯部が防虫剤を含むポリオレフィンであり、かつ鞘
    部がポリエステルであることを特徴とする繊維。
  2. 【請求項2】 更に芯部に、平均分子量が3,500〜
    20,000であり、かつ25℃における粘度が15,
    000〜100,000センチポイズである脂肪族系ポ
    リエステルを含む請求項1記載の繊維。
  3. 【請求項3】 更に芯部に、平均粒径D50が0.001
    〜0.010μmである二酸化チタン及び/又は二酸化
    ケイ素を含む請求項1又は2記載の繊維。
  4. 【請求項4】 芯部対鞘部の体積比が、20/80〜8
    0/20である請求項1〜3のいずれか一つに記載の繊
    維。
JP6273091A 1994-10-13 1994-10-13 防虫性芯鞘型複合繊維 Pending JPH08113828A (ja)

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