JPH08113065A - 乗物用座席のスライド回転装置 - Google Patents

乗物用座席のスライド回転装置

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JPH08113065A
JPH08113065A JP27567794A JP27567794A JPH08113065A JP H08113065 A JPH08113065 A JP H08113065A JP 27567794 A JP27567794 A JP 27567794A JP 27567794 A JP27567794 A JP 27567794A JP H08113065 A JPH08113065 A JP H08113065A
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JP
Japan
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fixed
base frame
rail member
underframe
moving
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Application number
JP27567794A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Nishimura
喜美 西村
Tomomichi Aoki
伴道 青木
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Tenryu Industries Co Ltd
Original Assignee
Tenryu Industries Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/06Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
    • B60N2/07Slide construction
    • B60N2/0702Slide construction characterised by its cross-section
    • B60N2/072Complex cross-section, e.g. obtained by extrusion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/14Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable rotatable, e.g. to permit easy access

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成により、軽量化を促進できる乗物
用座席のスライド回転装置を提供する。 【構成】 固定台枠体1の移動台枠体2との組付部位に
移動台枠体2のスライド移動方向に沿って所定形状の軽
質量素材であるアルミニュウム等の軽量金属の型材から
なる固定レール部材10,11を位置させ、前記移動台
枠体2の前記固定台枠体1との組付部位に前記移動台枠
体2のスライド移動方向に沿って前記固定レール部材1
0,11と係合可能な所定形状の軽質量素材であるアル
ミニュウム等の軽量金属の型材からなる移動レール部材
20,21を位置させ、前記移動レール部材20,21
の移動を円滑ならしめるために、前記固定レール部材1
0,11と前記移動レール部材20,21との間に耐磨
耗性の大きいスライダ部材50を介在させたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座席を回転させて座席
の向きを変更する乗物用座席のスライド回転装置に関す
るものであり、特に、座席を回転させるときに、座席が
スライド移動しながら回転する乗物用座席のスライド回
転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗物の乗客用座席は、用途に応じ
て方向転換する場合があり、通常、回転方式が広く採用
されているが、乗物のうち、例えば、バスのように客室
の横幅に余裕がない乗物においては、中央通路の幅を確
保するために、座席の定常固定位置が車体の窓側内壁に
近接して設定されている。したがって、単純な回転装置
を組込むだけでは、座席が車体と干渉し、方向転換がで
きないので、座席に横スライド装置を併設して座席の回
転と連動させて、方向転換動作中のみ座席を横スライド
させている。
【0003】この種の乗物用座席として、例えば、特公
平6−55572号公報に記載の回転座席に関する装置
がある。
【0004】上記公報に記載の乗物用座席のスライド回
転装置は、ロアフレームにスライドフレームを横方向に
摺動自在に支持し、該スライドフレームに回転盤を回転
自在に取付け、座部と一体のアッパーフレームを連結す
るとともに、該回転盤の下部にキッカーを設け、該キッ
カーを前記ロアフレーム側に設けたガイド部材に沿って
移動することにより座部を方向転換する回転座席に関す
るものである。そして、前記キッカーは90度の等間隔
で同一平面内に配設した4ケのローラからなり、前記ガ
イド部材は前記ロアフレームの通路側の一側壁に、頂部
を窓側方向に向けて突設した略二等辺三角形状のカム
と、前記スライドフレームとロアフレームとの間に配設
してスライドフレームを通路方向に付勢するスプリング
とからなり、前記キッカーを構成するローラの1つは前
記座部が定常固定位置において前記カムの頂部に転接し
てなるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の乗物用座席のスライド回転装置は、通常、各構造
部材が鋼板で構成されており、装置全体の重量が重い
と、座席全体の重量が増大し、車両重量が重くなること
もあった。
【0006】特に、かかる方向転換可能な座席は、バス
等においては車体後方寄りに設置されることが多く、観
光バスのデラックス化に伴ない、後輪の軸重、後輪荷重
に余裕がなくなることもあり、軽量化が強く望まれてい
た。また、観光バスの高床化に伴ない、このような重量
の重い方向転換可能な座席を設置することにより、車体
全体の重心が上方に移動し、最大安定傾斜角度を余裕を
もって確保する観点からは好ましくなかった。
【0007】さらに、従来の乗物用座席のスライド回転
装置においては、鋼板を折曲加工した複雑な構成が採用
されているために、装置全体の組付作業に多くの工数を
要していた。
【0008】この他、従来の乗物用座席のスライド回転
装置においては、スライド回転機構を採用しているため
に、スライド回転に支障のないようにオーディオ等の各
種の電線や、リクライニング等の各種の操作用のワイヤ
ケーブル等を配線する必要があった。
【0009】そこで、本発明は、簡易な構成により、軽
量化を促進できる乗物用座席のスライド回転装置の提供
を課題とするとともに、座席のスライド回転に支障のな
いように各種の配線等ができる主としてバス等に用いら
れる乗物用座席のスライド回転装置の提供を課題とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
乗物用座席のスライド回転装置は、乗物の床面に固着さ
れる固定台枠体と、前記固定台枠体に対してスライド移
動可能に組付けられた移動台枠体と、前記移動台枠体に
装着され、座席を回転可能に支持する回転台枠体とを備
え、前記座席を回転させる際に、前記回転台枠体が前記
移動台枠体と共に前記固定台枠体に対してスライド移動
しながら回転する乗物用座席のスライド回転装置におい
て、前記固定台枠体の前記移動台枠体との組付部位に前
記移動台枠体のスライド移動方向に沿って位置する所定
形状の軽質量素材からなる固定レール部材と、前記移動
台枠体の前記固定台枠体との組付部位に前記移動台枠体
のスライド移動方向に沿って位置する前記固定レール部
材と係合可能な所定形状の軽質量素材からなる移動レー
ル部材と、前記固定レール部材と前記移動レール部材と
の間に介在し、前記移動レール部材の移動を円滑ならし
めるスライダ部材とを備えたものである。
【0011】請求項2の発明にかかる乗物用座席のスラ
イド回転装置は、請求項1の固定レール部材を前記固定
台枠体の側壁部及び床面固着用フランジ部と一体成形し
たものである。
【0012】請求項3の発明にかかる乗物用座席のスラ
イド回転装置は、請求項1または請求項2のスライダ部
材を前記固定レール部材に固着したものである。
【0013】請求項4の発明にかかる乗物用座席のスラ
イド回転装置は、請求項1乃至請求項3の回転台枠体の
回転中央部分に各種の配線を挿通し保護するための保護
部を有するものである。
【0014】請求項5の発明にかかる乗物用座席のスラ
イド回転装置は、請求項1乃至請求項3の回転台枠体の
カムプレート中央孔部分に各種の配線を挿通し保護する
ための所定の弾性を有する自在ブッシュを配設したもの
である。
【0015】
【作用】請求項1の発明の乗物用座席のスライド回転装
置によれば、固定台枠体の移動台枠体との組付部位に移
動台枠体のスライド移動方向に沿って所定形状の軽質量
素材からなる固定レール部材を位置させ、前記移動台枠
体の前記固定台枠体との組付部位に前記移動台枠体のス
ライド移動方向に沿って前記固定レール部材と係合可能
な所定形状の軽質量素材からなる移動レール部材を位置
させ、前記移動レール部材の移動を円滑ならしめるため
に、前記固定レール部材と前記移動レール部材との間に
スライダ部材を介在させたことにより、乗物の床面に固
着される固定台枠体に対して移動台枠体がスライド移動
可能に簡易に組付けることができ、装置全体の重量が軽
減する。
【0016】請求項2の発明の乗物用座席のスライド回
転装置によれば、固定レール部材を前記固定台枠体の側
壁部及び床面固着用フランジ部と一体成形したことによ
り、固定台枠体の構成が簡易になり、固定台枠体の重量
が軽減する。
【0017】請求項3の発明の乗物用座席のスライド回
転装置によれば、スライダ部材を前記固定レール部材に
固着したことにより、スライダ部材を固定レール部材に
簡単に固着でき、スライダ部材表面に沿って移動レール
部材が円滑に移動する。
【0018】請求項4の発明の乗物用座席のスライド回
転装置によれば、回転台枠体の回転中央部分に各種の配
線を挿通し保護するための保護部を有することにより、
各種の電線及びワイヤケーブル等の配線が容易にでき、
スライド回転時にこれらの配線に過大な張力等の余分な
負荷が作用しない。
【0019】請求項5の発明の乗物用座席のスライド回
転装置によれば、回転台枠体のカムプレート中央孔部分
に各種の配線を挿通し保護するための所定の弾性を有す
る自在ブッシュを配設したことにより、各種の電線及び
ワイヤケーブル等の配線が容易にでき、スライド回転時
にこれらの配線に過大な張力等の余分な負荷が作用しな
い。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
図1は本発明の一実施例である乗物用座席のスライド回
転装置を示す一部破断平面図、図2は図1の乗物用座席
のスライド回転装置を示す正面図、図3は図1の乗物用
座席のスライド回転装置を示す拡大縦断面図であり、図
4は図1の乗物用座席のスライド回転装置の固定台枠体
及び回転台枠体の一部を示す分解斜視図、図5は図1の
乗物用座席のスライド回転装置の移動台枠体及び回転台
枠体の一部を示す分解斜視図である。なお、図4の矢印
Aと図5の矢印Aとは連続する。
【0021】図1乃至図5に示すように、この乗物用座
席のスライド回転装置は、乗物の床面に固着される固定
台枠体1と、この固定台枠体1に対してスライド移動可
能に組付けられた移動台枠体2と、この移動台枠体2に
装着され、座席を回転可能に支持する回転台枠体3とを
備えたものであり、前記座席を回転させる際に、回転台
枠体3が移動台枠体2と共に固定台枠体1に対して横方
向にスライド移動しながら回転するものである。
【0022】固定台枠体1の主要構造部材は、例えば、
アルミニュウム等の軽質量金属や複合材等の軽質量素材
の型材からなる固定レール部材10,11とアルミニュ
ウム等の軽質量金属からなるアングル12,13とで構
成されている。固定レール部材10,11の上部には筒
状部10a,11aが、外側には突起部10b,11b
が、内側には水平上段リブ10e,11eと水平中段リ
ブ10f,11fと水平下段リブ10g,11gが形成
されているとともに、側壁部10c,11cと、床面固
着用フランジ部10d,11dも一体で成形されてい
る。固定台枠体1の一方のアングル12の上部にはスプ
リングフック14が配設されており、このスプリングフ
ック14にスプリング15の一方の端部が係止されてい
る。また、固定レール部材10,11の水平上段リブ1
0e,11eの端部には、移動台枠体2の横方向のスラ
イド移動量を規制するためのレールストッパ16が取付
けられている。固定レール部材10,11の水平上段リ
ブ10e,11eと水平中段リブ10f,11fとの間
の対向位置には、略π形の四頭部を有するカムプレート
41と係合可能な軸受ピン17及び玉軸受18が各々配
設されている。固定レール部材10の水平下段リブ10
g,11gには座席のスライド回転機構を停止するため
のストッパープレート19が固着されており、このスト
ッパープレート19の係止凹部19aとローラ28とが
係止することにより、スライド回転機構が停止する。
【0023】移動台枠体2の主要構造部材は、例えば、
アルミニュウム等の軽質量金属や複合材等の軽質量素材
の型材からなる移動レール部材20,21とアルミニュ
ウム等の軽質量金属からなるベースプレート23とがボ
ルト等の締結具を使用して組付けられている。そして、
移動レール部材20,21の端部には合成樹脂製のサイ
ドカバー22が各々ネジによって取付けられている。移
動レール部材20,21の下側には筒溝状部20a,2
1aが、外側には鉤形部20b,21bが、内側には水
平リブ20c,21cが一体で成形されている。一方の
移動レール部材20の水平リブ20cの下面にはストッ
パーフレーム24が取付けられており、このストッパー
フレーム24にはスライドストッパ25が回動可能な状
態で装着されている。ストッパーフレーム24はスプリ
ング26によって常時付勢されているとともに、ストッ
パーフレーム24にはワイヤーフック27を介してワイ
ヤ43が係止されている。スライドストッパ25はワイ
ヤ43によってスプリング26の付勢力に抗して回動
し、スライドストッパ25を回動させることによりスラ
イドストッパ25の先端のローラ28が上述のストッパ
ープレート19の係止凹部19aとの係止状態を解除す
ることができる。なお、このワイヤ43の他方は移動台
枠体2の上面に組付けられたプラットホーム(図示せ
ず)に組込まれているペダルを作動させることにより可
動する。また、移動レール部材20,21の水平リブ2
0c,21cの下面にはスプリングフック29が配設さ
れており、このスプリングフック29にスプリング15
の他方の端部が係止されている。
【0024】移動台枠体2の上面には回転盤30が固着
されており、この回転盤30に回転台枠体3が組付けら
れている。回転盤30の環状溝30aの外側にはホルダ
31a,31bがネジ止めされており、回転盤30とホ
ルダ31a,31bとの間に、回転機構が組付けられて
いる。つまり、回転盤30の環状溝30aに配設された
玉軸受用鋼球32、及びリテーナ33を介して回動可能
な回転盤34が装着されている。回転盤34には座席本
体のフレーム(図示せず)を固着するための複数の垂設
ボルト34aが配設されており、各垂設ボルト34aに
は各々シム39が装着されている。また、ナイロンワッ
シャ35、ワッシャ36、軸受用座金37を介して、軸
受用ナット38によってアダプタスリーブ40が螺着さ
れている。アダプタスリーブ40の下面には略π形の四
頭部を90度の等間隔で有するカムプレート41がボル
トによって固着されており、このカムプレート41の中
央孔には弾性を有するプラスチック等からなる自在ブッ
シュ42が装着されている。なお、アダプタスリーブ4
0内は中空になっており、このアダプタスリーブ40の
筒状部及びカムプレート41の中央孔を利用して、オー
ディオ等の各種の電線や、リクライニング等の各種の操
作用のワイヤケーブル等の配線44を適宜挿通すること
ができる。しかも、アダプタスリーブ40の筒状内上辺
は湾曲形状を呈しているとともに、カムプレート41の
中央孔には弾性を有する自在ブッシュ42が装着されて
いるので、配線44がアダプタスリーブ40の筒状内上
辺で滑り、カムプレート41に直接接触しない。このた
め、アダプタスリーブ40の筒状内上辺の湾曲形状及び
自在ブッシュ42が各種の電線及びワイヤケーブル等の
配線44を保護するための保護部として機能する。
【0025】固定台枠体1の四隅に位置する固定レール
部材10,11の筒状部10a,11aの両端部には、
耐磨耗性の強いプラスチック製のスライダ部材50がピ
ン孔50cにスプリングピン51を挿通することによっ
て各々固着されており、このスライダ部材50を介して
固定レール部材10,11には移動台枠体2の移動レー
ル部材20,21が水平移動可能な状態に組付けられて
いる。即ち、固定レール部材10,11の筒状部10
a,11aには、スライダ部材50の筒溝状部50aを
介して移動レール部材20,21の筒溝状部20a,2
1aが装着され、固定レール部材10,11の突起部1
0b,11bにはスライダ部材50の鉤形部50bを介
して移動レール部材20,21の鉤形部20b,21b
が装着されており、固定レール部材10,11と移動レ
ール部材20,21とは直接接触状態にない。
【0026】次に、上記のような構成の乗物用座席のス
ライド回転装置の動作について説明する。移動台枠体2
が横水平方向に往復運動するときには、前記の回転機構
部である回転台枠体3も付随運動する。ストッパープレ
ート19の係止凹部19aとローラ28の係止状態をワ
イヤ43によって解除することにより、回転台枠体3が
スライド回転可能な状態になる。そして、回転台枠体3
を回転させることにより、スプリング15の付勢力によ
り移動台枠体2が固定台枠体1に対して水平移動し、カ
ムプレート41の対向する頭部の二箇所が軸受ピン17
及び玉軸受18からなるローラにそれぞれ当接した状態
になることにより、横方向の位置が力学的に安定して、
回転台枠体3の回転盤34の上面に結合された座席本体
の定常固定位置が決まる。
【0027】つまり、座席本体に外部から回転操作力を
加えると、この回転力が回転盤34、アダプタスリーブ
40を介してカムプレート41に伝わり、回転力の方向
が例えば時計回り方向であった場合には、カムプレート
41が右回運動を起こそうとするから、固定レール部材
11側の軸受ピン17及び玉軸受18からなるローラと
の当接圧力は増大し、反対に固定レール部材10側の軸
受ピン17及び玉軸受18からなるローラとの当接圧力
は減少し、カムプレート41は固定レール部材11側の
ローラを支点にして左方向にこじられる力であるモーメ
ント反力が発生する。また、各ローラの軸心位置は安定
不変であるから、該モーメント反力はカムプレート41
に前記の右方向の推力とは正反対方向の推力、即ち逆推
力として働く。一方、移動台枠体2と回転台枠体3の回
転機構部分はいずれも左方向に水平運動を起こせる自由
度があるから、座席本体に加える回転操作力が所定の限
度以上であれば、移動台枠体2に作用する逆推力が前記
の推力よりも大きくなり、この力の差によって移動台枠
体2が回転機構部分もろとも左方向に水平移動する。そ
の際、回転機構部分は無論回転中であり、カムプレート
41は軸受ピン17及び玉軸受18からなる各ローラと
転動接触しながら時計回り方向に回転する。
【0028】こうして、カムプレート41が45度回転
することにより、水平移動量は最大になる。更に45度
回転すると、座席本体を含めて回転部分全体は90度回
転するが、カムプレート41の姿勢は元の姿勢と相似形
に戻ることから、回転が45度進むごとに横水平運動の
方は方向逆転が繰返される。即ち、運動形態としては、
90度を一周期とする往復運動となる。例えば、座席本
体を180度方向転換させる場合には、回転運動の過程
において、カムプレート41の中心と座席本体の中心と
が同一挙動で車体の窓側から遠のいたり戻ったりする水
平往復運動を2回繰返すが、往復運動の過程での隔離効
果が座席本体と車体との干渉を防止し、座席本体は車体
との適度の間隙を保ちながら回転することができる。
【0029】ここで、固定レール部材10,11、移動
レール部材20,21、及びスライダ部材50の詳細に
ついて説明する。
【0030】図6の(a)は本発明の一実施例である乗
物用座席のスライド回転装置の固定レール部材を示す正
面図、(b)は底面図、(c)は(a)のB−B断面を
示す断面図である。図6に示すように、固定レール部材
10は引抜加工によって製造されるアルミニュウム等の
軽量金属の型材からなり、筒状部10a、突起部10
b、水平上段リブ10e、水平中段リブ、水平下段リブ
10g、側壁部10c、床面固着用フランジ部10dが
一体で成形されている。なお、もう一方の固定レール部
材11もこの固定レール部材10と同様に引抜加工によ
って製造されるアルミニュウム等の軽量金属の型材から
なり、各取付部材の関係で細部においては相違するもの
の、この固定レール部材10と略同様の形状である。
【0031】図7の(a)は本発明の一実施例である乗
物用座席のスライド回転装置の移動レール部材を示す平
面図、(b)は正面図、(c)は(a)のC−C断面を
示す断面図である。図7に示すように、移動レール部材
20は引抜加工によって製造されるアルミニュウム等の
軽量金属の型材からなり、筒溝状部20a、鉤形部20
b、水平リブ20cが一体で成形されている。なお、も
う一方の移動レール部材21もこの移動レール部材20
と同様に引抜加工によって製造されるアルミニュウム等
の軽量金属の型材からなり、各取付部材の関係で細部に
おいては相違するものの、この移動レール部材20と略
同様の形状である。
【0032】図8の(a)は本発明の一実施例である乗
物用座席のスライド回転装置のスライダ部材を示す正面
図、(b)はその側面図である。図8に示すように、ス
ライダ部材50は押出成形等によって製造される耐磨耗
性のプラスチック型材からなり、筒溝状部50a、鉤形
部50b、ピン孔50cが一体で形成されている。
【0033】この固定レール部材10と、移動レール部
材20と、スライダ部材50とは、図9に示すような状
態で組付けられている。図9は本発明の一実施例である
乗物用座席のスライド回転装置の固定レール部材と移動
レール部材との係合状態を示す断面図である。この固定
レール部材10と、移動レール部材20と、スライダ部
材50との組付けは、各部材の長手方向に沿って各々挿
入することによって組付けられる。なお、もう一方の固
定レール部材11、移動レール部材21、スライダ部材
50も図9に示すような状態で組付けられている。した
がって、移動レール部材20,21はスライダ部材50
の表面を固定レール部材10,11に沿って滑かに移動
するので、移動台枠体2は固定台枠体1の上を横方向に
円滑にスライド移動する。しかも、スライダ部材50は
固定レール部材10,11の全長に亘って配設されてお
らず、固定レール部材10,11の四隅に必要長さだけ
配設されているので、移動レール部材20,21の滑り
抵抗が極めて小さく、移動台枠体2は固定台枠体1の上
を横方向に極めて滑かにスライド移動する。
【0034】さらに、本実施例においては、固定台枠体
1の固定レール部材10,11と移動台枠体2の移動レ
ール部材20,21とが、スライダ部材50を介して固
定台枠体1の上側及び横側を両側から移動台枠体2で挟
込むようにして組付けられている。したがって、前後方
向(スライド移動方向に対して水平な直角方向)の荷重
が移動台枠体2に作用しても、移動台枠体2の移動レー
ル部材20,21は固定台枠体1の固定レール部材1
0,11に案内され、滑らかに横方向にスライド移動す
る。また、振動等により上下方向の荷重が移動台枠体2
に作用しても、上方向の荷重に対しては固定レール部材
10,11の突起部10b,11bと移動レール部材2
0,21の鉤形部20b,21bとの係合により、下方
向の荷重に対しては固定レール部材10,11の筒状部
10a,11aと移動レール部材20,21の筒溝状部
20a,21aとの係合により、移動台枠体2が固定台
枠体1から簡単に外れることはない。
【0035】このように、本実施例の乗物用座席のスラ
イド回転装置は、乗物の床面に固着される固定台枠体1
と、この固定台枠体1に対してスライド移動可能に組付
けられた移動台枠体2と、この移動台枠体2に装着さ
れ、座席を回転可能に支持する回転台枠体3とを備え、
前記座席を回転させる際に、回転台枠体3が移動台枠体
2と共に固定台枠体1に対してスライド移動しながら回
転するものであり、固定台枠体1の移動台枠体2との組
付部位に移動台枠体2のスライド移動方向に沿って位置
する所定形状の軽質量素材であるアルミニュウム等の軽
質量金属の型材からなる固定レール部材10,11と、
移動台枠体2の固定台枠体1との組付部位に移動台枠体
2のスライド移動方向に沿って位置する固定レール部材
10,11と係合可能な所定形状の軽質量素材であるア
ルミニュウム等の軽質量金属の型材からなる移動レール
部材20,21と、固定レール部材10,11と移動レ
ール部材20,21との間に介在し、移動レール部材2
0,21の移動を円滑ならしめるスライダ部材50とを
備えたものである。
【0036】したがって、本実施例の乗物用座席のスラ
イド回転装置は、乗物の床面に固着される固定台枠体1
に対して移動台枠体2がスライド移動可能に簡易に組付
けることができ、装置全体の重量が軽減する。この結
果、スライド回転により方向転換可能な座席を観光バス
に設置する場合に従来より課題となっていた、例えば、
観光バスのデラックス化及び高床化に伴なう、後輪の軸
重、後輪荷重に余裕がない場合等において、極めて有効
であり、また、車体全体の重心が上方に移動するのを抑
制でき、最大安定傾斜角度を余裕をもって確保すること
ができる。しかも、固定台枠体1と移動台枠体2との摺
動部分の構成が極めて簡易になり、装置全体の組付作業
が容易になる。
【0037】特に、本実施例においては、固定台枠体1
の固定レール部材10,11に固定台枠体1の側壁部及
び床面固着用フランジ部が一体成形されているので、固
定台枠体1の構成が簡易になり、固定台枠体1の重量が
軽減し、装置全体の軽量化を促進でき、装置全体の組立
工数を低減できる。
【0038】また、スライダ部材50が固定レール部材
10,11にスプリングピン51によって固着されてお
り、スライダ部材50を固定レール部材10,11に簡
単に固着でき、スライダ部材50の表面に沿って移動レ
ール部材20,21が円滑に移動するので、移動台枠体
2の円滑なスライド移動を確保できる。しかも、固定レ
ール部材10,11と移動レール部材20,21との間
にスライダ部材50が介在し、固定レール部材10,1
1と移動レール部材20,21とは直接接触状態にない
ので、長期間に亘って使用しスライド移動を繰返して、
固定レール部材10,11及び移動レール部材20,2
1が磨耗することはない。なお、このスライダ部材50
を移動レール部材20,21に固着してもよいが、固定
レール部材10,11に固着するほうが、より容易に固
着作業ができるので好ましい。
【0039】さらに、本実施例では、座席を回転可能に
支持する回転台枠体3のアダプタスリーブ40の筒状部
及びカムプレート41の中央孔を利用して、オーディオ
等の各種の電線や、リクライニング等の各種の操作用の
ワイヤケーブル等の配線44を適宜挿通することができ
るとともに、アダプタスリーブ40の筒状内上辺の湾曲
形状及び弾性を有する自在ブッシュ42が各種の電線及
びワイヤケーブル等の配線44を保護するための保護部
として機能する。したがって、各種の電線及びワイヤケ
ーブル等の配線44が容易にでき、回転台枠体3が移動
台枠体2と共に固定台枠体1に対してスライド移動しな
がら回転する際に、これらの配線44に過大な張力等の
余分な負荷が作用しない。特に、カムプレート41中央
孔の自在ブッシュ42は回転台枠体3の最下端に位置す
るので、配線44にカムプレート41が直接接触せず、
配線44に過大な張力等が作用しない。この結果、スラ
イド回転に支障のないようにオーディオ等の各種の電線
や、リクライニング等の各種の操作用のワイヤケーブル
等を配線することができる。なお、上記実施例では、ア
ダプタスリーブ40の筒状内上辺を湾曲形状にしたもの
について説明したが、アダプタスリーブ40の筒状内上
辺にカムプレート41の中央孔に装着した自在ブッシュ
42のような弾性を有する自在ブッシュ等を装着しても
同様の作用効果を奏する。
【0040】ところで、上記説明では、固定レール部材
10,11に筒状部10a,11aを、移動レール部材
20,21に筒溝状部20a,21aを形成したものに
ついて説明したが、固定レール部材10,11に筒溝状
部を、移動レール部材20,21に筒状部を形成しても
よく、また、固定レール部材10,11に突起部10
b,11bを、移動レール部材20,21に鉤形部20
b,21bを形成したものについて説明したが、固定レ
ール部材10,11に鉤形部を、移動レール部材20,
21に突起部を形成してもよい。要するに、固定レール
部材10,11に対して移動レール部材20,21が摺
動可能な状態に組付けることが可能であればよい。な
お、この場合には、当然のことながらスライダ部材50
の筒溝状部50a及び鉤形部50bの形状も、固定レー
ル部材10,11及び移動レール部材20,21の形状
に応じた形状のものを採用する必要がある。
【0041】また、上記実施例では、固定レール部材1
0,11及び移動レール部材20,21として共にアル
ミニュウム等の軽質量金属の型材を使用したものについ
て説明したが、複合材や合成樹脂の射出成形等によって
形成してもよい。要するに、固定レール部材10,11
及び移動レール部材20,21を軽質量素材を用いて形
成したものであればよく、上記実施例と同様の効果を得
ることができる。しかも、固定レール部材10,11及
び移動レール部材20,21を合成樹脂の射出成形等に
よって形成する場合には、他の部材も同時に一体成形す
ることができ、例えば、固定レール部材10,11と固
定台枠体1の主要部とを一体成形することができるとと
もに、移動レール部材20,21と移動台枠体2の主要
部とを一体成形することもできるので、構成部材の低減
を促進でき、装置全体の組付作業が大幅に簡易化でき
る。
【0042】さらに、上記実施例では、スライダ部材5
0を固定レール部材10,11にスプリングピン51で
固着する場合について説明したが、この他の手段を利用
して固着しても当然構わない。
【0043】図10の(a)はスライダ部材の他の例を
示す斜視図、(b)は(a)のスライダ部材の矢視Pに
よる斜視図、(c)はスライダ部材を固定レール部材に
装着した状態を示す断面図である。
【0044】図10に示すように、スライダ部材52の
筒溝状部52aと鉤形部52bとの連結部52cに突起
52dを設け、この突起52dと対応する位置である固
定レール部材10の筒状部10aと突起部10bとの連
結部10hに孔10iを穿設し、スライダ部材52の突
起52dを固定レール部材10の孔10iに嵌合させて
もスライダ部材52を固定レール部材10に固着するこ
とができる。このように、スライダ部材52の連結部5
2cに形成した突起52d、及び固定レール部材10の
連結部10hに穿設した孔10iを利用してスライダ部
材52を固定レール部材10に固着する場合は、固定レ
ール部材10に孔10iが穿設し易いという利点もあ
る。
【0045】図11の(a)はスライダ部材の更に他の
例を示す斜視図であり、(b)は(a)のスライダ部材
を固定レール部材に装着した状態を示す断面図である。
また、(c)はその他のスライダ部材を固定レール部材
に装着した状態を示す断面図である。
【0046】図11に示すように、スライダ部材53の
筒溝状部53a内に蒲鉾状の突起53bを設け、この突
起53bと対応する位置である固定レール部材10の筒
状部10aの上面に切欠10jを形成し、スライダ部材
53の突起53bを固定レール部材10の切欠10jに
嵌合させてもスライダ部材53を固定レール部材10に
簡単に固着することができる。また、スライダ部材の筒
溝状部内に設ける突起は(c)のように単なる円柱状の
突起54bでもよく、この場合はこの突起54bと対応
する位置である固定レール部材10の筒状部10aの上
面に孔10kを穿設し、スライダ部材54の突起54b
を固定レール部材10の孔10kに嵌合させてスライダ
部材54を固定レール部材10に固着する。
【0047】この他にも、両面テープを用いたり、或い
は、接着剤を用いる等して、スライダ部材を固定レール
部材に固着することができる。要するに、いかなる手段
を用いてスライダ部材を固定レール部材に固着しても、
スライダ部材を固定レール部材に簡単に固着できればよ
く、スライダ部材表面に沿って移動レール部材が円滑に
移動するので、移動台枠体の円滑なスライド移動を確保
できることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の乗物用
座席のスライド回転装置は、固定台枠体の移動台枠体と
の組付部位に移動台枠体のスライド移動方向に沿って所
定形状の軽質量素材からなる固定レール部材を位置さ
せ、前記移動台枠体の前記固定台枠体との組付部位に前
記移動台枠体のスライド移動方向に沿って前記固定レー
ル部材と係合可能な所定形状の軽質量素材からなる移動
レール部材を位置させ、前記移動レール部材の移動を円
滑ならしめるために、前記固定レール部材と前記移動レ
ール部材との間にスライダ部材を介在させたことによ
り、乗物の床面に固着される固定台枠体に対して移動台
枠体がスライド移動可能に簡易に組付けることができ、
装置全体の重量が軽減するので、例えば、観光バスのデ
ラックス化及び高床化に伴なう、後輪の軸重、後輪荷重
に余裕がない場合等において、極めて有効であり、ま
た、車体全体の重心が上方に移動するのを抑制でき、最
大安定傾斜角度を余裕をもって確保することができると
ともに、固定台枠体と移動台枠体との摺動部分の構成が
極めて簡易になり、装置全体の組付作業が容易になる。
【0049】請求項2の発明の乗物用座席のスライド回
転装置は、固定レール部材を前記固定台枠体の側壁部及
び床面固着用フランジ部と一体成形したことにより、固
定台枠体の構成が簡易になり、固定台枠体の重量が軽減
するので、装置全体の軽量化を促進でき、装置全体の組
立工数を低減できる。
【0050】請求項3の発明の乗物用座席のスライド回
転装置は、スライダ部材を前記固定レール部材に固着し
たことにより、スライダ部材を固定レール部材に簡単に
固着でき、スライダ部材表面に沿って移動レール部材が
円滑に移動するので、移動台枠体の円滑なスライド移動
を確保できる。
【0051】請求項4の発明の乗物用座席のスライド回
転装置は、回転台枠体の回転中央部分に各種の配線を挿
通し保護するための保護部を有することにより、各種の
電線及びワイヤケーブル等の配線が容易にでき、スライ
ド回転時にこれらの配線に過大な張力等の余分な負荷が
作用しないので、スライド回転に支障のないようにオー
ディオ等の各種の配線をすることができる。
【0052】請求項5の発明の乗物用座席のスライド回
転装置は、回転台枠体のカムプレート中央孔部分に各種
の配線を挿通し保護するための所定の弾性を有する自在
ブッシュを配設したことにより、各種の電線及びワイヤ
ケーブル等の配線が容易にでき、スライド回転時にこれ
らの配線に過大な張力等の余分な負荷が作用しないの
で、スライド回転に支障のないようにオーディオ等の各
種の配線をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である乗物用座席のスライド
回転装置を示す一部破断平面図である。
【図2】図1の乗物用座席のスライド回転装置を示す正
面図である。
【図3】図1の乗物用座席のスライド回転装置を示す拡
大縦断面図である。
【図4】図1の乗物用座席のスライド回転装置の固定台
枠体及び回転台枠体の一部を示す分解斜視図である。
【図5】図1の乗物用座席のスライド回転装置の移動台
枠体及び回転台枠体の一部を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の一実施例である乗物用座席のスライド
回転装置の固定レール部材を示す正面図、底面図、及び
断面図である。
【図7】本発明の一実施例である乗物用座席のスライド
回転装置の移動レール部材を示す平面図、正面図、及び
断面図である。
【図8】本発明の一実施例である乗物用座席のスライド
回転装置のスライダ部材を示す正面図及び側面図であ
る。
【図9】本発明の一実施例である乗物用座席のスライド
回転装置の固定レール部材と移動レール部材との係合状
態を示す断面図である。
【図10】スライダ部材の他の例を示す斜視図及び断面
図である。
【図11】スライダ部材の更に他の例を示す斜視図及び
断面図である。
【符号の説明】
1 固定台枠体 2 移動台枠体 3 回転台枠体 10,11 固定レール部材 10a,11a 筒状部 10b,11b 突起部 10c,11c 側壁部 10d,11d 床面固着用フランジ部 12,13 アングル 15 スプリング 17 軸受ピン 18 玉軸受 20,21 移動レール部材 20a,21a 筒溝状部 20b,21b 鉤形部 23 ベースプレート 30 回転盤 31a,31b ホルダ 32 玉軸受用鋼球 33 リテーナ 34 回転盤 35 ナイロンワッシャ 36 ワッシャ 37 軸受用座金 38 軸受用ナット 40 アダプタスリーブ 41 カムプレート 42 自在ブッシュ 44 配線 50,52,53,54 スライダ部材 50a,52a,53a,54a 筒溝状部 50b,52b 鉤形部 51 スプリングピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物の床面に固着される固定台枠体と、
    前記固定台枠体に対してスライド移動可能に組付けられ
    た移動台枠体と、前記移動台枠体に装着され、座席を回
    転可能に支持する回転台枠体とを備え、前記座席を回転
    させる際に、前記回転台枠体が前記移動台枠体と共に前
    記固定台枠体に対してスライド移動しながら回転する乗
    物用座席のスライド回転装置において、 前記固定台枠体の前記移動台枠体との組付部位に前記移
    動台枠体のスライド移動方向に沿って位置する所定形状
    の軽質量素材からなる固定レール部材と、 前記移動台枠体の前記固定台枠体との組付部位に前記移
    動台枠体のスライド移動方向に沿って位置する前記固定
    レール部材と係合可能な所定形状の軽質量素材からなる
    移動レール部材と、 前記固定レール部材と前記移動レール部材との間に介在
    し、前記移動レール部材の移動を円滑ならしめるスライ
    ダ部材とを具備することを特徴とする乗物用座席のスラ
    イド回転装置。
  2. 【請求項2】 前記固定レール部材は、前記固定台枠体
    の側壁部及び床面固着用フランジ部と一体成形されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の乗物用座席のスライド
    回転装置。
  3. 【請求項3】 前記スライダ部材は、前記固定レール部
    材に固着されたことを特徴とする請求項1または請求項
    2のいずれかに記載の乗物用座席のスライド回転装置。
  4. 【請求項4】 前記回転台枠体は、回転中央部分に各種
    の配線を挿通し保護するための保護部を有することを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の
    乗物用座席のスライド回転装置。
  5. 【請求項5】 前記回転台枠体は、カムプレート中央孔
    部分に各種の配線を挿通し保護するための所定の弾性を
    有する自在ブッシュを配設したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれか1つに記載の乗物用座席のス
    ライド回転装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10195964B2 (en) * 2014-01-30 2019-02-05 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Adjusting system for a seat, and seat
EP4335692A3 (en) * 2019-05-31 2024-05-22 TS Tech Co., Ltd. Rotating device for vehicle interior item, and rotating device for vehicle seat

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4335692A3 (en) * 2019-05-31 2024-05-22 TS Tech Co., Ltd. Rotating device for vehicle interior item, and rotating device for vehicle seat
US12012019B2 (en) 2019-05-31 2024-06-18 Ts Tech Co., Ltd. Rotating device for vehicle interior item, and rotating device for vehicle seat

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