JPH08109065A - 高強度ジルコニア質焼結体及びその製造方法並びに粉砕用部品材料 - Google Patents

高強度ジルコニア質焼結体及びその製造方法並びに粉砕用部品材料

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JPH08109065A
JPH08109065A JP6247792A JP24779294A JPH08109065A JP H08109065 A JPH08109065 A JP H08109065A JP 6247792 A JP6247792 A JP 6247792A JP 24779294 A JP24779294 A JP 24779294A JP H08109065 A JPH08109065 A JP H08109065A
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JP
Japan
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sintered body
zirconia
based sintered
strength
boron
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JP6247792A
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English (en)
Inventor
Susumu Nakayama
享 中山
Terumitsu Ichimori
照光 一森
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Shinagawa Refractories Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ZrO2 を主成分とし、Y23 とYb2
3 ,Ho23 ,Er23 ,Dy23 のうち1種又
は2種以上の希土類金属酸化物(R23 )とを含み、
23 中のY23 の割合が30〜70重量%のZr
2 質焼結体。この配合にて酸化物混合法等で得た原料
を500〜1200℃で仮焼した後、1300〜170
0℃で焼結する。結晶粒子が主として正方晶又は正方晶
と立方晶の混合相よりなり、平均結晶粒子径5μm以
下、嵩密度5.8g/cm3 以上のZrO2 質焼結体か
らなる粉砕用部品材料。 【効果】 著しく高強度なZrO2 質焼結体を安価に提
供することが可能とされる。高強度、高靭性で且つ耐摩
耗性、熱安定性に優れ粉砕効率の良い粉砕用部品材料が
提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い機械的強度を有
し、熱安定性に優れた希土類金属酸化物安定化高強度ジ
ルコニア質焼結体及びその製造方法並びにこの高強度ジ
ルコニア質焼結体を用いた粉砕用部品材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ジルコニア(ZrO2 )は、室温では単
斜晶が安定であり、これを加熱していくと1170℃前
後で大きな体積収縮を起こし正方晶に転移し、続いて2
370℃前後で立方晶に転移する。一方、立方晶ジルコ
ニアを冷却していくと、正方晶に転移し、続いて960
℃前後で大きな体積膨張を伴い、室温で安定な単斜晶に
転移する。
【0003】このようにジルコニアは、可逆性転移をす
る際、大きな体積収縮ないしは体積膨張を伴うものであ
り、焼結体とした際に、割れが発生し易いという欠点を
有している。
【0004】この欠点を解決するために、さまざまな研
究が行われ、現在では、マグネシア、カルシア等のアル
カリ土類金属酸化物やセリア、イットリア等の希土類金
属酸化物などをジルコニアに添加することにより、ジル
コニアの相転移が抑制できることが知られている。
【0005】これにより、ジルコニア(ZrO2 )質焼
結体は、その強靭性を応用したセラミックスハサミや、
断熱性,熱膨張性の特性を利用した断熱型エンジン用部
品、酸素イオン導電性を応用した酸素センサーや燃料電
池等に使用されるようになり、近年では、セラミックス
材料や金属粉、或いは、食品関連などの混合や粉砕に利
用される粉砕媒体(メディア)や金属及び樹脂等の押出
し又は、線引などに使われるダイスの材料としても注目
を集めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
供されているジルコニア質焼結体は、煩雑な製造方法を
使用するため比較的高価な材料である上に、200〜3
00℃付近で長時間にわたり放置されると著しく強度が
低下するといった熱劣化現象が見られるため、十分な市
場繁栄には至っていない。
【0007】この熱劣化は、ジルコニア質焼結体の結晶
相の内、常温では準安定相である正方晶が熱エージング
により、安定相である単斜晶に転移し、相転移に伴う体
積膨張により焼結体内に微小亀裂が発生して、強度の著
しい低下を引き起こすことによるものと考えられてい
る。また、このような現象は、水中もしくは水蒸気中の
環境下において、比較的低温でも現れており、空気中に
比べ劣化速度も非常に早くなっている。更に、従来のジ
ルコニア質焼結体は、ジルコニア質焼結体が本来持って
いる高い機械的強度特性や優れた靭性特性を十分に引き
出した材料であるとは言い難い。
【0008】このような問題点を解決するものとして、
特公平3−29021号公報や特公平2−29625号
公報等に改良法が提案されているが、これらの大半は、
ジルコニア質焼結体の結晶構造を制御しようとするもの
であり、従来の製造方法よりも更に煩雑な製造方法が必
要となる上に、十分な問題解決がなされるものでもな
い。また、特開平4−349172号公報には、Y2
3 を安定化剤とするZrO2 に酸化ホウ素、酸化ゲルマ
ニウム、酸化ガリウムから選ばれる元素を添加するとい
う方法が提案されている。この特開平4−349172
号公報による材料は、熱劣化に関しては、比較的良好な
特性を示すが、ジルコニア質焼結体が本来持っている高
い機械的強度特性や優れた靭性特性を十分に引き出すま
でには至っていない。更に、熱安定性を向上させるため
添加される添加物は全て酸素との化合物であり、その他
の化合物での効果などについては述べられておらず、技
術的には不十分なものとなっている。
【0009】一方、ジルコニア質焼結体からなる粉砕用
部品材料に関しては、特公平2−20587号公報等が
提案されているが、未だ強度や耐摩耗性面において問題
が見られる。しかも、ジルコニア質焼結体の欠点とも言
える熱安定性の面に関しても考慮されていない。このた
め、溶媒として水を用いるような湿式による粉砕工程で
の使用後、又は、粉砕用部品材料を水等で洗浄した後、
高温(200℃付近)にて乾燥工程を行う場合などにお
いて、支障をきたすことになる。
【0010】また、ジルコニア質焼結体製セラミックス
ダイスに関しては、特開昭60−215570号公報や
特開昭61−48483号公報などが提案されている
が、ダイス材料として求められる、高強度、高靭性、高
耐熱衝撃性及び熱安定性を全て満たせるようなものでは
ない。
【0011】以上のように、これら従来の技術では、高
い機械的強度特性や優れた靭性特性を有し、且つ、熱安
定性に優れたジルコニア質焼結体を得ることは困難であ
り、このような材料よりなる粉砕用部品材料やセラミッ
クスダイスでは、それぞれの材料特性のみでなく、信頼
性の面においても不十分なものとなってしまう。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決し、安価
で比較的簡単な製造方法の一つである酸化物粉末の混合
による方法でも製造することが可能で、且つ、高い機械
的強度を有し、熱安定性に優れたジルコニア質焼結体を
得ることができる高強度ジルコニア質焼結体及びその製
造方法、また、このような高強度、高耐摩耗性、高熱安
定性で、粉砕効率の良い高強度ジルコニア質焼結体を用
いた粉砕用部品材料を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の高強度ジルコ
ニア質焼結体は、ZrO2 を主成分とし、Y23 と、
Yb23 ,Ho23 ,Er23 及びDy23
りなる群から選ばれる1種又は2種以上の希土類金属酸
化物とで安定化され、かつ、安定化剤としての希土類金
属酸化物中に占めるY23 の割合が30〜70重量%
であることを特徴とする。
【0014】請求項2の高強度ジルコニア質焼結体は、
請求項1に記載のジルコニア質焼結体において、該焼結
体中の安定化剤の含有量が1.5〜5.0モル%である
ことを特徴とする高強度ジルコニア質焼結体。
【0015】請求項3の高強度ジルコニア質焼結体は、
請求項1又は請求項2に記載のジルコニア質焼結体にお
いて、該焼結体にホウ素成分が含有されていることを特
徴とする。
【0016】請求項4の高強度ジルコニア質焼結体は、
請求項3に記載のジルコニア質焼結体において、該焼結
体中に含まれるホウ素の添加成分が、酸化ホウ素,窒化
ホウ素,炭化ホウ素、ホウ化ジルコニウム及び安定化剤
を構成する希土類金属のホウ化物よりなる群から選ばれ
る1種又は2種以上のホウ素化合物であることを特徴と
する。
【0017】請求項5の高強度ジルコニア質焼結体は、
請求項3又は請求項4に記載のジルコニア質焼結体にお
いて、該焼結体中のホウ素(B)の含有量が0.05〜
8モル%であることを特徴とする。
【0018】請求項6の高強度ジルコニア質焼結体は、
請求項1ないし5のいずれか1項に記載のジルコニア質
焼結体において、該焼結体中にAl23 及び/又はS
iO2 が含有されていることを特徴とする。
【0019】請求項7の高強度ジルコニア質焼結体は、
請求項6に記載のジルコニア質焼結体において、該焼結
体中に含まれるホウ素の添加成分が、ホウ化アルミニウ
ム及び/又はホウ化ケイ素であることを特徴とする。
【0020】請求項8の高強度ジルコニア質焼結体は、
請求項6又は請求項7に記載のジルコニア質焼結体にお
いて、該焼結体中にAl23 0.1〜5モル%及び/
又はSiO2 0.05〜1.5モル%が含有されている
ことを特徴とする。
【0021】請求項9の高強度ジルコニア質焼結体の製
造方法は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の高
強度ジルコニア質焼結体の製造方法であって、化学合成
法(中和共沈法、加水分解法、アルコキシド法等)又
は、酸化物粉末の混合による方法にて得られた原料粉を
500〜1200℃で仮焼した後、1300〜1700
℃にて焼結させることを特徴とする。
【0022】請求項10の粉砕用部品材料は、請求項1
ないし8のいずれか1項に記載のジルコニア質焼結体を
用いて構成された粉砕用部品材料であって、該焼結体の
平均粒子径が5μm以下で且つ、嵩密度が5.8g/c
3 以上であり、焼結体の結晶粒子構造が主として正方
晶の相又は正方晶と立方晶の混合相よりなり、100〜
300℃の温度にて大気中又は水及び水蒸気中において
長時間使用しても焼結体の劣化が起こりにくいことを特
徴とする。
【0023】以下に本発明を詳細に説明する。
【0024】本発明のジルコニア質焼結体において、安
定化剤の希土類金属酸化物(R23 )としては、Y2
3 と、Yb23 ,Ho23 ,Er23 ,Dy2
3等の1種又は2種以上とを用いる。(Tm23
びLu23 を用いることもできるが、Tm23 及び
Lu23 は非常に高価であり、ジルコニア製品とした
場合、市場競争力で問題となる。)なお、焼結体中のZ
rO2 及びR23 の合計に対し、0.5モル%以下で
あれば、上記以外の希土類金属酸化物を含んでも良い。
この場合、ZrO2 及びR23 の合計に対し0.5モ
ル%以下であるなら、前記以外の希土類金属酸化物を含
んでも機械的強度に顕著な変化は認められないが、0.
5モル%以上含むと機械的強度の低下が見られる。
【0025】本発明において、安定化剤としての希土類
金属酸化物R23 中のY23 の割合が30重量%未
満のものでは、強度的には向上するが、熱安定性の悪い
ものとなってしまう。また、このY23 の割合が70
重量%を超えるものでは、熱安定性の低下はみられない
が、高強度なものは得られない。従って、本発明の高強
度ジルコニア質焼結体において、安定化剤のR23
のY23 の割合は30〜70重量%とする。
【0026】これらのR23 の割合は、R23 /Z
rO2 のモル比で1.5/98.5〜5.0/95.
0、特に2/98〜4/96の範囲内にあることが好ま
しい。R23 /ZrO2 のモル比が、1.5/98.
5未満では、得られるジルコニア質焼結体に安定した正
方晶が生成しないことから、焼結の際に、焼結体中に微
亀裂が発生し易くなり、好ましい材料とはならない。ま
た、5.0/95.0を超えるものでは、熱安定性は向
上するが、機械的特性が低下するため、十分な機械的強
度を有する高強度ジルコニア質焼結体を得ることができ
ない。
【0027】本発明のジルコニア質焼結体は、その原料
組成中に好ましくはホウ素を含有する。このホウ素の添
加は、本発明者らが、ジルコニア質焼結体の機械的特性
を向上させることのできるような添加物の検討を行って
いた際に偶然見出したものであり、ホウ素は、既に特願
平5−213055号公報にて本出願人より提案してい
るように、ジルコニア質焼結体を更に高強度とさせると
共に熱安定性を向上させることのできる添加物として極
めて有効である。従って、本発明の希土類金属酸化物安
定化ジルコニア質焼結体についても、ホウ素化合物を添
加してホウ素を含有させることにより、ジルコニア質焼
結体の熱安定性及び機械的特性を更に向上させることが
可能となる。
【0028】しかし、焼結体中にホウ素を含有する場合
であってもその含有量が0.05モル%未満では、ホウ
素化合物の添加による効果は見られない。また、ホウ素
が8モル%を超えて含まれるような焼結体では、かえっ
て強度の低下及び熱安定性の低下を招く傾向がある。こ
のことから、本発明のジルコニア質焼結体中におけるホ
ウ素(B)の含有量は、0.05〜8モル%、特に0.
05〜5モル%とするのが好ましい。
【0029】本発明の高強度ジルコニア質焼結体は、更
に、焼結助剤としてAl23 及び/又はSiO2 を含
有させることが可能である。これらの焼結助剤を含有さ
せることにより試料の焼結が容易となり、低温にて焼成
することができるようになる。また、ホウ素の添加量を
少なくすることも可能である。特に、Al23 は、ジ
ルコニア質焼結体の硬さ特性の向上にも有効である。
【0030】Al23 及び/又はSiO2 を含有する
場合、Al23 の含有量が5モル%を超えると強度が
低下し、0.1モル%未満ではAl23 の添加効果が
得られない。また、SiO2 の含有量が1.5モル%を
超えると著しい強度の低下を招き、0.05モル%未満
ではSiO2 の添加効果は得られない。従って、Al2
3 の添加量は0.1〜5モル%、好ましくは0.3〜
2モル%、SiO2 の添加量は0.05〜1.5モル
%、好ましくは0.1〜0.5モル%が好適な範囲とな
る。
【0031】本発明において、これらの添加物は、添加
成分(Al,Si)を酸化物の他、窒化物,炭化物又
は、水酸化物などの形で添加しても同様の効果が得られ
る。
【0032】また、ホウ素に関しては、ホウ素の酸化物
の他、窒化物(窒化ホウ素),炭化物(炭化ホウ素)又
は、主成分であるZr或いは、添加成分のAlなどから
なる化合物(ホウ化ジルコニウム,ホウ化アルミニウ
ム,ホウ化ケイ素)又は、安定化剤の希土類金属酸化物
を構成する希土類金属のホウ化物による添加でも同様な
効果を得ることができる。
【0033】本発明の方法に従って、高強度ジルコニア
質焼結体を製造するには、まず、酸化物混合法又は、中
和共沈法、加水分解法、アルコキシド法等化学合成法を
用い、ZrO2 にR23 及びホウ素化合物、更に必要
に応じてAl23 及び/又はSiO2 を含有するよう
な上記所定組成原料を作成する。次に、得られた原料粉
を500〜1200℃の温度範囲内で仮焼し、仮焼粉を
解砕した後、成形して1300〜1700℃の温度範囲
内で焼結させる。
【0034】本発明の方法において、仮焼は、混合原料
をできる限り均一なものとするため、及び、ZrO2
一部を相転移させておき焼成過程での焼結の促進を図る
ためのものであり、本発明の製造方法において重要な要
件である。ここで言う仮焼条件においての下限値500
℃は、仮焼によってZrO2 の単斜晶の一部を正方晶に
相転移させることが可能な最低温度である。一般に、Z
rO2 の単斜晶から正方晶への転移は、1170℃付近
と言われているが、ZrO2 に安定化剤を加えることに
よりその温度は低温に移動し、例えばY23 を安定化
剤として用いたものでは、800℃ぐらいの温度で相転
移が見られる。この温度は、安定化剤の種類或いは量に
よる異なる値となる。一方、仮焼温度の上限値1200
℃は、仮焼後の原料に見られる凝集粉が、解砕工程によ
り十分粉砕され得る最高温度であり、この温度を超えて
仮焼を行ったものでは、解砕後においても凝集粒が残留
し、これが大きな破壊点となり、ジルコニア質焼結体の
強度の低下を招く。従って、仮焼温度は500〜120
0℃とする。
【0035】また、本焼成となる焼結温度が1300℃
未満では、結晶粒子が単斜晶と正方晶の混合相となり、
主として正方晶の相又は正方晶と立方晶の混合相とはな
らず、マルテンサイト変態によるジルコニア特有の特性
を引き出すことが困難となる。一方、1700℃を超え
ると、立方晶の量の増加や結晶粒の異常粒成長などが原
因となり、特性の低下を招いてしまうため、高強度な焼
結体とはならない。なおここで言う、主として正方晶よ
りなる相とは、結晶相のうち95%以上を正方晶が占め
ているという意味をもち、5%未満の単斜晶が含有され
ていることを示唆するものである。
【0036】本発明の粉砕用部品材料は、上記したよう
な組成及び製造方法よりなり、且つ、平均結晶粒子径が
5μm以下で嵩密度が5.8g/cm3 以上であり、焼
結体の結晶粒子が主として正方晶の相又は正方晶と立方
晶の混合相より構成されており、100〜300℃の温
度にて大気中又は水及び水蒸気中での長時間における使
用に際し、焼結体の劣化が起こりにくいものである。こ
の平均結晶粒子径が5μmを超えるような焼結体では、
耐摩耗性及び熱安定性の面において良い特性を得ること
ができない。また、嵩密度が5.8g/cm3 未満の焼
結体では、メディアとして用いたときの粉砕効率が小さ
なものとなってしまう。また、このような材料は、強度
面においても低い値を示すため好ましくない。
【0037】なお、材料の結晶相内の単斜晶、正方晶、
及び立方晶の含有量は、焼結体表面を#600のダイア
モンド砥石で研削した後、1〜5μmのダイアモンド粒
により鏡面に仕上げ、その表面のX線回折による強度比
より以下の式を用いて求めた。
【0038】
【数1】
【0039】また、平均粒子径の測定は、まず、上記す
るような鏡面に仕上げた焼結体の表面をフッ化水素酸に
よりエッチング処理し、電子顕微鏡写真で粒子を50個
以上含むような一定面積S内に等しい円の直径dを、式
d=(4S/π)1/2 により計算する。そして、dを同
一試料の3ケ所以上の視野について求めその平均値を平
均粒子径とする。粒子数nは、一定面積Sに完全に含ま
れる粒子の数と一定面積の境界線で切られる粒子の数の
1/2との和とする(測定法については、特公昭61−
21184号公報参照)。
【0040】本発明においては、特に、加圧焼結処理に
よりジルコニア質焼結体を製造することにより、より一
層高強度なジルコニア質焼結体を製造することができ
る。例えば、後述の実施例においてCIP成型後の焼成
により製造された強度100kgf/mm2 以上のもの
は、HIP処理により140Kgf/mm2 以上の高強
度な焼結体とすることができる。
【0041】本発明の粉砕用部品材料もまた、上述の方
法に従って製造することができる。
【0042】
【作用】一般に希土類金属酸化物を安定化剤とする場合
は、Y23 を使用するものが多く見られる。しかしな
がら、機械的特性、特に強度特性を向上させる場合にお
いては、Y23 の利用よりもYb23 やHo2 O、
Er23 などを用いる方が良好な特性が得られる。中
でも、Yb23 を安定化剤として用いたものは、かな
り高強度なジルコニア質焼結体を得ることが可能であ
る。
【0043】しかし、これらの希土類金属酸化物を用い
て安定化されたジルコニア質焼結体は、Y23 を安定
化剤として用いたジルコニア質焼結体に比べ、熱安定性
が悪いといった傾向が見られる。即ち、熱安定性を向上
させるためには、安定化剤にY23 を用いたほうが良
いが、反面、高強度なジルコニア質焼結体を作成するこ
とは困難となる。
【0044】そこで、本発明者らは、出来る限り高強度
でかつ熱安定性が低下しないような安定化剤の組合わせ
を検討した。その結果、安定化剤として、Y23 と、
Yb23 ,Ho23 ,Er23 及びDy23
りなる群から選ばれる1種又は2種以上の希土類金属酸
化物とを用い、安定化剤の中に占めるY23 を30〜
70重量%にすることにより、Y23 安定化ジルコニ
アのもつ熱安定性を低下させることなく強度特性を向上
させることができることを突き止めた。
【0045】本発明の特定組成のジルコニア質焼結体で
あれば、化学合成法のみでなく、比較的安価な酸化物混
合法による原料を用いても、高強度でかつ、熱安定性に
優れたジルコニア質焼結体を得ることができる。
【0046】本発明の高強度ジルコニア質焼結体、即
ち、本発明に規定される組成を有し、結晶構成相,平均
結晶粒子径,嵩密度を満足するジルコニア質焼結体を用
いることにより、従来にない、高強度で且つ、耐摩耗
性、熱安定性に優れた粉砕効率の良い粉砕用部品材料が
提供される。
【0047】本発明の粉砕用部品材料は、特に、乾式又
は湿式でセラミックス、金属、有機高分子などの粒子を
微粉砕する粉砕装置に使用される内張材、メディアなど
に有効である。
【0048】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。
【0049】実施例1 表1に示す組成となるように酸化ジルコニウム(ZrO
2 ),希土類金属酸化物(R23 ),酸化アルミニウ
ム(Al23 ),二酸化ケイ素(SiO2 ),酸化ホ
ウ素(B23 )を秤量して、溶媒としてイオン交換水
を用い、ゴムライニングのボールミルにてZrO2 質玉
石を使用して混練した後、乾燥を行った。
【0050】次に、表2に示す温度にて仮焼を行い(た
だし、表2中、仮焼温度0℃のものは仮焼せず)、得ら
れた仮焼粉を上記混練時と同様のボールミルにて解砕
し、アクリル系共重合樹脂を3重量%加えてスプレー造
粒した。得られた造粒粉を1000Kgf/cm2 の圧
力でCIP成型して表2に示す温度にて本焼成を行っ
た。
【0051】得られたジルコニア質焼結体の結晶相,フ
ァインセラミックスの曲げ強さ試験方法(JIS R1
601)にしたがって測定した3点曲げ強度,ビッカー
ス硬さ(JIS R1610),IF法により求めた破
壊靭性値(JIS R1607)及び焼結体の熱安定性
を表2に示す。
【0052】なお、焼結体の結晶相は、単斜晶をM,正
方晶をT,立方晶をCとし、それぞれが5%以上含まれ
ている場合について表示を行った。また、焼結体の熱安
定性は、焼結体をオートクレーブに入れ、200℃の熱
水中にて250時間のエージングテストを行った後、焼
結体の劣化具合を◎,○,△,×の4段階に分けて評価
した(◎を良好として×に近づくほど悪いものとし
た)。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】表2の結果より次のことが明らかである。
【0056】本発明のジルコニア質焼結体は、安定化剤
にY23 と、Yb23 ,Ho23 ,Er23
びDy23 から選ばれる1種又は2種以上の希土類金
属酸化物とを用いるものであり、その中に占めるY2
3 の割合が30〜70重量%の範囲でなくてはならな
い。この範囲よりずれるもの(組成No.1,組成N
o.2)では、本発明が意図するような高強度でかつ、
熱安定性に優れた高強度ジルコニア質焼結体とはならな
い。また、安定化剤R23 とZrO2 との割合は、R
23 /ZrO2 のモル比で1.5/98.5〜5.0
/95.0の範囲内にあるものであり、この範囲よりず
れるもの(組成No.3,組成No.9)であっても本
発明の高強度ジルコニア質焼結体を得ることはできな
い。
【0057】本発明のジルコニア質焼結体は、ホウ素か
らなる化合物を添加することにより、より高特性なジル
コニア質焼結体とすることが可能となる。ただし、ホウ
素からなる化合物は、添加効果を得るには、本発明にて
指定するホウ素の範囲、すなわち、ホウ素(B)の含有
量が、0.05〜8モル%でなくてはならない。よっ
て、この範囲より外れるもの(組成No.22)では、
ホウ素の添加効果を得ることはできない。
【0058】本発明の高強度ジルコニア質焼結体は、焼
結助剤としてAl23 及び/又はSiO2 を添加する
ことが可能である。これらの焼結助剤を添加することに
より試料の焼結が容易となり、低温にて焼成することが
できるため、これまで、高強度なジルコニア質焼結体の
作成には、不向きとされていた酸化物原料の混合による
方法でも、本発明の高強度ジルコニア質焼結体を得るこ
とが可能となる。
【0059】ただし、本発明にて指定する数値限定範囲
内の組成を有するものであっても、本発明にて指定する
製造条件よりずれるもの、すなわち、仮焼温度が500
〜1200℃の範囲よりずれるものや本焼結温度130
0〜1700℃の範囲をずれるものでは、本発明のジル
コニア質焼結体を製造することはできない。
【0060】実施例2 表3に示す組成となるようにジルコニウムの塩と安定化
剤とを混合溶解し、これにアンモニア水を加えて水酸化
物の共沈ゾルを得た。これを120℃で乾燥した後、表
4に示す温度にて仮焼し、実施例1と同様にして解砕及
び成型を行い、表4に示す温度にて本焼成してジルコニ
ア質焼結体を得た。
【0061】得られた焼結体の特性を実施例1と同様に
して求め、結果を表4に示した。
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】表4の結果より、本発明の高強度ジルコニ
ア質焼結体は、従来のジルコニア質焼結体に比べ、高い
強度を有し、熱安定性に優れていることが明らかであ
る。
【0065】実施例3 実施例1の方法に従って作成した原料(仮焼温度100
0℃)を用いて、焼結後に直径1/2インチのボール形
状になるよう、1000Kgf/cm2 の圧力にてCI
P成型し、1500℃にて焼成を行い粉砕用メディアを
作成した。得られた粉砕用メディアを使用して、摩耗テ
ストを行った。摩耗テストは、2リットルアルミナ質ボ
ールミルポットを用い、試料メディア3.6Kgと80
0ccの水及び、電融アルミナ粉末(#325)を入
れ、回転数100rpmで48時間回転させ、テスト前
後のメディア重量の減少量及び電融アルミナの粒度分布
状態を測定した。
【0066】表5に用いた原料の組成No.及び粉砕用
メディアの摩耗量を、また、図1に粉砕能率を示す。
【0067】
【表5】
【0068】表5の結果より明らかなように、本発明の
高強度ジルコニア質焼結体を用いた粉砕用部品材料は、
耐摩耗率が小さく、かつ、熱安定性に優れているため、
熱水テストを行った後においても、摩耗率が変化しない
ことが認められる。また、図1より、粉砕効率の面にお
いても、優れていることが認められる。
【0069】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の高強度ジル
コニア質焼結体及びその製造方法によれば、化学合成法
による製造のみではなく、比較的安価な製造方法である
酸化物混合法を用いても、従来にない高強度なジルコニ
ア質焼結体が提供される。
【0070】従って、本発明によれば、高靭性、潤滑
性、断熱性、熱膨張特性、酸素イオン導電性等の様々な
特性を備え、各特性を利用して、工業的に幅広い応用分
野が望まれているジルコニア質焼結体であって、著しく
高強度なジルコニア質焼結体を安価に提供することが可
能とされ、その工業的有用性は極めて大である。
【0071】また、本発明に係るジルコニア質焼結体を
用いた粉砕用部品材料によれば、高強度、高靭性でか
つ、耐摩耗性、耐熱安定性に優れ粉砕効率の良い粉砕用
部品材料が提供される。このような本発明の粉砕用部品
材料は、乾式及び湿式にてセラミックス、金属、有機高
分子などの粒子を微粉砕する各種粉砕用装置や、各種材
料の混合装置などに使用される内張り材、メディア等の
粉砕用部品材料として工業的に極めて有用である。
【0072】更に、本発明に係る組成を有するジルコニ
ア質焼結体を用いることにより、高強度、高靭性で且
つ、耐摩耗性、熱安定性に優れたセラミックス材料が提
供される。このような本発明のセラミックス材料は、金
属あるいは樹脂の押出しや線引き等に使用されるダイス
材料などとしても、優れた特性を有するものであり、工
業的に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3における摩耗テストの結果を示すグラ
フである。
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】
【表1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】
【表3】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ZrO2 を主成分とし、Y23 と、Y
    23 ,Ho23 ,Er23 及びDy23 より
    なる群から選ばれる1種又は2種以上の希土類金属酸化
    物とで安定化され、かつ、安定化剤としての希土類金属
    酸化物中に占めるY23 の割合が30〜70重量%で
    あることを特徴とする高強度ジルコニア質焼結体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のジルコニア質焼結体に
    おいて、該焼結体中の安定化剤の含有量が1.5〜5.
    0モル%であることを特徴とする高強度ジルコニア質焼
    結体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のジルコニ
    ア質焼結体において、該焼結体にホウ素成分が含有され
    ていることを特徴とする高強度ジルコニア質焼結体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のジルコニア質焼結体に
    おいて、該焼結体中に含まれるホウ素の添加成分が、酸
    化ホウ素,窒化ホウ素,炭化ホウ素、ホウ化ジルコニウ
    ム及び安定化剤を構成する希土類金属のホウ化物よりな
    る群から選ばれる1種又は2種以上のホウ素化合物であ
    ることを特徴とする高強度ジルコニア質焼結体。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載のジルコニ
    ア質焼結体において、該焼結体中のホウ素(B)の含有
    量が0.05〜8モル%であることを特徴とする高強度
    ジルコニア質焼結体。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のジルコニア質焼結体において、該焼結体中にAl2
    3 及び/又はSiO2 が含有されていることを特徴とす
    る高強度ジルコニア質焼結体。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のジルコニア質焼結体に
    おいて、該焼結体中に含まれるホウ素の添加成分が、ホ
    ウ化アルミニウム及び/又はホウ化ケイ素であることを
    特徴とする高強度ジルコニア質焼結体。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7に記載のジルコニ
    ア質焼結体において、該焼結体中にAl23 0.1〜
    5モル%及び/又はSiO2 0.05〜1.5モル%が
    含有されていることを特徴とする高強度ジルコニア質焼
    結体。
  9. 【請求項9】 化学合成法(中和共沈法、加水分解法、
    アルコキシド法等)又は、酸化物粉末の混合による方法
    にて得られた原料粉を500〜1200℃で仮焼した
    後、1300〜1700℃にて焼結させることを特徴と
    する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の高強度ジ
    ルコニア質焼結体の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれか1項に記
    載のジルコニア質焼結体を用いて構成された粉砕用部品
    材料であって、該焼結体の平均粒子径が5μm以下で且
    つ、嵩密度が5.8g/cm3 以上であり、焼結体の結
    晶粒子構造が主として正方晶の相又は正方晶と立方晶の
    混合相よりなり、100〜300℃の温度にて大気中又
    は水及び水蒸気中において長時間使用しても焼結体の劣
    化が起こりにくいことを特徴とする高強度ジルコニア質
    焼結体を用いた粉砕用部品材料。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003033433A1 (fr) * 2001-10-18 2003-04-24 Nikkato Corporation Produit fritte a base de zircone presentant une excellente durabilite et element resistant a l'abrasion comprenant ce dernier
JP2009513373A (ja) * 2005-10-27 2009-04-02 プリメット プレシジョン マテリアルズ, インコーポレイテッド 小粒子組成物および関連する方法
JP2011020873A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Tosoh Corp 黄色ジルコニア焼結体
JP2012041240A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Noritake Co Ltd ジルコニア焼結体、並びにその焼結用組成物及び仮焼体
US20220332649A1 (en) * 2021-04-12 2022-10-20 Tosoh Corporation Sintered body

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