JPH0810864Y2 - テープテンション調整機構 - Google Patents

テープテンション調整機構

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JPH0810864Y2
JPH0810864Y2 JP1986018305U JP1830586U JPH0810864Y2 JP H0810864 Y2 JPH0810864 Y2 JP H0810864Y2 JP 1986018305 U JP1986018305 U JP 1986018305U JP 1830586 U JP1830586 U JP 1830586U JP H0810864 Y2 JPH0810864 Y2 JP H0810864Y2
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JP
Japan
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tape
take
rotation
lever
guide pin
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誠一 奥
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、ビデオテープレコーダ(VTR)における巻
戻し及び逆転再生等のテープ逆転走行時のバツクテンシ
ヨン調整機構に関する。
(ロ)従来の技術 従来、VTRにおいて磁気テープの早送り及び巻戻し時
には、両リール台に専用のブレーキ機構、即ち一定のブ
レーキ力を有するブレーキシユーをリール台に圧接せし
める構成にして、所定の張力をテープに与えてハブにテ
ープを巻取っている。(特開昭56−127968号に一例が開
示されている) (ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、リール台での負荷トルクを一定にしているた
め、巻始めと巻終りのテープ張力を考えると3倍以上の
差が生じ、テープがハブに、均一に巻かれなくなり、巻
きむらが生じる。この巻きむらはテープの損傷や再生時
の張力変動につながる。特にリール駆動力を直接リール
台に伝達する機構では、逆送り再生時のテープ張力が大
きくなり、前述の張力と比較すると5〜6倍になるため
巻きむらの状態が一層悪化する。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、Mローデイングと呼ばれるテープ走行路を
有するVTRにおいて、逆転再生時にリール台の巻き高さ
むらがキヤプスタンやシリンダに伝達されるのを防止す
るために、巻取リール台近傍に配されたREVガイドピン
をテンシヨンピンとして利用し、これにより検知された
テープテンジヨンに応じて巻取リール台のブレーキ量を
制御する構成である。
(ホ)作用 本考案は上述の如く構成したので、巻取リールの巻き
径による巻戻し及び逆転再生時のテープテンシヨンの変
動がなくなり、テープ自体の損傷やリールの巻きむらの
発生が防止される。
(へ)実施例 以下、図面に従い本考案の一実施例について説明す
る。
第1図は本実施例装置の平面図である。第1図におい
て、(1)は磁気テープ(2)を内在するカセツト、
(3)はシヤーシ上に支持されるシリンダ、(4)
(4)(5)(5)は移動ガイドブロツクに植立するガ
イドポール及び傾斜ガイドピンであり、(6)(6)は
シヤーシに固定された固定ガイドポスト、(11)(11)
(11)は固定ヘツド、12はキヤプスタン、(13)はピン
チローラ、(14)はシヤーシ上に軸支されピンチローラ
(13)を支持するピンチローラレバーである。このピン
チローラレバー(14)の一端はスライド板(15)に形成
された突起(14a)(14a)に係合されている。(10)は
インピーダンスローラ、(19)は供給リール台、(29)
は巻取リール台、(7)(8)はカセツト(1)に配設
されたテープガイドである。
(16)はシヤーシに回動自在に軸支された回動レバー
であり、一端にガイドピン(17)が上方向に向けて固定
され、他端には係合ピン(16a)が下方向に向けて突出
し、更にシヤーシとの間にコイルバネ(21)を介在せし
めることにより、時計方向に回動付勢されている。尚、
ガイドピン(17)の上下端には、第5図に示す様に磁気
テープ(2)の幅に等しい間隔をあけてつば部(17a)
(17b)が嵌合固定されている。
(18)は巻取リール台(20)の巻回されたブレーキベ
ルトであり、巻取リール台(20)と当接する位置にフエ
ルト(18a)が固着されており、一端が金具(18b)を介
して回動レバー(16)に他端がビス(22)によりシヤー
シに固定されている。
スライド板(15)はシヤーシ上に第1図の左右方向に
摺動自在に取り付けられ、テープローデイングを為す駆
動手段(図示省略)のローデイング動作に連動する。こ
のスライド板(15)には、回動レバー(16)の係合ピン
(16a)が係合するカム(25)が配設されている。前記
カム(25)は第2図に示す様な形状、即ち左端前方に左
右に延びる第1幅狭部(25a)、右端後方に左右に延び
る第2幅狭部(25c)、中央に幅広部(25b)が連設され
ている。
次に第2図乃至第4図を参照に、各モードにおける本
実施例装置の動作について説明する。
ストツプモードではスライド板(15)は第2図に示す
位置にあり、係合ピン(16a)は第2幅狭部(25c)に入
り込み、このスライド板(15)に連動してガイドピン
(17)が磁気テープ(2)から離間し、カセツト(1)
の切欠き(1a)内に収納される第1位置まで、回動レバ
ー(16)がコイルバネ(21)の付勢に抗して反時計方向
に回動し、第2図の位置にて固定される。この状態にお
いて、ブレーキバンド(18)は巻取リール台(20)と非
接触状態となり、巻取リール台(20)にブレーキ力は加
わらない。
巻戻しモードでは、スライド板(15)は右方向に摺動
し、第2幅狭部(25c)から抜け出しで係合ピン(16a)
は幅広部(25b)に入り込み、回動レバー(16)に対す
るカム(25)により位置規制が解除され、回動レバー
(16)は一定のストロークでの回動が許容される。従っ
て回動レバー(16)はコイルバネ(21)により時計方向
に第3図に示す第3位置まで回動し、テープガイド
(8)直前位置でガイドピン(17)が磁気テープ(2)
と当接し、テープテンションに応じて回動レバー(16)
は揺動自在となる。この状態では、ブレーキバンド(1
8)は巻取リール台(20)に巻回されて接触状態とな
る。従ってテープテンシヨンが増大した場合には、回動
レバー(16)はコイルバネ(21)に抗して反時計方向に
回動し、ブレーキバンド(18)が緩み、巻取リール台
(20)に対するブレーキ力が軽減され、テープテンシヨ
ンが軽減した場合には、回動レバー(16)はコイルバネ
(21)の付勢力により時計方向に回動し、ブレーキバン
ド(18)の圧接力が強まり、ブレーキ力が増大し、常に
一定のテープテンシヨンで巻戻し動作が為されることに
なる。尚、巻取リールからの磁気テープはつば部(17
a)(17b)によって高さ規制が為されている。
逆転再生モードでも、回動レバー(16)の動作は巻戻
しモードと全く同一である。また、磁気テープはつば部
(17a)(17b)によって高さ規制が為され、巻取リール
の巻き高さむらがキヤプスタン・シリンダへ伝達するの
が防止されている。
通常再生モードでは、スライド板(15)は第4図に示
す位置まで右方向に摺動し、係合ピン(16a)は第1幅
狭部(25a)に入り込み、回動レバー(16)は第4図に
示す第2位置で再び回動が規制されて固定状態となる。
この状態でガイドピン(17)は磁気テープ(2)と当接
したままで固定され、またブレーキベルト(18)は巻取
リール台(20)と非接触状態に保持され、テープテンシ
ヨンが巻取リール台(20)の駆動に何ら影響を与えるこ
とはない。
早送りモードにおいても、回動レバー(16)の動作
は、通常再生モードと全く同一である。
なお、本案のスライドに代えて回転カムギアで構成し
てもよい。
(ト)考案の効果 上述の如く本考案によれば、逆転再生時にテープに巻
き高さむらを吸収するガイドピンを、逆転再生並びに巻
戻し時のテンシヨンピンとして用い、テープ逆走行時の
テープテンシヨンを一定に保持することにより巻きむら
の発生が防止でき、テープの損傷や再生時の張力変動を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は全て本考案の一実施例に係り、第1図は全体の正
面図、第2図はストツプモードの説明図、第3図は巻戻
しモードの説明図、第4図は通常再生モードの説明図、
第5図は回動レバーの斜視図である。 (2)…磁気テープ、(15)…スライド板(制御部
材)、(16)…回動レバー、(17)…ガイドピン、(17
a)(17b)…つば部(テープ高さ規制部)、(18)…ブ
レーキバンド(制動部材)、(20)…巻取リール台、
(21)…コイルバネ(付勢手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に係合ピンを備え、他端にテープ高さ
    規制部を有し巻取リール台近傍にて前記テープに当接離
    間するガイドピンを備え、シャーシ上に回動自在に軸支
    された回動レバーと、 該回動レバーを一方向へ回動付勢する付勢部材と、 前記回動レバーに連結され、前記巻取リール台を制動す
    る制動部材と、 前記係合ピンが対向する第1及び第2の幅狭部と第3の
    幅広部とからなるカムを有する制御部材とで構成し、 前記制御部材の移動により、前記係合ピンは、前記第1
    幅狭部で位置規制され、前記回動レバーの回動が阻止さ
    れると共に、前記ガイドピンが前記テープから離間した
    位置に有って前記巻取リール台の制動を成さず、 前記第2幅狭部でも位置規制され、前記回動レバーの回
    動が阻止されると共に、前記ガイドピンが前記テープに
    当接した位置に有って前記巻取リール台の制動を成さ
    ず、 前記第3幅広部で位置規制が解除され、前記回動レバー
    の回動が許容されると共に、前記ガイドピンが前記テー
    プに当接してテープテンションに応じて変位し、前記巻
    取リール台を制動することを特徴とするテープテンショ
    ン調整機構。
JP1986018305U 1986-02-12 1986-02-12 テープテンション調整機構 Expired - Lifetime JPH0810864Y2 (ja)

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JPS62133237U JPS62133237U (ja) 1987-08-22
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JPS5974548U (ja) * 1982-11-05 1984-05-21 赤井電機株式会社 磁気記録再生装置
JPS59153642U (ja) * 1983-03-29 1984-10-15 ソニー株式会社 磁気記録再生装置におけるテンシヨンレギユレ−タ装置
JPS6113338U (ja) * 1984-06-25 1986-01-25 ソニー株式会社 テ−プ走行装置におけるテンレギア−ム支持機構

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JPS62133237U (ja) 1987-08-22

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