JPH08107934A - 皮下埋込型薬液注入ポートスリーブ用キャップ - Google Patents

皮下埋込型薬液注入ポートスリーブ用キャップ

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JPH08107934A
JPH08107934A JP6243713A JP24371394A JPH08107934A JP H08107934 A JPH08107934 A JP H08107934A JP 6243713 A JP6243713 A JP 6243713A JP 24371394 A JP24371394 A JP 24371394A JP H08107934 A JPH08107934 A JP H08107934A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】埋込型薬液注入ポートのポートスリーブをその
操作性を損なうことなく小型化できる器具を提供する。 【構成】ポートスリーブ組立体5は、薬液注入ポートに
接続し、ポートの接続管と埋込用カテーテルとの接続部
を覆うためのスリーブ2と、スリーブ2に被着可能なキ
ャップ3とからなる。キャップ3は、スリーブ2の基端
部23と嵌合可能な嵌合部32と、嵌合部32と連通す
るカテーテル挿通部33と、スリーブ2の基端212と
当接する当接部34を有する。基端部23と嵌合部32
とを嵌合させ、キャップ3をポートの方向に移動する
と、キャップ3とスリーブ2が一体となって移動し、ポ
ートにスリーブ2を接続したあと、キャップ3をポート
と反対方向に移動すると、キャップ3がスリーブ2から
取り外される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮下に埋め込まれ、長
期間にわたって薬液を体内に持続的に注入するために使
用される皮下埋込型カテーテル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】切除不能な悪性腫瘍に対しては、抗癌剤
の投与による化学療法が行われているが、全身投与法で
は副作用が生じるため、その投与量、投与期間等に著し
い制約を受け、よって、有効な薬液の腫瘍組織内濃度を
得ることは困難である。
【0003】そこで、このような抗癌剤化学療法の欠点
を補い、可能な限り腫瘍局所に高濃度の薬剤を作用させ
る方法として、抗癌剤の動脈内注入療法(動注療法)が
行われている。
【0004】このような動注療法としては、例えば、大
腿動脈よりイントロデューサーを用いて薬液注入用のカ
テーテルを挿管し、X線透視下でカテーテルの位置を確
認しながらカテーテルの先端を目的位置(腫瘍局所へ通
じる動脈上流)まで挿入し、次いで、カテーテル内のル
ーメンを通じて抗癌剤を目的部位へ注入するものであ
る。
【0005】この方法によれば、担癌臓器の腫瘍局所へ
通じる動脈の末梢に薬液を直接投与するので、治療効果
が大きいという利点がある。
【0006】しかるに、この方法には、第1に、カテー
テルを経皮的に挿入しているため、長く留置していると
感染の危険が高くなること、第2に、腫瘍への薬液の投
与は、長期間にわたり繰り返し行う必要があるが、上記
感染を防ぐために、治療を行う度にカテーテルを挿入、
抜去しなければならず、患者の負担が大きいという欠点
がある。
【0007】そこで、体内に長期間留置した状態で使用
可能な皮下埋込型カテーテル装置が開発されている。こ
のカテーテル装置は、横断面がほぼ円形の内部空間と、
この空間に連通する藥液注入口および薬液流出用の流路
と、この薬液注入口に装着されたゴム製の栓体(セプタ
ム)とを有する薬液注入ポートと、薬液注入用のルーメ
ンが形成された埋込用カテーテルとを有し、前記流路に
ルーメンが連通するように前記カテーテルを接続したも
のである。
【0008】この皮下埋込型カテーテル装置は、埋込用
カテーテルを担癌臓器の栄養動脈血管内に目的部位まで
挿入し、薬液注入ポートを皮下組織に固定した状態で留
置される。そして、薬液を注入する際には、皮膚の上か
ら触診により薬液注入ポートの薬液注入口を認識し、次
いで、薬液の入ったシリンジにチューブを介してその基
端が接続された針管(例えばL字針)の先端を薬液注入
口のセプタムに穿刺、貫通し、その後、シリンジを操作
して、針管、薬液注入ポートおよびこれに連通するカテ
ーテルのルーメンを通じて目的部位へ薬液を注入する。
【0009】初めのうち、この薬液注入ポートとして
は、埋込用カテーテルとポートとを予め接着剤等で固着
し、一体とした構造のものが用いられていた。しかしな
がら、このような構造では、埋込用カテーテルを留置す
る際に、ガイドワイヤーを使用できず、セルジンガー法
に代表される経皮的留置ができないため、大掛かりな手
術を必要とする、留置カテーテルの長さを患者の血管走
行に合わせて設定することができない、カテーテルの材
質が限定される等の欠点があった。
【0010】そこで、埋込用カテーテルの基端部を切断
して所望の長さに調節した後、このカテーテルを薬液注
入ポートに接続する方法が採られるようになった。この
場合のカテーテルの接続方法としては、特開平2−29
269号公報に記載のように、ポートの内部空間と連通
しポートの外方に突出する接続管(ニップル)に埋込用
カテーテルの基端部を被せ、カテーテルと接続管とを接
続し、その後、これらの接続部分に、カテーテルを接続
管に圧着させるためのスリーブを被せる方法が知られて
いる。
【0011】なお、カテーテルを引っ張ってもカテーテ
ルが接続管から容易に抜け落ちず、かつ薬液投与に伴い
前記接続部分より薬液の漏出が認められなければ、スリ
ーブは必ずしもカテーテルを接続管に圧着する必要はな
い。しかしながら、カテーテルと接続管との接続部分を
覆うスリーブを設ければ、埋込用カテーテルが患者の体
動により皮膚組織に押し付けられることによる折れ曲が
り(キンク)の発生を有効に防止できると考えられる。
【0012】また、小児や皮下脂肪の少ない患者に対し
ては、通常のポートよりもさらに小型の薬液投与ポート
が要求されている。このような小型の薬液投与ポートに
あっては、従来のポートスリーブをそのまま用いると、
ポート本体の寸法に対してスリーブが相対的に大きくな
ってしまい、スリーブを取り付けた状態でポートを患者
の皮下に埋め込んだ際に、ポートスリーブによる患者の
異物感が大きい。また反対に、ポートスリーブをポート
本体と同様に小型化すると、カテーテルの留置に際し
て、術者がポートスリーブを操作し難いという問題点が
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、埋込型薬液
注入ポートのポートスリーブをその操作性を損なうこと
なく小型化できる器具を提供することを目的とする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。
【0015】(1) 皮下に埋め込まれて使用される皮
下埋込型薬液注入ポートと接続し、少なくとも該薬液注
入ポートと埋込用カテーテルとの接続部を覆うために用
いられるスリーブに被着されるスリーブ用キャップであ
って、先端および基端を有するキャップ本体と、該キャ
ップ本体の先端部に設けられ、前記スリーブの基端部と
嵌合可能なスリーブ嵌合部と、該スリーブ嵌合部と連通
するとともに、前記キャップ本体の先端および基端を貫
通して設けられ、かつ前記キャップ本体の側方へ開放す
るカテーテル挿通部と、前記スリーブ嵌合部に形成さ
れ、前記スリーブの所定部位に当接して前記キャップ本
体に対する前記スリーブの基端方向への相対的な移動を
防止する当接部とを有することを特徴とする皮下埋込型
薬液注入ポートスリーブ用キャップ。
【0016】(2) 前記スリーブが螺合により前記薬
液注入ポートと接続するものであって、前記スリーブ嵌
合部の横断面形状が非円形形状であることを特徴とする
請求項1記載の皮下埋込型薬液注入ポートスリーブ用キ
ャップ。
【0017】(3) 前記スリーブが螺合により前記薬
液注入ポートと接続するものであって、前記スリーブ嵌
合部が前記スリーブに形成された凹部または凸部と嵌合
する凸部または凹部を有することを特徴とする請求項1
記載の皮下埋込型薬液注入ポートスリーブ用キャップ。
【0018】(4) 前記スリーブ嵌合部の内面が低摩
擦材料で被覆されている請求項1ないし3のいずれかに
記載の皮下埋込型薬液注入ポートスリーブ用キャップ。
【0019】(5) 前記当接部は前記スリーブの基端
に当接するものである請求項1ないし4のいずれかに記
載の皮下埋込型薬液注入ポートスリーブ用キャップ。
【0020】(6) 請求項1ないし5のいずれかに記
載の皮下埋込ポートスリーブ用キャップと、基端部が該
キャップの前記スリーブ嵌合部に嵌合可能なスリーブと
からなり、前記キャップの前記スリーブ嵌合部と前記ス
リーブの基端部とが嵌合した状態で包装、滅菌されてい
ることを特徴とする皮下埋込型薬液注入ポートスリーブ
組立体。
【0021】
【作用】本発明の皮下埋込型薬液注入ポートスリーブ用
キャップは、ポートスリーブの基端部に嵌合可能なスリ
ーブ嵌合部と、埋込用カテーテルを挿通するためのカテ
ーテル挿通部と、ポートスリーブの所定部位に当接可能
な当接部とを有し、前記カテーテル挿通部に埋込用カテ
ーテルを挿通したあと、前記スリーブ嵌合部と前記スリ
ーブの基端部とを嵌合すると、前記キャップとスリーブ
とが一体となり、このキャップを手指で把持し操作し
て、スリーブをポートに容易に接続することが可能とな
る。この時、前記当接部はスリーブに当接して、キャッ
プを先端方向へ動かす力をスリーブに良好に伝達し、キ
ャップのみがスリーブから離れて移動することを防止す
る。
【0022】さらに、ポートとスリーブとの接続が完了
した後、キャップを基端方向に動かすと、キャップがス
リーブから取り外され、続いて、キャップをカテーテル
から遠ざかる方向に動かすと、カテーテル挿通部の開放
端を介して埋込用カテーテルからキャップが容易に取り
外される。これにより、ポートにはスリーブのみが接続
し、患者に多大な異物感を与えることなくポートを患者
の皮下に埋め込むことが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳
細に説明する。図1は、本発明の皮下埋込型薬液注入ポ
ートスリーブ用キャップおよび皮下埋込型薬液注入ポー
トスリーブ組立体を用いた埋込型カテーテル装置の実施
例を示す斜視図、図2は、図1に示すポートスリーブ用
キャップおよびポートスリーブ組立体を示す縦断面図、
図3は、図2のIII −III 線における横断面図、図4
は、図2のIV−IV線における横断面図、図5は、図2の
V−Vにおける横断面図、図6は、図2に示すポートス
リーブ用キャップおよびポートスリーブ組立体であっ
て、キャップがスリーブに被着した状態を示す縦断面図
である。なお、以下、図2における右側を「基端」、左
側を「先端」とする。
【0024】これらの図に示すように、本発明に係る埋
込型カテーテル装置は、薬液注入ポート1と、このポー
ト1に接続した埋込用カテーテル4と、少なくともポー
ト1とカテーテル4との接続部分を覆うために設けられ
たスリーブ2と、スリーブ2に被着される本発明のスリ
ーブ用キャップ3とを有する。そして、このスリーブ2
と、スリーブ用キャップ3により、本発明のポートスリ
ーブ組立体5が構成される。なお、図1では、スリーブ
2およびキャップ3の構造を明示するために、キャップ
3をスリーブ2から取り外した状態で示している。
【0025】薬液注入ポート1は、剛性材料よりなる本
体11を有し、この本体11の内部には、後述する図1
1ないし図14に示すように、薬液を貯留する空間とし
て、好ましくは横断面が実質的に円形または楕円形(図
示せず)の内部空間19が形成されている。なお、この
内部空間19の直径は、横断面が円形の場合、3〜50
mm程度、特に5〜20mm程度とするのが好ましい。
【0026】この内部空間19の図中上部には、薬液を
注入するための薬液注入口12が形成され、この薬液注
入口12には、薬液注入口12を気密的に封止する弾性
体(セプタム)13が嵌入されている。この弾性体13
は、穿刺後自己閉塞可能なもの、すなわち、針管を刺通
し抜去した後、自ら閉塞して気密性(液密性)を保つよ
うなものである。
【0027】弾性体13の構成材料としては、シリコー
ンゴム、イソプレンゴム、天然ゴム等の各種ゴム類、ポ
リウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリブタジエ
ン、軟質塩化ビニル等の各種樹脂、またはこれらのうち
2以上を組み合わせたもの等が挙げられるが、その中で
も特に、生体に対し不活性で、比較的物性変化の少ない
シリコーンゴムが好ましい。
【0028】本体11の図中上部には、薬液注入口12
の外周に沿って突出するリブ部14が形成されている。
このリブ部14を設けたことにより、皮膚の上から触診
により薬液注入口12の位置を確認する際に、容易かつ
確実に認識することができる。
【0029】また、本体11の図中下部外周には、薬液
注入ポート1を皮下組織に固定するための円盤状のフラ
ンジ部17が形成されており、このフランジ部17に
は、複数の貫通孔18が形成されている。ポート1の固
定は、例えば、各貫通孔18に糸を通し、その糸を筋等
の皮下組織に結ぶことにより行われる。
【0030】本体11の構成材料としては、生体に対し
不活性なものであればいかなるものでもよく、例えば、
ポリプロピレン、ポリエチレン(特に高密度ポリエチレ
ン)、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、
ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホン、アクリル樹脂、ABS樹脂、フッ
素樹脂、シリコーン、ポリウレタン、ポリイミド等の各
種樹脂、またはこれらの樹脂中にガラス繊維、ナイロン
繊維、テトロン繊維等の繊維や無機微粉末等を配合した
もの、アルミナ、シリカ、アパタイト等の各種セラミッ
クス、ステンレス、チタンのような各種金属類等が挙げ
られる。
【0031】本体1の側部には、本体1の側方に突出
し、内部が空洞でかつ本体1の側方へ開口する孔部15
が形成されている。この孔部15の内面には、後述する
スリーブ2の雄ネジ22と螺合可能な雌ネジが形成(図
示せず)されている。
【0032】図1および後述する図11ないし図14に
示すように、本体1には、埋込用カテーテル4と接続す
るための接続管16が設けられている。接続管16は、
孔部15を貫通し、その内腔が内部空間19に連通する
ように一方の端部が固着されている。この接続管16の
内腔が薬液流出用の流路となる。
【0033】接続管16の他方の端部は、埋込用カテー
テル4との接続に用いられるものであり、その外面に
は、ほぼ環状の肩部161が複数形成されている。埋込
用カテーテル4が肩部161を越えてこの接続用の端部
に被せられている。肩部161は、接続管16の端に向
かってテーパー状に縮径する形状をなし、このため、埋
込用カテーテル4を接続管16に被せ易い形状となって
いる。この肩部161において、被せられた埋込用カテ
ーテル4が圧着され、接続管16と強固に結合する。
【0034】なお、接続管16の接続用の端部の形状
は、図示のような肩部161に限定されず、例えば、球
状または錐状の外面形状を有する1つの突起を形成し、
この突起でカテーテル4の圧着を行ってもよい。
【0035】接続管16の内径は0.3〜2mm程度、好
ましくは0.5〜1.5mm程度であり、外径は0.5〜
2.5mm程度、好ましくは0.8〜2.0mm程度であ
る。また、接続管16の最大外径(肩部161の最大外
径)は0.7〜3.0mm程度、好ましくは1.5〜2.
5mm程度であり、さらには、カテーテル4の内径の1.
1〜3倍程度、特に1.4〜2.5倍程度とするのが好
ましい。この最大外径が小さすぎると、カテーテル4の
抜けを生じ易く、また大きすぎると、カテーテル4を肩
部161を越えて被せることが困難となる。
【0036】なお、接続管16の構成材料としては、前
記本体11と同様のものを用いることができるが、その
中でも、特にステンレス、チタン等の各種金属類が好ま
しい。
【0037】皮下埋込ポートスリーブ2は、図2に示す
ように、スリーブ本体21と、このスリーブ本体21の
先端部に形成された雄ネジ22と、スリーブ本体21の
基端部23であって、後述するキャップ3のスリーブ嵌
合部32と嵌合可能な形状を有するキャップ嵌合部23
と、カテーテル4を挿通するための、両端が開口する内
腔25とを有する。
【0038】雄ネジ22は、スリーブ本体21の外面
に、ポート1の孔部15の内面に設けられた雌ネジと螺
合可能に形成されている。カテーテル4を内腔25に挿
通した後、このスリーブ2をポートの方向に動かして、
スリーブ2を回転し雄ネジ22と孔部15の雌ネジとを
螺合することにより、スリーブ2をポート1に接続でき
る。
【0039】なお、スリーブ2とポート1との接続は、
図示の構成例に限定されず、例えば、ポート1側を雄型
形状とし、スリーブ2側を雌型形状としてもよい。ま
た、螺合による接続に限定されず、例えば、雄ネジ22
に代えて、スリーブ2の外面に複数の突起を設け、かつ
孔部15の内面にも同数の突起を設けた構成とし、スリ
ーブ2をポートの方向へ押し込むことによりこれらの突
起を係合させて、ポート1とスリーブ2との接続を行っ
てもよい。
【0040】キャップ嵌合部23の外面には、図3に示
すように、凹部24(図示の例では4個)が形成されて
いる。凹部24は、キャップ嵌合部23の一端から他端
にかけて、スリーブ本体21の長手方向に延びて形成さ
れている。凹部24は、1つのみでもよいが、後述する
凸部35との嵌合によってキャップ3のスリーブ2に対
する相対的な回転を確実に防止できるように、複数個設
けられていることが好ましい。
【0041】また、キャップ嵌合部23の長手方向の長
さは、スリーブ2を雄ネジ22によってポート1に接続
した時に、カテーテル4と接続管16との接続部を十分
に覆うことができる長さとなっている。
【0042】そして、本発明のキャップ3は、先端およ
び基端を有するキャップ本体31と、キャップ本体31
の先端部に設けられ、スリーブ2の基端部23すなわち
キャップ嵌合部23と嵌合可能なスリーブ嵌合部32
と、スリーブ嵌合部32と連通するとともに、キャップ
本体31の先端および基端を貫通して設けられ、かつキ
ャップ本体31の側方へ開放するカテーテル挿通部33
と、スリーブ嵌合部32に形成され、スリーブ2の基端
に当接してキャップ本体31に対するスリーブ2の基端
方向への相対的な移動を防止する当接部34とを有して
いる。
【0043】スリーブ嵌合部32は、キャップ本体31
の先端部の内部に形成された空間からなり、キャップ本
体31の先端へ開口している。
【0044】図4に示すように、スリーブ嵌合部32の
内面には、凸部35(図示の例では4個)が形成されて
いる。凸部35は、スリーブ嵌合部32の全長にわた
り、キャップ本体31の長手方向に延びて形成されてい
る。凸部35とスリーブ2の凹部24とが対向するよう
にして、キャップ3とスリーブ2とを接近させると、ス
リーブ2のキャップ嵌合部23とキャップ3のスリーブ
嵌合部32とが嵌合し、図6に示すように、キャップ3
がスリーブ2に被着した状態となる。そして、この嵌合
により、スリーブ2に対するキャップ3の相対的な回転
が防止され、キャップ3を回転すると、スリーブ2がキ
ャップ3とともに回転する。凹部24と同様に、凸部3
5も、複数個設けることが好ましい。
【0045】なお、スリーブ嵌合部32の横断面形状
(後述するカテーテル挿通部33を構成する部分を除く
横断面形状)およびキャップ嵌合部23の横断面形状
は、図示のものに限定されないが、例えば楕円形、正方
形、長方形等の多角形、楕円形等の非円形形状であるこ
とが好ましい。このようであれば、キャップ3がスリー
ブ2に被着した時に、スリーブ2に対してキャップ3が
相対的に回転することがない。また、これらの横断面形
状は、ほぼ同じ形状であることが好ましいが、キャップ
3がスリーブ2に被着した時に、スリーブ2に対してキ
ャップ3が相対的に回転しない程度に両者が嵌合できれ
ば、必ずしも同じ形状でなくともよい。
【0046】また、図示の構成では、スリーブ2に凹部
24を、キャップ3に凸部35を形成したが、本発明は
これに限定されず、スリーブ2に凸部を形成し、キャッ
プ3にこの凸部と係合する凹部を設けた構成としてもよ
い。
【0047】カテーテル挿通部33は、図3ないし図5
に示すように、スリーブ嵌合部32と連通し、キャップ
本体31の先端および基端を貫通して設けられ、かつキ
ャップ本体31の側方に向かって開放する空間からな
る。この開放端を介して、カテーテル4をカテーテル挿
通部33に挿通し、またカテーテル挿通部33から抜去
することができる。そして、カテーテル挿通部33は、
図6に示すようにキャップ3をスリーブ2に被着した
時、スリーブ2の内腔25が、その基端でカテーテル挿
通部33と連通するように形成されている。
【0048】また、カテーテル挿通部33の幅は埋込用
カテーテル4が挿通可能な大きさで、かつ、スリーブ嵌
合部32の幅より小さく形成されており、スリーブ2の
キャップ嵌合部23がカテーテル挿通部33から脱落す
ることなく確実にスリーブ嵌合部32と嵌合する。
【0049】当接部34は、キャップ嵌合部33の基
端、言い換えれば、キャップ嵌合部33とそれより基端
側に延びるカテーテル挿通部33との境界部分に位置す
るスリーブ嵌合部32の内面からなっている。スリーブ
2のキャップ嵌合部23をスリーブ嵌合部32に嵌合す
ると、スリーブ2の基端211に当接部34が当接す
る。これにより、スリーブ2のキャップ本体31に対す
る基端方向への相対的な移動が防止され、手指より付与
されたキャップ3をポート1の方向へ動かす力をスリー
ブ2に良好に伝達される。なお、当接部34は、図示の
ようにキャップ3の軸心に垂直に形成された構造に限定
されず、キャップ3の先端あるいは基端に向かって傾斜
していてもよい。
【0050】スリーブ3の構成材料としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネー
ト、ポリアセタール、ポリサルフォン、ポリエーテルス
ルフォン、アクリル樹脂、ABS樹脂、フッ素樹脂、ポ
リアミドエラストマー等の各種樹脂材料や、シリコーン
ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム等の各種ゴム類、ま
たはこれらのうち2以上を組み合わせたもの等が挙げら
れるが、その中でも、上記各種ゴム類やポリアミドエラ
ストマー、ポリウレタン等の伸縮性(弾性)を有する材
料を用いることが好ましい。そのような材料でキャップ
3を構成することにより、スリーブ嵌合部32の横断面
形状がいかなるものであっても、その伸縮力(弾性力)
によってキャップ3がスリーブ2に圧接し、ポート1へ
の接続操作時にスリーブ2がキャップ3から脱落するこ
とを防止できる。また、キャップ3をスリーブ2より取
り外す際は、必要に応じて、カテーテル挿通部33およ
びスリーブ嵌合部32の幅が広がるようにキャップ3を
手指で変形させて、スリーブ2からキャップ3を容易に
取り外すことができる。
【0051】また、スリーブ嵌合部32の内面には、フ
ッ素樹脂等の低摩擦性材料を被覆することが好ましい。
これにより、キャップ3がスリーブ2の外面上を長手方
向に移動し易くなり、後述するキャップ3のスリーブ2
からの取り外し操作を良好に行うことができる。
【0052】また、キャップ3の外面には、術者が手指
でキャップ3を把持した時に手指の滑りを防止する滑り
止め加工を施すことが好ましい。この滑り止め加工とし
ては、例えば、キャップ3の外面にローレット加工等に
より微小な凹凸を形成すること(エンボス加工)や、キ
ャップ3の外面の横断面形状を四角形や六角形などの多
角形形状あるいは凹凸形状とすることが挙げられる。
【0053】そして、上記したスリーブ2およびキャッ
プ3からなるスリーブ組立体5は、使用前において、図
6に示すように、キャップ3のスリーブ嵌合部32とス
リーブ2のキャップ嵌合部23が嵌合した状態で、包装
され、滅菌されている。このように、予めスリーブ2お
よびキャップ3が一体化されているため、本発明のスリ
ーブ組立体5は、キャップ3をスリーブ2に被着する手
間を要さずに、直ちに使用に供することができる。
【0054】スリーブ組立体5の滅菌方法としては、ス
リーブ2およびキャップ3の構成材料に応じて、いわゆ
るオートクレーブ滅菌法と呼ばれる高圧蒸気滅菌法、γ
線滅菌法、エチレンオキサイドガス(EOG)滅菌法な
どの公知の方法を用いることができる。
【0055】なお、当接部34の形状は、上記に示す構
成に限定されるものではなく、例えば、図7に示すよう
な形状であってもよい。図7に示す当接部34は、基端
方向に向かってキャップ本体31の中心側に傾斜するス
リーブ嵌合部32の内面からなっている。そして、スリ
ーブ2のキャップ嵌合部23の外面が、基端21に向か
って先細りする形状に形成されている。
【0056】このような構成においても、キャップ3の
凸部35とスリーブ2の凹部24とが対向するようにし
て、キャップ3とスリーブ2とを接近すると、図8に示
すように、スリーブ2のキャップ嵌合部23とキャップ
3のスリーブ嵌合部32とが嵌合し、キャップ3がスリ
ーブ2に被着した状態となり、スリーブ2の上記外面に
当接部34が当接する。この当接により、スリーブ2の
キャップ本体31に対する基端方向への相対的な移動が
防止され、手指より付与されたキャップ3をポート1の
方向へ動かす力がスリーブ2に良好に伝達される。
【0057】また、当接部34の形状は、図9に示すよ
うな形状であってもよい。図9に示す当接部34は、ス
リーブ嵌合部32の基端から段状に突出して設けられて
いる。そして、スリーブ2のキャップ嵌合部23の外面
が、キャップ嵌合部23の先端から所定長離間した位置
からスリーブ2の基端までくびれた形状をなしている。
【0058】このような構成においても、キャップ3の
凸部35とスリーブ2の凹部24とが対向するようにし
て、キャップ3とスリーブ2とを接近すると、図10に
示すように、スリーブ2のキャップ嵌合部23とキャッ
プ3のスリーブ嵌合部32とが嵌合し、キャップ3がス
リーブ2に被着した状態となり、スリーブ2の上記外面
に、当接部34が当接する。この当接により、スリーブ
2のキャップ本体31に対する基端方向への相対的な移
動が防止され、手指より付与されたキャップ3をポート
1の方向へ動かす力がスリーブ2に良好に伝達される。
【0059】次に、上記したポートスリーブ用キャップ
3およびポートスリーブ組立体5の使用方法の一例につ
いて、図11ないし図14に基づき説明する。図11、
図12、図13および図14は、図1に示すカテーテル
装置100の使用状態を示す説明図である。
【0060】[1]常法に従い、例えば大腿動脈、鎖骨
下動脈、上腕動脈、腋窩動脈のような穿刺部位に消毒、
局所麻酔等を施す。
【0061】[2]セルジンガー法、カットダウン法、
シース法等により、埋込用カテーテル4を前記穿刺部位
より血管内に挿入する。
【0062】このとき、カテーテル4は、予め一体とな
ったスリーブ2およびキャップ3の内腔25およびカテ
ーテル挿通部33に挿通された状態とされる(図6参
照)。
【0063】[3]X線透視下でカテーテル4の位置を
確認しながら、ガイドワイヤー(図示せず)を用いてカ
テーテル4を目的部位(例えば、腫瘍局所へ通じる動脈
上流)まで挿入する。
【0064】[4]例えば、鎖骨下窩、右下腹部のよう
な薬液注入ポート1の埋込部位まで、皮下トンネルを通
してカテーテルを埋没誘導する。
【0065】[5]前記埋込部位の皮下組織を剥離し、
ポケットを作製する。
【0066】[6]カテーテル4をポート1に接近し、
肩部161を越えるように接続管16に被せて、接続管
16に接続する。
【0067】[7]カテーテル4が接続管16より抜け
ないことを確認したら、図11に示すように、キャップ
3を手指で把持し、カテーテル4に沿ってポート1の方
向に移動する。この時、キャップ3の当接部34がスリ
ーブ2の基端211に当接し、スリーブ2とキャップ3
が一体となって移動する。
【0068】[8]図12に示すように、キャップ3を
所定方向に回転して、スリーブ2の雄ネジ22とポート
1の孔部15内面に形成された雌ネジとを螺合し、スリ
ーブ2をポート1に接続する。この時、スリーブ2の凹
部24とキャップ3の凸部35との嵌合により、スリー
ブ2とキャップ3が一体となって回転する。
【0069】[9]図13に示すように、キャップ3を
カテーテル4に沿ってポート1と反対の方向に移動し、
キャップ3をスリーブ2から取り外す。
【0070】[10]図14に示すように、キャップ3
をカテーテル4と反対方向に移動する。これにより、カ
テーテル挿通部33の開放端を介してキャップ3がカテ
ーテル4から取り外される。
【0071】[11]スリーブ3がポート1に強固に接
続していることを確認したら、薬液注入ポート1および
カテーテル4を皮下のポケットに埋め込む。この時、ス
リーブ3とポート1との接続が緩い場合は、キャップ3
を再度カテーテル4に沿ってポート1の方向に移動し
て、スリーブ2のキャップ嵌合部23とキャップ嵌合部
33とを嵌合し、上記[8]〜[10]の操作を繰り返
す。
【0072】[13]薬液注入ポート1のフランジ部1
7に形成された貫通孔18に糸を通し、その糸を筋等の
皮下組織に結び、薬液注入ポート1を固定する。この
後、埋込部位を皮膚縫合する。
【0073】[14]例えば抗癌剤のような薬液を注入
する際には、皮膚の上から触診によりポート1の薬液注
入口12を認識し、次いで、薬液の入ったシリンジにチ
ューブを介してその基端が接続された針管(例えばL字
針)の先端を薬液注入口12の弾性体13に穿刺、貫通
し、その後、シリンジを操作して、針管、ポート1、接
続管16の内腔およびこれに連通するカテーテル4のル
ーメンを通じて薬液を送液し、カテーテル4の先端開口
より目的部位へ薬液を注入する。
【0074】なお、この時、薬液注入ポート1と埋込用
カテーテル4との接続部は、スリーブ2の基端部23に
より覆われているため、この接続部が皮下組織に接触し
たり、患者の体動によってカテーテル4が接続管16の
接続端を支点として皮下組織に押し付けられ、折れ曲が
り(キンク)を生じることは皆無である。
【0075】以上、本発明を図面に示す実施例に基づき
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、スリーブ2は、単に埋込用カテーテル4と接続
管16との接続部を覆うのみならず、特開平2−292
69号公報に記載のような構成として、上記接続部を接
続管16の外面に圧着し、カテーテル4と接続管16と
をより強固に接続してもよい。また、スリーブ2とポー
ト1との接続を螺合でなく、上記した突起の係合により
行う場合は、スリーブ2の回転操作が不要なため、図示
した凹部24および凸部35を設けない構成としてもよ
い。
【0076】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の皮下埋込型
薬液注入ポートスリーブ用キャップは、皮下に埋め込ま
れて使用される皮下埋込型薬液注入ポートと接続し、少
なくとも該薬液注入ポートと埋込用カテーテルとの接続
部を覆うために用いられるスリーブに被着されるスリー
ブ用キャップであって、先端および基端を有するキャッ
プ本体と、該キャップ本体の先端部に設けられ、前記ス
リーブの基端部と嵌合可能なスリーブ嵌合部と、該スリ
ーブ嵌合部と連通するとともに、前記キャップ本体の先
端および基端を貫通して設けられ、かつ前記キャップ本
体の側方へ開放するカテーテル挿通部と、前記スリーブ
嵌合部に形成され、前記スリーブの基端に当接して前記
キャップ本体に対する前記スリーブの基端方向への相対
的な移動を防止する当接部とを有するため、埋込型薬液
注入ポートとポートスリーブとを接続する際の操作性を
損なうことなくポートスリーブを小型化できる。
【0077】そして、前記スリーブが螺合により前記薬
液注入ポートと接続するものであって、前記スリーブ嵌
合部の横断面形状が非円形形状である場合には、スリー
ブとポートとの接続に際して、スリーブ2に対するキャ
ップ3の相対的な回転を確実に防止できる。
【0078】また、前記スリーブが螺合により前記薬液
注入ポートと接続するものであって、前記スリーブ嵌合
部が前記スリーブに形成された凹部または凸部と嵌合す
る凸部または凹部を有する場合にも、スリーブとポート
との接続に際して、スリーブ2に対するキャップ3の相
対的な回転を確実に防止できる。
【0079】また、前記スリーブ嵌合部の内面が低摩擦
材料で被覆されている場合には、キャップをより簡単に
スリーブから取り外すことができる。
【0080】また、本発明の皮下埋込型薬液注入ポート
スリーブ組立体は、前記ポートスリーブ用キャップと、
基端部が該キャップの前記スリーブ嵌合部に嵌合可能な
スリーブとからなり、前記キャップの前記スリーブ嵌合
部と前記スリーブの基端部とが嵌合した状態で包装、滅
菌されているため、キャップをスリーブに被着する手間
を要することなく直ちに使用することができ、埋込型薬
液注入ポートとポートスリーブとを接続する際の操作性
を損なうことなくポートスリーブを小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポートスリーブ用キャップおよびポー
トスリーブ組立体を用いた埋込型カテーテル装置の実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すポートスリーブ用キャップおよびポ
ートスリーブ組立体の縦断面図である。
【図3】図2のIII −III 線における横断面図である。
【図4】図2のIV−IV線における横断面図である。
【図5】図2のV−Vにおける横断面図である。
【図6】図2に示すポートスリーブ用キャップおよびポ
ートスリーブ組立体であって、キャップがスリーブに被
着した状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明のポートスリーブ用キャップおよびポー
トスリーブ組立体の他の実施例を示す縦断面図である。
【図8】図7に示すポートスリーブ用キャップおよびポ
ートスリーブ組立体であって、キャップがスリーブに被
着した状態を示す縦断面図である。
【図9】本発明のポートスリーブ用キャップおよびポー
トスリーブ組立体の他の実施例を示す縦断面図である。
【図10】図9に示すポートスリーブ用キャップおよび
ポートスリーブ組立体であって、キャップがスリーブに
被着した状態を示す縦断面図である。
【図11】図1に示すカテーテル装置100の使用状態
を示す説明図である。
【図12】図1に示すカテーテル装置100の使用状態
を示す説明図である。
【図13】図1に示すカテーテル装置100の使用状態
を示す説明図である。
【図14】図1に示すカテーテル装置100の使用状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 薬液注入ポート 2 スリーブ 21 スリーブ本体 23 基端部 24 凹部 3 スリーブ用キャップ 31 キャップ本体 32 スリーブ嵌合部 33 カテーテル挿通部 34 当接部 35 凸部 4 埋込用カテーテル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮下に埋め込まれて使用される皮下埋込
    型薬液注入ポートと接続し、少なくとも該薬液注入ポー
    トと埋込用カテーテルとの接続部を覆うために用いられ
    るスリーブに被着されるスリーブ用キャップであって、 先端および基端を有するキャップ本体と、 該キャップ本体の先端部に設けられ、前記スリーブの基
    端部と嵌合可能なスリーブ嵌合部と、 該スリーブ嵌合部と連通するとともに、前記キャップ本
    体の先端および基端を貫通して設けられ、かつ前記キャ
    ップ本体の側方へ開放するカテーテル挿通部と、 前記スリーブ嵌合部に形成され、前記スリーブの所定部
    位に当接して前記キャップ本体に対する前記スリーブの
    基端方向への相対的な移動を防止する当接部とを有する
    ことを特徴とする皮下埋込ポートスリーブ用キャップ。
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