JPH0810693A - レジスト膜の乾燥方法及び装置 - Google Patents

レジスト膜の乾燥方法及び装置

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JPH0810693A
JPH0810693A JP6173313A JP17331394A JPH0810693A JP H0810693 A JPH0810693 A JP H0810693A JP 6173313 A JP6173313 A JP 6173313A JP 17331394 A JP17331394 A JP 17331394A JP H0810693 A JPH0810693 A JP H0810693A
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drying
temperature
resist film
atmosphere
furnace
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JP6173313A
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Takefumi Kandori
武文 神鳥
Seiichiro Sato
誠一郎 佐藤
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジスト膜の膜厚に影響されること無く、容
易に乾燥位置を見出すことができて、乾燥炉内の所望の
位置においてレジスト膜を所定の乾燥状態にすることが
可能なレジスト膜の乾燥方法及び装置を提供することに
ある。 【構成】 レジスト膜が塗布された帯状の素材7をその
長手方向に搬送しつつ乾燥炉1内を通過させて乾燥させ
るレジスト膜の乾燥装置において、乾燥炉1内における
素材7の搬送方向について互いに異なる複数の位置にお
ける素材の温度をそれぞれ測定する素材温度測定手段3
と、素材の温度が測定された各位置における乾燥炉内の
雰囲気の温度をそれぞれ測定する雰囲気温度測定手段4
と、前記各位置における素材の温度と雰囲気の温度とが
互いに等しい位置から、乾燥炉内の所望の位置において
レジスト膜が所定の乾燥状態になるように乾燥炉内の乾
燥条件を調節する乾燥条件調節手段2とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状の素材に塗布され
たレジスト膜の乾燥方法及び装置に関し、特にカラーブ
ラウン管に用いられるシャドウマスクや半導体素子に用
いられるリードフレーム等の製造工程における、帯状の
素材に塗布されたレジスト膜を乾燥させる乾燥方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーブラウン管に用いられて
いるシャドウマスクや半導体素子に用いられるリードフ
レームは、フォトエッチング法によって製造されてい
る。この方法は、帯状の素材にレジスト膜を塗布する塗
布工程と、塗布されたレジスト膜に所定のパターンを焼
き付ける露光工程と、露光工程で未露光となったレジス
ト膜を現像液にて溶解除去する現像工程と、現像工程後
の残存したレジスト膜を高温処理しレジスト膜を乾燥さ
せて強化させるバーニング工程と、残存したレジスト膜
をマスクパターンとして帯状の素材を蝕刻するエッチン
グ工程とからなっている。上述のバーニング工程におい
て、レジスト膜の乾燥を適切に行うことは、その後のエ
ッチング工程において帯状の素材を所望のパターンに蝕
刻するために重要なことであり、最終製品の品質にも大
きく影響する。
【0003】従来は、特開平3−256049号公報に
開示されているように、レジスト膜が塗布された帯状の
素材をその長手方向に搬送しつつ乾燥炉内を通過させ、
素材の搬送方向について互いに異なる複数の位置でレジ
スト膜に含有される水分量を測定し、各位置において測
定された水分量に基づいて、乾燥炉内の所望の位置にお
いてレジスト膜が所定の乾燥状態になるように乾燥炉内
の乾燥条件を設定するレジスト膜の乾燥方法及び装置が
知られている。
【0004】上述の公報に開示されている乾燥炉は、乾
燥炉内の雰囲気温度を所定の値に設定することが可能で
ある7個のチャンバーが素材の搬送方向に並べられるこ
とにより構成されている。各チャンバーは、搬送方向の
上流側から第1〜第7チャンバーと称されている。ま
た、レジスト膜に含有された水分量は、それぞれのチャ
ンバーと乾燥炉の入口と乾燥炉の出口との9つの測定位
置で測定される。この水分量の測定に用いられる水分計
の一例として、水の吸収波長の光と水の非吸収波長の光
とを同時にレジスト膜に当て、その膜を通って反射して
きたこれらの光の強さの比である吸光度を求める方式の
水分計が開示されている。
【0005】さらに、上述の公報には、レジスト膜が所
定の乾燥状態となる乾燥炉内の位置である乾燥位置を求
める方法として、以下に説明するような方法が開示され
ている。吸光度を測定した測定位置を横軸にとり、吸光
度を縦軸にとり、それぞれの測定位置における吸光度を
表すグラフを求める。図4は前記グラフの一例であり、
このグラフの場合、第4から第6チャンバーの各測定値
を結んで外挿した曲線と第7チャンバーと出口の測定値
を結んで外挿した曲線との交点から乾燥位置を求める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
乾燥位置を求める方法によると以下に説明するような問
題が発生する。塗布されたレジスト膜に含有される水分
量はレジスト膜の膜厚に依存し、膜厚が厚い場合は水分
量は多く、逆に薄い場合は少なくなるので、乾燥位置を
求めるためには、図4に示すグラフを膜厚が変化する毎
に求めなければならない。したがって、乾燥位置を求め
ることが非常に面倒である。
【0007】上述のような点に鑑み、本発明の目的は、
レジスト膜の膜厚に影響されること無く、容易に乾燥位
置を見出すことができて、乾燥炉内の所望の位置におい
てレジスト膜を所定の乾燥状態にすることが可能なレジ
スト膜の乾燥方法及び装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の別の目的は、レジスト膜の
膜厚に影響されること無く、容易に乾燥位置を見出すこ
とが可能なレジスト膜の乾燥装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のレジスト
膜の乾燥方法は、レジスト膜が塗布された帯状の素材を
その長手方向に搬送しつつ乾燥炉内を通過させて乾燥さ
せるレジスト膜の乾燥方法において、乾燥炉内における
素材の搬送方向について互いに異なる複数の位置におけ
る素材の温度をそれぞれ測定する工程と、素材の温度が
測定された各位置における乾燥炉内の雰囲気の温度をそ
れぞれ測定する工程と、前記各位置における素材の温度
と雰囲気の温度とが互いに等しくなる位置から、乾燥炉
内の所望の位置においてレジスト膜が所定の乾燥状態に
なるように乾燥炉内の乾燥条件を設定する工程とを有す
ることを特徴とする。
【0010】請求項2記載のレジスト膜の乾燥装置は、
レジスト膜が塗布された帯状の素材をその長手方向に搬
送しつつ乾燥炉内を通過させて乾燥させるレジスト膜の
乾燥装置において、乾燥炉内における素材の搬送方向に
ついて互いに異なる複数の位置における素材の温度をそ
れぞれ測定する素材温度測定手段と、素材の温度が測定
された各位置における乾燥炉内の雰囲気の温度をそれぞ
れ測定する雰囲気温度測定手段と、前記各位置における
素材の温度と雰囲気の温度とが互いに等しくなる位置か
ら、乾燥炉内の所望の位置においてレジスト膜が所定の
乾燥状態になるように乾燥炉内の乾燥条件を設定する乾
燥条件設定手段とを有することを特徴とする。
【0011】請求項3記載のレジスト膜の乾燥装置は、
乾燥条件設定手段が前記各位置の素材の温度と雰囲気の
温度とからレジスト膜が所定の乾燥状態になる乾燥炉内
の位置である乾燥位置を求める乾燥位置検出手段と、乾
燥炉内の所望の位置と乾燥位置とのズレ量を求めるズレ
量検出手段と、ズレ量に応じて所望の位置に乾燥位置が
位置するように乾燥炉内の乾燥条件を調節する乾燥条件
調節手段とからなることを特徴とする。
【0012】請求項4記載のレジスト膜の乾燥装置は、
請求項2もしくは請求項3記載のレジスト膜の乾燥装置
において、素材温度測定手段として放射温度計を用いる
ことを特徴とする。
【0013】請求項5記載のレジスト膜の乾燥装置は、
レジストが塗布された帯状の素材をその長手方向に搬送
しつつ乾燥炉内を通過させて乾燥させるレジスト膜の乾
燥装置において、乾燥炉内における素材の搬送方向につ
いて互いに異なる複数の位置における素材の温度をそれ
ぞれ測定する素材温度測定手段と、素材の温度が測定さ
れた各位置における乾燥炉内の雰囲気の温度をそれぞれ
測定する雰囲気温度測定手段と、前記各位置における素
材の温度と雰囲気の温度とから、各位置におけるレジス
ト膜の乾燥状態を表示する表示手段とを有することを特
徴とする。
【0014】請求項6記載のレジスト膜の乾燥装置は、
表示手段が前記各位置における素材の温度と雰囲気の温
度とをそれぞれ表示することを特徴とする。
【0015】請求項7記載のレジスト膜の乾燥装置は、
表示手段が前記各位置における素材の温度と雰囲気の温
度との温度差をそれぞれ表示することを特徴とする。
【0016】請求項8記載のレジスト膜の乾燥装置は、
表示手段が前記各位置における素材の温度と雰囲気の温
度との温度差の有無をそれぞれ表示することを特徴とす
る。
【0017】
【作用】請求項1記載のレジスト膜の乾燥方法の作用を
以下に説明する。レジスト膜が塗布された帯状の素材
は、その長手方向に搬送されつつ乾燥炉内を通過する。
素材の温度は、乾燥炉内における素材の搬送方向につい
て互いに異なる複数の位置において測定される。乾燥炉
内の雰囲気の温度は、素材の温度が測定された前記各位
置においてそれぞれ測定される。乾燥炉内の乾燥条件
は、前記各位置における素材の温度と雰囲気の温度とが
互いに等しい位置から、乾燥炉内の所望の位置において
レジスト膜が所定の乾燥状態になるように設定される。
【0018】請求項2記載のレジスト膜の乾燥装置の作
用を以下に説明する。レジスト膜が塗布された帯状の素
材は、その長手方向に搬送されつつ乾燥炉内を通過す
る。素材の温度は、乾燥炉内における素材の搬送方向に
ついて互いに異なる複数の位置において素材温度測定手
段により測定される。乾燥炉内の雰囲気の温度は、素材
の温度が測定された各位置において雰囲気温度測定手段
によりそれぞれ測定される。乾燥炉内の乾燥条件は、前
記各位置における素材の温度と雰囲気の温度とが互いに
等しい位置から、乾燥炉内の所望の位置においてレジス
ト膜が所定の乾燥状態になるように乾燥条件設定手段に
より自動的に設定される。
【0019】請求項3記載のレジスト膜の乾燥装置の作
用を以下に説明する。レジスト膜が所定の乾燥状態にな
る乾燥炉内の位置である乾燥位置は、前記各位置の素材
の温度と雰囲気の温度とが互いに等しい位置から乾燥位
置検出手段により検出される。所望の位置と乾燥位置と
のズレ量は、ズレ量検出手段により検出される。乾燥炉
内の乾燥条件は、ズレ量に応じて乾燥条件調節手段によ
り調節される。
【0020】請求項4記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、素材の温度は、素材に接触することなく放射温度
計により測定される。
【0021】請求項5記載のレジスト膜の乾燥装置は、
レジスト膜が塗布された帯状の素材は、その長手方向に
搬送されつつ乾燥炉内を通過する。素材の温度は、乾燥
炉内における素材の搬送方向について互いに異なる複数
の位置において素材温度測定手段により測定される。乾
燥炉内の雰囲気の温度は、素材の温度が測定された各位
置において雰囲気温度測定手段によりそれぞれ測定され
る。前記各位置におけるレジスト膜の乾燥状態は、表示
手段により表示される。
【0022】請求項6記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、レジスト膜の乾燥状態として、乾燥炉内の前記各
位置における素材の温度と雰囲気の温度とがそれぞれ表
示手段により表示される。
【0023】請求項7記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、レジスト膜の乾燥状態として、乾燥炉内の前記各
位置における素材の温度と雰囲気の温度との温度差がそ
れぞれ表示手段により表示される。
【0024】請求項8記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、レジスト膜の乾燥状態として、乾燥炉内の前記各
位置における素材の温度と雰囲気の温度との温度差の有
無がそれぞれ表示手段により表示される。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を説明する。図1
は、本発明の一実施例の装置の要部を示す模式図であ
る。
【0026】図1において、素材(7)は、ニッケルを
36%含有するインバー型合金や低炭素アルミキルド鋼
等の長尺帯状でかつ板厚が0.05〜0.3mmのシャ
ドウマスク素材である。乾燥炉(1)は、素材(7)の
搬送方向に並べられた第1チャンバー(21)から第1
0チャンバー(30)の10個のチャンバーより構成さ
れている。搬送ローラ(12a)、(12b)は、素材
(7)をレジスト槽(10)に導き、レジスト槽(1
0)に貯留されたレジスト(11)に浸漬された素材
(7)を引き上げて、乾燥炉(1)内を通過させる。段
付きローラ(13)は、素材(7)の蛇行防止のための
段差が素材(7)の幅に応じて設けられていて、素材
(7)をレジスト槽(10)の内部へ正確に導くもので
ある。レジスト槽(10)は、カゼインと重クロム酸塩
よりなる水溶性のレジスト(11)を貯留している。放
射温度計(3a)〜(3j)は、それぞれのチャンバー
(21)〜(30)において、素材(7)に塗布された
レジスト膜(図示せず)の温度を測定する素材温度測定
手段(3)を構成する。熱電対(4a)〜(4j)は、
それぞれのチャンバー(21)〜(30)において、乾
燥炉(1)内の雰囲気の温度を測定する雰囲気温度測定
手段(4)を構成する。
【0027】素材温度測定手段(3)として、放射温度
計(3a)〜(3j)以外に熱電対やサーミスタ等を用
いた温度計が考えられるが、素材に接触させることなく
素材の温度が測定できる放射温度計が好ましい。また、
図1に示すように放射温度計(3a)〜(3j)を乾燥
炉(1)の内部に設けるのではなく、乾燥炉(1)に窓
を設けて、その窓を介して素材の温度を測定するように
放射温度計(3a)〜(3j)を乾燥炉(1)の外部に
配置してもよい。
【0028】乾燥条件設定手段(9)は、各チャンバー
(21)〜(30)における素材の温度と雰囲気の温度
とが互いに等しくなる位置から、乾燥炉(1)内の所望
の位置においてレジスト膜が所定の乾燥状態になるよう
に乾燥炉内の乾燥条件を設定するものである。また乾燥
条件設定手段(9)は、乾燥位置検出手段(5)とズレ
量検出手段(6)と乾燥条件調節手段(2)とにより構
成されている。
【0029】乾燥位置検出手段(5)は、乾燥炉(1)
内において、雰囲気の温度と素材の温度とが互いに等し
い乾燥炉(1)内の位置、つまりレジスト膜が所定の乾
燥状態となる位置である乾燥位置を検出するものであ
る。また、乾燥位置検出手段(5)は、A/D変換器
(52)とCPU(53)とから構成されている。A/
D変換器(52A)〜(52J)は、放射温度計(3
a)〜(3j)から出力されるアナログの電気信号をデ
ジタルの電気信号にそれぞれ変換する。A/D変換器
(52a)〜(52j)は、熱電対(4a)〜(4j)
から出力されるアナログの電気信号をデジタルの電気信
号にそれぞれ変換する。CPU(53)は、デジタルの
電気信号に変換された各チャンバー(21)〜(30)
におけるそれぞれの素材の温度と雰囲気の温度との温度
差を算出する。さらにCPU(53)は、温度差より乾
燥位置を検出する。
【0030】ズレ量検出手段(6)は、所望の乾燥位置
である設定乾燥位置を記憶し、設定乾燥位置と乾燥位置
とのズレ量を検出するものである。またズレ量検出手段
(6)は、メモリ(54)と比較器(55)とから構成
されている。メモリ(54)は、設定乾燥位置を記憶す
る。比較器(55)は、設定乾燥位置と乾燥位置とのズ
レ量を求める。
【0031】乾燥条件調節手段(2)は、ズレ量に応じ
て所望の位置に乾燥位置が位置するように乾燥炉内の乾
燥条件を調節するものである。また、乾燥条件調節手段
(2)は、ファン(50a)〜(50j)と制御ユニッ
ト(51a)〜(51j)とから構成されている。ファ
ン(50a)〜(50j)は、それぞれのチャンバー
(21)〜(30)に熱風を送り込むものである。制御
ユニット(51a)〜(51j)は、レジスト膜の乾燥
状態に応じて、ファン(50a)〜(50j)を制御す
ることにより各チャンバー(21)〜(30)内の雰囲
気の温度を調整する。
【0032】尚、図1のファン(50a)〜(50j)
に代えて、それぞれのチャンバー(21)〜(30)に
赤外線ランプ(図示せず)を設けて、その赤外線ランプ
の出力をレジスト膜の乾燥状態に応じて調節してもよ
い。また乾燥位置検出手段(5)は、検出した乾燥位置
の内、最も上流側の乾燥位置をズレ量検出手段に伝達す
る。ズレ量検出手段(6)は、その内部のメモリ(5
4)に記憶されている設定乾燥位置と乾燥位置検出手段
(5)から伝達される最も上流側の乾燥位置とのズレ量
を比較器(55)により演算する。この演算結果は乾燥
条件調整手段(2)が有する制御ユニット(51a)〜
(51j)に伝達される。制御ユニット(51a)〜
(51j)は、設定乾燥位置が乾燥位置になるようにフ
ァン(50a)〜(50j)の回転数を制御して、各チ
ャンバー(21)〜(30)に送り込まれる熱風の風量
を調整する。
【0033】次に上述の実施例の動作を以下に説明す
る。
【0034】放射温度計(3a)〜(3j)と熱電対
(4a)〜(4j)は、それぞれ素材の温度と雰囲気の
温度との測定値をアナログの電気信号として乾燥位置検
出手段(5)に出力する。乾燥位置検出手段(5)が有
するA/D変換器(52)は、放射温度計(3a)〜
(3j)と熱電対(4a)〜(4j)とから出力された
アナログの電気信号を受け取り、デジタルの電気信号に
変換する。乾燥位置検出手段(5)が有するCPU(5
3)は、デジタルの電気信号に変換された各チャンバー
(21)〜(30)におけるそれぞれの素材の温度と雰
囲気の温度との温度差を算出する。温度差を計算する代
わりに素材の温度と雰囲気の温度との温度比を算出して
もよい。表1は、本実施例において測定された素材の温
度と雰囲気の温度と算出された両者の温度差との一例を
示すものである。但し、表1に示す素材の温度は、放射
温度計で測定したレジスト膜の温度の測定値(表示値)
にレジスト膜の放射率を乗じた値である。
【0035】
【表1】
【0036】また、乾燥位置検出手段(5)が有するC
PU(53)は、レジスト膜が所定の乾燥状態となった
位置である乾燥位置を検出する。表1の場合について素
材の温度と雰囲気の温度との温度差が無い位置、つまり
素材の温度と雰囲気の温度とが互いに等しい位置は、第
9,10チャンバー(29)(30)であり、この両チ
ャンバー(29)(30)においてレジスト膜は所定の
乾燥状態にある。また第8チャンバー(28)では、素
材の温度と雰囲気の温度とに温度差が有るのでレジスト
膜は所定の乾燥状態でない。したがって、乾燥位置は、
レジスト膜が所定の乾燥状態となる最も上流側のチャン
バーである第9チャンバー(29)にあると見い出すこ
とができる。
【0037】次に、乾燥位置検出手段(5)及びズレ量
検出手段(6)の動作について、図2のフローチャート
に基づいて説明する。このフローチャートにおいて、
「n」は、各チャンバーの番号を示し、「X」は、設定
乾燥位置のあるチャンバーの番号を示す。また、図2に
示される動作は、装置の稼動中常に行われるものであ
る。
【0038】図2のステップS1において、乾燥位置検
出手段(5)は、nを最も上流のチャンバーの番号であ
る「1」に初期設定する。ステップS2において、乾燥
位置検出手段(5)が有するCPU(53)は、第nチ
ャンバー内の雰囲気の温度(Tn)から第nチャンバー
における素材の温度(Rn)を減じた温度差(dn)を算
出する。次にステップS3において、CPU(53)
は、求めた温度差(dn)が正であるか否かを判断す
る。温度差(dn)が正の場合は、第nチャンバーにお
いてレジストは所定の乾燥状態にないとCPU(53)
が判断する。この場合には、ステップS7に進む。ステ
ップS7において、CPU(53)は、nに「1」を加
える、すなわちチャンバーの番号を一つ下流側に進め
る。ステップS8において、CPU(53)は、nが
「11」より小さいか否か判断する。nが「11」より
小さい場合は、ステップS2に戻る。上述のようにステ
ップS3において、第nチャンバーにおける温度差(d
n)が正の場合は、上述のステップを繰り返す。但し、
ステップS8において、nが「11」となった場合は、
乾燥位置が第1チャンバー(21)から第10チャンバ
ー(30)までの間に存在しないとCPU(53)が判
断する。この場合には、各チャンバー(21)〜(3
0)内の雰囲気の温度の設定が大きく誤っている等の問
題が装置に発生している。この時、CPU(53)は装
置の異常を知らせるための「エラー」を発する。また、
ステップS3において、第nチャンバーの温度差(d
n)が正でない場合には、第nチャンバーにおいて、レ
ジスト膜が所定の乾燥状態となっている。したがって、
CPU(53)は、レジスト膜が所定の乾燥状態となる
最も上流側の乾燥位置が第nチャンバーにあると判断す
る。そして、CPU(53)は最も上流側の乾燥位置が
あるチャンバーの番号「n」をズレ量検出手段(6)が
有する比較器(55)に伝達する。次にステップS4に
おいて、比較器(55)は、メモリ(54)が記憶して
いる設定乾燥位置があるチャンバーの番号「X」からC
PU(53)によって求められた乾燥位置があるチャン
バーの番号「n」を減じてズレ量「D」を算出する。次
にステップS5において、比較器(55)はズレ量
「D」がゼロであるか否かを判断する。ズレ量「D」が
ゼロである場合は、乾燥位置が設定乾燥位置に位置して
いると比較器(55)が判断する。この場合には、ステ
ップS1に戻り、上述のステップを繰り返す。また、ズ
レ量「D」がゼロでない場合は、比較器(55)は乾燥
位置「n」が設定乾燥位置「X」からズレ量「D」だけ
ずれていると判断する。そして、比較器(55)はズレ
量「D」を乾燥条件調整手段(2)が有する制御ユニッ
ト(51a)〜(51j)に伝達する。次にステップS
6において、制御ユニット(51a)〜(51j)は、
比較器(55)から伝達されたズレ量「D」に応じて、
ファン(50a)〜(50j)の回転数を制御すること
により、各チャンバー(21)〜(30)に送り込まれ
る熱風の風量を自動的に調整する。そして、ステップS
1に戻り、上述のステップを繰り返す。
【0039】レジストに含有された水分量の測定値によ
り図4に示すようなグラフを作成して、そのグラフを用
いて乾燥位置を求める従来のレジスト膜の乾燥方法及び
装置によると、多くの位置において水分量を測定しなく
てはならず、しかも図4に示す第7チャンバーの水分量
と出口の水分量とが等しいように水分量が変化しない2
つの位置を必ず測定しなければならない。このため乾燥
位置が図4に示す第7チャンバー以降にずれ込んだ場合
には、言い代えれば、最終の測定位置の一つ上流側の測
定位置以降に乾燥位置がずれ込んだ場合には、乾燥位置
を求められなくなってしまうという問題があった。
【0040】しかしながら本実施例によれば、上述のよ
うに各チャンバー(21)〜(30)において、素材の
温度と雰囲気の温度との温度差を求めて、素材の温度と
雰囲気の温度とが互いに等しくなるチャンバーを乾燥位
置としているので、第1チャンバー(21)から第10
チャンバー(30)までの間に乾燥位置がある場合は、
乾燥位置を求めることができる。したがって、最終の測
定位置の一つ上流側の測定位置に乾燥位置がずれ込んだ
場合、つまり本実施例の第9チャンバー(29)以降に
乾燥位置がずれ込んだ場合でも、第9、10チャンバー
(29)、(30)にある乾燥位置を見い出すことがで
きる。
【0041】次に本発明の別の実施例について説明す
る。
【0042】図3は、本発明の別の実施例の装置の要部
を示す模式図である。図3において、図1に示される符
号と同一のものは、上述の実施例で説明した機能と同じ
機能を有するのでここでは説明を省略する。
【0043】図3において、(60)は、素材(7)に
塗布されたレジスト膜の乾燥状態を評価する乾燥状態評
価装置である。乾燥状態評価装置(60)は、素材温度
測定手段(3)と雰囲気温度測定手段(4)と表示手段
(8)とから構成されている。表示手段(8)は、各チ
ャンバー(21)〜(30)における素材の温度と雰囲
気の温度とから、各チャンバー(21)〜(30)にお
けるレジスト膜の乾燥状態を表示するものである。ま
た、表示手段(8)は、演算手段(15)とCRT(1
4)とにより構成されている。演算手段(15)は、各
チャンバー(21)〜(30)における素材の温度と雰
囲気の温度との温度差をそれぞれ演算する。CRT(1
4)は、各チャンバーにおけるレジスト膜の乾燥状態を
表示する。設定手段(16)は、ボリューム(62a)
〜(62j)を操作することにより、ファン(50a)
〜(50j)の回転数を調整して、乾燥炉(1)内に吹
き込まれる熱風の風量を設定するものである。
【0044】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0045】素材温度測定手段(3)は、各チャンバー
(21)〜(30)において素材の温度をそれぞれ測定
して、測定した素材の温度を演算手段(15)に伝達す
る。雰囲気温度測定手段(4)は、各チャンバー内の雰
囲気の温度をそれぞれ測定して、測定した雰囲気の温度
を演算手段(15)に伝達する。演算手段(15)は、
各チャンバー(21)〜(30)における素材の温度と
雰囲気の温度との温度差をそれぞれ演算して、各チャン
バーにおける素材の温度と雰囲気の温度とこれらの温度
差とをそれぞれCRT(14)に伝達する。CRT(1
4)は、各チャンバー(21)〜(30)毎に素材の温
度と雰囲気の温度とこれら両者の温度差とをそれぞれ表
示する。また、CRT(14)は各チャンバー(21)
〜(30)毎に素材の温度と雰囲気の温度とのみをそれ
ぞれ表示してもよい。さらにCRT(14)は各チャン
バー(21)〜(30)毎に素材の温度と雰囲気の温度
との温度差のみをそれぞれ表示してもよい。またさらに
CRT(14)は各チャンバー(21)〜(30)毎に
素材の温度と雰囲気の温度との温度差の有無のみをそれ
ぞれ表示してもよい。次に乾燥炉(1)内の乾燥条件を
設定する作業者は、CRT(14)に表示されたレジス
ト膜の乾燥状態から素材の温度と雰囲気の温度との温度
差が無い最も上流側のチャンバーの番号を確認する。そ
して、作業者は前記チャンバーの番号が所望の番号であ
るか否かを判断する。前記チャンバーの番号が所望の番
号でない場合、作業者は前記チャンバーの番号が所望の
番号になるように、設定手段(16)が有するボリュー
ム(62a)〜(62j)を操作することによりファン
(50a)〜(50j)の回転数を調整して、乾燥炉
(1)内に吹き込まれる熱風の風量を設定する。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載のレジスト膜の乾燥方法に
よると、レジスト膜が塗布された帯状の素材をその長手
方向に搬送しつつ乾燥炉内を通過させて、乾燥炉内にお
ける素材の搬送方向について互いに異なる複数の位置に
おける素材の温度をそれぞれ測定して、素材の温度が測
定された各位置における乾燥炉内の雰囲気の温度をそれ
ぞれ測定して、前記各位置における素材の温度と雰囲気
の温度とが互いに等しくなる位置から、乾燥炉内の所望
の位置においてレジスト膜が所定の乾燥状態になるよう
に乾燥炉内の乾燥条件を設定することが可能となる。
【0047】請求項2記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、レジスト膜が塗布された帯状の素材をその長手方
向に搬送しつつ乾燥炉内を通過させて、乾燥炉内におけ
る素材の搬送方向について互いに異なる複数の位置にお
ける素材の温度を素材温度測定手段によりそれぞれ測定
して、素材の温度が測定された各位置における乾燥炉内
の雰囲気の温度を雰囲気温度測定手段によりそれぞれ測
定して、前記各位置における素材の温度と雰囲気の温度
とが互いに等しくなる位置から、乾燥炉内の所望の位置
においてレジスト膜が所定の乾燥状態になるように乾燥
炉内の乾燥条件を乾燥条件設定手段により設定すること
が可能となる。
【0048】請求項3記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、前記各位置の素材の温度と雰囲気の温度とからレ
ジスト膜が所定の乾燥状態になる乾燥炉内の位置である
乾燥位置を乾燥位置検出手段により求めて、レジスト膜
が所定の乾燥状態になる乾燥炉内の所望の位置と前記乾
燥位置とのズレ量をズレ量検出手段により求めて、ズレ
量に応じて乾燥炉内の乾燥条件を乾燥条件調節手段によ
り調節することが可能となる。
【0049】請求項4記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、前記素材温度測定手段として放射温度計が用いら
れるので、素材に接触することなく素材の温度を測定す
ることが可能となるので、素材と素材温度測定手段との
接触による発塵及びレジスト膜の傷の発生がなくなる。
【0050】請求項5記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、レジスト膜が塗布された帯状の素材をその長手方
向に搬送しつつ乾燥炉内を通過させて、乾燥炉内におけ
る素材の搬送方向について互いに異なる複数の位置にお
ける素材の温度を素材温度測定手段によりそれぞれ測定
して、素材の温度が測定された各位置における乾燥炉内
の雰囲気の温度を雰囲気温度測定手段によりそれぞれ測
定して、前記各位置におけるレジスト膜の乾燥状態を表
示手段により表示することが可能となる。
【0051】請求項6記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、乾燥状態として乾燥炉内の各位置における素材の
温度と雰囲気の温度とを表示手段により表示することが
可能となる。
【0052】請求項7記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、乾燥状態として乾燥炉内の各位置における素材の
温度と雰囲気の温度との温度差を表示手段により表示す
ることが可能となる。
【0053】請求項8記載のレジスト膜の乾燥装置によ
ると、乾燥状態として乾燥炉内の各位置における素材の
温度と雰囲気の温度との温度差の有無を表示手段により
表示することが可能となる。
【0054】従って、本発明のレジスト膜の乾燥方法及
び装置によると、レジスト膜の膜厚に影響されること無
く、容易に乾燥位置を見出すことが可能となる。また見
出した乾燥位置より、乾燥炉内の所望の位置においてレ
ジスト膜を所定の乾燥状態にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の装置の要部を示す模式図で
ある。
【図2】本発明の上記実施例の制御を示すフロー図であ
る。
【図3】本発明の別の実施例の装置の要部を示す模式図
である。
【図4】従来技術の各チャンバーにおける吸光度の一例
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 乾燥炉 2 乾燥条件調節手段 3 素材温度測定手段 4 雰囲気温度測定手段 5 乾燥位置検出手段 6 ズレ量検出手段 7 素材 8 表示手段 9 乾燥条件設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジスト膜が塗布された帯状の素材をそ
    の長手方向に搬送しつつ乾燥炉内を通過させて乾燥させ
    るレジスト膜の乾燥方法において、 乾燥炉内における素材の搬送方向について互いに異なる
    複数の位置における素材の温度をそれぞれ測定する工程
    と、 素材の温度が測定された各位置における乾燥炉内の雰囲
    気の温度をそれぞれ測定する工程と、 前記各位置における素材の温度と雰囲気の温度とが互い
    に等しくなる位置から、乾燥炉内の所望の位置において
    レジスト膜が所定の乾燥状態になるように乾燥炉内の乾
    燥条件を設定する工程と、 を有することを特徴とするレジスト膜の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 レジスト膜が塗布された帯状の素材をそ
    の長手方向に搬送しつつ乾燥炉内を通過させて乾燥させ
    るレジスト膜の乾燥装置において、 乾燥炉内における素材の搬送方向について互いに異なる
    複数の位置における素材の温度をそれぞれ測定する素材
    温度測定手段と、 素材の温度が測定された各位置における乾燥炉内の雰囲
    気の温度をそれぞれ測定する雰囲気温度測定手段と、 前記各位置における素材の温度と雰囲気の温度とが互い
    に等しくなる位置から、乾燥炉内の所望の位置において
    レジスト膜が所定の乾燥状態になるように乾燥炉内の乾
    燥条件を設定する乾燥条件設定手段と、 を有することを特徴とするレジスト膜の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 乾燥条件設定手段は、各位置の素材の温
    度と雰囲気の温度とからレジスト膜が所定の乾燥状態に
    なる位置である乾燥位置を求める乾燥位置検出手段と、 乾燥炉内の所望の位置と前記乾燥位置とのズレ量を求め
    るズレ量検出手段と、 ズレ量に応じて所望の位置に乾燥位置が位置するように
    乾燥炉内の乾燥条件を調節する乾燥条件調節手段と、か
    らなることを特徴とする請求項2記載のレジスト膜の乾
    燥装置。
  4. 【請求項4】 素材温度測定手段として放射温度計を用
    いることを特徴とする請求項2もしくは請求項3記載の
    レジスト膜の乾燥装置。
  5. 【請求項5】 レジスト膜が塗布された帯状の素材をそ
    の長手方向に搬送しつつ乾燥炉内を通過させて乾燥させ
    るレジスト膜の乾燥装置において、 乾燥炉内における素材の搬送方向について互いに異なる
    複数の位置における素材の温度をそれぞれ測定する素材
    温度測定手段と、 素材の温度が測定された各位置における乾燥炉内の雰囲
    気の温度をそれぞれ測定する雰囲気温度測定手段と、 各位置における素材の温度と雰囲気の温度とから、各位
    置におけるレジスト膜の乾燥状態を表示する表示手段
    と、 を有することを特徴とするレジスト膜の乾燥装置。
  6. 【請求項6】 表示手段は、各位置における素材の温度
    と雰囲気の温度とをそれぞれ表示することを特徴とする
    請求項5記載のレジスト膜の乾燥装置。
  7. 【請求項7】 表示手段は、各位置における素材の温度
    と雰囲気の温度との温度差をそれぞれ表示することを特
    徴とする請求項5記載のレジスト膜の乾燥装置。
  8. 【請求項8】 表示手段は、各位置における素材の温度
    と雰囲気の温度との温度差の有無をそれぞれ表示するこ
    とを特徴とする請求項5記載のレジスト膜の乾燥装置。
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