JPH0810651A - 電気集塵装置の火花制御方法 - Google Patents

電気集塵装置の火花制御方法

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JPH0810651A
JPH0810651A JP16906694A JP16906694A JPH0810651A JP H0810651 A JPH0810651 A JP H0810651A JP 16906694 A JP16906694 A JP 16906694A JP 16906694 A JP16906694 A JP 16906694A JP H0810651 A JPH0810651 A JP H0810651A
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JP
Japan
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voltage
spark
dust
time
generated
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Pending
Application number
JP16906694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Kitajima
久 喜多島
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication of JPH0810651A publication Critical patent/JPH0810651A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、性能を維持しつつ火花発生を防
止し、性能維持最低電圧以下で火花が発生してもより短
時間で性能が維持できる安定制御をする電気集塵装置の
火花制御方法を提供する。 【構成】 この発明は、高抵抗障害による火花発生に対
し、集塵極と放電極間をより低い静電荷電電圧に維持す
る火花制御時間を設ける。集塵性能維持最低以下で火花
発生した場合、この火花抑制時間をカットし、より低い
電圧から時間当たりの電圧上昇率tanΘを一定として
一定時間定格電圧まで静電荷電電圧を昇圧し、安定した
制御を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気集塵装置に関
し、特に火花制御により安定した運転制御を行う電気集
塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気集塵装置は、放電極と集塵極
の間に静電印加し、図3に示すような火花制御特性を有
していた。図3に示す従来の制御方法によると、例え
ば、80kvで火花aが発生すると電流カットし、10
ms経過後電流を印加していた。そして、再度火花b、
c、d、eが発生すると電流をカットするという制御方
法をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の制御方法によると、例えば60kvという性
能維持のための最低印加電圧に対し、a、b、c、d、
eといった火花発生と電流カットを順次繰り返すうち、
火花発生時に定格電圧までの電圧上昇速度Θbが速い為
火花が多発する。この結果集塵性能を低下させないため
に印加電圧を維持したいにもかかわらず、火花発生が進
行するとともに電圧が低下する問題点があった。この結
果、集塵性能が順次低下してしまうという問題点があっ
た。
【0004】図3に示す従来の制御方法によると、図示
する電圧上昇速度Θfを遅くすると、性能維持最低電圧
(例えば60kv)以下に電圧が低下した場合、電圧上
昇速度Θfを設定したがゆえ、復帰時間が長くなり、性
能維持最低電圧に到達する時間がかかり、性能低下する
問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、高圧トラン
スによる放電極と接地される集塵極の間に高圧を印加
し、静電的に集塵させる電気集塵装置において、被集塵
ガス体内の高抵抗ダストに対し、記電気集塵装置内部に
て印加電圧に対する高抵抗障害による火花発生の発生頻
度を抑制する為の、一定時間静電荷電電圧を低下させる
火花抑制時間を、高抵抗障害による火花発生後に設ける
ことによってなる。
【0006】又、印加電圧が集塵性能維持最低電圧以下
で、高抵抗ダスト等により火花発生した場合は、荷電電
圧を一定期間低下させる火花抑制時間を自動的にカット
オフし、時間あたりの電圧上昇率を一定として、短時間
で荷電電圧まで荷電電圧を昇圧することによってなる。
【0007】
【作用】この発明の電気集塵装置の火花制御方法では、
集塵装置の集塵極と放電極の間に介在した高抵抗ダスト
を含むガス体内にて印加電圧に対する高抵抗障害が発生
し、火花発生が頻発する状態になった時、一定時間定格
電圧に対し静電荷電電圧の低い抑制時間を設けたため、
火花が頻発しなくなる作用がある。
【0008】また、繰り返し火花が発生し、集塵性能維
持最低電圧以下で火花が発生する状態になった時も、こ
れらの電位レベルより低い電位レベルから時間あたりの
電圧上昇率を一定にして、所定の定格荷電電圧まで昇圧
するように制御するので、最終の火花発生に対し、所定
の電圧のより低い時間を設ける制御に起因して火花制御
低電圧が性能維持最低電位を下まわっても、性能発揮に
よいレベルまで昇圧が行える作用がある。このため安定
した性能維持が行える。
【0009】
【実施例】以下図を参照してこの発明の実施例の電気集
塵装置の火花制御方法を説明する。図1は、図3の従来
例制御特性図に対応するこの発明実施例の制御方法を示
す制御特性図、図2は、本発明実施例の制御要素の構成
を示すブロック図である。図において、トランス1は、
接地線3を介してグランド5に接地される。トランス1
で発生した高圧は、高圧線7を介して放電極9に印加さ
れる。塵灰を含むガス体の中にこの放電極9と集塵極1
1が配設される。集塵極11は、トランス1と同様グラ
ンドされる。次に図1の制御特性図を参照して、この発
明実施例の制御方法を説明する。特性図の縦軸は、放電
極9と集塵極11の間の荷電電圧、横軸は、時間を示
す。図1において、放電印加電圧が80kVとなる図中
Aで火花が発生すると、印加電流がカットオフされ、荷
電がグランドに流れるため荷電電圧がゼロになる。荷電
電圧がゼロになって時間T(例えば10ms)経過後、
再び電流が印加され、荷電電位がゼロから急速に立ち上
がる。この時間Tは、火花が充分消弧し、この悪影響を
回避する範囲でできるだけ短い時間にセットされ、制御
システムとしての効率を維持する。
【0010】荷電電位が時間T2 で(例えば図示のごと
く80ms)で急速に立ち上がり、80kVのスタート
レベルまで上げたいところ、性能維持最低電圧(例えば
図示する60kV)を越えた、例えば80kvに対しΔ
vとして5kV低い75kVの電位に火花抑制時間T3
の間ホールドする。火花抑制時間T3 は最大でも1時間
を越えないようにすると良い。
【0011】例えばT3 として5分間、75kVのまま
電圧固定する。この後電圧/時間=tanΘをかけて、
予定の80kVまで昇圧する。荷電電圧のこのような水
平状態を作ることによって、電圧は定格の80KVより
低く、また、例えば60kV以上という集塵性能レベル
で火花の発生しない状態を維持することができる。
【0012】これらの制御方法では、例えば火花発生は
しないにしても火花制御時間T3 (例えば図示する5分
間)の間、例えば次回火花が発生するB点に至る手前で
75kVという性能の低い時間を保たねばならない。こ
れに対し、このT3 相当時間を短縮する制御実施例を次
に説明する。この制御実施例によると、B点で火花発生
したら、電流をカットオフし、例えば定格80kVより
荷電電圧を少し低くした位置で短時間ホールドする。図
示C点で火花が発生してしまったら、再度電流をオフ
し、VC点(例えば75kV)より低いVD点で荷電を
短時間維持する。
【0013】次にD点で火花が発生してしまったら、電
流をカットオフし、立ち上げ後、VD電位より低いVE
電位(例えば50kV)でtanΘをとりながら80k
Vまで昇圧する。このように制御すると定格80kVま
で昇圧する時間をT4=6secというように、T3
(例えば5分)といった長時間に比較し短い時間で80
kVまで昇圧し定格性能を維持できる。
【0014】このように比較的短時間T4 で定格電圧
(80kV)まで昇圧するか、より低いT3 時間を長時
間とることによって火花抑制を長時間とるかは、火花発
生状況と荷電電圧を検出し、この値に応じて選択、切換
し適切な火花抑制制御を行うことができる。
【0015】
【発明の効果】この発明の電気集塵装置の火花制御方法
によると、火花抑制のための一定時間電圧を下げて維持
する制御手段により、所定の性能を維持しつつ、火花発
生の頻発を防止できる効果がある。また、火花発生が繰
り返されより低い電圧、つまり、集塵性能を維持する最
低電圧以下で火花が発生しても性能維持レベルまで短時
間で昇圧し、安定的に制御できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明実施例の電気集塵装置の火花制御方法
の制御方法を説明する制御特性図である。
【図2】この発明実施例の制御要素の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】従来例の制御方法を説明する制御特性図であ
る。
【符号の説明】
A、B、C、D、E…火花発生タイミング T3 …火花抑制制御時間 Θ…荷電電圧上昇圧速度 V、E…昇圧開始電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧トランスによる放電極と接地される
    集塵極の間に高圧を印加し、静電的に集塵させる電気集
    塵装置において、 被集塵ガス体内の高抵抗ダストに対し、前記電気集塵装
    置内部にて印加電圧に対する高抵抗障害による火花発生
    の発生頻度を抑制する為の、一定時間静電荷電電圧を低
    下させる火花抑制時間を、前記高抵抗障害による火花発
    生後に設けることを特徴とする電気集塵装置の火花制御
    方法。
  2. 【請求項2】 前記印加電圧が集塵性能維持最低電圧以
    下で、前記高抵抗ダスト等により火花発生した場合は、
    前記荷電電圧を一定期間低下させる前記火花抑制時間を
    自動的にカットオフし、時間あたりの電圧上昇率を一定
    として短時間で荷電電圧まで前記荷電電圧を昇圧するこ
    とを特徴とする請求項1の電気集塵装置の火花制御方
    法。
JP16906694A 1994-06-28 1994-06-28 電気集塵装置の火花制御方法 Pending JPH0810651A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5545559B1 (ja) * 2013-05-21 2014-07-09 株式会社トルネックス 居室換気用電気集塵機及びそれを組み込んだ換気システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5545559B1 (ja) * 2013-05-21 2014-07-09 株式会社トルネックス 居室換気用電気集塵機及びそれを組み込んだ換気システム
JP2014226661A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 株式会社トルネックス 居室換気用電気集塵機及びそれを組み込んだ換気システム

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