JPH0810545A - 集塵機用防火装置 - Google Patents

集塵機用防火装置

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JPH0810545A
JPH0810545A JP17213094A JP17213094A JPH0810545A JP H0810545 A JPH0810545 A JP H0810545A JP 17213094 A JP17213094 A JP 17213094A JP 17213094 A JP17213094 A JP 17213094A JP H0810545 A JPH0810545 A JP H0810545A
Authority
JP
Japan
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shutter
dust
fire
dust collector
solenoid
Prior art date
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Pending
Application number
JP17213094A
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English (en)
Inventor
Makoto Yoneyama
誠 米山
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Amano Corp
Original Assignee
Amano Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集塵機の内部で火災が発生した場合に、ダス
トボックス内への類焼を防いで火災が大きくならないよ
うにし、外部への延焼を防止して消火を早める。 【構成】 集塵機の機体1に設けた吸込口11と排気口
9にダンパ12と10を設け、ダストボックス1Kの上
側部に設けたホッパ13内に旋回式のシャッタ15Tを
設けて、集塵室2B内に設けた温度センサS1,S2が
設定温度(火災温度)を検出すると、上記のダンパ1
2,10とシャッタ15Tを閉鎖回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファンの回転による吸
引作用によって吸込んだ含塵空気をフイルターで濾過す
る集塵機の技術分野で利用されるものであって、具体的
には、集塵機内で発生する火災事故とその損害を最小限
に食い止めることができるように工夫した集塵機用防火
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】可燃性の粉塵を集塵する集塵機では、常
に火災発生の危険に晒されているため、従来より例えば
実願昭62−28320号(実開昭63−136723
号)に記載の如き防火対策が講じられている。
【0003】即ち、上記従来の集塵機の場合は、集塵機
の吸込口と排気口にダンパを取付け、ケーシング(集塵
室)の内部にはガス消火装置を取付けて、吸入口に取付
けたセンサが火気を検知すると、上記吸入口と排気口の
各ダンパを閉鎖し、合せて、ガス消火装置がケーシング
内部に不燃性ガスを供給して消火し、且つ、延焼を防止
するように構成した防火装置が使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、集塵機の内
部で最も可燃物(ダスト)の量が多く堆積している場所
は、ケーシングの内部下側に設けられたダストボックス
の部分であって、火災発生時にはこの部分を火災から守
ことが外部への延焼を防ぐために最も重要なポイントと
されているが、上記従来の集塵機の場合は、吸入口と排
気口をダンパで閉鎖し、且つ、ケーシングの内部に不燃
性ガスを供給して消火する構成であって、燃焼を逸速く
防止しなくてはならないダストボックスの部分には防火
対策が全然講じられていないため、このダストボックス
内に溜った可燃性のダストが燃焼して火災が大きくな
り、消火に時間と手間が掛るとか、外部へ延焼してしま
うと云った問題が発生していた。
【0005】従って本発明の技術的課題は、集塵機の内
部で火災が発生した場合に、ダストボックス内への類焼
を防止して火災が大きくならないようにし、外部への延
焼を防止して消火を早めることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】ファンの回転に従って含塵空気を吸込口か
ら機体内に吸込んでフイルターで濾過し、濾過後の清浄
空気を排気口から排出する一方、該フイルターに付着し
たダストを機体の内底部に引出し自在に設けたダストボ
ックスに払い落すように構成した集塵機に於いて、
【0008】(1) 上記の吸込口と排気口の内部に夫
々ダンパを取付け、上記ダストボックスの上側部に設け
たホッパの内部通路上にはシャッタを取付けて、これ等
ダンパとシャッタを上記機体内に設けた温度センサが設
定温度を検知すると閉鎖作動するように構成すること。
【0009】(2) ホッパの内部通路上に取付けるシ
ャッタを、1本の作動アームの往復運動に従って取付軸
を中心に旋回して開閉作動する複数枚のシャッタ羽根に
よって構成すること。
【0010】(3) 複数枚のシャッタ羽根を旋回して
開閉作動する作動アームの駆動源としてソレノイドを使
用し、このソレノイドがONすると作動アームを往動し
て各シャッタ羽根を開き、ソレノイドがOFFになると
作動アームがスプリングの牽引力によって復動して、各
シャッタ羽根を閉鎖回動するように構成すること。
【0011】
【作用】上記(1),(2),(3)で述べた各手段は
以下の如く作用する。
【0012】上記(1)で述べた手段によれば、火災の
発生によって機体内に設けた温度センサが設定温度を検
出すると、吸込口と排気口に設けたダンパが閉鎖作動し
て機体の内部をエアーが出入りしない密閉状態にするた
め、これによって先ず火災の広がりを防止することがで
き、合せて、シャッタが閉じてホッパの内部通路を閉鎖
するため、ダストボックス内への類焼も防止することが
できるから、ダストの燃焼時間を短くして消火を早め、
外部への延焼を防止することを可能にする。
【0013】上記(2)で述べた手段によれば、ホッパ
の内部通路上に設けたシャッタとして、複数枚のシャッ
タ羽根を旋回して開閉する旋回式シャッタを使用したた
め、設置スペースが小さくて狭いホッパの内部通路にも
容易に取付けることができ、而かも、手を挾んだり指が
入って怪我をすることもないため、メンテナンス時の危
険を無くすことを可能にする。
【0014】上記(3)で述べた手段によれば、集塵機
の運転時、即ち、ソレノイドがONしている時は必ずシ
ャッタが開いた状態になっているため、払い落したダス
トをダストボックスの内部にそのまま落し込むことがで
きるが、火災発生による停電等によって集塵機の運転が
停止された時、即ち、ソレノイドがOFFになった時
は、スプリングがシャッタを閉じた状態に必ず回動する
ため、火災の発生時にホッパのシャッタを必ず閉鎖し
て、ダストボックス内に溜ったダストへの類焼を確実に
防止することを可能にする。
【0015】以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
【0016】
【実施例】以下に、上述した本発明に係る集塵機用防火
装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明す
る。
【0017】図1と図2は本発明に係る防火装置を備え
た集塵機の通常運転時の状態と、火災発生時の状態を夫
々断面にして示したものであって、これ等の図面に於い
て、符号1で全体的に示した機体の内部は、水平な取付
板2によって清浄室2Aと集塵室2Bの上下2室に区画
され、清浄室2A側にはモータ8Mによって回転するフ
ァン8と、このファン8を収めたファン室7と、ファン
室7と清浄室2Aを仕切る区画板6と、ダイヤフラム弁
5を通して送られて来るフイルター除塵用の圧縮エアー
を噴射口4a…から後述するフイルターの内部に対して
噴射するブローチューブ4が設けられ、且つ、上記の区
画板6の中央には清浄室2Aとファン室7を連通する連
通穴6aが開口され、ファン室7にはダクト状に造った
排気口9の入口9aが開口されている。
【0018】また、集塵室2Bには上記の取付板2に吊
下げた状態で集塵用のフイルター3…が取付けられ、且
つ、その一側には吸塵ダクトの吸込口11が開口される
と共に、内底部には上記除塵用ブローチューブ4から噴
射された圧縮エアーによって各フイルター3…から払い
落されたり、或は、流入後に自重によって落下したダス
トDSを回収するダストボックス1Kが引出し自在に収
納され、更に、このダストボックス1Kの上側部にはダ
ストDSの落下をガイドするホッパ13が設けられてい
る。
【0019】本発明に係る集塵機用防火装置は、以上述
べた如き構成の除塵機能付き集塵機に実施されるもので
あって、上述した図1と図2に於いて、10と12は上
述した排気口9と吸込口11の内部通路上に設けたダン
パ、10Tと12Tはこれ等各ダンパ10,12を開閉
作動する開閉手段であって、各開閉手段は油圧又は圧縮
エアーを利用したシリンダとかソレノイド、或は、モー
タ等を用いて構成されていて、上記集塵室2Bの内部に
取付けた温度センサS1,S2が設定温度、即ち、火災
発生による異常温度を検出すると、これ等各開閉手段1
0T,12Tが作動して各ダンパ10,12を図2に示
すように閉鎖状態に回動して、排気口9と吸込口11の
双方を閉じる仕組に成っている。
【0020】また、上述した図1と図2、並びに、図3
乃至図5に於いて、夫々符号15Tにて全体的に示した
のは、上述したホッパ13の内部通路13a上に開閉作
動自在に取付けた旋回式シャッタであって、内部通路1
3a上に複数枚のシャッタ羽根15…を夫々取付軸14
…を用いて開閉回動自在に並べて取付けることによって
構成したこの旋回式シャッタ15Tは、図3乃至図5に
示すようにリンク式の作動機構STによって一体的に開
閉回動するように構成されている。
【0021】即ち、図中16…は各一端部を上述した各
取付軸14に所定の角度に傾斜して固定し、各他端部を
連結軸16a…を用いて横長に形成した作動アーム17
に回動自在に取付けた回動レバーを示し、また、18は
上下両端側を夫々連結ピン17aと18aを用いて上記
の作動アーム17の根端部と、機体1側に固定したソレ
ノイド20Tの作動子20aに回動自在に連結した回動
アーム、19はこの回動アーム18の中間部を回動自在
に支持する支持軸、21はソレノイド20TがOFFに
なった時に、回動アーム18を図4に示すように牽引回
動して各シャッタ羽根15…を閉じた状態に回動せしめ
るスプリング、22はストッパである。
【0022】以上の如く構成したリンク式作動機構ST
によれば、ソレノイド20TがONしている時は、図1
と図3と図5に示すように作動子20aの吸引作動によ
って各シャッタ羽根15…を開いた状態に回動し、ソレ
ノイド20TがOFFになると、上記のスプリング21
が各シャッタ羽根15…を図2と図4の如く閉じた状態
に回動するように構成されており、また、ソレノイド2
0Tは集塵機の運転時にはON状態を維持しているが、
上述した温度センサS1,S2が火災温度を検知した
時、又は、火災による停電等によって集塵機の運転が停
止された時、更には電源スイッチをOFFした時に、自
動的にOFFになる仕組に成っている。
【0023】尚、上述したソレノイド20Tはシャッタ
開閉手段20の一実施例であって、その他のシャッタ開
閉手段20としては例えば油圧又は圧縮エアーを利用し
たシリンダとかモータ等が考えられる。
【0024】図6は本発明の電気的構成を示したブロッ
ク図であって、図1と図2に示した制御ボックスCS内
に設けられた制御部CSTに、上述したファンモータ8
Mと、温度センサS1,S2と、ソレノイド等から成る
ダンパ開閉手段10T,12Tと、同じくソレノイド2
0T等から成るシャッタ開閉手段20が接続され、更
に、図1並びに図2に示したような警報灯23も接続さ
れていて、温度センサS1,S2が設定温度(火災温
度)を検出すると、制御部CSTが先ずファンモータ8
Mの回転を停止し、次いで、ダンパー開閉手段10T,
12Tを制御して各ダンパ10,12を閉鎖回動し、更
に、シャッタ開閉手段20をOFFにしてスプリング2
1によるシャッタ15Tの閉鎖回動を行うと共に、警報
灯23を点灯して火災の発生を知らせるように構成され
ている。
【0025】尚、上述した実施例ではダンパ10,12
とシャッタ15Tの双方を各開閉手段10T,12T,
20によって夫々自動的に開閉回動する仕組に成ってい
るが、これをスイッチ(図示せず)の切換によって全て
手動にて自由に開閉作動できるように構成すれば、緊急
時とかメンテナンス時とかに各ダンパ10,12とシャ
ッタ15Tを手動によって速やかに開閉操作することが
可能になる。
【0026】本発明に係る集塵機用防火装置は以上述べ
た如き構成であるから、火災発生による異常温度を温度
センサS1,S2が検出すると、速やかに排気口9と吸
込口11のダンパ10,12を閉じ、これと同時にホッ
パ13のシャッタ15Tも閉じるため、機体の内部を無
酸素状態にして火災の拡大を防止し、合せて、火災が一
番危険なダストボックス1K内のダストDSに及ぶこと
を防止するため、この間にダストボックス1Kを速やか
に機体1の外に引出せば、火災を最小限に抑えて外部へ
の延焼を防止し、消火を早めることができる。
【0027】また、ダストボックス1Kを守るシャッタ
15Tは各シャッタ羽根15…を取付軸14…を中心に
回転して開閉する旋回方式を採用しているため、狭いホ
ッパ13の内部スペースにも容易に取付けることがで
き、而かも、旋回方式であるため、メンテナンスの時に
手を挾んだり指を入れて怪我をすると云った危険性が無
く、作業を安全に進めることができる。
【0028】更に本発明によれば、各シャッタ羽根15
…を開閉する駆動源としてソレノイド20Tを使用し、
停電等によってソレノイド20TがOFFになるとスプ
リング21の牽引力によって各シャッタ羽根15…を自
動的に閉鎖回動するように構成すれば、火災の発生によ
って集塵機が停電して運転を停止したり、或は、制御部
CSTが火災によって故障した場合でも、各シャッタ羽
根15…を確実に閉鎖回動して、ダストボックス1Kを
火災から守ることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る集塵機用防火装置は以上述
べた如くであるから、集塵運転中に機体内で火災が発生
しても、火災の広がりを極力抑えることができるため、
外部への延焼を防止して短時間の内に消火できる安全性
を発揮し、火災による損害を最小限に食い止めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防火装置を備えた集塵機の通常運
転時の状態を示した正断面図である。
【図2】同じく本発明に係る防火装置を備えた集塵機の
火災発生時の状態を示した正断面図である。
【図3】シャッタを開いている状態を示したリンク式作
動機構の正面構成図である。
【図4】シャッタを閉じている状態を示したリンク式作
動機構の正面構成図である。
【図5】同じくシャッタを開いている状態を示したリン
ク式作動機構の斜視図である。
【図6】本発明の電気的構成を示したブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 機体 2B 集塵室 3 フイルタ 4 除塵用ブローチューブ 8 ファン 9 排気口 10 ダンパ 10T 開閉手段 11 吸込口 12 ダンパ 12T 開閉手段 13 ホッパ 13a 内部通路 14 取付軸 15T シャッタ 15 シャッタ羽根 17 作動アーム 20T ソレノイド 20 開閉手段 21 スプリング ST リンク式作動機構 1K ダストボックス DS ダスト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンの回転に従って含塵空気を吸込口
    から機体内に吸込んでフイルターで濾過し、濾過後の清
    浄空気を排気口から排出する一方、該フイルターに付着
    したダストを機体の内底部に引出し自在に設けたダスト
    ボックスに払い落すように構成した集塵機に於いて、 上記の吸込口と排気口の内部に夫々ダンパを取付け、上
    記ダストボックスの上側部に設けたホッパの内部通路上
    にはシャッタを取付けて、これ等ダンパとシャッタを上
    記機体内に設けた温度センサが設定温度を検知すると閉
    鎖作動するように構成したことを特徴とする集塵機用防
    火装置。
  2. 【請求項2】 ホッパの内部通路上に取付けるシャッタ
    を、1本の作動アームの往復運動に従って取付軸を中心
    に旋回して開閉作動する複数枚のシャッタ羽根によって
    構成したことを特徴とする請求項1記載の集塵機用防火
    装置。
  3. 【請求項3】 複数枚のシャッタ羽根を旋回して開閉作
    動する作動アームの駆動源としてソレノイドを使用する
    一方、このソレノイドがONすると作動アームを往動し
    て各シャッタ羽根を開き、ソレノイドがOFFになると
    作動アームがスプリングの牽引力によって復動して、各
    シャッタ羽根を閉鎖回動するように構成したことを特徴
    とする請求項2記載の集塵機用防火装置。
JP17213094A 1994-06-30 1994-06-30 集塵機用防火装置 Pending JPH0810545A (ja)

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