JPH08104553A - ステンレス鋼スラグの改質方法 - Google Patents

ステンレス鋼スラグの改質方法

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JPH08104553A JP24116994A JP24116994A JPH08104553A JP H08104553 A JPH08104553 A JP H08104553A JP 24116994 A JP24116994 A JP 24116994A JP 24116994 A JP24116994 A JP 24116994A JP H08104553 A JPH08104553 A JP H08104553A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステンレス鋼スラグからのCrイオンの溶出を
完全に防止して、環境汚染のおそれなしに、路盤材や土
木用埋立材としての有効利用を図る。 【構成】 ステンレス鋼の脱炭精錬後、還元処理を経た
溶融状態の酸化クロム含有スラグに対し、不活性ガスの
吹き込み攪拌下に、2価S化合物を添加して、スラグ中
のS濃度を0.20wt%以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステンレス鋼スラグ
の改質方法に関し、とくに該スラグの再利用の際に懸念
される有害物質の溶出を効果的に阻止することにより、
該スラグの有効利用を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物であるスラグの有効利用は、
コストダウンならびに工場用地内の専用置き場面積を考
慮すると、製鉄所においては重要な課題である。製鋼ス
ラグの有効利用法としては、焼結工場へのリサイクル、
路盤材、土木工事用の埋立材等への用途が主である。例
えば、土木用埋立材への適用に関しては、川鉄技報(19
86, vol.18, No.1, p.20〜24) に、粉化防止剤を用いた
スラグの改質固化方法が提案されている。
【0003】ところで、ステンレス鋼スラグが他の製鋼
スラグと大きく違う点は、スラグ中に数%のCr酸化物を
含有していることである。すなわち、脱炭精錬後のステ
ンレス鋼スラグ中には、通常10wt%以上のCrが酸化クロ
ムの形で含まれており、このまま廃棄したのでは高価な
Crが無駄になる。そのため脱炭精錬後、FeSiやAlなどの
還元剤を添加してスラグ中のCrを溶鋼中に回収するいわ
ゆる還元処理が施される。しかしながら、還元後のスラ
グ中Cr濃度を限りなく0にしようとすると、低Cr濃度で
は還元効率が悪くなることから、高価なFeSiやAlを多量
に必要とし、著しいコストの上昇を招く。それゆえ通
常、スラグ廃棄によるCrロスとFeSi, Al添加とのコスト
バランスにより、還元処理後のスラグ中Cr濃度は 0.5〜
3.0 wt%程度となっている。
【0004】しかしながら、この 0.5〜3.0 wt%程度の
スラグ中Cr濃度でも、6価Crが溶出する場合がある。ス
テンレス鋼スラグを路盤材、土木用埋立材として使用す
る場合、スラグからのCrイオン溶出による環境汚染が起
きないことが絶対条件であり、とくに過酸化Cr(6価C
r)を溶出させないことが絶対の条件である。
【0005】ステンレス鋼スラグからの6価Crの溶出防
止方法として、たとえば特開昭63−140044号公報では、
溶融状態で排出された酸化クロム含有スラグを別の容器
に移し、攪拌を付与しつつ酸化Crを還元するに十分な量
の還元剤を添加する方法が提案されている。しかしなが
ら、上記の方法は、通常、脱炭精錬炉内で行われている
FeSi還元を別の容器に移して実施しただけのいわゆる還
元処理に関する技術であり、実施例によれば、このよう
な還元処理を施した後でもスラグ中には依然として2%
前後の酸化クロムが残存していることから、6価Crの溶
出を完全に防止することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、ス
テンレス鋼スラグからのCr6+イオンの溶出を完全に防止
して、環境汚染のおそれなしに、路盤材や土木用埋立材
としての有効利用を可能ならしめるステンレス鋼スラグ
の改質方法を提案するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】ステンレス鋼の製造プロ
セスとして、電気炉−AOD法、転炉−VOD法、Cr鉱
石溶融還元法−転炉脱炭法等の種々の方法が実用化され
ていて、脱炭精錬時に発生するスラグの組成は、各プロ
セスにより異なっているが、いずれもスラグ中に数%の
Crが残存することは前述したとおりである。ところで発
明者らは、上記した各種のステンレス鋼スラグについ
て、スラグから水への6価Crの溶出状況について調査し
たところ、スラグ中のS濃度が低い場合に、該スラグか
らの6価Crの溶出が生じ易いことが判明した。すなわ
ち、スラグ中のCr濃度が1wt%以下と低い場合であって
も、スラグ中のS濃度が低いと、6価Crの溶出を生じる
場合があったのである。
【0008】そこで、発明者らは、逆にスラグ中のS濃
度を高めてやれば6価Crの溶出を防止できるのではない
かと考え、還元処理後の溶融スラグ中にS化合物を添加
してみたところ、所期した目的の達成に関し、望外の成
果が得られたのである。この発明は、上記の知見に立脚
するものである。
【0009】すなわち、この発明の要旨構成は次のとお
りである。 1.脱炭精錬後、還元処理を経た溶融状態の酸化クロム
含有スラグに対し、不活性ガスの吹き込み攪拌下に、2
価S化合物を添加して、スラグ中のS濃度を0.20wt%以
上とすることを特徴とするステンレス鋼スラグの改質方
法(第1発明)。
【0010】2.脱炭精錬後、還元処理を経た溶融状態
の酸化クロム含有スラグに対し、2価S化合物およびほ
う素酸化物を添加して、スラグ中のS濃度を0.20wt%以
上およびB2O3濃度を 0.1wt%以上とすることを特徴とす
るステンレス鋼スラグの改質方法(第2発明)。
【0011】3.脱炭精錬後、還元処理を経た溶融状態
の酸化クロム含有スラグに対し、不活性ガスの吹き込み
攪拌下に、2価S化合物およびほう素酸化物を添加し
て、スラグ中のS濃度を0.20wt%以上およびB2O3濃度を
0.1wt%以上とすることを特徴とするステンレス鋼スラ
グの改質方法(第3発明)。
【0012】上記の各発明において、2価S化合物とし
てはFeSやCaS等が好適であるが、中でもFeSがとりわ
け有利に適合する。
【0013】
【作用】図1に、ステンレス鋼溶製時における還元処理
後の脱炭精錬炉スラグ中のS濃度と6価Crの溶出量との
関係について調べた結果を示す。なお、6価Crの溶出試
験は、環境庁告示第13号に準じた方法で行った。同図に
示したとおり、スラグ中S濃度が 0.2wt%に満たない場
合には、6価Crの溶出を生じる場合があることが判明し
た。
【0014】そこで実験室規模で、6価Cr溶出のあるス
ラグ中S濃度が 0.2wt%以下のスラグを再溶解し、S化
合物を添加してS濃度を高くすることによって、6価Cr
の溶出を防止できるかどうかについて調査した。なお、
S化合物としてはFeS, CaSを用いた。またS化合物の
添加は、溶融スラグ中にN2ガスを吹き込み、スラグを攪
拌しながら行った。得られた結果を図2に示す。同図か
ら明らかなように、FeSやCaSを添加し、スラグ中のS
濃度を 0.2wt%以上にしてやれば、スラグからの6価Cr
の溶出を完全に防止することができることが判明した。
なお、石膏(CaSO4)のような硫黄酸化物の化合物では、
スラグ中のS濃度は高まるものの、6価Crの溶出を完全
に防止することはできなかった。
【0015】このようにFeSやCaS等の2価S化合物
を、スラグ中S濃度が 0.2wt%以上となるように添加し
てやれば、ステンレス鋼スラグからの6価Crの溶出を完
全に防止することができる。しかしながら、スラグ中S
濃度があまりに高くなると、炉内に一部残留したスラグ
が次の精錬時に溶鋼中のS濃度を上昇させるおそれがあ
るので、スラグ中S濃度は2wt%以下程度とするのが好
ましい。
【0016】ここに、スラグ中のS濃度が低くなると6
価Crが溶出し易くなる理由については、まだ明確に解明
されたわけではないが、電気化学反応から、以下のとお
りと考えられる。Crについては、下記の平衡式
【数1】 が成立し、電子の放出が少ない条件下ほどCr6+の量は少
なくなる。
【0017】ところで、スラグ中の陽イオンの還元につ
いては、FeイオンとSについて下記の文献に報告されて
いる。 〔ИЗВЕСТИЯ ВЫСШИХ УЧЕБНЫХ
ЗАВЕДЕНИЙ1967 В.Н.Боронен
ков等 P.10〜14〕 それによると、 Fe2+ ← Fe3++e- を、電位差をかけることによって反応させ、電流値とし
てFe2+/Fe3+比を測定しているが、スラグ中のCaS濃度
が増すほどFe3+イオンの還元反応が進行することが示さ
れている。ここに、溶融スラグ中にS2-として存在する
電子が還元に寄与する現象は、Crについても同様に存在
し得ると考えられる。
【0018】なお、この発明に従う2価S化合物の添加
時期は、脱炭吹練途中では、気化脱硫によるSの歩留り
低下およびインプットSの増加によるステンレス鋼中の
S濃度増加を招くため望ましくなく、またスラグが固化
したり流動性がなくなると、添加した2価S化合物がス
ラグ中で十分均一に混合しなくなり、溶出防止効果が低
下する。従って、2価S化合物の添加時期は、還元処理
終了後からスラグが固化する前の溶融状態のときとする
必要があるが、この時、不活性ガスの吹き込みによるス
ラグ攪拌を同時に行うか、あるいは所定量のほう素酸化
物を複合添加するか、少なくともいずれかの処理を併せ
て行う必要がある。というのは、溶融状態のスラグ中に
ただ単に2価S化合物を添加しただけでは、必ずしも2
価S化合物がスラグ中に均一に混入するかどうか保証で
きないからである。
【0019】前述したとおり、ステンレス鋼スラグを土
木用埋立材等に利用する場合には、Cr6+イオンの溶出を
完全に阻止しなければならず、そのためには2価S化合
物のスラグ中における均一混入が前提となるが、不活性
ガスの吹き込みによるスラグ攪拌やほう素酸化物の複合
添加は、かような均一混合に極めて有効に作用するから
である。
【0020】まず、不活性ガスの吹き込み攪拌について
述べると、攪拌ガスとして不活性ガスを用いるのは、酸
素や空気のような酸化性ガスでは、スラグ中の3価で存
在するCrがさらに酸化されて6価のCrとなり易い条件と
なるため、それを防止するため、またFeSが酸化され、
SがSOx ガスとなって炉外に放出され、スラグ中に歩留
らないことを防止するためである。ここに、不活性ガス
としては、N2ガスやArガスが有利に適合する。この不活
性ガスの流量は、 0.5〜5.0Nm3/min・t-slag程度が望ま
しく、この程度の量で十分な攪拌・均一化が達成でき、
併せて炉内を還元雰囲気に維持することができる。ま
た、不活性ガスの吹き込み方法は、底吹き羽口、横吹き
羽口、上方からランスを浸漬して吹き込む方法のいずれ
でも良く、脱炭精錬装置に応じた吹き込み方法でよい。
【0021】次に、ほう素酸化物の複合添加について述
べる。ほう素酸化物たとえばコレマナイトの添加は、ス
ラグの粘性を低下させる効果があり、従って特別にスラ
グ攪拌等を行わなくても、スラグ中に添加された2価S
化合物は十分に混合される。ここに、上記したスラグの
粘性低下による均一混合化のためには、スラグ中に少な
くとも 0.1wt%のB2O3が必要であり、従ってこの発明で
は、スラグ中におけるB2O3濃度につき、 0.1wt%以上に
限定した。なお、ほう素酸化物には、スラグの冷却時に
おける粉塵化を防止するという効果もあり、この点でも
スラグ改質法として有用である。しかしながら、スラグ
中のB2O3濃度があまりに高くなると、耐火物の損耗が著
しく進行するので、B2O3濃度は 0.4wt%以下程度とする
のが好ましい。
【0022】さらに、不活性ガスの吹き込みによるスラ
グ攪拌とほう素酸化物の複合添加によるスラグの粘性低
下の両者を併用すれば、より短時間でスラグ中Sの均一
混合を達成でき、操業効率の点で一層有利である。な
お、炉体を揺動することは、より迅速にスラブ中のSを
均一にする効果があり、従って必要に応じて、この炉体
揺動を併用することは有利である。
【0023】
【実施例】実験は、100tonのステンレス鋼脱炭精錬炉を
用いて行った。溶製したステンレス溶鋼を出鋼(出鋼温
度:1660〜1700℃)した後、炉内に残留するCr濃度が
0.5〜2.5 wt%のスラグに対し、表1および表2に示す
条件下でFeS(S含有量:36.4wt%),CaS(S含有
量:44.4wt%)、さらにはコレマナイト(B2O3含有量:
39.7wt%)を投入した。処理後、滓鍋に排滓されたスラ
グのS濃度およびCr6+の溶出状況について調べた結果を
表1,2に併記する。ここで、Cr6+イオンの検出率と
は、溶出試験を実施した際、各条件の全試験数に対する
Cr6+濃度>0.05 mg/l であった試験の割合をいい、溶出
試験は、実施例、比較例とも各条件で10チャージ以上、
かつ各チャージ毎に10本以上実施して、Cr6+の検出率を
調査した。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】表1,2から明らかなように、この発明に
従い処理したスラグからはCr6+の溶出は全く見られなか
った。これに対し、なんの処理も施さなかったNo.30
は、スラグ中のS濃度が極めて低く、そのため 4.5%の
割合でCr6+の溶出が検出された。同様に、コレマナイト
のみを添加したNo.34 もスラグ中のS濃度が低く、 4.2
%の割合でCr6+が溶出した。また、FeSやCaSは添加し
たものの、積極的に攪拌処理を施さなかったもの(No.3
1, 33, 38, 39)、攪拌処理は施してもその効果が十分で
なくスラグ中S濃度を0.20wt%以上にできなかったもの
(No.35, 36, 37)、コレマナイトを併用したもののやは
りスラグ中S濃度を0.20wt%以上にできなかったもの
(No.32)はいずれも、スラグからのCr6+の溶出を完全に
阻止することはできなかった。
【0027】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、クロム酸化
物を含有するステンレス鋼スラグからの6価Crの溶出を
完全に防止することができ、従って、ステンレス鋼スラ
グを環境汚染のおそれなしに路盤材や土木用埋立材等に
有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スラグ改質前における、スラグ中S濃度と6価
Cr溶出量との関係を示したグラフである。
【図2】6価Cr溶出スラグにS化合物を添加したとき
の、スラグ中S濃度と6価Cr溶出量との関係を示したグ
ラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田岡 啓造 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 山田 純夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 朝穂 隆一 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 錦織 正規 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 桜谷 敏和 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 當房 博幸 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社鉄鋼研究所内 (72)発明者 大久保 慎 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川鉄鉱 業株式会社千葉製造所内 (72)発明者 佐藤 幸男 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川鉄鉱 業株式会社千葉製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼の脱炭精錬後、還元処理を
    経た溶融状態の酸化クロム含有スラグに対し、不活性ガ
    スの吹き込み攪拌下に、2価S化合物を添加して、スラ
    グ中のS濃度を0.20wt%以上とすることを特徴とするス
    テンレス鋼スラグの改質方法。
  2. 【請求項2】 ステンレス鋼の脱炭精錬後、還元処理を
    経た溶融状態の酸化クロム含有スラグに対し、2価S化
    合物およびほう素酸化物を添加して、スラグ中のS濃度
    を0.20wt%以上およびB2O3濃度を 0.1wt%以上とするこ
    とを特徴とするステンレス鋼スラグの改質方法。
  3. 【請求項3】 ステンレス鋼の脱炭精錬後、還元処理を
    経た溶融状態の酸化クロム含有スラグに対し、不活性ガ
    スの吹き込み攪拌下に、2価S化合物およびほう素酸化
    物を添加して、スラグ中のS濃度を0.20wt%以上および
    B2O3濃度を 0.1wt%以上とすることを特徴とするステン
    レス鋼スラグの改質方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3において、2価S
    化合物がFeSであるステンレス鋼スラグの改質方法。
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