JPH08103817A - 電縫管成形機 - Google Patents

電縫管成形機

Info

Publication number
JPH08103817A
JPH08103817A JP6261599A JP26159994A JPH08103817A JP H08103817 A JPH08103817 A JP H08103817A JP 6261599 A JP6261599 A JP 6261599A JP 26159994 A JP26159994 A JP 26159994A JP H08103817 A JPH08103817 A JP H08103817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
resistance welded
electric resistance
welded pipe
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6261599A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Harada
一則 原田
Takeshi Kitazato
武 北里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Plant Designing Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Nittetsu Plant Designing Corp
Priority to JP6261599A priority Critical patent/JPH08103817A/ja
Publication of JPH08103817A publication Critical patent/JPH08103817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール交換時間を短縮化でき、しかも作業者
の削減および作業の安全性の向上が図れる電縫管成形機
を提供する。 【構成】 電縫管製造設備ラインa上に配備されて、薄
板から電縫管を湾曲成形する上下ロール19、22が、
上下ロール軸箱23、26を介して組み込まれた電縫管
成形機10において、上下ロール軸箱23、26が連結
部材62により着脱可能に連結され、また連結部材62
及び/又は上ロール軸箱23に、上ロール19に装着さ
れた上ロール軸箱23を、軸箱交換高さ位置に付勢状態
で保持するバランス手段63を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電縫管成形機に係り、
更に詳しくは、ロール交換時間を短縮化でき、しかも作
業者の削減および作業の安全性の向上が図れる電縫管成
形機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば水道管やガス管用または建材用パ
イプなどの電縫管は、アンコイラから導出された帯状の
薄板を連続的に断面円形や断面四角形などに湾曲成形
し、その後、薄板の幅方向の突き合わせ部を溶接して所
定長さに切断することで製造されている。この電縫管の
製造ラインには、溶接装置の上流に、薄板を湾曲成形さ
せるための各々上下ロールが組み込まれたブレークダウ
ンスタンドと呼ばれる電縫管成形機が所定個数だけ配備
されている。
【0003】ところで、ひとつの電縫管製造ラインによ
り製造される電縫管の大きさや形状は多品種にわたるの
で、それに応じて品種交換の度に、電縫管成形機に組み
込まれる上下ロールを交換しなければならない。上下ロ
ールのロール交換に際しては、例えば本願特許出願人の
出願による実開昭63−56906号公報の「ロール一
括交換機構を備えたロールスタンド」のように、電縫管
成形機の成形スタンドの頭部を着脱式にして、この頭部
に一体的に取り付けられた上下ロール、吊り棒を介して
連結された上下ロール軸箱を、天井クレーンにより一括
して出し入れさせることにより、ロール交換時間の短縮
化を図ったものが知られている。なお、電縫管成形機の
頭部は、本体となるキャップに4〜5tもある上ロール
用の圧下装置が取り付けられたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の電縫管成形機では、このようなロール交換にあ
たって、4〜5tもある上ロール用の圧下装置やキャッ
プを、作業者が足場の悪い成形スタンドに登って交換し
なければならず、危険を伴う作業となっていた。とりわ
けキャップは、電縫管の成形時に発生する過大な荷重を
負担することから、電縫管成形機の本体に堅固に締結さ
れているので、その着脱作業にかなりの労力と時間がか
かっていた。
【0005】そこで、これらの問題点を解消するため
に、この従来発明の出願前に、同じく本願特許出願人に
より出願された特公昭58−55846号公報の「イン
ナスタンド式圧延機」に開示されている技術思想を、こ
のブレークダウンスタンドに応用することが考えられ
る。すなわち、成形ロールおよび軸箱を搭載した移動台
車を電縫管成形機から水平方向に出し入れさせるように
する。
【0006】ところが、このようにした場合、ブレーク
スタンドのロール径は比較的大きいので、インナースタ
ンドの幅もロール径に合わせて大きいものとなり、結果
としてコスト高のスタンド構造となってしまう問題点が
あった。またロール交換を行なう際には、インラインお
よびオフラインの何れにおいても、ロール交換高さ位置
を一定にするためや、移動台車の移動中の振動により上
下ロールが損傷しないように、下ロール軸箱上に作業者
がライナーを載せ、その上に上ロール軸箱を載置すると
いう、手間がかかると共に危険性が伴う作業を行なわな
ければならなかった。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みなされたもの
で、ロール交換時間を短縮化でき、しかも作業者の削減
および作業の安全性の向上が図れる電縫管成形機を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の電縫管成形機は、電縫管製造設備のライン上に配
備されて、薄板から電縫管を湾曲成形する上下ロール
が、上下ロール軸箱を介して組み込まれた電縫管成形機
において、前記上下ロール軸箱が連結部材により着脱可
能に連結され、また該連結部材及び/又は前記上ロール
軸箱に、前記上ロールに装着された上ロール軸箱を、軸
箱交換高さ位置に付勢状態で保持するバランス手段を設
けるように構成されている。
【0009】また、請求項2記載の電縫管成形機は、請
求項1記載の電縫管成形機において、電縫管製造設備の
ライン上に成形スタンドが配備され、該成形スタンド内
に水平方向から出し入れされる移動台車を有し、該移動
台車には、少なくとも前記上下ロール、前記上下ロール
軸箱、前記連結部材および前記バランス手段を備えた組
ロール構造体が搭載されるように構成されている。な
お、ここでいう移動台車とは、自走式移動台車、例えば
牽引車や長尺な油圧シリンダなどにより押し引きされる
非自走式移動台車の他に、下ロール軸箱に直接車輪が取
り付けられた自走式または牽引式の台車機能を有する下
ロール軸箱をも含む。
【0010】
【作用】請求項1、2記載の電縫管成形機は、電縫管成
形機に組み込まれて電縫管を成形するとき以外、すなわ
ち圧下装置による上ロール軸箱の押し下げ状態が解除さ
れていれば、上ロールに装着された上ロール軸箱が、バ
ランス手段により、軸箱交換高さ位置に付勢状態で保持
されるので、従来のようにロール交換に際して、作業者
が上下軸箱間にライナーを抜き差ししなくてもよく、ま
たロール交換中の振動などにより上下ロールが互いに衝
突して上下ロールや上下軸箱が損傷するのを回避でき
る。そして、バランス手段により上ロール軸箱に付勢力
がかかるので、圧下時に左右の上ロール軸箱にバランス
力がかかり、これにより圧下装置の例えば圧下スクリュ
ーのがた殺しができ、ロール設定精度が向上する。
【0011】特に、請求項2記載の電縫管成形機は、移
動台車を成形スタンドから水平出し入れすることによ
り、ロール交換ができるようにしたので、成形スタンド
の頭部を着脱してロール交換した場合の手間や危険性を
解消できる。しかも、このように水平引き出し式の成形
ロールにバランス手段を設けたことにより、例えば天井
クレーンなどを用いた不安定な垂直引き出し式のものの
場合には、吊り上げ移動中の振動などを原因として、バ
ランス手段により付勢状態で保持されていた上ロールが
大きく上下動し、吊り上げられた移動台車全体のバラン
スが崩れて落下する虞れがあるが、そのような移動中の
危険性を回避できる。
【0012】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。なお、図において電縫管の製造ライン方向をX方
向、それに直交する方向をY方向、上下方向をZ方向と
する。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係る電縫
管成形機の全体斜視図、図2(a)は成形スタンド内に
組ロール構造体が組み込まれた状態を示す正面図、図2
(b)は上下ロールの電縫管成形作業配置状態を示す正
面図、図3(a)は図2(a)のS3−S3断面図、図
3(b)は図2(b)のS4−S4断面図である。図4
(a)は本発明の第2の実施例に係る電縫管成形機の成
形スタンド内に組ロール構造体が組み込まれた状態を示
す正面図である。図4(b)は同上下ロールの電縫管成
形作業配置状態を示す正面図である。
【0013】図1、2に示すように、本発明の第1の実
施例に係る電縫管成形機10は、電縫管製造設備ライン
a上に配備された成形スタンド11と、成形スタンド1
1内に出し入れされる移動台車12に搭載されて、薄板
から電縫管を湾曲成形する組ロール構造体13とを備え
たブレークダウンスタンドである。成形スタンド11の
非開閉式の上部には、前後一対のスクリュージャッキか
らなる圧下装置11aが設けられ、成形スタンド11の
下部には、同じく前後一対のスクリュージャッキからな
る圧上装置11bが設けられている。なお、圧下装置1
1aのロッド11dの先端部にはロードセル11cが取
り付けられており、移動台車12の前後部には、圧上装
置11bのロッド11dの出し入れにより昇降されて、
下ロール軸箱26を圧上または圧上解除する圧上ロッド
12aが配置されている。
【0014】移動台車12は、自走式の台車でもよい
し、牽引装置により押し引きされる台車でもよい。移動
台車12は、成形スタンド11の正面からY方向へ延び
る油圧シリンダ60のロッド61を引き込ませることに
より、出し入れレール14に沿って引き出され、次い
で、天井クレーンによりロール交換ステージ17で新し
い移動台車12に交換された後、それを出し入れレール
14上に降ろし、油圧シリンダ60のロッド61を突出
させて成形スタンド11内に押し込むことにより、新し
い組ロール構造体13が組み込まれる。その組み込み状
態を図2(a)に示す。
【0015】組ロール構造体13は、成形ロールを構成
する上ロール19および下ロール22と、各一対の上ロ
ール軸箱23および下ロール軸箱26と、それぞれ対向
配置された上下ロール軸箱23、26どうしを、その両
端部において着脱可能に連結する2対のロッド状の連結
部材62と、上ロール軸箱23の両端部内に設けられた
バランス手段63を有している。以下、図3を参照して
バランス手段63を詳細に説明する。
【0016】上ロール軸箱23の両端部にはロッド摺動
孔64が形成されており、これらのロッド摺動孔64上
に、上面に貫通孔65が形成されたキャップ23aが取
り付けられている。ロッド摺動孔64およびキャップ2
3a内には、頭部が貫通孔65より出し入れ可能で、し
かも外周部にスプリング66が遊挿された昇降ロッド6
7が収納されており、ロッド摺動孔64の下部に、連結
部材62の比較的大径な頭部68が昇降可能に収納され
ている。なお、スプリング66の付勢力は、上ロール1
9に装着された上ロール軸箱23を、軸箱交換高さ位置
に付勢状態で保持できる大きさに設定されている。
【0017】連結部材62の下部は、下ロール軸箱26
に形成された円筒状の凹部69内に抜き差し可能に挿入
されており、下ロール軸箱26の上部両端部に形成され
たピン孔70と、連結部材62の下端部に形成されたピ
ン孔71とに、横方向から一連にピン72を挿通させる
ことにより、連結部材62が下ロール軸箱26に着脱可
能に固定される。
【0018】続いて、本発明の第1の実施例に係る電縫
管成形機10の動作を説明する。ロール交換に際して
は、まず図2(b)および図3(b)に示すように、上
ロール19および上ロール軸箱23を、電縫管成形位置
まで押し下げていた圧下装置11aの圧下力を、圧下装
置11aのロッド11dを上昇させることにより解除す
る。これにより、キャップ23aのロッド摺動孔64内
のスプリング66の上方付勢力が作用して、上ロール軸
箱23が上ロール19と共に軸箱交換高さ位置まで押し
上げられて保持される(図2(a)および図3(a)参
照)。また、下ロール軸箱26を押し上げていた圧上ロ
ッド12aを、圧上装置11bのロッド11dを引き込
ませて移動台車12内へ落とし込む(図2(a)、
(b)参照)。
【0019】次いで、図1に示すように、油圧シリンダ
60により、移動台車12を成形スタンド11内から出
し入れレール14上に沿って引き出し、次いで天井クレ
ーンにより、ロール交換ステージ17に待機中の新しい
組ロール構造体13と交換する。交換後の新しい組ロー
ル構造体13は、天井クレーンにより移動台車12上に
搭載され、油圧シリンダ60により移動台車12を成形
スタンド11内に押し込むことにより、新しい組ロール
構造体13が成形スタンド11内に組み込まれる。
【0020】その後、スプリング66により軸箱交換高
さ位置に保持されていた上ロール軸箱23は(図2
(a)および図3(a)参照)、圧下装置11aのロッ
ド11dにより電縫管成形位置まで押し下げられる(図
2(b)および図3(b)参照)。この際、連結部材6
2の頭部68により、昇降ロッド67が押し上げられて
その上端部が、キャップ23aの貫通孔65から突出さ
れる。また、圧上装置11bのロッド11dを突出させ
て、移動台車12内に収納されていた圧上ロッド12a
を突き上げることにより、下ロール軸箱26を所定高さ
位置まで押し上げる(図2(a)、(b)参照)。
【0021】なお、ロール交換ステージ17において、
古い上下ロール軸箱23、26はピン孔70、71から
ピン72を抜き取り、分解した状態で保管または研磨工
程へ送ってもよいし、上下ロール軸箱23、26を連結
部材62により連結した状態のまま保管してもよい。
【0022】このように、圧下装置11aによる上ロー
ル軸箱23の押し下げを解除させると、バランス手段6
3により、上ロール軸箱23が軸箱交換高さ位置に付勢
状態で保持されるようにしたので、駆動スピンドル高さ
をロール交換時に調整する必要がなく、従来のようにロ
ール交換に際して、作業者が上下軸箱間にライナーを抜
き差ししなくてもよくなり、且つロール交換中の衝撃に
より上下ロール19、22が衝突して上下ロール19、
22や上下ロール軸箱23、26の損傷を回避でき、こ
れによりロール交換時間を短縮化できると共に、作業者
の削減および作業の安全性の向上が図れる。
【0023】また、移動台車12を成形スタンド11か
ら水平に出し入れさせてロール交換を行なうようにした
ので、従来のように成形スタンド11の頭部を着脱して
ロール交換した場合の手間や危険性を解消できる。しか
も、例えば上ロール軸箱23の上部にフランジ掛止部を
取り付けると共に、圧下装置11aのロードセル11c
の下端部に、このフランジ掛止部に横スライドにより挿
入可能なフランジを形成させた場合には、ロードセル1
1cのボルトによる着脱作業を行なわなくても、組ロー
ル構造体13を成形スタンド11から出し入れできる。
【0024】しかも、このように水平引き出し式の成形
ロールにバランス手段63を設けたので、仮に垂直引き
出し式のものにバランス手段を設けた場合に懸念され
る、吊り上げ移動中の振動などにより、バランス手段の
付勢力で保持されていた上ロールが大きく上下動し、吊
り上げられた移動台車全体のバランスが崩れて落下する
虞れがない。
【0025】次に、図4に基づいて、本発明の第2の実
施例に係る電縫管成形機を説明する。図4(a)、
(b)に示すように、第2の実施例の電縫管成形機80
は、移動台車12を省略して、下ロール軸箱26の下部
に、直接、車輪81を取り付けることにより、下ロール
軸箱26を移動可能なものとして、構造の簡略化および
コスト低減を図った例である。下ロール軸箱26は、第
1の実施例のような走行用の油圧シリンダ60により、
または牽引車や下ロール軸箱26に配備された自走手段
により移動される。
【0026】以上、本発明を図面に基づいて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本発明
に含まれる。例えば、実施例では、上下ロール2本だけ
が組み込まれる電縫管成形機を示したが、これに限定し
なくても、例えば上下ロール、左右サイドロールの4本
が組み込まれた電縫管成形機などに適用してもよい。
【0027】また、実施例では、本発明を電縫管成形機
の一例であるブレークダウンスタンドに適用したが、こ
れに限定しなくても、例えばスキンパススタンドやサイ
ジングスタンドにも適用できる。さらに、バランス手段
は、実施例のようにスプリングを用いたものに限定しな
くても、例えば磁力、油圧などを利用したものなど、上
ロールに装着された上ロール軸箱を、軸箱交換高さ位置
に付勢状態で保持できる手段であれば、どのようなもの
でもよい。さらにまた、実施例では、バランス手段を上
ロール軸箱に設けたが、これに限定しなくても、連結部
材または上ロール軸箱と連結部材の両方に設けるように
してもよい。
【0028】それから、実施例では、本発明を、移動台
車を介して成形スタンドから水平方向へ成形ロールを出
し入れさせる電縫管成形機に適用したが、これに限定し
なくても、例えば成形スタンドの頭部を取り外してここ
から垂直方向へ成形ロールを出し入れさせるものにも採
用できる。また、実施例では、長尺な油圧シリンダによ
り出し入れされる移動台車を示したが、これに限定しな
くても、例えば走行モータが搭載された自走式移動台
車、牽引車により押し引きされる移動台車、下ロール軸
箱に直接車輪が取り付けられた自走式または牽引式の台
車機能を有する下ロール軸箱などでもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1、2記載の電縫管成形機は、圧
下装置による上ロール軸箱の押し下げ状態が解除されれ
ば、バランス手段により、上ロール軸箱が軸箱交換高さ
位置に付勢状態で保持されるようにしたので、駆動スピ
ンドル高さをロール交換時に調整する必要がなく、従来
のようにロール交換に際して、作業者が上下軸箱間にラ
イナーを抜き差ししなくてもよく、またロール交換中の
振動により上下ロールが衝突して上下ロールや上下軸箱
の損傷を回避でき、これによりロール交換時間を短縮化
できると共に、作業者の削減および作業の安全性の向上
が図れる。さらに、バランス手段により上ロール軸箱に
付勢力がかかるので、圧下装置の例えば圧下スクリュー
のがた殺しができてロール設定精度を向上できる。
【0030】特に、請求項2記載の電縫管成形機は、移
動台車を成形スタンドから水平出し入れすることによ
り、ロール交換ができるようにしたので、成形スタンド
の頭部を着脱してロール交換した場合の手間や危険性を
解消できる。しかも、このように水平引き出し式の成形
ロールにバランス手段を設けたので、垂直引き出し式の
ものにバランス手段を設けた場合に懸念される、吊り上
げ移動中の振動などにより、バランス手段の付勢力で保
持されていた上ロールが大きく上下動し、吊り上げられ
た移動台車全体のバランスが崩れて落下する虞れを回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る電縫管成形機の全
体斜視図である。
【図2】(a) 成形スタンド内に組ロール構造体が組
み込まれた状態を示す正面図である。 (b) 上下ロールの電縫管成形作業配置状態を示す正
面図である。
【図3】(a) 図2(a)のS3−S3断面図であ
る。 (b) 図2(b)のS4−S4断面図である。
【図4】(a) 本発明の第2の実施例に係る電縫管成
形機の成形スタンド内に組ロール構造体が組み込まれた
状態を示す正面図である。 (b) 同上下ロールの電縫管成形作業配置状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
10 電縫管成形機 11 成形スタンド 11a 圧下装置 11b 圧上装置 11c ロードセル 11d ロッド 12 移動台車 12a 圧上ロッド 13 組ロール構造体 14 出し入れレール 17 ロール交換ステージ 19 上ロール 22 下ロール 23 上ロール軸箱 23a キャップ 26 下ロール軸箱 60 油圧シリンダ 61 ロッド 62 連結部材 63 バランス手段 64 ロッド摺動孔 65 貫通孔 66 スプリング 67 昇降ロッド 68 頭部 69 凹部 70 ピン孔 71 ピン孔 72 ピン 80 電縫管成形機 81 車輪 a 電縫管製造設備ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電縫管製造設備のライン上に配備され
    て、薄板から電縫管を湾曲成形する上下ロールが、上下
    ロール軸箱を介して組み込まれた電縫管成形機におい
    て、 前記上下ロール軸箱が連結部材により着脱可能に連結さ
    れ、また該連結部材及び/又は前記上ロール軸箱に、前
    記上ロールに装着された上ロール軸箱を、軸箱交換高さ
    位置に付勢状態で保持するバランス手段を設けたことを
    特徴とする電縫管成形機。
  2. 【請求項2】 前記電縫管製造設備のライン上に成形ス
    タンドが配備され、該成形スタンド内に水平方向から出
    し入れされる移動台車を有し、該移動台車には、少なく
    とも前記上下ロール、前記上下ロール軸箱、前記連結部
    材および前記バランス手段を備えた組ロール構造体が搭
    載されたことを特徴とする請求項1記載の電縫管成形
    機。
JP6261599A 1994-09-30 1994-09-30 電縫管成形機 Pending JPH08103817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6261599A JPH08103817A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 電縫管成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6261599A JPH08103817A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 電縫管成形機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08103817A true JPH08103817A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17364154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6261599A Pending JPH08103817A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 電縫管成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08103817A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101645713B1 (ko) * 2015-05-13 2016-08-04 (주)세원물산 롤포밍기
CN108044070A (zh) * 2017-12-25 2018-05-18 佛山市珂莎巴科技有限公司 一种拉矫机
JP6385552B1 (ja) * 2017-11-22 2018-09-05 株式会社中田製作所 ロール成形機
CN114472582A (zh) * 2022-04-02 2022-05-13 新乡市美斯威精密机器有限公司 一种制冷压缩机机体成型模具

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101645713B1 (ko) * 2015-05-13 2016-08-04 (주)세원물산 롤포밍기
JP6385552B1 (ja) * 2017-11-22 2018-09-05 株式会社中田製作所 ロール成形機
WO2019103023A1 (ja) 2017-11-22 2019-05-31 株式会社中田製作所 ロール成形機
CN111372697A (zh) * 2017-11-22 2020-07-03 株式会社中田制作所 辊轧成型机
KR20200086702A (ko) 2017-11-22 2020-07-17 가부시키가이샤 나카타 세이사쿠쇼 롤 성형기
US11618065B2 (en) 2017-11-22 2023-04-04 Nakata Manufacturing Co., Ltd. Roll forming machine
CN108044070A (zh) * 2017-12-25 2018-05-18 佛山市珂莎巴科技有限公司 一种拉矫机
CN114472582A (zh) * 2022-04-02 2022-05-13 新乡市美斯威精密机器有限公司 一种制冷压缩机机体成型模具
CN114472582B (zh) * 2022-04-02 2022-06-21 新乡市美斯威精密机器有限公司 一种制冷压缩机机体成型模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110745691B (zh) 一种立式轧机万向轴检修工装及检修方法
JPH08103817A (ja) 電縫管成形機
JPH08103816A (ja) インナーロール式電縫管成形機
JPH10272504A (ja) 圧延ライン、特にタンデムロールスタンド群
CN113336136A (zh) 用于水电站桥机吊钩护具的拆装及搬运装置及其操作方法
CN209939989U (zh) 一种辊压装置
CN210081106U (zh) 一种飞机起落架拆装设备
CN212652986U (zh) 一种卡车油缸及传动轴的维修工作台
CN218361422U (zh) 一种用于矫直机换辊的定位支撑装置
CN218746023U (zh) 一种销轴拆除装置
JP3161685B2 (ja) 条鋼圧延用リングロールの交換方法および装置
CN216095568U (zh) 轧辊导卫拆卸和导卫横梁h值调整平台
CN219704962U (zh) 一种用于更换操作机蜗轮的工装
CN221311956U (zh) 钢卷拆卸装置
CN210307639U (zh) 一种应用于门座式起重机齿条箱螺栓拆卸装置
JP4248617B2 (ja) 圧延機間の形鋼ガイドの組替装置
JPH10235432A (ja) インナーロール式電縫管成形機
CN210824797U (zh) 一种电缆线盘施工的线盘升降托架装置
CN207373143U (zh) 一种锭轴支撑架拆卸装置
CN210973590U (zh) 一种四辊式轧机下支撑辊阶梯板吊装工装
CN110682074B (zh) 一种热轧线立辊awc液压缸卸除工装
CN210586384U (zh) 一种支撑辊轴承座拆装机
JPH0626735B2 (ja) 電縫管成形機のロール交換装置
KR100467039B1 (ko) 스크랩 슬리브 코일의 슬리브 자동분리장치
KR950004421Y1 (ko) 냉연강판 용접기의 전극교체장치

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030924