JPH08103059A - 永久磁石式スタータ装置 - Google Patents

永久磁石式スタータ装置

Info

Publication number
JPH08103059A
JPH08103059A JP26211494A JP26211494A JPH08103059A JP H08103059 A JPH08103059 A JP H08103059A JP 26211494 A JP26211494 A JP 26211494A JP 26211494 A JP26211494 A JP 26211494A JP H08103059 A JPH08103059 A JP H08103059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
armature core
permanent magnet
starter device
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26211494A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Kamei
光一郎 亀井
Keisaku Zenmei
敬策 善明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP26211494A priority Critical patent/JPH08103059A/ja
Priority to CN94112885A priority patent/CN1039862C/zh
Publication of JPH08103059A publication Critical patent/JPH08103059A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc Machiner (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石式スタータ装置において、小型化を
図り、尚かつコストアップを最小限にすることを目的と
する。 【構成】 磁石3の軸方向の長さを電機子鉄心8の軸方
向の長さの0.75〜0.85倍に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、永久磁石式スタータ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の永久磁石式スタータ装置の
モータ部の一部を示す断面側面図、図8は同じく断面正
面図である。図において、1は界磁部で、2は継鉄、3
は磁石、4は補助極、5はバネ鋼のホルダ、6はボルト
である。7は電機子で、8は電機子鉄心、9はコイルで
ある。主磁極、電機子鉄心の軸方向の長さ関係は例えば
特公平5−17783又は特公平1−16102に示さ
れているように、磁石3の長さをL m、電機子鉄心8の
長さをL cとすると、電機子鉄心8に巻かれたコイル9
と鎖交する磁束を増やすため、L m≧L cとされてい
る。
【0003】磁石3が作る磁界中でコイル9に電流が流
れると、コイル9にトルクTが発生し、電機子7を回転
させる。トルクTは、 T=kΦI a ,k=pZ/2aπ ・・・・・(1) 但し、Ф:毎極の磁束 I a:電機子電流 2p:極数 Z:全導体数 2a:並列回路数 で表され、kはモータの仕様によって決まる定数である
から、トルクTは毎極の磁束Φと電機子電流I aに比例
する。毎極の磁束Φは、 Φ=B g(πD a/2p)L c ・・・・・(2) 但し、B g:ギャップにおける平均磁束密度 D a:電機子鉄心の直径 L c:電機子鉄心の長さ で表され、上記(1),(2)式より電流を一定とすると、ト
ルクはB g,L c,D aに比例する。モータを小型化す
る手法としてB gをup、例えばL m≧L cとし、トル
クアップした分D a,L cを小さくすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来はフェライト磁石
を使っていたので、材料費がそれ程高くつかずL mを長
くしても弊害はなかった。トルク性能を向上させモータ
を小型化しようとする手法としてB gを増やすため高性
能の磁石即ち高磁束密度の希土類鉄磁石を採用すること
が考えられるが、L m≧L cとした場合、希土類鉄磁石
の単価より考えてスタータのコストが非常に割高になる
という問題点があった。コストアップをおさえるには磁
石の体積をできるだけ小さくする必要がある。そして磁
石の長さLmのみならず、磁石の厚みも減磁しないレベ
ルまで薄くすることが考えられるが、この場合図9に示
すようにボルト6を継鉄2の内側を通すことが困難とな
り、継鉄の外側に通さざるを得ず、スタータのレイアウ
ト上制約を受けることになる。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、希土類鉄磁石を採用した場合
に、小型化とコストのバランスを考慮し、L m<L cの
領域でL m/L cの最適ポイントを見つけ、現行機種に
対し小型化を図り、尚かつコストアップを最小限にする
ことのできる永久磁石式スタータ装置を得ることを目的
とする。また、磁石の厚みを薄くしても、従来と同様に
ボルトを継鉄の内側に通すことのできる永久磁石式スタ
ータ装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る永久磁石式スタータ装置においては、磁石の軸方向の
長さを電機子鉄心の軸方向の長さの0.75〜0.85倍
に形成したものである。
【0007】又、この発明の請求項2に係る永久磁石式
スタータ装置においては、補助極にL型の切り欠き部を
設けると共に、当該切り欠き部に磁石をバネ鋼のホルダ
で固定したものである。
【0008】更に、この発明の請求項3に係る永久磁石
式スタータ装置においては、磁石の軸方向の長さをL
m、補助極の軸方向の長さをL i、電機子鉄心の長さを
cとした場合、L c≧L i>L mとなるよう形成した
ものである。
【0009】
【作用】この発明の請求項1に係る永久磁石式スタータ
装置においては、高価な希土類鉄磁石を使ってスタータ
の小型軽量化を図る場合に、モータの小型化とコストダ
ウンの最もバランスのとれた経済的なスタータを設計す
ることができる。
【0010】又、この発明の請求項2に係る永久磁石式
スタータ装置においては、磁石の厚みを薄くしても補助
極の厚みと磁石の厚みを合わせると従来と同等になるの
で、従来と同様にボルトを継鉄の内側に通すことができ
る。
【0011】更に、この発明の請求項3に係る永久磁石
式スタータ装置においては、磁石の端面からの洩れ磁束
を有効に利用することができる。
【0012】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1において、継鉄2に装着された磁石3の軸
方向の長さL mは電機子鉄心8の長さL cに対して75
〜85%としている。高価な希土類鉄磁石を採用する場
合材料費の低減を図るためには磁石の体積をできる限り
小さくしなければならない。すなわちL mをできる限り
小さくしなければならないのである。ここでL m<L
とし、磁石の体積を小さくしていくと、今度はトルク性
能がダウンするので、電機子体積を大きくしてこれを補
う必要が生じる。電機子体積を大きくするとは、D aが
一定の場合L cを大きくすることであり、装置の小型化
を図ることと矛盾してしまうことになる。つまりモータ
の小型化と材料費低減(コストダウン)とは逆の関係に
ある。
【0013】以下L m<L cとしたときのモータの小型
化とコストダウンとのバランスについて示す。図2はL
m/L cをパラメータとした電機子鉄心体積(ここでは
aを一定としてL cを変数とする)とトルクの関係を
示すグラフである。電機子鉄心体積を一定にしてL m/
cを小さくするとトルクが減少する。このトルクの減
少分を補うために電機子鉄心体積を大きく、すなわちL
cを大きくしなければならない。上記を詳しく説明する
と以下のようになる。L m/L c=1において体積比、
トルク比とも1.0の点Aの状態から電機子鉄心体積を
一定(L cが一定)にして、L mを0.8倍にすると、
B点に移行しAからBにトルクは減少する。L m/L
=0.8のままトルク比を1.0に上昇させる(C点に移
行させる)ためには電機子鉄心体積比を1.1倍(L
を1.1倍)にする必要がある。L m/L c=0.8のま
まL cを1.1倍にしたのであるから、L mは0.8×
1.1=0.88倍となる。同様にしてL m/L c=0.
6の場合においては、L cを1.3倍に、L mを0.78
倍とし、L m/L c=0.4の場合においては、L cを
1.7倍に、L mを0.68倍にすることになる。
【0014】トルクを従来装置と同じ値(1.0)のま
ま一定とし、L m/L cに対する電機子鉄心体積比(L
c比)の関係を示したのが図3の曲線(1)であり、一方
その時の磁石材料費(L m比)を示したのが曲線(2)で
ある。曲線(3)は曲線(1)と(2)をかけ合わせたもので、
曲線(3)が最小になる点がモータの小型化と低コスト化
がバランスした点である。このときのL m/L cの値は
0.75〜0.85である。
【0015】実施例2.図4はこの発明の実施例2によ
る永久磁石式スタータ装置の界磁部の一部を示す断面正
面図、図5は同じく断面側面図である。図において、2
は継鉄であり、磁石3は継鉄2の内側に溶接された補助
極4のL型の切り欠き部4aに装着され、バネ鋼のホル
ダ5によって固定される。
【0016】このように磁石3の厚みを薄くした場合で
も補助極4の厚みと磁石3の厚みを合わせると従来と同
等となり、従来と同様にボルト6を継鉄2の内側に通す
ことができる。
【0017】実施例3.次に実施例3による永久磁石式
スタータ装置を図6に基づいて説明する。主磁極の軸方
向長さL m、補助極の長さL i、電機子鉄心の長さL
の関係をL c≧L i>L mとする。これにより磁石の端
面からの洩れ磁束(図6における矢印D)を有効に利用
することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
る永久磁石式スタータ装置においては、磁石の軸方向の
長さを電機子鉄心の軸方向の長さの0.75〜0.85倍
に形成したので、モータの小型化を可能とし、尚かつ磁
石の体積を最小に設計できるので、コストアップを最小
限におさえることができる。
【0019】又、この発明の請求項2に係る永久磁石式
スタータ装置によれば、補助極にL型の切り欠き部を設
けると共に、当該切り欠き部に磁石をバネ鋼のホルダで
固定したので、ボルトを継鉄の内側に通すことができ、
スタータのレイアウト性並びに脱着性の向上を図ること
ができる。
【0020】更にこの発明の請求項3による永久磁石式
スタータ装置によれば、磁石の軸方向の長さをL m、補
助極の軸方向の長さをL i、電機子鉄心の長さをL cと
した場合、L c≧L i>L mとなるよう形成したので、
磁石の端面からの洩れ磁束を有効に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による永久磁石式スター
タ装置のモータ部の一部を示す断面側面図である。
【図2】 L m/L cをパラメータとしたトルク比と電
機子鉄心体積比の関係を示すグラフである。
【図3】 L m/L cと電機子鉄心体積比及び磁石材料
比との関係を示すグラフである。
【図4】 この発明の実施例2による永久磁石式スター
タ装置の界磁部の一部を示す断面正面図である。
【図5】 この発明の実施例2による永久磁石式スター
タ装置の界磁部の一部を示す断面側面図である。
【図6】 この発明の実施例3による永久磁石式スター
タ装置のモータ部の一部を示す断面側面図である。
【図7】 従来の永久磁石式スタータ装置のモータ部の
一部を示す断面側面図である。
【図8】 従来の永久磁石式スタータ装置のモータ部の
一部を示す断面正面図である。
【図9】 従来の永久磁石式スタータ装置のモータ部の
一部を示す断面正面図である。
【符号の説明】
1 界磁部、3 磁石、4 補助極、4a 切り欠き
部、5 バネ鋼のホルダ、8 電機子鉄心、9 コイ
ル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻回された電機子鉄心を有し、
    当該電機子鉄心の周りに磁石が装着された界磁部が形成
    されている永久磁石式スタータ装置において、上記磁石
    の軸方向の長さを上記電機子鉄心の軸方向の長さの0.
    75〜0.85倍に形成したことを特徴とする永久磁石
    式スタータ装置。
  2. 【請求項2】 コイルが巻回された電機子鉄心を有し、
    当該電機子鉄心の周りに磁石及び補助極が装着された界
    磁部が形成されている永久磁石式スタータ装置におい
    て、上記補助極にL型の切り欠き部を設けると共に、当
    該切り欠き部に上記磁石をバネ鋼のホルダで固定したこ
    とを特徴とする永久磁石式スタータ装置。
  3. 【請求項3】 コイルが巻回された電機子鉄心を有し、
    当該電機子鉄心の周りに磁石及び補助極が装着された界
    磁部が形成されている永久磁石式スタータ装置におい
    て、上記磁石の軸方向の長さをL m、補助極の軸方向の
    長さをL i、電機子鉄心の長さをL cとした場合、L
    ≧L i>L mとなるよう形成したことを特徴とする永久
    磁石式スタータ装置。
JP26211494A 1994-09-29 1994-09-29 永久磁石式スタータ装置 Pending JPH08103059A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26211494A JPH08103059A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 永久磁石式スタータ装置
CN94112885A CN1039862C (zh) 1994-09-29 1994-11-30 永久磁铁式启动装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26211494A JPH08103059A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 永久磁石式スタータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08103059A true JPH08103059A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17371243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26211494A Pending JPH08103059A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 永久磁石式スタータ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH08103059A (ja)
CN (1) CN1039862C (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005033843A (ja) * 2003-05-15 2005-02-03 Aichi Steel Works Ltd Dcブラシモータ装置及びその永久磁石
JP2006271160A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Denso Corp 内燃機関用始動機
JP2013099111A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Taiho Kogyo Co Ltd モータ
US10468954B2 (en) 2017-12-15 2019-11-05 Nidec Corporation Spindle motor with particular rotor magnet and stator teeth dimensions and disk drive device including the same

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104979923A (zh) * 2015-07-13 2015-10-14 中能世华(北京)节能科技有限公司 一种新型节能电机

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62165765U (ja) * 1986-04-09 1987-10-21

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005033843A (ja) * 2003-05-15 2005-02-03 Aichi Steel Works Ltd Dcブラシモータ装置及びその永久磁石
JP2006271160A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Denso Corp 内燃機関用始動機
JP2013099111A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Taiho Kogyo Co Ltd モータ
US10468954B2 (en) 2017-12-15 2019-11-05 Nidec Corporation Spindle motor with particular rotor magnet and stator teeth dimensions and disk drive device including the same

Also Published As

Publication number Publication date
CN1039862C (zh) 1998-09-16
CN1119798A (zh) 1996-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0944158A2 (en) Motor having air-gaps in various types
US4794291A (en) Permanent magnet field DC machine
JPS627767B2 (ja)
JPS58218860A (ja) 永久磁石式直流機
JP2006211838A (ja) フェライト永久磁石モータ
JPS63500629A (ja) 整流子付電気機械
JPH0158748B2 (ja)
JPH08103059A (ja) 永久磁石式スタータ装置
JP2001268824A (ja) コンプレッサー
JPH0789730B2 (ja) 補助極付永久磁石式直流機
JP2007166739A (ja) ブラシレスモータ
JP3333359B2 (ja) 永久磁石式モータ
JP3347890B2 (ja) 直流電動機
JP2888653B2 (ja) 直流電動機
JP2002083724A (ja) 磁芯及び磁気素子
JPH02266862A (ja) ステッピングモータの固定子
JP3664271B2 (ja) 多極着磁用ヨーク
RU2119709C1 (ru) Электрический двигатель, имеющий замкнутый контур намагничивания, включающий торцевые элементы корпуса
JP2005039965A (ja) 限流器
JPH1066284A (ja) 永久磁石モータ
JPH04344159A (ja) 直流モータ
JPH0116103B2 (ja)
JP2002204542A5 (ja)
JPS6043061A (ja) 永久磁石モ−タ
KR960027189A (ko) 리니어모터