JPH08101754A - プリンタシステムおよびプリンタシステムのプリンタ決定処理方法 - Google Patents

プリンタシステムおよびプリンタシステムのプリンタ決定処理方法

Info

Publication number
JPH08101754A
JPH08101754A JP6236229A JP23622994A JPH08101754A JP H08101754 A JPH08101754 A JP H08101754A JP 6236229 A JP6236229 A JP 6236229A JP 23622994 A JP23622994 A JP 23622994A JP H08101754 A JPH08101754 A JP H08101754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printer
reply information
printers
information
name
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6236229A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kimura
浩一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6236229A priority Critical patent/JPH08101754A/ja
Publication of JPH08101754A publication Critical patent/JPH08101754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字ジョブの出力先であるプリンタをユーザ
が指定しなくても任意に指定しながらネットワーク上で
効率的に印字ジョブの出力先を決定できる。 【構成】 ドライバモジュール23により通知された問
合わせ情報に対して各プリンタから返信された返信情報
を受信手段が受信すると、該受信した返信情報がプリン
タ名に従ってRAM24に記憶され、該記憶された前記
返信情報と印字条件とを比較して、CPU21が前記返
信情報から印字条件から外れるプリンタ名に従う返信情
報を選択可能なプリンタ候補から削除し、該削除された
後、残存するプリンタ名に従う返信情報を所定の条件に
基づいて並び替え手段が複数回順位を並び替え、CPU
21が該並び替えられた高順位のプリンタ名に従うプリ
ンタを印字ジョブの出力先に決定する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のネットワークに
複数のプリンタ及び端末装置が接続してなるプリンタシ
ステムおよびプリンタシステムのプリンタ決定処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク上に接続されたプリ
ンタを複数のユーザが共有することが行われていて、出
力先をユーザが任意に選択することができるように構成
されていた。。
【0003】また、個々のプリンタ、もしくはプリント
サーバと呼ばれるプリントジョブを管理する機器につい
て、その機器が管理するプリンタに関するプリント待ち
のキューの状態などを、ユーザの手元にあるマシンから
確認することができるように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出力先
のプリンタを決定するに当たっては、あらかじめ定めて
おいたものを使用するか、あるいは出力する直前に別
途、出力先を指定するためのコマンドを実行するなどし
て、ユーザが直接指定するしかなく、この時ネットワー
ク上のプリンタの状態がわかないために、出力待ちのジ
ョブが多いプリンタに対して出力指定をしてしまって待
ち時間が長くなったりする状況があった。
【0005】また、プリント待ちのキューの内容を確認
するには、別個のコマンドを実行する必要があり、出力
する度にいちいち起動するのには操作が面倒となる等の
問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1〜第9の発明の目的
は、ネットワーク上のプリンタ資源の状態を把握して、
印字ジョブを出力するプリンタ先を自動的に決定するこ
とにより、印字ジョブの出力先であるプリンタをユーザ
が指定しなくても任意に指定しながらネットワーク上で
効率的に印字ジョブの出力先を決定できるプリンタシス
テムおよびプリンタシステムのプリンタ決定処理方法を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定のネットワークに複数のプリンタ及び端末装置
が接続してなるプリンタシステムにおいて、全てのプリ
ンタに対してプリント状態を問合わせる問合わせ情報を
通知する通知手段と、この通知手段により通知された問
合わせ情報に対して各プリンタから返信された返信情報
を受信する受信手段と、該受信した返信情報をプリンタ
名に従って記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶さ
れた前記返信情報と印字条件とを比較して、印字条件か
ら外れるプリンタ名に従う返信情報を選択可能なプリン
タ候補から削除する削除手段と、この削除手段により削
除された後、残存するプリンタ名に従う返信情報を所定
の条件に基づいて複数回順位を並び替える並び替え手段
と、この並び替え手段により並び替えられた高順位のプ
リンタ名に従うプリンタを印字ジョブの出力先に決定す
る決定手段とを備えるものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、記憶手段は、
各プリンタから返信された返信情報をプリンタ名に従う
返信情報一覧リストとして記憶するように構成したもの
である。
【0009】本発明に係る第3の発明は、所定の条件
は、問合わせ情報を通知した端末装置と各プリンタとの
物理的な配置距離条件とするように構成したものであ
る。
【0010】本発明に係る第4の発明は、所定の条件
は、問合わせ情報を通知した端末装置と各プリンタに備
えられる印字ジョブを蓄えるキュー状態条件とするよう
に構成したものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、通知手段は、
受信手段が各プリンタから返信情報を受信していない場
合に、全てのプリンタに対してプリント状態を問合わせ
る問合わせ情報を設定された再試行回数分繰り返し通知
するように構成したものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、決定手段は、
入力される分割出力に応じて並び替え手段により並び替
えられた高順位のプリンタ名に従う上位から第1位およ
び第2位のプリンタを印字ジョブの分割出力先に決定す
るように構成したものである。
【0013】本発明に係る第7の発明は、所定のネット
ワークに複数のプリンタ及び端末装置が接続してなるプ
リンタシステムのプリンタ決定処理方法において、全て
のプリンタに対してプリント状態を問合わせる問合わせ
情報を通知する通知工程と、該通知された問合わせ情報
に対して各プリンタから返信された返信情報を受信する
受信工程と、該受信した返信情報をプリンタ名に従って
記憶媒体に登録する登録工程と、前記記憶媒体に登録さ
れた前記返信情報と印字条件とを比較して、印字条件か
ら外れるプリンタ名に従う返信情報を選択可能なプリン
タ候補から削除する削除工程と、この削除工程により前
記記憶媒体から前記印字条件から外れるプリンタ名に従
う返信情報が削除された後、残存するプリンタ名に従う
返信情報を所定の条件に基づいて複数回順位を並び替え
る並び替え工程と、該並び替えられた高順位のプリンタ
名に従うプリンタを印字ジョブの出力先に決定する決定
工程とを有するものである。
【0014】本発明に係る第8の発明は、通知工程は、
各プリンタから返信情報を受信していない場合に、全て
のプリンタに対してプリント状態を問合わせる問合わせ
情報を設定された再試行回数分繰り返し通知するように
構成したものである。
【0015】本発明に係る第9の発明は、決定工程は、
入力される分割出力に応じて並び替え工程により並び替
えられた高順位のプリンタ名に従う上位から第1位およ
び第2位のプリンタを印字ジョブの分割出力先に決定す
るように構成したものである。
【0016】
【作用】第1の発明においては、通知手段により通知さ
れた問合わせ情報に対して各プリンタから返信された返
信情報を受信手段が受信すると、該受信した返信情報が
プリンタ名に従って記憶手段に記憶され、該記憶された
前記返信情報と印字条件とを比較して、削除手段が前記
返信情報から印字条件から外れるプリンタ名に従う返信
情報を選択可能なプリンタ候補から削除し、該削除され
た後、残存するプリンタ名に従う返信情報を所定の条件
に基づいて並び替え手段が複数回順位を並び替え、決定
手段が該並び替えられた高順位のプリンタ名に従うプリ
ンタを印字ジョブの出力先に決定して、印字ジョブを処
理するネットワーク上のプリンタ指定がなくても、現在
のネットワーク上の各プリンタの状態が刻々と変化して
も、該印字ジョブを処理可能な最適なプリンタ候補を自
動的に決定することを可能とする。
【0017】第2の発明においては、記憶手段は、各プ
リンタから返信された返信情報をプリンタ名に従う返信
情報一覧リストとして記憶して、必要に応じて該返信情
報一覧リストを表示出力可能とする。
【0018】第3の発明においては、所定の条件は、問
合わせ情報を通知した端末装置と各プリンタとの物理的
な配置距離条件として、少なくとも端末装置から一番近
いプリンタを選択可能とする。
【0019】第4の発明においては、所定の条件は、問
合わせ情報を通知した端末装置と各プリンタに備えられ
る印字ジョブを蓄えるキュー状態条件とし、少なくとも
プリンタに印字ジョブを蓄えることが可能なプリンタを
選択可能とする。
【0020】第5の発明においては、通知手段は、受信
手段が各プリンタから返信情報を受信していない場合
に、全てのプリンタに対してプリント状態を問合わせる
問合わせ情報を設定された再試行回数分繰り返し通知し
て、ネットワーク上のプリンタ状況が刻々と変化しても
印字ジョブを処理可能なプリンタを確実に絞り込むこと
を可能とする。
【0021】第6の発明においては、決定手段は、入力
される分割出力に応じて並び替え手段により並び替えら
れた高順位のプリンタ名に従う上位から第1位および第
2位のプリンタを印字ジョブの分割出力先に決定して、
印字ジョブを複数のプリンタで並行出力可能とする。
【0022】第7の発明においては、全てのプリンタに
対してプリント状態を問合わせを情報を通知し、該通知
された問合わせ情報に対して各プリンタから返信された
返信情報を受信する受信工程と、該受信した返信情報を
プリンタ名に従って記憶媒体に登録し、前記記憶媒体に
登録された前記返信情報と印字条件とを比較して、前記
返信情報から印字条件から外れるプリンタ名に従う返信
情報を選択可能なプリンタ候補から削除し、残存するプ
リンタ名に従う返信情報を所定の条件に基づいて複数回
順位を並び替え、該並び替えられた高順位のプリンタ名
に従うプリンタを印字ジョブの出力先に決定して、印字
ジョブを処理するネットワーク上のプリンタ指定がなく
ても、現在のネットワーク上の各プリンタの状態が刻々
と変化しても、該印字ジョブを処理可能な最適なプリン
タ候補を自動的に決定することを可能とする。
【0023】第8の発明においては、通知工程は、各プ
リンタから返信情報を受信していない場合に、全てのプ
リンタに対してプリント状態を問合わせる問合わせ情報
を設定された再試行回数分繰り返し通知し、ネットワー
ク上のプリンタ状況が刻々と変化しても印字ジョブを処
理可能なプリンタを確実に絞り込むことを可能とする。
【0024】第9の発明においては、決定工程は、入力
される分割出力に応じて並び替え工程により並び替えら
れた高順位のプリンタ名に従う上位から第1位および第
2位のプリンタを印字ジョブの分割出力先に決定し、印
字ジョブを複数のプリンタで並行出力可能とする。
【0025】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明を適用可能なプリンタシス
テムの構成を説明するブロック図である。
【0026】図において、11はコンピュータで、ネッ
トワーク15を介して複数のプリンタ12〜14が接続
されている場合に対応する。なお、プリンタ12〜14
におけるプリンタエンジンは、レーザビームプリンタエ
ンジンであってもいいし、インクジェットプリンタエン
ジンであっても本発明に適用の障害とはならない。
【0027】図2は本発明の第1実施例を示すプリンタ
システムにおけるコンピュータ側の構成を説明する概略
図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してあ
る。図において、21はCPUで、アプリケーションプ
ログラムに基づいてデータ処理を行うとともに、ドライ
バモジュール23,ネットワーク15を介していずれか
のプリンタ12〜14と通信して印刷情報を出力する。
24はRAMで、ネットワーク上のプリンタから返信さ
れた返信情報を、プリンタ名に従う一覧をリスト形式で
記憶する。22はアプリケーションプログラムである。
【0028】図3は本発明の第1実施例を示すプリンタ
システムにおけるプリンタ側の構成を説明する概略図で
あり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0029】図において、31はCPUで、ネットワー
ク15,インタフェース33を介して受信した印刷情報
(ビットマップデータ,プリンタ記述言語(商品名:ポ
ストスクリプト,CaPSL等)に基づくビットマップ
をバッファメモリ32に展開し、該展開されたビットマ
ップを印字ユニット34に収容されるプリンタエンジン
から記録材に印刷させる。
【0030】以下、本実施例と第1〜第6の発明の各手
段との対応及びその作用について図1〜図3を参照して
説明する。
【0031】第1の発明は、図1に示すような所定のネ
ットワーク15に複数のプリンタ13,14及びコンピ
ュータ11が接続してなるプリンタシステムにおいて、
全てのプリンタ13,14に対してプリント状態を問合
わせる問合わせ情報を通知する通知手段(ドライバモジ
ュール23の通信ドライバモジュール機能による)と、
この通知手段により通知された問合わせ情報に対して各
プリンタから返信された返信情報を受信する受信手段
(ドライバモジュール23の通信ドライバモジュール機
能による)と、該受信した返信情報をプリンタ名に従っ
て記憶する記憶手段(RAM24)と、この記憶手段に
記憶された前記返信情報と印字条件とを比較して、前記
返信情報から印字条件から外れるプリンタ名に従う返信
情報を選択可能なプリンタ候補から削除する削除手段
(CPU21の機能による)と、この削除手段により削
除された後、残存するプリンタ名に従う返信情報を所定
の条件に基づいて複数回順位を並び替える並び替え手段
(CPU21の機能による)と、この並び替え手段によ
り並び替えられた高順位のプリンタ名に従うプリンタを
印字ジョブの出力先に決定する決定手段(CPU21の
機能による)とを備え、ドライバモジュール23により
通知された問合わせ情報に対して各プリンタから返信さ
れた返信情報を受信手段が受信すると、該受信した返信
情報がプリンタ名に従ってRAM24に記憶され、該記
憶された前記返信情報と印字条件とを比較して、CPU
21が前記返信情報から印字条件から外れるプリンタ名
に従う返信情報を選択可能なプリンタ候補から削除し、
該削除された後、残存するプリンタ名に従う返信情報を
所定の条件に基づいて並び替え手段が複数回順位を並び
替え、CPU21が該並び替えられた高順位のプリンタ
名に従うプリンタを印字ジョブの出力先に決定して、印
字ジョブを処理するネットワーク上のプリンタ指定がな
くても、現在のネットワーク上の各プリンタの状態が刻
々と変化しても、該印字ジョブを処理可能な最適なプリ
ンタ候補を自動的に決定することを可能とする。
【0032】第2の発明は、記憶手段(RAM24)
は、各プリンタから返信された返信情報をプリンタ名に
従う返信情報一覧リストとして記憶して、必要に応じて
該返信情報一覧リストを表示出力可能とする。
【0033】第3の発明は、所定の条件は、問合わせ情
報を通知した端末装置と各プリンタとの物理的な配置距
離条件として、少なくとも端末装置から一番近いプリン
タを選択可能とする。
【0034】第4の発明は、所定の条件は、問合わせ情
報を通知した端末装置と各プリンタに備えられる印字ジ
ョブを蓄えるキュー状態条件とし、少なくともプリンタ
に印字ジョブを蓄えることが可能なプリンタを選択可能
とする。
【0035】第5の発明は、通知手段(ドライバモジュ
ール23)は、受信手段が各プリンタから返信情報を受
信していない場合に、全てのプリンタに対してプリント
状態を問合わせる問合わせ情報を設定された再試行回数
分繰り返し通知して、ネットワーク上のプリンタ状況が
刻々と変化しても印字ジョブを処理可能なプリンタを確
実に絞り込むことを可能とする。
【0036】第6の発明は、決定手段(CPU21の機
能による)は、入力される分割出力に応じて並び替え手
段により並び替えられた高順位のプリンタ名に従う上位
から第1位および第2位のプリンタを印字ジョブの分割
出力先に決定して、印字ジョブを複数のプリンタで並行
出力可能とする。
【0037】以下、文書等のデータを印字する際に、出
力可能なプリンタに対して問い合わせを行い、各自の現
状を取得する。この情報を元にして出力先の決定を図4
に示すフローチャートに示す手順に従って行う。
【0038】具体的には、ユーザが印字データを出力す
ると、ここでユーザの使用するコンピュータより、その
コンピュータ上のドライバソフトウェアを通じてネット
ワーク上に存在する全てのプリンタに対して問い合わせ
を行う。
【0039】ここで問い合わせる内容は、現在の状態
(印字可能であるか、あるいは用紙切れ等、何らかのア
クシデントにより印字できない)、処理の待ち行列の状
態、プリンタ制御言語の有無とある場合にはその種類、
対応可能な使用、などである。問い合わせを受けたプリ
ンタは、送信元に対して、自分の状態を返信する。返信
を受けたコンピュータでは返信された情報を元に、以下
の手順により出力先を決定する。
【0040】第1に、返信を行ったプリンタと、そのプ
リンタに関する情報とを要素とする出力先リストを作成
する。
【0041】第2に、出力しようとしているアプリケー
ションが特に要求する項目があれば、その項目を満足で
きないプリンタは対象から外し、出力先リストより削除
する。その項目の実例としては、例えば印刷をカラーで
行いたい、A3の用紙に印刷したい、両面印字で行いた
い、などが挙げられる。
【0042】第3に、印刷を要求するコンピュータから
物理的に近い位置に存在するプリンタを上位とする順位
付けを行い、それによってリストの並び替えを行う。
【0043】第4に、第3の手順で同位となった要素群
に対して、印刷待ちのキューがすいている(待ち行列が
短い)プリンタを上位とする順位付けを行い、リストの
並び替えを行う。第3,第4の手順の結果、評価値の最
も高いものを出力先のプリンタとして決定する。
【0044】このとき、順位付けされたプリンタ群をそ
の順位が明確にわかるようにユーザのコンピュータのデ
ィスプレイ上に表示し、最終的な決定をユーザに行わせ
てもよい。
【0045】図4は本発明に係るプリンタシステムの第
1のプリンタ決定処理方法の一実施例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示
す。
【0046】先ず、コンピュータ11は、ネットワーク
15上のプリンタ12〜14全てに対して問い合わせコ
マンドを発行する(1)。ここで、コンピュータ11は
ネットワーク15上に存在するプリンタ群(プリンタ1
2〜14)からの返信を待つわけであるが(2)、無制
限に待つことは実用的ではなく、また、実際にネットワ
ーク15に接続されていて、かつ活動しているプリンタ
が何台あるのかということを事前に知ることは困難であ
るので、適当な制限時間を設けて、その制限時間内に返
信を行ったプリンタのみを対象とする。
【0047】ここで、返信のあったプリンタとその情報
を出力先リスト(コンピュータ11に常設されるワーク
メモリ(図示しない))に登録する(3)。
【0048】続いて、取得したプリンタのデータに対す
る評価を行う。本実施例では、評価要素の第1として、
出力を要求するアプリケーションが必要とする項目を満
足できるかどうかをチェックする(4)。例えばカラー
で印刷が可能であるか、両面印刷機能をプリンタ自身が
有しているか、A3サイズのような大きな用紙に印刷で
きるかどうか等をそのときの出力を要求したアプリケー
ションによって、任意個の項目について返信のあったプ
リンタをチェックし、要求項目を満たしていないプリン
タは、登録された出力先リストから消去する(5)。こ
こまでのステップにより、図5に示す出力先リストがワ
ークメモリ上に作成される。
【0049】続いて、出力先リストが空であるかどうか
をCPU21が判定し(6)、YESならば、出力先を
選択することができないので、その旨をユーザに通知し
て(7)、処理を終了する。
【0050】一方、ステップ(6)の判定で、NOすな
わち、出力先リストが空でなければ、出力先リストの評
価要素として、該コンピュータ11と出力を行うプリン
タからの物理的な距離を用いて、出力先リストに残って
いる要素に対して、この距離テーブルを用いて並べ替え
を行う(8)。
【0051】なお、距離に関する距離テーブルは事前に
不揮発性メモリ等、例えばNVRAM上に作成してお
き、使用する際にはそれを参照する。また、距離テーブ
ルにおいて、上位、ここではユーザの使用しているコン
ピュータ11からの距離が近いものを出力先リストの上
位に持っていく。このステップの終了後、出力先リスト
は図6に示すように書き換えられる。
【0052】次に、各プリンタの現時点でのキュー情報
を用いてリストの並び替えを行うが(9)、単純にこれ
をキーとして並び替えを行うと、先程の並び替えの結果
が意味をなさなくなるので、前回の並び替えにおいて同
位であった部分においてのみ、キュー情報を二次キーと
して使用し、並び替えを実行する。この並び替えの後、
出力先リストは図7に示すように書き換えられる。
【0053】次いで、CPU21は並び替えた結果、出
力リスト(図7参照)の先頭にきたプリンタを出力先と
決定して(10)、処理を終了する。以後は、通常のネ
ットワークプリンタ処理を実行する。
【0054】なお、本実施例では、先程の並び替えの結
果を生かすために、この項目において、上位に位置する
ものであっても距離の差が一定範囲に納まるものであれ
ば入れ替えを行わない、などの操作をしてもよい。
【0055】また、項目間の優先順位を、プリンタとコ
ンピュータとの間の距離>問い合わせ時点のキューの状
態としたが、これらの優先順位を逆にして上記の手順を
行ったり、ユーザが任意にキー間の優先順位を設定でき
るようにしても、本質的に違いの無いことは明白であ
る。
【0056】さらに、距離テーブルは事前に登録,作成
されているものとしていたが、距離テーブルを、返信の
先着順によって動的に作成してもよい。また、本実施例
において無条件に出力先リストの最上位のものを出力先
として採用しているが、上位の一部、あるいはリストの
全てをユーザに対して提示し、最終的な決定をユーザに
行わせることにしてもよい。
【0057】以下、本実施例と第7の発明の各工程との
対応及びその作用について図4を参照して説明する。
【0058】本発明に係る第7の発明は、所定のネット
ワークに複数のプリンタ及び端末装置が接続してなるプ
リンタシステムのプリンタ決定処理方法において、全て
のプリンタに対してプリント状態を問合わせる問合わせ
情報を通知する通知工程(図4のステップ(1))と、
該通知された問合わせ情報に対して各プリンタから返信
された返信情報を受信する受信工程(図4のステップ
(2))と、該受信した返信情報をプリンタ名に従って
記憶媒体に登録する登録工程(図4のステップ(3))
と、前記記憶媒体に記憶された前記返信情報と印字条件
とを比較して、前記返信情報から印字条件から外れるプ
リンタ名に従う返信情報を選択可能なプリンタ候補から
削除する削除工程(図4のステップ(4),(5))
と、この削除工程により前記記憶媒体から前記印字条件
から外れるプリンタ名に従う返信情報が削除された後、
残存するプリンタ名に従う返信情報を所定の条件に基づ
いて複数回順位を並び替える並び替え工程(図4のステ
ップ(8),(9))と、該並び替えられた高順位のプ
リンタ名に従うプリンタを印字ジョブの出力先に決定す
る決定工程(図4のステップ(10))とを実行して、
印字ジョブを処理するネットワーク上のプリンタ指定が
なくても、現在のネットワーク上の各プリンタの状態が
刻々と変化しても、該印字ジョブを処理可能な最適なプ
リンタ候補を自動的に決定することを可能とする。 〔第2実施例〕上記第1実施例では、コンピュータ11
から各プリンタ12〜14に対する問合わせに対して制
限時間内に各プリンタから返信が得られることを前提す
る場合について説明したが、ネットワーク15の不調等
の原因によって、制限時間内に1つのプリンタからも返
信もない場合、あるいはコンピュータ11が返信を受信
し損ねる場合等が考えられる。そこで、このような状況
にも有効に対処できるプリンタ決定処理方法について後
述する。
【0059】図8は本発明に係るプリンタシステムの第
2のプリンタ決定処理方法の一実施例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示
す。
【0060】まず、ユーザの使用するコンピュータ11
から問い合わせコマンドを全てのプリンタに対して発行
する(1)。次いで、各プリンタからの有効な返信を待
つが(2)、一定時間内に返信が得られなかった場合、
再試行回数カウンタ(CPU21の内部カウンタ)をイ
ンクリメントする(3)。次いで、インクリメントされ
た再試行回数カウンタと、最大試行回数(あらかじめワ
ークメモリ上に設定される)とを比較し(4)、最大試
行回数以下であると判定された場合には、ステップ
(1)へ戻る。
【0061】一方、ステップ(4)の判定で、再試行回
数カウンタに格納されている再試行を行った回数が最大
試行回数以上であると判定された場合、ユーザに対し
て、接続可能なプリンタが見つからない旨の通知を行い
(5)、処理を終了する。
【0062】一方、ステップ(2)の判定で、YESの
場合には、各プリンタより返信されたデータに基づいて
出力先リストを作成し、該作成された出力先リストに関
して、ユーザが要求する仕様を満たしていないプリンタ
があるかどうかを判定して(6)、要求する仕様を満た
していないプリンタをリストより削除する(7)。
【0063】なお、削除を行った結果、リストに含まれ
るプリンタが皆無である場合には、ユーザに対して、デ
ータを出力可能なプリンタが存在しない旨通知し、実行
を終了する。
【0064】次に、プリンタとコンピュータ間の距離を
比較要素としての出力先リストの並び替えを行う
(8)。続いて、順序付けできなかった要素間につい
て、各プリンタのキュー状態をキーとして出力先リスト
並び替えを行い(9)、該並び替えられた出力リストの
最上位にあるものを出力先のプリンタとして選択して
(10)、処理を終了する。
【0065】以下、本実施例と第8の発明の各工程との
対応及びその作用について図8を参照して説明する。
【0066】第8の発明は、通知工程(図8のステップ
(1)〜(4))は、各プリンタから返信情報を受信し
ていない場合に、全てのプリンタに対してプリント状態
を問合わせる問合わせ情報を設定された再試行回数分繰
り返し通知して、ネットワーク上のプリンタ状況が刻々
と変化しても印字ジョブを処理可能なプリンタを確実に
絞り込むことを可能とする。 〔第3実施例〕なお、上記実施例では、プリンタ決定処
理により決定される出力先としてプリンタ台数が単数の
場合に説明した、同時に複数台のプリンタを出力先とし
て決定することにより、例えば後述する図9に示すフロ
ーチャートに示す手順に従って印字対象であるデータの
量が大きい場合に、データを適当な単位、例えば奇数ペ
ージと偶数ページ、データの前半と後半、等で分割し、
同時に複数のプリンタに対して別々に出力要求を出すよ
うに制御すれば、印字データを得るのにかかる時間が短
縮できる。
【0067】図9は本発明に係るプリンタシステムの第
3のプリンタ決定処理方法の一実施例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示
す。
【0068】まず、ネットワーク15上の全てのプリン
タに対して問い合わせコマンドを発行する(1)。続い
て、プリンタからの返信待ちを行う(2)。該返信され
たデータに基づいて出力先リストをワークメモリ上に作
成する(3)。該出力リストに基づいて要求される仕様
を満たさないプリンタをリストから削除する(4)。
【0069】次いで、出力リスト中の要素の並び替えを
コンピュータとプリンタとの間の距離をキーとして行い
(5)、同位であった要素間についての順位付けを、各
プリンタの印刷待ちキューの長さによって行う(6)。
【0070】次いで、ユーザに対して分割出力を行うか
否かの問い合わせを図示しない表示装置に行い(7)、
その結果が分割出力を要求する、例えばチェックボック
スがONとなったかどうかを判定し(8)、ONと判定
された場合には、ステップ(7)までに作成した出力先
リストの上位2つを以って出力先1,出力先2とし、例
えば奇数ページのデータを出力先1へ、偶数ページのデ
ータを出力先2へ出力して(10)、処理を終了する。
【0071】一方、ステップ(8)の判断でNOと判定
された場合は、すなわち、問い合わせの結果が分割出力
を行わないというものであったと判定した場合には、ス
テップ(7)までで作成した出力先の最上位のプリンタ
を以って、出力先として(9)、処理を終了する。
【0072】これにより、複数台のプリンタを共有する
ネットワークにおいて、ユーザが簡便に効果的な出力先
の選択を行うことを可能とすることができる。
【0073】以下、本実施例と第9の発明の各工程との
対応及びその作用について図8を参照して説明する。
【0074】第9の発明は、決定工程(図9のステップ
(7)〜(9))は、入力される分割出力に応じて並び
替え工程(図9のステップ(5),(6))により並び
替えられた高順位のプリンタ名に従う上位から第1位お
よび第2位のプリンタを印字ジョブの分割出力先に決定
し、印字ジョブを複数のプリンタで並行出力可能とす
る。
【0075】以下、本実施例を適用するインクジェット
記録装置の構成を図10を参照しながら説明する。
【0076】図10は本発明を適用可能な記憶装置の構
成を説明する外観図であり、例えばインクジェット記録
装置(IJRA)の場合を示す。
【0077】図において、駆動モータ5013の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介し
て回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004
に対して係合するキャリッジHCはピン(図示しない)
を有し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリ
ッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭
載されている。5002は紙押え板であり、キャリッジ
移動方向にわたって紙をプラテン5000に対して押圧
する。5007,5008はフォトカプラで、キャリッ
ジHCのレバー5006のこの域での存在を確認して、
駆動モータ5013の回転方向切り換え等を行うための
ホームポジション検知手段として機能する。5016は
記録ヘッドの全面をキャップするキャップ部材5022
を指示する部材、5015はこのキャップ内を吸引する
吸引手段で、キャップ内開口5023を介して記録ヘッ
ドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレード
で、部材5019により前後方向に移動可能となる。5
018は本体支持板で、クリーニングブレード501
7,部材5019を支持する。5012は吸引回復の吸
引を開始するためのレバーで、キャリッジHCと係合す
るカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータ50
13からの駆動力がクラッチ切り換え等の耕地の伝達手
段で移動が制御される。
【0078】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
きたときにリードスクリュー5005の作用によってそ
れらの対応位置で所望の処理が行えるように構成されて
いるが、周知のタイミングで所望の動作を行うように構
成されていればよい。
【0079】以下、本実施例を適用するレーザビームプ
リンタの構成を図11を参照しながら説明する。
【0080】図11は本実施例を適用するレーザビーム
プリンタの構成を説明する断面図であり、図示しないデ
ータ源から文字パターンの登録や定型書式(フォームデ
ータ)の登録が行えるように構成されている。
【0081】図において、1000はレーザビームプリ
ンタ(LBP)本体(以下、単に本体と呼ぶ)であり、
外部に接続されている、例えば図1に示すコンピュータ
等の外部装置から供給される文字情報(文字コード)や
フォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶する
とともに、それらの情報に従って対応する文字パターン
やフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録用
紙上に像を形成する。1112は操作のためのスイッチ
およびプリンタの状態を表示するLED表示器やLCD
表示器が配設されている操作パネル、1101はLBP
1000全体の制御およびホストコンピュータから供給
される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットであ
る。このプリンタ制御ユニット1101は主に文字情報
を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザ
ドライバ1102に出力する。レーザドライバ1102
は半導体レーザ1103を駆動するための回路であり、
入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1103か
ら発射されるレーザ光1104をオン/オフ切換えす
る。これにより、静電ドラム1106上には文字パター
ンの静電潜像が形成される。1105は回転多面鏡であ
る。
【0082】この潜像は、静電ドラム1106周囲の現
象ユニット1107によって現像された後、記録用紙に
転写される。この記録用紙にはカットシートを用い、カ
ットシートは本体1000に装着した用紙カセット11
08に収容され、給紙ローラ1109および搬送ローラ
1110および1111とにより装置内に取り込まれて
静電ドラム1106に供給される。
【0083】上記各実施例によれば、ネットワークとそ
れに接続されている複数台のプリンタがあるときに、各
プリンタの利用状況をユーザがいちいち確認することな
く、効率的な選択を行うことを可能とする。
【0084】また、2台以上の、自己の状態を外部に出
力する手段を有するプリンタと、1台以上のコンピュー
タおよびそれらを接続する経路から構成されるネットワ
ーク環境のプリンタシステム、例えば2台以上のプリン
タおよび1台以上のユーザが使用する端末機器とを構成
要素を備える場合において、印字の出力先のプリンタを
ユーザからの指定がなくても任意に指定することので
き、ネットワークにおける効率的な出力先の決定が行え
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、通知手段により通知された問合わせ情
報に対して各プリンタから返信された返信情報を受信手
段が受信すると、該受信した返信情報がプリンタ名に従
って記憶手段に記憶され、該記憶された前記返信情報と
印字条件とを比較して、削除手段が前記返信情報から印
字条件から外れるプリンタ名に従う返信情報を選択可能
なプリンタ候補から削除し、該削除された後、残存する
プリンタ名に従う返信情報を所定の条件に基づいて並び
替え手段が複数回順位を並び替え、決定手段が該並び替
えられた高順位のプリンタ名に従うプリンタを印字ジョ
ブの出力先に決定するので、印字ジョブを処理するネッ
トワーク上のプリンタ指定がなくても、現在のネットワ
ーク上の各プリンタの状態が刻々と変化しても、該印字
ジョブを処理可能な最適なプリンタ候補を自動的に決定
することができる。
【0086】第2の発明によれば、記憶手段は、各プリ
ンタから返信された返信情報をプリンタ名に従う返信情
報一覧リストとして記憶するので、必要に応じて該返信
情報一覧リストを表示出力することができる。
【0087】第3の発明によれば、所定の条件は、問合
わせ情報を通知した端末装置と各プリンタとの物理的な
配置距離条件とするので、少なくとも端末装置から一番
近いプリンタを選択することができる。
【0088】第4の発明によれば、所定の条件は、問合
わせ情報を通知した端末装置と各プリンタに備えられる
印字ジョブを蓄えるキュー状態条件とするので、少なく
ともプリンタに印字ジョブを蓄えることが可能なプリン
タを選択することができる。
【0089】第5の発明によれば、通知手段は、受信手
段が各プリンタから返信情報を受信していない場合に、
全てのプリンタに対してプリント状態を問合わせる問合
わせ情報を設定された再試行回数分繰り返し通知して、
ネットワーク上のプリンタ状況が刻々と変化しても印字
ジョブを処理可能なプリンタを確実に絞り込むことがで
きる。 第6の発明によれば、決定手段は、入力される
分割出力に応じて並び替え手段により並び替えられた高
順位のプリンタ名に従う上位から第1位および第2位の
プリンタを印字ジョブの分割出力先に決定するので、印
字ジョブを複数のプリンタで並行出力することができ
る。
【0090】第7の発明によれば、全てのプリンタに対
してプリント状態を問合わせを情報を通知し、該通知さ
れた問合わせ情報に対して各プリンタから返信された返
信情報を受信し、該受信した返信情報をプリンタ名に従
って記憶媒体に登録し、前記記憶媒体に登録された前記
返信情報と印字条件とを比較して、前記返信情報から印
字条件から外れるプリンタ名に従う返信情報を選択可能
なプリンタ候補から削除し、残存するプリンタ名に従う
返信情報を所定の条件に基づいて複数回順位を並び替
え、該並び替えられた高順位のプリンタ名に従うプリン
タを印字ジョブの出力先に決定するので、印字ジョブを
処理するネットワーク上のプリンタ指定がなくても、現
在のネットワーク上の各プリンタの状態が刻々と変化し
ても、該印字ジョブを処理可能な最適なプリンタ候補を
自動的に決定することができる。第8の発明によれば、
通知工程は、各プリンタから返信情報を受信していない
場合に、全てのプリンタに対してプリント状態を問合わ
せる問合わせ情報を設定された再試行回数分繰り返し通
知するので、ネットワーク上のプリンタ状況が刻々と変
化しても印字ジョブを処理可能なプリンタを確実に絞り
込むことができる。
【0091】第9の発明によれば、決定工程は、入力さ
れる分割出力に応じて並び替え工程により並び替えられ
た高順位のプリンタ名に従う上位から第1位および第2
位のプリンタを印字ジョブの分割出力先に決定するの
で、印字ジョブを複数のプリンタで並行出力することが
できる。
【0092】従って、印字ジョブの出力先であるプリン
タをユーザが指定しなくても任意に指定しながらネット
ワーク上で効率的に印字ジョブの出力先を決定できる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリンタシステムの構成を
説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すプリンタシステムに
おけるコンピュータ側の構成を説明する概略図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すプリンタシステムに
おけるプリンタ側の構成を説明する概略図である。
【図4】本発明に係るプリンタシステムの第1のプリン
タ決定処理方法の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図5】図2に示したコンピュータ側に作成される初期
出力リストの一例を示す図である。
【図6】図2に示したコンピュータ側に作成される中間
出力リストの一例を示す図である
【図7】図2に示したコンピュータ側に作成される最終
出力リストの一例を示す図である
【図8】本発明に係るプリンタシステムの第2のプリン
タ決定処理方法の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明に係るプリンタシステムの第3のプリン
タ決定処理方法の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明を適用可能な記憶装置の構成を説明す
る外観図である。
【図11】本実施例を適用するレーザビームプリンタの
構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
11 コンピュータ 12 プリンタ 13 プリンタ 14 プリンタ 15 ネットワーク 21 CPU 22 アプリケーションプログラム 23 ドライバモジュール 31 CPU 32 バッファメモリ 33 インタフェース 34 印字ユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のネットワークに複数のプリンタ及
    び端末装置が接続してなるプリンタシステムにおいて、
    全てのプリンタに対してプリント状態を問合わせる問合
    わせ情報を通知する通知手段と、この通知手段により通
    知された問合わせ情報に対して各プリンタから返信され
    た返信情報を受信する受信手段と、該受信した返信情報
    をプリンタ名に従って記憶する記憶手段と、この記憶手
    段に記憶された前記返信情報と印字条件とを比較して、
    印字条件から外れるプリンタ名に従う返信情報を選択可
    能なプリンタ候補から削除する削除手段と、この削除手
    段により削除された後、残存するプリンタ名に従う返信
    情報を所定の条件に基づいて複数回順位を並び替える並
    び替え手段と、この並び替え手段により並び替えられた
    高順位のプリンタ名に従うプリンタを印字ジョブの出力
    先に決定する決定手段とを備えることを特徴とするプリ
    ンタシステム。
  2. 【請求項2】 記憶手段は、各プリンタから返信された
    返信情報をプリンタ名に従う返信情報一覧リストとして
    記憶することを特徴とする請求項1記載のプリンタシス
    テム。
  3. 【請求項3】 所定の条件は、問合わせ情報を通知した
    端末装置と各プリンタとの物理的な配置距離条件である
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタシステム。
  4. 【請求項4】 所定の条件は、問合わせ情報を通知した
    端末装置と各プリンタに備えられる印字ジョブを蓄える
    キュー状態条件であることを特徴とする請求項1記載の
    プリンタシステム。
  5. 【請求項5】 通知手段は、受信手段が各プリンタから
    返信情報を受信していない場合に、全てのプリンタに対
    してプリント状態を問合わる問合わせを情報を設定され
    た再試行回数分繰り返し通知することを特徴とする請求
    項1記載のプリンタシステム。
  6. 【請求項6】 決定手段は、入力される分割出力に応じ
    て並び替え手段により並び替えられた高順位のプリンタ
    名に従う上位から第1位および第2位のプリンタを印字
    ジョブの分割出力先に決定することを特徴とする請求項
    1記載のプリンタシステム。
  7. 【請求項7】 所定のネットワークに複数のプリンタ及
    び端末装置が接続してなるプリンタシステムのプリンタ
    決定処理方法において、全てのプリンタに対してプリン
    ト状態を問合わせる問合わせ通知する通知工程と、該通
    知された問合わせ情報に対して各プリンタから返信され
    た返信情報を受信する受信工程と、該受信した返信情報
    をプリンタ名に従って記憶媒体に登録する登録工程と、
    前記記憶媒体に登録された前記返信情報と印字条件とを
    比較して、印字条件から外れるプリンタ名に従う返信情
    報を選択可能なプリンタ候補から削除する削除工程と、
    この削除工程により前記記憶媒体から前記印字条件から
    外れるプリンタ名に従う返信情報が削除された後、残存
    するプリンタ名に従う返信情報を所定の条件に基づいて
    複数回順位を並び替える並び替え工程と、該並び替えら
    れた高順位のプリンタ名に従うプリンタを印字ジョブの
    出力先に決定する決定工程とを有することを特徴とする
    プリンタシステムのプリンタ決定処理方法。
  8. 【請求項8】 通知工程は、各プリンタから返信情報を
    受信していない場合に、全てのプリンタに対してプリン
    ト状態を問合わせる問合わせ情報を設定された再試行回
    数分繰り返し通知することを特徴とする請求項7記載の
    プリンタシステムのプリンタ決定処理方法。
  9. 【請求項9】 決定工程は、入力される分割出力に応じ
    て並び替え工程により並び替えられた高順位のプリンタ
    名に従う上位から第1位および第2位のプリンタを印字
    ジョブの分割出力先に決定することを特徴とする請求項
    7記載のプリンタシステムのプリンタ決定処理方法。
JP6236229A 1994-09-30 1994-09-30 プリンタシステムおよびプリンタシステムのプリンタ決定処理方法 Pending JPH08101754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6236229A JPH08101754A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 プリンタシステムおよびプリンタシステムのプリンタ決定処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6236229A JPH08101754A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 プリンタシステムおよびプリンタシステムのプリンタ決定処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08101754A true JPH08101754A (ja) 1996-04-16

Family

ID=16997713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6236229A Pending JPH08101754A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 プリンタシステムおよびプリンタシステムのプリンタ決定処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08101754A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099366A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Minolta Co Ltd 情報機器管理装置、情報機器管理方法および情報機器管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
GB2374953A (en) * 2001-04-26 2002-10-30 Hewlett Packard Co Executing a print job over a network of printers
JP2005332056A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Seiko Epson Corp 近距離無線通信端末装置
US7046384B2 (en) 2001-01-11 2006-05-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for print-processor-based print task error recovery
US7365870B2 (en) 2001-08-17 2008-04-29 Sharp Laboratories Of America, Inc Methods and systems for page-independent spool file face-up emulation
US7414747B2 (en) 2000-03-10 2008-08-19 Ricoh Company, Ltd. Wireless remote printing system and method
US7548331B2 (en) 2001-01-11 2009-06-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for print system component-based remote printing
US7679770B2 (en) 2001-01-11 2010-03-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for print-processor-based printer status detection and print task distribution
US8411298B2 (en) 2001-01-11 2013-04-02 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for printing device load-balancing
JP2015046161A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 株式会社リコー モバイルクライアント装置のための統合型機能指向アドホック印刷装置選択システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7414747B2 (en) 2000-03-10 2008-08-19 Ricoh Company, Ltd. Wireless remote printing system and method
JP2002099366A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Minolta Co Ltd 情報機器管理装置、情報機器管理方法および情報機器管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4556313B2 (ja) * 2000-09-22 2010-10-06 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 情報機器管理装置、情報機器管理方法および情報機器管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
US7046384B2 (en) 2001-01-11 2006-05-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for print-processor-based print task error recovery
US7548331B2 (en) 2001-01-11 2009-06-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for print system component-based remote printing
US7679770B2 (en) 2001-01-11 2010-03-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for print-processor-based printer status detection and print task distribution
US8411298B2 (en) 2001-01-11 2013-04-02 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for printing device load-balancing
GB2374953A (en) * 2001-04-26 2002-10-30 Hewlett Packard Co Executing a print job over a network of printers
GB2374953B (en) * 2001-04-26 2005-11-16 Hewlett Packard Co Method and apparatus for embodying documents
US7365870B2 (en) 2001-08-17 2008-04-29 Sharp Laboratories Of America, Inc Methods and systems for page-independent spool file face-up emulation
JP2005332056A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Seiko Epson Corp 近距離無線通信端末装置
JP2015046161A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 株式会社リコー モバイルクライアント装置のための統合型機能指向アドホック印刷装置選択システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6246487B1 (en) Multi-function unit, server and network system having multi-function unit
US6348971B2 (en) Printing system and printing method for selecting an optimum printing for printing
KR100363160B1 (ko) 네트웍 인쇄시스템 및 그 프린팅 에러시 대기작업 처리방법
KR100675371B1 (ko) 화상형성장치 및 화상형성장치의 작업처리순서 제어방법
US7262877B2 (en) Image input-output apparatus and method therefor
JPH08101754A (ja) プリンタシステムおよびプリンタシステムのプリンタ決定処理方法
JP2001034441A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータにより読み取り可能な記録媒体
JPH11203077A (ja) 印刷システム及びプリンタの選択方法
KR0184647B1 (ko) 출력장치 및 출력 방법
US20040100653A1 (en) Network printer and data sharing printing system
JP3257588B2 (ja) 印刷データ生成装置及び印刷データ生成方法
JPH07261953A (ja) プリントシステム
JPH11212745A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷システムおよび記憶媒体
JPH07219730A (ja) 印刷制御装置と印刷装置及びそれらの制御方法
JP3253174B2 (ja) 情報処理装置
JP3223704B2 (ja) プリントシステムおよび文書処理装置
EP1953637A1 (en) Recording device, computer and recording system
JPH07200209A (ja) プリンタ装置の状態管理方法及びネットワークシステム
JP3197616B2 (ja) プリンタ制御方法及びプリンタ制御装置およびプリンタ制御システムおよび情報処理装置およびデータ登録方法
JPH086746A (ja) プリンタ装置
JP2001047706A (ja) ネットワーク環境における画像形成システム
JPH0713721A (ja) プリンタ装置およびそのプリンタ装置を使用するプリント方法
JP4524913B2 (ja) 画像処理装置及びシステム
JPH0664251A (ja) 印刷装置及びその制御方法
EP1571544B1 (en) Coordinated concurrent printing of print jobs containing pages that are incompatible with a single printer

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040921