JPH08100774A - 外付け型の歯車式流体送り装置 - Google Patents

外付け型の歯車式流体送り装置

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JPH08100774A
JPH08100774A JP7133857A JP13385795A JPH08100774A JP H08100774 A JPH08100774 A JP H08100774A JP 7133857 A JP7133857 A JP 7133857A JP 13385795 A JP13385795 A JP 13385795A JP H08100774 A JPH08100774 A JP H08100774A
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JP
Japan
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pump
type fluid
feed device
external gear
gear type
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Withdrawn
Application number
JP7133857A
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English (en)
Inventor
Giuseppe Salami
サラミ ジュセッペ
Gianfranco Leo
レオ ジャンフランコ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SARAMI SpA
SALAMI SpA
Original Assignee
SARAMI SpA
SALAMI SpA
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Publication date
Application filed by SARAMI SpA, SALAMI SpA filed Critical SARAMI SpA
Publication of JPH08100774A publication Critical patent/JPH08100774A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C11/00Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations
    • F04C11/001Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations of similar working principle

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、非常に簡単で経済的な方法で、全
体の寸法が大きく下がる多数の独立のポンプ要素をつく
ることである。 【構成】 中空の本体(2)は、その軸方向の一端をカ
バー(4,19) により閉塞され反対側をフランジ
(3,20)により閉塞されて、ケースとして作用す
る。前記本体(2)が2つの対向するローブ形状のキャ
ビティーを有する。このキャビティーの中で、対をなす
駆動歯車(9,9a,15,15a)と、対をなして前
記駆動歯車に噛合する従動歯車(10,10a)とが回
転可能に連結する。前記駆動歯車(9,9a,15,1
5a)が駆動手段に連結されている。前記本体(2)
は、キャビティー(5)を少なくとも2つの独立のポン
プ室(13)に分割する位置決め可能な仕切手段(1
1)に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容積形の外付型の歯車
式流体送り装置に関するものである。このポンプは軸方
向の一端がカバーで閉塞され、他端がフランジで閉塞さ
れてケースとして作用する中空の筒体を含み、この筒体
は、駆動歯車と従動歯車に回転可能に連結する2つのロ
ーブである座を有し、駆動歯車と従動歯車が互いに噛み
合い、前記駆動歯車が駆動手段に連結されている。
【0002】
【従来の技術】上記の従来型の歯車ポンプでは、高張力
アルミニュームを押出加工したり、例えば特殊な鋳鉄な
どの金属材料を鋳造したりして中空体を得る。押出加工
によるポンプでは、前記歯車がキー止めされたシャフト
が回転可能に連結される支持部を有する。このシャフト
には、前記歯車が配置される2つのローブからなるキャ
ビティー内に設置される。したがって、歯車が必然的に
キャビティーのローブに対して同軸に配置される。
【0003】排出量が同じである2つ以上の独立したポ
ンプ要素が必要な場合、これらを直列に連結して、それ
により、1つのポンプ要素の一対の歯車の駆動シャフト
が、カップリングを介して、次のポンプ要素の駆動シャ
フトに直列に連結される。その結果、軸方向の寸法は、
各ポンプ要素における本体の軸方向長さの和と、カバー
の厚み及びフランジの厚みとの和となる。前記本体の軸
方向長さにはカップリングの軸方向の長さが加わる。
【0004】本体を鋳造で得るポンプでは、各ポンプ要
素のシャフトの支持部は、カバーの中またはフランジの
中に設けてあり、したがって、センタリングピンを使っ
て、これらの支持部を本体に対して位置決めしなければ
ならず、高い加工精度が要求されるコスト高となる。複
数のポンプ要素が必要な場合は、1つのポンプ要素の軸
とこれに連結する次の軸との間に回転を伝達するカップ
リングを挿入するために、ポンプ本体をいくつかの部分
に分ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】こうすると、更に加工
を加えることが難しく、かなりコスト高となり、全体の
寸法が大きくなる。代替案として、少なくとも、互いに
流体力学的に独立したポンプ要素が2つしか要らない場
合には、2つの別々のポンプ室を有する特殊な鋳物を設
計しなければならない。このような装置は寸法が大き過
ぎて、これらのポンプを使うには厳しい制約があるし、
据え付け時に問題が多い。例えば、小型の流体式掘削機
の場合、利用できる空間が非常に制限されていて、多数
の独立の流体循環路が必要となる。上記のような従来技
術の装置は、改良をして、上記不具合点を解消する必要
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る問題は、歯車モータすなわちポンプなどの流体装置の
製造を簡単化することであり、非常に簡単で経済的な方
法で、全体の寸法が大きく下がる多数の独立のポンプ要
素をつくることを目的としている。
【0007】この目的は、ローブ形状をしたケースを含
む前記鋳造物が備えている上述の型の歯車モータすなわ
ちポンプを採用することにより達成できる。このケース
は、前記ローブ状のキャビティーを少なくとも2つの別
々の独立室に分割する位置決め可能な区画手段を具備し
ている。
【0008】各室は、取入口と対応の排出口とを具備し
ていて、流体装置を双方向性の歯車モータすなわちポン
プとして使用したい時に、特に都合がよい。この室は、
共通の取入口と、異なる排出口とを有していてもよく、
流体装置を単方向性の歯車モータ分流装置として使用し
たい時に、特に都合がよい。単方向性の歯車モータ式分
流装置では、特にハイローポンプ(high-low pump)と
して使用したい場合は、排出口を一緒にして逆止弁を間
に介在させてもよい。
【0009】特に好適な実施例としては、前記位置決め
可能な区画手段が、2つの対向するローブを有するキャ
ビティーの中で軸方向に配置できる少なくとも1つの分
割板から構成してもよく、この2のローブの中におい
て、前記キャビティーの軸線に直角となる横方向の面内
に歯車を配置する。
【0010】本発明の利点の1つは、少なくとも2つの
独立したポンプ要素またはモータ要素が必要な場合に、
前記構成を採用することにより、全体の寸法が小さくな
ることである。
【0011】もう1つの利点は、所定の長さを有する同
一のポンプ本体またはモータ本体を採用して、組立る時
に、分割板が設定される軸方向の位置を変えることで、
ポンプ室を一定の範囲内で種々に移動させることが可能
な点である。これにより、備蓄する予備部品が少なくな
ったり、製造工程が大幅に簡素化でき、更に、前述の構
成が、押出加工によりつくるポンプと鋳造で得る本体の
ポンプの双方に適している。
【0012】この点で、分割板を、歯車の端部に連結す
るのに適した低摩擦の耐摩耗性の材料でつくるのが好ま
しい。このようにつくると、従来のポンプ、特に、ポン
プ本体を1種類の材料でつくる鋳造型のポンプや、押出
軸線に直角な面内に構造体要素を形成できない押出加工
で本体をつくるポンプでは不可能だったことが実現でき
る。
【0013】特に好適な構成としては、ポンプ本体を貫
通する単独の取入口を有し、この本体が、取入れ口の下
側にある分割板により2つの部分に分割されて、2つの
ポンプ室へ別々に流体を流すようにしてあり、前記流体
の流量は各ポンプ室の排出量に比例するのが好ましい。
【0014】この理由で、分割板は、前記取入口に対し
て中央に配置してもよく、あるいは中央から外れてもよ
く、すなわち、キャビティーの軸線に沿って、一方のポ
ンプ室の側へ変位(displace)する。
【0015】この点は、従来技術で使用したような複雑
な外付けの取入用多岐管を使用しないでも、分割板の位
置決めを行うとともに、非常に簡単なやり方で、各ポン
プ要素のポンプ室に最適な形で流体を供給するので特に
有利である。
【0016】別の好適な実施例では、分割板の軸方向の
長さ、すなわち、2つの対向するローブを持ったキャビ
ティーの軸線に平行な方向の寸法が、端部の支持部の軸
方向長さの合計より少なくなっている。長さは、およそ
30%から50%までも減縮される。
【0017】これにより、隣合ったポンプ室同士の排出
量の比が一定の値であるとした場合に、ポンプ本体の軸
方向の寸法が更に減少する利点が出る。
【0018】分割板の軸方向の長さが減少すると、ポン
プの使われ方を計算に入れて製造に必要な材料の量を最
適にすることが可能となり、過剰設計により生じる厄介
な廃棄物をなくすことができる。
【0019】分割板の箇所で、駆動シャフトと従動シャ
フトの各々に支持具を追加すると、負荷を分配するとい
う観点から相乗効果(synergic effect)が得られる。
この効果は、従来技術に見られるようにカップリングを
使ってポンプを直列に連結するという使い方では得られ
ない。
【0020】更に別の好適な実施例では、分割板には、
2つの対向するローブを有するキャビティーの軸線に平
行な対称面があり、前記対称面の箇所で2つの部分に分
割されている。例えば鋳造、鍛造、あるいは通常の工作
機械を使用して丸棒から削り出してつくる半仕上品を用
いて、軸方向に対称に加工すれは、分割板を分割して得
られる2つの部分の各々が得られるから、分割板を製造
するのが特に簡単になるという利点が生じる。
【0021】更に、別の好適な実施例では、分割板に
は、取入口に対応する側に位置する第1の凹部があり、
それにより、ポンプ室を軸方向に相互に連通させて流体
の充填を改善するようにしてある。排出口と向かい合っ
ている側では、分割板が第2の凹部を有してもよく、こ
の第2の凹部は前記第1の凹部と相似であり、キャビテ
ィーを形成する表面から突出するとともにローブ同士の
接続部に対応する位置で内方に伸びる同形状のプラグ要
素と連結する。これにより、ポンプ室が、排出口側で相
互につながることを防ぐ。
【0022】更に、分割板は、ポンプ本体の2つの向き
合ったローブを有するキャビティーの軸線に直角の面に
対して対称にしてもよい。これにより、組立体が迅速に
できるという更なる利点が得られる。組立が迅速にでき
ることは、このようなポンプの製造工程の自動化を容易
にするのに必須である。
【0023】
【実施例】本発明の流体送り装置は、本体2が例えば押
出加工でつくられた歯車ポンプ1を含み、この本体2に
カバー4を本体の軸方向に嵌着して、カバー4の反対側
には図示しない駆動手段に連結するためのフランジ3を
設けている。本体2は、キャビティー5を有していて、
このキャビティーが、2つの対向する対称なローブを有
するのが好ましい。このローブの中へ、駆動歯車9と9
aとを介して相互に連結される駆動シャフト7及び従動
シャフト8の2対の端部の支持部6を、液漏れしないよ
うに密封した状態で、挿入されている。駆動シャフト7
と従動シャフト8とは、駆動シャフト7にキー止めされ
て対をなす駆動歯車9と9aが、従動シャフト8にキー
止めされた対応の歯車対である従動歯車10と10aと
に噛合して互いに連結している。この支持部6は、シャ
フト7と8とに回転可能に連結するためのブッシュ6b
を備えていて、このブッシュ6bが、支持部6の対応す
る軸方向の孔6aに嵌入している。カバー4とフランジ
3は、引っ張り棒10cにより本体2に係止されてい
て、正面周囲シール2aが、本体2とカバー4との間
と、本体2とカバー4との間にそれぞれ配置してある。
フランジ3には、シャフト7が通る貫通孔10dがあ
り、この貫通孔10dにはシャフト7に乗る回転シーリ
ング要素10eを設けてある。シャフト7と8の各々の
中央部付近には、分割板11があり、この分割板11
は、一対の貫通孔12があいていて、この貫通孔12と
シャフト7の間、及び貫通孔12とシャフト8との間に
それぞれブッシュ11aを介して、シャフト7と8が回
転可能に連結されている。駆動歯車9,10,及び従動
歯車9a,10aの座として作用するとともに2つの対
向ローブの形状をした本体2のキャビティー5の内側
で、分割板11はキャビティー5を分割して、軸方向に
分割板と各支持部6との間にできる2つの別々のポンプ
室13を形成する。駆動歯車9,10,及び従動歯車9
a,10aは、一側で分割板11と摺動接触をして、他
側で端支持部6と摺動接触をしていることに注目された
い。これにより、図3のような適宜な軸方向の寸法を有
する歯車を使って、両ポンプ室の間に予め定めた比率を
持った一定の範囲の排出量を得ることが可能である。
【0024】分割板11を本体2とは分離した形で製造
して、組立の際に、キャビティー5の中で適宜な軸方向
位置へ挿入すれば、1つのポンプ本体2を使って、互い
に同じまたは異なるポンプ室13を画定できる。分割板
を所定の位置に位置決めして固定するには、締りばめ
(interference-fit)で行うのが好ましく、これは本体
2を加熱して、分割板11を冷却して行うのが好まし
い。
【0025】アルミポンプの場合は、本体を、およそ+
250℃に加熱して、分割板をおよそ−20℃に冷やせ
ばよい。これら温度値は、鋳鉄ポンプの場合に適する値
と等価である。分割板を本体2内の予め定めた軸方向の
位置に挿入するのに用いる装置には、公知の組立マニピ
ュレータでよい。
【0026】通常、オイルなどの流体を取り入れる取入
口Aは、分割板11の位置と対応する本体2中の位置に
設けた貫通孔14からなり、双方のポンプ室へ適宜な比
率で流体を供給するようにしている。この貫通孔14の
正面からみた形状は、円形または端部に丸みのついた長
細い長方形、またはこれらの組合せ(図6と図7)、あ
るいはその他の適宜な形状でよい。また、取入口Aと1
4は、オイルの流量が一定な部分が合ってもよいし、ポ
ンプ室に近づくにつれて拡大してゆく可変流量部であっ
てもよい。本実施例では、特にポンプ室が軸方向に長く
延びている場合にポンプ室を完全に充填しやすくするた
めに、図4と図5の実施例のように、取入口14の側壁
に、好ましくは本体2の内方に向かって拡大する広がり
部(stretches)14aがある。取入口14をこのよう
に構成すると、例えば、強度の理由で、分割板11が軸
方向に長く延長している場合でも、最適な形でポンプ室
13に流体を充填することが可能となる。分割板は図7
のように中心から外れた位置に、あるいは図6のよう
に、取入口14の対称軸に対応する位置に配置すればよ
い。中心から外れている場合は、取入口の位置はポンプ
室13の排出量の間の比の関数に従って決めねばならな
いが、対称軸の位置にある場合は、位置決めは実質的に
は分割板11の位置に関係ない。
【0027】また、図1,3,4は、駆動手段に連結さ
れる駆動シャフト7の端部と反対側の端部連結手段をど
のように設けるかを示す。例えばシャンク7aとキー7
bを介して、ポンプ1と直列に連結した別のポンプの駆
動シャフトを駆動するための手段を設けてもよい。前記
駆動手段はスプライン7を含んでもよい。
【0028】図4は、各ポンプ室13の内部に互いに噛
合する一対の歯車15が収容されて、各歯車が2つのリ
ングギア15aを有して、これらリングギヤ15aの間
にはスペーサリング16が配置されたポンプの一実施例
を示す。各リングギア15aは、同じポンプ室13に挿
入された他のリングギア15aに対して、1ピッチ以下
の値に対応する角度だけ角度をずらしてあり、各歯車の
歯の間のピッチの1/2が好ましい。これにより、ポン
プのノイズレベルが減少する。
【0029】搬出口Mは本体2内に設けた貫通孔17か
らなり、各ポンプ室13はそれぞれ対応する排出口Mに
より下流の流体循環路に連通している。この排出口M
は。図5は、前記本体2と同様に中空となった本体18
を鋳造で製作して、カバー19とフランジ20とを連結
した実施例を示す。この実施例では、支持部6が、前記
フランジ及び前記カバーと一体無垢となっていて、それ
ぞれが一対のブッシュ6aを備えている。駆動歯車9と
9a及び従動歯車10と10aの端部は、カバー4ティ
ー5の内方に近い側が分割板11に摺動可能に直接接触
していて、カバー4ティー5の外方に近い側が摩擦軽減
板21を介してカバー19とフランジ20に摺動可能に
接触している。この摩擦軽減板21は、摩擦係数の低い
材料で製作してある。分割板11は低摩擦係数の耐摩耗
性の材料で作るから、分割板11を本体18から分離し
てつくれば、駆動歯車9,9a及び従動歯車0,10a
と分割板11との間に摩擦軽減用の板が不要となり、製
造費を節約できることに注目されたい。
【0030】図8から図10は、分割板11の考えられ
る2つの実施例を示す。分割板の外表面には2つの対向
するローブ22を設けて、両ローブと軸方向のカバー4
ティー5の内表面とが互いにローブ形状を正しく合わせ
るようにして組み立てなければならない。取入口側Aで
は、分割板に第1の凹陥部23を設けて、ポンプ室13
によく流体が充填されるようにする。
【0031】同じ側に、分割板が、一対の溝23aを有
して、この溝23aが貫通孔12を相互に連通させてキ
ャビテーションの発生を防止している。排出口側Mに
は、第1の凹陥部23に対応する第2の凹陥部26を、
第1の凹陥部23に対向する側に設けてもよい。キャビ
ティー5の内側には、プラグ要素27が、前記第2の凹
陥部26と前記キャビティー5との間に配置されてい
て、ポンプ室13同士が排出口側で相互に連通するのを
防止している。プラグ要素27は、ハイドローリック装
置1の本体と一体無垢に形成してもよく、ローブ状のキ
ャビティー5の内方に突き出した突起部(appendix)で
構成してもよい。第2の凹陥部26が設けられた側で
は、各々がV字状をした2対の対向溝24を分割板に設
けることが好ましく、これらの溝24により、圧力が最
も高いポンプ室の位置に対応した位置で、噛合する歯に
より形成されるポンプ室から油をもっとゆっくり排出さ
せてノイズレベルを低減するようにしてある。
【0032】分割板は、孔12の軸線に平行な、つまり
キャビティー5に平行な第1の面に関して対称であり、
この分割板を図8の実施例のように対称面Sに沿って2
つの部分に分割して組立時に位置決めピンで相対位置を
決めたり、または図10の実施例のように単独の部材か
ら作ってもよい。更に、図9及び図11に示すように、
分割板を、孔12の軸線に直角な第3の対称面内でも対
称にするのが好ましい。支持部6と摩擦軽減板21は、
従来技術で生じているシャフト7と8の駆動歯車9,9
a及び従動歯車10,10aの端部にかかる軸方向スラ
ストを補償するようにしているものであることに注目さ
れたい。
【0033】図示しないが、別の実施例としては、駆動
シャフト7と従動シャフト8の双方を支持部6の1つと
分割板とに回転可能に連結してもよく、それにより、更
なる支持部6が軸方向のつりあい板(balancing plat
e)としてだけ作用する。図12に示すように、流体装
置が、双方向性の歯車モータすなわちポンプ1aからな
ってもよく、図中、歯車9,9aが時計方向に駆動され
ると取入口Aが排出口Mにつながり、反時計方向に回転
すると取入口A1が排出口M1につながる。
【0034】各ポンプ室13は、取入口A、A1、14
bと排出口M、M1を備えており、これらはモータすな
わちポンプ1aの本体2中にある。各ポンプ室13の間
を分離させるためには、分割板11bの外側の輪郭がキ
ャビティー5の内側の輪郭に結合しなければならない。
これは、孔12の軸線を通る第2の対称面に関しても対
称な分割板11bを設けることにより行うのが好まし
い。特に、前記分割板11bは、キャビティー5の対応
する突起部27に係合可能な一対の対向する第2の凹陥
部26を有する。各第2の凹陥部26には、V字形の溝
24を備えている。
【0035】図15に示すように、流体ハイローポンプ
(high-low pump)1cが、逆止弁31と、シーケンス
弁33を案内するパイロットライン(pilot line)32
とを具備した接続チャンネル30により相互に連結され
た排出口があり、前記シーケンス弁33が一方のポンプ
室13のバイパスライン34の中へ挿入されている。
【0036】図16には、歯車モータ分流器1dを示
す。この分量器は、第1の凹陥部23と第2の凹陥部2
6とを有する分割板11cを具備していて、両凹陥部に
はV字形状の溝24がある。この歯車モータ分流器1d
は一対の対向するカバー4を有していて、シャフト7d
の両端には連結手段7cを具備している。実際には、材
料、寸法、及び実施形態の細部は異なっても、本発明の
範囲から逸脱することなく種々の改変例が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】排出量が同じで2つのポンプ室が両ポンプ室の
中間に置かれた分割板により分離された第1の実施例で
あり、押出加工で形成した単方向性の歯車ポンプの長手
方向の断面図を示す。
【図2】図1のII-IIに沿ってみた断面図である。
【図3】図2のIII-IIIに沿ってみた断面図であり、排
出量が異なるポンプ室を有する実施例を示す。
【図4】図1と同様の縦方向断面図であり、ノイズレベ
ルを低減するための二重リング歯車を有する実施例を示
す。
【図5】図1と同様の縦方向断面図であり、本体が鋳造
の実施例に関する。
【図6】図2の部分的な拡大平面図であり、分割板が取
入口の中心位置にある実施例を示す。
【図7】図6と同様の図であり、分割板が取入口の中心
から外れている実施例を示す。
【図8】本発明によるポンプの2つの隣接するポンプ室
を分離する分割板の立面図であり、例えば、丸棒からつ
くる、互いに横に並んで置かれた2つの別々の対称な部
分を含む実施例を示す。
【図9】図8の右からみた図である。
【図10】図8と同様な図であり、例えば鋳造でつく
る、一体無垢の分割板を有する実施例を示す。
【図11】図10の右からみた図である。
【図12】本体を押出加工でつくった更に別の実施例と
しての双方向性の歯車モータすなわちポンプの長手方向
の断面図であり、排出量が実質的に同じで、中間に置か
れた分割板により分離された2つのポンプ室を有するポ
ンプを示す。
【図13】図12のXIII-XIIIに沿ってみた断面図であ
る。
【図14】図12に示す歯車モータすなわちポンプのキ
ャビティー内の中間部へ挿入可能な分割板を示す。
【図15】位置決め可能な分割板を備えたハイローポン
プの長手方向の断面図である。
【図16】位置決め可能な分割板により得られる2つの
ポンプ室を有する双方向性の歯車モータ分流器の長手方
向の断面図まである。
【図17】図16に示す歯車分流器のローブ形状をした
キャビティー内に位置決め可能な分割板の正面図であ
る。
【符号の説明】
4 カバー 5 キャピティー 6,6a 支持部 8 駆動シャフト 9,9a 駆動歯車 10,10a 従動歯車 11 分割板 12 貫通孔 13 ポンプ室 14 取入口 15,15a 駆動歯車 16 スペーサリング 23 凹陥部 27 プラグ要素

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉塞手段(3,4;19,20)により
    軸方向を閉塞されるとともに2つの対向するローブ形状
    のキャビティー(5)を有する本体(2)にして、この
    キャビティー(5)に、対をなす歯車(9,9a,1
    0,10a,15,15a)が回転可能に連結して、前
    記歯車(9,9a,10,10a,15,15a)が互
    いに噛合するものにおいて、前記本体(2)が、キャビ
    ティー(5)を少なくとも2つの独立のポンプ室(1
    3)に分割する位置決め可能な仕切手段(11)に嵌合
    することを特徴とする外付け型の歯車式流体送り装置。
  2. 【請求項2】 各ポンプ室(13)が、取入口(A,1
    4,14a)と、独立の排出口(M,M1,17)とを
    有し、各前記取入口(A,14,14a)が別のポンプ
    室(13)の対応する取入口(A,14,14a)に連
    通することを特徴とする請求項1に記載の外付け型の歯
    車式流体送り装置。
  3. 【請求項3】 各ポンプ室(13)が、独立の排出口
    (M,M1,14b,17)と、独立の取入口(A,A
    1,14,14b,17)とを具備していることを特徴
    とする請求項1に記載の外付け型の歯車式流体送り装
    置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め可能な仕切手段(11)
    が、少なくとも1つの分割板(11,11b,11c)
    からなり、この分割板が、前記キャビティー(5)の軸
    線と直角をなす横方向の面内にキャビティー(5)の内
    側に軸方向に配置されて、前記分割板(11,11b,
    11c)が一対の貫通孔(12)を有して、駆動シャフ
    ト(7)と駆動シャフト(8)とが、それぞれ、回転可
    能に各貫通孔に連結して、これらシャフトには前記歯車
    (9,9a,10,10a,15,15a)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の外付け型の歯
    車式流体送り装置。
  5. 【請求項5】 ポンプの本体(2)を通過するようにし
    て単独の取入口(14)が設けられて、この取入口の下
    にある分割板(11)により前記取入口が2つの部分に
    分割されることを特徴とする請求項2に記載の外付け型
    の歯車式流体送り装置。
  6. 【請求項6】 前記取入口(14a)が、ポンプ室(1
    3)に近づくにつれて広がる流路を形成する側壁を有す
    ることを特徴とする請求項1−5のいずれかに記載の外
    付け型の歯車式流体送り装置。
  7. 【請求項7】 各ポンプ室(13)へ入る液の流れが各
    室の排出量に比例するように、前記ポンプ室(13)に
    対する前記分割板(11)の位置が決められていること
    を特徴とする請求項5に記載の外付け型の歯車式流体送
    り装置。
  8. 【請求項8】 キャビティー(5)の軸線に平行な方向
    の前記分割板(11)の直線寸法が、端部を支持する支
    持部(6,6a)の軸方向の寸法の和よりも小さく、長
    さの減少が約30%から最高50%であることを特徴と
    する請求項1に記載の外付け型の歯車式流体送り装置。
  9. 【請求項9】 前記分割板(11,11c)が前記取入
    口(14,14a)に対応する側に位置する第1の凹陥
    部(23)を有し、前記第1の凹陥部(23)がポンプ
    室(13)同士を相互に連通させて流体を充填しやすく
    することを特徴とする請求項4に記載の外付け型の歯車
    式流体送り装置。
  10. 【請求項10】 前記分割板(11)が、キャビティー
    (5)の内表面と整合する輪郭を排出口(17)に面す
    る側に有し、それによりポンプ室(13)同士が相互に
    連通するのを防ぐことを特徴とする請求項4に記載の歯
    車ポンプ。
  11. 【請求項11】 前記分割板(11)が、前記ローブ間
    の接続点に対応する位置に、キャビティー(5)から突
    出するプラグ要素(27)との間で密封を形成するよう
    につくられた第2の凹陥部(26)を有することを特徴
    とする請求項9に記載の外付け型の歯車式流体送り装
    置。
  12. 【請求項12】 前記分割板(11)が、双方向性で互
    いに逆方向の2対の溝(23a)を有し、これらの溝が
    貫通孔(12)と貫通孔(12)とを結ぶことを特徴と
    する請求項4に記載の外付け型の歯車式流体送り装置。
  13. 【請求項13】 前記分割板(11,11b,11c)
    が、排出口 (17)の側にて、V字状の双方向性の対
    向する2対の溝(24)を有することを特徴とする請求
    項4に記載の外付け型の歯車式流体送り装置。
  14. 【請求項14】 前記分割板(11,11b,11c)
    が、キャビティー(5)の軸線に平行な対称面(S)を
    有することを特徴とする請求項4に記載の外付け型の歯
    車式流体送り装置。
  15. 【請求項15】 前記分割板(11b)が、貫通孔(1
    2)の軸線を通過する第2の対称面を有することを特徴
    とする請求項4に記載の歯車ポンプ。
  16. 【請求項16】 前記分割板(11,11b,11c)
    が、孔(12)の軸線に直角な第3の対称面に関して対
    称であることを特徴とする請求項4に記載の外付け型の
    歯車式流体送り装置。
  17. 【請求項17】 前記分割板(11,11b,11c)
    が、低摩擦係数の耐摩耗性の材料を成形して得られるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の外付け型の歯車式流体
    送り装置。
  18. 【請求項18】 各歯車(10,10a,15,15
    a)が2つのリングギア(10a,15a)を有し、こ
    の2つのリングギア間には、スペーサリング(16)を
    配置して、前記リングギアが、互いに対して角度がずれ
    ている歯を有することを特徴とする請求項1に記載の外
    付け型の歯車式流体送り装置。
JP7133857A 1994-05-31 1995-05-31 外付け型の歯車式流体送り装置 Withdrawn JPH08100774A (ja)

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