JPH0799958A - 分散性たばこ用フィルタ− - Google Patents
分散性たばこ用フィルタ−Info
- Publication number
- JPH0799958A JPH0799958A JP27603893A JP27603893A JPH0799958A JP H0799958 A JPH0799958 A JP H0799958A JP 27603893 A JP27603893 A JP 27603893A JP 27603893 A JP27603893 A JP 27603893A JP H0799958 A JPH0799958 A JP H0799958A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- water
- fibers
- dispersible
- fiber
- Prior art date
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- Pending
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- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 捲縮を施した繊維を繊維束同志水溶性接着剤
で接着するか、或は接着せずに引き揃えてなる長さ8m
m〜0.5mmのフィルタ−素材の複数個から構成され
ることを特徴とする分散性たばこ用フィルタ−。 【効果】 本発明によるたばこ用フィルターは、、喫煙
後あやまって環境中に捨てられても、雨水等の水の作用
により、速やかに繊維状に分散し、環境の美観の保全に
有効である。
で接着するか、或は接着せずに引き揃えてなる長さ8m
m〜0.5mmのフィルタ−素材の複数個から構成され
ることを特徴とする分散性たばこ用フィルタ−。 【効果】 本発明によるたばこ用フィルターは、、喫煙
後あやまって環境中に捨てられても、雨水等の水の作用
により、速やかに繊維状に分散し、環境の美観の保全に
有効である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、喫煙後環境中に廃棄さ
れた際に、雨水などによって容易に分散する分散性たば
こ用フィルタ−に関する。
れた際に、雨水などによって容易に分散する分散性たば
こ用フィルタ−に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維束を素材としたたばこ用フィ
ルタ−の構造は、接着剤を用いて巻かれた巻き紙の中に
数千本ないし、一万数千本の捲縮がかけられた繊維が、
長さ方向に引き揃えられて充填されており繊維同志が可
塑剤等により多数の点で相互に点溶着されていた。ま
た、該フィルタ−は長さ25mm程度の1個のフィルタ
−素材から形成されていた。
ルタ−の構造は、接着剤を用いて巻かれた巻き紙の中に
数千本ないし、一万数千本の捲縮がかけられた繊維が、
長さ方向に引き揃えられて充填されており繊維同志が可
塑剤等により多数の点で相互に点溶着されていた。ま
た、該フィルタ−は長さ25mm程度の1個のフィルタ
−素材から形成されていた。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、繊維同
志が多数点で溶着されているために、喫煙後不要になっ
たフィルターが環境中に捨てられた場合に、該フィルタ
ーは容易に分散せず、長期間形状を保持するため、環境
の美観を損ねるなどの欠点があった。また、フィルタ−
は長さ25mm程度の1個のフィルタ−素材から形成さ
れているため、巻紙を水溶性接着剤を用いて巻いたり、
巻紙自体が水分散性の紙あるいは水溶性の素材からなる
シート状物を使用し、かつ繊維同志を溶着させるのでは
なく、水溶性接着剤を用いて接着するか、或は接着剤を
用いず全く接着させていない繊維フィルタ−を用いた場
合であっても、これを屋外に放置した場合、主に雨水に
よって巻紙が分離或は分散して流出し、さらに接着剤が
流出することで繊維同志の接着されていた個所が離れる
ためにフィルタ−としての形態は崩れるが、繊維同志が
絡まり合う結果細かく分散することはなく、ひとつの塊
となって残るため該フィルターは容易に分散せず、長期
間形状を保持するため、環境の美観を損ねるなどの欠点
があった。
志が多数点で溶着されているために、喫煙後不要になっ
たフィルターが環境中に捨てられた場合に、該フィルタ
ーは容易に分散せず、長期間形状を保持するため、環境
の美観を損ねるなどの欠点があった。また、フィルタ−
は長さ25mm程度の1個のフィルタ−素材から形成さ
れているため、巻紙を水溶性接着剤を用いて巻いたり、
巻紙自体が水分散性の紙あるいは水溶性の素材からなる
シート状物を使用し、かつ繊維同志を溶着させるのでは
なく、水溶性接着剤を用いて接着するか、或は接着剤を
用いず全く接着させていない繊維フィルタ−を用いた場
合であっても、これを屋外に放置した場合、主に雨水に
よって巻紙が分離或は分散して流出し、さらに接着剤が
流出することで繊維同志の接着されていた個所が離れる
ためにフィルタ−としての形態は崩れるが、繊維同志が
絡まり合う結果細かく分散することはなく、ひとつの塊
となって残るため該フィルターは容易に分散せず、長期
間形状を保持するため、環境の美観を損ねるなどの欠点
があった。
【0004】本発明は、環境中にあやまって捨てられて
も、環境中で、雨水等の水の作用によって容易に分散
し、環境の美観を損ねないたばこ用フィルターを提供す
ることを目的とする。
も、環境中で、雨水等の水の作用によって容易に分散
し、環境の美観を損ねないたばこ用フィルターを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は、上記目的を達成すべ
きなされたものであり、捲縮を施した繊維を繊維束同志
水溶性接着剤で接着するか、或は接着せずに引き揃えて
なる長さ8mm〜0.5mmのフィルタ−素材の複数個
から構成されることを特徴とする。
きなされたものであり、捲縮を施した繊維を繊維束同志
水溶性接着剤で接着するか、或は接着せずに引き揃えて
なる長さ8mm〜0.5mmのフィルタ−素材の複数個
から構成されることを特徴とする。
【0006】本発明に使用する繊維束を構成する繊維と
しては、例えばセルロ−スアセテ−ト繊維、レ−ヨン繊
維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維などが挙げ
られるが、喫煙性、またはフィルタ−への加工性におい
て優れているので好ましくは繊維束を構成する繊維とし
てセルロ−スアセテ−ト繊維が用いられる。
しては、例えばセルロ−スアセテ−ト繊維、レ−ヨン繊
維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維などが挙げ
られるが、喫煙性、またはフィルタ−への加工性におい
て優れているので好ましくは繊維束を構成する繊維とし
てセルロ−スアセテ−ト繊維が用いられる。
【0007】またこれらの単繊維の繊度としては、1〜
15デニ−ルであり、捲縮度は1インチ当たり15〜5
0個である。、繊維断面形状はY.I.C.X.R字型
等のものが用いられる。これらの単繊維を3,000〜
1,000,000本束ねて本発明に使用する繊維束を
形成する。
15デニ−ルであり、捲縮度は1インチ当たり15〜5
0個である。、繊維断面形状はY.I.C.X.R字型
等のものが用いられる。これらの単繊維を3,000〜
1,000,000本束ねて本発明に使用する繊維束を
形成する。
【0008】本発明に使用するフィルタ−としては、捲
縮を施した繊維を繊維束同志水溶性接着剤で接着する
か、或は接着せずに引き揃えてなる長さ8mm〜0.5
mmのフィルタ−素材が複数個用いられる。
縮を施した繊維を繊維束同志水溶性接着剤で接着する
か、或は接着せずに引き揃えてなる長さ8mm〜0.5
mmのフィルタ−素材が複数個用いられる。
【0009】フィルタ−素材の長さが8mmを越える
と、これを屋外に放置した場合、主に雨水によって巻紙
が分離或は分散して流出し、さらに接着剤が流出するこ
とで繊維同志の接着されていた個所が離れるためにフィ
ルタ−としての形態は崩れるが、繊維同志が絡まり合う
結果細かく分散することはなく、ひとつの塊となって残
るので、環境中で、雨水等の水の作用によって容易に分
散し、環境の美観を損ねないたばこ用フィルターを提供
するという本発明の目的を達成しない。また、0.5m
m未満の場合はフィルタ−は、15mm程度の長さに形
成しようとすると、フィルタ−を構成するフィルタ−素
材の個数が多くなり過ぎ作業性が悪くなる。
と、これを屋外に放置した場合、主に雨水によって巻紙
が分離或は分散して流出し、さらに接着剤が流出するこ
とで繊維同志の接着されていた個所が離れるためにフィ
ルタ−としての形態は崩れるが、繊維同志が絡まり合う
結果細かく分散することはなく、ひとつの塊となって残
るので、環境中で、雨水等の水の作用によって容易に分
散し、環境の美観を損ねないたばこ用フィルターを提供
するという本発明の目的を達成しない。また、0.5m
m未満の場合はフィルタ−は、15mm程度の長さに形
成しようとすると、フィルタ−を構成するフィルタ−素
材の個数が多くなり過ぎ作業性が悪くなる。
【0010】本発明に使用するフィルタ−素材の個数
は、製造するフィルタ−の長さとフィルタ−素材の長さ
により決められる。
は、製造するフィルタ−の長さとフィルタ−素材の長さ
により決められる。
【0011】本発明に使用する捲縮を施した繊維を繊維
束同志接着する水溶性接着剤としては、繊維同志の結合
が主に雨水によって外れるものであればよく特に限定さ
れないが例えば、澱粉、デキストリン、にかわ、ポリビ
ニルアルコール及び部分アセタール化物、ポリアクリル
酸アミド、メチルセルロース、カゼイン、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、不飽和
カルボン酸(塩)重合体およびその共重合体、ポリメチ
ルビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、およびそれ
らの共重合体のような高分子物質の水溶液またはエマル
ジョン液が挙げられる。また、本発明では捲縮を施した
繊維束を繊維同志水溶性接着剤で接着することなく、単
に引き揃えたものであってもよい。
束同志接着する水溶性接着剤としては、繊維同志の結合
が主に雨水によって外れるものであればよく特に限定さ
れないが例えば、澱粉、デキストリン、にかわ、ポリビ
ニルアルコール及び部分アセタール化物、ポリアクリル
酸アミド、メチルセルロース、カゼイン、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、不飽和
カルボン酸(塩)重合体およびその共重合体、ポリメチ
ルビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、およびそれ
らの共重合体のような高分子物質の水溶液またはエマル
ジョン液が挙げられる。また、本発明では捲縮を施した
繊維束を繊維同志水溶性接着剤で接着することなく、単
に引き揃えたものであってもよい。
【0012】本発明のフィルタ−素材及びたばこは巻紙
で巻き包まれるのであるが、かかる巻紙としては、耐水
性を持たせるための添加剤の添加や後処理を全く行わな
いかあるいは軽減された適当な水分散能を持った紙、例
えば従来より用いられているフィルタ−の巻紙、トイレ
ットペーパー等が挙げられる。これを巻くときに使用す
る接着剤としては、前記水溶性接着剤が挙げられる。水
溶性のものを使用すれば、雨水による接着剤の流失によ
り巻紙がフィルタ−素材から短期間のうちに離れ、内部
を保護する機能をなくしてしまうため、フィルタ−素材
が分散し易くなるので好ましい。
で巻き包まれるのであるが、かかる巻紙としては、耐水
性を持たせるための添加剤の添加や後処理を全く行わな
いかあるいは軽減された適当な水分散能を持った紙、例
えば従来より用いられているフィルタ−の巻紙、トイレ
ットペーパー等が挙げられる。これを巻くときに使用す
る接着剤としては、前記水溶性接着剤が挙げられる。水
溶性のものを使用すれば、雨水による接着剤の流失によ
り巻紙がフィルタ−素材から短期間のうちに離れ、内部
を保護する機能をなくしてしまうため、フィルタ−素材
が分散し易くなるので好ましい。
【0013】以下、繊維としてアセテート繊維を用いた
場合の本発明の分散性たばこ用フィルタ−の製造方法の
1例を図面を用いて説明する。まず、ベ−ル1より捲縮
アセテート繊維トウ2が連続的に取り出され、第1バン
デイングジェット3で空気開繊された後、ガイド6を経
由して第2バンデイングジェット4によりさらに空気開
繊され、次いでブリテンションロール7、フィードロー
ル8、レシオロール9を介して機械的に引張り、開繊さ
れ、更に第3バンデイングジェット5を通して空気開繊
された後、可塑性添加装置26に入る。可塑性添加装置
26では、一対の水溶性接着剤タンク27、28から水
溶性接着剤が取り出され、ギアポンプ29、30により
上下ブラシロール33、34に供給され、細かな液滴上
で開繊されたアセテート繊維トウに添加される。31、
32は上下ブラシロール33、34に水溶性接着剤を供
給する各ホースを示す。開繊され水溶性接着剤が供給さ
れたアセテート繊維トウは、デリベリーロール10によ
り引き取られ、エアジェット11を介して円棒状に収束
するためのトング12に導かれる。
場合の本発明の分散性たばこ用フィルタ−の製造方法の
1例を図面を用いて説明する。まず、ベ−ル1より捲縮
アセテート繊維トウ2が連続的に取り出され、第1バン
デイングジェット3で空気開繊された後、ガイド6を経
由して第2バンデイングジェット4によりさらに空気開
繊され、次いでブリテンションロール7、フィードロー
ル8、レシオロール9を介して機械的に引張り、開繊さ
れ、更に第3バンデイングジェット5を通して空気開繊
された後、可塑性添加装置26に入る。可塑性添加装置
26では、一対の水溶性接着剤タンク27、28から水
溶性接着剤が取り出され、ギアポンプ29、30により
上下ブラシロール33、34に供給され、細かな液滴上
で開繊されたアセテート繊維トウに添加される。31、
32は上下ブラシロール33、34に水溶性接着剤を供
給する各ホースを示す。開繊され水溶性接着剤が供給さ
れたアセテート繊維トウは、デリベリーロール10によ
り引き取られ、エアジェット11を介して円棒状に収束
するためのトング12に導かれる。
【0014】エアジェット11からトング12に送り込
まれ、円棒状に収束されたアセテート繊維棒状体の外周
には、巻紙ボビン15から送り出された巻紙16が巻き
回され、その両端重ね合わせ部がホットメルトガン20
より供給されるホットメルト糊で接合され、クーリング
チャンバ−13で冷却されて接合を完全なものとした
後、連続する棒状体35となり、カッター18により所
定長に切断されてフィルタ−素材36が得られる。21
は、棒状繊維集合体と巻紙16を固定するレ−ル糊を供
給するためのノズルを示し、14は棒状成型体を駆動さ
せるためのガニチャ−ベルト、17は該ガニチャ−ベル
ト14を駆動させるためのドラムブーリー、19は得ら
れたフィルタ−素材36を搬送するためのキャッチャー
ベルトコンベアを示す。得られたフィルタ−素材36を
さらに切断する場合もある。
まれ、円棒状に収束されたアセテート繊維棒状体の外周
には、巻紙ボビン15から送り出された巻紙16が巻き
回され、その両端重ね合わせ部がホットメルトガン20
より供給されるホットメルト糊で接合され、クーリング
チャンバ−13で冷却されて接合を完全なものとした
後、連続する棒状体35となり、カッター18により所
定長に切断されてフィルタ−素材36が得られる。21
は、棒状繊維集合体と巻紙16を固定するレ−ル糊を供
給するためのノズルを示し、14は棒状成型体を駆動さ
せるためのガニチャ−ベルト、17は該ガニチャ−ベル
ト14を駆動させるためのドラムブーリー、19は得ら
れたフィルタ−素材36を搬送するためのキャッチャー
ベルトコンベアを示す。得られたフィルタ−素材36を
さらに切断する場合もある。
【0015】この様にして作られた複数個のフィルタ−
素材36からなるたばこ用フィルター37は、図2に示
す如く、それぞれのフィルタ−素材36を巻紙A.Aで
巻くとともに、複数個のフィルタ−素材36をあわせて
一枚の巻紙Bで巻き、更にたばこ部38と共に一枚の巻
紙Cで巻き上げて分散性たばこ用フィルタ−37が得ら
れる。
素材36からなるたばこ用フィルター37は、図2に示
す如く、それぞれのフィルタ−素材36を巻紙A.Aで
巻くとともに、複数個のフィルタ−素材36をあわせて
一枚の巻紙Bで巻き、更にたばこ部38と共に一枚の巻
紙Cで巻き上げて分散性たばこ用フィルタ−37が得ら
れる。
【0016】以下、本発明を実施例により説明する。 実施例1 繊度が1.7デニール、3デニール及び8デニールのセ
ルロ−スアセテ−トの単繊維をそれぞれ17000本、
12000本及び5000本を束ねて捲縮を施した束を
開繊し、その表面に、水溶性接着剤として、澱粉糊の水
溶液を霧状でかけた後ただちにCMCをバインダーとし
て使った水分散性の紙で巻き上げてフィルタ−を作成し
た。作成したフィルタ−の接着剤を乾燥させるために温
度20℃、相対湿度65%の雰囲気中でほぼ72時間置
いた後、それを切断することによって長さが20mm
(比較例)、15mm(比較例)、10mm(比較
例)、5mm及び3mmのものを多数作成した。300
mlの三角フラスコに水を100ml入れた中にフィル
タ−サンプルを1本入れ、震盪機で、5分間震盪した後
フィルタ−サンプルの分散の程度を肉眼により観察し
た。結果を表−1に示す。観察結果は、完全に繊維が一
本一本ばらばらに分散した場合を10とし、分散せず、
全体で一つの塊となる場合を1として肉眼観察により1
0段階の評価を行なった。
ルロ−スアセテ−トの単繊維をそれぞれ17000本、
12000本及び5000本を束ねて捲縮を施した束を
開繊し、その表面に、水溶性接着剤として、澱粉糊の水
溶液を霧状でかけた後ただちにCMCをバインダーとし
て使った水分散性の紙で巻き上げてフィルタ−を作成し
た。作成したフィルタ−の接着剤を乾燥させるために温
度20℃、相対湿度65%の雰囲気中でほぼ72時間置
いた後、それを切断することによって長さが20mm
(比較例)、15mm(比較例)、10mm(比較
例)、5mm及び3mmのものを多数作成した。300
mlの三角フラスコに水を100ml入れた中にフィル
タ−サンプルを1本入れ、震盪機で、5分間震盪した後
フィルタ−サンプルの分散の程度を肉眼により観察し
た。結果を表−1に示す。観察結果は、完全に繊維が一
本一本ばらばらに分散した場合を10とし、分散せず、
全体で一つの塊となる場合を1として肉眼観察により1
0段階の評価を行なった。
【0017】
【表1】
【0018】実施例2 実施例1で作成した長さが5mmと3mmのフィルタ−
サンプルを、5mmのサンプルは4本、3mmのサンプ
ルは5本を並べて実施例1のときと同じ巻紙で巻き、2
0mm長さと15mm長さのフィルタ−を作成し、実施
例1と同じ方法でフィルタ−の崩壊、分散性を調べた。
結果を表2に示す。評価の方法も実施例1と同様であ
る。
サンプルを、5mmのサンプルは4本、3mmのサンプ
ルは5本を並べて実施例1のときと同じ巻紙で巻き、2
0mm長さと15mm長さのフィルタ−を作成し、実施
例1と同じ方法でフィルタ−の崩壊、分散性を調べた。
結果を表2に示す。評価の方法も実施例1と同様であ
る。
【表2】
【0019】実施例3 繊度が4デニ−ルのポリプロピレンの繊維約10000
本を引き揃えて捲縮をかけた繊維束を開繊した後、水分
散性の紙で巻き上げてフィルタ−を作成した。このフィ
ルタ−を切断することによって長さが20mm(比較
例)、15mm(比較例)、10mm(比較例)、5m
m及び3mmのものを多数作成した。これらのフィルタ
−を実施例1と全く同様の方法で水による分散試験を行
い、表3に示す結果を得た。
本を引き揃えて捲縮をかけた繊維束を開繊した後、水分
散性の紙で巻き上げてフィルタ−を作成した。このフィ
ルタ−を切断することによって長さが20mm(比較
例)、15mm(比較例)、10mm(比較例)、5m
m及び3mmのものを多数作成した。これらのフィルタ
−を実施例1と全く同様の方法で水による分散試験を行
い、表3に示す結果を得た。
【表3】
【0020】
【発明の効果】本発明によるたばこ用フィルターは、、
喫煙後あやまって環境中に捨てられても、雨水等の水の
作用により、速やかに繊維状に分散し、環境の美観の保
全に有効である。
喫煙後あやまって環境中に捨てられても、雨水等の水の
作用により、速やかに繊維状に分散し、環境の美観の保
全に有効である。
【図1】フィルタ−素材の製造工程を示す説明図であ
る。
る。
【図2】複数個のフィルタ−素材を用いて本発明の分散
性たばこ用フィルタ−を製造するための説明図である。
性たばこ用フィルタ−を製造するための説明図である。
1 ,2 捲縮アセテート繊維トウ 36 フィルタ−素材
Claims (1)
- 【請求項1】 捲縮を施した繊維を繊維束同志水溶性接
着剤で接着するか、或は接着せずに引き揃えてなる長さ
8mm〜0.5mmのフィルタ−素材の複数個から構成
されることを特徴とする分散性たばこ用フィルタ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27603893A JPH0799958A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 分散性たばこ用フィルタ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27603893A JPH0799958A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 分散性たばこ用フィルタ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0799958A true JPH0799958A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17563924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27603893A Pending JPH0799958A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 分散性たばこ用フィルタ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0799958A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07203935A (ja) * | 1993-11-24 | 1995-08-08 | Koerber Ag | フイルタ材料から成る連続体を調質するための装置 |
JPH099949A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-01-14 | Japan Tobacco Inc | 水分散性乾式不織布およびたばこ用フィルター並びにそれらの製造方法 |
JPH0947273A (ja) * | 1995-08-07 | 1997-02-18 | Daicel Chem Ind Ltd | タバコフィルター |
JPH0998762A (ja) * | 1995-10-05 | 1997-04-15 | Daicel Chem Ind Ltd | たばこフィルターおよびその製造方法 |
JPH09316792A (ja) * | 1996-05-29 | 1997-12-09 | Daicel Chem Ind Ltd | たばこフィルター用巻紙及びそれを用いたたばこフィルター |
JPH1136191A (ja) * | 1997-07-15 | 1999-02-09 | Daicel Chem Ind Ltd | たばこフィルター用巻紙及びそれを用いたたばこフィルター |
JP2021154672A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 大建工業株式会社 | シート化粧板材の製造方法及び製造装置 |
JP2021154252A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 大建工業株式会社 | シート化粧板材の製造方法及び製造装置 |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP27603893A patent/JPH0799958A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07203935A (ja) * | 1993-11-24 | 1995-08-08 | Koerber Ag | フイルタ材料から成る連続体を調質するための装置 |
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JPH0947273A (ja) * | 1995-08-07 | 1997-02-18 | Daicel Chem Ind Ltd | タバコフィルター |
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JP2021154672A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 大建工業株式会社 | シート化粧板材の製造方法及び製造装置 |
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