JPH0798993B2 - 膜厚制御方法 - Google Patents

膜厚制御方法

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JPH0798993B2
JPH0798993B2 JP17309086A JP17309086A JPH0798993B2 JP H0798993 B2 JPH0798993 B2 JP H0798993B2 JP 17309086 A JP17309086 A JP 17309086A JP 17309086 A JP17309086 A JP 17309086A JP H0798993 B2 JPH0798993 B2 JP H0798993B2
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    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/54Controlling or regulating the coating process
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    • C23C14/545Controlling the film thickness or evaporation rate using measurement on deposited material
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は基体上に蒸着被膜を形成する際の膜厚制御方
法、特に高精度の所望厚さに制御可能な光電式膜厚制御
方法に関する。
[従来の技術] 被膜を形成中の基体に、特定の波長λの光線を照射し、
この光線の透過光もしくは反射光を測定するとき、形成
中の被膜を屈折率をn、幾何学的厚さをdとすると、厚
さdの増大に伴って透過率もしくは反射率は被膜の光学
膜厚ndがλ/4の整数倍になる時点において、極値を持っ
た周期性の曲線を描くことは従来から知られている。
(第4図)単色側光法においては、この性質を利用して
特定の波長λによって前記成膜中の基体の透過率もしく
は反射率を測定し、その極値を検出した時点で成膜を終
了することにより、被膜の光学膜厚を前記波長λの1/4
の整数倍に制御する。
この方法による膜厚制御の精度は、前記透過率もしくは
反射率の極値を検知する精度に大きく依存する。この極
値検出の手段としては、拡大法、微分法などがある。拡
大法は透過率もしくは反射率の変化を電気的にできるだ
け増幅して極値を見出す方法であるが、特に極値近傍に
おいては膜厚の変化に対する透過率もしくは反射率の変
化量が極めて少ないため、ノイズの影響を受け易いとい
った問題があり、正確な膜厚制御が困難となる。
また微分法は透過率もしくは反射率の時間変化を微分
し、その微分値がゼロのときに成膜を停止する方法であ
るが、この方法でもやはりノイズがあると微分値に大き
な「フラツキ」が現れるので、正確な膜厚制御が困難と
なる。
前記拡大法や、微分法は上記のような問題点があったた
め、単色側光法を用いてより精度の高い膜厚制御を可能
とするために、特公昭57-24485号公報に開示されている
方法が提案されている。この方法は蒸着開始後における
反射率もしくは透過率の極値近傍の平均値と無蒸着時の
反射率もしくは透過率との差Aと、前記反射率もしくは
透過率の前記極値の通過後における任意点と前記極値の
平均値との差Bとし、B/Aが目標値を指示したことを検
知することにより、所望厚さの膜を成膜するものであ
る。この方法の利点は透過率もしくは反射率の極値通過
後の任意の点の検出は膜厚の変化に対する透過率もしく
は反射率の変化量が比較的大きいため、少々ノイズがあ
っても膜厚制御が可能であることと、B/Aという目標値
を利用するので成膜中の膜の屈折率が多少変化しても膜
厚に変化を生じないことである。
しかしながら、この方法は前記目標値を決める際に直前
に通り過ぎた透過率もしくは反射率の極値を、基準とし
ているため、極値に誤差が大きいと目標値にもそのまま
誤差が反映されてしまい、本来この方法で得られるはず
の高い精度が得られなくなってしまうことである。更に
モニター基体上に複数層を積層して成膜する時の膜厚制
御の前記目標値を決定することが困難であること、及び
極値検出による膜厚制御方法で1/4波長光学膜厚層を積
層した場合に得られる「付着された膜厚の誤差を次に付
着される被膜の付着の際に自然に補正する作用」が得ら
れない欠点もある。
以上のように従来の方式を用いた単色側光式の膜厚モニ
ター法では、透過率もしくは反射率の極値を確実に検出
できなかったため被膜の光学膜厚を精度よく制御するこ
とが困難であるという欠点があった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は従来困難であった。モニターの透過率又は反射
率の極値の正確な検出を簡単な方法で精度よく検出する
ことにより従来膜厚制御法の持つ正確な膜厚制御が得ら
れないという欠点を除去しようとしたものである。
[発明の構成] すなわち、本発明の第1の発明は蒸着被膜を基体上に形
成する途上で、該被膜を形成されつつあるモニター基体
の透過率又は反射率の時間的変化を、ある時点から現時
点までの一定時間サンプリングし、このサンプリングデ
ータにより2時回帰関数 P=a0+a1(t-tp)2 (但し、Pはモニター基体の透過率又は反射率、a0,a1
は常数、tは蒸着開始からの経過時間、tpは2次回帰関
数が極値になる、蒸着開始を基準とした時刻) を、t=tp又はt=tpの近傍近くになるまで順次求め、
t=tpになった時点を基準として、ゼロを含む所定時間
だけずれた値を成膜停止時点として設定することを特徴
とする被膜蒸着における膜厚制御方法である。
また、本発明の第2の発明は蒸着被膜を基体上に形成す
る途上で、該被膜が形成されつつあるモニター基体の透
過率又は反射率の時間的変化を、ある時点から現時点ま
での一定時間サンプリングし、このサンプリングデータ
により2次回帰関数 P=a0+a1(t-tp)2 (但し、Pはモニター基体の透過率又は反射率、a0、a1
は常数、tは蒸着開始からの経過時間、tpは2次回帰関
数が極値になる、蒸着開始を基準とした時刻) を、t=tpになるまで順次求め、t=tpになった時点の
該被膜が形成されつつあるモニター基体の透過率又は反
射率を基準として所定値だけずれた値を成膜停止時点と
して設定する被膜蒸着における膜厚制御方法である。
本発明において、蒸着膜とは真空蒸着法、イオン化蒸着
法、イオンプレーティング法、イオンアシスト蒸着法、
スパッタリング法等により蒸着される被膜を意味する 本発明において、2次回帰関数 P=a0+a1(t-tp)2のa0,a1,及びtpはモニターの透過率
又は反射率の時間的変化をある時点から現時点までの一
定時間のサンプリングデータより、以下の如く算出され
る。
a1=α ……(3) ただし Nは2次回帰に用いた透過率又は反射率のサンプリング
データの個数tiは2次回帰に用いた透過率又は反射率の
サンプリングを測定した時刻でt1,t2,……tNのN個あ
る。(即ちi=1,2……N)P(ti)は時刻tiにおいて
測定された透過率又は反射率の値でP(t1),P(t2),
……,P(tN)のN個である。
はその項をi=1からi=NまでN個の和をとることを
意味する。
である。
本発明において、成膜停止時点は通常はt=tpになった
ときに設定するのが好ましい。
しかしながら、被蒸着基体がモニター基体よりも一定時
間遅れて所定厚みの蒸着被膜が付着したり、また一定時
間進んで所定厚みの被膜が付着する場合にはモニター基
体の透過率又は反射率の極値を検出したときに成膜を停
止せず、夫々極値を過ぎてからの経過した時間を測定し
て、予じめ設定しておいた前記一定時間過ぎた時点か、
または極値が現われると予測される時刻tpと現在時刻t1
(t1<tp)との差が予じめ設定しておいた前記一定時間
になった時点で、成膜を停止することができる。
また、モニター基体の透過率又は反射率を測定するため
の単色光を得るための所望の波長より、長いか又は短い
干渉フィルターを用いた場合には、モニター基体の透過
率又は反射率の極値を検出したとき成膜を停止せず、夫
々極値を過ぎてからの経過した時間を測定して、予じめ
測定した時点になったときか、又は極値が現れると予測
される時刻tpと現在時刻t1(t1<tp)との差が予じめ設
定しておいた時点で成膜を停止することができる。更に
また被蒸着基体がモニター基体よりも一定時間遅れて所
定厚みの蒸着被膜が付着する場合にはモニター基体の透
過率又は反射率の極値を検出したとき成膜を停止せず、
極大もしくは極小の値を回帰した2次関数より計算して
その値と測定した透過率の値との差が予め設定しておい
た目標値になった時点で成膜を停止することもできる。
この方法において目標値を充分に大きくとれば成膜の終
了点は極値から充分に離れた点となり、膜の厚さの変化
に対する透過率の変化量が大きくなるため、膜厚の制御
精度は格段に向上する。
[作用] 本発明はモニター基体の透過率又は反射率の時間的変化
を、ある時点から現時点までのサンプリングデータによ
り、2次回帰曲線を該2次曲線の極値近くになるまで求
め、極値を求めるものであるので個々のサンプリングデ
ータにノイズがあっても極値になる時間を正確に求める
ことができ、この極値を基準として成膜停止時点を正確
に設定できる。
[実施例] 実施例1 第1図において円筒状の真空容器1の内部に被蒸着基板
ホルダー2に取り付けた被蒸着基板3、基板加熱器4お
よび膜厚監視用基板(モニターガラス)5を設置しまた
真空容器1の上下にはモニターガラス5の直上および直
下に対応する位置にモニター光透過用窓6a,6bを取り付
けてある。この透過用窓6aの下方に光源ランプ7および
変調器8からなる膜厚モニター光源部Aを設置してあ
り、これらはランプ点灯用および変調器駆動用電源9に
接続してある。また、透過用窓6bの上方には干渉フィル
ター10および光電管などの受光素子11からなる膜厚モニ
ター受光部Bが設置してあり、この受光部は光電流増幅
部オフセット電圧発生部(いずれも図示しない)からな
る膜厚モニター本体12を介してAD(アナログ・デジタ
ル)変換器13、I/Oインターフェイス14および計算機15
に接続されている。更にこの計算機15にはもう1つのI/
Oインターフェイス16が取り付けてあり計算機の指令に
よりシャッター駆動器17を介してシャッター板18の開閉
を可能としてある。一方真空容器1の内部には蒸発源19
が設置してあり、その上方にある前記シャッター板18に
より開閉するようになっている。なお真空容器1は図示
しない導管を介して真空ポンプに接続されている。
次に上記真空蒸着装置の動作について説明する。蒸発源
19を電子ビーム加熱又は抵抗加熱などで加熱し、蒸着物
質を蒸発させ、蒸発物質の蒸発速度が安定したところで
シャッター18を開け、蒸発物の基板3への付着を開始す
る。このときモニターガラス5にも同様に蒸発物質が付
着する。この被膜の付着速度は安定させることが重要で
あり、蒸発源を加熱する電力を一定に保つか、水晶振動
式の堆積速度コントローラーを用いて、安定化してい
る。投光部Aは常に一定の量の光をモニターガラス5に
照射し、受光部ではモニターガラス5を透過して来た光
のうち干渉フィルター10によって特定の波長λの光の量
だけを受光素子である光電管などで測定する。投光部に
はさらに変調器(チョッパー)8が付いていてモニター
光を特定の周波数fで変調しており、膜厚モニター本体
12で受光部Bが受けた光の信号のうち特定の周波数f近
辺の信号のみを増幅させることにより、蒸発源などから
の迷光によって測定値が影響を受けないようにしてあ
る。このようにしてモニターガラス5の透過光強度を電
気信号に変換した後、AD(アナログ・デジタル)変換器
13、I/Oインターフェース14によって計算機15に光の強
度の値として読み込む。このサンプリングされた光の強
度から計算される成膜中のモニターガラス5の透過率は
理論的には第4図に示すような周期性の曲線を描くので
あるが、この曲線は通常次のような多項式(1)で近似
でき、この極値近傍では多項式(4)の4次項以下を省
略しても近似する。
T=ao+a1(t-tp)2+a2(t-tp)4 +a3(t-tp)6+……… ……(4) (ao,a1,a2,a3……は常数、tpは極値のあらわれる時
刻) しかしながら、モニターガラス5の透過率は実際には被
膜の屈折率の不均一性や受光素子・光電流増幅部非直線
性のため一層複雑な関数となるのであるが、極値近傍に
おいては多項式(4)の4次項以下を省略した次式に充
分近似する。
T=ao+a1(t-tp)2 ……(5) 第3図に示すように理論的透過率の変化を図中の実線と
すると2次回帰線は図中の破線となる。第2図には蒸着
中のモニターガラス5の透過率のサンプリング値(実
線)が示され、ノイズが重畳していることが示され、こ
のサンプリングデータにより求められた2次回帰線が破
線で示されている。この2次回帰線は現在時刻t1からΔ
t前までの一定時間サンプリングデータにより、式
(1),(2),(3)を用いて計算機15により計算さ
れる。ここでΔtはノイズによる透過率測定値の変動周
期よりも充分長くとればノイズにより、2次回帰線の精
度に影響しない。そこで、Δtは通常1/4波長の光学膜
厚を成膜するのにかかる時間の10%以上の時間がとられ
る。そしてΔtが前記成膜にかかる時間の50%越える
と、得られる2次回帰線が透過率曲線から外れるため、
前記成膜にかかる時間の50%以下にされる。そして、こ
の2次回帰線はt1がtpに一致するまで、すなわち現在時
刻t1がtpになるまで求められ極値での2次回帰線を求
め、t1=tp時に直ちにI/Oインターフェイス16を通して
信号を出して、シャッター18を閉じ、蒸発源19からの蒸
発物を断つ。
第1表は実際にBK7のモニターガラス(屈折率1.51)上
に酸化チタニウムを蒸着し、本発明の装置により1/4波
長光学膜厚の極値を検出した時点で成膜を停止すること
により得られた膜の光学膜厚(真空中における)と膜厚
モニターの側光波長λの1/4との差を示す。この表より
わかるように本発明の装置を用いて、実際に膜厚誤差1
%以下で制御できることがわかる。
この実験を行った際膜厚モニターの示す透過率測定値に
は±0.03%(透過率の絶対値)のノイズがあったため、
従来の拡大法による極値検出 (透過率のノイルレベル ±0.03%(絶対透過率で) 光学膜厚測定誤差 ±0.3%(1/4波長光学膜厚を100%
とする。) 2次回帰するデータの時間は300秒間とした。) では膜厚誤差が2.5%(1/4波長の偶数倍の光学膜厚の場
合)または2.0%(1/4波長の奇数倍の光学膜厚の場合)
になると予想される。
以上のようにして本発明により、透過率の極値において
成膜を停止することが精度良く行なわれ、光学膜厚が所
望の波長の1/4の整数倍である薄膜を再現性良く得るこ
とができる。
実施例2 第5図において、スパッタリング成膜装置21と透過率モ
ニター部A′,B′は既知のものが利用でき、第1図に示
した真空蒸着装置と同一機能を有するものは第1図で引
用した番号をダッシュを付けて表わした。スパッタリン
グ成膜装置21の基板ホルダー2′が成膜中に常時回転す
ることにより、モニターガラス5′と基板3′はスパッ
タリングターゲット19′の下を何度も通過しながら成膜
される。透過率モニターA′,B′はモニターガラス5′
が丁度第5図に示した位置、則ち光源部7′,8′と受光
部10′,11′を結ぶ直線上に来た時だけ透過率を測定
し、その他の透過率を測定していない時には膜厚モニタ
ー本体12′によって直前に測定された透過率の値を保持
し、あたかも連続的に測定されているかのような信号を
AD(アナログ・デジタル)変換機13′に出すようになっ
ている。このようなスパッタリング装置に実施例1に示
したと同様の膜厚モニター装置13′〜16′を組み込むこ
とにより、スパッタリング成膜法においても、実施例1
において得られたと同様な高精度の膜厚制御を行うこと
ができた。
以上の実施例においては、モニターガラスの透過率を測
定して被膜の膜厚を制御したが、被膜の反射率を測定す
ることによって全く同様に高精度の膜厚制御ができるこ
とは明らかであります。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば成膜中の基板の透過率も
しくは反射率の信号に多少のノイズがあっても極値を精
度良く検出できるようになるため、薄膜の光学膜厚を所
望の値に高精度で制御でき、特に光学多層膜の製作にお
いて高品質の製品を再現良く生産できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図は真
空蒸着装置の縦断概略図、第2図はモニターガラスの透
過率サンプリングデータ(実線)とこれに回帰する2次
関数、第3図はモニターガラス上に一層の被膜が堆積す
る時の理論的透過率(実線)とこれに回帰する2次関数
(破線)、第4図はモニターガラス上にそれより屈折率
が高い一層の被膜が堆積していった時の光学膜厚と特定
の波長λにおける透過率(理論値)との関係を示すグラ
フ、第5図は他の実施例を示すスパッタリング装置の縦
断概略図である。 1,1′;真空容器、2,2′;基板ホルダー、3,3′;基
板、4;基板ヒータ、5,5′;モニターガラス、6a,6b,6
a′,6b′;モニター光透過窓、7,7′;光源ランプ、8,
8′;変調器、9;電源、10,10′;干渉フィルター、11,1
1′;受光素子、12,12′;膜厚モニター本体、13,13′;
AD変換器、14,14′;I/Oインターフェイス、15,15;計算
機、16,16′;I/Oインターフェイス、17,17′;シャッタ
ー駆動器、18,18′;シャッター板、19,19′;蒸発源、
又はスパッタリングターゲット、A,A′;膜厚モニター
投光部、B,B′;膜厚モニター受光部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸着被膜を基体上に形成する途中で、該被
    膜が形成されつつあるモニター基体の透過率又は反射率
    の時間的変化を、ある時点から現時点までの一定時間サ
    ンプリングし、このサンプリングデータにより2次回帰
    関数 P=a0+a1(t-tp)2 (但し、Pはモニター基体の透過率又は反射率、a0、a1
    は常数、tは蒸着開始からの経過時間、tpは2次回帰関
    数が極値になる、蒸着開始を基準とした時刻) を、t=tp又はt=tpの近傍近くになるまで順次求め、
    t=tpになった時点を基準としてゼロを含む所定時間だ
    けずれた値を成膜停止時点として設定することを特徴と
    する被膜蒸着における膜厚制御方法。
  2. 【請求項2】蒸着被膜を基体上に形成する途中で、該被
    膜が形成されつつあるモニター基体の透過率又は反射率
    の時間的変化を、ある時点から現時点までの一定時間サ
    ンプリングし、このサンプリングデータにより2次回帰
    関数 P=a0+a1(t-tp)2 (但し、Pはモニター基体の透過率又は反射率、a0、a1
    は常数、tは蒸着開始からの経過時間、tpは2次回帰関
    数が極値になる、蒸着開始を基準とした時刻) を、t=tpになるまで順次求め、t=tpになった時点の
    該被膜が形成されつつあるモニター基体の透過率又は反
    射率を基準として所定値だけずれた値を成膜停止時点と
    して設定する被膜蒸着における膜厚制御方法。
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